JP3207020B2 - 光パッケージ - Google Patents

光パッケージ

Info

Publication number
JP3207020B2
JP3207020B2 JP18619893A JP18619893A JP3207020B2 JP 3207020 B2 JP3207020 B2 JP 3207020B2 JP 18619893 A JP18619893 A JP 18619893A JP 18619893 A JP18619893 A JP 18619893A JP 3207020 B2 JP3207020 B2 JP 3207020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
groove
optical
lid
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18619893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0743566A (ja
Inventor
俊治 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP18619893A priority Critical patent/JP3207020B2/ja
Publication of JPH0743566A publication Critical patent/JPH0743566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3207020B2 publication Critical patent/JP3207020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の面に電気系回路
が形成され、他方の面に上記電気系回路と電気的に結合
し、かつ光信号を電気信号に、または電気信号を光信号
に変換する光学素子が形成される光集積回路チップと光
ファイバとを接続するための光パッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光パッケージは、図3の斜視概略
図に示すように、光ファイバを載置するための溝13と
光集積回路チップに接続されるリードピン14とを有す
る実装体11と、実装体11の上面を覆う蓋体12より
なり、実装体11に光ファイバを固定させる方法として
は、光集積回路チップを実装し、溝13と光ファイバの
表面をメタライズして、溝13に光ファイバを載置した
後、溝13内ではんだ付けをして固定させる方法、ある
いは低融点ガラスや樹脂を接着剤として実装体11と蓋
体12とを一体化させる際に、同時に溝13内で光ファ
イバをも固定させる方法(実開昭61−176512号
公報参照)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の溝1
3と光ファイバの表面をメタライズして、溝13に光フ
ァイバを載置した後、溝13内ではんだ付けをすること
により固定させる方法では、光ファイバの表面にメタラ
イズする必要があるために工程時間を要してしまい、ま
た光集積回路チップの酸化や劣化を防ぐために光パッケ
ージの内部に水素や酸素を含まない流体を混入して完全
密封する必要があり、光ファイバが溝13内に完全に格
納される径のものを使用する必要があることより、溝1
3内で微妙に移動可能な状態となり、載置後にメタル層
自体のばらつき、あるいははんだ付けする際のメタル層
の偏りが生じることにより光ファイバの位置決めが高精
度に行うことができないという問題があった。
【0004】また、従来の低融点ガラスや樹脂を接着剤
として実装体11と蓋体12とを一体化させる際、同時
に溝13内で光ファイバをも固定させる方法では、接着
剤を融着させるために長時間高温状態とする必要がある
が、光集積回路チップは耐熱性が悪く、200度程度で
十数秒経つと破損してしまい、さらに光集積回路チップ
を実装体11に固定するために使用しているはんだが剥
がれてしまうという問題があった。さらに、エポキシ系
の樹脂を使用すると、固着時に光集積回路チップを酸
化、劣化させてしまうガスが発生し、光パッケージの内
部に進入してしまうという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、光集積回路チップを実装す
る実装体と、前記実装体の上面を覆う蓋体よりなる光パ
ッケージにおいて、前記実装体に光ファイバが載置され
る光ファイバ用溝と、前記実装体の蓋体との接合面に前
記光ファイバ用溝と交差する接合用溝とが具備され、凝
固すると弾性体になる接着部材が前記光ファイバ用溝と
接合用溝とに充填されて前記実装体と蓋体とが一体化さ
れ、かつ光ファイバが光ファイバ用溝内に固定される光
パッケージである。
【0006】
【作用】本発明によれば、実装体に光ファイバ用溝と接
合用溝を設け、凝固すると弾性体になる接着部材を充填
することによって、一定の体積を確保した弾性体により
実装体と蓋体とを一体化させ、同時に光ファイバを光フ
ァイバ用溝内で固定させるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1
(a)の斜視概略図と(b)の一部断面概略図に示すよ
うに、光パッケージは、光集積回路チップAを実装する
実装体1と実装体1を上面から覆う蓋体2よりなる。実
装体1は光ファイバBを固定するための光ファイバ用溝
3、光集積回路チップAの電気信号を外部と接続させる
ためのリードピン4、蓋体2との接合面に光ファイバ用
溝3と交差するような接合用溝5を設けてなる。
【0008】光パッケージを製作する際は、図2(a)
の断面図に示すように、実装体1の光ファイバ用溝3に
光ファイバBを目的とする位置に合わせて載置し、図2
(b)の断面図に示すように、接合用溝5と光ファイバ
用溝3に凝固すると弾性体になる接着部材6を充填し、
図2(c)の断面図に示すように、蓋体2を上方から覆
うように合わせて実装体1と蓋体2とを接合させる。そ
して、図2(d)の断面図に示すように、凝固すると弾
性体になる接着部材6が弾性体7となり、実装体1と蓋
体2とを一体化させ、同時に光ファイバBを光ファイバ
用溝3内で仮固定させた後に、光ファイバ用溝3の弾性
体7により充填されていない部分を接着剤8により充填
して光ファイバBを固定する。
【0009】このように、実装体1と蓋体2の一体化、
光ファイバBの仮固定を常温で凝固する接着部材を使用
して行うことより、製作工程が容易となり、高温による
光集積回路チップAの破損、はんだの剥がれがなくな
る。また、光ファイバBは、凝固すると弾性体になる接
着部材6により、光ファイバ用溝3内で載置された状態
のままで仮固定させることができることより低損失・高
精度な接続を行うことができ、さらに後から充填する接
着剤8により光パッケージの密封と、光ファイバBの固
定をより確実にすることができる。そして、弾性体7が
生成される際には、ガスは全く発生しないために、光パ
ッケージの内部に影響を与えることがない。さらに、接
合用溝5により弾性体7が一定の体積を確保することが
できることより、実装体1と蓋体2を一体化させる際に
蓋体2が外力により微妙な変形を受けた状態で接合さ
れ、一体化された後に元に戻るような力が発生した場合
でも、弾性体7が切れることなく実装体1と蓋体2に接
着したままで伸びることができ、しかも実装体1と蓋体
2との間に隙間ができる部分があっても弾性体7により
完全密封をすることができる。
【0010】なお、本実施例では、接合用溝5として蓋
体2との接合面に1本の角形状の溝を設けているが、接
合後完全密封となり、かつ弾性体7が好ましい体積を持
つ程度の幅と深さであれば、どのような形状であって
も、何本であってもよい。また、光ファイバ用溝3は、
光ファイバBを載置できるような形状であればどのよう
なものであってもよい。そして、凝固すると弾性体にな
る接着部材6としては、シリコン等のような常温で架橋
反応により粘性物質から弾性物質に変化する特性を持つ
ものを使用すればよい。さらに、接着剤8は、光ファイ
バBを固定するものであればどのようなものであっても
よい。
【0011】
【効果】以上のように、本発明の光パッケージによれ
ば、実装体に光ファイバが載置される光ファイバ用溝
と、前記実装体の蓋体との接合面に前記光ファイバ用溝
と交差する接合用溝とが具備され、凝固すると弾性体に
なる接着部材が前記光ファイバ用溝と接合用溝とに充填
されて前記実装体と蓋体とが一体化され、かつ光ファイ
バが光ファイバ用溝内に固定することによって、製作工
程が容易で、実装体と蓋体とを一体化する際に光集積回
路チップが破損することがなく、ハンダが剥がれること
もなく、ガスが発生せず、また光ファイバの低損失・高
精度な接続ができ、さらに蓋体が外力により微妙な変動
を受けた状態で一体化された場合、あるいは実装体と蓋
体との間に隙間ができている部分がある場合でも確実に
完全密封をすることができる光パッケージを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光パッケージを示す図であり、図
(a)は斜視概略図、図(b)は一部拡大断面概略図で
ある。
【図2】本発明の光パッケージを製作する工程を示す断
面概略図である。
【図3】従来の光パッケージを示す斜視概略図である。
【符号の説明】
1、11:実装体 2、12:蓋体 3 :光ファイバ用溝 4、14:リードピン 5 :接合用溝 6 :凝固すると弾性体になる接着部材 7 :弾性体 8 :接着剤 13:溝 A :光集積回路チップ B :光ファイバ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光集積回路チップを実装する実装体と、前
    記実装体の上面を覆う蓋体よりなる光パッケージにおい
    て、前記実装体に光ファイバが載置される光ファイバ用
    溝と、前記実装体の蓋体との接合面に前記光ファイバ用
    溝と交差する接合用溝とが具備され、凝固すると弾性体
    になる接着部材が前記光ファイバ用溝と接合用溝とに充
    填されて前記実装体と蓋体とが一体化され、かつ光ファ
    イバが光ファイバ用溝内に固定されることを特徴とする
    光パッケージ。
JP18619893A 1993-07-28 1993-07-28 光パッケージ Expired - Fee Related JP3207020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18619893A JP3207020B2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光パッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18619893A JP3207020B2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光パッケージ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0743566A JPH0743566A (ja) 1995-02-14
JP3207020B2 true JP3207020B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=16184103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18619893A Expired - Fee Related JP3207020B2 (ja) 1993-07-28 1993-07-28 光パッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3207020B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2258398A1 (en) * 1999-01-07 2000-07-07 Victor Benham An adhesive-free lens-attached optical fibers to optical waveguide packaging system
JP2004309540A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多チャネル光通信モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0743566A (ja) 1995-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6318910B1 (en) Method for hermetically sealing optical fiber introducing section and hermetically sealed structure
JP2614018B2 (ja) 光ファイバ導入部の気密封止構造と気密封止方法
GB2213640A (en) Electronic device package with peripheral carrier structure of a different material
CA2453003A1 (en) Use of diverse materials in air-cavity packaging of electronic devices
US4893901A (en) Electro-optical assembly
JP3207020B2 (ja) 光パッケージ
JPS60180183A (ja) 光半導体素子気密パツケ−ジ
JPH09199864A (ja) ケース構造体
JP2867954B2 (ja) チップ型半導体装置の製造方法
JP3881074B2 (ja) 半導体レーザモジュール
JP3127584B2 (ja) 樹脂製中空パッケージを用いた半導体装置
US20030042598A1 (en) Hermetic seal
KR100237912B1 (ko) 패키지 반도체, 그것을 이용한 반도체 장치 및 그 제조방법
JP3311437B2 (ja) 光ファイバアレイ端子
JP2800760B2 (ja) 光半導体モジュール
JPH02103967A (ja) 光センサ用パッケージ
JPH0366152A (ja) 半導体集積回路モジュール
JPH05246186A (ja) Icカード
JPH0287654A (ja) 表面実装型半導体装置
JPH10256410A (ja) 固体イメージセンサ装置
JP3711669B2 (ja) 電子部品搭載用基板
JPH0732224B2 (ja) 半導体装置
JPS5916435A (ja) 光送信モジユ−ル
JPS62281452A (ja) 半導体モジユ−ル
JPS60100462A (ja) リードフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees