JP2570706Y2 - 電子腕時計 - Google Patents

電子腕時計

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JP2570706Y2
JP2570706Y2 JP1996003311U JP331196U JP2570706Y2 JP 2570706 Y2 JP2570706 Y2 JP 2570706Y2 JP 1996003311 U JP1996003311 U JP 1996003311U JP 331196 U JP331196 U JP 331196U JP 2570706 Y2 JP2570706 Y2 JP 2570706Y2
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JP
Japan
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plate
circuit
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spring
dowel
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JP1996003311U
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敏正 池上
和夫 河角
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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【考案の詳細な説明】 【0001】 【考案の属する技術分野】本考案は電子腕時計に関する
ものである。 【0002】〔考案の概要〕 本考案は電子腕時計において、ムーブメントの受部材又
は板部材と地板又は裏板部材を貫通させた複数の穴若し
くはノッチを有したことにより、組立時の案内を穴若し
くはノッチを用いて板部材の組立性の向上を図るととも
に針取付や文字板取付の案内穴又はノッチとして外装部
品の自動組みを可能としたものである。 【0003】 【従来の技術】従来の電子腕時計は、特開昭56ー14
1581や実開昭58ー57994のように、板部材の
案内を受足や地板のダボ等で行なっていた。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では板部材に断面方向に曲げやばね性を有した部分が
あると組立時に案内される受足やダボとの係合が外れて
しまい、組立を難しくしている。 【0005】特に薄型時計においては、係合量が少な
く、受足やダポと板部材が重なったままねじ等で固定さ
れてしまい機能を損なう。一方、小型時計においては各
板部材の案内を単独に有することが不可能である。更に
外装の自動化を図るにはムーブメン卜の表側に案内穴や
ノッチ部が必要であり、従来構造にはなかった。 【0006】そこで本考案はこのような問題点を解決す
るもので、その目的とするところは、組立性の向上とそ
れにともない品質の向上、自動組みを可能として、しか
も時計の小型、薄型化を図るところにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本考案の電子腕時計は、
少なくとも地板上に回路ブロックを配置し、回路押えに
よって前記回路ブロックを固設してなる電子腕時計であ
って、前記地板ならびに回路押え板は治具に植立された
複数のピンが挿脱自在の複数の透通穴が共通位置に設け
られ、前記回路押え板は周面にフック部が形成され、前
記地板は斜面の下部に前記フック部が係止される引っ掛
け部が設けられ、前記複数のピンに前記透通穴を整合さ
せて前記フック部を引っ掛け部に係合させるよう組立可
能としたことを特徴とする。 【0008】 【考案の実施の形態】図1〜図4は本考案の一実施例を
示す二針時計の平・断面図である。1は合成樹脂で成形
された地板てあり、ダボ1a、1b、1c、1d、1
e、円筒部1f、サライ部1g、壁1h、1i、1j、
1kを有している。2は地板1の穴に元部と先部を軸承
された巻真で、角取部2aとおしどり係台溝2bを有し
ている。3は巻真の角取部2aに遊合し、巻真2の軸方
向に摺動可能なつづみ車である。4は甲ダボ4aと乙ダ
ボ4bを有したおしどりで、首部4cが係合溝2bと係
合している。おしどり4は地板1に植設した軸5を中心
に巻真2の押し引き操作に追従し作動する。6は規正レ
バーで、規正ばね6aと作動ばね6bとおしどり係合部
6Cから成り、地板ダボ1aを軸に作動する。又、通常
携帯状態における規正レバー6の平面位置は、地板1の
ダボ1a、壁1n、1iと規正ばね6a、作動ばね6
b、穴によって決定されている(おしどり4を組む時は
放り込むだけで良い)。一方、規正レバー6は地板1の
地板ダボ1aと係合し、おしどり係合部6cはおしどり
4、規正ばね6aはステータ7、作動ばね6bはコイル
ブロック8を構成する磁心に作動可能に押えられてい
る。コイルブロック8は磁心、コイル枠、コイル用線、
コイルリード基板から構成されている。9は永久磁石、
ロータかな(歯数6枚)、磁石枠A、B9aから成るロ
ータである。磁石B9aは、規正時において規正ばね6
aによって押圧される(三針も同様)。10は三番車
(かなの歯数6枚、歯車の歯数54枚)11は分車(歯
車の歯教60枚)、12は日の裏車であり、日の裏車1
2は巻真2の軸の略延長上に配置してある。これらの番
車は、地板1と輪列受13に軸承されている。14は筒
車で地板1に植設したパイプ15に軸承されている。輪
列受13は地板1に植設した受足16、17に案内さ
れ、ねじ18、19によって地板1にねじ締め固定され
る。20は輪列受13の断面位置を決めるためのスぺー
サである。又、輪列受13はコス卜ダウン及び時計の薄
型化を図るため、金属の一枚(サライを設けない)の薄
板である。そのため輪列受13を組み込む際、受足1
8、19の先端が輪列受13の穴を拾う前にロータ9、
三番車10、分車11、日の裏車12の上ほぞが輪列受
13に接触することから非常に組立性が悪くなる。 【0009】しかし、地板ダボ1dを形成し、かつ番車
を受足16側に配置したことにより、上ほぞをほぞ穴が
拾わなくても輪列受13の受足17側が下がるため、輪
列受13は受足17とダボ1dに案内される。又、倒れ
やすいロータ9、3番車10の上ほぞ枠(石でも可)の
油留りを地板1に対向させたことによってほぞ立性が向
上する。地板ダポ1bは、ねじ18を締めた後に地板1
が変形するため、日の裏車12のアガキ確保を目的とし
形成してあり、合成樹脂地板を用いる薄型時計の品質向
上が図れる。地板ダボ1Cは、輪列受13とダポ1Cの
スキマ5/100mm以下に設定してあり、時計落下時に
電池21の重量を輪列受13で受けるため、受足16、
17の曲がりを防止する効果を有しているとともに、ス
テータ7の過飽和部の変形防止の役割をはたすように、
スキマ8(3/100mm一15/100mm)を極力詰め
て設定してある。円筒部1fはつづみ車3のにげ穴1l
内に突出させ、しかも針合せ状態においてつづみ車のサ
ライ部3a内に入り込むように形成してある。これは、
地板強度を向上させるためにガラス繊維等の充填剤を混
入させた合成樹脂を用いる時計において、切換、針合せ
操作によって発生する削れ粉を輪列謡に付着させないよ
う巻真先穴をメクラ穴にする必要があり、小型時計の場
含スぺースが限定されることから巻真2の先部の案内長
さ(針合せ状態)が短くなり針含せ機を損う。この条件
を満たす構造が円筒部1fである。22は電池マイナス
端子で、電池21の陰極に弾性をもって当接させてあ
り、一端を回路基板のパターンにねじ24と地板1に植
設した受足25で圧接し導通をとっている。26はパ夕
ーンを地板1の対向面に形成した回路基板に水晶ユニッ
ト27とMOSーICチップ28を有した回路ブロック
である。回路基板には穴26a、26bを設け、その一
部をオーバーハングさせたパターン26c、26dを形
成してある。パターン26cは曲げ加工を施したリセッ
トパターンである。23は絶縁板で回路基板に重ねて配
置し、電池21の陽極と電池マイナス端子22の間に介
在されることによってショート防止を行なっている。そ
の板厚は電池マイナス端子のダボ22a(曲げでも可)
の高さと略同一(薄い方が良い)となる様に設定してあ
る。更に電池マイナス端子22のばね部に重なる部分の
長さは、電池21を地板1に押し付けた状態で陰極の外
径Dと重ならない長さにしてあることから電池部の薄型
化が図れ、絶縁板23の組立ても回路ブロック26の上
から放り込むだけですみ、自動化が容易になる。更に、
受足25と絶縁板23はシメシロ(非円形部をシメシロ
設定すれぱより安定する)設定してあるため、一度セッ
トすれば外れがなくなり、取り扱いやすさも増す。30
は回路押え板で、甲ダボ4aと共働して巻真2を多段に
位置決めするクリック部30aとばね30b、つづみ車
の溝部3bに係台するかんぬき部30c、リセットパタ
ーン26cとともにリセットスイッチを構成するリセッ
トばね30d、おしどり押えばね30e、水晶ユニッ卜
27をパターン26dを介して押さえる水晶押えばね3
0f、電池21の陽極に圧接しアースをとっている電池
ばね30g、突起部30h、裏ブタ33にアースをとる
ためのアースばね30i、おしどり押え、水晶押えばね
30e、30fの力を受けるためのフック部30jから
構成されている。電池ばね30gの先端は、電池のスト
レート部1の範囲内に接するように下方(地板側)に曲
げてあり、かつ平面形状は90°以下の鋭角に設定して
あるため、電池21の陽極に先端が喰い込み、ムーブメ
ント状態で衝撃を加えても電池21は飛び出さない。突
起部30hも電池21の接点部形状を90°以下の鋭角
に設定してあり、電池21との接触を2ケ所にすること
でより電池の飛び出し防止効果が得られる。おしどり押
えばね30eと水晶押えばね30fは、ばね長さが短
く、押え量等のパラツキによって押え力のバラツキが大
きくなる。従ってフック部30jとねじ24周辺までの
平面形状を細くして弾性をもたせて押え力を安定させて
いる。フック部30jは、ねじの本数を滅らす効果及び
スぺース効率もよい構造であり、組立時には上から押す
だけで地板1の斜面1mをすべり地板1の引っ掛け部1
nに入り込むため組立性も良い。ダボ1eはフック部を
セッ卜し、ねじ24、35のねじ締め前までの間に回路
押え板30の案内として使用している。 【0010】一方、地板1に形成した穴1x、1y、及
びノッチIzや回路押え板30に形成した穴30xやノ
ッチ30zや輪列受13に形成した穴13yは組立時の
案内性を向上させるものである。 【0011】すなわち、組立用の治具を用いて組立を行
う場合、治具から植立させたピン50、51に地板1を
組込み、各部品を組立てる。回路押え板30は薄板部材
であり、組上り状態では受足25と受足31によって平
面位置を決定されるが、組込み時にはフック部30jや
ばね30b、おしどり押えばね30e、水晶押えばね3
0fが地板1側に曲げられており、受足25、31には
案内されていない。従ってピン50、51を持に曲げ高
さの大きいフック部30jが地板の斜面1mに接触した
位置に於いても案内できる長さにしておくことで組立性
の向上を図れる。更に破線て示した裏物押え55は、従
来の日付、曜日付時計の日車等地板の裏側に配置した部
品の押えを行なっている。従って、裏部品を組立てる場
合は穴1yとノッチ1z、穴55とノッチ55zを使用
する。 【0012】更に文字坂付や針付を自動化する時の案内
としても用いることができる。輪列受13、回路押え板
30はムープメントの表面、地板1や裏物押え55はム
ーブメン卜の裏面を構成している。すなわちこれらの部
材はムーブメン卜の外観を構成しているものである。 【0013】 【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、組立
治具に突設した複数のピンを地板、ならびに回路押え板
の透通部に挿通させて地板ならびに回路押え板を整合さ
せ、回路押え板に押圧力を与えるだけで、前記ピンに案
内された回路押え板のフック部が地板の斜面に案内され
て、引っ掛け部に係止されうるものであるから組立操作
が簡単となり、しかも回路ブロックは地板と、回路押え
板との間に安定的に挟待されることとなる。 【0014】又、組立の自動化ができ、指針の取り付け
精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の一実施例を示す二針時計の平面図。 【図2】(a)、(b)は図1の断面図である。 【図3】(a)、(b)は図1の断面図である。 【図4】(a)、(b)は図1の断面図である。 【符号の説明】 1・・・地板 13・・輪列受 30・・回路押え板 55・・裏物押え

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.少なくとも地板上に回路ブロックを配置し、回路押
    えによって前記回路ブロックを固設してなる電子腕時計
    であって、 前記地板ならびに回路押え板は治具に植立された複数の
    ピンが挿脱自在の複数の透通穴が共通位置に設けられ、 前記回路押え板は周面にフック部が形成され、 前記地板は斜面の下部に前記フック部が係止される引っ
    掛け部が設けられ、 前記複数のピンに前記透通穴を整合させて前記フック部
    を引っ掛け部に係合させるよう組立可能としたことを特
    徴とする電子腕時計。
JP1996003311U 1996-04-23 1996-04-23 電子腕時計 Expired - Lifetime JP2570706Y2 (ja)

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