JP2571962B2 - 粒子状又は繊維状物質の塊体を供給する装置 - Google Patents

粒子状又は繊維状物質の塊体を供給する装置

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はスクリュー・コンベヤ手段に連通する導管
と、前記コンベヤ手段と同軸に且つ一部これを包囲して
設けられた往復運動する環状ピストン手段と、前記コン
ベヤ手段の作動関係にある第1駆動手段と前記コンベヤ
手段の軸と同軸方向にピストンを往復運動されるために
前記ピストン手段と作動関係にある第2駆動手段とから
成る粒子状又は繊維状物質の塊体を供給する装置に関す
る。
従来の技術および発明が解決しようとする課題 上記の装置は本出願人に譲渡された1980年2月5日発
行米国特許第4,186,658号より既に公知であり、この種
の装置は次の点で当該技術分野に於て実質的な改良をみ
せに。即ち加圧ダイジェスタ等の装置に物質を供給する
際比較的低繊維剪断力の繊維状物質を高度に圧縮するこ
とにより実質的に固体状のプラグに形成し、このプラグ
に対して圧縮装置の下流にある加工装置からの加圧媒体
が浸透できないようになっている。
1978年10月10日発行の米国特許第4,119,028号及び本
出願人の1983年11月1日発行米国特許第4,412,485号も
参照に供する。一般的に前記従来の技術を説明すると、
導管内に配されたオーガを包囲して設けられた環状ピス
トン有し、前記オーガは繊維状物質(例えば木製チッ
プ)を供給するホッパと連結され、該物質を排出端に向
って移送しそこから環状ピストンにより更に移送され導
管を介して例えばダイジェスタ等の加工装置に極めて高
度に圧縮された塊体として送り込まれる。
上記の米国特許は往復ピストンの環状形状を通常のス
クリュー・コンベヤの作用と組合せることにより当該技
術分野に於て有用な改良をもたらした点で注目できる。
しかし乍らピストンにより繊維状物質の高密度に圧縮す
るため装置の一部が極度に摩耗する欠点があり、更に高
密度圧縮により衝撃荷重が生じそのため(例えば米国特
許第4,186,658号に開示の油圧シリンダ又は米国特許第
4,412,485号に開示のクランク装置を用いたシリンダで
ピストンを駆動したとしても)装置全体に対して大きな
振動を与えることになる。
衝撃荷重の高いと言うことは供給装置の構成部品の疲
労が進んだり、早期にベアリングの故障が生じる結果を
招く。振動についても、導管内のプラグ状圧縮物質の密
度を一定の高い値に保とうとすると、特に装置の出口部
分に於て大きな影響を与えるので望ましくない。この振
動が原因でこれまでこの種の装置の作動速度を上げるこ
とができなかった。
本発明の目的は装置全体の機械的及びエネルギー効率
を増加させることにより、上記公知の装置の欠点を克服
し、更に形成されたプラグ状圧縮物質の密度の均一性を
改良せんとしたものである。さらに本発明の目的は例え
ばスチーム、薬品等の処理をじん速度ににするため装置
の排出端に於て圧縮物質に亀裂を加えることにより加工
を容易にし、しかも導管内の圧縮物質を液体及び上記の
浸透しない固体状態に維持できるように装置を改良せん
としたものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明装置は、スクリュー
・コンベヤ手段に連通する導管と、前記コンベヤ手段と
同軸に且つ一部これを包囲して設けられた往復運動する
環状ピストン手段と、前記コンベヤ手段と作動関係にあ
る第1駆動手段と前記コンベヤ手段の軸と同軸方向にピ
ストンを往復運動させる為に前記ピストン手段と作動関
係にある第2駆動手段とから成る装置に於て前記第2駆
動手段が、フライフィールと作動関係にあるモーター駆
動横型クランクシャフトと、一端が前記クランクシャフ
トに枢着され、他端が前記コンベア手段の軸に平行な方
向に往復運動可能な往復運動支持体に枢着された第1連
結ロッドと、前記往復運動支持体に、前記ピストン手段
を固定する取付け手段とから成る粒子状又は、繊維状物
質の塊体を供給する装置である。
実施例 本発明を図面に従い詳述すると、第1図に示す装置は
第2図乃至第4図のそれと全体の構成は類似するが詳細
な部分で異るところがある。対応部分は同一符号で示
す。
基板(10)は公知の方法で地面に固定されており、そ
の上部にフレーム(11)が取付けてある。フレーム(1
1)には符号(C)で示す水平に伸びる環状導管が設け
られている。導管(C)の排出端は第2図、第3図では
左側にあり、第1図では正面右側に配されている。導管
(C)の対向流入端にはホッパ(12)が取付けられ、こ
のホッパは駆動ユニット(15)のモータ(14)(第1図
のみに示す)で駆動される下方且つ内方に配向したオー
ガ(13)を含む。ホッパ(12)、オーガ(13)及び駆動
ユニット(15)の構成については公知であるので、追加
の説明は不要である。四つのオーガ(13)(ホッパ(1
2)の傾斜部の各側に二つ)の下端部は水平コンベヤ・
スクリュー(16)の外周部に近接に配され、スクリュー
(16)はベルト(18)、ギア・ボックス(19)及び駆動
シャフト(20)を介してモータ(17)により駆動され
る。
第2図に於て、スクリューコンベヤ(16)はホッパ
(12)の右側壁部に回動自在に設けられている。ホッパ
(12)の反対壁部にはスクリュー(16)の前端部を支持
する管状ガイド部材(22)のフランジ(21)が固定され
ている。スクリュー(16)はホッパ(12)の壁に取付け
られたベアリング(図示せず)を介して上流又は後端部
で回動できるように設けられている。一方、スクリュー
(16)前面自由端部は静止した管状ガイド部材(22)内
に案内される。
環状ピストン(23)はガイド部材(′22)の外面上を
自由に摺動する。上流位置(右)端部に於て取付けフラ
ンジ(24)によりピストン(23)は往復運動する支持体
(25)に取付けられている。円筒状ガイドロッド(27)
に取付けられた概ね分割シリンダ型の取付スリーブ(2
6)が支持体(25)の各側面に設けられている。各ガイ
ドロッド(27)は前部ハイドロスタティック・ベアリン
グ(28)と同軸後部ハイドロスタティック・ベアリング
(29)に取付けられている。
第8図及び第9図にハイドロスタティック・ベアリン
グ例えばベアリング(28)の典型例を示す。ベアリング
(28)はブロンズ合金性のスリーブ(32)を有するハウ
ジング(31)から成る。スリーブ(32)はハウジング
(31)の内壁の全軸長より短いので、環状収集室(3
3)、(34)が該スリーブの各端部に形成されている。
シール支持フランジ(35)、(36)により収集室(3
3)、(34)の外側端が閉鎖されている。周知の通り、
各フランジ(35)、(36)はガイドロッド(27)に係合
する一対のシール部材を有する。スリーブ(32)の内面
に四つのポケット(36,37,38,39)が設けられている。
各ポケットはパイプ(45)から供給される加圧オイル用
の取入れ口(41,42,43,44)に連通する。縦の平端部(4
6)が隣接する各対のポケット(36−39)間に設けられ
ている。各平端部(46)にはとい(47)が設けられ、こ
のとい(47)は収集室(33)、(34)を互いに連通させ
る導管を形成している。各室(33)、(34)には滑剤回
路の戻りパイプ(48)、(49)に連通する戻り口が設け
られている。該回路には貯蔵室と加圧オイル・ライン
(45)が含まれる。但しその貯蔵室とポンプは図示せ
ず。
周知の通り、ポケット(36−39)に加圧オイルが供給
されこれが各ガイド・ロッド(27)が正確に且つ安定し
て摺動できるように摩擦の生じないクッションの役割を
果している。ポケット(36−39)の近くでロッド(27)
と平坦部(46)間を流れる滑剤は最後には室(33)、
(34)のいずれか一室に集められ滑剤循環路の加圧部内
に戻される。
第1図の実施態様と第2図、第3図のそれとの一つの
相違点は第1図の場合ガイド・ロッド(27)が導管の軸
(A)に対して軸(B)が軸(A)の位置より低い位置
に配されるように設けられていることがある。つまり、
軸(A)、(B)、(B)が端面図でみて三角形を形成
している。第3図に示す通り本発明の一つの特徴はガイ
ド・ロック(27)が軸(A)の高さまで上昇されている
ことであり即ち軸(A)、(B)、(B)はこの場合図
面上好ましくは水平面内で同一平面に配されるいうよう
になっていることである。
連結ロッド(50)がその前端部(51)に於て支持体
(25)に後端部(52)に於てクランク・シャフト(54)
の同軸クランク(53)にそれぞれ枢着されている。クラ
ンク・シャフト(54)は第2図、第3図の場合軸
(A)、(B)、(B)の水平面と同一面にある横水平
軸を中心に支持体(11)内に回転自在に取付けられてい
る。クランク・シャフト(54)は一端にフライ・ホイー
ル(55)が取付けられており且つ駆動ベルト(56)と接
続されている。クランク・シャフト(54)の反対端には
一対のブレーキ・クランプ(58)、(59)を有するブレ
ーキ・ドラム(57)が設けられている。
上述の如く、二つの連続ロッド(50)が設けられ、こ
れに対するクランク・シャフト(54)の二つのクランク
(53)が配されている。支持体(25)の各側に一つづ設
けられた連結ロッド(50)によりクランク・シャフト
(54)の回転は支持体(25)と導管(C)のピストン
(23)の往復運動に転換される。ガイド・ロッド(27)
がベアリング内(28)、(29)内に正確に且つ強固に取
付けられているので、管状ガイド部材(22)上を導管の
中心部(60)に沿って低摩擦で移動でき、従って摩耗も
少い。
クランク・シャフト(54)の中心部には中央連結ロッ
ド(63)の前端部(62)が回動自在に取付けられた中央
クランク(61)が設けられている。ロッド(63)の後端
部(64)は枢支点(66)で支持体(11)に枢支された反
転振子状平衡支持体(65)に枢着されている。支持体
(65)の上部自由端の各側には重り(67)が取付けられ
ている。これらの重り(67)は従って導管の軸(A)の
各側面にそれぞれ設けられている。
第4図から明らかな通りクランク・シャフト(54)の
中央クランク(61)は同軸クランク(53)に対して180
゜の位置に配されている。従って、クランク・シャフト
(54)の回転によりピストン(23)の運動は重り(67)
の運動の反対方向に生ずる。導管(C)の中央部(60)
の後端部にはピストン(23)の面(69)のストロークの
長さのほとんどの部分に亘って長手方向に延びたベント
・スロット(68)が設けられている。面(69)の位置は
第2図に示す。該面(69)の最終方位置はピストン(2
3)の実線で示す位置で、その最前方位置はカッコ内の
符号(69)で示す破線の位置である。導管中央部(60)
のスロット領域にはジャケット(70)が設けられ、この
ジャケットは外気及び/又はポート(71)に通ずる下水
(気体に同伴する液体を取除くもの)に連通している。
中央部(60)を形成する同軸長は周知の通りフランジに
よって連結されている。
前記中央部(60)の左側には冷却水入口(73)と排出
口(74)を有する冷却用ジャケット(72)が取付けられ
ている。
フランジ(75)と協働する管状端部材(77)の連結フ
ランジ(76)にはチューブ(78)が設けられ、そのチュ
ーブの内部は中央部(60)の円筒部分の延長に連なって
いる。部材(77)にはガンマ線密度制御装置(79)が設
けられ、これによりチューブ(78)内の塊体の密度を測
定する。この装置(79)は通常市販されている型のもの
である。本発明による試作装置にはKay−Ray Model 4
800(商標名)の装置(79)を用いた。この制御装置の
作動は第5図から明らかな通り、ガンマ線供給源(80)
(例えばセシウム137)を有し、この供給源(80)はス
テンレス内に二重にカプセル化され導管(C)の1側に
ある鉛充填スチール製ホルダ内に設けられている。導管
(C)の横方向の反対側にはガンマ線検知器(81)が設
けられている。これはガイガーミュラ管体検知器であ
る。入射線は放射強度に比例する速度で電気放電を生
じ、この放射強度は導管(C)内の物質の密度によって
変り、導管(C)が空の時に最大値を示す。この値は導
管(C)内の物質が次第にプラグ状に圧縮されるに従い
徐々に低下する。検知器(81)の放電は比較器(82)に
送られそこで実際の放電と基準放電(83)と比較し、信
号(84)を発生しこれにより制御器(85)をして後述の
通り、チョーク駆動部(86)を作動せしめる。前記試作
装置に於ては、駆動部(86)は円錐チョーク部材(87)
に連結した一対の油圧シリンダからなり、該シリンダは
軸(A)に沿って第2図示の最少ギャップ状態から第3
図示のギャップ状態に偏位する。エネルギー吸収特性か
らみて油圧シリンダよりニューマチック・シリンダを用
いる他が有利である。
第2図及び第3図から明らかな通り、チョーク部材
(87)は導管の上流端に向う方向に且つ軸(A)と同軸
方向に収斂する固体円錐形のもので、上述の通り管体
(78)の出口間に環状断面形状の排出ギャップ又は通路
(88)を形成している。
チョーク部材(87)の油圧機構は、脱水チョーク部材
に関する米国特許第4,412,485号に記載された形状とほ
ぼ同じである。チョーク部材(87)の下流端にはスリー
ブ(90)内に摺動自在の円筒スラム(89)が設けられて
いる。スリーブ(90)の下流端には横部材(91)が設け
られている。この部材(91)の各端部は、油圧シリンダ
ー(93),(94)のピストンロッド(92)に接続されて
いる。油圧シリンダー(93),(94)はそれぞれ直接的
に又は適当な連結部材を介して支持体(11)と一体のフ
レームに固定されている。プラグ状の圧縮物質の密度の
均一性の改良は第6図及び第7図に示す態様によっても
なされる。好ましくはピストン(23)の前面(69)は外
部(95)と内部(96)から形成される。
外部(95)は平坦に形成されかつピストン(23)の軸
に対して直角の面(D)内に配されている。前記軸は符
号(A)で示す。内部(96)は約155゜の頂角を有する
円錐台形状になっている。この頂角は140゜から170゜の
範囲にあっても良い。
端面図で見てピストンのふたつの部分(95),(96)
は、同軸上の環状形状を有する。外部(95)の面積は、
ふたつの部分(95),(96)の合わせた面積のほぼ30%
である。一方、内部(96)の面積は前記の合わせた面積
のほぼ70%である。外部(95)の面積は面(69)の全面
積のほぼ25%ないし35%の範囲で変えることが出来る。
前面(69)の全面積は端面図で見て導管(C)の全断
面積のほぼ35%を占める。前記の合わせた面積は、導管
(C)の全断面積のほぼ25%ないし60%の範囲で変える
ことができる。
面(69)の形状を上記のごとく変形することにより、
プラグ状塊体の密度はより均一になる。これは塊体の中
心部がより密に圧縮されていることにより得られる効果
であり、この効果は特に本発明装置をダイジェスターに
材料を供給するのに用いた場合いっそう発揮される。こ
の効果により、材料の逆流を防ぎかつダイジェスターの
圧力のロスを最少限に保つ。
本装置の作用を第5図に従って説明すると、まずガン
マ線密度制御装置を導管(C)の排出端における圧縮物
質の所定の密度にセットする。ガンマ線供給源を作動す
るとガンマ線カウンターから導管内の処理物質の不在を
つげる情報を比較器に送り、制御器を作動させチョーク
駆動部を駆動させギャップ(57)を最少限(第2図)に
減少させる。たとえば木製チップ等の処理物質はホッパ
ー(12)に供給されオーガ(13)により水平スクリュー
コンベヤ(16)に送られそこからさらに導管(C)内に
移送される。クランク・シャフト(54)はベルト(56)
を介してモーター(図示せず)により駆動される。同時
にポンプ(図示せず)が作動し加圧滑剤をハイドロスタ
ティックベアリング(28),(29)に供給する。クラン
ク・シャフト(54)の回転運動は連結ロッド(50)によ
り支持体(25)に伝えられさらに環状ピストン(23)に
伝えられる。同時に、連結ロッド(63)により、クラン
ク・シャフト(54)の回転運動は平衡支持体(65)に伝
達され、この支持体(65)をピストンの運動方向と反対
の方向に前後に揺動させる。
ホッパー(21)から供給される物質は中央部(60)の
スペースを埋め上記の従来技術から周知の方法で環状ピ
ストンにより圧縮処理され、徐々にプラグ状に形成され
て導管(C)内を前進する。このプラグ状の物質の形成
は、中央部(60)の入口部分の圧力を大気圧に保つこと
により、助長される。通常圧縮塊体から出る多少の液体
を同伴した気体をスロット(68)、ジャケット(70)及
び排出口(71)の構成により、除去することが出来る。
同時に冷却水をジャケット(72)に循環させ、冷却水
取入口(73)から冷却水取出口(74)を介して排出させ
る。
究極的には圧縮物質の圧縮度はガンマ線カウンター
(第5図)にセットされた値より大になる。制御器は制
御回路の比較器により作動され、チョーク駆動部をさら
に大きく開口した位置に駆動する。瞬間密度はガンマ線
カウンターにより連続して感知されるので、チョーク
(87)の開口度は逐次モニターされ適当に変化させるこ
とにより予めセットされた最少密度値より圧縮物質の所
望の密度が下がるのを防ぐ。
ハイドロスタティックベアリングの構成により導管
(C)の軸に沿ってビストンは確実に案内される。本発
明装置は取付け物質が入り組んでいるにもかかわらず、
公知の装置に比べてはるかに高い速度で作動可能になっ
ている。本装置の作動速度は1分間約400サイクルまで
上昇させることが出来た。これは、この種の従来の装置
が達成し得た最高1分間60サイクルに比べて著しく高い
ことが分る。この高速運転は導管内の圧縮物質に対して
ピストンが衝撃を与える際生ずる振動を少なくすること
により可能になる。平衡支持体(65)により圧縮力の反
応に対して動的外力を与えるので、従来の技術による装
置が経験した振動を極めて最少限に維持することが出来
る。この振動の減少化によりチョーク部材(87)の作動
の精度を向上させ、さらに振動に対して敏感な部材例え
ばガンマ線センサー等に対してもその精度を確保出来
る。ビストンの下流に位置する導管の部分と、導管の排
出端の上流にある部分を冷却することにより、主にダイ
シェスターから発生する熱を除去すれば、圧縮処理の依
存度はさらに向上することが判明した。この熱の除去は
ピストンの熱膨張を防ぎ、さらに金属同志の接触を防ぐ
意味からも重要であり、さらにはまたこのことは装置の
中央部と導管の熱膨張負荷を減少させる意味からも有利
である。処理物質の圧縮効果は導管(C)を排出端に向
ってわずかにテーパー状に形成することにより、向上す
る。この導管のテーパーは実質的に1゜より少ない範囲
の、7′〜21′に定める。
排出される圧縮物質は導管の最終端部において、チョ
ーク部材(87)により、衝撃を受けるチョーク(87)の
先端によりプラグ状圧縮物質の先行部のみ亀裂させる。
このプラグ状の物室の亀裂により例えば、ダイジェスタ
ーとか供給装置と作動関係にある他の加工装置に於て処
理する場合極めて効果がある。同時に隣接するガンマセ
ンサーにおける圧縮物質の圧縮度も影響を受けない。本
発明装置による利点には加工装置内の圧縮物質の処理を
向上させる一方、排出端の下流周辺のプラグ状圧縮物質
の圧縮度を高く維持し、供給装置自体又は供給装置の下
流におけるダイジェスター等の処理装置内の加圧薬品を
安全に単離するため充分にプラグ状物質を固体状に保つ
ことが出来る点も挙げられる。
上記の本発明装置に対して、趣旨の変更が加えられる
ことは、当業者において明らかな通りであり、例えば例
として平衡支持体を摺動可能な構成に変えることが出来
る。その他特許請求の範囲を逸脱しない限り、趣旨の変
形、変更が加えられることも当業者において明らかな通
りである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の一実施例を示す斜視図、 第2図は他の実施例を一部断面にて示す側面図、 第3図は第2図と同様な側面図、 第4図は第2図又は第3図に示す装置の平面図、 第5図はチョーク部材の作動ブロック図、 第6図はピストンの両端面図、 第7図は第6図VII−VII線に於ける断面図、 第8図は第1図のVIII−VIII線断面図、 第9図は第1図IX−IX線に於ける断面図。 (10):基板、(12):ホッパ、 (14):モータ、(18):ベルト、 (22):ガイド部材、(23):環状ピストン、 (29):ハイドロスタティッ・ベアリング、 (36)ボルト、(54):クランク・シャフト、 (A):軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンリ・マリス フランス、パリ、23‐92090、セデ、ト ゥール・テクニプ・ラ・デファーンス 6、コンパニー・フランセーズ・デチュ ード・エ・ドコンストリュクション・テ クニプ内

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリュー・コンベヤ手段に連通する導管
    と、前記コンベヤ手段と同軸に且つ一部これを包囲して
    設けられた往復運動する環状ピストン手段と、前記コン
    ベヤ手段と作動関係にある第1駆動手段と前記コンベヤ
    手段の軸と同軸方向にピストンを往復運動させる為に前
    記ピストン手段と作動関係にある第2駆動手段とから成
    る装置に於て前記第2駆動手段が、 (a)フライフィールと作動関係にあるモーター駆動横
    型クランクシャフトと (b)一端が前記クランクシャフトに枢着され、他端が
    前記コンベア手段の軸に平行な方向に往復運動可能な往
    復運動支持体に枢着された第1連結ロッドと (c)前記往復運動支持体に、前記ピストン手段を固定
    する取付け手段とから成る粒子状又は、繊維状物質の塊
    体を供給する装置。
  2. 【請求項2】前記往復運動支持体の運動に対して、反対
    方向に前記クランクシャフトの軸に対して、移動可能な
    平衡支持体に前記クランクシャフトを、接続する第2の
    連結ロッドを設け、前記往復運動支持体が発生する振動
    を少なくとも一部緩和させる(カウンターバランスさせ
    る)ことを特徴とする請求項1項記載の装置。
  3. 【請求項3】互いに且つ前記コンベヤ手段の軸に平行に
    配された一対の円筒状ガイド部材を前記往復運動支持体
    に設け、これらのガイド部材を前記導管の各側部及び外
    部に配し、且つ一対の摺動ベアリング内に、摺動自在に
    支持したことを特徴とする請求項1項記載の装置。
  4. 【請求項4】前記ベアリングの内部に形成された一連の
    ポケット内に含まれる滑剤の表面に実質的に前記各ガイ
    ド部材全体が支持されて成る摺動ベアリングを含み且つ
    前記ポケットが滑剤を一定圧力下に維持するために設け
    た圧力誘導手段と連通したことを特徴とする請求項3項
    記載の装置。
  5. 【請求項5】前記ガイド部材の軸と、前記導管の軸がそ
    れぞれ概ね同一平面内にあることを特徴とする請求項3
    項記載の装置。
  6. 【請求項6】前記同一平面が共通水平基準面内にあるこ
    とを特徴とする請求項5項記載の装置。
  7. 【請求項7】前記クランクシャフトの回転軸が前記水平
    基準面に配されたことを特徴とする請求項6項記載の装
    置。
  8. 【請求項8】前記平衡支持体が前記クランクシャフトの
    軸に平行な摺動軸を中心に回動可能な反転振子状部材か
    ら成り且つその上部自由端に近接して設けられた重り手
    段を有し、前記第2連結ロッドの一端を、前記自由端と
    前記摺動軸間に於て回動自在に取付けたことを特徴とす
    る請求項2項記載の装置。
  9. 【請求項9】前記振子状部材を前記第2連結ロッドの回
    動位置が、前記水平基準面と一致するか、又は外面とわ
    ずか間隔を置いた位置に配されるよう設けたことを特徴
    とする請求項8項記載の装置。
  10. 【請求項10】前記導管の下流端にこの導管の上流端に
    向って収斂する固体状の軸方向運動可能の円錐形チョー
    ク部材を設け、このチョーク部材は、前記導管の軸と同
    軸上に配し、前記導管の下流端部の内面と係合する閉鎖
    状態から環状断面を有する排出通路を形成する開放状態
    に変化可能な位置に配されたことを特徴とする請求項1
    項記載の装置。
  11. 【請求項11】前記導管と作動関係にあり、且つ前記チ
    ョーク部材の上流位置に隣接して配された密度検知装置
    を設けたことを特徴とする請求項10項記載の装置。
  12. 【請求項12】前記チョーク部材と前記密度検知装置と
    作動関係に、チョーク駆動手段を設け、前記チョーク部
    材の軸方向偏位を調節することにより、圧縮物質の瞬間
    密度に応じて前記排出通路の断面積を制御したことを特
    徴とする請求項11項記載の装置。
  13. 【請求項13】前記環状ピストンの先端面が接する前記
    導管の部分に、外気と連通する開口を有する気体及び液
    体除去手段を設けたことを特徴とする請求項1項記載の
    装置。
  14. 【請求項14】前記開口が前記導管の壁部に設けられた
    軸方向に伸びるスロットであり、これらのスロットを前
    記導管の外周面に於て互いに等距離の間隔を置いて配し
    たことを特徴とする請求項13項記載の装置。
  15. 【請求項15】前記導管の冷却部分と作動関係に設けた
    冷却手段を含み、前記冷却部分が空気排出部の下流に配
    し前記導管の排出端より軸方向に間隔を置いて配したこ
    とを特徴とする請求項13項記載の装置。
  16. 【請求項16】前記導管の冷却部分から前記導管の排出
    端に近接する密度検知装置の上流に設けたことを特徴と
    する請求項15項記載の装置。
  17. 【請求項17】端面図を見て前記ピストン手段の全面部
    の面積が導管の全内部面積のほぼ25%ないし60%であり
    前記ピストン手段の前記前面はピストン手段の軸と同軸
    の円錐台面を有し前記導管の上流方向に収斂し且つ約16
    0゜ないし170゜を頂角を有することを特徴とする請求項
    1項記載の装置。
  18. 【請求項18】前記円錐台面が前記ピストンの軸に垂直
    な面に配されて成る平坦面であり、その頂角は約140゜
    ないし170゜であり、面積が端面図で見て前記平端面よ
    り大であることを特徴とする請求項17項記載の装置。
  19. 【請求項19】前記平坦面の面積が前記前面の全体面積
    の約25%ないし35%であることを特徴とする請求項18項
    記載の装置。
  20. 【請求項20】前記導管の排出端と前記コンベア手段間
    に伸びる該導管は前記排出端に向って1゜以下の角度で
    わずかテーパー状に形成されたことを特徴とする請求項
    1項記載の装置。
  21. 【請求項21】スクリュー・コンベヤ手段に連通する導
    管と、前記コンベヤ手段と同軸に且つ一部これを包囲し
    て設けられた往復運動する環状ピストン手段と、前記コ
    ンベヤ手段と作動関係にある第1駆動手段と前記コンベ
    ヤ手段の軸と同軸方向にピストンを往復運動させる為に
    前記ピストン手段と作動関係にある第2駆動手段とから
    成る装置に於て前記ピストン手段の前面部の面積が端面
    図で見て、前記導管の全内部断面積の約25%ないし60%
    であり、且つ前記前面部が前記ピストン手段の軸と同軸
    の円錐台状の面から成りこの面は前記導管の上流方向に
    収斂し且つ約160゜ないし170゜の頂角を有することを特
    徴とする粒子状又は繊維状物質の塊体を供給する装置。
  22. 【請求項22】前記円錐台面が前記ピストンの軸に垂直
    な面に配されて成る平坦面であり、その頂角は約140゜
    ないし170゜であり、面積が端面図で見て前記平端面よ
    り大であることを特徴とする請求項21項記載の装置。
  23. 【請求項23】前記平坦面の面積が前記前面の全体面積
    の約25%ないし35%であることを特徴とする請求項21項
    記載の装置。
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