JP2570658Y2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
- Publication number
- JP2570658Y2 JP2570658Y2 JP1992070846U JP7084692U JP2570658Y2 JP 2570658 Y2 JP2570658 Y2 JP 2570658Y2 JP 1992070846 U JP1992070846 U JP 1992070846U JP 7084692 U JP7084692 U JP 7084692U JP 2570658 Y2 JP2570658 Y2 JP 2570658Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- leg
- mounting groove
- housing
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、信号灯、照明灯等の車
両用灯具の改良に関する。
両用灯具の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図３に示す車両用灯具が知ら
れている。この図３において、１は車体の湾曲角部、２
はハウジング、３は光源としてのバルブ、４はフィラメ
ント、５はリフレクターである。ハウジング２にはレン
ズ開口６が形成され、レンズ開口６の周辺部にはその周
回り方向に装着溝７が形成されている。レンズ開口６に
はレンズ９が装着される。このレンズ９はバルブ３の光
軸Ｚに対してスラントした外形線１０を有している。レ
ンズ９にはその周辺部に周回りに装着溝方向に延びる脚
部１１が形成され、その脚部１１はホットメルト等の接
着材料を介して装着溝７に固定されている。
れている。この図３において、１は車体の湾曲角部、２
はハウジング、３は光源としてのバルブ、４はフィラメ
ント、５はリフレクターである。ハウジング２にはレン
ズ開口６が形成され、レンズ開口６の周辺部にはその周
回り方向に装着溝７が形成されている。レンズ開口６に
はレンズ９が装着される。このレンズ９はバルブ３の光
軸Ｚに対してスラントした外形線１０を有している。レ
ンズ９にはその周辺部に周回りに装着溝方向に延びる脚
部１１が形成され、その脚部１１はホットメルト等の接
着材料を介して装着溝７に固定されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この従来の
車両用灯具においては、図４に拡大して示すように、脚
部１１の基部１３の内面を外方向に向けて延長した延長
線１４とレンズ９の外形線１０との為す角度が鋭角θと
なり、この脚部１１の基部１３とレンズ９とからなるコ
ーナー部分に破線で示す三角形状のプリズム作用部１５
が形成される。このため、従来の車両用灯具では、バル
ブ３から出射された光束の直射光Ｐ、リフレクター５に
より反射された反射光束Ｑがこのプリズム作用部１５を
透過する際に分光されて、光束に色がつくという問題点
がある。
車両用灯具においては、図４に拡大して示すように、脚
部１１の基部１３の内面を外方向に向けて延長した延長
線１４とレンズ９の外形線１０との為す角度が鋭角θと
なり、この脚部１１の基部１３とレンズ９とからなるコ
ーナー部分に破線で示す三角形状のプリズム作用部１５
が形成される。このため、従来の車両用灯具では、バル
ブ３から出射された光束の直射光Ｐ、リフレクター５に
より反射された反射光束Ｑがこのプリズム作用部１５を
透過する際に分光されて、光束に色がつくという問題点
がある。
【０００４】本考案は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、ハウジングの装着溝に
装着されるレンズ脚部の基部を透過して外に導かれる光
束の分光を防止するようにした車両用灯具を提供するこ
とにある。
ので、その目的とするところは、ハウジングの装着溝に
装着されるレンズ脚部の基部を透過して外に導かれる光
束の分光を防止するようにした車両用灯具を提供するこ
とにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案に係わる車両用灯
具は、上記の課題を解決するため、ハウジングにレンズ
装着溝が形成され、該ハウジングのレンズ開口には光源
の光軸に対してスラントした外形線を有するレンズが設
けられ、前記レンズには前記装着溝に装着される脚部が
形成され、該脚部と前記レンズとが斜めに交差し、前記
レンズは該レンズの外形線に沿って前記脚部よりも外方
に向かって延びる外方延長部を有する車両用灯具におい
て、前記脚部の基部であって前記レンズの内面側に光束
拡散部を形成したことを特徴とする。
具は、上記の課題を解決するため、ハウジングにレンズ
装着溝が形成され、該ハウジングのレンズ開口には光源
の光軸に対してスラントした外形線を有するレンズが設
けられ、前記レンズには前記装着溝に装着される脚部が
形成され、該脚部と前記レンズとが斜めに交差し、前記
レンズは該レンズの外形線に沿って前記脚部よりも外方
に向かって延びる外方延長部を有する車両用灯具におい
て、前記脚部の基部であって前記レンズの内面側に光束
拡散部を形成したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本考案に係わる車両用灯具によれば、レンズ脚
部の基部に導かれる光束は、光束拡散部によって散乱さ
れつつ基部を透過して外に導かれるので、光束の分光が
防止される。
部の基部に導かれる光束は、光束拡散部によって散乱さ
れつつ基部を透過して外に導かれるので、光束の分光が
防止される。
【０００７】
【実施例】以下に、本考案に係わる車両用灯具の実施例
を図１、図２に基づいて説明する。
を図１、図２に基づいて説明する。
【０００８】図１において、２０は車体の湾曲角部であ
る。この湾曲角部２０にはハウジング２１が装着されて
いる。ハウジング２１はレンズ開口２２と装着溝２３と
を有する。装着溝２３は周回り方向に延びている。ハウ
ジング２１の底部には光源としてのバルブ２５とリフレ
クター２６とが設けられている。リフレクター２６は反
射面２７とリフレクター立ち壁２８とを有する。レンズ
開口２２にはレンズ２９が設けられている。このレンズ
２９は装着溝２３に対応して周回りに装着溝方向に延び
る脚部３０とプリズム部３２とを有する。プリズム部３
２はレンズ２９の内面に設けられている。車両用灯具前
方はプリズム部３２を透過したバルブ２５からの直射
光、湾曲反射面２７からの反射光により照明される。脚
部３０は装着溝２３に挿入され、レンズ２９は装着溝２
３にホットメルト等の接着材料が充填されてハウジング
２１に固定される。レンズ２９はバルブ２５の光軸Ｚに
対してスラントした形状を呈しており、３３はそのレン
ズ２９の外形線である。レンズ２９の脚部３０の基部３
４は、図２に拡大して示すように、型抜きを考慮して内
側が肉厚とされている。この基部３４の内面を外方に向
けて延長した延長線３５と外形線３３との為す角度θ１
は鋭角であり、すなわち、レンズ２９と脚部３４とが斜
めに交差し、レンズ２９はその外形線３３に沿って脚部
３０よりも外方に向かって延びる外方延長部３８を有
し、外方延長部３８から脚部３０の基部３４に渡る部分
が破線で示すように光源から到来する光を分光させるプ
リズム作用部１５となっている。また、脚部３０を装着
溝２３の方向に向けて延長した延長線３６と延長線３５
との為す角度はθ２であり、この角度θ２はレンズ成形
時の型抜き、プリズム作用部１５の拡散角度を考慮して
定められる。基部３４にはその内面に光束拡散部として
のプリズム部３７が形成されている。バルブ２５からの
光束の直射光Ｐ、リフレクター立ち壁２８による反射光
Ｑは、このプリズム部３７により拡散され、従って、こ
の基部３４の部分を透過して外に導かれた光束の分光が
防止できる。なお、この実施例では、光束拡散部をプリ
ズム部３７により構成したが、基部３４の内面をシボ加
工等を用いて粗面とすることにより光束拡散部を形成し
てもよい。
る。この湾曲角部２０にはハウジング２１が装着されて
いる。ハウジング２１はレンズ開口２２と装着溝２３と
を有する。装着溝２３は周回り方向に延びている。ハウ
ジング２１の底部には光源としてのバルブ２５とリフレ
クター２６とが設けられている。リフレクター２６は反
射面２７とリフレクター立ち壁２８とを有する。レンズ
開口２２にはレンズ２９が設けられている。このレンズ
２９は装着溝２３に対応して周回りに装着溝方向に延び
る脚部３０とプリズム部３２とを有する。プリズム部３
２はレンズ２９の内面に設けられている。車両用灯具前
方はプリズム部３２を透過したバルブ２５からの直射
光、湾曲反射面２７からの反射光により照明される。脚
部３０は装着溝２３に挿入され、レンズ２９は装着溝２
３にホットメルト等の接着材料が充填されてハウジング
２１に固定される。レンズ２９はバルブ２５の光軸Ｚに
対してスラントした形状を呈しており、３３はそのレン
ズ２９の外形線である。レンズ２９の脚部３０の基部３
４は、図２に拡大して示すように、型抜きを考慮して内
側が肉厚とされている。この基部３４の内面を外方に向
けて延長した延長線３５と外形線３３との為す角度θ１
は鋭角であり、すなわち、レンズ２９と脚部３４とが斜
めに交差し、レンズ２９はその外形線３３に沿って脚部
３０よりも外方に向かって延びる外方延長部３８を有
し、外方延長部３８から脚部３０の基部３４に渡る部分
が破線で示すように光源から到来する光を分光させるプ
リズム作用部１５となっている。また、脚部３０を装着
溝２３の方向に向けて延長した延長線３６と延長線３５
との為す角度はθ２であり、この角度θ２はレンズ成形
時の型抜き、プリズム作用部１５の拡散角度を考慮して
定められる。基部３４にはその内面に光束拡散部として
のプリズム部３７が形成されている。バルブ２５からの
光束の直射光Ｐ、リフレクター立ち壁２８による反射光
Ｑは、このプリズム部３７により拡散され、従って、こ
の基部３４の部分を透過して外に導かれた光束の分光が
防止できる。なお、この実施例では、光束拡散部をプリ
ズム部３７により構成したが、基部３４の内面をシボ加
工等を用いて粗面とすることにより光束拡散部を形成し
てもよい。
【０００９】すなわち、本考案によれば、ハウジングの
装着溝に装着されるレンズ脚部の基部を透過して外に導
かれる光束の分光を防止でき、かつ、視認性が向上す
る。
装着溝に装着されるレンズ脚部の基部を透過して外に導
かれる光束の分光を防止でき、かつ、視認性が向上す
る。
【００１０】
【効果】本考案に係わる車両用灯具は、以上説明したよ
うに構成したので、ハウジングの装着溝に装着されるレ
ンズ脚部の基部を透過して外に導かれる光束の分光を防
止できるという効果を奏する。
うに構成したので、ハウジングの装着溝に装着されるレ
ンズ脚部の基部を透過して外に導かれる光束の分光を防
止できるという効果を奏する。
【図１】本考案に係わる車両用灯具の水平断面図であ
る。
る。
【図２】本考案に係わる車両用灯具の要部拡大図であ
る。
る。
【図３】従来の車両用灯具の水平断面図である。
【図４】従来の車両用灯具の部分拡大図である。
２０…湾曲角部 ２１…ハウジング ２２…レンズ開口 ２３…装着溝 ２５…バルブ ２９…レンズ ３０…脚部 ３３…外形線 ３４…基部 ３５…延長線 ３７…プリズム部（光束拡散部） Ｚ…光軸
Claims (1)
- 【請求項１】 ハウジングにレンズ装着溝が形成され、
該ハウジングのレンズ開口には光源の光軸に対してスラ
ントした外形線を有するレンズが設けられ、前記レンズ
には前記装着溝に装着される脚部が形成され、該脚部と
前記レンズとが斜めに交差し、前記レンズは該レンズの
外形線に沿って前記脚部よりも外方に向かって延びる外
方延長部を有する車両用灯具において、前記脚部の基部
であって前記レンズの内面側に光束拡散部を形成したこ
とを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992070846U JP2570658Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992070846U JP2570658Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 車両用灯具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636113U JPH0636113U (ja) | 1994-05-13 |
| JP2570658Y2 true JP2570658Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13443343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992070846U Expired - Lifetime JP2570658Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570658Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60192302U (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-20 | スタンレー電気株式会社 | 車輛用灯具のレンズ |
| JPH0583904U (ja) * | 1991-04-05 | 1993-11-12 | スタンレー電気株式会社 | ヘッドランプのレンズ |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP1992070846U patent/JP2570658Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0636113U (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213 Year of fee payment: 10 |