JP2519917B2 - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JP2519917B2
JP2519917B2 JP62082407A JP8240787A JP2519917B2 JP 2519917 B2 JP2519917 B2 JP 2519917B2 JP 62082407 A JP62082407 A JP 62082407A JP 8240787 A JP8240787 A JP 8240787A JP 2519917 B2 JP2519917 B2 JP 2519917B2
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和美 鴨井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子時計の切換え機構に関する。
〔従来の技術〕 従来、電子時計の切換え機構においては、特開昭56−
172781に示されるように、おしどりの位置決め用係合部
はかんぬきの剛体部に設け、かんぬきのばね部は動かな
いおしどり軸や、おしどりの動きでばねの変位が変わら
ないおしどりの外形部に係合させるのが一般的であっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、特開昭56−172781に示される構造において
は、おしどりの1つの安定位置から他の安定位置に移動
する時に外部操作部材に心地好い抵抗感(以後クリック
感と言う)が伝わるようにかんぬきの位置決め用係合部
には1つの安定位置と他の安定位置との間に小さな山形
状を形成している。このため、リューズを引き出して時
間表示状態を修正した後、リューズを押し込む瞬間にお
しどりがクリック感を出すためのかんぬきの小さな山形
状を乗り越え、かんぬきと連動し、巻真上のスライドす
るつづみ車が表示修正のため噛み合う小鉄車の方向へ押
し出されてしまう。この動きにより小鉄車が回転してし
まい、時刻表示針の針飛びという不具合いが発生する。
すなわち、時計のユーザーが正確に時間を合わせようと
しても合わないという致命的欠点を有する時計となって
しまうのである。
特にコストダウンのために、針修正時に、輪列の回転
を機械的に規則する規正レバーを廃止し、ステップモー
タ用のロータの磁極を判別してパルス方向を決める電子
規正方式を用いた時計においては、この不具合いが顕著
に現われてしまう。又機械的な規正レバーを用いた時計
において、この不具合いを防止するためには、おしどり
が、かんぬきの小さな山形状を乗り越えた後に、規正レ
バーと輪列の噛み合いが解除されるようにタイミング設
計する必要があり、部品の形状および位置のバラツキま
で含めて設計した場合、完全に針飛びを防止することは
極めて困難である。この為、部品どうしの組み合わせ使
用とか、手修正等が組立工程で必要となり、この様な構
造を取ったときの大きな問題点となっている。
本発明は、かかる問題点を解決するもので、その目的
は、おしどり、かんぬき、規正レバー等の切り換え構造
の設計を簡易にし、組み立て工程での不具合いを削減す
ることにより安価で信頼性の高い時計を実現すると共
に、機械的規正レバーを廃止して、より安価な構造を取
ることも可能とし時計のユーザーに対し正確に時刻の合
せられる信頼性の高い低価格の電子時計を提供するもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の電子時計は、外部操作部材と、前記外部操作
部材と係合するおしどりと、前記おしどりに設けられた
ピンに係合するかんぬきと、前記かんぬきに係合するつ
づみ車とを有し、 前記かんぬきは、当該かんぬきを一方向に付勢する第
一のばね部と、前記ピンを挟むように形成される剛体部
と第二のばね部とから構成され、 前記第二のばね部は、前記ピンの少なくとも一つの安
定位置を規則する係合部が形成されてなることを特徴と
する。
〔作用〕
本発明の上記の構成によれば、おしどりの安定位置を
規制する係合部をかんぬきのばね部に設けたことによ
り、おしどりが1つの安定位置から他の安定位置へ移動
しても、かんぬきの剛体部すなわち本体は、所定のカム
形状に従って移動するのみで、外部操作部材にクリック
感を伝えるためにかんぬきの剛体部が移動することは無
く、針合せ終了後の針飛び等は全く発生しない。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面にもとづいて詳細に説明する。
第1図は本実施例における切換え構造の平面図である。
1は巻真、2はおしどりで巻真1と係合している。2bは
おしどり軸で、巻真1の引き出し押し込みに従っておし
どり2がここを中心にして回転する。又、おしどり軸2b
はおしどり2と一体成形されており、合成樹脂材料より
成る地板16の丸穴で位置決めされている。おしどりピン
2aもおしどり2から一体成形しており、おしどり軸2bと
は反対方向に突出している。かんぬき3には、第一のば
ね部(かんぬきばね)3cと、剛体部にプレス加工により
形成したカム形状部3bと、第二のばね部(ばね部)及び
ばね部先端にカム形状部と同様にして加工したピン係合
部3aが設けられている。又、かんぬき3の最終工程です
り割り部3eを切断加工することにより、中間加工工程で
の位置ずれを無くし、おしどり2の正確な位置決めを行
ない、クリック感のバラツキを少なくして切換え構造の
安定化を計っている。4はかんぬき3と係合し、巻真1
の軸方向にスライドするつづみ車であり、第1図におい
ては巻真1を引き出し、つづみ車4と針修正を行なう小
鉄車5とが噛み合っている状態を示している。小鉄車5
は分車8と噛み合っており、分車8は中間車9と、中間
車9はロータ10と噛み合っている。従って巻真1を回転
させると分針の付いている分車8が回転すると共にロー
タ10まで回転する構造となっている。よってこの時計に
おいては、巻真1を押し込むと集積回路から最初の1パ
ルスが出力され、そのパルスによってロータ10が回転し
たか、回転しなかったかを判別し、非回転の時は最初の
パルスと逆方向へ補正パルスを出すという電子規正方式
を用いている。なお、12はロータ10を取り囲むステー
タ、11はステータ12と接触し、銅線を巻回してあるコイ
ルブロックである。ここで前述のカム形状部3bは、つづ
み車4の適切な移動量のみを決めるカム形状だけを形成
してあり、巻真1が押し込まれ、おしどりピン2aが時計
回りに回転してもつづみ車4が小鉄車5の方向へ押し出
されて分車8を回転してしまうような状況は生じないこ
とは明白である。しかも巻真1を押し込むと、ばね先端
に形成したピン係合部3aの小さな山形状をおしどりピン
2aが乗り越えるため、巻真1には良好なクリック感を得
ることができるのである。又、この様な切換え構造にお
いては、おしどり2とかんぬき3との係合部分が、おし
どり2では丸ピンであるため加工も行ない易く、製品の
品質管理も容易である。しかも丸ピンの側面は仕上げ状
態を鏡面加工できるので、かんぬき3との係合部の摩耗
も少なく、長期に渡って安定した切り換え性能を確保で
きるものである。又、かんぬき3の係合部形状も、丸ピ
ンに対するカム形状あるいはクリック形状を設定するの
みであるため非常に設計し易く安定した形状を設定でき
るという効果がある。なお、かんぬきばね3cは回路基板
(図示せず)にハンダ付けした水晶振動子6と地板16の
間に断面的に曲げて配置してあり(詳細は第3図を用い
て説明する)、巻真1を押し込んだ時につづみ車4を小
鉄車5から切り離す力はかんぬきばね3cにより主に発生
させている。又リセットばね3dは巻真1を引き出した状
態において、ばねの先端で回路基板のリセットパターン
(図示せず)と接触することにより集積回路15からのモ
ータ出力パルスを停止するリセット状態となるように構
成されている。ここで第2図を使って本実施例のリセッ
ト構造について詳細に説明する。第2図はリセット部断
面図である。第1図の平面図においては説明上はぶいて
いた回路基板14と集積回路15、電池プラス端子13、輪列
受け17との断面関係を示している。かんぬき3は地板16
と輪列受け17によりスキマを持って挟持しており平面的
に移動できるようにしてある。又、リセットばね3dはお
しどり2と集積回路15の裏面との間に挟持されており、
若干の曲げ加工により集積回路15の裏面に必ず接触し
て、集積回路15のプラス端子と同一電位となるように構
成している。これは、リセットばね3dの先端を回路基板
14と断面的に交差させ、巻真1を引き出して針修正を行
なう時に、回路基板14上に配線したリセットパターンと
接触し、リセットパターンをプラス電位に落とすために
行なったもので地板16と輪列受け17が合成樹脂材料とな
り、電気的導通が取りにくくなった場合に非常に有効で
あり、かつ省スペースで済む導通構造となっている。な
と回路基板14はポリイミドテープ上に銅箔をはり付けエ
ッチング加工によりパターンを形成したのであり、集積
回路15とはハンダ付けによりボンディングしてある。13
は電池プラス端子であり、電沈のプラス端子と導通して
おり、回路基板14の押えも兼ねている。おしどり軸2bは
おしどり2と一体成形されており、地板16の丸穴と係合
している。地板のおしどり軸2bの入る穴はおしどり軸2b
の先端部分を逃げるように2段の穴径となっており、巻
真1をはずす時におしどり2を断面的に回転し、2点鎖
線で示すような状態にしても地板の穴を変形しないよう
に配慮している。
第3図は水晶振動子部分の断面図である。水晶振動子
6は回路基板14に形成された銅箔パターンとハンダ付け
されており、地板16に形成した高さの違う2ケ所の振動
子受け部16aと16bによりハンダ付け部の方が高くなるよ
うに受け止められており、電池プラス端子13に形成した
振動子押えばね13aにより固定されている。電池プラス
端子13はねじ18により振動子押えばね13aの近傍を回路
基板14、コイルブロック11のステータ12を介して地板16
に固定されておりしかも振動子押えばね13aの先端は上
方に曲げて時計の裏ブタ19と導通しているため、水晶振
動子6は確実な力により地板16に固定することが可能と
なっている。これにより時計体の落下や振動等の外乱に
よる歩度シフトを押え、信頼性の高い時計体を実現して
いる。ここで、かんぬき3のかんぬきばね3cは第1図で
も説明したように水晶振動子6の下、すなわち地板16と
の間へ曲げ下げて配置している。このため、水晶振動子
6はかんぬきばね3cの曲げ量を極力少なくするようにハ
ンダ付け部を上げ、振動子押えばね13aを水晶振動子6
の上に配置できるようにハンダ付け部の反対部分の地板
16の方向へ下げるように斜めに配置構成したものであ
る。また、かんぬきばね3cは水晶振動子6と接触導通が
取れるように、ばねの中間を曲げ上げてあり、かんぬき
3を電池プラス端子13と同電位としている。この構造は
平面的に限られたスペースで断面方向の導通を取る方法
として非常に有効確実であり、この時計体においては第
2図で説明した集積回路15の裏面とリセットばね3dとの
接触導通と合わせて2ケ所でリセット時のプラス導通を
取っているため、導通の信頼性を飛躍的に高めることが
可能となっている。尚、本実施例においては、機械的規
正レバーを廃止した2針時計について述べたが、規正レ
バーの有る3針時計でも同様の効果を得られる。又、リ
セット時のプラス導通について2ケ所で導通を取る構造
について述べたが、どちらか一方のみの導通でも充分に
確実な導通を取ることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、かんぬきは、かん
ぬきを一方向に付勢する第一のばね部と、おしどりのピ
ンを挟むよう形成される剛体部と第二のばね部とから構
成され、第二のばね部には、ピンの少なくとも一つの安
定位置を規制する係合部が形成されることにより、かん
ぬき全体に作用する第一のばね部と、外部操作部材を操
作したときのクリック感を発生させるための第二のばね
部とが、独立して構成されるため、各々の最適なばねの
弾性力の設定を可能とし、設計が容易となり低コスト化
を図ることができるものである。
さらに、第二のばね部の係合部によってクリック感を
伝えることにより、かんぬきの剛体部クリック感を発生
させるための変位をしないため、かんぬきに連動するつ
づみ車の確実な安定位置の切換えができ、品質の高い電
子時計を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は切換え構造平面図。 第2図はリセット部断面図。 第3図は水晶振動子部分の断面図。 1……巻真、2……おしどり 3……かんぬき、4……つづみ車 5……小鉄車、6……水晶振動子 8……分車、9……中間車 10……ロータ、11……コイルブロック 12……ステータ、13……電池プラス端子 14……回路基板、15……集積回路 16……地板、17……輪列受 18……ねじ、19……裏ぶた

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部操作部材と、前記外部操作部材と係合
    するおしどりと、前記おしどりに設けられたピンに係合
    するかんぬきと、前記かんぬきに係合するつづみ車とを
    有し、 前記かんぬきは、当該かんぬきを一方向に付勢する第一
    のばね部と、前記ピンを挟むよう形成される剛体部と第
    二のばね部とから構成され、 前記第二のばね部は、前記ピンの少なくとも一つの安定
    位置を規制する係合部が形成されてなることを特徴とす
    る電子時計。
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