JP2573693Y2 - 多方向スイッチ - Google Patents

多方向スイッチ

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JP2573693Y2
JP2573693Y2 JP1992083799U JP8379992U JP2573693Y2 JP 2573693 Y2 JP2573693 Y2 JP 2573693Y2 JP 1992083799 U JP1992083799 U JP 1992083799U JP 8379992 U JP8379992 U JP 8379992U JP 2573693 Y2 JP2573693 Y2 JP 2573693Y2
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guide
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宏泰 北脇
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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  • Switches With Compound Operations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スライダを多方向、す
なわち4方向若しくは十字方向にスライドして、所望の
回路を構成する多方向スイッチに係り、特にスライダの
組み付けが簡単な多方向スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の多方向スイッチを図4乃
至図8を参照して説明する。図において、1は中空状の
ケースである。このケース1は、底を開口した中空状の
本体10と、その本体10の底開口に取り付けた底11
とからなる。
【0003】図において、2は前記ケース1内に固定し
た固定ガイドである。この固定ガイド2は、底を開口し
た中空状の箱形状をなし、上部の上面の中央に凸部20
を上方に一体に突設する。その凸部20中に透孔21を
設ける。この透孔21は、図5に示すように、上若しく
は下から見ると十字形状をなし、かつ上から下にかけて
末広となり、後述する操作体6の軸部61が後述する第
1方向及び第2方向に往復移動する際の妨げとならない
ように構成する。前記凸部20の上端面に球凹面の一部
の当接支持面22を設ける。この固定ガイド2の上部の
下面の前記透孔21の下開口の縁に、2本のガイド溝2
3を、平行にかつ一直線方向に設けると共に、その2本
のガイド溝23より内側の箇所に、断面半円形の2本の
ガイド凸部24を、同じく平行にかつ一直線方向に設け
る。この固定ガイド2の底開口の端面を前記ケース1の
底11の上面に載置し、その固定ガイド2を前記ケース
1に固定する。
【0004】図において、3はスライドガイドである。
このスライドガイド3は、図8に示すように、平面から
見てほぼ正方形形状をなし、その対向する2辺に立上片
30を上方に直角に折り曲げて形成し、かつ他の対向す
る2辺に垂下片31を下方に直角に折り曲げて形成す
る。このスライドガイド3の中央に円形の透孔32を設
ける。この透孔32の径は、後述する操作体6の軸部6
1が後述する第1方向及び第2方向に往復移動し得る程
度の大きさとする。このスライドガイド3の立上片30
を前記固定ガイド2のガイド溝23及びガイド凸部24
に往復スライド可能に係合して、このスライドガイド3
を前記固定ガイド2に取り付ける。このスライドガイド
3の往復スライド方向を第1方向とする。
【0005】図において、4はスライダである。このス
ライダ4は、中空状の箱形状をなし、上部の中央に係合
孔40を設ける。この係合孔40は、上若しくは下から
見ると円形形状をなし、かつ上から下にかけて末広とな
り、後述する操作体6の軸部61が後述する第1方向及
び第2方向に往復移動する際の妨げとならないように構
成する。このスライダ4の上部の上面に、断面半円形の
2本のガイド凸部41を、平行にかつ一直線方向に設け
る。このスライダ4のガイド凸部41を前記スライドガ
イド3の垂下片31の内側に、前記第1方向と直交する
第2方向に、往復スライド可能に係合して、このスライ
ダ4を前記スライドガイド3に取り付ける。
【0006】図において、50は可動接点である。この
可動接点50は、前記スライダ4の下部に圧縮ばね等の
弾性部材(図示せず)を介して取り付けられている。5
1は固定接点である。この固定接点51は、前記ケース
1の底11の上面に、前記可動接点50と対向して配設
されている。
【0007】図において、6は操作体である。この操作
体6は、中央の球部60と、その球部60から下方に一
体の突設した軸部61と、前記球部60から上方に一体
に突設した取付部(図示せず)とからなる。前記軸部6
1は、図5に示すように、前記球部60から途中までは
断面ほぼ正方形形状をなし、かつ先端部は断面円形形状
をなす。この操作体6の球部60を、前記ケース1の本
体10の上部と前記固定ガイド2の当接支持面22に、
当接して回動可能に取り付ける。また、この操作体6の
軸部61を、前記固定ガイド2の透孔21及び前記スラ
イドガイド3の透孔32中を挿通し、かつ前記スライダ
4の係合孔40に係合する。この操作体6と前記固定ガ
イド2との間に復帰用のスプリング62及びワッシャ6
3を介装し、かつこの操作体6の取付部に操作部として
のノブ64を取り付ける。なお、図中、65は2方向切
替用のスイッチのノブである。
【0008】かくして、前記操作体6のノブ64を指等
でスプリング62のばね力に抗して第1方向に操作する
と、図6に示すように、前記スライダ4が前記スライド
ガイド3と共に前記第1方向(図6中矢印A方向)にス
ライドする。又は、前記操作体6のノブ64を指等でス
プリング62のばね力に抗して第2方向に操作すると、
図7に示すように、前記スライダ4が単独で前記第2方
向(図7中矢印B方向)にスライドする。この結果、前
記スライダ4の可動接点50が前記ケース1の底11の
固定接点51に接触して、所望の回路が構成される。そ
して、前記操作体6のノブ64から指等を放すと、スプ
リング62のばね復帰力により、前記スライダ4とスラ
イドガイド3とが、又はスライダ4のみが、元の中立位
置に自動復帰し、かつ前記操作体6のノブ64も元の中
立位置に自動復帰する。この種の多方向スイッチとして
は、例えば実開昭57−103246号公報に記載のも
のがある。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】かかる多方向スイッチ
においては、操作体6の軸部61が挿通するスライドガ
イド3の透孔32を円形に設けて、スライドガイド3が
上下両面で組み付け可能な構造となっている。すなわ
ち、スライドガイド3の垂下片31を前記固定ガイド2
のガイド溝23及びガイド凸部24に往復スライド可能
に係合でき、かつ前記スライダ4のガイド凸部41をス
ライドガイド3の立上片30に係合できるように、スラ
イドガイド3の透孔32が円形に設けられている。この
ために、スライドガイド3は、図5に示すように、ケー
ス1や固定ガイド2や操作体6に対して、第1方向(図
5中白ぬきの矢印方向)に、スライドガイド3の透孔3
2の縁が操作体6の軸部61に当る(図5中二点鎖線に
て示す状態)までの範囲を自由にスライドすることが可
能である。一方、ケース1に予め組み付けたスライドガ
イド3及び操作体6にスライダ4を組み付ける際には、
スライドガイド3の垂下片31(若しくは立上片30)
にスライダ4のガイド凸部41を係合する組み付けと、
操作体6の軸部61にスライダ4の係合孔40を係合す
る組み付けと、を同時に行なう必要がある。このため
に、図5中の実線に示すように、スライドガイド3の透
孔32の中心と、操作体6の軸部61の中心と、をほぼ
合致させておく必要がある。ところが、スライダ4が図
5中の実線に示す位置から第1方向に移動して、スライ
ドガイド3の透孔32の中心と操作体6の軸部61の中
心とがずれた場合、上述のスライドガイド3の垂下片3
1(若しくは立上片30)にスライダ4のガイド凸部4
1を係合する組み付けと、操作体6の軸部61にスライ
ダ4の係合孔40を係合する組み付けと、を同時に行な
うことができないことがある。このときは、スライダ4
を手等で中央の位置にスライドさせて上述の組み付けを
行なっている。このように、上述の従来の多方向スイッ
チは、スライダ4の組み付けが面倒である等の問題があ
る。
【0010】本考案は、スライダの組み付けが簡単な多
方向スイッチを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、操作体の軸部
が挿通し得る程度の大きさの第1方向の幅と、操作体の
軸部が第2方向に往復移動し得る程度の大きさの第2方
向の幅と、からなる透孔を、スライドガイドに、設けた
ことを特徴とする。
【0012】
【作用】本考案は、上記の構成により、スライドガイド
の第1方向のスライドが、そのスライドガイドの透孔の
第1方向側の縁と操作体の軸部との当接で規制され、ま
たスライドガイドの第2方向のスライドが、固定ガイド
とスライドガイドとの係合で規制されているので、スラ
イドガイドの透孔の中心と操作体の軸部の中心とが常時
合致している。この結果、スライドガイドにスライダを
係合する組み付けと、操作体の軸部にスライダの係合孔
を係合する組み付けと、を同時に行なうことができ、ス
ライダを簡単に組み付けることができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案に係る多方向スイッチの一実施
例を図1乃至図3を参照して説明する。図中、図4乃至
図8と同符号は同一のものを示す。図において、7はス
ライドガイドである。このスライドガイド7は、平面か
ら見てほぼ正方形形状をなし、その対向する2辺に立上
片70を上方に直角に折り曲げて形成し、かつ他の対向
する2辺に垂下片71を下方に直角に折り曲げて形成す
る。このスライドガイド7の中央にほぼ長方形の透孔7
2を設ける。この透孔72は、操作体6の軸部61が挿
通し得る程度の大きさの第1方向の幅と、操作体6の軸
部61が第2方向に往復移動し得る程度の大きさの第2
方向の幅と、からなる。このスライドガイド7の立上片
70を固定ガイド2のガイド溝23及びガイド凸部24
に往復スライド可能に係合して、このスライドガイド7
を固定ガイド2に取り付けると共に、このスライドガイ
ド7の垂下片71にスライダ4のガイド凸部41を係合
して、このスライドガイド7にスライダ4を取り付け
る。
【0014】この実施例における本考案の多方向スイッ
チは、以上の如き構成からなるものであるから、スライ
ドガイド7の第1方向のスライドが、そのスライドガイ
ド7の透孔72の第1方向側の縁と操作体6の軸部61
との当接で規制され、またスライドガイド7の第2方向
のスライドが、固定ガイド2のガイド溝23及びガイド
凸部24とスライドガイド7の立上片70との係合で規
制されているので、スライドガイド3の透孔32の中心
と操作体6の軸部61の中心とが常時合致している。こ
の結果、スライドガイド7にスライダ4を係合する組み
付けと、操作体6の軸部61にスライダ4の係合孔40
を係合する組み付けと、を同時に行なうことができる。
従って、スライダ4をスライドガイド7や操作体6に簡
単に組み付けることができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る多方
向スイッチは、スライダの組み付けが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る多方向スイッチの一実施例を示し
た固定ガイド及びスライドガイド及び操作体の底面図で
ある。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】同じく図1におけるIII−III線断面図で
ある。
【図4】従来の多方向スイッチを示し、一部を破断した
斜視図図である。
【図5】従来の多方向スイッチを示した固定ガイド及び
スライドガイド及び操作体の底面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図5におけるVII−IVI線断面図である。
【図8】スライドガイドの斜視図である。
【符号の説明】
1…ケース、2…固定ガイド、21…透孔、23…ガイ
ド溝、24…ガイド凸部、4…スライダ、40…係合
孔、41…ガイド凸部、50…可動接点、51…固定接
点、6…操作体、60…球部、61…軸部、64…ノブ
(操作部)、7…スライドガイド、70…立上片、71
…垂下片、72…透孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、そのケース内に固定した固定
    ガイドと、その固定ガイドに第1方向に往復スライド可
    能に取り付けたスライドガイドと、そのスライドガイド
    に前記第1方向に対して交差する第2方向に往復スライ
    ド可能に取り付けたスライダと、そのスライダに取り付
    けた可動接点と、その可動接点に対向して設けた固定接
    点と、球部を前記ケースに回動可能に取り付けると共
    に、軸部を前記固定ガイドの透孔及び前記スライドガイ
    ドの透孔中を通して前記スライダの係合孔に係合した操
    作体とを備え、前記操作体の操作部を操作することによ
    り、前記スライダが、前記スライドガイドと共に前記第
    1方向にスライドし、または単独で前記第2方向にスラ
    イドし、前記可動接点が前記固定接点に接触して、所望
    の回路を構成する多方向スイッチにおいて、 前記スライドガイドの透孔は、前記操作体の軸部が挿通
    し得る程度の大きさの前記第1方向の幅と、前記操作体
    の軸部が前記第2方向に往復移動し得る程度の大きさの
    前記第2方向の幅と、からなることを特徴とする多方向
    スイッチ。
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JPH0648143U JPH0648143U (ja) 1994-06-28
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