JP2570144B2 - タイムスタンプによるパケット再送制御方法 - Google Patents

タイムスタンプによるパケット再送制御方法

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JP2570144B2
JP2570144B2 JP28200293A JP28200293A JP2570144B2 JP 2570144 B2 JP2570144 B2 JP 2570144B2 JP 28200293 A JP28200293 A JP 28200293A JP 28200293 A JP28200293 A JP 28200293A JP 2570144 B2 JP2570144 B2 JP 2570144B2
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packet
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time stamp
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展久 白石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパケット再送制御方法に
関し、特にタイムスタンプを使用して過剰なパケットの
再送を防止するパケット再送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LAN等のネットワーク上の通信装置間
で種々の情報をパケット形式で送受信する通信システム
においては、送信先通信装置はパケットを受信したとき
到達通知を送信元通信装置に返すようにし、送信元通信
装置は、パケットの送信後、所定時間経過しても到達通
知が返されて来ないパケットについては、同一パケット
を再度送信するようにしている。
【0003】このようなパケットの再送制御が行われる
ことにより、パケットが送信先通信装置に到着せず紛失
してしまった場合でも、同一パケットを確実に送信先通
信装置に送り届けることができ、パケット伝送の完全性
が保証される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信元
通信装置がパケットの送信後、所定時間経過しても送信
先通信装置からの到達通知を受信し得ない原因には、パ
ケットの紛失以外に、通信回線の混雑によるパケット伝
送の遅れがあるため、通信回線が混雑しているときに送
信元通信装置がパケットを送信すると、パケットが紛失
していないにもかかわらず、パケットの再送が行われ、
この再送パケットが更に通信回線に負担をかけて結果的
に更にそのパケットの伝送が遅れ、更なるパケット再送
を招くという悪循環に陥ってしまうという問題点があ
る。
【0005】なお、例えば特開平4−47825号公報
に見られるように、ネットワークのトラフィック状況に
基づいてパケットの再送を行う再送インターバルを変化
させるようにした技術が提案されている。このような技
術は、トラフィック状況が緩やかに変化する場合等、或
る条件の下では有効な技術であるが、トラフィック状況
が頻繁かつ急激に変化する場合など将来のトラフィック
状況を正確に予測することができない状況では効果は期
待できない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、通信回線の混雑等によりパ
ケットの伝送が遅延することとなったときには、速やか
にその旨を送信元通信装置に通知してパケットの再送を
抑止することにより、パケットの紛失でなく通信回線等
の混雑によりパケットの伝送が遅延した場合における無
駄なパケットの再送を確実に防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ネットワークにより接続された送信先通
信装置から到着通知の得られなかった送信パケットを送
信元通信装置が再送するように構成された通信システム
におけるパケット再送制御方法において、送信元通信装
置は、送信先通信装置にパケットを送信する際に、該パ
ケットに発信時刻を示すタイムスタンプを付加して送信
すると共に、パケット再送用タイマを初期化し、前記送
信元通信装置から前記送信先通信装置に至るネットワー
ク上の中継装置は、受信したパケット中のタイムスタン
プが示す時刻と現在時刻とを比較し、タイムスタンプが
示す時刻から現在時刻までの経過時間が、前記パケット
再送用タイマがタイムアウトするまでの一定時間より短
い時間内で予め定められた時間以上経過しているパケッ
トに関しては、そのパケットが現在処理中である旨の通
知信号を通知専用回線を通じて前記送信元通信装置に送
すると共に、前記タイムスタンプの示す時刻を現在時
刻に再設定してパケットを中継し、前記送信元通信装置
は、前記中継装置から前記通知信号を受けることによ
り、パケット再送用タイマを初期化し、パケット再送用
タイマがタイムアウトすることにより、パケットを再送
するようにしている。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0009】図1を参照すると、本発明の一実施例を適
用した通信システムの一例は、パケットの送信元となる
通信装置11と、パケットの受信元となる通信装置14
と、通信装置11から通信装置14へ送信されたパケッ
トを中継する中継装置12,13と、通信装置11と中
継装置12とを接続する通信回線15と、中継装置12
と中継装置13とを接続する通信回線16と、中継装置
13と通信装置14とを接続する通信回線17と、通信
装置11,14および中継装置12,13相互を接続す
る通知専用回線18とで構成されている。
【0010】図2は送信パケットのフォーマットの一例
を示す図、図3はパケットの送り元となる通信装置11
の処理の一例を示すフローチャート、図4は各中継装置
12,13の処理の一例を示すフローチャート、図5は
パケットの送り先となる通信装置14の処理の一例を示
すフローチャートである。以下、各図を参照して本実施
例の動作を説明する。
【0011】通信装置11は、通信装置14に種々のデ
ータを送信する場合、図3に示すような処理を通信装置
11上で動作するソフトウェアによって実行する。
【0012】先ず、通信装置11は、通信装置14にデ
ータを送信する場合、図2に示すようなヘッダ21,伝
送データ22,タイムスタンプ23およびフッタ24か
ら構成されるパケットにおける伝送データ22に送信デ
ータを設定し、且つ、タイムスタンプ23の箇所に発信
時刻を設定し、ヘッダ21に送り元となる通信装置11
のアドレスや送り先となる通信装置14のアドレス,パ
ケット番号等を設定し、通信回線15に送信する(図3
のステップ3−1)。
【0013】次に、通信装置11は、再送用タイマを初
期化し(ステップ3−2)、送信先の通信装置14から
通知専用回線18を経由して到着通知が返信されたか否
かの監視(ステップ3−3),途上の中継装置12,1
3から通知専用回線18を経由して処理中通知が通知さ
れたか否かの監視(ステップ3−4),再送用タイマが
タイムアウトしたか否か即ち送信から一定時間T以上経
過したか否かの監視を行う(ステップ3−5)。
【0014】そして、再送用タイマがタイムアウトする
までの一定時間T以内に送信先の通信装置14から通知
専用回線18を経由して到着通知が来た場合(ステップ
3−3でYes)、パケットは無事到着したものとし
て、そのパケット送信に関する処理を終了し、ステップ
3−1に戻って次に送信すべきパケットの処理へ進む。
【0015】また、再送用タイマがタイムアウトするま
での一定時間T以内に通知専用回線18を経由して何れ
かの中継装置12,13から処理中通知が来た場合(ス
テップ3−4でYes)、パケットは紛失しておらず現
在中継処理中であるとして、ステップ3−2に戻って再
送用タイマを初期化し、再びステップ3−3〜3−5の
監視を始める。
【0016】他方、再送用タイマがタイムアウトするま
での一定時間T以内に到着通知,処理中通知の何れも来
ない場合(ステップ3−5でYes)、パケットは紛失
されたものとして、パケットを再送する(ステップ3−
6)。なお、このとき再送されるパケット中のタイムス
タンプ23は再送による発信時刻である。
【0017】通信装置11から通信回線15に送信され
たパケットは、中継装置12で中継されて通信回線16
を経由して中継装置13に送られ、この中継装置13で
更に中継されて通信回線17を経由して通信装置14に
届けられる。
【0018】各中継装置12,13は、当該装置上で動
作するソフトウェアによって図4に示すような処理を行
っている。
【0019】先ず、各中継装置12,13は、パケット
を受信すると(ステップ4−1)、受信したパケットの
図2に示すタイムスタンプ23に設定されている発信時
刻と現在時刻とを比較して、パケットが送信から一定時
間t以上経過しているか否かを検査する(ステップ4−
2)。ここで、一定時間tは、送信元の通信装置11に
おける再送用タイマがタイムアウトするまでの一定時間
Tより短い時間、例えば半分程度の時間に設定される。
【0020】そして、パケットの送信から一定時間t以
上経過していなければ(ステップ4−2でNo)、受信
したパケットを、タイムスタンプ23の値をいじらずに
そのまま中継する(ステップ4−5)。
【0021】他方、パケットの送信から一定時間t以上
経過していれば(ステップ4−2でYes)、例えば各
パケットに振られたパケット番号等を指定して該当パケ
ットが現在処理中である旨を、通知専用回線18を通じ
て、そのパケットの送信元である通信装置11に通知す
る(ステップ4−3)。そして、受信したパケット内の
タイムスタンプに現在時刻を再設定し(ステップ4−
4)、この再設定後のパケットを中継する(ステップ4
−5)。
【0022】中継装置12,13によって中継された通
信装置11からのパケットは、最終的な送り先である通
信装置14で受信される。通信装置14は、装置上で動
作するソフトウェアによって図5に示すような処理を行
っており、自己宛のパケットを受信すると(ステップ5
−1でYes)、当該パケットの到着通知を通知専用回
線18を通じて送り元の通信装置11へ送信する(ステ
ップ5−2)。
【0023】以上のような動作が行われることにより、
パケット伝送の遅れのうち、通信回線の混雑による遅れ
に関しては、各中継装置12,13から一定時間間隔で
通知が上がってくるので、パケット再送が行われず、不
要なパケット再送を抑止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイムス
タンプによるパケット再送制御方法によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。
【0025】パケットに発信時刻を示すタイムスタンプ
を付加して送信し、各中継装置はパケットを処理する際
にそのパケットの持つタイムスタンプと現在時刻とを比
較して発信から一定時間以上経過しているパケットに関
しては、そのパケットが現在処理中である旨を送信元通
信装置に送信し、送信元通信装置はこの通知を受けるこ
とによりパケット再送用タイマを初期化するようにした
ので、パケットの紛失でなく通信回線等の混雑によりパ
ケットの伝送が遅延した場合における無駄なパケットの
再送を防止することができる。
【0026】送信されたパケット自体の伝送遅れ時間を
調べているため、トラフィックが急激に変化する場合に
も対処できる。
【0027】各中継装置からの通知信号を通知専用回線
を使用して送信元通信装置に送るようにしたので、通知
信号自体がパケット伝送用の通信回線の過負荷を招くこ
とはない。
【0028】中継装置は、パケットが現在処理中である
旨の通知信号を送信元通信装置に送信したらタイムスタ
ンプの示す時刻を現在時刻に再設定してパケットを中継
するので、基本的に、パケットの伝送が幾ら遅延しても
送信元通信装置からの同一パケットの再送を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した通信システムの一
例を示すブロック図である。
【図2】送信パケットのフォーマットの一例を示す図で
ある。
【図3】パケットの送り元となる通信装置の処理の一例
を示すフローチャートである。
【図4】中継装置の処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】パケットの送り先となる通信装置の処理の一例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…パケットの送り元となる通信装置 12,13…中継装置 14…パケットの送り先となる通信装置 15〜17…パケットを伝送する通信回線 18…通知専用回線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークにより接続された送信先通
    信装置から到着通知の得られなかった送信パケットを送
    信元通信装置が再送するように構成された通信システム
    におけるパケット再送制御方法において、 送信元通信装置は、送信先通信装置にパケットを送信す
    る際に、該パケットに発信時刻を示すタイムスタンプを
    付加して送信すると共に、パケット再送用タイマを初期
    し、 前記送信元通信装置から前記送信先通信装置に至るネッ
    トワーク上の中継装置は、受信したパケット中のタイム
    スタンプが示す時刻と現在時刻とを比較し、タイムスタ
    ンプが示す時刻から現在時刻までの経過時間が、前記パ
    ケット再送用タイマがタイムアウトするまでの一定時間
    より短い時間内で予め定められた時間以上経過している
    パケットに関しては、そのパケットが現在処理中である
    旨の通知信号を通知専用回線を通じて前記送信元通信装
    置に送信すると共に、前記タイムスタンプの示す時刻を
    現在時刻に再設定してパケットを中継し、 前記送信元通信装置は、前記中継装置から前記通知信号
    を受けることにより、パケット再送用タイマを初期化
    し、パケット再送用タイマがタイムアウトすることによ
    り、パケットを再送することを特徴とするタイムスタン
    プによるパケット再送制御方法。
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