JP2574263B2 - ウエブ処理モジユ−ル及びそのライン - Google Patents

ウエブ処理モジユ−ル及びそのライン

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JP2574263B2 JP61278485A JP27848586A JP2574263B2 JP 2574263 B2 JP2574263 B2 JP 2574263B2 JP 61278485 A JP61278485 A JP 61278485A JP 27848586 A JP27848586 A JP 27848586A JP 2574263 B2 JP2574263 B2 JP 2574263B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はウエブ・処理装置に関し、さらに詳しくは種
々のタイプの異なる総合ウエブによる仕上げ処理機能を
実施するべく容易に再構成可能な基準寸法によるウエブ
・処理ユニットのシステムに関するものである。
[従来の技術] 紙製の長尺ウエブは種々のタイプの完成した帳票、封
筒(事務書式)を製作するために頻繁に使用する。たと
えば、会計伝票、元帳紙、会計計算書、送り状等は、大
巻きの白紙ウエブから始まることが多い。このウエブ
は、1枚の書式を次の書式からまたは書式の一部分を他
の部分から容易に切離す目的で部分的なミシン線を有す
る完成した事務書式を製作するために、多くの異なる工
程を経る。番号(ナンバーリング)印刷、印字、バー・
コード・プリンティング、MICRプリンティング、パンチ
ング(せん孔)、グルーイング(にかわ付け)、住所等
をウエブ上に典型的・逐次的に施して完成ウエブ・ロー
ルまたは「帳票」を製作する。書式を自動印刷装置で別
に使用するように設計してある場合は、ウエブはその外
縁に沿っていわゆるトラクタ・ドライブ・スプロケット
孔(このようなスプロケット・ドライブ部分を後で切離
すように関連部分にミシン線を有している。書式は、カ
ーボン・コピー、化学的感光コピー等を得るために複数
層を有することができる。
過去において、(たとえば、ある種の奥行制御を達成
するため「ストップ・アンド・ゴー」紙前進機能を有す
る往復式番号印字器のような)ある種の機能制限「独
立」式ウエブ・プロセッサがあり、本出願人の出願に係
る特開昭61−145060号公報においてすでに説明してい
る。
しかし、多くの場合、完成されたウエブ処理は比較的
固守的な処理方式による設計によって現在に至るまで特
制化されてきた。たとえば、ある種のシステムにおいて
は、処理装置の複雑な「ライン」を特別に設計しこれを
全機械の長手方向に沿って機械的に結合されたプロセス
・ドライブとウエブ・トラクタ・ドライブとを有する単
一の仕上げ処理機械に組み入れていた。「独立」式の単
独ウエブ・プロセッサを使用した場合でさえも、機械を
停止しかつ異なる作動モードに機械を設定するためにギ
ャー、シリンダ、リング等を物理的に交換することな
く、たった1つの固定ウエブ・処理作動パターンを実施
可能にするべく、トラクタ及びプロセス・ドライブも特
色として機械的に連結されていた。
特色として、このようなウエブ・処理動作の場合は、
シリンダ、リング等を有するウエブ・プロセス・ユニッ
トを使用し、これらシリンダ、リング等の上で番号印刷
モジュール、インプリンタ、パンチまたはナイフ等の工
具または機械要素が回転してウエブと周期的に接触しか
つウエブ上で作動するようになっている。このような原
稿不明工具は特色として比較的に質量が大であるので一
定速度で回転することが好ましい。回転する工具が関係
しているので、前期工具は回転軸に関して「バランス」
がとれている。紙のウエブは一定の速度で各工程を通過
するので、機械の物理的再構成が実施されない限り、た
った1つの固定ウエブ・処理作動パターンが行なわれる
結果となる。
いくつかのこのような典型的従来技術のウエブ・処理
技術は下記米国特許明細書に記述されている。
(イ)、米国特許第2,549,605号 (ロ)、米国特許第3,468,201号 (ハ)、米国特許第3,539,085号 (ニ)、米国特許第3,561,654号 (ホ)、米国特許第4,406,389号 (ヘ)、米国特許第4,473,009号 (ト)、米国特許第4,484,522号 (チ)、米国特許第4,528,630号 [発明が解決しようとする問題点] このような従来システムは、工具または印刷機と移動
中のウエブとの接触の相対位置を精密に変化させるため
のある種の正確な調整機能を有している。ある種のシス
テムは、この調整機能を制御するため、マイクロプロセ
ッサによる制御器をも使用している。上記明細書(チ)
は、たとえば、ウエブの移動を検知しかつマイクロプロ
セッサによるシステムを使用して印刷処理動作を応答的
に制御している。また、明細書(ヘ)は、マイクロプロ
セッサによる制御器によって制御されている変速比を有
する、ウエブ及びプロセス・ドライバ間に結合された無
限可変伝動装置を使用して正しい印刷の正確な調整を維
持している。しかし、ウエブ/処理調節機能のこのよう
な「精チューニング」は依然として、任意の機械組立に
対する任意の時点において、ただ単に1つの書式の奥行
(長さ)が処理されることになると云う基礎仮定にもと
づいているものである。さらに明細書(ホ)は可変長の
書類を取扱うための配設を提供しているが…任意の組立
条件において依然としてただ1つの書式の長さを取扱っ
ているように見える。
すなわち、上述の従来装置は一般的に、移動するウエ
ブの各々の連続する単一書式の奥行寸法に関し同一の相
対的調整位置において、ただ1つの同一工程を繰り返し
て実施するように設計してあるに過ぎない。上述のとお
り、これらの装置は真に操作員によるプログラム可能な
ものではない。
したがって、この発明の目的は上記のものと異なり、
本システムはプログラム可能であり、容易に変えられる
機能関係に従ってプロセス・ドライブとウエブ・ドライ
ブとの間の関係を適宜変更可能なものである。たとえ
ば、ブログラム可能な機能を選択して、(ただたわみル
ープと電気コネクタとによってのみ接続されている)他
の複数モジュール全体に亘って平均ウエブを整合せしめ
ること及び/または連続する作動間に連続する異なる書
式の奥行を生じせしめることを可能ならしめている。
所望の全体的ウエブ・仕上げ工程を生じるための基準
寸法単位の集合体を配置することによって(たとえば、
仕上げ工程の柔軟性の飛躍的増大、組立時間の短縮、及
び資本投資の削減のごとき)多くの改良が実現されるこ
とが認識されている。……この場合各モジュール内のウ
エブ・ドライブはプログラム可能な電気速度または変位
「プロフィル」によってそのメイン・プロセス・ドライ
ブに関係づけられかつプロセス・ドライブのすべてが共
通電気的「ドライブ・シャフト」に同期・応答して作動
させることである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この発明は単独・独立式モ
ジュールのいくつかの実施例が本出願人の上記特許公開
広報に記述されている。しかし、本発明の総合的利点
は、全体的ウエブ・仕上げ工程「ライン」を形成する目
的の相互接続モジュールの集合体によって最大限に実現
されるものである。たとえば、生産装置の独立「部分
(piece)」を形成しまたは(集合体・モジュールに関
連していくつかの中間処理を供給し、受け継ぎ、かつ実
施するべく配置された)既存の生産機器に「速度追従」
して付加的ウエブ・処理能力を提供するために、複数の
モジュールを集合して一括グループ化することができ
る。
従って、相互接続されたモジュールの上記集合体を使
用した生産設備は、異なる生産条件に合致するようにモ
ジュールを選択・配設することによって多くの異なる完
成された事務書式/生産システムを得るべく顧客に対応
することができる。所望の製造生産「ライン」に対する
搬入・撤去を容易ならしめるため、各モジュールはキャ
スタに装着されることが望ましい。(たとえば、並列の
副集合体において被処理中の2つの異なるウエブが、1
基以上の直列配置の副集合体モジュールにおける追加共
通処理を受けるため共通多層ウエブに後続合併すなわち
一体化する場合)、複数モジュールを並列配置に集合体
化することができる。
マイクロプロセッサによる電気的制御は、各モジュー
ル内のメイン・プロセス・ドライブに関してのウエブ・
ドライブに対するプログラムされた動作制御を機械的に
「衝撃緩和」した形にすることができる。電気プラグが
接続されたバスは、共通「ライン」内で使用されている
複数のモジュールを電気的に相互接続するためのアンビ
リカル・コードを形成する。このバス接続は、各モジュ
ールのメイン・プロセス・ドライブを共通ドライブ・パ
ルス源によって動作せしめ、これによってプロセス・ド
ライブのすべてが共通ドライブ・シャフトから駆動され
ているように見せかせる。同時に、このバス接続及びマ
イクロプロセッサは、全相互接続システムに対する任意
のモジュールの操作盤からの操作員制御を可能ならしめ
るように構成され、この機能は(処理が制御盤のいずれ
からも処理の停止、起動等が可能であるので)安全機能
はもとよりすぐれた操作員の柔軟性をもたらすものであ
る。
いずれのモジュールで実施中の処理も、連続する異な
る書式の奥行(たとえば、フォーム長さ)を持つべく、
プログラムされることができる。この実施例において
は、異なる連続した書式の長さが可能であり、短い組立
て時間の間に操作員によってモジュール内に初期的にプ
ログラムされる。個々のモジュールは集合体内の他のモ
ジュールと異なる一組のこのようにプログラムされた書
式の長さを持つべくプログラムされることができるが、
(たとえば、各モジュールにおける処理が同一円周円筒
等に基礎をおいていると仮定すると)与えられたモジュ
ールにおけるすべてのプログラムされた書式の長さの総
和はもちろん与えられたモジュールに対する全「繰り返
し」期間を定義しなければならず、従ってすべてのモジ
ュールに対して等しくあるべきである。同時に、「DOUB
LE(倍速)/NORMAL(常速)/HALF(半速)」速度調整器
の使用により、与えられたモジュールに他のモジュール
において生じた1個の印字ごとに複数の印字を生じせし
めるとともに、この逆の動作を行なわしめることができ
る。
各モジュールは、その各々のパルスがプロセス・ドラ
イブ変位の所定の増分を表わしている基準パルスを発生
するパルス・ファンクション・ジェネレータを有してい
る(たとえば、この実施例においては、17インチ直径の
円筒の円周において各1/12インチの変位ごとに1個のバ
ス・ドライブ・パルスが発生する)。独立モードにおい
て、このファンクション・ジェネレータの出力はその同
一モジュールのメイン・プロセス・ドライブに基準パル
スを供給するために使用されている。集合体のモードに
おいては、相互接続された集団の各モジュール内のメイ
ン・プロセス・ドライブを同期制御するためにアンビリ
カル・コード・バスに沿って送出される基準パルスの
「マスタ」ソースとして、そのモジュールから操作員が
全集合体の作動を開始せしめるための、モジュールを自
動的に選択するべく、プログラムされたバス判定機構が
使用されている。前述のとおり、(たとえば、停止、作
動及び半速、常速または倍速等の)全ラインの制御は任
意の1基のモジュールの制御盤から制御可能であるの
で、本システムは重複制御盤の役を備えるように配置さ
れている。
特殊停止・速動・システムをも使用し、アンビリカル
・バス・ラインの正しい相互接続を保証している。この
実施例においては、(複数のモジュールの1基の下流側
モジュールに対するウエブ供給を可能ならしめるため各
モジュールの入力端に3個設けてある)アンビリカル・
バス・ライン・入力ソケットのいずれか1個に上流側モ
ジュールからの適切なアンビリカル・バス・ライン・プ
ラグが挿入されていない場合(各モジュールの出力側に
プラグの付いた「出力」アンビリカル・バス・ラインが
1本ある)、全ラインは起動不能または作動継続不能と
なる。(それがなければ挿入未完のソケットに挿入する
ため予備の「ダミー」アンビリカル・コード及びプラグ
が入力側に用意してある。) さらに、この実施例においては、このアンビリカル・
コード・バスの接続は、バス・ラインに対して正しい入
力/出力の方向性が維持されていれば、ひとつのモジュ
ールから次のモジュールへの任意のバス接続点を可能な
らしめるように配設されている[すなわち、そのモジュ
ールが(この場合にはプラグがストップ・インタロック
回路に電力を供給するようモジュールの外側の特殊ソケ
ットに挿入される)最終下流側モジュールでなければ]
ひとつのモジュールからの出力アンビリカル・コード及
びプラグはモジュールの入力ソケットに挿入しなければ
ならない。
この実施例はウエブに対する従来のスプロケット・駆
動を使用して説明したが、他に、いかなるウエブ駆動機
構も使用できることは自明である。
[作用] 本発明によればウエブの変位は、ウエブ・ドライブが
約0.002インチの増分で制御可能に前進・後退しこれに
よってウエブ上に処理機能の正確な所望設置を達成する
よう、比較的に高い正確度(たとえば、1/480インチ増
分)に制御されている。さらに、(たとえば、所望の処
理が行えるように)処理工具等が特色として周期的にウ
エブと接触することから、工具がウエブとの実際的接触
を期待される時点においてウエブの速度を回転工具等の
速度に「整合」せしめることが特色として必要である。
その他の時点においては、ウエブ上の工具動作の間に異
なる間隔どりすなわち距離をとるためにウエブ速度は制
御されるが工具の速度と異っても構わない。
この実施例においては、プロセス・ドライブに関して
ウエブ・ドライブを正しく制御するために、ウエブ・ド
ライブに対する速度または変位プロフィルを含む事前記
憶、すなわちプログラムされたデータを利用している。
実施例の場合は、基準メインまたはプロセス・ドライブ
・パルスが発生して(プロセス・ドライブに新たな1/12
インチの変位が発生したことを表わす)ごとに、記憶速
度/変位プロフィル・テーブル・データから(各々が1/
480インチのウエブ変位を表わしている)次に必要とす
るウエブ・ドライブ・パルス数を計算するために、マイ
クロプロセッサ割込みルーチンに入る。たとえば、両速
度が整合されるべき場合に各プロセス・ドライブ・パル
スごとに40個のウエブ・ドライブ・パルスが通常必要で
あるとすると、ウエブを減速または増速する必要があれ
ば異なるウエブ・ドライブ・パルス数が記憶プロフィル
・データに従って生成されることになる。この外、メイ
ン・プロセス・ドライブとウエブ・ドライブの両者は速
度制御ディジタル/アナログ・サーボ・ループに含まれ
ていて、ウエブ/プロセスの速度/位置の所望値と実検
データとの間のすべての検出誤差を補償するため、モー
タ・駆動を必要に応じて調整するようにしている。
すべてのモジュールに使用されるメイン・プロセス
は、実質的にいかなる所望タイプのものでも構わない。
利用可能ないくつかの典型的な従来プロセスは次のとお
りである。
(1)回転または往復番号印字ヘッド、 (2)書式による折りたたみモジュール(この場合は
「ワラット」ウエブ・ドライブ速度プロフィルを利用す
ることになる)、 (3)カット・オフ/クロス・パーフオレーション・モ
ジュール、 (4)高レゾリューション・ドット・マトリックス・プ
リンタ等(これはウエブが常時プリンタ・プロセスに接
触する場合は一定のウエブ速度を必要とする)、 (5)アンワインド/パンチ・モジュール、 (6)リワインド・モジュール(以前に処理された書式
の出力側ロールへの巻戻し用)、 (7)コレーション/ファスニング・モジュール、 (8)ダイカット・モジュール(たとえば、封筒に住所
用窓をカットする)、 (9)石版印刷モジュール、 (10)書式上に糊を塗布するためのグルーイング・モジ
ュール、または (11)「プレーシング」モジュール(たとえば、カット
された窓等上の窓または透明紙にクレジット・カードを
置くため)。
任意のモジュールにおいて上記以外に多くの種類のウ
エブ・処理が任意のモジュールにおいて実施可能である
ことは、この技術分野の熟練者にとっては明白である。
それにもかかわらず、以下に詳述するように、すべてが
調和した処理を実施する集合体の相互接続モジュール
は、ウエブが同一平均スループットを持つように制御さ
れる。異なるモジュールにおいて任意の時点で処理中の
ウエブ長の過渡的な変化は、ライン内の各連続モジュー
ル間にウエブの十分なたわみを作ることで容易に調節す
ることができる。
実施例においては、各モジュールは2つのマイクロプ
ロセッサ・サーボ・制御方式を使用している。メイン・
ドライブ・サーボ方式は、特定モジュールのウエブ・処
理機能を作動するため特色として機械的に直結されてい
るメイン・・ドライブ・モータを制御する。トラクタ
(または他のウエブ・ドライブ・メカニズム)サーボ・
方式は、処理動作に関して正しいウエブ走行量を計測す
るようウエブ・駆動動作を制御する。共同動作を行なう
マイクロプロセッサ・サーボ・方式は下記の機能を実行
するために配設されている。
(1)すべてのモジュール・処理を調和速度に維持する
こと、 (2)ウエブ上の正しい記録処理効果を保証しかつ正し
い処理及びウエブ速度を保証するよう各処理装置への紙
供給を維持すること、 (3)集合体内のいずれの個別モジュールの制御盤から
も相互接続モジュールの全集合体に関して書式の寸法
(幅と長さの両方)が同時に変更可能であること、及び (4)いずれの個別モジュールの制御盤からも操作員操
作により「STOP(停止)」、「JOG(常速)」、「RUN S
LOW(低速)」、及び「RUN FAST(高速)」のごとき共
通プレス・コマンドが達成され、これによって全集合体
のモジュールが共通ドライブ・シャフトによって機械的
に結合されているかに見えるようにすること。
[実施例] 第1図は本発明により構成したウエブ・プロセッシン
グ・モジュールの代表例を概略的に示すものである。こ
のモジュールは通常の場合他のモジュールと結合してさ
らに精巧なウエブの仕上げ処理ラインを形成している
が、第1図では「独立」式のものを示している。
紙ウエブ104はジグザグに折畳まれた積重ね体102から
供給される。代表的実施例においては、スプロケット・
タイプの入口側ウエブ・ドライブ106は、紙ウエブ104を
公知のウエブ処理装置108(たとえば、番号印刷ヘッド1
10、112が一定速度で回転し、対向回転受胴114と協同動
作して、ウエブがこのヘッド110、112と受胴114の間を
通過する際にウエブ104上に連続番号等を印刷する)に
積極的に供給する。この実施例においては、番号印刷ヘ
ッド110、112の最先端は17インチの円周を有する仮想円
筒の周囲に配設されていて、各々が8.5インチの仮想円
筒を描く円周の処理領域(たとえば、印刷ヘッド110、1
12の180°回転ごとに1回)を形成している。出口側ウ
エブ・ドライブ116は処理済みウエブ104′を積極的に引
出して貯蔵積み重ね体102′として折畳む。第1図の実
施例においては、出口側ウエブ・ドライブ116は点線118
で示すごとく(たとえば、ベルト装置、チェーン等によ
って)入口側ウエブ・ドライブ106に機械的に結合して
いる。
ウエブ処理装置108は、(たとえば、ベルト122等を経
由して)メイン・ドライブ・モータ120によって一定速
度で駆動されている。入口側及び出口側ウエブ・ドライ
ブ106、116は、トラクタ・モータ124によって共通的に
駆動されている。前記メイン・ドライブ・モータとトラ
クタ・モータは、それ自身の速度/変位制御フィードバ
ック・ループ内に包含されている。たとえば、ロータリ
・エンコーダ126は、処理装置の実際位置を検知すると
ともに、メイン・ドライブ・モータ120を(たとえば、
インタ・モジュール・バス134からメイン・ドライブ・
サーボ回路128に供給される連続基準パルス130によって
定められる)一定速度の回転に維持するためにメイン・
ドライブ・モータ120へ所要電気入力を供給するメイン
・ドライブ・サーボ回路128に入力を供給するよう、機
械的に結合している。独立型の場合には、実際的に基準
パルス130は、メイン・ドライブ・サーボ回路128に包含
されかつ操作員コンソールパネル132から制御されるパ
ルス周波数関数発生器から発生する。他の例として、基
準パルス130は、インタ・モジュールバス134を経由して
他のモジュールまたは他のソースから供給することがで
きる。
同様に、ロータリ・エンコーダ136は、ウエブ・ドラ
イブ106、116の実際位置を検知するとともに、トラクタ
・ドライブ・サーボ回路138への表示パルス列を放射す
べくウエブ・ドライブ106、116に機械的に結合してい
る。サーボ回路138はその基準パルスをもプロセス・エ
ンコーダ126から取り込むとともにトラクタ・モータ124
に適切な駆動信号を供給し、処理装置に対して所望の事
前決定かつプログラム可能な関係に実際のウエブ・ドラ
イブ106、116を維持する。自明のごとく、処理装置が或
る回数で単にウエブ104に接触する場合は(たとえば、
2個の番号印刷ヘッド110、112が使用される場合は1回
転について2回)、ウエブ・ドライブ106、116の速度は
その回数におけるヘッド110、112の円周速度に単に必然
的に整合する。調整時、ウエブ・ドライブ106、116は、
ウエブとの次のヘッドの接触がウエブ上の所望の位置で
発生することを保証するため、ウエブ・ドライブ106、1
16を減速、増速、停止、逆転等を行なわせるようプログ
ラムすることができる。
モジュール100(及びインタ・モジュール・バス134を
経由して適切に結合された他のモジュール)との操作員
制御及びインタフェースは、各種手動作動スイッチ及び
可視ディスプレイ(第2図にさらに詳しく示してある)
を有するコントロール・パネル132によって達成されて
いる。
モジュール100の出口側において、インタ・モジュー
ル・バス134は接続プラグ140を有する外部アンビリカル
・コードに至っている。モジュール100の入口端におい
て、インタ・モジュール・バス134は、各々が上流側モ
ジュールから(または、ウエブ・処理[ライン]の上流
側または下流側に位置する他の公知の装置からの適切な
[中継器]から)接続プラグ140を受け入れることがで
きる3個のソケット142において終端している。複数の
入力ソケット142は、下流側モジュールにおけるさらに
必要とする共通処理のためのウエブの適切な併合のため
に、単一の下流側モジュールへ複数の上流側モジュール
100の並列接続を可能ならしめるため設けられている。
モジュールが作動状態になる前に正しく配線されたプ
ラグ140が各ソケット142に挿入されるために、安全スト
ップ・インタロック回路も使用することが好ましい。従
って、3個の追加の「ダミー」プラグ140′がモジュー
ル100の入口側に設けてある。所望の集合体が配列され
た後にプラグ未挿入のソケット142が存在する場合は、
使用可能なダミー・プラグ140′のいずれかをそのプラ
グ未挿入ソケット142に挿入してストップ回路を完成さ
せることができる。さらに、特殊ソケットが各モジュー
ルの出口側に用意してある。最も下流側のモジュールの
プラグはその自身の特殊ソケットに挿入され(すべての
モジュールを多数回通過する直列ループ回路である)ス
トップ回路に電力を供給している。「独立」式のものに
おいては、ダミー・プラグ140′は3個ともすべて供給
側ソケット142に挿入されなければならないし、コード
はストップ回路インタロックに24ボルトを供給するため
モジュールの送出側のコード自身の特殊ソケットに挿入
されなければならない。
また、モジュール100は、所望ウエブの仕上げ処理ラ
インを具備する任意のモジュール・集合体内の位置に対
して進入・撤去を容易ならしめるため、キャスタ144上
に装着されている。
モジュールのコントロール・パネル132は、第2図に
さらに詳しく示してある。第2図において、パネル132
の左側スイッチ類202は、操作員にメイン・ドライブ・
サーボ回路128を通してのウエブ処理機能の制御を可能
ならしめる。このコントロール・パネル132の左半分の
スイッチ類202のレイアウトとしては、印刷業界に対し
ていくぶんか「標準」的な形式であり大部分の操作員が
容易に理解できるものが望ましい。スピード・コントロ
ールスイッチ202′もこのパネルの最右側に配置されて
いて、他のモジュールの処理速度に関して(始動時の)
メイン・サーボ・ドライブ速度の制御を行なう。
コントロール・パネル132の右半分のスイッチ類204
は、操作員にトラクタ・ドライブ・サーボ回路138のプ
ログラム組入れを可能ならしめる。詳細には後述する
が、複数のモジュール100がひとつの集合体に接続され
ている場合は、任意のひとつのモジュール100のモジュ
ール・コントロール・パネル132が全集合体の制御に使
用され、処理・ラインの上・下流側に分配して配置され
た複数の重複コントロール・パネルの役を果たす(すな
わち、各モジュール位置に1台)。
プロセス・ドライブに関してのウエブ・ドライブ106,
116の速度は、トラクタ・ドライブ・サーボ回路138によ
って制御されている。コントロール・パネル・スイッチ
類204を操作することによって、操作員は適切な「速度
プロフィル」または書式の奥行(すなわち、長さ寸法)
を選択することができる。この操作員が選択しかつプロ
グラムされたプロフィルは、トラクタ・サーボ回路138
を利用して、処理装置の用紙との接触時にウエブの速度
を処理装置の速度に整合せしめる。このプロフィルは、
所望の場合は、処理装置の回転ごとに処理装置の下の用
紙を多少移動せしめるため非接触期間にウエブの速度を
変更せしめて使用することができる。ウエブ上に実施さ
れたプロセス・ファンクション間の距離を定義するた
め、操作員は4つまでの異なる連続する書式の奥行を選
択することができる。書式の幅は単にウエブ全体の幅を
定めるとともに、この実施例においては、処理される長
尺ウエブ製品に対し適当な横寸法にスプロケット・ドラ
イブ機構の間隔を取るべく、トランスバース・トラクタ
・ドライブ・システムを制御するために使用されてい
る。
たとえば、連続ウエブ番号印刷処理が含まれかつ、
(a)2−1/2インチ、(b)3インチ、(c)5−1/4
インチ、及び(d)7インチのプログラムされた書式の
奥行が選択された場合は、2番目の捺印番号は1番目の
後2−1/2インチに印刷し、3番目の捺印番号は2番目
の後3インチに印刷し、4番目の捺印番号は3番目の後
5−1/4インチに印刷し、全体にわたる「反復」サイク
ルを完了し、1番目の捺印番号は4番目の後7インチに
印刷する。
プロセス・ドライブは、トラクタ・ドライブと共用の
3つの動作モード(JOG、RUN、SLOW、及びRUN FAST)を
有する。プロセス・ドライブは、JOGボタンを202cの押
し下げ時は固定速度で、RUN SLOWボタン202dまたはRUN
FASTボタン202eの押し下げ時は可変速度で作動する。こ
の外、トラクタ・ドライブは「ウェイト・フォー・プロ
セス(wait−for−process)」モード及び「セット・ア
ップ(set−up)」モードを有している。「ウェイト・
フォー・プロセス」モードは手動による設定は不能であ
り、電源が最初に付勢された場合または書式寸法が変更
された場合に自動的にはいるモードである。このモード
の発生については、所望であれば、オペレータ・ディス
プレイのひとつに「HI」のごときメッセージを表示する
ことによって操作員に示すことができる。いったんモジ
ュールがこの「ウェイト・フォー・プロセス」モードに
なると、このモジュールは、その間に書式の幅及び奥行
の寸法が手動入力される「セット・アップ」モードに手
動で設定することができる。マイクロプロセッサは、何
時処理工程に速度整合するかをすでに「知覚」している
が、ウエブへの速度整合の設定は「セット・アップ」モ
ード時に操作員によって調整可能なものである。(後述
してあるが、PENMがトラクタ・マイクロプロセッサに何
時ウエブがヘッド110,112に当接するかを「知覚」せし
めこれによりプロフィルの速度整合部分を開始すること
に留意のこと。)この実施例においては、「ウェイト・
フォー・プロセス」モードまたは「セット・アップ」モ
ード時に手動によるトラクタの移動が可能である。
プロセス・ドライブ・コントロールのスイッチ類202
及び202′は独立式、集合体または速度追従構成におい
て、モジュール100を作動せしめるために使用すること
ができる。従来型の接/断スイッチ(示してない)も勿
論典型的に設けられている。この実施例においては、ス
タートアップ警告可聴アラームが、JOG、RUN、SLOW、ま
たはRUN FASTボタン202c〜202eの押し下げ時に約1秒間
鳴動する。この実施例におけるコントロール・スイッチ
202及び202′の名称と機能とを以下に詳しく説明する。
a.「SAFE−RUN」スイッチ202aは「SAFE」位置において
すべての動作モードを不能ならしめ偶発的に始動するの
を防止する。モジュール・ドライブ(プロセス・ドライ
ブとトラクタ・ドライブ)はこのスイッチがRUN位置に
あるときのみ起動可能となる。
b.「STOP」ボタン206bは低速または高速または常速モー
ドで作動中のモジュール(プロセス・ドライブ及びトラ
クタ・ドライブ)を停止せしめるために使用する。
c.「JOG」ボタン202cは常速速度でモジュール(プロセ
ス・ドライブ及びトラクタ・ドライブ)を起動するため
に使用する。ボタン202cが押し下げ状態にある限り、毎
分28インプレッション(IPM)が選ばれる。ボタンを放
すとモジュール・プロセスは再び停止する。
d.「RUN SLOW」ボタン202dは低速でモジュール(トラク
タ・ドライブ及びプロセス・ドライブ)を起動するため
に使用し、モジュールの停止時にこのボタンを押し下げ
ると毎分28インプレッションが選ばれる。モジュールが
低速より速い速度で作動中にこのボタンを押し下げる
と、モジュールはこのボタンが押し下げ状態にある限
り、または速度が常速に減少するまで減速する。実施例
のモジュールは速度制御抵抗器を有していない。その代
り、「RUN SLOW」ボタン202d及び「RUN FAST」ボタン20
2eが作動速度を調整する。
e.「RUN FAST」ボタン202eは高速でモジュール(プロセ
ス・ドライブ及びトラクタ・ドライブ)を起動するため
に使用し、モジュールの停止時にこのボタンを押し下げ
ると毎分28インプレッションが選ばれる。モジュールの
作動中にこのボタンを押し下げると、モジュールはこの
ボタンを押し下げ状態にある限りまたは最大速度に到達
するまで加速する。
f.「HALF−NORMAL−DOUBLE」スイッチ202fは、書式の奥
行と処理機能が異なる場合集合体モジュール間の速度を
変化せしめるために使用する。このスイッチは独立作動
に対しては「NORMAL」位置に設定しておくべきである。
g.「IMPRESSIONS/MINUTE」リードアウト202gは毎分のイ
ンプレッション数でモジュール速度(プロセス・ドライ
ブのみ)を表示する。
ウエブ・ドライブ・コントロールスイッチ数204も独
立式、集合体または速度追従モジュール構成において使
用することができる。
a.「SETUP」ボタン204aは、モジュールがすでに停止し
かつボタン204aが押し下げ状態にあるときのみ、モジュ
ールをセットアップモードに設定するために使用する。
このボタンを押し下げると、「DEPTH−WIDTH」スイッチ
204dの設定位置に従って、「FORM DIMENSION」ディスプ
レイ204fは現在の書式の幅または奥行のいずれかを表示
する(最初に第1のメモリの内容を表示し、続いてメモ
リ2、3、及び4の内容がディスプレイ204fに表示され
る)。書式の幅及び/または奥行は、このボタン204aの
押し下げ時にのみ変更可能である。
b.「SCROLL」ボタン204bは、「SETUP」ボタン204aの押
し下げかつ書式の奥行が1つ以上の入力時書式の奥行・
メモリ・セレクションを進めるため、またはUP/ADVANCE
−DN/RETARDスイッチ204eがその中央位置から移動しか
つ「SETUP」ボタン204aが押し下げ状態にないと時粗
(0.020″の増分)レジスタ調整を行なうために使用す
る。奥行の・メモリ・セレクションはボタン204bを押し
下げて放すごとに前進する。最初に選択された奥行メモ
リは、検査または変更中の奥行(最終入力)を常に表示
する。後続の選択メモリは入力された最終の奥行または
奥行が全然入力されていない場合はEのいずれかを表示
する。後続の選択メモリに入力される奥行は常にそのイ
ンプレッションとひとつ後のインプレッションとの間の
距離である。たとえば、2つのインプレッションを必要
とする場合、入力された最初の奥行は第1のインプレッ
ションと第2のインプレッションとの間の距離であるべ
きである。入力された第2の数は第2のインプレッシヨ
ンと第2のインプレッシヨンとの間の距離であるべきで
ある(これらの関係の図式説明については第7図を参照
のこと)。
c.「GLOBAL−LOCAL」スイッチ204cは、集合体上モジュ
ールとともにのみ使用する。スイッチ204cが「GLOBAL」
位置にある場合は、或る1つのモジュールで操作員が入
力した書式の幅または奥行の変更はすべて、「GLOBAL」
位置にある個々のGLOBAL−LOCALスイッチ204cを有する
すべての他のモジュールに自動的に入力される。スイッ
チ204cが「LOCAL」位置にある場合は、モジュールに対
する寸法の変更はすべてその特定モジュールで入力しな
ければならず、またこのような入力は他のモジュールに
対しては何ら影響を与えるものではない。
d.「DEPTH−WIDTH」スイッチ204dは、入力すべき書式の
寸法を選択する。スイッチ204dが「DEPTH」位置にある
場合は、書式の奥行・データが入力される。スイッチ20
4dが「WIDTH」位置にある場合は、書式の幅・データが
入力され、かつ「SETUP」ボタン204aを放した時点でト
ラクタが入力された横幅に移動する。作動状態において
は、「DEPTH−WIDTH」スイッチ204dは奥行または幅値の
いずれを表示するかを決定する。
e.「UP/ADVANCE−DN/RETARD」スイッチ204e(3位置ば
ね装填・中央復帰式)は、セットアップ時に表示された
書式の幅数または奥行数を増加(UP/ADVANCE)または減
少(DN/RETARD)するため、または作動中の記録の「微
調」に使用する(注:GLOBAL−LOCALスイッチ204c及びHA
LF−NORMAL−DOUBLEスイッチ202fは、モジュールが集合
体にある場合にのみ使用する)。
f.「FORM DIMENSION」リードアウト204fは、(DEPTH−W
IDTHスイッチ204dの設定位置に従って)書式の幅または
奥行、及びUP/ADVANCE−DN/RETARDスイッチ204eを「オ
ン・ザ・フライ(作動中)」に記録を調整するために使
用する場合0.002インチの増分における回転式記録指示
器の調整を表示する。
ウエブ・ドライブとプロセス・ドライブとの関係はプ
ログラム制御下にあることから、プログラムは第3図
(a)、(b)に図示するごとき「速度プロフィル」を
定義する記憶データによって定義することができる。図
示のごとく、実際の印字動作などが生じることになれ
ば、ウエブ・ドライブとプロセス・ドライブとの間に速
度整合が維持される。このため、ウエブ上の所望の押印
点において次の速度整合が達成されるべく、ウエブ・ド
ライブは制御される(たとえば、第3図(a)に示すご
とく、速度が減少すると次に増加する)。速度は第3図
(a)に時間の関数としてプロットしてあるので、必然
的に曲線の下の面積は実際のウエブ変位になる。さら
に、メイン・プロセス速度は一定であるので、プロセス
円筒の事前決定円周行程は第3図(a)に示す事前決定
時間に相当する。第3図(a)の例においては、8−1/
2インチの単一の書式奥行を、比較的遅い速度で発生す
る場合について示している。プロセスの速度が増加し、
かつ時間尺度が同一のままであれば、速度プロフィルは
第3図(b)に示すごとくなる。すなわち、8−1/2イ
ンチの繰り返しプロセスが短い時間間隔で発生し、トラ
クタ速度が増加する。与えられた繰り返しサイクルに対
する曲線の下の面積は勿論同一である。
同様に、記憶プロフィル・データは、第4図(a)、
(b)に図示のごとく、ウエブ変位体プロセス変位の形
で維持することができる。たとえば、この実施例におい
ては、メイン・プロセス・エンコーダ126(第1図参
照)は各1インチのプロセス変位(すなわち、17インチ
のプロセス・シリンダの円周行程)に対して12個のパル
スを発生するように配設してある。ウエブ・ドライブ・
エンコーダ136(第1図参照)は各1インチのウエブ変
位に対して480個のパルス(たとえば、パルスにつき約
0.002インチ)を発生するように配設してある。従っ
て、ウエブ速度がプロセス速度に整合するものとすれ
ば、エンコーダ126から発射される各プロセス・ドライ
ブ・パルスに対して、エンコーダ136からの480/12=40
個のウエブ変位パルスを発生するように、ウエブ・ドラ
イブを制御しなければならない。第4図(a)におい
て、速度整合プラトーは各メイン・プロセス変位「ティ
ック」(すなわち、パルス)に対して40ウエブ変位「テ
イックス」(すなわち、パルシズ)のレベルにある。第
4図(a)の例においては、繰り返し速度整合動作の間
の非接触期間でウエブ変位が実際に一瞬逆転するように
比較的短い書式の奥行を想定している。これに対して、
第4図(b)に示すごとく比較的に長い書式の奥行(す
なわち、速度整合期間の間の繰り返し期間)の場合は、
ウエブ変位/速度は非接触プロセス期間中の速度整合プ
ラトーから実際に増加する。
第5図−第7図に若干複雑なウエブ・仕上げ処理動作
を示す。第5図は、円周17インチのプロセス円筒を概略
的に示してある。実際には、自明のごとくこの「円筒」
は単に仮想円筒表面を形成するもので、この表面に番号
印刷ヘッド110、112の印刷文字が存在する。第5図に上
から見るごとく、番号印刷ヘッド112は数値指示「567
8」の印字プロセスにあり、一方番号印刷ヘッド110は、
時間的にプロセス円筒の1/2回転早く丁度数値指示「123
4」の印字を完了し、プロセス円筒の上部に対して180°
まわった位置にあり、非接触状態にある。この分野の関
係者にとっては自明の理であるが、プロセス円筒の各回
転時に番号印刷ヘッド110、112の数値指示を進めるため
に適切なカム等を使用することができる。
ウエブ104の一部分を第6図に図示してあり、番号印
刷ヘッド110、112による所望の印字パターンを示してい
る。たとえば、番号印刷ヘッド110は、距離A+B(位
置50と52との間)と距離C+D(位置52と50′との間)
を含む繰り返しパターン内に間隔どりされている位置5
0、52、及び50′においてウエブ104に接触するべく要求
されている。同時に、ウエブの右側に配設されている番
号印刷ヘッド112は、変位B+C(印字位置51と53との
間)と変位D+A(印字位置53と51′との間)を含む繰
り返し区間において位置51、53、及び51′に数値指標を
逐次的に印字することになっている。
この所望の印字パターンは、ウエブ・仕上げ工程の各
完全繰り返しサイクル間に4つの連続書式の奥行A、
B、C、及びDを連続して生じるべくウエブ変位をプロ
グラムすることによって達成される。たとえば、第7図
に示すごとく、ウエブ速度プロフィルは、インプレッシ
ョン・タイム50と51の間に比較的短いウエブ変位をもた
らすべく、インプレッション・タイム50と51の間で実際
的に逆転している(第4図(a)の例と同様)。同様で
あるが度合のより小なる状態で、ウエブ変位区間Dをも
たらすべく、ウエブ変位はインプレッション・タイム53
と50′の間で一時に逆転している。残りの非接触期間
時、比較的大きいウエブ変位区間B及びCを生じるべ
く、インプレッシヨン・タイム51、52、及び53の間でウ
エブ速度/変位は単に(第3図(a),(b)の例と同
様に)落してある。第7図に示す線形タイム・スケール
によると、整合がとれた速度プロセス接触タイム50、5
1、52、53、50′の間の期間は常に等しいが、これは一
定のプロセス速度を仮定していることによるものであ
る。実際のウエブ変位は、それぞれの区間A、B、C、
及びD中の速度プロフィル下には面積が等しくないとこ
ろがある事実に起因して等しいものではない。
この実施例においては、プロセス・コンタクト50、5
1、52、53等の実際のタイムは、ウエブ速度プロフィル
上の整合速度区間、すなわちプラトーの中心にあるよう
に選ばれている。また、ウエブ上の印字の正確な位置
(すなわち、ウエブ104上の印字指標の記録)は、検出
された実際の駆動機構の関数としてウエブのドライブ・
モータ・機構を制御する記憶速度プロフィル・データの
読み出し処理を単に進めまたは遅らせることによって容
易に進めまたは遅らせることができる。現在の好ましい
実施例においては、記録の調整は、瞬間トラクタ基準位
置を増分または減分し、これによってトラクタ位置ルー
プ・コントロールを自動的に応答せしめることによって
達成されている。
完全または「拡大」プロフィル・テーブルは、対応す
る連続プロセス変位パルス(各1/12インチに1個)に対
する所望の連続トラクタ変位パルス(各1/480インチに
1個)を表わす記憶数値データのオーダード・シーケン
スを有している。
(たとえば、1つの8.5インチ、プロセス変位に対し
て、102個のデータ入力がある。) また、このデータ値のオーダード・シーケンスは、プ
ロフィルの「整合」速度部分が記憶「40」データ値で表
わされている第3図(a),(b)に示すタイプの所望
速度プロフィルを定義する。
EROM内のスペースを節約するため、使用可能速度プロ
フィル・テーブルのライブラリを圧縮したフォーマット
で記憶することができる。
次に、このような圧縮ROM値セットを、これを操作員
のプログラミング操作で選択する時点で理解できる形で
使用できるように、(たとえば、第1表のような)完全
展開のRAMプロフィルに伸長するべく適切なアルゴリズ
ムを設計することができる。
従来型のウエブ・処理装置108は多種多様の所望ウエ
ブ仕上げ工程機能を達成するために使用可能であるの
で、既製モジュールの設計/操作は手元の特定ウエブ処
理に合致するようにある程度「顧客対応化」することが
化能であることを理解されたい。たとえば、(インキ列
調整、番号カム・セットアップ、パンチ及び/またはミ
シン目を入れる刃の取付等のごとき)従来のプロセス補
正・調整要求事項は通常経験したものと同じである。
独立操作モードにおいては、(すべてのソケットはプ
ラグで正しくふさがれ、かつ最終の下流側アンビリカル
・コードはその特殊ソケットに挿入されていることを保
証するように)アンビリカル・コードをすべて正しく構
成するとともにモジュールを「ON」に設定した後、書式
寸法のディスプレイ204fは「HI」を表示しかつインプレ
ッシヨン/分ディスプレイ202gは「O」(SAFE/RUNスイ
ッチ202aが「SAFE」位置に設定され及び/またはアンビ
リカル・コード・プラグの1個が正しく終端されていな
い、等の場合は「STOP」を表示するようにプログラムす
ることができる)を表示しなければならない。
処理すべき用紙の幅は、DEPTH/WIDTHスイッチ204dを
幅側に設定し、かつ書式寸法のディスプレイ204fを観察
しつつSETUPボタン204aを押し下げ(かつ下方に保持す
ること)によってプログラムされる。正しいウエブの幅
がディスプレイ204fに現われるまでスイッチ204eを手動
位置決めすることにより表示は増分または減分方向のい
ずれかにカウントされ、正しいウエブ幅が現われたとこ
ろでスイッチ204eを放してその中央位置に戻すとともに
SETUPボタン204aを放す。スプロケット・ドライブをモ
ジュールの正しい幅位置に自動的に駆動するために横軸
のスプロケット駆動機構を設けることができる。
つぎに、操作員は実行すべき所望の連続する書式の奥
行を決定することができる。たとえば、書式が8−1/2
インチの上部から4−1/3インチ・レジスタされた位置
に書式毎に1回「ストライク・イン」印字像を加えると
すると、この場合、17インチ円周のプロセス円筒の半回
転ごとに単に1回の印字を必要とするので、実際の繰り
返し長さ8−1/2インチを単一の書式の奥行に対してプ
ログラムするべきである。従って、DEPTH/WIDTHスイッ
チ204dを「DEPTH」位置に設定し、この後正しい書式の
奥行がディスプレイ204fに表示されるようにUP/DOWNス
イッチ204eを操作しつつSETUPボタン204aを押し下げる
べきである。SETUPボタン204aを押し下げたままの状態
に維持し、SCROLLボタン204bを1回だけ押し下げて放
す。この例ではただ1つの書式の奥行を入力するので、
ディスプレイが「E」を表示して空を示すまでUP/DOWN
スイッチ204eをその下位置に保持するのみでよい。操作
員は残っている2つの奥行・メモリ位置まで同様にスク
ロールして「E」に設定し、この位置でSETUPボタン204
aを放すと、フォーム・ディメンション・ディスプレイ2
04fはウエブ・トラクタ駆動機構が粗記録のため手動で
前進または後退可能であることを示す「HI」を表示する
ことになる。(定義することにより、速度整合時間の初
期にプロセス「マーカ・パルス」が現われることに注目
のこと) ここで「RUN SLOW」ボタン202dを押し下げると、操作
員はウエブ上の印字の記録を目視観察することができ
る。つぎに、正しい最終記録を達成するための必要に応
じて記録を(0.002インチの増分で)調整するべくADVAN
CE/RETARDスイッチ204eを操作する。正しい記録が遅い
(毎分28インプレッション)速度で達成されたならば、
ディスプレイ202gを目視検査したとおりに所望の速度が
得られるまで「RUN FAST」ボタン202eを押し下げたまま
保持する。いかなる時点においても操作員が「STOP」ボ
タン202bを押し下げることによって全プロセスを停止さ
せることができる。
前述のとおり、複数モジュール100は集合体に一体グ
ループ化して第9図に示すような独立生産システムを形
成することも可能である。2基以上のモジュール100、1
00′がグループ化、すなわち集合体化される場合は、複
数モジュールのうちの1つ(たとえば、操作員が与えら
れた動作を開始せしめる制御パネルを有するモジュー
ル)のメイン・プロセス・ドライブに関連しているパル
ス・ファンクション・ジェネレータが集合体内に接続さ
れているすべての他のプロセス・ドライブに対するメイ
ン・ドライブ・サーボ・ループに基準パルスを供給する
ことを除き、集合体内の各モジュールのプロセス・ドラ
イブはモジュールが独立モードで作動している場合と同
じように機能する。いずれの単体モジュール内のSAFE−
RUNスイッチ202a、STOPボタン202b、JOGボタン202c、RU
N SLOWボタン202d、またはRUN FASTボタン202eの操作は
すべてグループ内のすべてのモジュールに影響する。た
だし、各モジュールのインプレッション/分ディスプレ
イ202gに表示される速度はその特定のモジュールの速度
のみを表わしている。
モジュール・集合体内のウエブ・ドライブ・コントロ
ールスイッチ204は、独立モジュールの場合といくぶん
か異なる方法で作動する。たとえば、GLOBAL/LOCALスイ
ッチ204cは独立操作では使用されることすらなかった
が、集合体・モードにおいては、このスイッチは選択さ
れたベースで一方のモジュールから他方のモジュールに
情報を流すために使用することができる。たとえば、GL
OBAL/LOCALスイッチ204cは、1つのモジュールからこの
スイッチを同じく「GLOBAL」位置に設定している他のす
べてのモジュールに書式の寸法・データを流すために使
用することができる。同時に、このようなデータを特定
のモジュールに送出することを回避したい場合は、その
モジュールのスイッチ204cを単に「LOCAL」位置に放置
しておくことが可能であり、これによってそのモジュー
ルを他のモジュールから絶縁しかつそのモジュールに異
なる奥行のデータを持たせることができる。
HALF/NORMAL/DOUBLEスイッチ202fも集合体・モードに
おいてとくに利用するものである。ほとんどの操作時
に、このスイッチは単にCENTER/NORMAL位置に放置して
おくことになっている。しかしながら、操作員が1つの
モジュールを他のモジュールの半分の処理速度で操作さ
せたい場合は、その特定モジュールのスイッチ202fを
「HALF」位置に設定しなければならない。このように設
定すると、その特定モジュールのインプレッション/分
ディスプレイ202gは、他のモジュールのディスプレイ20
2gに現われるものの半分を表示することになる。同様
に、ある任意のモジュールのスイッチ202fをDOUBLE位置
に設定すると、その特定モジュールは他のモジュールの
プロセス速度の2倍の速度で作動する。この機能は2の
整数倍数で関連づけられた処理速度(たとえば、1つの
処理が回転ごとに2つのコンタクト期間を有する実施例
において)で作動しなければならない異なる処理装置10
8、108′の使用を可能ならしめるので、集合体モードに
おいて特に有用である。このスイッチはスタートアップ
時にソフトウエアによって検査されかつ設定以外のその
他のタイムはモジュールの突然の速度変化を防止するた
め無能化される。ラインの残りの各1つのインプレッシ
ョン(NORMAL速度)ごとに2つのインプレッション(DO
UBLE速度)を1つのモジュールに印字せしめる機能がコ
ントロール・パネルにある。一例をあげると、「番号」
モジュールをDOUBLEモードで作動せしめ、一方「印字」
モジュールをNORMALモードで作動せしめることである。
この結果として、「印字」モジュールは「番号」モジュ
ールが2回のインプレッションごとに1つのインプレッ
ションのみをマークすることになる。この関係を達成す
る代りの方法としては、「印字」モジュールをHALFモー
ドに設定し、かつ「番号」モジュールをNORMALモードに
設定することである。
2基以上のモジュール100、100′が第9図に示すよう
に1つの集合体として構成される場合は、操作員は下流
側モジュールの供給側の1つのソケットからダミー・プ
ラグ140′のうちの1つを外すとともに上流側モジュー
ルの出力側からアンビリカル・コード・プラグ140をそ
こに挿入する。下流側モジュールのアンビリカル出力コ
ード140′はこの最終下流側モジュールの出力側の特殊
ソケットに挿入されアンビリカル・バス・コード・ルー
プを完結する。
クラスタ操作のひとつのタイプの例として、第8図
(b)に示すように特定の位置の各用紙上に番号印刷を
2回と印字を1回実施されている用紙の貯蔵積み重ね体
102′を生成する必要があると仮定し、全用紙寸法は縦
8−1/2インチ、横5インチであると仮定する。第1の
番号印字は用紙上端から1/2インチに設定され、第2の
番号印字は用紙上端から4インチの位置に設定されるこ
とになる。各用紙の左側への1回の印字は用紙の上端か
ら7インチの位置に設定されることになる。
この所望のウエブ仕上げ工程を実現するため、番号印
刷モジュール100と印字モジュール100′とを集合体化す
ることによって特殊化ウエブ・仕上げ・ラインを構成す
ることができる。この特定の例においては、いずれのモ
ジュールを他方のモジュールの上流側に設定しても構わ
ない。(たとえば、一方のモジュールに入力された書式
の寸法・データが他方のモジュールに自動的に入力され
これによって操作員の重複労力の必要性と発生しがちな
誤入力を回避するため)各モジュールのDEPTH/WIDTHス
イッチ204dは「WIDYH」位置に設定しかつ各モジュール
のGLOBAL/LOCALスイッチ204cは「GLOBAL」位置に設定す
べきである。つぎに、両モジュールのうちの1つのSETU
Pボタン204aを押し下げ、前述のようにUP/DOWNスイッチ
204eを操作することによって書式の幅をディスプレイ20
4fに入力する。一旦正しい幅(たとえば、この例では5
インチ)がディスプレイ204fに現われると、UP/DOWNス
イッチ204eを放してその中立位置に戻しかつSETUPボタ
ン204aを放すとこの時点で上記によって入力された幅・
データはアンビリカル・コードを経由して他方のモジュ
ールに自動的に伝送されそして両モジュールのトランス
バース・ドライブ・モータはスプロケット・ドライブ・
トラクタを正しい幅位置に移動せしめることになる。
第1のモジュール100が印字機であると仮定すると、
ここに入力された書式のデータが番号印刷モジュール10
0′にも入力されることを防止するため、モジュール100
のスイッチ204cは「LOCAL」位置に設定するべきであ
る。次に、用紙は各8−1/2インチの区間ごとにただ1
回のみ印字されることになるので、モジュール100のDEP
TH/WIDTHスイッチ204dはDEPTH位置に設定すると、8−1
/2インチがモジュール100の第1の奥行メモリに入力さ
れそして残りの3つの奥行メモリはすべて空すなわち
「E」状態に零落せしめられる。
第2のモジュールは、番号印刷が2つの異なる間隔で
現われるので、2つの異なる奥行を取り扱うようにセッ
トアップしなければならない。従って、モジュール10
0′のDEPTH/WIDTHスイッチ204dを「DEPTH」位置に設定
した後、204aのSETUPボタンを押し下げかつUP/DOWNスイ
ッチ204eを操作して先ず奥行3−1/2インチ(第8図
(b)に示すように第1の番号から第2の番号までの用
紙上の距離)を入力し、つぎにSCROLLボタン204bを作動
させると第2の奥行・メモリは5インチ(たとえば、第
2の番号位置から第1までの距離)の第2の入力に設定
される。モジュール100′の残りの2つの奥行・メモリ
はSETUPボタン204aが解放されるまで空すなわち「E」
に設定される。以後、ウエブ104は第9図に示すように
両モジュール間にたるみループを伴なって両モジュール
を通過してゆく。ウエブが各モジュールにある状態で工
程の大体の所望記録を達成するために、ウエブを各モジ
ュール内で手動で移動せしめることができる。各々の完
全「繰り返し」期間に2回の番号印刷動作と1回の印字
動作を生じせしめるために、番号印刷モジュールを「DO
UBLE」速度モードに設定する(または、この代りに、入
力側モジュールを「HALF」速度モードに設定する)。次
に、両モジュールの一方にあるRUN SLOWボタン202dを押
し下げると、両モジュールは作動を開始する。目視によ
って、操作員はADVANCE/RETARDスイッチ204eを操作する
ことによって各モジュールにおける記録を手動調整する
ことができる。一旦両モジュールの記録が正しくとれた
状態で、両モジュールのいずれか一方のRUN FASTボタン
202eを押し下げると、ディスプレイ202gによって表示さ
れるところによって所望の速度に到達するまで両モジュ
ールは速度が増加する。留意すべき点は、記録処理は第
1のモジュールすなわち上流側のモジュールにおいて個
々に実施し、次に各後続下流側モジュールで連続実施す
ることである。
さらに、第10図のとおり適切な「トランスレータ25
0」を介在させることにより既存のプレス、コレイタ、
または他の同様な装置を含む混成構成で、1基以上のモ
ジュール100を使用することができる。この場合、トラ
ンスレータ装置250は、モジュールのアンビリカル・バ
ス回路134と既存の縦続接続の電気的制御回路との間の
インターフェースをとるために構成されている。たとえ
ば、トランスレータ装置250は既存のプレスまたはコレ
イタの処理速度を探知し、モジュール100、100′等のア
ンビリカル・バス回路134に対する適切な処理基準駆動
パルスを発生する。これにたいして、既存の装置は、イ
ンターモジュール・バス回路134の設計パラメータに適
合するため、事前に適切な基準パルスを発生するかまた
は周波数、振幅等を適切に変換した後基準パルスを発生
することができる。第10図に示すような構成は混成集合
体と称することができる、この場合標準装置はモジュー
ル100、100′の処理速度において「ダム(dumb)」マス
タ・ドライブになる。トランスレータ250は、いくつか
の実施例においては、メイン・プロセス・ドライブ・パ
ルス(たとえば、各々の所望1/12インチのプロセス変位
ごとに1個のプロセス・ドライブ・パルス)を発生する
ため、既存の機械の或る適切な処理点に設置した適切な
エンコーダ(たとえば、歯車ピックアップ)を単に具備
している。トランスレータ250はまたモジュール100、11
0′のいずれか1つの「RUN」ボタン202d、202e(及び、
できうる限りJOGボタン202c)を既存機械の同様な機能
を活性化するように設計することができる(プロセス・
コントロール・スイッチ類202のレイアウトは既存のプ
レス機械に共通的に使用されているものと同一であるの
で、この機能は特に便利である)。モジュールまたは既
存の機械上のすべてのSTOPボタン202bは、(「ダム」マ
スタ既存装置によって得られた減速に依存している減速
率をもって)通常の方法で機能するため、トランスレー
タ250を経由して接続されるべきである。
「ダム・マスタ」にモジュール・集合体の制御を可能
にするトランスレータ250は、数種の複雑性レベルで供
される装置である。その最も簡単なレベルにおいては、
トランスレータ250は下記を行なうマイクロプロセッサ
・ベースド・システムである。
1.ダム・マスタに搭載のエンコーダからのパルスをイン
タモジュール・バスに適合する形式に変更し、 2.ダム・マスタがラインに存在していることを示すため
ダム・マスタ・バス・ラインを保持し、これにより他の
モジュールが「マスタ」ステータスまたは「plock」low
をとることを防止し、 3.リレー接点閉鎖をダム・マスタに提供し、モジュール
のJOG、RUN、SLOW、及びRUN FASTボタン202c〜202eの状
態を表示し、 4.ダム・マスタでエンコーダの作動中「plock」ライン
を制御し、そして 5.集合体とダム・マスタとの間のストップ回路インタロ
ッキングを提供すること。
さらに複雑なトランスレータは、集合体から書式の寸
法の伝達を受け、円筒円周の変更またはある種の他の機
械的手段によって「サイズ可変」であるダム・マスタを
収容するためダム・マスタ・エンコーダのリゾリューシ
ョンを(ソフトウエアを経由して)電気的に変更するこ
とができる。制限付きトランスレータ250は、エンコー
ダのリゾリューションまたはエンコーダ駆動率歯車を変
更することによって、サイズ可変ダム・マスタに関して
単に作動することができる。
ある実施例においては、17インチ円周の円筒寸法に変
更した14インチDidde−Graphics 860番号印刷装置をウ
エブ・処理装置108として従来の操作を実施するために
装着することができる。このような従来型番号印刷モジ
ュールは、1/6インチ、1/4インチ、1/3インチ、1/2イン
チ、2/3インチ、3/4インチ及び5/6インチの微少増分で
0から16インチまでの奥行上に、バー・コード、ゴシッ
ク、OCRまたはMCR特性の番号印刷をもたらす能力があ
る。この特定の実施例においては、最大のウエブ・幅は
21インチであり、最大の印刷幅は20インチである。ま
た、与えられた速度プロフィルの速度整合の各レベル・
プラトー中のウエブ変位の範囲は、数値指標または他の
印字要素の最大高さを決定する。
モジュール100に対するマイクロプロセッサ・ベース
ト制御については、第11図〜第15図(ハードウエア)及
び第20図〜第29図(ソフトウエア)に詳細に示してあ
る。ハードウエア・システムの全体系は第11図に示して
ある。この図において、トラクタ・ドライブの速度制御
サーボ・ループ1102及びメイン・ドライブ速度制御サー
ボ・ループ1104は、(a)トラクタ・ドライブ・サーボ
138とトラクタ・モータ124とトラクタ・回転エンコーダ
136(サーボ・フィードバック制御ループ1102内)、及
び(b)メイン・ドライブ・サーボ回路128とメイン・
ドライブ・モータ120とメイン・ドライブ・回転・エン
コーダ126(サーボ・フィードバック・ループ1104内)
を具備する状態で再図示してある。また11図から明らか
であるとおり、これらのサーボ制御ループ1102及び1104
は、ドライブ・サーボ回路138、128からのディジタル出
力を実際にトラクタ・モータ124及びメイン・ドライブ
・モータ120を駆動するための適切なアナログ信号に変
換するためにそれぞれ使用されている適切なディジタル
・アナログ・コンバータ(及びそれらの関連増幅器)13
9、129を含み実際にはディジタル信号を利用している。
注目すべきは、前述のとおり、メイン・ドライブ・回
転・エンコーダ126はトラクタ・ドライブ・サーボ・ル
ープ1102に対する基準パルス源として使用され、一方メ
イン・ドライブ・サーボ・ループ1104に対する基準パル
スはインタモジュール・アンビリカル・バス回路134か
ら読み出されている。上述の方法によって、メイン・プ
ロセス・ドライブはインタモジュール・バス134に現わ
れるパルスにより動作せしめられ、結局トラクタ・サー
ボ・ループ1102はプロセス・ドライブにより動作せしめ
られる、しかし制御プログラム可能な方法においては事
前記憶の速度/変位プロフィル・データに従がう。
トラクタ・ドライブ・サーボ回路138はトランスバー
ス・トラクタ・ドライブ1106の制御にも使用されてい
る。このドライブは(たとえば、適当なスライド・ベア
リングと回転駆動リード・スクリュー構成によって)一
対のスプロケット・トラクタ・ドライブ間の横寸法を制
御している。横に移動可能なスプロケット・ドライブ・
アセンブリの実際の横位置(または、リード・スクリュ
ー・ドライブ・メカニズムの相等回転位置)は、トラク
タ・ドライブ・サーボ回路138に適切なフィードバック
を付与するため、適当な電気・機械パルス・トランスジ
ューサ/エンコーダ1108によって検出される。この方法
によって、プログラムされた書式の奥行データは、モジ
ュールの両入力側及び出口側ドライブ106、116のトラク
タ・ドライブ・アセンブリ間の横寸法の制御に使用され
る。
トラクタ・ドライブ・サーボ回路138及びメイン・ド
ライブ・サーボ回路128は、その各々がそれぞれ第13図
及び第12図に関して詳細に説明してあるマイクロプロセ
ッサ・ベースド・ディジタル・データ処理回路を具備し
ている。
一般に、トラクタ・ドライブ・サーボ回路138は、ト
ラクタの動作とインタモジュール・バス134上の寸法デ
ータの送信/受信とを制御する。この伝達はRS 232イン
タフェースと同様に事実上直列的なものである。トラク
タ・サーボ回路138はさらに、書式の寸法(コントロー
ル・パネルの右半分スイッチ数204)と記録に関する操
作員インタフェースを制御する責務を有している。
メイン・サーボ回路128は主要部の処理の動作を制御
するとともに、インタモジュール・バス134へのライン
・スピード基準パルスを発生するパルス・ジェネレータ
として機能するほか他のモジュールからの基準パルス列
を受信しこれに従う機能を有する。集合体内のいずれの
モジュールもパルス列を発生する「マスタ・モジュー
ル」になることができるが、この機能は操作員に対して
明白なものである。すなわち、そのパルス・モジュール
が基準パルス列を発生する「マスタ」であるか否かにか
かわらず、操作員はいずれのモジュールからでも集合体
の速度を制御することができる。操作員はモジュール間
の主従関係を全然意識することがない。集合体は操作員
に対して1つの信号機械として作動するように思われ
る。
全ラインは1つのマスタが発生したパルス列によって
作動しているので、或る1つのモジュールに速度変化が
発生しても外の集合体に影響を与えることはない。この
機構の性質こそが固有の動安定をもたらすものである。
トラクタの所望の動作は、ある意味では、操作員によ
って選択可能なものである。操作員は、トラクタ・サー
ボ・コントローラがEPROM内に使用可能である一連の所
望「速度プロフィル」のいずれかを選ぶことができる。
これらの関連プロフィルは操作員に対して「書式の奥
行」として呈示される。
各々のプロフィルは、動作制御アルゴリズムに対して
基準変位及び基準速度として使用される一連の値として
EPROM内に表わされている。プロフィル・テーブルは、
(たとえば、EPROMに記憶可能なファイルにアセンブル
されるASCIIファイルを作り出すベーシック・プログラ
ムによって)オフ・ラインで生成することができる。
メイン・プロセス・エンコーダ126のレゾリューショ
ンは「テイック(tick)」ごとのプロセス変位の1/12イ
ンチであり、トラクタ・ロータリ・フィードバック・エ
ンコーダ136のレゾリューションは「テイック」ごとの
ウエブ変位の1/480インチである。プロフィル・テーブ
ルに記憶されている値は、各1/12インチの距離に要する
トラクタ変位である。この説明から、新しい基準位置は
テーブルの値を現在の基準位置に加算することによって
作り出すことができ、位置誤差は基準位置を実際の位置
と比較することによって決定することができる。
プロフイル・テーブルの値の他の機能は、メイン速度
に関する所望速度値を提供することである。
その作用は以下に説明するように働く。
メイン・プロセス・エンコーダ・パルスの発生によ
り、トラクタ・サーボ・コントローラによってサービス
される割込みが発生する。この割込みはメイン・プロセ
スにおける1/12インチの変位を表わしている。割込みハ
ンドリング・ルーチンは先ず、「ピリオド(perio
d)」、すなわち、最後の割込みからのリアル・タイム
・クロック・カウント数を生じるリアル・タイム・クロ
ック・カウンタを読み出す。このリアル・タイム・クロ
ック周波数は2MHzである。リアル・タイム・クロック・
カウントは一定の値に分割され、この値はメイン・プロ
セス速度すなわちメイン・プロセス・エンコーダ周波数
の直接関数である「原始(raw)」DAC値を結果として生
じる。位置制御が実施されていないとすると、この値は
プロフィル・テーブル値によって案じられていたことに
なる。この乗算の積はDACへの実際値出力であった筈で
ある。レゾリューションを考慮したことによって、この
積は実際には16で除算されている。システム設計におけ
るこの種の数値操作は、すべての数値演算の整数演算化
を可能ならしめているので処理速度を大幅に増大してい
る。この意味では、全システムの設計(機械的ハードウ
ェア、電子的ハードウェア、及びソフトウェア)は、マ
イクロプロセッサが「スクラッチ・パッド」型アルゴリ
ズムを実施する程に高速でないので、「下降(top dow
n)」方式によって設計すべきである。(トランケーシ
ョン及びレゾリューションに起因する潜在的な蓄積計算
誤差に細心の考慮を払わなければならない) 位置制御を実施する場合は、プロフィル・テーブルか
ら読出された値は、所望の瞬時位置にトラクタを可能な
限り接近せしめるような方法で変更される。位置誤差を
有するプロフィル・テーブル値の処理は、システムの安
定性と正確性を得るための重要問題である。位置誤差は
最終の位置誤差と比較され、これによって動作制御に相
等の「ヒストリ」を含ませることができる。この瞬時位
置誤差が最終DAC出力に及ぼす影響の量は、メイン・プ
ロセスの速度及びこの位置誤差が増加しつつあるかまた
は減少しつつあるかによって重み付けされる。
16ビットのリアル・タイム・クロック・カウンタがオ
ーバフローしている場合は、メイン・プロセスが静止し
ていることを示し、異なる相似の(比例した)動作制御
アルゴリズムを自動的に実施することができる。
トラクタ・ポジション・フィードバック・エンコーダ
のレゾリューションは大きいので、このトラクタ・ポジ
ション・フィードバック・エンコーダ周波数は余りにも
高く、マイクロプロセッサで直接取扱うことができな
い。トラクタの実際の位置は、直角ステアリング・ネッ
トワーク及び2個の16ピット・カウンタ(Intel 8254
A)を経由して、リアル・タイムに記録される。一方の
カウンタはトラクタの順方向動作を表わし、他方のカウ
ンタは逆方向動作を表わしている。両カウンタはマイク
ロプロセッサによって「オン・ザ・フライ(作動中)」
に読取られ、その読みの差は実際の瞬時トラクタ位置を
表わすものである。カウンタは不利な影響なく「ラップ
・アラウンド(wrap around)」することができる。
動作制御の研究において、機械的アセンブリ、高性能
サーボ・モータ、線形増幅器、速度フィードバック・タ
コメータ、及び12ビットDACは一次システムとして取扱
われた。DACへの開ループ・ステップ機能がキャパシタ
の放電曲線と異らない速度変化を生じるものと注目して
いた(「開ループ」は位置フィードバックを意味しない
が、タコメータ速度フィードバックがやはり実施されて
いたことに留意のこと)。
動作制御ソフトウエアの最終的実現においても経験的
に開発された値(すなわち位置誤差処理の「重み」)を
包含していた。しかし、通常の2個のトラクタ・タワー
の代わりにただ1個のトラクタ・タワーを駆動するシス
テムを含み、システムは多くの機械的特性の下で安定で
あることを示している。
メイン・プロセス・サーボ・マイクロプロセッサ回路
に実現されている動作制御は、性質的にトラクタ・コン
トローラと同一であるが、はるかに粗なものである。こ
の場合、基準はインタモジュール・パルスから分岐のパ
ルス列から導出され、このパルス列の各パルスは1/12イ
ンチのメイン・プロセス変位を表わしている。これらの
パルスは、与えられた作動時に一時的マスタになるメイ
ン・サーボ回路のうちの1つにあるカウンタによって生
成される。メイン・プロセスに機械的に取付けられたフ
ィードバック・エンコーダは、トラクタ・ドライブ・シ
ステムへの基準エンコーダとしても働いている。
共に作動している2基のモジュールの両メイン・プロ
セスは、障害をともなうことなく位置的に数インチだけ
与えられた瞬間に変化することができる。これは、所望
書式の奥行の特定な動作に必要な両モジュール間のたる
みを両モジュールが効果的に有することが可能である事
実にもとづくものである。ウエブは両ミジュール間でた
るんでいるので、セッチアップ時に機械的整合は重要な
考慮事項でないことになる。
この実施例においては、ディジタル・サーボ回路13
8、128に対するコンピュータ・プログラムは、「健全
な」方法で機能するために、多くの「鼓動的」出力パル
スを短間隔で発生するように設計する。たとえば、コン
ピュータ・ソフトウエアの各プログラム・ループは、遮
断されるごとに出力パルスを生じせしめる適当な命令を
含むことができる。この結果、第11図のTHEART線上に比
較的速いトラクタ鼓動パルス列が、また第11図のMHEART
線上に同様な比較的密なメイン鼓動パルス列がそれぞれ
発生する。これらの期待パルス列は、「欠落」鼓動信号
(たとえば、後続鼓動信号間の事前決定スレッショルド
より大きい時間間隔)を探索するウォッチドッグ・ドク
ター・ボード(第14図に詳しく示す)によってモニタさ
れている。欠落パルスがこの要領でウォッチドッグ・ド
クター・ボード1110によって検出されると、ヘルス・イ
ンディケータ1112(たとえば、e目視可能LED出力)が
点灯(0:on)して可能性ある故障状態を表示する。「健
全な」作動が失われたことが検出された場合に自動的に
遮断するようにプログラムすることも可能である。
第11図に示すように、インタモジュール・アンビリカ
ル・バス134と、トラクタ及びメイン・サーボ・ドライ
ブ回路138及び128との間のローカル通信ラインであるイ
ンタ・プロセッサ・バス1116との間に配設された従来型
光絶縁器1114により制御ラインの或る箇所がバッファさ
れている。従来の2方向信号転送が光絶縁器1114によっ
て可能になっている。操作員コンソール132及び/また
はトラクタ・ドライブ・サーボ回路138及び/またはメ
イン・ドライブ・サーブ回路128の間に接続された(バ
ス信号及びエンコーダ信号を含む)種々の制御ラインを
第11図に下記のライン名称で示してある。
LGLOBAL=ローカル・スイッチ204cの「GLOBAL」位置設
定時に作動、 LWIDTH=ローカル・スイッチ204dの「WIDTH」位置設定
時に作動、 LDOUBLE=ローカル・スイッチ202fの「DOUBLE」位置設
定時に作動、 LHALF=ローカル・スイッチ202f「HALF」位置設定時に
作動、 LSCROLL=ローカル・ボタン204bの押し下げ時に作動、 LUP=ローカル・スイッチ204eの「UP」位置設定時に作
動、 LDN=ローカル・スイッチ204eの「DOWN」位置設定時に
作動、 LSETUP=ローカル・ボタン204aの「SETUP」位置設定時
に作動、 LSTOP=ローカル・STOPボタン204bの非付勢時に作動、 LJOG=ローカル・JOGボタン202cの押し下げ時に作動、 LRS=ローカルRUN SLOWボタン202dの押し下げ時に作
動、 LRF=ローカルRUN FASTボタン202eの押し下げ時に作
動、 BRRS=バス・リード・ラン・スロー・バス信号ライン、 BRRF=バス・リード・ラン・ファスト・バス信号ライ
ン、 BRPLOCK=バス・リード・パルスLOCKバス・アビトレー
ション制御ライン、 BRFDLOCK=バス・リード・フォーム・ディメンションLO
CKバス・アビトレーション制御ライン、 BRPULSE=バス・リードPULSEプロセス制御ライン、 BRFD=バス・リード・フォーム・ディメンション直列デ
ータ・ライン、 DUMB MASTER=バス・リードDUMB MASTERオン・ライン、 MHEART=メインHEARTビート信号ライン、 THEART=トラクタHEARTビート信号ライン、 SONA=可聴SONAlert出力を起動する、 BDPLOCK=バス・ドライブ・パルスLOCKバス・アビトレ
ーション制御ライン、 XON/OFF=横送りドライブ・モータを付勢すべき時に作
動、 XDIR=横送りドライブの方向を決定する制御ライン、 BDFD=バス・ドライブ・フォーム・ディメンション直列
ライン、 BDPULSE=バス・ドライブPULSEプロセス制御ライン、 XTENA=トランスバース・トラクタ・エンコーダ(Xvers
e Tractor ENcoder)位相A出力、 XTENB=トランスバース・トラクタ・エンコーダ(Xvers
e Tractor ENcoder)位相B出力、 PENA=プロセス・エンコーダ(Process ENcoder)位相
A出力、 PENB=プロセス・エンコーダ(Process ENcoder)位相
B出力、 PENM=プロセス・エンコーダ・マーカ(Process ENcode
r Marker)出力(1回転につき2回)、 MDFENA=PENA=メイン・ドライブ・フィードバック・エ
ンコーダ位相A出力、 MDFENA=PENB=メイン・ドライブ・フィードバック・エ
ンコーダ位相B出力、 MDFENA=PENM=メイン・ドライブ・フィードバック・エ
ンコーダ・マーク出力(1回転につき2回)、 TRENA=トラクタ・エンコーダ位相A出力、 TRENB=トラクタ・エンコーダ位相B出力、 インタモジュール・アンビリカル・バス134は、たとえ
ば、下記のラインを有する。
MBCOM=インタモジュール・バス共通接地ライン、 PULSE=インタモジュール・プロセスPULSE制御ライン
(光絶縁器1114を経てBDPULSEとBRPULSEに接続)。この
ラインはすべてのモジュールによって駆動される。パル
ス周波数は集合体のプロセス速度を決定する。「独立」
モードで独立的に作動中のモジュールはやはりこのバス
・ラインを経て作動する。
PLOCK=インタモジュール・パルスLOCKバス・アビトレ
ーション・ライン(光絶縁器1114を経てBRPLOCKとBDPLO
CKに接続)。既アクティブ時このラインはモジュールが
PULSEの制御を得ることを防止する。
FD=インタモジュール・フォーム・デプス直列データ・
ライン(光絶縁器1114を経てBDFDとBRFDに接続)…RS23
2型直列データ伝送に同じ。
FDLOCK=内部モジュール・フォーム・ディメンションズ
LOCKバス・アビトレーション・ライン(光絶縁器1114を
経てBRFDLOCKに接続)…FDラインに関連して使用されて
いる点を除きPLOCKに同じ。
DM=インタモジュール・ダム・マスタ・ライン(BDDMと
BRDMとに接続)。
RS=インタモジュール・ラン・スロー制御ライン(光絶
縁器1114を経てBRRSに接続)。
RF=インタモジュール・ラン・ファスト制御ライン(光
絶縁器1114を経てBRRFに接続)。
JOG=インタモジュールLOG信号ライン。
STOP=インタモジュール・ストップ回路。
この実施例のインタモジュール・バス134上のシグナリ
ング・プロトコルは下記の信号を含んでいる。
STOP=プロセスを作動させるためには「低low)」でな
けれなならない。
JOG=「低low)」のとき作動状態。
RS=「低low)」のとき作動状態…低速または減速動
作。
RF=「低low)」のとき作動状態…高速または加速動
作。
PLOCK=「低low)」はあるモジュールが制御権を有し
(マスタであり)かつシステムが「作動」モードである
ことを示す。
PULSE=「低low)」に向うパルスはメイン・プロセスの
所望の1/12インチ変位を表している。
FDLOCK=「低low)」は書式の寸法・データ(すなわ
ち、奥行または幅)がFDを経由して伝送中であることを
意味する。
FD=直列RS232または同様な連続型においてこのライン
によって奥行・データが伝送中。
DM=「低low)」はダム・マスタがオン・ラインであり
かつPULSEライン信号を制御中であることを意味する。
PLOCKとFDLOCKは同時に作動(すなわち、「低(low)」
になり得ない。
PULSEはPLOCKが「低(low)」でない場合は「低(lo
w)」になり得ない。
メイン・サーボ・ボード128(第12図)とトラクタ・
サーボ・ボード138(第13図)とは、ハードウェアに関
する限り実質的に同一である。たとえば、この実施例に
おいて、これらの2つの回路間の唯一のハードウェアの
相違点は(第12図においてカウンタ・回路1202の第1と
第2のクロック入力の両方を2MHzクロックに接続し、第
13図においては代りにカウンタ回路の入力の1つを直角
ステアリング・ロジック回路1242の第2の出力に接続し
ている)ジャンパ接続1200である。しかし、識別線で分
るとおり、メイン・サーボ・ボード128に対する入力/
出力ポートは(たとえば、第11図に示すとおりのそれぞ
れの機能を生じせしめるように)トラクタ・サーボ・ボ
ード138の場合と若干異なる方法で接続されている。2
つのボードのEPROMも勿論それらの異なる機能に適切な
異なる「ソフトウエア」が装填されている。
両サーボ・ボード128、138において、システムの核心
はマイクロプロセッサ(MP)1210(たとえば、INTEL808
8プロセッサ)である。従来型のメモリ・デコーダ1212
(たとえば、集積回路型138)が、オペレーティング・
パラメータ等のような比較的永久的なデータが不揮発の
形で記憶されるバッテリ・バックドRAM1214(たとえ
ば、集積回路型MK48Z02−20)とのインタフェースをと
るために使用されている。従来型消去・プログラム可能
読出し専用メモリEPROM1216(たとえば、集積回路型276
4)を速度プロフィル・データ等を含む制御用コンピュ
ータ・プログラム(「ソフトウエア」)の記憶用に設け
ることができる。メモリ・デコーダ1212も従来型のイン
タラプト・コントローラ1218(たとえば、集積回路型82
59A)の状態を呼び出すために使用する。従来型のアド
レス・バス1220、アドレス/データ・バス1222及びコン
トロール・バス1224も、これらのディジタル回路間の従
来型の相互通信のために設けられている。このようなバ
ス・ラインにさらに接続されているものは、3個の16ビ
ット・カウンタ/タイマ(たとえば、集積回路型8254
A)を具備している従来型のカウンタ/タイマ回路1202
である。
メイン・サーボ・ボード128においては、カウンタφ
とカウンタ1はともに固定レート2MHzのクロック・パル
ス等でクロックされ、(たとえば、プログラムされてい
るマイクロプロセッサ1210がプロセスの起動を完了しこ
れによりそのプロセスがインタモジュール・バス・ライ
ンに対して「マスタ」プロセス・パルス・ドライバにな
るべきであると判断した場合は)出力No.1にバス・ドラ
イブ・パルスBDPULSEを生じせしめるため(マイクロコ
ンピュータ1210のプログラム制御のもとで)回路1202が
使用される。
サーボ・ボード128及び138は、(ディジタル・アナロ
グ・コンバータ129、139へのディジタル入力を供給する
ため)従来型の出力ポート・レジスタ1232を駆動しかつ
ウオッチドッグ・ドクター・ボード1110、インタモジュ
ール・アンビリカル・バス134等への他のディジタル出
力を駆動するために使用されるバッファされた出力バス
・ライン1230を駆動するため、従来型のアドレス・ラッ
チ1226(たとえば、集積回路型373)とバッファ回路122
8(たとえば、IC型244)を有している。(IC型374を出
力ポート・ディスプレイ・レジスタのために使用するこ
とができる)。同様に、インタモジュール・アンビリカ
ル・バス134、トランスバース・エンコーダ1108等から
操作員コントロール・コンソール132上のデータをマイ
クロプロセッサ・ベースド・システムに読出さしめるた
め、入力ポート1236(たとえば、IC型244)が設置され
ている。この分野の各人にとっては自明のとおり、出力
及び入力ポート1232、1234及び1236を選択的にアクセス
しかつ制御するためにI/Oデコーダ1238(たとえば、IC
型138)をも使用することができる。
ロータリ・エンコーダ126、136の出力は、一方の位相
が他方の位相より90度進んでいる概方形波信号すなわち
パルスの2つの異なる位相を有している。回転の相対方
向が任意時点でいずれの位相が進んでいるかを決定す
る。さらに、この種のエンコーダは回転ごとに1個のイ
ンデックスすなわちマーカ・パルスを発生する。直角ス
テアリング・ロジック1240及び1242は、回転方向と相対
位置/速度とを決定する目的でこれらの原始エンコーダ
出力信号を処理するため使用されている。このような直
角ステアリング・ロジック1240、1242は、エンコーダが
一方の方向に動いている場合は「順方向」出力ラインに
パルス列を生じ、またはエンコーダが他方の方向に動い
ている場合は「逆方向」出力ラインに同様なパルス列を
生じるために、一対のNANDゲートとともに2重ワンショ
ツト・タイマ回路(たとえば、IC型221)を具備してい
る。
第12図、第13図に示すように、バス134上のPULSEライ
ンにパルスが発生すると、インタラプト・コントローラ
1218はトリガーされ、マイクロプロセッサ・サブルーチ
ンが介入して正しい速度/位置フィードバック・サーボ
制御を生じせめる。たとえば、メイン・サーボ・ボード
128(第11図参照)においては、期待するメイン・ドラ
イブ・フィードバック・エンコーダ信号がおおむね同時
に発生したか否かを確めるため、マイクロプロセッサ
(MP)1210がチェックを行なうことになる。発生してい
ない場合は、DAC129へのディジタル出力を適切に増減し
てメイン・ドライブ・モータ120の速度を制御しかつモ
ータをインタモジュール・バス・ライン134に現われる
パルスに同期するように保持する。トラクタ・サーボ・
ボード138(第11図参照)においては、期待トラクタ回
転エンコーダ・パルス数が記憶速度/変位プロフィル・
データに次に入力しかつ以後ウエブ・ドライブとプロセ
ス・ドライブとの間の関係を制御するための所要数に相
当しているか否かを見るためのチェックを行なう同様な
マイクロプロセッサ・ベースド制御機能を、同種のイン
タラプトが発生させる。上記が達成されていない場合
は、DAC139へのディジタル出力の「原始」値の適切な増
減がマイクロプロセッサ制御下で発生し、トラクタ・モ
ータ124の速度の適切な増減を生じせしめる。
ウォッチドッグ・ドクター・ボード1110は第14図にさ
らに詳しく示してある。各々が一対のワンショット回路
を具備する欠落パルス検出回路1400及び1402は、(実施
例においては)約100ミリ秒においてタイム・アウトに
落ちつく。両ワンショットの一方は鼓動信号の正に向う
遷移が検出されるたびにリセットされ、他方のワンショ
ットは鼓動信号の負に向う遷移が検出されるたびにリセ
ットされ、この間他のワンショットは負に向う遷移が検
出されるたびにリセットされる。連続する正または負に
向う遷移の間に100ミリ秒以上の時間がある場合は、1
つ以上のワンショットがタイムアウトになってNANDゲー
ト1404から入力を除去し、これによってその出力を遷移
せしめかつ[モジュールがオンになった時点ですでにセ
ットされていてRC波回路に+5ボルトを供給し、解除
または設定に際し(たとえば、サーボ・ボードのPOCよ
りも遅い)パワーを提供していた]フリップ・フロップ
1406をリセットする。このようにして、NANDゲート1410
は状態が遷移し、通常すなわち健全状態においては、発
光すべく[オン(on)]であった筈のLEDヘルス・イン
ディケータ1112を断にする。(所望であれば)第14図に
示すとおりバス・エネーブル信号を取り除いてすべての
駆動を作動不能にするため同様の非健全状態を利用する
ことができる−但しこれは「破滅的」故障の場合であ
る。
インタモジュール・ストップ回路の実施例を第15図に
示してある。同図において、アンビリカル・インタモジ
ュール・バス134(第11図参照)に対する「ストップ」
回路が概略的に示してある。第15図及び前述の説明から
分るように、各モジュールの入力側は3個のバス・プラ
グ142を有し、出力側は24ボルト回路に接続される適切
なプラグ140を具備する1個のアンビリカル出力ケーブ
ルを有している。自明のとおり、(「健全」状態が存在
するときにのみ閉となる)「ヘルス」リレー接点と(通
常閉であるが同スイッチを開にするため手動作動可能で
ある)「ストップ」ボタン202bとが、種々のソケット14
2、プラグ140及びダミー・プラグ140′を通して直列に
接続されている。モジュールのうちのいずれかがこの直
列ライン内に開回路を生成した場合(たとえば、ストッ
プボタン202bのいずれかが押し下げられたかまたはヘル
ス・リレーのいずれかが非作動状態に持込まれた場
合)、各モジュール内のストップ・リレー・コイルへの
24ボルト供給が遮断され、これによってストップ・リレ
ー・コイル接点を開にする。このストップ・リレー接点
は、メイン及びトラクタ・サーボ・ループ・マイクロプ
ロセッサ1210を通して接続され、これらマイクロプロセ
ッサ1210はこのようなストップ状態を検出しかつこれに
応じて動作制御モータ類の駆動を停止するようにプログ
ラムされる。
複数モジュールが共に接続される場合は、すべてのST
OP、RUN/SAFEボタン、ダミー・プラグ、アンビリカル・
コード、及びヘルス・リレーは、直列回路に共に結線さ
れる。他のモジュールに接続されている自己のアンビリ
カル・コードを有していない単独のモジュールは、その
アンビリカル・コードをモジュールのアウトフィード端
に設置されている特殊ソケットに挿入しておかなければ
ならない。この特殊ソケットは、最終モジュールがスト
ップ回路インタロックに必要な+24ボルトを供給するこ
とを可能ならしめる。モジュールは一方のモジュールの
前面(アウトフィード)から他方のモジュールの裏面
(インフィード)ソケットへ、または「自身」(アウト
フィード端の特殊コネクタ)への挿入のみが可能であ
る。ある1基のモジュールのコードをその自己特殊ソケ
ットに挿入することにより、直列(run)回路の出力
は、すべてのストップ・リレーを並列に閉にするバス信
号ラインに接続される(第15図参照)。
第16図に示すように、処理がウエブ折りたたみ用であ
る場合も本質的に同一の電気的駆動/制御体系が使用可
能であるが、この場合は、単に1組のトラクタ・スプロ
ケット・ドライブ・アセンブリが使用される。ここで
は、処理は概「フラット」な速度プロフィルを必要とす
る。従って、速度プロフィルはすべての上流側モジュー
ルの平均ウエブ・スループットに従うようにプログラム
される。たとえば、メイン・プロセス・ドライブ(折り
たたみ機構)は内部モジュール・バス・プロセス・ドラ
イブ信号(たとえば、1フォームごとに102個のパルス
またはティック)に同期を保ち、この間ウエブの駆動は
折たたみ動作のサイクルごとに正しい量の用紙を入力す
る。トラクタによるウエブ搬送を使用することによっ
て、同一の配設が多数ウエブ製品を取扱うことができ
る。
モジュールに対する可能性ある「供給」体系を第17図
に示す。この配設は、市販のロール・スタンド機構から
ウエブ材料を制御可能にほどくためすなわち供給するた
めに使用することができる。ここで再び、処理は「フラ
ット」な速度/ウエブ変位プロフィルを利用することが
できる。この場合は、このフラット・プロフィルは、後
続のウエブ・処理機能を実施している下流側モジュール
への供給に必要な平均ウエブ・スループットに従うよう
に校正される。ウエブ・ドライブ・コントローラは、そ
の動作基準入力を(示してあるとおり)インタモジュー
ル・バスから直接取り込むように適応化され、(たとえ
ば、ソニック・センサ・インプットによって測定され
る)所望のゆるみウエブ・ループを維持しつつ所要のウ
エブ・スループットを供給するために使用される。クロ
スマシン・[ミシン線]・ライン・ホールせん孔装置
は、このモジュールからのアウトフィードと共通に駆動
することができる。メイン・プロセス・コントロール・
マイクロプロセッサは依然としてインタモジュール・バ
スとの操作員インタフェースを提供することができるが
…しかしこの特定の場合は、いずれのプロセスをも駆動
しない。このような供給処理モジュールは、この技術分
野の各人にとって理解可能であるウエブ処理・エレメン
トの動作を変更することによって、バージン・ミルロー
ル(virgin mill rolls)(未せん孔)、既印刷・既せ
ん孔ロール、またはタイト・ウエブ型(tight web typ
e)のインフィードを取扱うことができる。
比較のため、第1図においてすでに説明したものと同
様の番号印刷、ダイカット(diecut)、印字等用モジュ
ールに対する体系図(これは第16図のフォーマットの構
成と同様である)を第18図に示してある。第19図には、
ミシン線/しゃ断のウエブ・処理のため概略的な体系図
を示してある。ここでは、典型的な(すなわち、可変
型)または「フラット」な速度プロフィルをしゃ断機能
に利用し、変化速度プロフィルを(たとえば、正規のし
ゃ断位置間の与えられた書式の異なる位置で発生する)
ミシン線に使用することができる。この技術分野の各人
にとって理解可能であるようにしゃ断動作間にいかなる
ウエブ・切取をもスリット・オフすることができる。
トラクタ・サーボ回路138に対するコンピュータ・プ
ログラム・「ソフトウエア」の実施例が第20〜24図に示
してある。メイン・コントロール・ループが第20図に、
各種サプルーチンが第21〜24図に示してある。入力に際
して、従来の準備初期化機能は(「PENA待合わせ」フラ
グの設定を含む)ブロック2002で実施され、(「PENA待
合わせ」フラグの状態を試験することによって)プロセ
ス・エンコーダ・マーカ・パルスを探索するステップ20
06におけるウエイト・ループが入力される前にTHEART出
力信号がハートビート機能2004で発生する。このような
パルスの依存が検出されない場合は、制御が第21図のRU
N OKサブルーチンに移行する。このようなフラグの設定
が検出されると制御は「SET UPボタン」204Aの状態が試
験される判断ポイント2008に移行する。ボタンを押し下
げると、制御は第22図のセット・アップ・サブルーチン
に転送される。ボタンの押し下げを行なわない場合は、
制御は判断ポイント2010に移り、判断ポイント2010にお
いてフォーム・ディメンションの伝送が発生しているか
否かを確かめるためのチェックが行なわれる。伝送発生
の場合は、制御は第23図のRECEIVE TRANSMISSIONサブル
ーチンに移る。伝送が発生していない場合は、制御はさ
らに判断ポイント2012に移り、ここで信号PENMの存否を
検査する。存在が検出されると、制御は「PENM待合わ
せ」フラグがセットされるブロック2014に移り、さらに
制御はそのフラグの状態が試験される判断ポイント2004
に逆送される。ステップ2012においてPENM信号の存在が
検出されない場合は、制御は同じくステップ2004に逆送
され、ステップ2004において、PENM待合わせフラグが設
定されていない場合、制御は第21図等のRUN OKプログラ
ムに返される。自明のとおり、サブルーチンはすべて第
20図に示すように「メイン・ループ」制御に戻る。
第21図に示すRUN OKプログラム・サブルーチンは、レ
ジストレーション・スイッチの状態を試験するステップ
2102に制御が移る前にハートビート機能2100において別
のハートビート信号を発生する。レジストレーション・
スイッチの設定が完了している場合は、記憶ウエブ速度
/変位プロフィル・データ取出しの処理を前進または後
退させるために適切なレジストレーション調整がブロッ
ク2104において実施され、これによってプロセス・ドラ
イブとウエブ・ドライブとの間の相対レジストレーショ
ンを調整する。制御がレジストレーション・スイッチ・
テスト・ポイント2102に戻される前に、別のハートビー
ト・パルスがハートビート2106で発生し(かつ他の信号
もレジストレーション・ルーチンの間に発生してい
る)。レジストレーション・スイッチ・フラグの設定未
完の場合(たとえば、前進/後退スイッチ204Eが作動状
態中に起動されていない場合)、フォーム・ディメンシ
ョン・ディスプレイ204Fがステップ2108で更新され、つ
づいてウエブが依然として移動しているか否か(たとえ
ば、トラクタ・エンコーダ136から出力パルスが依然と
して発生しているか)を確かめるためステップ2110で試
験が行なわれ、移動している場合はルーチン準備診断が
ステップ2112で実施され、つづいて制御がメイン・ルー
プ2114に戻される。これと反対に、ウエブの未移動が検
出された場合は、ウエブ・ドライブ・モータに対する駆
動がステップ2116で停止され、セットアップ・ボタン20
4aの押し下げが完了しているか否かを確かめるためステ
ップ2118で試験が行われる。ボタンが押し下げられてい
る場合は、制御が第22図のセットアップ・ルーチンに移
される。押し下げられていない場合は、フォーム・ディ
メンション・データが伝送中であるか否かを確かめるた
めステップ2120で試験が行なわれる。伝送中の場合は、
制御が第23図の伝送取込みサブルーチンに移される。伝
送中でない場合は、ステップ2124のメイン・ループに最
終的に移される前に、制御はステップ2122における任意
の従来型準備診断プロセスに移される。
最初に第22図のセットアップ・サブルーチンに入った
場合は、トラクタ・モータ124はステップ2200において
使用不能化され(これによってトラクタの手動調整が可
能になる)。この後、フォーム・デプス・スイッチ204d
がDEPTH位置に設定されていることを確めるためステッ
プ2202において試験が行なわれる。設定されていない場
合は、ステップ2204の入力ウィズ・データに制御が移送
される。ステップ204dがDEPTH位置に設定されている場
合は、書式の奥行・データの入力を可能ならしめるため
ステップ2206に制御が移送される。幅または奥行・デー
タの入力が完了すると、奥行の寸法が変更されたか否か
を確めるため制御は試験ポイント2208に移される。変更
されている場合は、制御はブロック2210に移されて、セ
ットアップ・ボタン204aを解放すると新しい書式の寸法
・データが転送され、適切なウエブ速度/変位プロフィ
イルがステップ2212において取出され、(「圧縮」フォ
ーマットで記憶されている場合は)作業用RAMテーブル
に伸長入力されて即座使用にそなえる。幅・データが未
変更である場合は、奥行・データの変更が完了している
か否かを確めるため、制御がステップ2214に移される。
変更されている場合は、制御が再びステップ2210に戻さ
れ、セットアップ・ボタンを解放すると新しい書式の寸
法・データが伝送され、適切な速度プロフィル・データ
が取出され、それで必要であればデータの伸長等が行な
われる。プロセス・ドライブからの新しい位相マーカを
待つためブロック2216においてウエイトがかかり、この
時点でステップ2218においてトラクタ・モータが再び使
用可能化され、そして第20図のメイン・ループに制御が
戻される。
第23図の伝送取込みサブルーチンに対する入力に際
し、LOCAL/GLOBALスイッチ204cの位置に関してステップ
2300において試験が行なわれる。このスイッチがGLOBAL
位置に設定されていることが検出されない場合、第20図
のメイン・ループに制御が直ちに戻される。しかし、ス
イッチがGLOBAL位置に設定されていることが検出された
場合は、制御はブロック2302に移され、奥行または幅・
データが取込まれることになっているかを判断し、制御
は適切な直列データ取込みアルゴリズム2304(奥行)ま
たは2306(幅)に移送される。この後、新しい奥行・デ
ータの取込みが完了したか否かを確めるため、ステップ
2308において試験が行なわれる。完了している場合は、
ステップ2310に制御が移され、ここで(圧縮フォーマッ
トで記憶されている場合は)適切な速度プロフィルが伸
長される。新しい奥行・データが未取込みの場合は、新
しい幅・データの取込みが完了しているか否かを確める
ため、ステップ2312で試験が行なわれる。完了している
場合は、制御は再びブロック2310に戻され、このブロッ
クにおいて伸長プロフィル・データが生成されて使用に
そなえられ、制御は、いかなる場合でも、第20図のメイ
ン・ループに戻される。
正常なプログラム制御が行なわれている限り100ミリ
秒以下の間隔の鼓動パルスの発生を保証するため、すべ
てのサブルーチン内に多くの付加鼓動パルス発生ステッ
プを包含できることは一般的に理解されるところであ
る。
付加検知1/12インチ増分のメイン/プロセス変位を表
わすメイン・ドライブ・フィードバック・エンコーダ出
力が発生するごとに、第24図のインタラプト・ルーチン
に入る。このルーチンにおいては、トラクタ・モータ12
4を駆動するための適切なDAC出力信号を発生するため、
リアル・タイムの計算が直ちに実施される。ブロック24
00において、16ビットのカウンタ/タイマ1202の1つか
らリアルタイム・クロック・カウントが取出される(最
終読みとの比較によって現在の検知変位増分を得るため
必要な時間の測定をもたらす)。DAC入力信号に対する
原始または名目値がブロック2402において算出され、ウ
エブに対する次の所望変位増分がステップ2404における
伸長速度プロフィル・テーブル・データから捜し出され
る。新しい基準位相がステップ2406において算出され、
瞬時位相誤差のステップ2410における算出を可能ならし
めるため、ウエブ動作の瞬時実位相がステップ2408にお
いて読出される。所望のウエブ変位値がステップ2412に
おいて検出位置誤差によって変更され、実際の所要DAC
値がステップ2414において算出されてステップ2416にお
いてコントロールDAC139に出力され、つづいて制御はい
ずれのプロセスに割込みがかけられていてもリターン24
18に制御が戻される。
メイン・サーボ・コントロール・プログラム・ループ
は第25図に示してあり、ここでは、ステップ2500におけ
る従来の初期化の後、第25図の残余の部分を含む「遊
び」2502ループに制御が移る。(インタモジュール・バ
ス上のプロセス・パルス信号はメイン・サーボ・システ
ムに割込みをかけ、メイン・サーボ・スピード・コント
ロール・ループにおいて誤差修正DAC出力の従来型計算
を生じせしめることに留意のこと)。遊びループに入る
と、(たとえば、ウオッチドッグ・ヘルス・インディケ
ータ回路に対してMHEART信号を発生するため)ステップ
2504においてハートビート・ジェネレータ・ルーチンが
呼出される。ステップ2506において、メイン・ドライブ
・モータが静止していることを確認するための処置が取
られ、つづいてPLOCK信号がインタ・モジュール・バス
上に存在するか否かを確めるためステップ2508において
試験が行なわれる。信号が存在している場合は、第26図
のスレーブ・サブルーチンに制御が移る。信号が存在し
ない場合は、インタ・モジュール・バス上に書式の寸法
・ロックが存在するか否かを確かめるためステップ2510
において試験が行なわれる。存在している場合は、遊び
サブルーチン2502に制御が戻される。存在しない場合
は、STOPボタン202bの状態を調べるためステップ2512に
おいて試験が行なわれる。STOPボタンが押し下げられて
いる場合は、やはり遊びサブルーチン2502への制御の戻
りが発生する。STOPボタンが押し下げられていない場合
は、インタモジュール・バス上にダム・マスタが存在す
る可能性を調べるためステップ2514において試験が行な
われる。このようなダム・マスタが存在する場合は遊び
サブルーチン2502に制御が再び戻され、存在しない場合
はローカルJOGボタン202cの起動状態を調べるため試験
が行なわれるテスト・ポイント2516に制御が移る。JOG
ボタンが起動されている場合は、第27図のマスタ・ジョ
グ・サブルーチンに制御が移る。JOGボタンが起動され
ていない場合は、ローカルRUN SLOWボタン202dの状態の
試験が行なわれるテスト・ポイント2518に制御が移る。
このボタンが押し下げられている場合は、第28図のマス
タ・ラン・サブルーチンに制御が移る。ボタンが押し下
げられていない場合は、ステップ2520において、RUN FA
STボタン202eについて同様な試験が行なわれ、このボタ
ンが起動されている場合は第28図のマスタ・ラン・サブ
ルーチンに制御を移し、起動されていない場合は遊びサ
ブルーチン2502に制御が戻される。一旦第26図のスレー
ブ・サブルーチンに入ると、ライン上のダム・マスタの
存否を確めるためステップ2600において試験が直ちに行
なわれる。存在しない場合は、ステップ2602において短
時間の音響警報が起動されて、ハートビート・ジェネレ
ーティング・ルーチン2604に制御が移り、つづいてPLOC
Kの存否確認のためステップ2606において試験が行なわ
れる。スレーブ・サブルーチンへのエントリはこの信号
の存在検出の結果行なわれるので、信号喪失の場合は第
25図の遊びサブルーチンへの制御の戻りを生じる結果と
なる。PLOCKが依然として存在し(作動モードを表わし
ている)場合は、ステップ2608において従来型の準備診
断が実施され、つづいてハートブレーク・ステップ2604
を経て制御がループ・バックされ、ステップ2606におい
てPLOCKに対する試験が行なわれる。
第27図のマスタ・ジョグ・サブルーチンに入ると、ス
テップ2700においてインタモジュール・バス・ドライブ
のためPLOCK信号が発生し、ステップ2702において短時
間の音響警報が起動され、つづいてステップ2704におい
てハートビートが発生するとともにSTOPボタン202bの状
態確認のためステップ2706において試験が行なわれる。
STOPボタン202bが押し下げられている場合は、ステップ
2708においてPLOCKバス・ラインが解放されて第25図の
遊びサブルーチンに制御が戻る。これに反して、STOPボ
タン202bが押し下げられていない場合は、ステップ2710
においてJOGボタン202cの状態確認のため試験が行なわ
れる。このボタンが依然として起動されない場合は、ス
テップ2708においてPLOCKバス・ラインが再解放されて
第25図の遊びサブルーチンへの制御の戻りが行なわれ
る。これに対し、JOGボタン202cが依然として押し下げ
られている場合は、(ここに示されていない所望のファ
ンクション・ジェネレータ・サブルーチンに従って)イ
ンタモジュール・バス・ラインに対してステップ2712に
おいてプロセス・ドライブ・パルスが供給され、そして
ステップ2714において所望の準備診断を実施するため制
御が移り、つづいて第27図に示すようにループはハート
ビート・ジェネレータ2704等に戻る。
第28図のマスタ・ラン・サブルーチンに入ると、ステ
ップ2800においてPLOCKバス・ラインが再び引継がれか
つ駆動され、ステップ2802において短時間の音響警報が
起動され、つづいてステップ2804においてハートビート
信号が発生し、ステップ2806においてSTOPボタン202bの
状態が試験される。STOPボタンが押し下げられている場
合は、ステップ2808においてプロセス・ドライブ・パル
スが停止されることになり、ステップ2810においてPLOC
Kバス・ラインが解放され、そして第25図の遊びサブル
ーチンに制御が移ることになる。STOPボタン202bが押し
下げられていない場合は、ステップ2812においてバス・
ラン・スロー信号を確認するための試験が行なわれ、こ
の信号が存在する場合は、ステップ2814において(たと
えば、毎分28インプレッションまで)プロセス・ドライ
ブ・パルス周波数が減少され、つづいてハートビート発
生ステップ2804に制御がループ・バックする。これに対
して、バス・ラン・スロー信号が存在しない場合は、バ
ス・ラン・ファスト信号を確認するためステップ2816で
試験が行なわれる。この信号が存在する場合は、プロセ
ス・ドライブ・パルス周波数はステップ2818において
(バスRUN FASTボタン202eが押し下げ状態に保持されて
いる限り、このループ部分が判断ポイント2816を経由し
てトラバースするごとに繰返して増分される所定の増分
量だけ)増加する。これにより、制御はブロック2818か
らハートビート・ジェネレータ2804に戻る。バスRUN FA
STボタン202eが押し下げられていない場合は、正規のレ
ートのプロセス・ドライブ・パルスがステップ2820にお
いて供給され、つづいて制御は再びハートビート・ジェ
ネレータ2804に戻る。
割込みトラクタ駆動制御については第24図に関してす
でに説明してある。この説明のほか、(問題のモジュー
ルのメイン・ドライブ・サーボ・ボードがプロセス動作
を開始している場合、このボードによって生成の)イン
タモジュール上のプロセス・ドライブ・パルスが発生す
るごとに、第29図に示すように制御の割込みルーチンへ
の移送を伴ないメイン・ドライブ・サーボ・プロセッサ
・ボード128に割込みがかけられる。ここで、ステップ2
900に入力されると、実際のプロセス・ドライブの現在
の瞬時位置がステップ2902において読取られる。ドライ
ブが正しく同期している場合は、(プロセス・ドライブ
の1/12インチを表わす1個のプロセス・エンコーダ・パ
ルスが、インタモジュール・バス上に発生する各々のプ
ロセス・ドライブ・パルスごとに発生すべきである。期
待の1:1の比率が発生していない場合は、ステップ2904
において瞬時位相誤差が算出され、ステップ2906におい
て修正DACドライブ値が算出され、ステップ2908におい
てDAC129に出力される。割込みルーチンからの正常脱出
はリターン2910で起きる。
バス・アビトレーション・アルゴリズムは、第25〜28
図の流れ図に組込まれている。第25図の遊びモードにお
いて、PLOCKの状態が常時モニタされている。PLOCKが
(低(low)」になる場合は、脱出はPLOCKが(低(lo
w)」に留まる限り第26図のSLAVEルーチンで起きる…こ
れによりPLOCKがインタモジュール・バスに対するプロ
セス・ドライブ・パルスのマスタ源になることを防止し
ている。これに対して、プロセス動作を要求する操作員
スイッチのいずれかが(すなわち、ローカルJOG、ロー
カルRUN SLOW、またはローカルRUN FASTボタン)任意の
モジュール上で押し下げられた場合は、遊びループはMA
STER JOGルーチン(第27図)かMASTER RUNルーチン(第
28図)のいずれかに出てゆく。これらのルーチンのいず
れもこの特定のモジュールにPLOCKをその(低(low)」
すなわち「アクティブ」状態に持込ましめ(これによっ
て他のすべてのモジュールを締め出し)、さらに、いず
れかのモジュールにおいてSTOPボタン202bが押し下げら
れこれによってPLOCKが解放されかつ第25図の遊びルー
プに再び入るまで、この特定のモジュールにインタモジ
ュール・バスに対するプロセス・ドライブ・パルスを供
給せしめる。
任意の時間において3つの「モード」の1つにあるモ
ジュールについて考察することは有用である。制御機能
がモジュールの現在「モード」に従って変化するので、
これらのモードは個々に説明してある。
(1)プロセス待ちモード モジュールをオンにする
と、FORM DIMENSIONディスプレイ204fに「HI」が表示さ
れる。この正常表示はすべてが良好でトラクタはプロセ
スのPENMで示される最初の接触を待合せ中であり従って
プロセスの位置を「知覚」していることを意味してい
る。
このモードにおいては、(プロセスがウエブの上部に
停止し、トラクタの移動を防止していない条件下で)ト
ラクタは自由であり手動位置決めが可能である。
書式寸法の変更またはモジュールのオン設定時に際し
てはすべて、モジュールは自動的にプロセス待ちモード
に入り、「HI」を表示する。
SETUPボタン204aはモジュールをセットアップモード
に移すことができる。
(2)セットアップ・モードSETUPボタン204aを押す
と、プロセスが現に動いていない限り、モジュールはセ
ットアップ・モードに入る。
SETUPボタン204aが押されている限り、モジュールは
セットアップ・モードのままである。
モジュールがセットアップ・モードに入ると、DEPTH/
WIDTHスイッチ204dはディスプレイが書式の奥行または
幅を示すかを決定する。
DEPTH/WIDTHスイッチ204dがWIDTH位置にある場合は、
現在の奥行が表示される。幅は、UP/ADVANCE/DOWM/RETA
RDスイッチ204eのレバーを上方または下方に向けること
によって調整可能である。ディスプレイは微少段階で変
化する。ディスプレイが所望の幅に到達した時点でUP/A
DVANCE/DOWN/RETARDスイッチ204eを放す。奥行も調整す
る場合は、DEPTH/WIDTHスイッチ204dを切換える。幅の
みを調整する場合は、SETUPボタン204aを解放する。SET
UPボタン204aを解放すると、トラクタは自動的に各自の
新位置に移動し、モジュールはプロセス待ちモードに入
り、「HI」を表示する。
DEPTH/WIDTHスイッチ204dでDEPTHを選択すると4つま
での書式の奥行が1つずつ作動可能である。これらの奥
行は、SCROLLボタン204bを押すことによってセットアッ
プ・モード時に変更することができる。
SETUPボタン204aを押すと、表示されている寸法が最
初の奥行となる。この奥行は、UP/ADVANCE/DOWN/RETARD
レバー204eの操作によって調整可能である。SCROLLボタ
ン204bを下方に押しそして放すと、次の奥行を表示す
る。(空を示す)「E」が表示された場合は、これはこ
の「スロット」に奥行がないことを意味し、モジュール
は単に最初の奥行を繰り返すことになる。SCROLLボタン
204bは4つの奥行・「スロット」の選択を行ない、これ
らの試験及び調整を可能にする。最初の「スロット」
は、単に「O」に至るのみで絶対に「E」すなわち空に
なり得ない点で他の3つのものと異なっている。
操作員がSETUPボタン204aを下方に保持している間に
上記のすべてが発生しなければならない。
書式寸法のいずれかが(デプスまたはウィズ)が変更
された場合は、SETUPボタン204aが解放された時点でモ
ジュールはプロセス待ちモードに自動的に入ることにな
る。全然変更がない場合は、モジュールはそのモジュー
ルがSETUPボタン204aが押された時点であったモード、
すなわち、プロセス待ちモードかラン・モードのいずれ
かに入ってゆく。
(3)ラン・モード ラン・モードは、モジュールが最
も多く設定されるモードである。ラン・モードは必ずし
もモジュールが現に作動中であることのみを意味せず、
モジュールが作動していたことがありさらに作動可能で
あるかまたは現に作動中であることを意味している。
モジュールがラン・モードにある場合は、トラクタは
ドライブ・モータの制御下にあって手動による移動は可
能である。
モジュールがラン・モードにある場合は、モジュール
の作動に影響を与えるトラクタ・コントロール部204の
唯一の制御はUP/ADVANCE/DOWM/RETARDスイッチ204eであ
り(そしてSCROLLが粗記録を制御する)。ラン・モード
においては、このスイッチを用紙に対するメイン・プロ
セスの記録の調整に使用する。このレバー204eがADVANC
E位置を指している場合は、用紙は0.002インチの段階で
ゆっくり後退し、これによってプロセス機能を前進せし
める。発生する調整の量はディスプレイに1インチの千
分の一単位で表示される。たとえば、書式上の数字1/32
インチを前進させる場合は、UP/ADVANCE/DOWM/RETARDス
イッチ204eのレバーを、ADVANCE位置に指向せしめ・デ
ィスプレイが30に到達したときにレバーを放せばよい。
もちろん、この調整は作動中「オン・ザ・フライ」に
も実施することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、各モジュールのマイクロプロセッサ
による動作コントロール・システムは入力パラメータ・
データを取込み、これらのデータをメモリに記憶された
ウエブ・オペレーティング速度・変位プロフィル・テー
ブル・データと比較する。これにより、トラクタ・モー
タへの信号は入力されたパラメータに対して選択された
オペレーティング速度/変位プロフィルに従う。
工具は概ね一定の速度で駆動され、トラクタは選択さ
れたプロフィルの指令によって加速、減速、停止かつ起
動される。マイクロプロセッサ・シスタムはそれぞれに
(回転エンコーダからの)基準パルス列と位置フィード
バック・パルスを使用して、実際に検出した動作を所望
の動作と比較することによって、機械的プロセス/ウエ
ブ駆動サブシステムを厳密に制御し、かつメイン・ドラ
イブ・モータとトラクタ・モータとを制御するべくアナ
ログ形式に変換される適切なディジタル信号を出力す
る。
相互に(及び/または他の機器と)電気的に結合され
たモジュールは、独自的かつ調和的方法で異なるウエブ
・プロセス機能を実施することができる。たとえば、一
方のモジュールは送り孔せん孔やせん孔のごとき突切り
動作を実施し、他方のモジュールは各モジュールがその
専用動作のみを行なうべくプログラムされるとともに全
体的(すなわち、平均的)ウエブ・スループットに関し
ては他の単一または複数の他のモジュールまたは機器に
同期せしめられて複種の番号印刷動作を実施することが
できる。
集合体のモジュールは、特色として固定組込み機器に
関連する物理的な問題を伴なうことなくウエブ仕上げ工
程ラインの設定、変更または拡張のための再構成を容易
にすることができる。ライン及びモジュールは高度に寸
法的に独立作動が可能である(すなわち、広範囲な書式
の奥行及び幅がプログラムされた電気的制御によって内
臓可能である)。複数のモジュールをキャスタ等に設置
し、単にモジュールを定位置に輪転することによってラ
インを生成し、モジュールをプラグ結合し、そして複数
モジュールにわたって処理されるべきウエブをたるみル
ープの方法で位置決めする。誤動作するモジュールがあ
る場合はこれを迅速に輪転せしめてラインから外し交換
する事ができる。不要のモジュールのプラグ結合を外し
て輪転撤去し、所望の追加モジュールを輪転・プラグ結
合し、そしてモジュールを所望の順序に輪転・配置する
ことによって新しいラインの生成が可能である。使用者
は単一あるいは2・3モジュールで始めて、その後任意
の時点でモジュールを追加することができる。モジュー
ルは他の機器の中に入れて、慣例の事務用フォーム生産
施設、販売事務所、電子印刷事業、及び倉庫フォーム・
処理設備に応用できるであろう。
書式の奥行(長さ)が著しく制限をうけることはなく
なった訳である。モジュールを使用して任意の奥行の書
式が、伝導装置、リング等を変更することなく生成可能
となり、特殊化された書式の奥行を、任意の単一・標準
の奥行用に使用されていた機器を機器変換することなく
迅速に生産することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の独立式モジュールの概略全体図、第2
図は第1図のモジュールの操作員コントロール・パネル
の詳細図、第3図(a)、(b)はいくつかの典型的速
度プロフィルのグラフ的説明図、第4図(a)、(b)
はいくつかの典型的変位プロフィルのグラフ的説明図、
第5図は回転17インチ円周プロセス円筒上に配列した番
号印刷ヘッドの特別の構成の説明図、第6図は第5図の
番号印刷ヘッドによるプロセスの後連続書式の奥行A〜
Dを有するウエブの説明図、第7図は第6図に説明した
フォーム・プロセスを生じるウエブ速度プロフィルの説
明図、第8図(a)、(b)は第1図のモジュールによ
るウエブ処理で生成可能な典型的フォームの説明図、第
9図は2基の直列接続モジュールの簡略説明図、第10図
は既存のプレスまたはコレータまたはその他のウエブ・
プロセッシング装置に速度追従するべく接続された2基
の直列接続モジュールの簡略説明図、第11図は第1図の
モジュールに関連するトラクタ・サーボ及びメイン・サ
ーボ速度制御ループ並びにアンビリカル・バス・ライン
及び操作員コンソール等のごとき他の回路の簡略全ブロ
ック図、第12図は第11図のマイクロプロセッサによるメ
イン・サーボ・サブシステムのさらに詳しい回路図、第
13図は第11図のマイクロプロセッサによるトラクタ・サ
ーボ・サブシステムのさらに詳しい回路図、第14図は第
11図のウェツチドック・ドクタ・サブシステムのさらに
詳しい回路図、第15図は実施例に使用されているインタ
モジュール・ストップ回路の簡略図、第16図はウエブ折
りたたみプロセスに適したモジュールの体系図の略説明
図、第17図はウエブ送り込みプロセスに適したモジュー
ルの体系図の略説明図、第18図は番号印刷、ダイカット
または印字ウエブ・プロセス機能を実施するモジュール
に適した体形図の簡略図、第19図はミシン線/しゃ断ウ
エブ処理モジュールに対する適合体形図の簡略図、第20
図〜第24図は第11図のトラクタ・サーボ・マイクロプロ
セッサによるサブシステムに対する適合コンピュータ・
プログラムの簡略フロー・チャート、第25図〜第29図は
第11図のメイン・サーボ・ドライブ、サブシステム内の
マイクロプロセッサに対する適合コンピュータ・プログ
ラムの簡略フロー・チャートである。 104、104′:ウエブ、110、112:番号印刷ヘッド、114:
回転プラテン、132:操作員コンソール、134:インタモジ
ュール・バス、140:接続プラグ、142:ソケット、144:キ
ャスタ、202及び204:操作員コンソールの右及び左半分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−113826(JP,A) 実開 昭54−5185(JP,U) 実開 昭58−45059(JP,U) 実開 昭54−157616(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエブに対して複数の加工処理を行うウエ
    ブ処理モジュールにおいて、各々のモジュールは前記ウ
    エブに対して各々の加工処理を施すことができ、ウエブ
    に施す所望の加工処理に応じて前記モジュールを選択し
    任意の順序で配置して構成したウエブ処理モジュールで
    あって、 プログラム駆動が可能で、前記ウエブと物理的に接触し
    て対応する加工処理を前記ウエブに施すウエブ処理手段
    と、 プログラム駆動が可能なウエブ駆動制御手段により制御
    駆動され、前記ウエブと前記ウエブ処理手段との非接触
    時には、前記ウエブと前記ウエブ処理手段との接触時と
    は異なる速度で前記ウエブを移送し、前記ウエブと前記
    ウエブ処理手段との接触時には、前記ウエブ処理手段の
    処理速度に適合する速度で前記ウエブを移送するウエブ
    駆動手段とが、前記モジュールにそれぞれ設けられ、 前記ウエブ駆動制御手段は、前記ウエブ処理モジュール
    全体の協調した動作を実現するため、各々の前記ウエブ
    駆動手段を制御して、前記各モジュール相互において整
    合のとれたウエブスループットが維持されるようにした
    ウエブ処理モジュール。
  2. 【請求項2】所定のウエブ処理を繰返し生じるウエブ処
    理手段と、前記ウエブ処理手段に関してウエブを移送す
    るウエブ駆動手段と、所定かつ処理動作とウエブ動作と
    の間のプログラム可能な機能的関係を表わす速度/位置
    プロフィル・ディジタル・データに従って被駆動ウエブ
    動作を制御するために接続された電気的にプログラム可
    能なウエブ駆動制御手段とを具備し、前記ウエブ駆動制
    御手段は、 実際の処理駆動動作の増分を表す第1の電気的パルスP1
    と、前記ウエブ処理手段の繰返し動作において、その動
    作の現在位置を表す、一繰り返し動作中に少なくとも1
    つのパルスを有するマーカ基準パルスPmとを生じるプロ
    セス・ドライブ・エンコーダ手段と、 実際のウエブ駆動動作の増分を表す第2の電気的パルス
    P2を生じるウエブ・ドライブ・エンコーダ手段と、 前記第1の電気的パルスP1の各連続発生ごとに発生する
    ことになる、前記第2の電気的パルスP2のプログラムさ
    れたパルス数に相当する一連のディジタル信号値とし
    て、前記プロフィル・ディジタル・データを記録するデ
    ィジタル・メモリ手段と、 ウエブ駆動調整のための基準信号として、前記マーカ基
    準パルスPmを使用し、フィードバックサーボ・コントロ
    ール信号として、前記第2の電気的パルスP2を使用し、
    かつ、修正・プログラム可能可変ウエブ・ドライブ出力
    信号を引き出すため、前記プロフィル・データの連続デ
    ータを利用するウエブ・ドライブ・サーボ・コントロー
    ル手段とを具備することを特徴とするウエブ処理モジュ
    ール。
  3. 【請求項3】所定のウエブ処理を繰返し生じるウエブ処
    理手段と、前記ウエブ処理手段に関してウエブを移送す
    るウエブ駆動手段と、所定かつ処理動作とウエブ動作と
    の間のプログラム可能な機能的関係を表わす速度/位置
    プロフィル・ディジタル・データに従って被駆動ウエブ
    動作を制御するために接続された電気的にプログラム可
    能なウエブ駆動制御手段と、他のウエブ処理モジュール
    と電気的に相互接続するべく適応化された電気的インタ
    モジュール・バスと、メインプロセスドライブ・サーボ
    ・コントロール・ループとを具備するウエブ処理モジュ
    ールにおいて、 前記ウエブ処理手段は繰返しウエブ処理を駆動するメイ
    ンドライブモータを具備し、前記ウエブ駆動手段はトラ
    クタモータを具備し、前記ウエブ駆動制御手段は、 実際の処理駆動動作の増分を表す第1の出力電気信号を
    生じるとともに、前記ウエブ処理手段の繰返し動作にお
    いて、その動作の現在位置を表す、一繰り返し動作中に
    少なくとも1つの信号を有するマーカ基準信号を生じる
    プロセス・ドライブ回転エンコーダと、 実際のウエブ駆動動作の増分を表す第2の出力電気信号
    を生じうるウエブ・ドライブ回転エンコーダと、 前記メインドライブモータと前記トラクタモータとの間
    に正確な制御をもたらすため、動作フィードバック信号
    として前記第2の出力信号を使用し、かつ、動作指標、
    すなわち基準信号として前記マーカ基準信号を使用する
    べく接続かつ適応化されたウエブ・ドライブ・サーボ・
    コントロール・ループとを具備し、前記ウエブ・ドライ
    ブ・サーボ・コントロール・ループは、前記メインドラ
    イブモータと前記トラクタモータとの間の所定の機能的
    関係の全体的プログラム可能制御を達成するため、プロ
    グラム可能な速度/位置プロフィル・データと連係し
    て、前記第1の出力電気信号をさらに使用し、 前記メインプロセスドライブ・サーボ・コントロール・
    ループは、前記メインドライブモータの動作を前記基準
    信号と同期状態に維持するため、前記第1の出力電気信
    号を動作フィードバック信号として使用し、かつ、前記
    インタモジュール・バスから得られた前記基準信号を使
    用するべく接続かつ適応化されていることを特徴とする
    ウエブ処理モジュール。
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