JP2573469B2 - ワークの結合装置 - Google Patents

ワークの結合装置

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JP2573469B2
JP2573469B2 JP6198020A JP19802094A JP2573469B2 JP 2573469 B2 JP2573469 B2 JP 2573469B2 JP 6198020 A JP6198020 A JP 6198020A JP 19802094 A JP19802094 A JP 19802094A JP 2573469 B2 JP2573469 B2 JP 2573469B2
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修平 越智
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のワークの重ねた
板状部をプレス成形によって強固に結合しうる構成簡易
なワークの結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図15に示すように、プレハブ工
法の建築物に用いられる各種パネル体の枠組を、溝形鋼
からなるワークw…から形成することが多々ある。この
ようなワークw、wの結合は、リベット、溶着の他、一
般に「かしめ」と俗称される一種のプレス成形によって
行われる。
【0003】この「かしめ」型のワークの結合装置とし
て、従来、特開昭62−77130号公報に記載された
装置(以下従来例1という)、特公昭60−18259
号公報に記載された装置(以下従来例2という)、特公
昭61−53133号公報に記載された装置(以下従来
例3という)などが挙げられる。
【0004】従来例1は、図16に示すように、有底か
つ円柱状の側壁を有する深絞り開口a3を設けたダイa
2と、成型ラムのポンチ状の深絞り部a7とを具え、ダ
イa2上に重ねて載置された薄板w1、w1を、前記深
絞り部a7によって深絞り開口a3内で深絞り、圧縮変
形させて該薄板w1、w1を結合する装置である。
【0005】又従来例2は、図17に示すように、ポン
チb1と、このポンチb1により内部に2枚の金属薄板
w2、w2を押出させて結合させる凹溝を形成するとと
もに結合された金属薄板w2、w2を取去ると回動して
元の状態に復帰する可動型のダイス部分b2、b2とを
具える。なお前記凹溝の底面をなすアンビルb3は静止
した状態に留められる。
【0006】又従来例3は、図18に示すように、ポン
チc1と、可動型の分壁部c2…からなるダイスc3と
を具え、ダイスc3上に載置された板材w3、w3をポ
ンチc1の軸棒c4方向への圧入により結合するととも
に、軸棒c4を圧縮スプリングによって突上げ、これに
よりダイスc3の各分壁部c2…を図中矢印で示す方向
に拡開させて板材w3、w3を抜け出させる装置であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例1
は、前記深絞り開口a3の体積が不変であるため、最終
加圧工程において薄板w1を形成する材料の逃げ場がな
く、その圧縮変形のために多大のプレス力を要し、ダイ
a2に極めて大きな偏負荷が掛かるという問題点があ
り、しかも油逃がし用穴をダイa2に設けると該ダイa
2の剛性が不足し、大きな偏負荷を確実に受けられない
ことがある。
【0008】又従来例2は、その凹溝の体積がプレス工
程において変化するため、プレス力の過度の増大は避け
られるものの、ダイス部分b2…を可動型としているの
で、構成が複雑となり、コストを上昇させるとともに、
耐久性の低下が懸念される。
【0009】又従来例3も、可動型の分壁部c2…から
なるダイスc3を用いているため、前記従来例2と同様
の問題点がある。
【0010】本発明は、弾性材により上に付勢されかつ
ダイス穴の底面をなすダイス底金物を具えることによっ
て、ダイス穴の体積を変化させることができ、プレス力
の低減化を図りうるとともに、構成を簡略化して、コス
トを削減し、かつ耐久性を維持しうるワークの結合装置
の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のワークの結合装置は、複数のワークの重ねた
板状部をポンチにより、ダイスの上面で開口するダイス
穴に押込み、この板状部に、板面と直角にダイス穴内で
凹む絞り部を形成しかつ前記ポンチが絞り部の底部をダ
イス穴の底面との間で挟圧することによるポンチ側のワ
ークの拡径によってワーク間を結合するとともに、前記
ダイスは、上面で開口しかつ開口から下にのびる周壁を
有する前記ダイス穴を設けたダイス本体と、前記ダイス
穴の底面をなしダイス本体の前記ダイス穴に弾性材によ
り上に付勢されて配置され下降可能かつ下降位置で停止
するダイス底金物とからなる。
【0012】
【作用】複数のワークの重ねた板状部を、ポンチにより
ダイスのダイス穴に押込み、この板状部に、板面と直角
にダイス穴で凹む絞り部を形成したのち、前記ポンチが
この絞り部の底部をダイス穴の底面との間でさらに挟圧
し、ポンチ側のワークの拡径によってワーク間を結合す
るとともに、前記ダイスは、上面で開口しかつ開口から
下にのびる周壁を有する前記ダイス穴を設けたダイス本
体と、ダイス穴の底面をなし弾性材により上に付勢され
て配置される下降可能なダイス底金物とからなる。従っ
て、前記絞り部の形成ののち、ポンチがこの絞り部の底
部をダイス穴の底面との間で挟圧するときに、該底面を
なすダイス底金物を弾性材の付勢に逆らって下降させて
ダイス穴の体積を増大させることができるため、ポンチ
側のワーク材料をダイス穴の周壁に向かって拡径させる
ためのポンチのプレス力を、ダイス穴の体積が不変であ
るものに比して低減しうるとともに、深絞り(絞り部の
形成)とポンチ側のワークの拡径、圧延との各工程にお
ける負荷を夫々ダイス本体とダイス底金物とで別々に受
持たせるため、ダイス穴体積不変型に比べて構造的な偏
負荷を減じることができ、ダイスのコンパクト化を図り
うる。
【0013】さらに拡径する従来の可動型のダイスに比
べて、構成を簡略化でき、耐久性を向上しうるととも
に、ダイス本体、ダイス底金物などの各パーツの負荷に
見合った材質を選択して単純な形状でダイスを構成しう
るため、コストの削減を図りうる。
【0014】又ダイス全体に加わるプレス力を減じるた
め潤滑油を絞り部の形成に際して用いることができる
が、この潤滑油の前記ダイス穴内での貯溜を防ぐため
に、油逃がし用穴をダイス底金物に設けることができ、
又ダイス底金物の外周壁に溝をつけることによって油を
逃がしてもよい。
【0015】このように請求項1の発明によれば、構成
の簡略化とプレス力の低減化とによって、耐久性の向
上、コストの削減と、ダイスに掛かる負荷の軽減とを両
立して達成できる。
【0016】なお前記ダイス底金物は、弾性材により上
に付勢されているため、この弾性材の反発力により、結
合されたワークをダイス穴から手をかけずに取出しうる
とともに、下降するダイス底金物によって、ワークの結
合部での位置ズレを確実に防止しうる。
【0017】又請求項2の発明において、前記ダイス底
金物に、切欠状の凹部をダイス穴の周壁に沿って設けた
ときには、ポンチが前記絞り部の底部をダイス穴の底面
との間で挟圧する際のポンチ側のワーク材料の前記凹部
への迫出しを増大でき、結合強度を高めうる。
【0018】さらに請求項3の発明において、前記ダイ
ス穴が、下方の大径部とダイス上面の開口付近の小径部
とからなる段付状をなすときには、この大径部における
ポンチ側のワークの拡径、迫出しを小径部の径以下で確
実に増大でき、ワーク間の結合強度を更に高めうる。
【0019】又請求項4の発明において、ダイス底金物
の前記凹部に弾性材を設けたときには、下側のワーク材
料の凹部への迫出しを該弾性材により抑制しつつポンチ
側のワークの拡径、迫出しを十分に確保でき、迫出し圧
力を適正化して結合強度を品質よく高いレベルで維持し
うる。
【0020】なおこの弾性材として、硬質ゴムの他、つ
るまきバネ、竹の子バネなどの伸縮する金属又は非金属
製のバネ等を採用できる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜4において本発明のワークの結合装置1は、
円柱状のポンチ2と、上面で開口するダイス穴4を設け
たダイス3とを具える。
【0022】又ワークWは、本実施例では図15に示す
ように、ウエブW1の上下縁からフランジW2、W3を
張出した溝形鋼から形成されるとともに、このワーク
W、Wの端部で重ねる上、下のフランジW2、W2、W
3、W3がなす各2枚の板状部A、A、B、Bを相互に
結合するために、本発明のワークの結合装置1を用いて
いる。
【0023】なおワークの結合装置1は、本実施例では
図13に示すように、基台20の一端部から立上がる下
の支持台21上面と、この下の支持台21に下面が向き
合いかつ前記基台20の他端部から立上がる本体部22
に垂直なシリンダ23を介して取付けられる上の支持台
24の下面とに夫々ポンチ2、2を同芯に配するととも
に、前記本体部22側面に上下動可能に取付けられた上
下の移動台25、26の前記ポンチ2、2と向き合う各
面にダイス3、3を固着している。
【0024】従って、2つのワークW、Wが直角をなす
端部を図13、図14に示すように前記上下の移動台2
5、26に対してく字状に配し、かつ前記シリンダ23
を作動させて上の支持台24を下降させることにより、
上下一対の前記板状部A、B、A、Bを一挙に結合でき
る。
【0025】又前記上下の移動台25、26は、前記ウ
エブW1の高さに応じて、先端にテーパ部27を設けた
進退具の前記テーパ部27の進退によって上下動でき、
かつワークW、Wを、シリンダ23の作動による上のポ
ンチ2の下降により下のポンチ2に下の板状部A、Bを
押圧する如く下降させる。
【0026】なおワークの結合装置1は、1つのポンチ
2とダイス3とを具えるものでもよく、例えば図15に
示すように、ワークWのウエブW1がなす板状部Aにプ
レート状のワークの板状部Bを結合するために用いるこ
とが出来る。
【0027】前記ダイス3は、図1に示すように、上面
で開口しかつ開口から下にのびる周壁5を有するととも
に下面の開口を受台30により閉じたダイス穴4を設け
たダイス本体6と、前記ダイス穴4の底面4Aをなしか
つこのダイス穴4下方に、前記受台30上面の凹部31
に設置された弾性材7により上に付勢されて配置される
ダイス底金物9とからなる。
【0028】弾性材7としては、耐油性、耐クラック
性、耐疲労性、耐摩耗性などを考慮してウレタンゴムを
好適に採用しうる他、天然ゴム、NBR、SBR、B
R、CR、アクリルゴムなど、又はそれらの混合又は積
層物を採用しうる。
【0029】なお前記受台30は、ダイス本体6に配設
されたパッキン32によりダイス3を単体で取扱うとき
の抜け落ちが防止されるとともに、前記ダイス底金物9
は、前記ダイス穴4の周壁5に沿って前記弾性材7の付
勢に逆らって下降できる。
【0030】又前記ダイス穴4は、ダイス本体6の上面
でのこのダイス穴4の開口よりも大きい大径で連続する
大径部10を下方に有することにより、この大径部10
と、ダイス本体6の上面と整一する上面を有する断面台
形状の張出し部34により形成されることによって上面
の開口付近に位置し、本実施例では該開口をなす小径部
11とからなる段付状を呈する。
【0031】さらに前記ダイス底金物9の上面周縁は、
前記張出し部34の下面に接しうる如く斜めに面取りさ
れた斜面35を有する。
【0032】複数、本例では2枚の前記板状部A、B
は、図1に示すように、前記ダイス本体6の上面に重ね
て載置されるとともに、図2に示すように、前記ポンチ
2により、前記ダイス穴4に押込まれて下側の板状部B
がダイス底金物9上面に当接し、この板状部A、Bに、
板面と略直角にダイス穴4内で凹む絞り部12、12を
形成する。
【0033】さらにポンチ2が、該ポンチ2側の板状部
Aに形成された前記絞り部12の上面をなす底部12A
をダイス穴4の底面4Aをなす前記ダイス底金物9の上
面との間で挟圧すると、図3に示すように、ダイス底金
物9は前記弾性材7の付勢に逆らって前記受台30上面
に当接するまで下降しかつこの下降位置で停止する。こ
のとき、ポンチ2側のワークWの板状部Aは、拡径して
下側の板状部Bに食い込む膨出部17が形成され、これ
によって板状部A、Bは強固に結合される。なおダイス
底金物9の下降に伴うダイス穴4の体積増大と、前記大
径部10とは、板状部Aの圧延、拡径に際しての材料の
逃げを助け、プレス力を軽減しうるとともに、板状部
A、Bの相互の結合を確実化する。
【0034】又結合された板状部A、Bは、ポンチ2の
上昇と共に、図4に示すように、弾性材7の付勢による
ダイス底金物9の上昇によって人手を介することなくダ
イス穴4から取出される。
【0035】図5〜8に本発明の他の実施例を示す。本
例においてワークの結合装置1は、ダイス底金物9の上
面周縁に、切欠状の凹部13を前記周壁5に沿って設け
た点を除けば、図1〜4に示した実施例のものと略同じ
構成を具える。
【0036】又図5〜8は、夫々図1〜4に対応したワ
ークW、Wの結合方法を示しており、その工程も同じな
ので詳細な説明は省略する。但し、本実施例では図7に
示すように、ポンチ2が、前記絞り部12の底部12A
を、ダイス穴4の底面4Aをなすダイス底金物9の上面
との間で挟圧した際、前記凹部13が、下側の板状部B
の逃げ場となり、ポンチ2側の板状部Aの拡径、迫出し
を増大させて前記膨出部17の下側の板状部Bへの食い
込みを大きくし、より強固なワークW、W間の結合を得
られる効果を奏しうる。
【0037】図9〜12に本発明の他の実施例を示す。
本例においてワークの結合装置1は、図5〜8に示した
装置のダイス底金物9の前記切欠状の凹部13に、本実
施例では前記弾性材7として採用しうる硬質ゴムからな
る弾性材14を設けた点を除けば、図5〜8の実施例と
略同じ構成を具え、従ってその詳細な説明は省略する。
【0038】なお前記弾性材14は、図10に示す板状
部A、Bに絞り部12、12を形成する工程ではその形
状が保持されるが、図11に示すように、この弾性材1
4は、絞り部12をポンチ2で更に押圧した際の下側の
板状部Bの逃げ場となり、ポンチ2側の板状部Aの拡径
による膨出部17を大きく下側の板状部Bに食い込ま
せ、これによりより強固な結合を得るとともに、図12
に示すダイス底金物9の弾性材7による上昇の際の下側
の板状部Bと弾性材14との間の離型性を良好とする。
【0039】
【発明の効果】叙上の如く本発明のワークの結合装置
は、複数のワークの重ねた板状部を、ポンチによりダイ
スのダイス穴に押込み、この板状部に、板面と直角にダ
イス穴で凹む絞り部を形成したのち、前記ポンチがこの
絞り部の底部をダイス穴の底面との間でさらに挟圧し、
ポンチ側のワークの拡径によってワーク間を結合すると
ともに、前記ダイスは、上面で開口しかつ開口から下に
のびる周壁を有する前記ダイス穴を設けたダイス本体
と、ダイス穴の底面をなし弾性材により上に付勢されて
配置される下降可能なダイス底金物とからなる。従っ
て、前記絞り部の形成ののち、ポンチがこの絞り部の底
部をダイス穴の底面との間で挟圧するときに、該底面を
なすダイス底金物を弾性材の付勢に逆らって下降させて
ダイス穴の体積を増大させることができるため、ポンチ
側のワーク材料をダイス穴の周壁に向かって拡径させる
ためのポンチのプレス力を、ダイス穴の体積が不変であ
るものに比して低減しうるとともに、深絞り(絞り部の
形成)とポンチ側のワークの拡径、圧延との各工程にお
ける負荷を夫々ダイス本体とダイス底金物とで別々に受
持たせるため、ダイス穴体積不変型に比べて構造的な偏
負荷を減じることができ、ダイスのコンパクト化を図り
うる。
【0040】さらに拡径する従来の可動型のダイスに比
べて、構成を簡略化でき、耐久性の向上を図りうるとと
もに、ダイス本体、ダイス底金物などの各パーツの負荷
に見合った材質を選択して単純な形状でダイスを構成し
うるため、コストを低減しうる。
【0041】又ダイス全体に加わるプレス力を減じるた
め潤滑油を絞り部の形成に際して用いることができる
が、この潤滑油の前記ダイス穴内での貯溜を防ぐため
に、油逃がし用穴をダイス底金物に設けることができ、
又ダイス底金物の外周壁に溝をつけることによって油を
逃がしてもよい。
【0042】このように請求項1の発明によれば、構成
の簡略化とプレス力の低減化とによって、耐久性の向
上、コストの削減と、ダイスに掛かる負荷の軽減とを両
立して達成できる。
【0043】なお前記ダイス底金物は、弾性材により上
に付勢されているため、この弾性材の反発力により、結
合されたワークをダイス穴から手をかけずに取出しうる
とともに、下降するダイス底金物によって、ワークの結
合部での位置ズレを確実に防止しうる。
【0044】又請求項2の発明において、前記ダイス底
金物に、切欠状の凹部をダイス穴の周壁に沿って設けた
ときには、ポンチが前記絞り部の底部をダイス穴の底面
との間で挟圧する際のポンチ側のワーク材料の前記凹部
への迫出しを増大でき、結合強度を高めうる。
【0045】さらに請求項3の発明において、前記ダイ
ス穴が、下方の大径部とダイス上面の開口付近の小径部
とからなる段付状をなすときには、この大径部における
ポンチ側のワークの拡径、迫出しを小径部の径以下で確
実に増大でき、ワーク間の結合強度を更に高めうる。
【0046】又請求項4の発明において、ダイス底金物
の前記凹部に弾性材を設けたときには、下側のワーク材
料の凹部への迫出しを該弾性材により抑制しつつポンチ
側のワークの拡径、迫出しを十分に確保でき、迫出し圧
力を適正化して結合強度を品質よく高いレベルで維持し
うる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】絞り部を形成した状態を示す断面図である。
【図3】ポンチ側のワークを拡径させた状態を示す断面
図である。
【図4】ワークの取出し状態を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】その絞り部を形成した状態を示す断面図であ
る。
【図7】そのポンチ側のワークを拡径させた状態を示す
断面図である。
【図8】そのワークの取出し状態を示す断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【図10】その絞り部を形成した状態を示す断面図であ
る。
【図11】そのポンチ側のワークを拡径させた状態を示
す断面図である。
【図12】そのワークの取出し状態を示す断面図であ
る。
【図13】ワークの結合装置を例示する側面図である。
【図14】ワークの配置状態を示す部分平面図である。
【図15】ワークを例示する部分斜視図である。
【図16】従来の技術を説明するための断面図である。
【図17】従来の技術を説明するための断面図である。
【図18】従来の技術を説明するための断面図である。
【符号の説明】
2 ポンチ 3 ダイス 4 ダイス穴 5 周壁 6 ダイス本体 7 弾性材 9 ダイス底金物 10 大径部 11 小径部 12 絞り部 13 凹部 14 弾性材 A、B 板状部 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−36396(JP,U) 実開 昭59−85637(JP,U) 実開 昭51−54136(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワークの重ねた板状部をポンチによ
    り、ダイスの上面で開口するダイス穴に押込み、この板
    状部に、板面と直角にダイス穴内で凹む絞り部を形成し
    かつ前記ポンチが絞り部の底部をダイス穴の底面との間
    で挟圧することによるポンチ側のワークの拡径によって
    ワーク間を結合するとともに、 前記ダイスは、上面で開口しかつ開口から下にのびる周
    壁を有する前記ダイス穴を設けたダイス本体と、前記ダ
    イス穴の底面をなしダイス本体の前記ダイス穴に弾性材
    により上に付勢されて配置され下降可能かつ下降位置で
    停止するダイス底金物とからなるワークの結合装置。
  2. 【請求項2】前記ダイス底金物は、切欠状の凹部を前記
    周壁に沿って設けたことを特徴とする請求項1記載のワ
    ークの結合装置。
  3. 【請求項3】前記ダイス穴は、前記上面でのこのダイス
    穴の開口よりも大きい大径で連続する大径部を下方に有
    することにより、この大径部と、上面の開口付近の小径
    部とからなる段付状をなすことを特徴とする請求項1又
    は2記載のワークの結合装置。
  4. 【請求項4】ダイス底金物は、前記切欠状の凹部に弾性
    材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のワークの結合装置。
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