JP2574422B2 - 誘導加熱式アイロン - Google Patents

誘導加熱式アイロン

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JP2574422B2 JP25403488A JP25403488A JP2574422B2 JP 2574422 B2 JP2574422 B2 JP 2574422B2 JP 25403488 A JP25403488 A JP 25403488A JP 25403488 A JP25403488 A JP 25403488A JP 2574422 B2 JP2574422 B2 JP 2574422B2
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泉生 弘田
和彦 麻田
秀和 山下
秀之 小南
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭に於て使用される誘導加熱式アイロ
ンに関するものである 従来の技術 最近コードレスアイロンなるものが市場に現れてきた
が、これらはいずれも実際のアイロン掛け作業中にはア
イロン本体にパワーを供給できないものであり本格的な
コードレスアイロンとはいえないものである。そこで誘
導加熱を用いて実際のアイロン掛け作業中にもアイロン
本体にパワーを供給することのできる誘導加熱式アイロ
ンの実現が望まれている。そのため誘導加熱式アイロン
においては、実際のアイロン掛け作業中に広範囲に渡っ
て充分にアイロン本体にパワーを供給するということが
重要な問題となる。その具体的な方法として、アイロン
台側に設けられる加熱コイルをアイロンベースに対して
充分大きくするというものや、複数個の加熱コイルをア
イロン台側に設けてアイロン本体が載っている加熱コイ
ルを励磁するものが考えられている。しかしながらこの
構成で問題になるのは主として加熱コイルから発生する
輻射ノイズである。この輻射ノイズは加熱コイル面上を
アイロンの金属ベースで、つまり導電性のある材料で覆
ってやればかなり低減できる。しかし誘導加熱式アイロ
ンではアイロン掛け中にアイロン本体が加熱コイル面上
を働き回るため、加熱コイル面上でアイロン本体が載っ
ていない部分ができてしまい、ここからの輻射ノイズが
問題となる。すなわち前記加熱コイルの大きさをアイロ
ンベースに対して充分大きくするという方法は輻射ノイ
ズの点で実現が難しいといえる。また複数個の加熱コイ
ルを切り替える方法においても加熱コイル面上でアイロ
ン本体が載っていない部分があればそこからの輻射ノイ
ズが問題となる。
そこでこの対策として加熱コイルをアイロンベースで
覆える程度の大きさとして前記の複数個のコイルを切り
替えて輻射ノイズを抑えるという方法や、加熱コイルの
周りにアルミなどの導電性材料を用いたリングを設けて
加熱コイルが発生する磁界を打ち消す方法などがある。
しかしこれらの方法は実際に実現する上で様々な問題が
ある。
発明が解決しようとする課題 以下具体的にその問題について述べる。加熱コイルの
大きさをアイロンベース面で覆える程度の大きさにする
方法ては、アイロン掛け作業中にアイロン本体を誘導加
熱できる範囲を充分に広く取ろうとすると前記加熱コイ
ルが多数個必要となる。これにより大変複雑な構成とな
り、またそのためにコスト高になるということで問題で
ある。加熱コイルの周りにリングを設ける方法は、ノイ
ズを充分に低減しようとすると打ち消す磁界を強くする
必要があるためリングに流れる電流が大きくなりこの結
果リングの発熱が重大な問題となる。この様にアイロン
本体を誘導加熱出来る範囲を広く取り、且つ加熱コイル
からの輻射ノイズを低減することは、非常に難しい問題
であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その第1
の目的は簡易な構成で輻射ノイズの低減ができる誘導加
熱式アイロンを提供することである。またその第2の目
的は簡易な構成で輻射ノイズの低減が出来、且つアイロ
ン本体を誘導加熱出来る範囲を充分に大きく取れる誘導
加熱式アイロンを提供することである。
課題を解決するための手段 前記第1の目的を達成する本発明の手段は、第1の加
熱コイルの外周近傍を覆いかつ第1の加熱コイルとは逆
方向に電流をながす第2の加熱コイルとを埋設したアイ
ロン台と、このアイロン台上を移動する誘導加熱される
アイロン本体とを備えた構成としたものである。
また第2の目的を達成する手段の1つとして、第1の
目的を達成するための手段に加え、第1と第2の加熱コ
イルを複数埋設したアイロン台を備えた構成としたもの
である。さらに、第2の目的を達成するための別の手段
として、同一形状でかつ逆方向に電流の流れる少なくと
も1組以上の加熱コイルを平面上に並設したアイロン台
と、このアイロン台上を移動する誘導加熱されるアイロ
ン本体とを備えたとしたものである。
作用 本発明の第1の目的を達成するための手段は、アイロ
ン台の第1及び第2の加熱コイルは、逆方向に磁界が発
生するため、それぞれの加熱コイルの極近傍の磁界は接
触することなく存在し、アイロン本体がその上方を移動
するとそれぞれ独立して誘導加熱を生じ、アイロンベー
スを加熱する。一方、加熱コイルから離れた空間ではそ
れぞれの磁界が逆なため、互いに磁界を打ち消しあい輻
射ノイズの発生が非常に低減されるものである。
本発明の第2の目的を達成するための手段の1つによ
ると、離れた空間では互いの磁界を打ち消し合い輻射ノ
イズの発生を防止する第1の加熱コイルの組合せを複数
アイロン台に設けることにより、アイロン台の加熱コイ
ルの配設密度が高くなり、輻射ノイズの防止とアイロン
本体を誘導加熱する範囲を充分大きく取ることができ
る。
本発明の第2の目的を達成するための別の手段は、第
1及び第2の加熱コイルをアイロン台平面に並設し、加
熱コイル近傍においてはそれぞれ独立の磁界が存在する
が、遠方においてはそれぞれの磁界が逆であるため互い
に磁界を打ち消し、輻射ノイズを低減するものである。
さらに加熱コイルを併設し、それを1組としてアイロン
台に配設するならば加熱コイルの配設密度を高くするこ
とができ、アイロン本体を誘導加熱する範囲を充分大き
く取ることができる。
実施例 以下本発明の第1の目的を達成する手段の一実施例を
第1図と第2図を用いて説明する。第1図は本発明の第
1の目的を達成する手段を示す概念図である。第1図に
於て1はアイロン本体、2はアイロン式、3・4は加熱
コイルA・Bでこの2つの加熱コイルは直列に接続され
ており全体として1つの加熱コイルを形成している。加
熱コイルA3は、前記加熱コイルの内周部を、加熱コイル
B4は同じく外周部を形成している。またこの2つの加熱
コイルを流れる電流の方向は、第1図・第2図に示すよ
うに互いに逆であり、発生する高周波磁界が打ち消され
るようになっている。5は加熱コイルA3及び加熱コイル
B4に高周波電力を供給する誘導加熱電源、6は商用電源
である。図で加熱コイルA3と加熱コイルB4の断面に示す
マークは加熱コイルに一定方向に電流を流したときの電
流の向きの関係を表したものである。第2図(1)は第
1図の加熱コイルA3と加熱コイルB4を上からみた図であ
る。第2図(2)は第1図の加熱コイルA3と加熱コイル
B4に一定方向の電流が流れたときの各々の加熱コイルが
つくる磁界の向きの関係を矢印で示した図である。
以上の構成に於てアイロン台2の上でアイロン本体1
を用いてアイロン掛け作業を行った時の動作を説明す
る。このアイロン掛け作業時には、誘導加熱電源5から
直列に接続された加熱コイルA3と加熱コイルB4に高周波
電力を供給しアイロン本体1を誘導加熱する。加熱コイ
ルA3と加熱コイルB4に一定方向に電流を流したときに各
々のコイルのつくる高周波磁界の向きの関係は第2図
(2)の矢印で表すようになる。すなわち二つの加熱コ
イルのつくる高周波磁界は互いに打ち消し合う方向とな
る(但しアイロン本体が上に載っている部分はこれを誘
導加熱する)。これにより加熱コイルから発生する輻射
ノイズは低減されることになる。
次に本発明の第2の目的を達成する手段の一実施例を
第3図・第4図・第5図を用いて説明する。第3図は本
発明の第2の目的を達成する手段を示す概念図である。
第3図に於て11はアイロン本体、12はアイロン台、13お
よび14はアイロン本体11を誘導加熱する加熱コイルAお
よび加熱コイルBである。加熱コイルA13と加熱コイルB
14はそれぞれ渦巻状に巻かれ、直列に接続されており、
第3図及び第4図に示すように両加熱コイルを流れる電
流は互いに逆方向となるように設定されている。第3図
の加熱コイル断面上に示されるマークは加熱コイルA13
から加熱コイルB14に電流を流したときの電流の向きを
表す。15は加熱コイルに高周波電力を供給する誘導加熱
電源、16は商用電源である。第4図は第3図を上からみ
た図である。第4図において、加熱コイルA13または加
熱コイルB14上の矢印は各々のコイルの巻かれている方
向を示す。第5図は第3図の加熱コイルA13と加熱コイ
ルB14がつくる磁界の向きの関係を示した図である。
以上の構成に於てアイロン台12の上でアイロン本体11
を用いてアイロン掛け作業を行った場合の動作について
説明する。この時誘導加熱電源15から直列に接続された
加熱コイルA13と加熱コイルB14に高周波電力が供給され
アイロン本体11が載置されている部分の加熱コイル、本
実施例では加熱コイルB14から発生される高周波磁界が
アイロン本体11を誘導加熱する。この場合加熱コイルA1
3と加熱コイルB14のつくる高周波磁界の向きは加熱コイ
ルA13から加熱コイルB14に電流が流れたとすると第5図
で示す矢印のようになる。すなわち打ち消し合う方向と
なる(但しアイロン本体が上に載っている部分はこれを
誘導加熱する)。
これにより加熱コイルから発生する輻射ノイズが低減
する。
なお、本発明の第1の目的を達成する手段の実施例及
び第2の目的を達成する手段の実施例において加熱コイ
ルの形状は円形のものを用いたが、互いに磁界を打ち消
すものなら例えば楕円・正方形等の形でもよい。また本
発明の第1の目的を達成する手段の実施例および第2の
目的を達成する手段の実施例の二つの加熱コイルを一組
としてこれをアイロン台の大きさに合わせて複数組配置
し、アイロン本体の動きに合わせて切り替えてもよい。
さらに輻射ノイズの低減を図る場合、本発明の第1の目
的を達成する手段と第2の目的を達成する手段を併用し
てもよい。
発明の効果 このように、本発明の第1の目的を達成するための手
段は、アイロン台の第1及び第2の加熱コイルは、逆方
向に磁界が発生するため、それぞれの加熱コイルの極近
傍の磁界は接触することなく存在し、アイロン本体がそ
の上方を移動するとそれぞれ独立して誘導加熱を生じ、
アイロンベースを加熱する。一方、加熱コイルから離れ
た空間ではそれぞれの磁界が逆なため、互いに磁界を打
ち消しあい輻射ノイズの発生が非常に低減されるもので
ある。
本発明の第2の目的を達成するための手段の1つによ
ると、離れた空間では互いの磁界を打ち消し合い輻射ノ
イズの発生を防止する第1の加熱コイルの組合せを複数
アイロン台に設けることにより、アイロン台の加熱コイ
ルの配設密度が高くなり、輻射ノイズの防止とアイロン
本体を誘導加熱する範囲を充分大きく取ることができ
る。
本発明の第2の目的を達成するための別の手段は、第
1及び第2の加熱コイルをアイロン台平面に並設し、加
熱コイル近傍においてはそれぞれ独立の磁界が存在する
が、遠方においてはそれぞれの磁界が逆であるため互い
の磁界を打ち消し、輻射ノイズを低減するものである。
さらに加熱コイルを併設し、それを1組としてアイロン
台に配設するならば加熱コイルの配設密度を高くするこ
とができ、アイロン本体を誘導加熱する範囲を充分大き
く取ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の手段の概念図、第2図(1)は
第1図の加熱コイルAと加熱コイルBを上からみた図、
第2図(2)は第1図に於て加熱コイルAと加熱コイル
Bがつくる磁界の向きを示した図、第3図は本発明の第
2の手段の概念図、第4図は第3図を上からみた図、第
5図は第3図の加熱コイルAと加熱コイルBがつくる磁
界の向きを示した図である。 3……加熱コイルA、4……加熱コイルB、13……加熱
コイルA、14……加熱コイルB。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の加熱コイルの外周近傍を覆いかつ第
    1の加熱コイルとは逆方向に電流をながす第2の加熱コ
    イルとを埋設したアイロン台と、このアイロン台上を移
    動する誘導加熱されるアイロン本体とを備えた誘導加熱
    式アイロン。
  2. 【請求項2】第1と第2の加熱コイルを複数埋設したア
    イロン台を備えた請求項1記載の誘導加熱式アイロン。
  3. 【請求項3】同一形状でかつ逆方向に電流の流れる少な
    くとも1組以上の加熱コイルを平面上に並設したアイロ
    ン台と、このアイロン台上を移動する誘導加熱されるア
    イロン本体とを備えた誘導加熱式アイロン。
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