JP2571450Y2 - 浴用椅子 - Google Patents

浴用椅子

Info

Publication number
JP2571450Y2
JP2571450Y2 JP1373593U JP1373593U JP2571450Y2 JP 2571450 Y2 JP2571450 Y2 JP 2571450Y2 JP 1373593 U JP1373593 U JP 1373593U JP 1373593 U JP1373593 U JP 1373593U JP 2571450 Y2 JP2571450 Y2 JP 2571450Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
leg
annular rib
insertion hole
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1373593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0670692U (ja
Inventor
精彦 仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP1373593U priority Critical patent/JP2571450Y2/ja
Publication of JPH0670692U publication Critical patent/JPH0670692U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571450Y2 publication Critical patent/JP2571450Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂で成形され
た、主として浴室内で使用される浴用椅子に関するもの
である。
【従来の技術】浴室で使用される合成樹脂製椅子として
は、実公平1−26308号公報に示されるような、合
成樹脂製の座部と脚部よりなるツーピースタイプの浴用
椅子が公知である。
【0001】上記実公平1−26308号公報記載の合
成樹脂製椅子Aは、図6に示すように、座部1の周縁部
aを脚部2の上端縁部dに外嵌して支持するとともに、
座部1のほぼ中央に開口する水抜き孔b周縁部の下方に
突出する環状リブcを、脚部2の補強板状部eのほぼ中
央部に形成された開口fに挿通した構造のものであっ
て、人が座って体重がかかると座部1が弾性変形してク
ッションを与えるとともに、環状リブcが補強板状部e
の開口f中に入りこみ、座部1がある程度まで撓むと補
強板状部eによって受け止められ、過度の変形が防止さ
れるように構成されたものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】このような上記従来の
浴用の合成樹脂製椅子Aは、座部1の周縁部aと脚部2
の上端縁部dとが強制嵌合されているとともに、環状リ
ブcを押し上げても座部1が弾性変形して強制嵌合部が
外れないため、二つの部品に分離することが困難、ある
いはほとんど不可能である。
【0003】しかるに、浴室内は高温多湿であるため、
浴用椅子には黴がよく発生し、また汚れや垢が付着して
不潔になりやすいので、頻繁に清掃する必要がある。そ
のような場合、座部の上面、座部と脚部の側面、脚部の
裏面等の露出している部分は清掃が可能であるが、上記
のように座部と脚部を外すことが困難、あるいはほとん
ど不可能であるために、座部の下面と脚部の上面を清掃
することができず、不潔なまま放置されているというの
が実情である。
【0004】本考案は、上記のような従来技術の問題点
に鑑みてなされたものであって、このような問題点を解
決し、座部と脚部を別々に分離にすることができるよう
にし、それによって座部の下面や脚部の上面のような隠
れた場所も清掃できる浴用椅子を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の浴用椅子は、合成樹脂製の座部と脚部よ
りなる浴用椅子であって、前記座部は座板、座板の周縁
に垂設され脚部の上端縁部外周に外嵌させる周縁部より
なり、座板のほぼ中央に水抜き孔が設けられているとと
もに、水抜き孔の縁部には環状リブが垂設されており、
前記脚部は概ね筒状の脚主体、脚主体の上部にあって座
部の周縁部の内周に内嵌させる上端縁部、脚主体の内部
をほぼ横断して概ね水平方向に張設された補強板よりな
り、補強板のほぼ中央には前記環状リブの挿通孔が設け
られ、環状リブの先端は挿通孔の下端より下方に突出し
ていて、挿通孔の下端より突出する環状リブの外面の挿
通孔の下端近傍に、挿通孔の下端と係合する係止突起が
設けられているとともに、係止突起の下に指掛け部が設
けられていることを要旨とする。
【0006】
【作用】座板のほぼ中央に垂設される環状リブは、脚部
の補強板に設けられた挿通孔の下端より下方に突出(露
出)し、突出する環状リブの外面には、挿通孔の下端の
近傍に係止突起が突設されていて、この係止突起は挿通
孔の下端に係合し、これによって座部と脚部とは抜けな
いように接合されている。従って、そのままでは座部と
脚部が分離されることはない。
【0007】座部と脚部を別々に分離しようとする場合
には、係止突起の下に設けられている指掛け部の外面を
内側へ押圧すると、指掛け部は弾性によって内方へ撓
み、指掛け部の上に設けられている係止突起と挿通孔の
下端との係合が外れる。次いで指掛け部を上へ押し上げ
ると、座部の周縁部内周と脚部の上端縁部外周の嵌合が
外れるので、容易に座部と脚部を分離することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案浴用椅子の実施例について、図
面を参照して説明する。図1乃至図4は本考案の実施例
を示し、図1は一部切欠正面図、図2は底面図、図3は
図2のX−X断面における断面図、図4は図3のY部の
拡大断面図である。
【0009】図1乃至図4に示した浴用椅子の座部1及
び脚部2は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹
脂の射出成形によって製造されたものである。図1に示
すように、座部1は、座りやすいようにやや中窪みに形
成された座板1a、座板1aの周縁に垂設され、座板1
aに曲げ強度を付与するとともに、後述する脚部2の上
端縁部2bに外嵌させて嵌合部を形成する周縁部1bよ
りなっている。そして、座板1aのほぼ中央には水抜き
孔3が設けられており、水抜き孔3の縁部には、下方へ
突出する環状リブ1cが垂設されている。なお、座板1
aは、通常の大人が座った場合でも撓み量は無視できる
程度に頑丈に形成されている。
【0010】脚部2は、概ね筒状の脚主体2a、脚主体
2aの上部にあって座部1の周縁部1bの内周に内嵌さ
せる上端縁部2b、脚主体2aの中空状の内部をほぼ横
断するように水平方向に張設され、曲げ強度を持たせる
ために波形のリブ状に屈曲させた補強板2cよりなって
いる。そして、補強板2cのほぼ中央に、前記座部1の
環状リブ1cを挿通させるための挿通孔4が設けられ、
挿通口4の縁部にも、短い環状リブ4aが垂設されてい
る。
【0011】なお、座部1の周縁部1bと脚部2の上縁
端部2bの嵌合は、大きい力を加えなくても嵌め外しで
きる程度であることが好ましい。
【0012】なお、脚主体2aの床面と接する下端周縁
部2dには溝6が形成されていて、溝6内には、浴室床
を傷つけないように、ゴム製、軟質塩化ビニル樹脂製等
の緩衝バンド7が嵌めこまれている。
【0013】次に、座部1に垂設された環状リブの細
部、及び座部1と脚部2の関係について、詳しく説明す
る。図3及び図4に示すように、脚部2の上端縁部2b
に座部1の周縁部1bを外嵌した状態において、座部1
に垂設された環状リブ1cの先端は、脚部2の補強板2
cに垂設された短い環状リブ4aの下端より更に下方に
突出しており、その外面の、短い環状リブ4aの下端の
すぐ下に、2個の係止突起5が設けられていて、係止突
起5と短い環状リブ4aの下端とが係合している。
【0014】また、環状リブ1cは係止突起5の更に下
まで延設されていて、この部分は係止突起5と短い環状
リブ4aの下端との係合を外すための指掛け部1dとさ
れている。
【0015】次に、上記のように構成された浴用椅子
の、座部1と脚部2の接合、分離方法について説明す
る。座部1の環状リブ1cを補強板2cの挿通孔4に差
し込むと、環状リブ1cは挿通孔4の縁に導かれ、自身
の弾性によって変形し、係止突起5が引っ掛かることな
く容易に短い環状リブ4a中を通過する。次いで、脚部
2の上端縁部2bに座部1の周縁部1bを外嵌すると、
係止突起5と短い環状リブ4aの下端とが係合して、座
部1と脚部2とが接合される。
【0016】座部1と脚部2とを分離しようとする場合
には、環状リブ1cの下に設けられた指掛け部1dを矢
印イ,イの方向に押さえると、指掛け部1dは弾性によ
って2点鎖線で示すように撓んで係止突起5が引っ込
み、係止突起5と短い環状リブ4aの下端の係合が外れ
る。次いで指掛け部1dを矢印ロのように下から押し上
げると、脚部2の上端縁部2bと座部1の周縁部1bと
の嵌合が外れ、座部1と脚部2とが容易に分離される。
【0017】なお、上記実施例の浴用椅子では、補強板
2cの挿通口4の縁部に短い環状リブ4aが垂設され、
指掛け部1dを形成している座部1の環状リブの先端は
短い環状リブ4aの下端より下方に突出しているので、
上方に凸状に形成されている補強板2cの裏側に手が届
きやすく、短い環状リブ4aの下端と係止突起5の係合
を外すのが容易である。
【0018】また、上記実施例の浴用椅子の指掛け部1
dは環状であるが、図5に示す指掛け部11dのよう
に、環状リブ11cの下部を切り欠いて、係止突起5が
設けられた部分のみを巾狭の舌状に形成したものとして
もよい。このような形状の指掛け部とすれば、撓みやす
く、短い環状リブ4aの下端と係止突起5の係合を外す
のが更に容易となる上、材料も節約できる。
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の浴用椅子は、座部1と脚部2との接合及び分離が容易
に行え、従って、座部の下面や脚部の上面のような隠れ
た部分の清掃も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案浴用椅子の実施例を示す一部切欠正面
図。
【図2】図1の浴用椅子の底面図。
【図3】図2のX−X断面における断面図。
【図4】図3のY部の拡大断面図。
【図5】本考案の他の実施例を示す一部切欠拡大正面
図。
【図6】従来技術を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 座部 1b 周縁部 1c,11c 環状リブ 1d,11d 指掛け部 2 脚部 2b 上端縁部 2c 補強板 3 水抜き孔 4 挿通孔 4a 短い環状リブ 5 係止突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の座部と脚部よりなる浴用椅
    子であって、前記座部は座板、座板の周縁に垂設され脚
    部の上端縁部外周に外嵌させる周縁部よりなり、座板の
    ほぼ中央に水抜き孔が設けられているとともに、水抜き
    孔の縁部には環状リブが垂設されており、前記脚部は概
    ね筒状の脚主体、脚主体の上部にあって座部の周縁部の
    内周に内嵌させる上端縁部、脚主体の内部をほぼ横断し
    て概ね水平方向に張設された補強板よりなり、補強板の
    ほぼ中央には前記環状リブの挿通孔が設けられ、環状リ
    ブの先端は挿通孔の下端より下方に突出していて、挿通
    孔の下端より突出する環状リブの外面の挿通孔の下端近
    傍に、挿通孔の下端と係合する係止突起が設けられてい
    るとともに、係止突起の下に指掛け部が設けられている
    ことを特徴とする浴用椅子。
JP1373593U 1993-03-24 1993-03-24 浴用椅子 Expired - Fee Related JP2571450Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1373593U JP2571450Y2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 浴用椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1373593U JP2571450Y2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 浴用椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0670692U JPH0670692U (ja) 1994-10-04
JP2571450Y2 true JP2571450Y2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=11841517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1373593U Expired - Fee Related JP2571450Y2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 浴用椅子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571450Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0670692U (ja) 1994-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0842535A (ja) 物品の保持具
US2246404A (en) Vacuum cleaner attachment
JP2571450Y2 (ja) 浴用椅子
JPH046356Y2 (ja)
JP4731753B2 (ja) 椅子における張り材の取付構造
JP3019135U (ja) 清掃用具
JP4850361B2 (ja) 椅子における張り材の取付構造
JP2007144050A (ja) 椅子
JP2018153485A (ja) 張材の張設構造及び椅子
GB2069562A (en) Water closet seats
JP3219323U (ja) 補助便座及びガード部材
JP2003047535A (ja) 椅子の背もたれ
JP5926033B2 (ja) 椅子
JP2003033249A (ja) 椅子における張り材の取付構造
JP7339122B2 (ja) 椅子
JPH064790Y2 (ja) 風呂用座椅子
JP4855594B2 (ja) 椅子のシェル構造
JP4855593B2 (ja) 椅子のシェル構造
JP3782713B2 (ja) 椅子の座の構造
JP4963752B2 (ja) 椅子
JPH0733148U (ja) 椅子のクッション座板取付構造
JP7381291B2 (ja) 椅子
JP3219386U (ja) 幼児用補助便座構造
JP2567138Y2 (ja) 椅子のクッション取付構造
JP2002315785A (ja) 椅子の座部

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees