JP2571613B2 - 水溶性黄色モノアゾ染料 - Google Patents

水溶性黄色モノアゾ染料

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JP2571613B2 JP63257404A JP25740488A JP2571613B2 JP 2571613 B2 JP2571613 B2 JP 2571613B2 JP 63257404 A JP63257404 A JP 63257404A JP 25740488 A JP25740488 A JP 25740488A JP 2571613 B2 JP2571613 B2 JP 2571613B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(I) (式中、 R1は残基 又は 残基 R2はメチル−、エチル−、メトキシ−又はエトキシ基、 R3はメチル−又はエチル基、 nは0.3〜1.7の数を示す。) なる水溶性黄色モノアゾ染料に関する。
更に本発明は式(I)なる染料の製造方法及びこれを
記録用液体(recordig liquid)、特にインクジェット
−印刷法に対する記録用液体の製造に使用する方法並び
にこの記録用液体に関する。
記録用液体又は筆記液体はインクとしても表わされ
る。これはたとえばボールペン、フェルトペン、万年筆
中に、記録機械中に又はいわゆるインクジェット−印刷
法で使用される。
インクジェット−印刷法(ink jet prenting)はたと
えばウルマンズ・エンサイクロペディエ・デァ・テクニ
ッシェン・ヘミー(Ullmanns Encyclopadie der Techni
schen Chemie:第4版、第23巻、(1983)、第262−264
頁、及びカークオスマーエンサイクロペディアオブケミ
カルテクノロジー(Kirk−Othmer Encyclopdia of Chem
ical Technology)、第3版、第20巻、(1982)、153−
156中に記載されている。これは非接触印刷法であり、
筆記液体の小滴を1又は数個のノズルから印刷される基
体上に噴射する。
記録用液体は原則的に可溶性染料から成り、この染料
は溶剤、ほとんど水中に又は溶剤混合物中に溶解する。
この溶液は一般に更に他の助剤、たとえば界面活性物
質、湿潤剤及び(又は)保存剤を含有する。
インクジェット−印刷法に対する記録用液体には、純
度及び粒子の遊離について最も高い要求がある。その要
求は特にノズル開口部でノズルが停滞して腐食又は粘度
変化を生じせしめてはならない。又は完全に乾燥し、か
なり長い時間を経ても固まってはならない。この及び他
の要求は、記録用液体の製造に使用される染料が実質上
塩又は混和物を含有してはならないことを条件づける。
繊維材料の染色及び捺染に対して主に製造される染料
は、通常その製造から塩、たとえば硫酸ナトリウム、酢
酸ナトリウム、特にしかも塩化ナトリウムの著しい量を
含有する。しばしば繊維用染料に於てはこの様な塩を更
に合成後に填料又は混和物として添加する。
通常の塩含有染料は、インクジェット印刷法用描写液
体の製造に不適当である。したがってインクジェット法
用記録用液体の製造に用意される染料は、先ず経費のか
かるかつ高価な精製処理を行わなければならない。たと
えばこれはドイツ特許公開第3539727号公報に記載され
ている。
本発明によれば容易に入手できる塩の少ない染料を使
用する。この染料は記録用液体の形でインクジェット印
刷法にも最適である。本発明による染料の製造方法は、
経済的にかつ生態学的に有利である。直接、すなわち不
利な精製処理なしで記録用液体の形でインクジェット印
刷法に使用できる染料を生じる。
本発明による式(I)なる染料は、染料酸−これは1
分子中にスルホ基2個を含有する−の混合されたナトリ
ウム−及びリチウム塩である。それ故に1分子中に存在
するナトリウム−及びリチウムイオンの合計は2である
が、但しnの意味に対応してナトリウムイオンの数は0.
3〜1.7、リチウムイオンの数は1.7〜0.3であることがで
きる。
式(I)なる染料のうち、nが1の数を示し及び(又
は) R1R2はメチル基、 R3はメチル基を示すものが好ましい。
本発明による式(I)なる染料を本発明による方法に
従って次の様に製造する。すなわち水性媒体中で一般式
(II) (式中 R4は残基 又は 残基 を示す。) なるジアゾ成分をMeNO2(式中MeはNa又はLiあるいはNa
及びLiから成る混合物を示す。)の添加によってジアゾ
化し、一般式(III) (式中R2及びR3は上述の意味を有する。) なるカップリング成分とカップリングし、次いでその溶
液中でMe1OH及び(又は)(Me22CO3(式中Me1及びMe2
はNa又はLiあるいはNa及びLiから成る混合物を示す。)
を用いて7〜10、好ましくは7〜9、特に好ましくは7.
5〜8.5のpH−値を調整し、次いで溶液中に存在するアン
モニアを蒸留によって除去する。
ジアゾ化−及びカップリング反応を水性媒体中で通常
−10℃〜+50℃、好ましくは0〜20℃の温度で実施す
る。
反応媒体として水又は水及び水と混和しうる有機溶剤
1又は数種から成る混合物を使用する。水性反応媒体と
して水及び一価の容易に回収しうるアルコール又は多価
のこの様なアルコールから成る混合物が特に好ましい。
容易に回収しうる、すなわち容易に留去しうるアルコー
ルとして特にメタノール、エタノール及びイソプロパノ
ールが挙げられる。水性反応媒体が水の他に溶剤を含有
する場合、これをMe1OH及び(又は)(Me22CO3の添加
前又はその後に蒸留によって場合により減圧下に除去す
る。
ジアゾ化及びカップリングを、式(III)なるカップ
リング成分と式(II)なるジアゾ成分とをモル割合1:1
で水性反応媒体中で予め存在させ、この混合物にMeNO2
の1当量を加える様にして実施するのが特に有利であ
る。次いでpH−値は2.5〜5の範囲とする。その際MeNO2
を、後にMe1OH及び(又は)(Me22CO3も水性溶液の形
で加えるのが有利である。
MeNO2の添加後、カップリング反応を完了するために
更に1/2〜数時間後撹拌するのが好ましい。その際温度
を僅かに上昇させることもできる。
次いでMe1OH及び(又は)(Me22CO3を好ましくは水
性溶液の形で添加してpH−値を7〜10、好ましくは7〜
9、特に好ましくは7.5〜8.5に調整する。
Me,Me1及びMe2に対して記載した意味に基づき、MeNO2
は亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸リチウムから又はこの2
つの亜硝酸塩の混合物から成ることができ、Me1OHは水
酸化ナトリウム又は水酸化リチウムから又はこの2つの
水酸化物の混合物から成ることができ、(Me22CO3
炭酸ナトリウム又は炭酸リチウムから又はこの2つの炭
酸塩の混合物から成ることができる。その際MeNO2,Me1O
H及び(又は)(Me22CO3、すなわちナトリウム及び
(又は)リチウムの亜硝酸塩、水酸化物及び(又は)炭
酸塩は当然のことながらその水和物の形で−これが公知
であるかぎり−使用することができる。
MeNO2,Me1OH及び(又は)(Me22CO3の組成を、Me1O
H及び(又は)(Me22CO3を染料を含有する溶液中に添
加した後Na+:Li+=n:(2−n)の割合が存在する様に
選択する。この際nは0.3〜1.7の数を示す。
合目的的に使用される、MeNO2,Me1OH及び(又は)(M
e22CO3の水性溶液の製造に対して、反応媒体に対する
と同様に可能な限り塩の少ない水、最良に蒸留された又
は脱塩された水を使用するのが有利である。
Me1OH及び(又は)(Me22CO3を染料溶液に添加した
後、それからアンモニア及び場合により(まだ)存在す
る有機溶剤を留去する。有機溶剤をMe1OH及び(又は)
(Me22CO3の添加前に留去することもできる。しかし
常法で有機溶剤とアンモニアと一緒に留去する。という
のはそれによって蒸留工程を削減することができるから
である。蒸留を減圧下でも実施することができる。これ
は染料溶液中に存在するアンモニアと場合により存在す
る有機溶剤が除去された時に終了する。留去された溶剤
を回収するのが有利である。
有機溶剤の留去はすべての場合に必要でなく、筆記液
体の後の製造で同一の有機溶剤を使用しなければならな
い時にたとえば全部又は一部はそのままでよい。
アンモニア及び場合により存在する溶剤の留去後存在
する染料溶液を、活性炭、二酸化シリウム等々の存在下
に澄明濾過する。得られた溶液から式(I)なる染料
を、乾燥によって、たとえば噴霧乾燥して固体で得るこ
とができる。しかしアンモニアの留去後又は澄明濾過の
後に存在する染料をそのまま記録用液体の製造に使用す
るのが好ましい。
完成された記録用液体は、一般に染料(乾燥して計
算)0.5〜15重量%、水10〜95重量%及び溶剤及び(又
は)湿潤剤0.5〜70重量%を含有する。特に完成された
記録用液体は染料(乾燥して計算)0.5〜15重量%、水4
0〜85重量%及び溶剤及び(又は)湿潤剤15〜50重量%
を含有する。完成された記録用液体は一般に更に他の、
後述する添加物を含有する。
記録用液体の製造に使用される水を、蒸留された又は
脱塩された水の形で使用するのが好ましい。水と共に記
録用液体中に更に有機水溶性溶剤又はこの様な溶剤の混
合物が存在することもできる。適する溶剤は一価及び多
価アルコール、そのエーテル及びエステル、たとえばア
ルカノール、特にC−原子数1〜4のもの、たとえばメ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ル、ブタノール、イソプタノール、t−ブタノール;二
価及び三価アルコール、特にC−原子数2〜6のもの、
たとえばエチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘ
キサントリオール、グリセリン、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール;ポリアルキレングリコー
ル、たとえばトリエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール;多価アルコールの低級アルキルエーテル、
たとえばエチレングリコール−モノメチル−又は−エチ
ル−又は−プロピル−又は−ブチル−エーテル、ジエチ
レングリコール−モノ−メチル−又は−エチル−エーテ
ル、トリエチレングリコール−モノ−メチル−又は−エ
チル−エーテル;ケトン及びケトアルコール、特にC−
原子数3〜7のもの、たとえばアセトン、メチルエチル
−ケトン、ジエチル−ケトン、メチル−イソブチル−ケ
トン、メチルペンチル−ケトン、シクロペンタノン、シ
クロヘキサノン、ジアセトンアルコール;エーテル、た
とえばジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン;エステル、たとえばエチルホルミアート、メチル
ホルミアート、メチルアセタート、エチルアセタート、
プロピレンアセタート、ブチルアセタート、フェニルア
セタート、エチルグリコール−モノ−エチルエーテル−
アセタート、酢酸−2−ヒドロキシ−エチルエステル;
アミド、たとえばジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、N−メチルピロリドン;更に尿素、テトラメ
チル尿素、チオジグリコールである。
上記物質のうちいくつかが溶剤として作用するばかり
でなく、他の性質も発揮する。したがってたとえば多価
アルコールは湿潤剤としても作用する。
更に筆記剤に次のものを添加することができる:保存
剤、たとえばフェノール、カチオン、アニオン又は非イ
オン界面活性物質(湿潤剤)、並びに粘度を調節する
剤、たとえばポリビニルアルコール、セルロース誘導
体、又は耐付着性及び耐摩擦性を増加するための被膜形
成剤又は結合剤としての水溶性天然又は人工樹脂。
アミン、たとえばエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノー
ルアミン、ジイソプロピルアミンは、主に記録用液体の
pH−値の増加のために使用される。これらは一般に記録
用液体中で0〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%で
存在する。
インクの組成に関する記載、特にジェット印刷法に対
する記載は、たとえばドイツ特許公開第2,132,324号公
報、ドイツ特許公開第2,160,475号公報,米国特許第4,0
24,096号明細書、米国特許第4,024,397号明細書書及び
米国特許第4,070,322号明細書中にある。記録用液体の
正確な組成は、当然意図される使用目的に合わせる。
インクジェット印刷法に対する記録用液体の場合この
印刷法の実施形態に応じて、たとえば連続−ジェット
−、不連続−ジェット−、インパルス−ジェット−又は
コンパンド−ジェット−法として場合によりまた他の添
加物、たとえばpH−値の緩衝のために、電気伝導度、比
熱、熱膨張率及び熱伝導度の調整のために添加すること
ができる。
記録用液体を簡単な方法で成分の混合によって製造す
ることができる。これはたとえば式(I)なる染料を水
に溶解する又は式(I)なる染料の製造に際して生じる
水性溶液を場合により再び水で希釈し、次いで残りの添
加成分、たとえば溶剤等々を混合する様して行うことが
できる。
式(I)なる染料1又は数種を含有する記録用液体
は、印刷−、複写印刷−、マーキグ−、筆記−、製図
−、スタンプ−又は記録法で、特にまたインクジェット
印刷法での使用に最適である。その際高い品質の黄色印
刷が得られ、これは優れた染料複写、高い光沢性及び鮮
明さ及び良好な耐水性、耐光性及び耐摩擦性を有する。
記録用液体は多色印刷にも最適である。本発明によるイ
ンクを貯蔵した場合、沈殿が全く析出しないか又はほん
の少し析出する。インクジェット印刷の場合、本発明に
よるインクは、ノズルが僅かにしか目詰まりしない点で
優れている。本発明によるインクをインクジェットプリ
ンター中でかなり長時間一定の再循環下に又は間欠的に
インクジェットプリンターの中間での遮断下に使用した
場合、これは物理的性質の変化も生じない。
ドイツ特許第2,821,350号明細書に記載された染料に
比して本発明による式(I)なる混合されナトリウム−
/リチウム−塩は改良されたpH−安定性及び溶解性を示
し、更に本発明による染料から製造された記録用液体は
高い表面張力及び改良された貯蔵安定性の点で優れてい
る。
例1 2−(4′−アミノフエノール)−6−メチルベンズ
チアゾール−7−スルホン酸320gと1−アセトアセチル
アミノ−2−メトキシ−5−メチルベンゾール−4−ス
ルホン酸アンモニウム318gの混合物を、脱塩水2と96
%エタノール2の混合物中に加え、15℃に冷却し、脱
塩水300ml中に亜硝酸ナトリウム69.2gを含有する溶液を
加える。
4時間30〜40℃の温度で撹拌し、脱塩水320ml中に水
酸化リチウム−1水和物53.0gを含有する溶液でpH8に調
整し、水性エタノールを100℃の沸点までに留去する。
黄色染料溶液2720gが得られる。これから80℃で循環乾
燥棚中で蒸発後、式 成る黄色の、塩の少ない染料が得られる。この染料に於
てn=1である。λmax:395μm 例2 例1の記載に従って処理するが、2−(4′−アミノ
フエニル)−6−メチル−ベズチアゾール−7−スルホ
ン酸320gの代りに2(4′−アミノフエニル)−6−
(6″−メチル−ベンズチアゾリル(2″))−ベンズ
チアゾール−7″−スルホン酸(プリムリン酸)454gを
使用した場合(水酸化リチウム−1水和物の添加後のpH
−値:8.5−9)、乾燥後式(I)に於て R2=メチル基、R3=メチル基、n=1の塩の少ない染料
771gが得られる。λmax:410μm 例3 例1の記載に従って処理するが、亜硝酸ナトリウム6
9.2gの代りに亜硝酸リチウム−1水和物71gの溶液及び
水酸化リチウム−1水和物53.6gの代りに水酸化ナトリ
ウム12gと水酸化リチウム−1水和物29.3gの混合物を使
用した場合、それによってpH−値8〜8.5が調整され、
例1のモノアゾ染料が得られる。しかしn=0.3、すな
わち1.7Li+及び0.3Na+の割合を有する。
例4 例1の記載に従って処理するが、中和に際して水酸化
リチウム−1水和物53.6gの代りに水酸化リチウム−1
水和物12.6gと水酸化ナトリウム32gの混合物を使用した
場合、それによってpH−値8〜8.5が調整され、例1の
モノアゾ染料が得られる、しかしn=1.7、すなわち0.3
Li+及び1.7Na+の割合を有する。
次表に、例1の記載に対応して製造することができる
他のモノアゾ染料の構造上の構成を示す: 例7 本発明による記録用液体の耐光性、耐水性及び熱安定
性を公知の黄色染料を有する記録用液体と比較試験する
ために、次の組成の種々のインクを製造する: 4重量% 染料、 4重量% トリエタノールアミン、 77重量% 水(蒸留された)、 15重量% ジエチレングリコール。
次いで次の様に試験する: 1.耐水性の測定 4%インク50mlを磁製蒸発皿中に注ぐ。
Schleicher及びSchll社製濾紙細片No.2290を5秒以
内にこの溶液に通す。この得られた紙浸漬染色を24時間
乾燥する。この紙浸漬染色の着色力をFoと表示し、Scie
ntific社製スペクトロガードスペクトラールフォトメー
ターで測定する。耐水性の測定のために上記の得られた
紙浸漬染色を15秒水に浸漬し、乾燥し、次いで着色力F0
を測定する。
染料損失を式 F0−F15/F0×100% で計算する。良好な耐光性は−10〜−20%の着色力損失
を有する。
2.熱安定性の測定 4%インクの一部を4日間90℃で密閉容器中に保存す
る。2つの溶液の色調差異をDIN6174によるL
−色空間で測定する。色調差異をΔE−単位で記載す
る。ΔE−値1は一般に熟練していない観察者によって
もはや色調差異として認めらない。
下記の試験で得られた結果を次表にもとめて示す: 染料 耐水性% 熱安定性ΔE 例1による −21 0.8 アシッドイエロー245 −65 0.35 アシッドイエロー23 −58 0.9 リアクティブイエロー37 −51 0.5 デレクトイエロー44 −28 7.76 表中に記載した値は、本発明による式(I)なる染料
が他の酸性、反応性及び直接性染料に比して良好ないし
極めて良好な耐水性の改良並びに良好な熱安定性を有す
ることを示す。
例1による染料の使用下記載の組成に従って製造され
たインクは、pH−値8.5有し、特にインクジェット印刷
法に対する記録用液体として適当である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−155223(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) (式中、 R1は残基 R2はメチル−、エチル−、メトキシ−又はエトキシ基、 R3はメチル−又はエチル基、 nは0.3〜1.7の数を示す。) なる水溶性黄色モノアゾ染料。
  2. 【請求項2】R1R2はメチル基、 R3はメチル基を示す請求項1記載のモノアゾ染料。
  3. 【請求項3】nは1の数を示す請求項1又は2記載のモ
    ノアゾ染料。
  4. 【請求項4】水性媒体中で一般式(II) (式中 R4は残基 又は 残基 を示す。) なるジアゾ成分をMeNO2(式中MeはNa又はLiあるいはNa
    及びLiから成る混合物を示す。)の添加によってジアゾ
    化し、一般式(III) (式中R2及びR3は請求項1又は2に記載した意味を有す
    る。) なるカップリング成分とカップリングし、次いでその溶
    液中でMe1OH及び(又は)(Me22CO3(式中Me1及びMe2
    はNa又はLiあるいはNa及びLiから成る混合物を示す。)
    を用いて7〜10のpH−値を調整し、この際MeNO2,Me1OH
    及び(又は)(Me22CO3の組成を、染料を含有する溶
    液中にMe1OH及び(又は)(Me22CO3の添加後Na :Li
    =n:(2−n)(式中nは0.3〜1.7の数を示す)の割
    合である様に選択し、次いで溶液中に存在するアンモニ
    アを蒸留によって除去する請求項1記載の式(I)なる
    モノアゾ染料の製造方法。
  5. 【請求項5】水性反応媒体として水を容易に回収しうる
    アルコール、特にメタノール、エタノール及び(又は)
    イソプロパノールとの混合物の形で使用し、そのアルコ
    ールを反応媒体からMe1OH及び(又は)(Me22CO3の添
    加前又はその後に留去する請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】カップリング後、その溶液中で7〜9のpH
    −値を調整する請求項4又は5記載の方法。
  7. 【請求項7】カップリング後、その溶液中で7.5〜8.5の
    pH−値を調整する請求項4又は5記載の方法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載した式(I)なる染料を記
    録用液体の製造に使用する方法。
  9. 【請求項9】請求項1に記載した式(I)なる染料0.5
    〜15重量%、水10〜95重量%、溶剤及び(又は)湿潤剤
    0.5〜70重量%を含有する記録用液体。
  10. 【請求項10】染料0.5〜15重量%、水40〜85重量%、
    溶剤及び(又は)湿潤剤15〜50重量%を含有する請求項
    9記載の記録用液体。
JP63257404A 1987-10-16 1988-10-14 水溶性黄色モノアゾ染料 Expired - Lifetime JP2571613B2 (ja)

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JPH01135874A JPH01135874A (ja) 1989-05-29
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