JP2574664B2 - 部分アシル化β−シクロデキストリン、その製造方法およびそれを含有する可溶化剤、調製助剤、安定剤、脱脂剤、代用溶剤ならびに被覆材料、定着助剤、相間移動触媒および味覚および嗅覚マスキング剤 - Google Patents
部分アシル化β−シクロデキストリン、その製造方法およびそれを含有する可溶化剤、調製助剤、安定剤、脱脂剤、代用溶剤ならびに被覆材料、定着助剤、相間移動触媒および味覚および嗅覚マスキング剤Info
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- C08B—POLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
- C08B37/00—Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
- C08B37/0006—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
- C08B37/0009—Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid alpha-D-Glucans, e.g. polydextrose, alternan, glycogen; (alpha-1,4)(alpha-1,6)-D-Glucans; (alpha-1,3)(alpha-1,4)-D-Glucans, e.g. isolichenan or nigeran; (alpha-1,4)-D-Glucans; (alpha-1,3)-D-Glucans, e.g. pseudonigeran; Derivatives thereof
- C08B37/0012—Cyclodextrin [CD], e.g. cycle with 6 units (alpha), with 7 units (beta) and with 8 units (gamma), large-ring cyclodextrin or cycloamylose with 9 units or more; Derivatives thereof
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部分アシル化β−シク
ロデキストリン、その製造方法およびその用途に関す
る。
ロデキストリン、その製造方法およびその用途に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シクロデキストリンは、6、7または8
個のα(1−4)−結合アンヒドログルコース単位から
構成される環状オリゴ糖である。酵素によるデンプン転
化により産生されるα−、β−またはγ−シクロデキス
トリンは、そのキャビティの直径が異なり、一般に種々
の大きさの多数の疎水性ゲスト分子の包接に好適であ
る。その応用は、低い溶解度、特にβ−シクロデキスト
リンの低い溶解度(25℃において水中に1.8%重量
/体積)により制限されている。
個のα(1−4)−結合アンヒドログルコース単位から
構成される環状オリゴ糖である。酵素によるデンプン転
化により産生されるα−、β−またはγ−シクロデキス
トリンは、そのキャビティの直径が異なり、一般に種々
の大きさの多数の疎水性ゲスト分子の包接に好適であ
る。その応用は、低い溶解度、特にβ−シクロデキスト
リンの低い溶解度(25℃において水中に1.8%重量
/体積)により制限されている。
【0003】溶解度を高める現行の方法は、シクロデキ
ストリンの遊離ヒドロキシル基の化学的誘導体化であ
る。それぞれのアンヒドログルコース単位に対して、2
−、3−および/または6−位置に適当な置換基を導入
することができる。
ストリンの遊離ヒドロキシル基の化学的誘導体化であ
る。それぞれのアンヒドログルコース単位に対して、2
−、3−および/または6−位置に適当な置換基を導入
することができる。
【0004】置換シクロデキストリンの混合物は、その
平均置換度(DS値;average degree of substitutio
n)により特徴付けられている。DS値は、アンヒドロ
グルコースに対して平均何個の置換基が結合しているか
を示す。DS値の測定は、例えば 1H−NMR分光分析
により可能である。
平均置換度(DS値;average degree of substitutio
n)により特徴付けられている。DS値は、アンヒドロ
グルコースに対して平均何個の置換基が結合しているか
を示す。DS値の測定は、例えば 1H−NMR分光分析
により可能である。
【0005】アシル化β−シクロデキストリンは、例え
ばA.P.クロフト等[A.P. Croft, A.Bartsch, Tetrahedro
n 39, (1983), 1420〜1427頁] から公知である。
ばA.P.クロフト等[A.P. Croft, A.Bartsch, Tetrahedro
n 39, (1983), 1420〜1427頁] から公知である。
【0006】6−アシル−β−シクロデキストリンは、
K.ミトラ[K. Mitra, Drug Development and Industrial
Pharmacy 18 (15), (1992), 1599〜1612] から公知で
ある。この公知文献では、6−アシル−β−シクロデキ
ストリンのアシル基の鎖長および置換度のステロイドと
の複合体形成性および可溶化性に対する影響が研究され
ている。
K.ミトラ[K. Mitra, Drug Development and Industrial
Pharmacy 18 (15), (1992), 1599〜1612] から公知で
ある。この公知文献では、6−アシル−β−シクロデキ
ストリンのアシル基の鎖長および置換度のステロイドと
の複合体形成性および可溶化性に対する影響が研究され
ている。
【0007】さらに、シクロラブ(Cyclolab)社から、ア
シル−β−シクロデキストリンが販売されている。製品
データ仕様書によると、これはシクロデキストリン環当
たりに8〜10個のアセチル基を含み、その際、これら
のアシル基は優先的にアンヒドログルコースのC6位置
に結合している。この製品は、1.28のDSを有す
る。
シル−β−シクロデキストリンが販売されている。製品
データ仕様書によると、これはシクロデキストリン環当
たりに8〜10個のアセチル基を含み、その際、これら
のアシル基は優先的にアンヒドログルコースのC6位置
に結合している。この製品は、1.28のDSを有す
る。
【0008】さらにCA117:258209およびC
A119:145682には、アシル化シクロデキスト
リンの複合化剤としての応用が記載されているが、その
シクロデキストリン誘導体の性質または組成に関する記
載はない。
A119:145682には、アシル化シクロデキスト
リンの複合化剤としての応用が記載されているが、その
シクロデキストリン誘導体の性質または組成に関する記
載はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】公知のアシル化シクロ
デキストリンは、公知の製造方法により生成するグルコ
ースのO−6酸素への選択的置換のために、溶解度が比
較的低く、水に難溶性の物質に対して可溶化能力が低
い。
デキストリンは、公知の製造方法により生成するグルコ
ースのO−6酸素への選択的置換のために、溶解度が比
較的低く、水に難溶性の物質に対して可溶化能力が低
い。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、式:
【0011】
【化2】
【0012】[式中、Rは水素またはR1を表す]の部
分アシル化β−シクロデキストリンにおいて、R1は同
じかまたは異なっていてもよく、かつアセチル、プロピ
オニル、ブチリル、2−アルコキシアセチル、2−クロ
ロアセチル、2−フロロアセチル、2−N−アセチルア
ミノアセチル、メタクリロイルまたはアクリロイルを表
し、かつ、R1はランダムに存在し、1H−NMR分光
分析より測定されるR1のDSは0.30〜1.20の
間にあることを特徴とする部分アシル化β−シクロデキ
ストリンに関する。
分アシル化β−シクロデキストリンにおいて、R1は同
じかまたは異なっていてもよく、かつアセチル、プロピ
オニル、ブチリル、2−アルコキシアセチル、2−クロ
ロアセチル、2−フロロアセチル、2−N−アセチルア
ミノアセチル、メタクリロイルまたはアクリロイルを表
し、かつ、R1はランダムに存在し、1H−NMR分光
分析より測定されるR1のDSは0.30〜1.20の
間にあることを特徴とする部分アシル化β−シクロデキ
ストリンに関する。
【0013】本発明によるシクロデキストリン誘導体の
ランダム化された置換基分布は、グルコースの6−位置
のヒドロキシル基が85%より少なくなるまで置換され
ているのが有利である。
ランダム化された置換基分布は、グルコースの6−位置
のヒドロキシル基が85%より少なくなるまで置換され
ているのが有利である。
【0014】グルコースの6−位置のヒドロキシル基が
80%より少なくなるまで置換されているのが特に有利
である。殊にはこれが75%より少なくなるまで置換さ
れているのが有利である。
80%より少なくなるまで置換されているのが特に有利
である。殊にはこれが75%より少なくなるまで置換さ
れているのが有利である。
【0015】式I中のR1がアセチル、プロピオニル、
ブチリルまたは2−クロロアセチルを表すと有利であ
り、式I中のR1がアセチルを表すと殊に有利である。
ブチリルまたは2−クロロアセチルを表すと有利であ
り、式I中のR1がアセチルを表すと殊に有利である。
【0016】R1のDSは、0.8〜1.2の間にある
と有利であり、0.9〜1.1の間にあると殊に有利で
ある。
と有利であり、0.9〜1.1の間にあると殊に有利で
ある。
【0017】本発明によるアシル化シクロデキストリン
誘導体は、公知のアシル化シクロデキストリン誘導体よ
りも実質的により高い水溶性を有する。その上、本発明
による誘導体は、水中に難溶性の物質、例えばステロイ
ドに対して高い可溶化能力を有する。本発明によるシク
ロデキストリン誘導体ならびに本発明によるシクロデキ
ストリン誘導体を用いて形成できる包接複合体の優れた
溶解度のために、本発明によるシクロデキストリン誘導
体は実質的により高い濃度で使用して、これにより実質
的に多数のゲスト化合物を可溶化できる。すなわち、ミ
トラ[K. Mitra,Drug Development and Industrial Phar
macy 18 (15), (1992)]の1611頁図8に記載されたアシ
ル化β−CDは、最高1ミリモル/リットルの水溶解度
および約1〜1.8ミリモル/リットルのヒドロコルチ
ゾンに対する可溶化能力を有するだけである。DS1.
0を有する本発明によるアセチル−β−シクロデキスト
リン誘導体は、210ミリモル/リットルまでの水溶性
があり、123ミリモル/リットルまでのヒドロコルチ
ゾンに対する可溶化能力を示す。
誘導体は、公知のアシル化シクロデキストリン誘導体よ
りも実質的により高い水溶性を有する。その上、本発明
による誘導体は、水中に難溶性の物質、例えばステロイ
ドに対して高い可溶化能力を有する。本発明によるシク
ロデキストリン誘導体ならびに本発明によるシクロデキ
ストリン誘導体を用いて形成できる包接複合体の優れた
溶解度のために、本発明によるシクロデキストリン誘導
体は実質的により高い濃度で使用して、これにより実質
的に多数のゲスト化合物を可溶化できる。すなわち、ミ
トラ[K. Mitra,Drug Development and Industrial Phar
macy 18 (15), (1992)]の1611頁図8に記載されたアシ
ル化β−CDは、最高1ミリモル/リットルの水溶解度
および約1〜1.8ミリモル/リットルのヒドロコルチ
ゾンに対する可溶化能力を有するだけである。DS1.
0を有する本発明によるアセチル−β−シクロデキスト
リン誘導体は、210ミリモル/リットルまでの水溶性
があり、123ミリモル/リットルまでのヒドロコルチ
ゾンに対する可溶化能力を示す。
【0018】DS値の測定は、例えば1H−NMR分光
分析により,好適な溶剤、例えばジメチルスルホキシド
/トリフロロ酢酸中で実施できる。DS値の測定のため
に、アシル基(Int.−Ac)および糖プロトン(I
nt.−Zu)の信号を積分し、アシル置換基のプロト
ンならびに糖プロトンの数により割り、比率を定める。
分析により,好適な溶剤、例えばジメチルスルホキシド
/トリフロロ酢酸中で実施できる。DS値の測定のため
に、アシル基(Int.−Ac)および糖プロトン(I
nt.−Zu)の信号を積分し、アシル置換基のプロト
ンならびに糖プロトンの数により割り、比率を定める。
【0019】DSの測定は、置換基分布からも可能であ
る。その構造に基づいて、シクロデキストリンはO2
−、O3−および/またはO6位置に置換できる。DS
値の測定は、例えば生成物をメチル化し、引き続きグル
コース単位に加水分解し、還元およびアセチル化により
D−グルシトールアセタートに変換することにより可能
である [P.ミシュニック(P. Mischnick 、Dominique Du
chene 中の化学変成シクロデキストリンの置換パターン
の分析、シクロデキストリンおよび誘導体の新しい傾
向、Editions des Santes 、パリ] 。ガスクロマトグラ
フィー分離を行うと、下記に表示するように、全体で8
種の理論的に可能なそれぞれのシクロデキストリン誘導
体中のグルコース単位のモル比率で得られる。
る。その構造に基づいて、シクロデキストリンはO2
−、O3−および/またはO6位置に置換できる。DS
値の測定は、例えば生成物をメチル化し、引き続きグル
コース単位に加水分解し、還元およびアセチル化により
D−グルシトールアセタートに変換することにより可能
である [P.ミシュニック(P. Mischnick 、Dominique Du
chene 中の化学変成シクロデキストリンの置換パターン
の分析、シクロデキストリンおよび誘導体の新しい傾
向、Editions des Santes 、パリ] 。ガスクロマトグラ
フィー分離を行うと、下記に表示するように、全体で8
種の理論的に可能なそれぞれのシクロデキストリン誘導
体中のグルコース単位のモル比率で得られる。
【0020】 アセトキシ基の数 記号 D−グルシトールアセタート 3 S2,3,6 D−グルシトール−ヘキサアセタート 2 S3,6 1,3,4,5,6−ペンタ−O−アセチル− 2−モノ−O−メチル−D−グルシトール 2 S2,6 1,2,4,5,6−ペンタ−O−アセチル− 3−モノ−O−メチル−D−グルシトール 2 S2,3 1,2,3,4,5−ペンタ−O−アセチル− 6−モノ−O−メチル−D−グルシトール 1 S6 1,4,5,6−テトラ−O−アセチル−2, 3−ジ−O−メチル−D−グルシトール 1 S3 1,3,4,5−テトラ−O−アセチル−2, 6−ジ−O−メチル−D−グルシトール 1 S2 1,2,4,5−テトラ−O−アセチル−3, 6−ジ−O−メチル−D−グルシトール 0 S0 1,4,5−トリ−O−アセチル−2,3,6 −トリ−O−メチル−D−グルシトール それぞれのグルコース単位で得られたモル%比率から、
それぞれの位置における平均置換度も計算できる。特定
の位置における置換の平均確率Xは、X6(O6位置に
おける置換の平均確率)に関しては下記のように計算で
きる。
それぞれの位置における平均置換度も計算できる。特定
の位置における置換の平均確率Xは、X6(O6位置に
おける置換の平均確率)に関しては下記のように計算で
きる。
【0021】X6=S6モル%+S2,6モル%+S
3,6モル%+S2,3,6モル%同様に、O2−およ
びO3−位置の置換に対する平均置換度が計算できる。
置換基分布を用いても置換度を決定できる。
3,6モル%+S2,3,6モル%同様に、O2−およ
びO3−位置の置換に対する平均置換度が計算できる。
置換基分布を用いても置換度を決定できる。
【0022】本発明は、さらにアシル化β−シクロデキ
ストリン誘導体の製造方法にも関し、これはβ−シクロ
デキストリンを少なくとも一種のアシル化剤を用いて塩
基性触媒の存在下で反応させることを特徴とする。
ストリン誘導体の製造方法にも関し、これはβ−シクロ
デキストリンを少なくとも一種のアシル化剤を用いて塩
基性触媒の存在下で反応させることを特徴とする。
【0023】本発明による方法では、水分0〜16%の
間の市販の品質のβ−シクロデキストリンが使用でき
る。コストの観点から、市販されているような水分10
〜15%のβ−シクロデキストリンを使用すると有利で
ある。しかし、シクロデキストリンは、自体公知の方法
により、例えばデンプンをシクロデキストリングリコシ
ルトランスフェラーゼ(CGTase E.C.2.
4.1.19)を用いて酵素変換させても製造できる。
間の市販の品質のβ−シクロデキストリンが使用でき
る。コストの観点から、市販されているような水分10
〜15%のβ−シクロデキストリンを使用すると有利で
ある。しかし、シクロデキストリンは、自体公知の方法
により、例えばデンプンをシクロデキストリングリコシ
ルトランスフェラーゼ(CGTase E.C.2.
4.1.19)を用いて酵素変換させても製造できる。
【0024】アシル化剤としては、無水カルボン酸また
はカルボン酸を使用すると有利である。殊に有利には、
無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、2−クロロ酢
酸無水物、2−フロロ酢酸無水物、無水アクリル酸また
は無水メタクリル酸、または相当するカルボン酸を単独
または任意の混合物として使用する。殊には無水酢酸お
よび酢酸を使用する。
はカルボン酸を使用すると有利である。殊に有利には、
無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸、2−クロロ酢
酸無水物、2−フロロ酢酸無水物、無水アクリル酸また
は無水メタクリル酸、または相当するカルボン酸を単独
または任意の混合物として使用する。殊には無水酢酸お
よび酢酸を使用する。
【0025】触媒としては、無水カルボン酸に相当する
酸のアルカリ金属塩、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリ
ウム、プロピオン酸ナトリウム、プオピオン酸カリウ
ム、酪酸ナトリウム、酪酸カリウムおよび/または第三
級アミン、例えばトリエチルアミンまたはピリジンおよ
び/または塩基性イオン交換体[例えばロームアンドハ
ース(Rohm & Haas) 社のアンバーリスト(Amberlyst)A21
またはアンバーライト(Amberlite)IRA-93 ]を使用する
と有利である。酢酸ナトリウムを使用すると殊に有利で
ある。
酸のアルカリ金属塩、例えば酢酸ナトリウム、酢酸カリ
ウム、プロピオン酸ナトリウム、プオピオン酸カリウ
ム、酪酸ナトリウム、酪酸カリウムおよび/または第三
級アミン、例えばトリエチルアミンまたはピリジンおよ
び/または塩基性イオン交換体[例えばロームアンドハ
ース(Rohm & Haas) 社のアンバーリスト(Amberlyst)A21
またはアンバーライト(Amberlite)IRA-93 ]を使用する
と有利である。酢酸ナトリウムを使用すると殊に有利で
ある。
【0026】アシル化は、溶剤を加えずに直接アシル化
剤中でも可能である。
剤中でも可能である。
【0027】生成物の変色に関しては、少なくとも一種
の不活性溶剤を用いて希釈すると有利である。溶剤とい
う用語は、すべての反応成分がこの中に溶解しなければ
ならないことは意味しない。反応は、一種または数種の
反応関与物の懸濁液または乳化液中でも実施できる。好
適な不活性溶剤の例は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ホ
ルムアミド、メチルホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、N-メチルピロリドン、DMPU(1,3−ジメチル
−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミ
ジノン)、アセトアミド、メチルアセトアミドまたはジ
メチルアセトアミドである。
の不活性溶剤を用いて希釈すると有利である。溶剤とい
う用語は、すべての反応成分がこの中に溶解しなければ
ならないことは意味しない。反応は、一種または数種の
反応関与物の懸濁液または乳化液中でも実施できる。好
適な不活性溶剤の例は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ホ
ルムアミド、メチルホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、N-メチルピロリドン、DMPU(1,3−ジメチル
−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミ
ジノン)、アセトアミド、メチルアセトアミドまたはジ
メチルアセトアミドである。
【0028】無水カルボン酸をアシル化剤として使用す
る際、溶剤としての希釈のために、アシル化剤に相当す
るカルボン酸、すなわち例えばアシル化剤として無水酢
酸の場合には、溶剤として酢酸を使用すると特に有利で
ある。
る際、溶剤としての希釈のために、アシル化剤に相当す
るカルボン酸、すなわち例えばアシル化剤として無水酢
酸の場合には、溶剤として酢酸を使用すると特に有利で
ある。
【0029】β−シクロデキストリン1モル当たりに2
〜30モル、有利には3〜15モル、特に有利には5〜
13モルのアシル化剤を使用すると有利である。この
際、使用するモル比は、目標とする置換度および使用す
るシクロデキストリンの水分含有量に従って選択する。
〜30モル、有利には3〜15モル、特に有利には5〜
13モルのアシル化剤を使用すると有利である。この
際、使用するモル比は、目標とする置換度および使用す
るシクロデキストリンの水分含有量に従って選択する。
【0030】β−シクロデキストリン1モル当たりに
0.01〜3モル、有利には0.1〜2モルの少なくと
も一種の上記の触媒を使用すると有利である。
0.01〜3モル、有利には0.1〜2モルの少なくと
も一種の上記の触媒を使用すると有利である。
【0031】β−シクロデキストリンおよび反応媒体
は、β−CD/反応媒体の量比率で1:0.5〜1:1
0、有利にはほぼ1:1〜1:4を使用すると有利であ
り、ここで、反応媒体はアシル化剤および溶剤の総和と
する。
は、β−CD/反応媒体の量比率で1:0.5〜1:1
0、有利にはほぼ1:1〜1:4を使用すると有利であ
り、ここで、反応媒体はアシル化剤および溶剤の総和と
する。
【0032】本発明によるアシル化シクロデキストリン
の製造のためには、シクロデキストリン、アシル化剤、
触媒および反応媒体を上記の割合で、同時または順次に
混合させる。
の製造のためには、シクロデキストリン、アシル化剤、
触媒および反応媒体を上記の割合で、同時または順次に
混合させる。
【0033】反応を制御下に置くために、アシル化剤を
通例の残りの成分の混合物に高温(約80℃〜120
℃)で滴下するのが有利である。
通例の残りの成分の混合物に高温(約80℃〜120
℃)で滴下するのが有利である。
【0034】原則として懸濁液である反応混合物を高温
(温度約80℃〜120℃)において攪拌する。反応の
終点は、通常反応混合物の透明化により察知するが、こ
れは最初の懸濁物が溶液となるからである。
(温度約80℃〜120℃)において攪拌する。反応の
終点は、通常反応混合物の透明化により察知するが、こ
れは最初の懸濁物が溶液となるからである。
【0035】処理は、部分真空中で揮発性成分を留去し
て行い、その残留物は水中に取込み、再び部分真空中で
濃縮する。この工程は、有利には多数回、例えば3回繰
り返す。
て行い、その残留物は水中に取込み、再び部分真空中で
濃縮する。この工程は、有利には多数回、例えば3回繰
り返す。
【0036】こうして得られた本発明による部分アシル
化β−シクロデキストリンを含む水溶液は、公知の方法
(例えば塩または溶剤残留物の沈殿法または透析法によ
る除去)によりさらに精製し、乾燥(例えば凍結乾燥、
噴霧乾燥)させることができる。
化β−シクロデキストリンを含む水溶液は、公知の方法
(例えば塩または溶剤残留物の沈殿法または透析法によ
る除去)によりさらに精製し、乾燥(例えば凍結乾燥、
噴霧乾燥)させることができる。
【0037】本発明による方法は、上記のように経費の
かかる精製工程がなく簡単な製造方法である。この方法
は、天然のCDをアシル化剤と一緒に触媒の存在下で反
応させて、ただ1回の反応工程でアシル化シクロデキス
トリンの直接製造を可能とする。
かかる精製工程がなく簡単な製造方法である。この方法
は、天然のCDをアシル化剤と一緒に触媒の存在下で反
応させて、ただ1回の反応工程でアシル化シクロデキス
トリンの直接製造を可能とする。
【0038】本発明による方法は有利である、それとい
うのもセルロース化学において今まで使用されていた方
法[例えばK.ブレーザー等(K. Blaser et al., "Cellul
oseEsters" in Ullmanns Encyclopedia of Industrial
Chemistry, 第5版、Ed. E.Gerhartz, VCH Verlagsgese
llschaft, Weinheim, 1986, 419〜456 頁]において
は、通常先ず高度にアシル化されたアシル化製品を製造
し、これをその後希望する置換度まで加水分解させるか
らである。
うのもセルロース化学において今まで使用されていた方
法[例えばK.ブレーザー等(K. Blaser et al., "Cellul
oseEsters" in Ullmanns Encyclopedia of Industrial
Chemistry, 第5版、Ed. E.Gerhartz, VCH Verlagsgese
llschaft, Weinheim, 1986, 419〜456 頁]において
は、通常先ず高度にアシル化されたアシル化製品を製造
し、これをその後希望する置換度まで加水分解させるか
らである。
【0039】本発明による方法は、加水分解工程を避け
ることにより加水分解生成物の形成を防ぎ、これにより
精製の問題を少なくする。さらに変色が少ない反応生成
物を製造できる。
ることにより加水分解生成物の形成を防ぎ、これにより
精製の問題を少なくする。さらに変色が少ない反応生成
物を製造できる。
【0040】アシル供与体の簡単な変更により、本発明
による方法は柔軟であり、一般的に適用できる。この方
法は経済的である。これは触媒反応であり、化学量論的
な副精製物としては、簡単に蒸留により分離できる易揮
発性の化合物が発生する。本方法により得られる反応
は、定量的である。
による方法は柔軟であり、一般的に適用できる。この方
法は経済的である。これは触媒反応であり、化学量論的
な副精製物としては、簡単に蒸留により分離できる易揮
発性の化合物が発生する。本方法により得られる反応
は、定量的である。
【0041】希望する場合には、シクロデキストリン誘
導体のこれ以上の生成を、自体公知の方法、例えば沈
殿、イオン交換クロマトグラフィー、透析、カラムクロ
マトグラフィーまたは分取HPLCにより行う。
導体のこれ以上の生成を、自体公知の方法、例えば沈
殿、イオン交換クロマトグラフィー、透析、カラムクロ
マトグラフィーまたは分取HPLCにより行う。
【0042】本発明によるシクロデキストリン誘導体
は、シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導
体の公知のすべての用途に好適である。
は、シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導
体の公知のすべての用途に好適である。
【0043】殊には、 −例えばステロイドのような水に難溶性の化合物の可溶
化に、 −医薬品、化粧品および農業製品の調製助剤として、 −光、−熱−または酸化の影響を受けやすい物質の安定
化に、 −任意の表面の脱脂および洗浄に、 −有機溶剤の代用、殊には親脂性媒体からの物質の分離
および抽出に、 −助剤として、殊には紙−、皮革−および繊維工業にお
ける被覆および/または定着付与の場合、 −相間移動触媒として、 −ならびに味覚−および嗅覚マスキングのために、 好適である。
化に、 −医薬品、化粧品および農業製品の調製助剤として、 −光、−熱−または酸化の影響を受けやすい物質の安定
化に、 −任意の表面の脱脂および洗浄に、 −有機溶剤の代用、殊には親脂性媒体からの物質の分離
および抽出に、 −助剤として、殊には紙−、皮革−および繊維工業にお
ける被覆および/または定着付与の場合、 −相間移動触媒として、 −ならびに味覚−および嗅覚マスキングのために、 好適である。
【0044】
【実施例】下記の実施例は、本発明を詳細に説明するた
めのものである。
めのものである。
【0045】実施例中に記載する変換の反応過程は、薄
層クロマトグラフィー分析により測定した。物質は薄層
クロマトグラフィー分析の前に例えばアセトンを用いる
沈殿法により単離しなければならない。実施例中に記載
のDS値は、 1H−NMR分光分析(溶剤はジメチルス
ルホキシド−トリフロロ酢酸)により測定した。
層クロマトグラフィー分析により測定した。物質は薄層
クロマトグラフィー分析の前に例えばアセトンを用いる
沈殿法により単離しなければならない。実施例中に記載
のDS値は、 1H−NMR分光分析(溶剤はジメチルス
ルホキシド−トリフロロ酢酸)により測定した。
【0046】実施例1:アセチル−β−CD(DS
0.99)の製造 β−CD(水13%)200g(153.3ミリモル)
および酢酸ナトリウム6g(73.8ミリモル)を酢酸
174ml(1.75モル)中に懸濁させ、T=105
℃に加熱した。無水酢酸159ml(1686ミリモ
ル)を良好に攪拌した懸濁液に約1時間の間にゆっくり
と滴下した。これにより、内容物は還流温度(117
℃)まで上昇した。引き続き還流しながら煮沸し、その
間に反応混合物はゆっくりと溶液となった。約14時間
の後に変換は終了した。内容物を室温に冷却した。
0.99)の製造 β−CD(水13%)200g(153.3ミリモル)
および酢酸ナトリウム6g(73.8ミリモル)を酢酸
174ml(1.75モル)中に懸濁させ、T=105
℃に加熱した。無水酢酸159ml(1686ミリモ
ル)を良好に攪拌した懸濁液に約1時間の間にゆっくり
と滴下した。これにより、内容物は還流温度(117
℃)まで上昇した。引き続き還流しながら煮沸し、その
間に反応混合物はゆっくりと溶液となった。約14時間
の後に変換は終了した。内容物を室温に冷却した。
【0047】反応混合物に水50mlを滴下した。酢酸
を十分に攪拌して回転蒸留させた(T=80℃、100
mmHg)。引き続き生成物を水200ml中に溶か
し、混合させた。この工程を合計3回繰り返した。最後
に生成物を水400g中に溶かした。このようにして得
られた製品は、0.99のDSを有していた。
を十分に攪拌して回転蒸留させた(T=80℃、100
mmHg)。引き続き生成物を水200ml中に溶か
し、混合させた。この工程を合計3回繰り返した。最後
に生成物を水400g中に溶かした。このようにして得
られた製品は、0.99のDSを有していた。
【0048】実施例2:アセチル−β−CD(DS
0.74)の製造 実施例1の記載と同様にして、β−CD(水13%)1
00g(76.7ミリモル)、無水酢酸55ml(53
7ミリモル)、酢酸110mlおよび酢酸ナトリウム6
g(73.8ミリモル)を反応させた。約14時間の後
に変換は終了した。その後の処理は実施例1の記載と同
様に実施した。生成物は0.74のDSを有していた。
0.74)の製造 実施例1の記載と同様にして、β−CD(水13%)1
00g(76.7ミリモル)、無水酢酸55ml(53
7ミリモル)、酢酸110mlおよび酢酸ナトリウム6
g(73.8ミリモル)を反応させた。約14時間の後
に変換は終了した。その後の処理は実施例1の記載と同
様に実施した。生成物は0.74のDSを有していた。
【0049】実施例3.アセチル−β−CD(DS
0.95)の製造 β−CD(水12.2%)200g(135.4ミリモ
ル)および酢酸ナトリウム30g(367ミリモル)を
酢酸700ml中に懸濁させ、T=117℃(還流温
度)に加熱した。還流しながら煮沸し、その間に反応混
合物は段々と溶液となった(約8.5時間)。その後、
DS約1の平均置換度に達するまでさらに煮沸した(約
30時間)。これは試料採取およびNMR分析により制
御した。内容物を室温に冷却した。
0.95)の製造 β−CD(水12.2%)200g(135.4ミリモ
ル)および酢酸ナトリウム30g(367ミリモル)を
酢酸700ml中に懸濁させ、T=117℃(還流温
度)に加熱した。還流しながら煮沸し、その間に反応混
合物は段々と溶液となった(約8.5時間)。その後、
DS約1の平均置換度に達するまでさらに煮沸した(約
30時間)。これは試料採取およびNMR分析により制
御した。内容物を室温に冷却した。
【0050】実施例4:他のアセチル−β−シクロデキ
ストリン誘導体の製造 実施例1の記載と同様にして、DSが0.97および
0.98のアセチル−β−CD誘導体を製造した。
ストリン誘導体の製造 実施例1の記載と同様にして、DSが0.97および
0.98のアセチル−β−CD誘導体を製造した。
【0051】[DS 0.97:β−CD 1000g
(767ミリモル)、無水酢酸860g(8.44ミリ
モル)、酢酸1000ml、酢酸ナトリウム30g(3
69ミリモル);117℃;170時間] [DS 0.98:β−CD 100g(76.7ミリ
モル)、無水酢酸86.1g(844ミリモル)、酢酸
80ml、酢酸ナトリウム6g(73.8ミリモル);
105℃;20時間] 実施例5:溶剤を加えず、またアセチル化剤を添加しな
い別法によるアセチル−β−CD(DS 0.96)の
製造 β−CD(水13%)100g(76.7ミリモル)、
無水酢酸86.1g(844ミリモル)、酢酸110m
lおよび酢酸ナトリウム6g(73.8ミリモル)を室
温で混合させ、80℃に加熱した。反応の発熱のために
内容物は還流温度に温度上昇した。さらに懸濁液が透明
となるまで還流しながら煮沸した(反応時間9時間)。
(767ミリモル)、無水酢酸860g(8.44ミリ
モル)、酢酸1000ml、酢酸ナトリウム30g(3
69ミリモル);117℃;170時間] [DS 0.98:β−CD 100g(76.7ミリ
モル)、無水酢酸86.1g(844ミリモル)、酢酸
80ml、酢酸ナトリウム6g(73.8ミリモル);
105℃;20時間] 実施例5:溶剤を加えず、またアセチル化剤を添加しな
い別法によるアセチル−β−CD(DS 0.96)の
製造 β−CD(水13%)100g(76.7ミリモル)、
無水酢酸86.1g(844ミリモル)、酢酸110m
lおよび酢酸ナトリウム6g(73.8ミリモル)を室
温で混合させ、80℃に加熱した。反応の発熱のために
内容物は還流温度に温度上昇した。さらに懸濁液が透明
となるまで還流しながら煮沸した(反応時間9時間)。
【0052】後処理は実施例1と同様に実施した。
【0053】このようにして得られた製品は、0.96
のDSを有していた。
のDSを有していた。
【0054】実施例6:2工程方法によるアセチル−β
−CD(DS 0.91)の製造 β−CD(水13%)80.2g(61.55ミリモ
ル)を無水酢酸156.5g(1538ミリモル)およ
び酢酸ナトリウム0.8g(9.9ミリモル)中に懸濁
させ、120℃に加熱した。4時間後に内容物は透明と
なった。これを室温に冷却した。引き続き水40ml中
の硫酸(濃)8gを滴下し、50℃に加熱した。8時間
後に再び水10ml中の硫酸(濃)2gを加えた。さら
に1時間50℃に保持した後に酢酸ナトリウム16gを
加えて加水分解を停止させ、室温に冷却した。内容物を
濾過、攪拌した。
−CD(DS 0.91)の製造 β−CD(水13%)80.2g(61.55ミリモ
ル)を無水酢酸156.5g(1538ミリモル)およ
び酢酸ナトリウム0.8g(9.9ミリモル)中に懸濁
させ、120℃に加熱した。4時間後に内容物は透明と
なった。これを室温に冷却した。引き続き水40ml中
の硫酸(濃)8gを滴下し、50℃に加熱した。8時間
後に再び水10ml中の硫酸(濃)2gを加えた。さら
に1時間50℃に保持した後に酢酸ナトリウム16gを
加えて加水分解を停止させ、室温に冷却した。内容物を
濾過、攪拌した。
【0055】このようにして得られた製品は、0.91
のDSを有していた。
のDSを有していた。
【0056】この製品は、本発明による方法による直接
アシル化により製造した製品よりも著しく褐色に着色し
ていた。
アシル化により製造した製品よりも著しく褐色に着色し
ていた。
【0057】還元糖:<0.1% 実施例7:プロピオニル−β−CD(DS 0.90)
の製造 β−CD(水13%)100g(76.7ミリモル)、
無水プロピオン酸109.7g(843ミリモル)、酢
酸ナトリウム6g(73.8ミリモル)およびプロピオ
ン酸100mlを実施例1と同様にして反応させ、処理
した。反応温度は140℃、反応時間は15時間であっ
た。
の製造 β−CD(水13%)100g(76.7ミリモル)、
無水プロピオン酸109.7g(843ミリモル)、酢
酸ナトリウム6g(73.8ミリモル)およびプロピオ
ン酸100mlを実施例1と同様にして反応させ、処理
した。反応温度は140℃、反応時間は15時間であっ
た。
【0058】このようにして得られた製品は、0.90
のDSを有していた。
のDSを有していた。
【0059】実施例8:実施例1〜3で製造された生成
物の置換基分布の測定 実施例1〜3からの試料5mgを4mlリアクチバイア
ル(Reacti-Vial) (反応容器)中に秤量して入れ、さら
に燐酸トリメチル1mlをピペットにより加えた。内容
物は場合によれば短時間超音波浴中で溶解させた。
物の置換基分布の測定 実施例1〜3からの試料5mgを4mlリアクチバイア
ル(Reacti-Vial) (反応容器)中に秤量して入れ、さら
に燐酸トリメチル1mlをピペットにより加えた。内容
物は場合によれば短時間超音波浴中で溶解させた。
【0060】メチルトリフロロメタンスルホナート10
0μlおよび2,6−ジ−t−ブチルピリジン150μ
lに加え、それぞれ1基の攪拌器を入れて良く密封し、
水浴中、50℃で2時間反応させた。20ml二回蒸留
水を用いて50ml振とう漏斗中で定量的に混合物を洗
浄し、クロロホルム5mlと一緒に1回良く振とうし
た。
0μlおよび2,6−ジ−t−ブチルピリジン150μ
lに加え、それぞれ1基の攪拌器を入れて良く密封し、
水浴中、50℃で2時間反応させた。20ml二回蒸留
水を用いて50ml振とう漏斗中で定量的に混合物を洗
浄し、クロロホルム5mlと一緒に1回良く振とうし
た。
【0061】下の層をリアクチバイアルに取り出し、窒
素ガスを用いて乾燥するまで室温で蒸発させた。
素ガスを用いて乾燥するまで室温で蒸発させた。
【0062】加水分解 メチル化工程からの試料にトリフロロ酢酸を4mlの印
まで満たし、密封し、4時間110℃に加熱した。約6
0℃に冷却した後、トリフロロ酢酸を窒素を用いて追い
出した(乾燥)。残留物を、3回、ジクロロメタン約2
5mlと混合させ、それぞれ窒素を用いて追い出した。
まで満たし、密封し、4時間110℃に加熱した。約6
0℃に冷却した後、トリフロロ酢酸を窒素を用いて追い
出した(乾燥)。残留物を、3回、ジクロロメタン約2
5mlと混合させ、それぞれ窒素を用いて追い出した。
【0063】還元 加水分解残留物に、NH4 OH中の0.5モル水素化ホ
ウ素ナトリウム0.25mlを加え、少なくとも1時間
60℃に加熱した。過剰の試薬は、冷却後に氷酢酸を加
え、振とうしても気体が発生しなくまるまで分解させ
た。約2%の酢酸性メタノールを繰り返して加え、引き
続き窒素で放出させて、ホウ酸塩をホウ酸メチルエステ
ルとして除去した。6回それぞれ4mlの印まで満た
し、それぞれ(ほとんど)乾燥するまで濃縮した。
ウ素ナトリウム0.25mlを加え、少なくとも1時間
60℃に加熱した。過剰の試薬は、冷却後に氷酢酸を加
え、振とうしても気体が発生しなくまるまで分解させ
た。約2%の酢酸性メタノールを繰り返して加え、引き
続き窒素で放出させて、ホウ酸塩をホウ酸メチルエステ
ルとして除去した。6回それぞれ4mlの印まで満た
し、それぞれ(ほとんど)乾燥するまで濃縮した。
【0064】アセチル化 冷却の後、ピリジン25μlおよび無水酢酸200μl
を加えた。リアクチバイアルを密封して3時間100℃
の乾燥器内に置いた。
を加えた。リアクチバイアルを密封して3時間100℃
の乾燥器内に置いた。
【0065】冷却の後、注意しながら飽和炭酸水素ナト
リウム溶液約1〜2mlを加え、手早く密閉した。第二
の反応容器中には、CHCl3 1mlおよび少量のNa
HCO3 を入れた。第一の容器からの溶液を注意しなが
ら第二の容器内に注ぎ、密閉し、いくらか振とうし、換
気し、次いで良く振とうした。水相をピペットで吸い上
げ、廃棄した。最初の容器を2回洗浄し、この振とう工
程を約3回繰り返した。このようにして精製したクロロ
ホルムにCaCl2 を加え、場合によればさらにCHC
l3 を加え、試料グラス中からピペット吸い出しするた
めにガラスの先端を用いて溶液を取り出した。引き続き
ガスクロマトグラフィー分析を行った。
リウム溶液約1〜2mlを加え、手早く密閉した。第二
の反応容器中には、CHCl3 1mlおよび少量のNa
HCO3 を入れた。第一の容器からの溶液を注意しなが
ら第二の容器内に注ぎ、密閉し、いくらか振とうし、換
気し、次いで良く振とうした。水相をピペットで吸い上
げ、廃棄した。最初の容器を2回洗浄し、この振とう工
程を約3回繰り返した。このようにして精製したクロロ
ホルムにCaCl2 を加え、場合によればさらにCHC
l3 を加え、試料グラス中からピペット吸い出しするた
めにガラスの先端を用いて溶液を取り出した。引き続き
ガスクロマトグラフィー分析を行った。
【0066】置換基分布を表1に記載する。
【0067】 第1表 置換基分布 AC−β−CD S0 S3 S2 S6 例2 AC−β−CD(0.74) 32.60% 3.55% 0.90% 53.35% 例1 AC−β−CD(0.99) 23.15% 4.85% 0.95% 51.85% ミトラの比較例 AC−β−CD(1.13) 8.60% 1.65% 0.95% 68.80% シクロラブの生成物 AC−β−CD(1.28) 15.20% 7.55% 1.55% 40.35% 置換基分布 AC−β−CD S2,3 S3,6 S2,6 S2,3,6 例2 AC−β−CD(0.74) 1.10% 5.65% 1.85% 1.00% 例1 AC−β−CD(0.99) 1.60% 11.55% 2.60% 3.60% ミトラの比較例 AC−β−CD(1.13) 1.15% 13.15% 2.20% 2.70% シクロラブの生成物 AC−β−CD(1.28) 3.65% 19.70%
3.20% 7.65% 置換基分布 AC−β−CD X2 X3 X2,3 X6 例3 AC−β−CD(0.95) 11.10% 11.40% 22.50% 73.00% 例2 AC−β−CD(0.74) 4.85% 11.30% 16.15% 61.85% 例1 AC−β−CD(0.99) 8.75% 21.60% 30.35% 69.60% ミトラの比較例 AC−β−CD(1.13) 7.00% 18.65% 25.65% 86.85% シクロラブの生成物 AC−β−CD(1.28) 17.05% 39.55% 56.60% 70.65% 実施例9:実施例1〜5で製造された製品ならびに従来
の技術による2種の製品の水への溶解度および可溶化能
力の測定 「ミトラ製品」は、K.ミトラ[K. Mitra, Drug Developm
ent and Industrial Pharmacy 18 (15), (1992), 1599
〜1612] に従って製造した。シクロラブ(Cyclolab)製品
は、シクロラブ社から購入した。
3.20% 7.65% 置換基分布 AC−β−CD X2 X3 X2,3 X6 例3 AC−β−CD(0.95) 11.10% 11.40% 22.50% 73.00% 例2 AC−β−CD(0.74) 4.85% 11.30% 16.15% 61.85% 例1 AC−β−CD(0.99) 8.75% 21.60% 30.35% 69.60% ミトラの比較例 AC−β−CD(1.13) 7.00% 18.65% 25.65% 86.85% シクロラブの生成物 AC−β−CD(1.28) 17.05% 39.55% 56.60% 70.65% 実施例9:実施例1〜5で製造された製品ならびに従来
の技術による2種の製品の水への溶解度および可溶化能
力の測定 「ミトラ製品」は、K.ミトラ[K. Mitra, Drug Developm
ent and Industrial Pharmacy 18 (15), (1992), 1599
〜1612] に従って製造した。シクロラブ(Cyclolab)製品
は、シクロラブ社から購入した。
【0068】水への溶解度は25℃で測定した。可溶化
能力測定のために、アシル化シクロデキストリンの30
%水溶液を調製し、過剰のヒドロコルチゾンをと一緒に
4時間、25℃で振とうした。溶解しなかったヒドロコ
ルチゾンは、膜フィルター(0.2μm)を用いる濾過
により分離した。濾液について、HPLCを用いてヒド
ロコルチゾン濃度を測定した。水への溶解度および可溶
化の結果を表2に記載する。
能力測定のために、アシル化シクロデキストリンの30
%水溶液を調製し、過剰のヒドロコルチゾンをと一緒に
4時間、25℃で振とうした。溶解しなかったヒドロコ
ルチゾンは、膜フィルター(0.2μm)を用いる濾過
により分離した。濾液について、HPLCを用いてヒド
ロコルチゾン濃度を測定した。水への溶解度および可溶
化の結果を表2に記載する。
【0069】 第2表 水への溶解度 可溶化 [重量/重量] ヒドロコルチゾン [mg/ml] 例2 AC−β−CD(0.74) 25.10% 16.8 例1 AC−β−CD(0.99) 53.00% 44.5 例3 AC−β−CD(0.95) 40.3 例4 AC−β−CD(0.96) >70% 44.7 例4 AC−β−CD(0.98) >70% 41.1 例5 AC−β−CD(0.97) >70% 43.5 ミトラの比較例 AC−β−CD(1.13) <0.6% 測定不能 シクロラブ製品 AC−β−CD(1.28) 39.60% 37.2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 31/04 B01J 31/04 X C11D 1/68 C11D 1/68 C23G 5/032 C23G 5/032 (54)【発明の名称】 部分アシル化β−シクロデキストリン、その製造方法およびそれを含有する可溶化剤、調製助 剤、安定剤、脱脂剤、代用溶剤ならびに被覆材料、定着助剤、相間移動触媒および味覚および嗅 覚マスキング剤
Claims (3)
- 【請求項1】 式 【化1】 [式中、Rは水素またはR1を表す]の部分アシル化β
−シクロデキストリンにおいて、R1は同じかまたは異
なっていてもよく、かつアセチル、プロピオニル、ブチ
リル、2−アルコキシアセチル、2−クロロアセチル、
2−フロロアセチル、2−N−アセチルアミノアセチ
ル、メタクリロイルまたはアクリロイルを表し、かつ、
R1はランダムに存在し、1H−NMR分光分析より測
定されるR1のDSは0.30〜1.20の間にあるこ
とを特徴とする部分アシル化β−シクロデキストリン。 - 【請求項2】 β−シクロデキストリンをアシル化剤と
塩基性触媒の存在下で反応させるアシル化β−シクロデ
キストリン誘導体の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のシクロデキストリン誘導
体を含有する、水に難溶性の化合物の可溶化剤、または
医薬品、化粧品および農業製品中の調製助剤、または光
−、熱−または酸化感応性物質の安定化剤、または任意
の表面の脱脂剤および清浄剤、または代用有機溶剤、ま
たは紙−、皮革−および織物工業における被覆および/
または定着付与の際の助剤として、または相間移動触媒
としてまたは味覚または嗅覚マスキング剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4414128.9 | 1994-04-22 | ||
DE4414128A DE4414128A1 (de) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | Teilweise acylierte beta-Cyclodextrine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07300501A JPH07300501A (ja) | 1995-11-14 |
JP2574664B2 true JP2574664B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=6516196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7097278A Expired - Fee Related JP2574664B2 (ja) | 1994-04-22 | 1995-04-21 | 部分アシル化β−シクロデキストリン、その製造方法およびそれを含有する可溶化剤、調製助剤、安定剤、脱脂剤、代用溶剤ならびに被覆材料、定着助剤、相間移動触媒および味覚および嗅覚マスキング剤 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5633368A (ja) |
EP (1) | EP0678525B1 (ja) |
JP (1) | JP2574664B2 (ja) |
CN (1) | CN1088716C (ja) |
CA (1) | CA2147224C (ja) |
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