JP2572655Y2 - ゴルフ練習場グランドの表層構造 - Google Patents
ゴルフ練習場グランドの表層構造Info
- Publication number
- JP2572655Y2 JP2572655Y2 JP1992087748U JP8774892U JP2572655Y2 JP 2572655 Y2 JP2572655 Y2 JP 2572655Y2 JP 1992087748 U JP1992087748 U JP 1992087748U JP 8774892 U JP8774892 U JP 8774892U JP 2572655 Y2 JP2572655 Y2 JP 2572655Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- driving range
- golf driving
- fabric
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Road Paving Structures (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は，ゴルフ場の地表施工構
造に関するものである。
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，ゴルフ練習場で練習者が打ったボ
ールの落下するグランドの表層には，天然芝，人工芝
生，不織布，ゴムシート，樹脂シート等が単独または複
合して用いられ，地面を整地してその上に直接上記の素
材を施工するか，コンクリートやアスフアルトを敷きそ
の上に上記の素材を施工した構造が採用されている。こ
れらの構造は，ボールに傷を発生させない，コンベアー
や自動回収ロボットを用いたボールの回収効率をよくす
る，緑の素材により美観を増強する等の目的で採用され
ている。
ールの落下するグランドの表層には，天然芝，人工芝
生，不織布，ゴムシート，樹脂シート等が単独または複
合して用いられ，地面を整地してその上に直接上記の素
材を施工するか，コンクリートやアスフアルトを敷きそ
の上に上記の素材を施工した構造が採用されている。こ
れらの構造は，ボールに傷を発生させない，コンベアー
や自動回収ロボットを用いたボールの回収効率をよくす
る，緑の素材により美観を増強する等の目的で採用され
ている。
【０００３】ところが天然芝は雑草の除去や乾期の散水
に問題があり，人工芝生は高価であり，不織布は地面に
直接施工することはなく，コンクリートやアスフアルト
の上に施工するためボールの弾きが極端におおきく距離
感が掴みにくい。ゴムシート，樹脂シート等を表層に用
いると表面が平坦で単調なため自然感が得られない。
に問題があり，人工芝生は高価であり，不織布は地面に
直接施工することはなく，コンクリートやアスフアルト
の上に施工するためボールの弾きが極端におおきく距離
感が掴みにくい。ゴムシート，樹脂シート等を表層に用
いると表面が平坦で単調なため自然感が得られない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案は，上述の現状
に鑑みて行われたもので，管理維持が容易で，ボールの
回収作業も容易であり，ボールに傷をつけることのない
ゴルフ練習場グランドの表層構造を提供することを目的
とするものである。
に鑑みて行われたもので，管理維持が容易で，ボールの
回収作業も容易であり，ボールに傷をつけることのない
ゴルフ練習場グランドの表層構造を提供することを目的
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は，上記の目的を
達成するもので，次の構成よりなるものである。すなわ
ち，表地組織が６角形あるいは菱形模様のハニカム状の
組織であり，表裏の地組織が連結糸で連結されてなり，
地組織及び連結糸に合成繊維の原着糸が用いられている
立体布帛を表層に用いてなることを特徴とするゴルフ練
習場グランドの表層構造を要旨とするものである。
達成するもので，次の構成よりなるものである。すなわ
ち，表地組織が６角形あるいは菱形模様のハニカム状の
組織であり，表裏の地組織が連結糸で連結されてなり，
地組織及び連結糸に合成繊維の原着糸が用いられている
立体布帛を表層に用いてなることを特徴とするゴルフ練
習場グランドの表層構造を要旨とするものである。
【０００６】本考案のゴルフ練習場グランドの表層に用
いる立体布帛は，表裏の地組織が連結糸で連結されてな
るものであり，ダブルラッセル編機により製造できる。
立体布帛に用いる素材は，表裏の地組織にはナイロンや
ポリエステル等の合成繊維のマルチフィラメントで耐光
性の良い原着糸を用いる。また，地組織を連結する連結
糸には，剛性の高いナイロンやポリエステルの合成繊維
で耐光性の良い原着糸を用いる。立体布帛の表裏の地組
織は，表地組織は図２あるいは図３のごときハニカム状
の組織が外観や糸の使用量の面から望ましく，裏地組織
はハニカム状の組織も用いることができるが，施工性や
寸法安定性がよく，下の土壌の流出や吸い出しを防止で
きる平坦な組織とするのが望ましい。本考案に用いる立
体布帛は，さらに寸法安定性，耐摩耗性あるいは耐衝撃
性を向上させるために，メラミン樹脂等の樹脂処理を施
してもよい。
いる立体布帛は，表裏の地組織が連結糸で連結されてな
るものであり，ダブルラッセル編機により製造できる。
立体布帛に用いる素材は，表裏の地組織にはナイロンや
ポリエステル等の合成繊維のマルチフィラメントで耐光
性の良い原着糸を用いる。また，地組織を連結する連結
糸には，剛性の高いナイロンやポリエステルの合成繊維
で耐光性の良い原着糸を用いる。立体布帛の表裏の地組
織は，表地組織は図２あるいは図３のごときハニカム状
の組織が外観や糸の使用量の面から望ましく，裏地組織
はハニカム状の組織も用いることができるが，施工性や
寸法安定性がよく，下の土壌の流出や吸い出しを防止で
きる平坦な組織とするのが望ましい。本考案に用いる立
体布帛は，さらに寸法安定性，耐摩耗性あるいは耐衝撃
性を向上させるために，メラミン樹脂等の樹脂処理を施
してもよい。
【０００７】図２は，本考案に用いることのできる立体
布帛の一例の斜視図であり，立体布帛（１）は，表地組
織（２）と裏地組織（３）が共に６角形のハニカム状の
組織で，連結糸（４）により連結されてなるものであ
る。図３は立体布帛の他の例であり，立体布帛（１）
は，菱形模様の表地組織（２）と平坦な組織の裏地組織
（３）が連結糸（４）により連結されてなるものであ
る。図１は，本考案の施工例を示す断面図であり，整地
した地面（５）の表面に立体布帛（１）を施工した場合
を示している。立体布帛（１）は施工の際，一部重合わ
せ，重複部にＵ字金具を打ち込み施工する。アスフアル
トやコンクリートの上に立体布帛を施工する場合には，
ワツシヤー併用による釘止めあるいは接着剤による接着
により固定する。全体を適度に傾斜させて施工すると，
降雨時の排水性は良好であり，ボール回収も効率良く行
える。
布帛の一例の斜視図であり，立体布帛（１）は，表地組
織（２）と裏地組織（３）が共に６角形のハニカム状の
組織で，連結糸（４）により連結されてなるものであ
る。図３は立体布帛の他の例であり，立体布帛（１）
は，菱形模様の表地組織（２）と平坦な組織の裏地組織
（３）が連結糸（４）により連結されてなるものであ
る。図１は，本考案の施工例を示す断面図であり，整地
した地面（５）の表面に立体布帛（１）を施工した場合
を示している。立体布帛（１）は施工の際，一部重合わ
せ，重複部にＵ字金具を打ち込み施工する。アスフアル
トやコンクリートの上に立体布帛を施工する場合には，
ワツシヤー併用による釘止めあるいは接着剤による接着
により固定する。全体を適度に傾斜させて施工すると，
降雨時の排水性は良好であり，ボール回収も効率良く行
える。
【０００８】地面が軟弱な場合，地面に不織布や樹脂シ
ートを敷き，表層に立体布帛を施工すると排水性が良く
土壌の流失や吸い出しのない構造とすることができ，こ
の場合，裏地組織が平坦な組織の立体布帛を用いるのが
より好適である。既設のゴルフ練習場において，既設の
天然芝等の表層材の補修が困難な場合，表層に本考案に
用いる立体布帛をカバー施工するだけで容易に目的を達
成することができる。
ートを敷き，表層に立体布帛を施工すると排水性が良く
土壌の流失や吸い出しのない構造とすることができ，こ
の場合，裏地組織が平坦な組織の立体布帛を用いるのが
より好適である。既設のゴルフ練習場において，既設の
天然芝等の表層材の補修が困難な場合，表層に本考案に
用いる立体布帛をカバー施工するだけで容易に目的を達
成することができる。
【０００９】
【作用】本考案のごとくゴルフ練習場グランドの表層
に，地組織が連結糸で連結されてなる立体布帛を用いる
と，適度の弾力性と通水性を有し，維持管理が容易で，
ボールの回収作業も容易であり，ボールに傷をつけるこ
とのないゴルフ練習場グランドとすることができる。
に，地組織が連結糸で連結されてなる立体布帛を用いる
と，適度の弾力性と通水性を有し，維持管理が容易で，
ボールの回収作業も容易であり，ボールに傷をつけるこ
とのないゴルフ練習場グランドとすることができる。
【００１０】
【実施例】次に，本考案を実施例によって具体的に説明
する。 実施例１ １４ゲージのダブルラツセル編機を用い，表裏の地組織
には緑色の原着ポリエステル４２０デニール４８フイラ
メントを，連結糸として緑色の原着ナイロン２１０デニ
ール１０フイラメントを用い，表の地組織がハニカムで
裏の地組織が平坦な組織の厚さ６ｍｍの立体編物を作製
した。得られた立体編物をゴルフ練習場のグランドの表
層に施工した結果，練習者の受ける打球感や美観も良
く，ボールに傷を付けることがなく，ボールの回収作業
も容易で排水性もよいゴルフ練習場グランドが得られ
た。
する。 実施例１ １４ゲージのダブルラツセル編機を用い，表裏の地組織
には緑色の原着ポリエステル４２０デニール４８フイラ
メントを，連結糸として緑色の原着ナイロン２１０デニ
ール１０フイラメントを用い，表の地組織がハニカムで
裏の地組織が平坦な組織の厚さ６ｍｍの立体編物を作製
した。得られた立体編物をゴルフ練習場のグランドの表
層に施工した結果，練習者の受ける打球感や美観も良
く，ボールに傷を付けることがなく，ボールの回収作業
も容易で排水性もよいゴルフ練習場グランドが得られ
た。
【００１１】実施例２ 実施例１で得た立体編物にメラミン樹脂を１％ O.W.F付
与して, 実施例１と同様に施工した結果，さらに，表層
の耐摩耗性及び耐衝撃性の良いグランドが得られた。
与して, 実施例１と同様に施工した結果，さらに，表層
の耐摩耗性及び耐衝撃性の良いグランドが得られた。
【００１２】
【考案の効果】本考案によるゴルフ練習場グランドの表
層構造は，適度の弾力性と通水性を有し，管理維持が容
易で，ボールの回収作業も容易であり，ボールに傷をつ
けることのないものである。
層構造は，適度の弾力性と通水性を有し，管理維持が容
易で，ボールの回収作業も容易であり，ボールに傷をつ
けることのないものである。
【図１】本考案のゴルフ練習場グランドの表層構造の一
態様を示す断面図である。
態様を示す断面図である。
【図２】本考案に用いる立体布帛の一例の斜視図であ
る。
る。
【図３】本考案に用いる立体布帛の他の例の斜視図であ
る。
る。
１ 立体布帛 ２ 表地組織 ３ 裏地組織 ４ 連結糸 ５ 地面
Claims (1)
- 【請求項１】 表地組織が６角形あるいは菱形模様のハ
ニカム状の組織であり，表裏の地組織が連結糸で連結さ
れてなり，地組織及び連結糸に合成繊維の原着糸を用い
られている立体布帛を表層に用いてなることを特徴とす
るゴルフ練習場グランドの表層構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087748U JP2572655Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ゴルフ練習場グランドの表層構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087748U JP2572655Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ゴルフ練習場グランドの表層構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0644573U JPH0644573U (ja) | 1994-06-14 |
| JP2572655Y2 true JP2572655Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13923560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992087748U Expired - Lifetime JP2572655Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ゴルフ練習場グランドの表層構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572655Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2549276Y2 (ja) * | 1993-03-18 | 1997-09-30 | 萩原工業株式会社 | 打球場敷設用マット |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2846370B2 (ja) * | 1989-11-09 | 1999-01-13 | 旭化成工業株式会社 | 寝床用シート状物 |
| JP2568315Y2 (ja) * | 1992-06-30 | 1998-04-08 | 森下 株式会社 | 芝代替用敷マット |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992087748U patent/JP2572655Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0644573U (ja) | 1994-06-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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