JP2570985Y2 - スリーブ・ネジ継手 - Google Patents

スリーブ・ネジ継手

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JP2570985Y2
JP2570985Y2 JP1990078147U JP7814790U JP2570985Y2 JP 2570985 Y2 JP2570985 Y2 JP 2570985Y2 JP 1990078147 U JP1990078147 U JP 1990078147U JP 7814790 U JP7814790 U JP 7814790U JP 2570985 Y2 JP2570985 Y2 JP 2570985Y2
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JP
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sleeve
joint
screw
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threaded
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JP1990078147U
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JPH0436021U (ja
Inventor
伝 村田
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日本スプライススリーブ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鉄筋継手の一種として公知なスリーブ・ネジ
継手の改良に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 鉄筋継手の一種であるスリーブ・ネジ継手は実開昭62
−203318号公報等に開示されて公知である。このものは
第3図に示すように、共に中空筒体であるスリーブ部1
とネジ部2とが同軸一体に結合してなる鉄筋継手であ
る。ネジ部内周面にはメスネジ5が刻設されていて、こ
の継手により接合する一対の鉄筋の一方(その外周面に
はオスネジが刻設されている)をネジ部に螺着し、もう
一方の鉄筋をスリーブ部内に挿入しモルタルを充填する
ことによってこれをスリーブ部に固着することにより一
対の鉄筋の突き合わせ状接合がなされる。モルタルとス
リーブ部との係合性向上のためスリーブ部内周面に凹凸
模様3が設けられ、スリーブ部側壁の両端近くにはそれ
ぞれ透孔4−aおよび4−bが設けられその一方をモル
タル注入口、他方を抜気孔として利用する。
スリーブ・ネジ継手は、プレキャストコンクリート部
材(以下PC部材と記す)中に、ネジ部に部材主鉄筋が螺
着しスリーブ部が部材端面に開口するような態様で埋設
されてPC部材間鉄筋の接合に利用されることが多い。こ
の部材主鉄筋は複数本を一組とする鉄筋群としてPC部材
中に配置されている。(例えば主部材においては四隅に
配置された4本一組の鉄筋群)そしてこの鉄筋群の外周
にはこれを周回する帯筋が密に配置されていて、その配
置領域は主鉄筋の全長に及びその端部に螺着しているス
リーブネジ継手の全長にも及ぶ。
スリーブ・ネジ継手のスリーブ部の内径はネジ部の内
径より大きいからその外径もネジ部の外径より大きい。
このため、継手群外周に帯筋を周回するときの周回長が
スリーブ部の場所とネジ部の場所とで異なってくるので
帯筋配置作業が煩雑となる。ネジ部の肉厚を増やしてそ
の外径をスリーブ部の外径と等しくする手段があるが、
これは継手製作のための材料量が増えてコストアップと
なるほか継手の重量が大きくなって取扱いの不便さが増
す。
かかるPC部材を組み立てて構築した構造物に外力が作
用したとき、これらの合成により継手を回転させる偶力
が発生する場合がある。このようなとき、折角継手に螺
着した鉄筋がゆるむ場合がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のスリーブ・ネジ継手は第1図に示すように、
大径の中空円筒体であるスリーブ部1と小径の中空円筒
体であるネジ部2とが同軸一体に結合してなる金物であ
って、スリーブ部の内周面には凹凸模様3(通常周回溝
または突条よりなる)が、またその側壁の両端近くには
それぞれ透孔4−aおよび4−bが設けられており、ネ
ジ部内周面にはメスネジ5が刻設されている。この構成
は従来のスリーブネジ継手の構成と同じであるが、本考
案のスリーブ・ネジ継手においては、ネジ部2の表面に
継手長軸方向に沿いネジ部のほぼ全長に亙る突条6(以
下ひれと記す)を設けたことを特徴とする。そして、継
手長軸から突条頂までの距離はネジ部全長に亙りスリー
ブ部の外半径にほぼ等しい。ひれ6は4個等角配置で設
ける。第1図に示すようにスリーブ部とネジ部との境界
には段差があるが、そこ以外のネジ部の外径は同一であ
ってひれのネジ部表面からの高さは同一である。
第2図は、4本一組の鉄筋群の端部に螺着されている
スリーブ・ネジ継手群の外周に帯筋6を配置した状況を
示し、ネジ部の領域の状況を示す。帯筋はネジ部本体で
はなくひれ6に接しているので帯筋の周回長はスリーブ
部領域における周回長と同じとなる。
ネジ部に螺着される鉄筋としては通常、異形鉄筋の一
種であるネジ鉄筋が使用されるがこの場合ネジ部のメス
ネジはネジ鉄筋外周面に刻設されている螺旋状突条に対
応する螺旋状凹溝となる。
(考案の効果) 本考案のスリーブ・ネジ継手は、ネジ部にひれを設け
たことにより下記の利点がある。
(イ)ネジ部の外径が従来どうりスリーブ部の外径より
細くても帯筋周回長はスリーブ部における周回長と同じ
である。よって従来のスリーブ・ネジ継手における帯筋
配置作業の煩雑さがなくなる。
(ロ)ネジ部の肉厚を増やしてスリーブ部外径と等しく
する手段にくらべて、材料増はひれ増設分の僅かな量で
すむから、コストアップや重量増による取扱い不便増大
は無視できるほどである。
(ハ)ネジ部表面に設けられているひれが、継手に作用
するこれを回転させるようとする偶力に対して抵抗を示
し、もってネジ部における鉄筋の螺着がゆるむ不都合を
防止する。
上記のように、本考案におけるひれは帯筋巻回作業の
改善と偶力による継手の回転防止の二つの効果を有する
が、この効果発現にはひれが4個等角配置されている配
置態様が量も好ましい。
すなわち、巻回作業についていえば第2図に示すよう
に継手が部材コーナーに配置される配置態様が最も普通
の配置態様であるところ、ひれが互いに90度をなして配
置されていると好都合であることは図から一見して了解
できる。
また、継手の回転を防止する効果はひれの数が多いほ
ど大きいが、この数が多いほど継手の材料費が大きくな
ってコスト高となる。そこで効果とコストとのバラン
ス、特に上記の互いに90度をなす配置の好ましさを考慮
すると回転防止効果においても4個等角配置が選ばれ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案継手を示し、第2図は継手群に帯筋を配
置した場合を示し、第3図は従来の継手を示す図であ
る。 図面おける記号は以下のとおり。 1:スリーブ部 2:ネジ部 3:凹凸模様 4−a,4−b:透孔 5:メスネジ 6:ひれ 7:帯筋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径の中空円筒体であるスリーブ部と小径
    の中空円筒体であるネジ部とが同軸一体に結合してなる
    スリーブ・ネジ継手において、 (イ)ネジ部表面に継手長軸方向に沿ってネジ部のほぼ
    全長に亙り突条が4個等角配置で設けられており、 (ロ)継手長軸から突条頂までの距離がネジ部全長に亙
    りスリーブ部の外半径にほぼ等しい ことを特徴とするスリーブ・ネジ継手
JP1990078147U 1990-07-25 1990-07-25 スリーブ・ネジ継手 Expired - Lifetime JP2570985Y2 (ja)

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JPH0436021U JPH0436021U (ja) 1992-03-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62228556A (ja) * 1985-11-29 1987-10-07 日本スプライススリ−ブ株式会社 モルタル充填式鉄筋継手スリ−ブ
JPS62203318U (ja) * 1986-06-16 1987-12-25

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JPH0436021U (ja) 1992-03-26

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