JP2570978B2 - 光半導体モジュール - Google Patents

光半導体モジュール

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JP2570978B2
JP2570978B2 JP5217140A JP21714093A JP2570978B2 JP 2570978 B2 JP2570978 B2 JP 2570978B2 JP 5217140 A JP5217140 A JP 5217140A JP 21714093 A JP21714093 A JP 21714093A JP 2570978 B2 JP2570978 B2 JP 2570978B2
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optical semiconductor
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liquid
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和彦 藏田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光半導体モジュールに
関し、特に、光半導体素子と光ファイバの先端部が同一
のパッケージに収容されパッケージ内部に光学的整合材
が充填された光半導体モジュールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】光半導体素子からの出射光を集光レンズ
等を介さずに直接光ファイバに結合させる光半導体モジ
ュールがある。この種の光半導体モジュールは、小形化
で安価という特長を有する。
【0003】集光レンズを用いない光半導体モジュール
では、結合効率を高くするためには光半導体素子と光フ
ァイバ端面間はなるべく近接させた方がよい。しかしな
がら、近接させすぎると光ファイバ端面からの反射光が
光半導体素子に戻り動作を不安定にするという問題があ
る。このような問題を解決するものとして、特願平4−
256656号に記載の光半導体モジュールがある。こ
れは、光半導体素子と光ファイバ先端部を収容するパッ
ケージの内部を透明な不活性液体で充填する構成を採用
している。特に、光半導体素子の出射部と光ファイバ端
面の間に液体を充填することにより、両者間の実効的な
光路長が液体の屈折率に比例して短くなり結合効率の向
上が図れる、光ファイバと屈折率が整合されるため端面
からの反射光を抑制できる、などの効果を得ることがで
きる。
【0004】しかしながら、パッケージ内部に液体を充
填した場合、周囲の温度変化により液体が膨張し、パッ
ケージが破壊される恐れがあるという問題がある。従
来、周囲温度が上昇に対してパッケージ内部の圧力の上
昇を抑制する構造として、図4に示されるように、パッ
ケージ内部を液体で完全に満たさず、不活性ガスを封入
するなどの構造が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパッケージ内部
を完全に液体で充填せず、ガス14を封入する構造で
は、実装される方向によっては、光半導体素子3と光フ
ァイバ1の結合部が液体に浸せきされず、所望の特性が
得られないという問題がある。また、パッケージ5内部
が完全に液体で充填されていないと、パッケージ5を動
かした際に、パッケージ5内部で液体が大きく流動して
しまう。これにより、光半導体素子3の実装部や光半導
体素子3と端子とを接続するボンディングワイヤ13に
外力が加わり、光半導体素子3の離脱やボンディングワ
イヤ13の断線が起こるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、パッケージ内部に液体を
充填させる構造の光半導体モジュールにおける上記問題
を解決し、周囲の温度変化があってもパッケージの破壊
を来さず、しかも、光学結合部が確実に液体に浸せきさ
れ、かつ光半導体素子等に外力が加わらない光半導体モ
ジュールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の欠点を除去するた
めに、本発明の光半導体モジュールは、光半導体素子
と、光ファイバの少なくとも先端部が同一のパッケージ
に収容され、前記光半導体素子と光ファイバが光学的に
結合され、前記パッケージには液体が充填された光半導
体モジュールにおいて、パッケージの一部が弾性体から
なることを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の光半導体モジュールは、パッケージの
一部に弾性体からなる部分を設けたことにより、温度上
昇によってパッケージ内部に充填された液体が膨張して
も、弾性部が変形し内部の圧力上昇を抑制できるので、
パッケージの破壊などを防ぐことができる。特に、パッ
ケージ内部を完全に液体で充填したとしても、圧力上昇
を抑制できるので、気泡による光半導体素子への影響な
どを完全に回避することができるという顕著な効果を奏
する。
【0009】
【実施例】次に図面を参照して本発明の一実施例を詳細
に説明する。
【0010】図1は、本発明の実施例の断面図である。
光ファイバ1は先端部が素線の状態で端面が鏡面加工さ
れ、基板2のV溝に固定されている。この基板2には光
半導体素子3が、光ファイバ1に光学的に結合するよう
に位置調整されて半田により固定されている。これら光
半導体素子3、光ファイバ1、及び基板2からなる光学
系4は、パッケージ5に収容されている。なお、光ファ
イバ1のパッケージ5への導入部6は、低融点ガラスに
より封止されている。
【0011】一方、パッケージ5の蓋7はコバールを材
料としており、穴8があいている。蓋7は光学系4が収
容されたパッケージ5にシーム溶接されている。パッケ
ージ5の内部に穴8からに不活性液体9が充填された
後、穴8は樹脂からなるシート10により封止される。
これにより、パッケージ5の内部には、光学系全体が不
活性液体9によって完全に浸せきされた状態になる。
【0012】上述の本願発明の光半導体モジュールの温
度変化に対する耐環境試験の結果について説明する。
【0013】本発明の光半導体モジュールと、弾性体部
分のない蓋を有するパッケージからなる従来の光半導体
モジュールの周囲温度を−40℃から+85℃まで変化
させる。−40℃から+85℃までの温度上昇と+85
℃から−40℃までの温度降下を1サイクルとして、こ
れを100サイクル繰り返した。従来の光半導体モジュ
ールでは、慨ね70サイクルを越えるとパッケージと蓋
の接合部の一部が剥がれて、内部の液体漏れが生じた。
これに伴って、光半導体素子と光ファイバ間に液体が充
填されていない状態となり、結合効率が低下するなどの
特性劣化が生じた。これに対して、本発明の光半導体モ
ジュールでは、こうした液体漏れ等の不具合はなく、安
定した特性を維持することが確認された。このように、
蓋の一部に弾性体部分を設けることにより、パッケージ
内部に液体が完全に充填されていても、弾性体部分の変
形によりパッケージ内部の圧力変化を抑制できる。これ
により、パッケージ等の破壊を防ぐことができ、安定し
た特定を維持することができる。
【0014】次に、本発明の変形例について説明する。
【0015】上述の実施例では、蓋7の一部に穴8を設
けて弾性体からなるシート10を固着させたが、穴8及
びシート10はパッケージ5に設けても同じ効果を得る
ことができる。
【0016】また、穴8の外側にシート10を固着させ
たままでは、周囲温度の上昇時にシート10は外側に膨
れる。このとき、他の実装部品に接触して不具合を生じ
たり、取扱い時にこの部分を破損してしまうことが考え
られる。これを防止するために、図2に示すように、蓋
7を2重構造としてもよい。この構造を用いる場合に
は、蓋7の穴8をシート10に封止後、さらに上部にシ
ート溶接などにより剛体の蓋11を固着すればよい。
【0017】さらに、図3に示されるように、あらかじ
め蓋7の内側に弾性体からなるシート12が付着され、
蓋7とシート12の間にガスが封入された蓋を用いても
よい。この構造では、蓋の穴から液体を充填後、剛体に
より穴を塞いでもよい。また、蓋には穴を設けず、光フ
ァイバ1の導入部6から液体をパッケージに充填し、最
後に低融点ガラスにより導入部6を封止してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の光半導体モ
ジュールはパッケージの一部に弾性体部分を設けている
ので、パッケージ内部を完全に液体で充填しても、温度
上昇によるパッケージ内部の圧力の上昇を抑制すること
が可能になる。これにより、パッケージ内部の圧力上昇
によるパッケージ破壊や液体漏れを防ぐことができ、安
定した状態をを保つことができるという顕著な効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】本発明の他の実施例の断面図
【図3】本発明の他の実施例の断面図
【図4】従来の光半導体モジュールの断面図
【符号の説明】
1 光ファイバ 2 基板 3 光半導体素子 4 光学系 5 パッケージ 6 導入部 7 蓋 8 穴 9 不活性液体 10 シート 11 蓋 12 シート 13 ボンディングワイヤ 14 ガス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光半導体素子と、該光半導体素子を収容するパッケージと、 前記パッケージの内部に先端部が配置され、前記光半導
    体素子と光学的に結合する光ファイバと、 前記パッケージを気密する蓋とを備え、 前記パッケージの内部には液体が充填されており、 前記パッケージと前記蓋のうち、少なくとも一方に弾性
    体からなる部分を含んでいることを特徴とする光半導体
    モジュール。
  2. 【請求項2】 前記パッケージと前記蓋のうち、少なく
    とも一方は弾性体を含む内壁面と剛体からなる外壁面か
    らなる二重構造であることを特徴とする請求項1記載の
    光半導体モジュール。
  3. 【請求項3】 前記パッケージと前記蓋のうち、少なく
    とも一方は内側に弾性体からなるシートが周辺部のみを
    内壁に密着させてり合わせられており、前記内壁とシ
    ートの間には気体が充填されていることを特徴とする請
    求項1記載の光半導体モジュール。
JP5217140A 1993-09-01 1993-09-01 光半導体モジュール Expired - Lifetime JP2570978B2 (ja)

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JPH0667030A (ja) * 1992-08-21 1994-03-11 Nippon Sheet Glass Co Ltd 光導波路デバイスのケース内体積膨張吸収構造

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