JP2009141565A - 受信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ネットワークの輻輳を回避し、パケットの損失を防ぐようにトラフィック制御するTCP受信端末装置を提供することを目的とする。
【解決手段】受信端末装置は、複数の接続先に対応した受信パケットのTCP処理を行うTCP制御手段と、各々の接続先へのウィンドウ・サイズを決定するコネクション管理手段と、各々の接続先に返信するACKの送信間隔を調整、制御することによりネットワークのトラフィック制御を行うACK送信間隔制御手段とを備える。受信端末装置より、各々のコネクション毎にACKを送信する間隔を調整することにより、複数の送信端末装置の送信タイミングを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の通信プロトコルに従ってデータを受信する受信端末装置に関するものである。
図7に示すように、宅内にIEEE802.3にて規定されるネットワーク1を使用し、ルータ3を介して宅外のインターネット2を利用した動画配信サービス21、動画、音楽ダウンロード配信サービス22が一般に普及し、宅内ではデジタルTV10、デジタル・ビデオ録画機11並びに12、オーディオ機器13、PC14、ネットワーク上のコンテンツ・サービスからストリームを再生したり、ダウンロードを行い蓄積したり、他の機器のコンテンツを蓄積、あるいは蓄積したコンテンツの配信を行うような複数のサービスに対応したホーム・サーバ15とのネットワークを介した機器連携が行われ、動画、音楽等のストリーミングへの対応が普及しつつある。
これまで、前記サービス等は、単独のサービスに対応した例えばデジタルTV10、デジタル・ビデオ録画機11並びに12、オーディオ機器13のようなAV装置等で行われている。しかし、例えば、動画配信されたストリーミングを再生しながら、別の動画や音楽コンテンツのダウンロード、あるいは別の装置からの動画、音楽コンテンツのコピー、ムーヴ等の複数サービスを同時に行うホーム・サーバ15のような製品も望まれている。
これらの通信サービスには、通信品質の確保の観点からTCP通信プロトコルがよく利用される。TCP通信プロトコルの特徴としては、
・ 各TCPコネクションは個別に処理される。
・個別処理したTCPコネクションは個別に各々の接続送信先向けに送達確認応答パ ケット(以下ACKパケットと呼ぶ)生成を行い返信する。
・送信元は応答されたACKパケットを受けデータ送信を行う。
・コネクション毎のデータはバースト的に伝送される。
等が挙げられる。
図8は宅内のネットワーク構成を示した図である、送信端末装置201、202、203は、図7のTV10、デジタル・ビデオ録画機11並びに12、オーディオ機器13、PC14に相当する。また、受信端末装置210はホーム・サーバ15に相当し、ネットワーク1はスイッチング・ハブ(以下SW−HUBと呼ぶ)220を介して構成されている。
前記で述べた受信端末装置210において、複数のサービスを同時におこなうため、送信端末装置201、202、203の複数の接続先を持ち、個々にTCP通信プロトコル処理を行うことから、受信端末装置210により返信されたACKパケットを受けた送信端末装置201、202、203の送信元が各々同時にデータ231、232、233を送信した場合にSW−HUB220では経路250の出力されるデータ量に対して入力されるデータ量がN倍となり、受信端末装置210に転送処理が追いつかないパケットが溜まる。パケットを溜め切れなければパケットを損失し、輻輳が発生する。
簡単に輻輳回避を実現できる方法として、IEEE802.3(非特許文献1参照)にて規定されるイーサネット(登録商標)・ネットワークでは、IEEE802.3xにおいてフロー制御が規定されている。IEEE802.3xでのフロー制御とは、受信側より、送信を止めるための特別なフレームであるPauseフレームが定義されおり、送信側がそのPauseフレームを受け取ると送信を一定時間行わない仕様になっている。この動作を図9に示す。
図9では、SW−HUB320を介して、受信端末装置210、310と複数の送信端末装置201、202、203、304が接続されている。受信端末装置210と送信端末装置201、202、203はTCP通信プロトコルに従ったコネクションが張られ、通信状態にあり、受信端末装置310と送信端末装置304はTCP通信プロトコルに従ったコネクションが張られ、通信状態にある。
ここで送信端末装置201、202、203、304が一斉に受信端末装置210、310に対してデータ231、232、233、334の送信を行った場合、SW−HUB320に受信端末装置210に転送するパケットが溜まることになり、SW−HUB320にてパケットを溜めることができなくなると、送信端末装置201、202、203、304に対してPauseフレーム341、342、343、344を出し、送信を止めるように制御する。各々の送信端末装置では、Pauseフレームを受信すると送信を一定期間停止する。このことにより、SW−HUB320での輻輳を回避することができる。
しかしながら、このフロー制御による輻輳回避では、すべて送信自体を止めてしまうため、送信端末装置304から受信端末装置310に対する経路351以外の輻輳状態にないネットワークの接続先への送信も止まることになり、送信端末装置304から受信端末装置310のような通信に悪影響を及ぼすことになる。
その他、ネットワークの輻輳を回避するため、種々の提案がなされている。その大部分がインターネットのような大規模ネットワーク、企業内での中規模なネットワークを想定したもので、送信端末装置側、あるいはネットワーク上のルータ等の中継装置にて実現するものである。
例えば、従来例である特開2004−260668号公報(特許文献1)では、図10に示すように送信端末装置400にて、ネットワークの輻輳を起こさないように、コネクション毎にネットワークに送信するタイミングが重ならないように調整する方法が提案されている。図10において、アプリケーション手段401から経路450を通して送られたデータは分割送信制御手段410にコネクション毎に送信レートに合せて分割されて、経路451を通し、送受信手段411に渡される。
そして、送受信手段411にて、各コネクションに対応したネットワーク1への経路460、461、462にそれぞれデータは送信されるが、送信時にコネクション毎のデータ送信タイミングをずらし、各コネクションのデータ・フローの重なりを少なくするように送信する。図11に従来例でのネットワーク上のトラフィックの様子を示す。
図11において、経路460、461、462のデータ・フロー501、502、503は重なることはないようにネットワークのトラフィック量を平滑化することで、ネットワークの輻輳を回避する。従来例では、送信端末装置400の1つの送信端末装置にて複数のコネクションを通して送信するため、各コネクションの送信状態を把握しやすく、各々のコネクション毎に調整することは容易であるが、今回、課題とする複数ある各々独立した送信端末装置から送信される場合は、送信側の各々の装置がネットワークにつながった他の送信端末装置の送信状態を把握することは無い。そのため、送信側にて送信タイミングを調整することは困難である。
特開2004−260668号公報 IEEE Std 802.3ad−2000 Edition( Published by The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc. 3 Park Avenue, New York, NY 10016-5997, USA 8 March 2002 )
本発明は上記問題点に鑑み、ネットワークの輻輳を回避し、パケットの損失を防ぐようにトラフィックを制御するTCP受信端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる受信端末装置は、TCP通信プロトコルを使用した複数の接続先とのデータ伝送において、
複数の接続先に対応した受信パケットのTCP処理を行うTCP制御手段と、
各々の接続先へのウィンドウ・サイズを決定するコネクション管理手段と、
各々の接続先に返信するACKの送信間隔を調整、制御することによりネットワークのトラフィック制御を行うACK送信間隔制御手段を備え、
受信端末装置より、各々のコネクション毎にACKを送信する間隔を調整することにより、複数の送信端末装置の送信タイミングを制御する。
本発明によれば、複数の接続先に通知するACKの各送信先に向けて返信する送信間隔を拡げることにより、送信端末装置ではその返信されたACKを受信したタイミングを基にパケットの送信を行うため、ネットワーク負荷分散を考慮でき、輻輳を回避できることからネットワーク上でのパケット損失を防ぎ、ネットワークの利用効率の向上が図れる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の例を示した図である。図2は、本実施の形態のネットワーク構成を示したものであり、図3は本発明でのトラフィック制御を説明した図である。図1、2、3を使用して本発明の受信端末装置を説明する。
図2において、図1の受信端末装置601は、経路750によりSW−HUB720と、送信端末装置201、202、203は経路701、702、703を通してSW−HUB720と接続され、ネットワークを構成している。受信端末装置601と送信端末装置201、202、203とは各々TCPコネクションを確立し、通信可能な状態にある。また、図1において、アプリケーション部650、651、652は、図2の送信端末装置201、202、203の送信したデータを各々処理する。
図3において、図2の受信端末装置601は、送信端末装置201、202、203に対して、返信したウィンドウ・サイズ分の伝送路を占有する時間850、851、852を設けるように、ACKの返信間隔とウィンドウ・サイズを制御する。このウィンドウ・サイズ分の伝送路を占有する時間は、各接続先に対応したウィンドウ・サイズ分の伝送時間(TXT)を予測した値を使用する。
ウィンドウ・サイズ(TX_WIN_SZ)は、ACK返信するACK番号(ACK)とバッファの空き容量(RX_EMP_SZ)と受信したパケットのSEQ番号より、以下のように求めることができる。
TX_WIN_SZ=ACK + RX_EMP_SZ ― SEQ (式1)
TXT1 = TX_WIN_SZ × 8 / 4 (受信クロック・サイクル)(式2)
受信データには、パケット・ヘッダ分のオーバヘッド(以下OHと呼ぶ)存在するため、
TXT = TXT1 + TXT1/OH (式3)
で求めることができる。
図1において、このTXT(以下、TXT690)は、CPU640により、コネクション毎に、コネクション接続時に求められ、経路645を通してコネクション管理手段610に指示され、コネクションを解除するまで使用される。CPU640等のソフトによりTXTを算出するときに、式1のRX_EMP_SZは、そのコネクションにて最大受信可能なバッファ容量が使用される。
次に、コネクション管理手段610は、ACK送信間隔調整手段611にて送信するACK要求が無いことを確認すると、図2の送信端末装置201に対するウィンドウ・サイズを式1で求め、受信可能なウィンドウ・サイズ(以下、TX_WIN_SZ691と呼ぶ)は経路661を通してTCP制御手段614に通知されるとともに、前記コネクション管理手段610に指示されたTXT690は経路660を通してACK送信間隔調整手段611に渡される。それ以降、ACK送信間隔調整手段611では、渡されたTXT650の時間内に送信端末装置201以外の送信端末装置に対するACK送信要求を保留する。
TCP制御手段614では、TX_WIN_SZ691のACKパケット810を生成し、ACK送信間隔調整手段611に経路662を通して送信要求を行い、許可されれば、ACKパケット810を経路662、ACK送信間隔調整手段611、経路663を通して送受信手段612に渡し、送受信手段612がネットワーク1に送信する。図2の送信端末装置201は、ネットワーク1を介してACK710を受信することで、送信を許可される。
図2において送信端末装置201は受信したウィンドウ・サイズを基に、送信パケットのデータ長分のパケットを経路701に順次送信する。受信端末装置601は、ネットワーク1を介して順次送信されたパケットを送受信手段612にて受信する。送受信手段612にて受信したパケットは経路664を通して受信フィルタ613にて、該当するコネクションを識別し、コネクション識別IDを決定する。経路665を通してTCP制御手段614にコネクション識別IDと受信パケットを渡す。TCP制御手段614にて、TCP通信プロトコルに従った受信TCP処理を行い、そのパケットのペイロード・データのみを抽出し、出力IF620に経路666を通して渡され、さらに経路667を通してアプリケーション部650に渡される。
また、TCP制御手段614では、前記パケットの受信TCP処理後にペイロードコネクション識別IDを基にコネクション管理手段610のTX_WIN_SZ691と参照する。そして、受信したパケット分のACK番号とTX_WIN_SZ691から受信したパケットのデータ長を差し引いたウィンドウ・サイズ(以下、CUR_WSZ692と呼ぶ)のACK811を生成し、ACK送信間隔調整手段611に経路662を通して送信要求を送る。
ACK送信間隔調整手段611では、送信要求されたACKがその時点での割り当てられたコネクションの占有時間であれば、送信を許可し、それ以外であれば、許可を保留する。許可されれば、TCP制御手段614はACKパケット811を経路662、ACK送信間隔調整手段611、経路663、送受信手段送612を通してネットワーク1を介して送信する。
さらに送信端末装置201からのパケットを受信すると、前記と同様にTCP制御処理手段614にて受信したパケット分のACK番号とTX_WIN_SZ650から区間850の間受信したパケットの総データ長を差し引いたウィンドウ・サイズ(以下、CUR_WSZ693と呼ぶ)のACK812、813を送信端末装置201に送信する。
最終的に、送信端末装置201がウィンドウ・サイズ分のパケットを送信した場合は、送受信手段612はウィンドウ・サイズ=0のACK814をACK送信間隔調整手段611、送受信手段612を通してネットワーク1に送信し、かつ、コネクション管理手段610に経路661にて当該コネクションのウィンドウ・サイズ分受信を通知する。ここで、送信端末装置201の占有区間は終了する。
コネクション管理手段610は、次の占有区間を割り当てるため、送信端末装置202に対するウィンドウ・サイズを式1で求め、受信可能なウィンドウ・サイズ(以下、TX_WIN_SZ693と呼ぶ)をTCP制御手段614に通知するとともに、前記コネクション管理手段610に指示されたTXT694を経路660でACK送信間隔調整手段611に渡す。そして、TX_WIN_SZ693のACKパケット820が送信端末装置202に送られる。これにより、送信端末装置202が受信端末装置601より許可された851の時間、送信を許可される。
このように、受信端末装置601がACKにより送信端末装置201、202、203の送信を制御することにより、ネットワークのトラフィックを平滑化することが可能となり、効率よくネットワークを使用できる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2の例を示した図である。また、図4は、本発明の実施の形態1のTCP制御手段614の構成を詳細にしたものである。図4、図3、図2を用いて本発明の構成を説明する。
図4において、各コネクションに対応した送信端末装置201から受信するパケットはTCP処理手段901にて、送信端末装置202から受信するパケットはTCP処理手段902にて、送信端末装置203から受信するパケットはTCP処理手段903にて個別に処理する構成である。
コネクション管理手段610は、ACK送信間隔調整手段611にて送信するACK要求が無いことを確認すると、図2の送信端末装置201に対するウィンドウ・サイズを式1で求め、受信可能なウィンドウ・サイズTX_WIN_SZ691をTCP制御手段614の当該コネクションを処理するTCP処理手段901に通知するとともに、前記コネクション管理手段610に指示されたTXT690は経路660を通してACK送信間隔調整手段611に通知され、ACK送信間隔調整手段611では、通知されたTXTの時間内にTCP処理手段901以外の処理手段からのACK送信要求を保留する。
TCP処理手段901では、ウィンドウ・サイズTX_WIN_SZ691のACKパケット810を生成し、ACK送信間隔調整手段611に送信要求を行う。TCP処理手段901は許可されれば、ACKパケット810を経路963、ACK送信間隔調整手段611、経路663、送受信手段612を介してネットワーク1に送信する。
図2の送信端末装置201は、ネットワーク1を介してACK810を受信することで、送信を許可される。送信端末装置201は受信したウィンドウ・サイズを基に、送信パケットのデータ長分のパケットを順次送信する。受信端末装置601は、ネットワーク1からの順次送信されたパケットを送受信手段612にて受信する。
送受信手段612にて受信したパケットは経路664を介して受信フィルタ613にて、TCP処理を行うTCP処理手段901、902、903のうちから該当する通知先1つを選択する。そして、経路665を介して選択したTCP処理手段901に受信パケットを通知する。
TCP処理手段901にてTCP通信プロトコルに従った受信TCP処理を行い、そのパケットのペイロード・データのみを抽出し、出力IF620に経路950を介して通知され、さらに経路667を介してアプリケーション部650に通知される。また、TCP処理手段901は、コネクション管理手段610の該当コネクションに割り当てられたTX_WIN_SZ691を参照する。そして、CUR_WSZ692のACK811を生成し、ACK送信間隔調整手段611に送信要求を通知する。
ACK送信間隔調整手段611では、送信要求されたACKがその時点での割り当てられたコネクションの占有時間であれば、送信を許可し、それ以外であれば、許可を保留する。許可されれば、TCP処理手段901はACKパケット810を経路963、ACK送信間隔調整手段611、経路663、送受信手段612を介してネットワーク1に送信する。さらに、パケットを受信すると同様にTCP処理手段901にてCUR_WSZ692のACK812、813を送信端末装置201に送信する。
最終的に、送信端末装置201がウィンドウ・サイズ分のパケットを送信した場合は、図2の受信端末装置601はウィンドウ・サイズ=0のACK814を送信端末装置201に送る。そして、受信端末装置601の内のTCP処理手段901は経路661にてコネクション管理手段610に当該コネクションのウィンドウ・サイズ分受信を通知する。ここで、送信端末装置201の占有区間は終了する。
コネクション管理手段610は、次の占有区間を割り当てるため、送信端末装置202に対するウィンドウ・サイズを式1で求め、ウィンドウ・サイズTX_WIN_SZ693をTCP処理手段902に通知するとともに、前記コネクション管理手段610に指示されたTXT694を経路660にてACK送信間隔調整手段611に通知する。そして、TX_WIN_SZ693のACKパケット820を送信端末装置202に送信する。
これにより、送信端末装置202が受信端末装置601より許可された時間、送信を許可される。このように図4に示す構成にて、図3のトラフィック制御が可能となる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3の例を示した図である。図5は、本発明の実施の形態1のTCP制御部の構成を別構成にしたものである。図5、図3、図2を用いて本発明の実施の形態3の例を説明する。
図5において、コネクション管理手段610は、ACK送信間隔調整手段1011にて送信するACK要求が無いことを確認すると、図2の送信端末装置201に対するウィンドウ・サイズを式1で求め、TX_WIN_SZ691とTXT650とを経路660を介してACK送信間隔調整手段1011に通知する。
ACK送信間隔調整手段1011では、通知されたTXTの時間内に送信端末装置201以外の送信端末装置に対するACK送信要求を保留する。ACK送信間隔調整手段1011では、TX_WIN_SZ691の図3のACKパケット810を生成し、ACKパケット810を経路663、送受信手段612を介してネットワーク1に送信する。
図2の送信端末装置201は、ネットワーク1を介してACK810を受信することで、送信を許可される。送信端末装置201は受信したウィンドウ・サイズを基に、送信パケットのデータ長分のパケットを順次送信する。受信端末装置601は、ネットワーク1からの順次送信されたパケットを送受信手段612にて受信する。
送受信手段612にて受信したパケットは経路664を介して受信フィルタ613にて、該当するコネクションを識別し、コネクション識別IDを決定する。経路1053を介してTCP処理手段1001にコネクション識別IDと受信パケットを通知する。
TCP処理手段1001にて、コネクション識別IDを基にコネクション管理手段610のTX_WIN_SZ691と参照する。そして、受信したパケットをTCP通信プロトコルに従い処理したのち、経路1050よりペイロード抽出手段1002よりペイロード・データのみ読み出され、当該コネクションに割り当てられた経路出力IF620に出力する。
ペイロード抽出手段1002では、当該コネクションのペイロード抽出したデータ長が予め指示された閾値に達したなら、ACK送信間隔調整手段1011にそのデータ長を経路1053にて通知し、ACK送信間隔調整手段1011ではTCP処理手段1001より経路1053を介して通知された受信したパケットのACK番号とTX_WIN_SZ691から経路1052で通知したデータ長を差し引いたCUR_WSZ651のACK711を生成し、送信要求されたACKがその時点での割り当てられたコネクションの占有時間であれば、送信を許可し、それ以外であれば、許可を保留する。許可されれば、ACK送信間隔調整手段1011はACKパケット811を送受信手段612に通知し、ネットワーク1を介して送信する。
さらにパケット受信すると、同様にTCP制御処理手段1001、ペイロード抽出手段1002で処理し、ACK送信間隔調整手段1011にてCUR_WSZ692のACK812、813を送信端末装置201に送信する。
最終的に、送信端末装置201がウィンドウ・サイズ分のパケットを送信した場合は、ACK送信間隔調整手段1011はウィンドウ・サイズ=0のACK814を送信端末装置201に送信する。そして、受信端末装置601の内のTCP処理手段1001は経路661にてコネクション管理手段610に当該コネクションのウィンドウ・サイズ分受信を通知する。ここで、送信端末装置201の占有区間は終了する。
コネクション管理手段610は、次の占有区間を割り当てるため、送信端末装置202に対するウィンドウ・サイズを式1で求め、TX_WIN_SZ693のACK送信間隔調整手段1011に通知するとともに、コネクション管理手段610に指示されたTXT694は経路660を介してACK送信間隔調整手段1011に通知する。そして、TX_WIN_SZ693のACKパケット820が送信端末装置202に送信される。これにより、送信端末装置202が受信端末装置1001より許可された時間、送信を許可される。
このように、受信端末装置1001が送信端末装置201、202、203の送信を制御することにより、ネットワークのトラフィックを平滑化することが可能となる。それにより、輻輳が起きず、受信端末装置601以外の送信を妨げることはないため、効率よくネットワークを使用できる。
また、実施の形態3の例では、実施の形態2の例からTCP制御部の共有化を図ることにより受信数の増加に対する回路規模を削減できる。これにより、安価に提供することができる。
(実施の形態4)
図6、本発明の実施の形態4の例を示した図である。図6は、本発明の実施の形態1の例で、ソフト処理とした送信間隔時間をハードウェアにて構成したものである。
図6において、コネクション管理手段610は、TX_WIN_SZを送信間隔算出手段1101に与え、送信間隔算出手段1101にてTXTを算出し、ACK送信間隔調整手段1111にTXTを与える構成をとる。
図6の送信間隔算出手段1101において、送信間隔時間の算出はハードウェアで構成され、ウィンドウ・サイズ(TX_WIN_SZ)は、ACK返信するACK番号(ACK)とバッファの空き容量(RX_EMP_SZ)と受信したパケットのSEQ番号より、以下のように求めることができる。
TX_WIN_SZ=ACK + RX_EMP_SZ ― SEQ (式1)
TXT1 = TX_WIN_SZ × 8 / 4 (受信クロック・サイクル)(式2)
TXT = TXT1 + TXT1/OH (式3)
ここで、OHであるが、ここでは、TCP通信プロトコルで一般的に使用するマックス・セグメント・サイズ(MSS)=1460B基準にOHを考慮すると数%以下であり、ハードウェアの実装から4bit右シフトすることとなる6.125%を使用する。
この場合、式3は、
TXT = TXT1 + ( TXT1 >> 4 )(式4)
となり、ハードウェアで容易に実装可能となる。その占有時間を監視するカウンターを(受信クロック)で計測する。このようにすることで、CPU負荷をさらに抑えることが可能となる。
以上、説明したように、本発明の各実施の形態により複数の接続先に通知する送達確認応答パケットの各送信先に向けて返信する送信間隔を拡げるにより、ネットワーク負荷分散を考慮し、輻輳を回避するできるため、ネットワーク上でのパケット損失を防ぎ、ネットワークの利用効率の向上が図れる。
また、TCPを用いて説明した各実施の形態は例示であって、本発明の範囲を限定するものでは無く、その他フロー制御を行う同様のプロトコルにおいても適用可能である。
本発明にかかる複数の接続先のACKの送信間隔とウィンドウ・サイズとを制御することによりトラフィック制御を行うTCP受信端末装置は、TCP通信プロトコルを使用するネットワーク伝送に柔軟に対応できる汎用性をもっている。そのため、ネットワークに接続されるデータを蓄積するサーバや複数の接続先のある家電製品等の用途に有用である。
本発明の実施の形態1の構成図 本発明の実施の形態1のネットワーク構成図 本発明の実施の形態1でのデータ・フロー図 本発明の実施の形態2の構成図 本発明の実施の形態3の構成図 本発明の実施の形態4の構成図 本発明に関わるネットワーク構成図 宅内のネットワーク構成図 IEEE802.3xによるフロー制御の説明図 従来の送信端末装置の構成図 従来例でのデータ・フロー図
符号の説明
1 宅内ネットワーク
2 インターネット
3 ルータ
10 デジタルTV
11、12 デジタル・ビデオ録画機
13 オーディオ機器
14 PC
15 ホーム・サーバ
21 動画配信サービス
22 動画、音楽ダウンロードサービス
201、202、203 送信端末装置
601 受信端末装置
610 コネクション管理手段
611 ACK送信間隔調整手段
612 送受信手段
613 受信フィルタ
614 TCP制御手段
620、621、623 出力IF
640 CPU
650、651、652 アプリケーション部
701、702、703 経路
720 SW−HUB
750 経路
810、811、812、813、814 送信端末装置201に対するACK
820、821、822、823 送信端末装置202に対するACK
830、831、832、833 送信端末装置203に対するACK
850 送信端末装置201の占有時間
851 送信端末装置202の占有時間
852 送信端末装置203の占有時間
901、902、903 TCP処理手段
950、951、952、961、962、963 経路
1001 TCP処理手段
1002 ペイロード抽出手段
1050、1051、1052、1053 経路
1101 送信間隔算出手段
1160、1161 経路

Claims (5)

  1. TCP通信プロトコルを使用した複数の接続先とのデータ伝送において、
    複数の接続先に対応した受信パケットのTCP処理を行うTCP制御手段と、
    各々の接続先へのウィンドウ・サイズを決定するコネクション管理手段と、
    各々の接続先に返信する送達確認応答パケットの送信間隔を調整、制御することによりネットワークのトラフィック制御を行うACK送信間隔制御手段とを具備する受信端末装置。
  2. 前記TCP制御手段は、
    複数の接続先に対応した受信パケットを接続先毎に対応したTCP処理を行い、保持する複数のTCP処理手段と、
    前記TCP処理手段にて処理された受信パケットよりペイロード・データ抽出する複数のペイロード抽出手段とを具備する請求項1記載の受信端末装置。
  3. 前記TCP制御手段は、
    複数の接続先に対応した受信パケットを前記コネクション管理手段のコネクション管理情報テーブルを参照して受信TCP処理し、保持する1つのTCP処理手段と、
    前記TCP処理手段にて処理された複数の接続先に対応した受信パケットのデータ量を監視し、所定の閾値を超えた接続先からの受信パケットをペイロード・データ抽出するペイロード抽出手段とを具備する請求項1記載の受信端末装置。
  4. 前記ACK送信間隔制御手段における送達確認応答パケットの送信間隔は、受信したパケットのシーケンス番号、送達確認応答パケットに含まれるウィンドウ・サイズならびにアクノリーッジ番号より決定し、送信間隔を調整、制御することを特徴とする請求項1記載の受信端末装置。
  5. 前記ACK送信間隔制御手段における送達確認応答パケットの送信間隔は、CPUの指示した送信間隔に従い、送信間隔を調整、制御することを特徴とする請求項1記載の受信端末装置。
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