JP2570480B2 - レベル変換回路 - Google Patents

レベル変換回路

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JP2570480B2
JP2570480B2 JP2217559A JP21755990A JP2570480B2 JP 2570480 B2 JP2570480 B2 JP 2570480B2 JP 2217559 A JP2217559 A JP 2217559A JP 21755990 A JP21755990 A JP 21755990A JP 2570480 B2 JP2570480 B2 JP 2570480B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レベル変換回路に関し、特に、トランジス
タのベースエミッタ間逆耐圧問題をなくしたCMOS/ECLレ
ベル変換回路に関する。
従来の技術 従来のCMOSレベルをECL(Emitter Coupled Logic)レ
ベルに変換する回路を第1図〜第9図に示す。
第7図は、ECLを構成する差動回路の一方の入力に参
照電圧7を印加し、もう一方の入力にCMOSレベルを入力
するというものである。
CMOSレベル入力1が参照電圧(Vref)7より大きくな
るとECL出力10はロウレベルからハイレベルへ変化す
る。
第8図はCMOSレベルを抵抗分割することにより、第7
図と同じ差動回路に入力するものである。閾値が抵抗分
割によって変化することと、抵抗に流れる電流をCMOS出
力で駆動しなければならないこと以外は第7図と同じ動
作原理である。すなわち、抵抗分割することによって、
トランジスタ5のベースすなわちECL入力2のロウレベ
ルを0Vではなく、0VとVCCの間に設定したものである。
第9図はトランジスタ3よりなるエミッタホロワを介
してECL入力2に信号を印加するものである。エミッタ
ホロワによって、ECL入力2のハイレベルはVCCよりトラ
ンジスタのベース・エミッタ間電圧一段分低い値となる
が、ロウレベルは0Vである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、第7図、第9図の従来のレベル変換回
路では、ECL入力2のロウレベルが0Vとなるために、ト
ランジスタ5のベース・エミッタ間が大きく逆バイアス
されるという欠点があった。
第7図に示された従来回路(1)の動作を第5図、第
6図に示す。
横軸の入力端子1の電圧がVrefを超えたところで出力
端子10の電圧はロウレベルからハイレベルに変化する。
一方、トランジスタ5、6のエミッタ電圧は破線で示す
ようにトランジスタ5、6のベース電圧の高い方よりト
ランジスタ5又は6のベースエミッタ間電圧VBEだけ低
い値となる。すなわち、端子1の電圧がVrefより低いと
きにはトランジスタ5、6のエミッタ電圧は(Vref−V
BE)となり、端子1の電圧がVrefより大きいときには
(端子1の電圧−VBE)となる。
第5図をみると、入力端子1の電圧が0Vのときに、ト
ランジスタ5の逆バイアスは−(Vref−VBE)Vとな
る。
この電圧を小さくするために、第6図に示すようにV
refの値を低く設定すると、入力端子1の電圧が0Vのと
きにはトランジスタ5のベースエミッタ間の逆バイアス
電圧は低くなる。
しかしながら、入力端子1の電圧がVCCとなったとき
に逆にトランジスタ6のベースエミッタ間が−(VCC−V
ref−VBE)Vだけ逆バイアスされてしまう。なぜなら、
トランジスタ6ベースには常にVrefが印加されているか
らである。
トランジスタの高速化がすすむと、トランジスタのベ
ースエミッタ間の逆耐圧が問題になることが考えられ
る。特にCMOSレベルが入力される端子には0VかVCCが印
加されるので、第5図、第6図のトランジスタの逆バイ
アスが最も大きくなるところに動作点が設定されること
となる。
CMOSレベルのロウレベルを上げるために、第8図のよ
うに抵抗分割することは可能であるが、端子1に印加さ
れるCMOS出力は、ロウレベルのときに抵抗に流れる電流
を駆動する必要がある。このために、立上がり、立下が
り時間が遅くなることが考えられる。
第9図はCMOSとECLの間にエミッタホロワを入れたも
のであるが、端子1が0Vのときには端子2の電圧は0Vで
あり、端子1の電圧がVCCのときには端子2の電圧はVCC
−VBEとなるので第7図の回路と同じ問題をかかえてい
る。
本発明は従来の上記実情に鑑みてなされたものであ
り、従って本発明の目的は、従来の技術に内在する上記
課題を解決することを可能とした新規なレベル変換回路
を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成する為に、本発明に係るレベル変換回
路は、CMOSレベルの信号が入力されるエミッタホロワを
構成するトランジスタのコレクタとエミッタの間にレベ
ルシフト素子を備えて構成される。
実施例 次に、本発明をその好ましい各実施例について図面を
参照して具体的に説明する。
第1図は本発明による第1の実施例を示す回路構成図
である。
第1図を参照するに、トランジスタ5、6、定電流源
9よりなるECLの1つの入力であるトランジスタ6のベ
ースには参照電圧(Vref)7が印加され、もう1つの入
力であるトランジスタ5のベースに本発明に係るレベル
変換回路の出力である端子2の電圧が印加される。トラ
ンジスタ3と定電流源8よりなるエミッタホロワにおい
て、トランジスタ3のベースにはCMOSレベルの信号が印
加される。トランジスタ3のコレクタエミッタ間にはレ
ベルシフト素子4が並列に接続されている。レベルシフ
ト素子4として、本実施例においては、直列接続された
4つのダイオードが使用されている。ここで、第1図の
回路の動作を第3図、第4図に示す。
第3図、第4図を参照するに、第3図、第4図が第5
図、第6図と異なる点は、入力電圧0Vのときにも端子2
の電圧が0Vとはならず、レベルシフト素子4の両端電圧
をVLSとしたときに、(VCC−VLS)Vとなる点である。
このようにすれば入力電圧が0Vのときにもトランジスタ
5のベースエミッタ間逆バイアスは[Vref−VBE−(VCC
−VLS)]Vとなり、第5図にくらべて大幅に改善され
る。
第4図の場合にもトランジスタ6のベースエミッタ間
逆バイアスも改善されていることがわかる。つまり、ト
ランジスタ5、6の逆バイアス電圧は、Vref7とレベル
シフト素子4の端子間電圧を適正に設定することによ
り、最小限にとどめることが可能となる。
第2図は本発明による第2の実施例を示す回路構成図
であり、レベルシフト素子として抵抗を用いた場合の実
施例である。動作は第1図に示した前記第1の実施例と
同じである。
ここで、レベルシフト素子4の両端電圧VLSが最大と
なるのは入力端子1の電圧が0Vのときであり、 第1図に示した第1の実施例は、ダイオードの順方向
電圧をVF、ダイオードの数をnとすると、VLS=nVFであ
り、 第2図に示した第2の実施例は、抵抗値をR、定電流
源8の電流値をIOとすると、VLS=IORとなる。
このことは、第1図に示された第1の実施例は離散的
に、第2図に示された第2の実施例は連続的にレベルシ
フト素子の端子間電圧を設計することができることを示
している。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、CMOSレベルの
信号をECLレベルの信号に変換する回路において、エミ
ッタホロワを構成するトランジスタのコレクタエミッタ
間にレベルシフト素子を並列に接続することにより、エ
ミッタホロワのロウレベルを0Vではなく、(VCC−VLS
V(VLS:レベルシフト素子の両端電圧)となり、ECLを
構成するトランジスタのベースエミッタ間逆バイアス電
圧を最小限におさえることができるという効果が得られ
る。
今後トランジスタの高速化が進み、トランジスタサイ
ズの微細化が進むと、トランジスタのベースエミッタ間
逆耐圧の低下は避けられない問題であり、本発明に係る
回路は高速LSIを実現する上で重要なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による第1の実施例を示す回路構成図、
第2図は本発明による第2の実施例を示す回路構成図、
第3図は本発明による第1の実施例の動作を示す図(そ
の1)、第4図は本発明による第1の実施例の動作を示
す図(その2)、第5図は第7図に示した従来回路
(1)の動作を示す図(その1)、第6図は第7図に示
した従来回路(1)の動作を示す図(その2)、第7図
は従来回路(1)の回路図、第8図は従来回路(2)の
回路図、第9図は従来回路(3)の回路図である。 1……CMOS入力端子、2……ECL入力端子、3、5、6
……トランジスタ、4……レベルシフト素子、7……参
照電圧(Vref)、8、9……定電流源、10……ECL出力
端子、11……電源端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の入力に参照電圧が印加されたECL(E
    mitter Coupled Logic)を構成する差動増幅回路のもう
    一つの入力に印加される電圧を生成するエミッタホロワ
    よりなるレベル変換回路において、コレクタが電流に接
    続され、エミッタが定電流源を介してグランドに接続さ
    れ、ベースにCMOSレベルの信号が入力される第1のトラ
    ンジスタよりなる前記エミッタホロワは、前記第1のト
    ランジスタのコレクタとエミッタの間にレベルシフト素
    子を並列に接続されて備えられ、該レベルシフト素子は
    1つ又は2つ以上の直列に接続されたダイオードよりな
    り、前記ダイオードのアノード側が前記第1のトランジ
    スタのコレクタに接続され、前記ダイオードのカソード
    側が前記第1のトランジスタのエミッタに接続されてい
    ることを特徴とするレベル変換回路。
  2. 【請求項2】前記第1のトランジスタのコレクタとエミ
    ッタ間に接続されたレベルシフト素子は前記ダイオード
    の代りに抵抗により構成されることを更に特徴とする請
    求項(1)に記載のレベル変換回路。
JP2217559A 1990-08-17 1990-08-17 レベル変換回路 Expired - Lifetime JP2570480B2 (ja)

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JPH04100314A JPH04100314A (ja) 1992-04-02
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