JP2570112B2 - Pcm音声記録再生装置 - Google Patents
Pcm音声記録再生装置Info
- Publication number
- JP2570112B2 JP2570112B2 JP5166299A JP16629993A JP2570112B2 JP 2570112 B2 JP2570112 B2 JP 2570112B2 JP 5166299 A JP5166299 A JP 5166299A JP 16629993 A JP16629993 A JP 16629993A JP 2570112 B2 JP2570112 B2 JP 2570112B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- audio signal
- recording
- editing
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はPCM音声記録再生装
置、特に編集時における雑音を低減するPCM音声記録
再生装置に関する。
置、特に編集時における雑音を低減するPCM音声記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPCM音声記録再生装置は、図7
に示すように、音声入力端子1より入力された音声信号
は、A/D変換器3で量子化され、符号器4で一定時間
の音声信号を1つのまとまりとして誤り訂正符号の付加
さらにスクランブル等が行なわれた後変調器6で変調さ
れ、記録増幅器7で増幅されて、記録ヘッド8により記
録媒体9に記録される。
に示すように、音声入力端子1より入力された音声信号
は、A/D変換器3で量子化され、符号器4で一定時間
の音声信号を1つのまとまりとして誤り訂正符号の付加
さらにスクランブル等が行なわれた後変調器6で変調さ
れ、記録増幅器7で増幅されて、記録ヘッド8により記
録媒体9に記録される。
【0003】記録媒体9に記録された音声データ信号を
再生する場合、再生ヘッド10で読みとられ、再生増幅
器11で増幅された後、復調器12で復調され、復号器
13で、デスクランブル、誤り訂正が行なわれ、D/A
コンバータ16によりアナログ信号に戻されて17より
音声出力が出力される。記録媒体9への記録は、符号器
4による一定時間の音声のまとまり、あるいは、時間軸
圧縮による記録がされる場合は、さらに記録装置の記録
サイクルによる一定のブロックとして記録される。
再生する場合、再生ヘッド10で読みとられ、再生増幅
器11で増幅された後、復調器12で復調され、復号器
13で、デスクランブル、誤り訂正が行なわれ、D/A
コンバータ16によりアナログ信号に戻されて17より
音声出力が出力される。記録媒体9への記録は、符号器
4による一定時間の音声のまとまり、あるいは、時間軸
圧縮による記録がされる場合は、さらに記録装置の記録
サイクルによる一定のブロックとして記録される。
【0004】図8は従来方式の記録媒体9への記録形式
の一例を示したものである。図8(イ) には、“A”と
いう信号が、ブロック毎に分割されて記録されている。
ここに従来方式の編集をおこない、時間t1 からt2 の
区間のAn 〜An+k-1 のデータを図8(ロ) の“B”と
いう信号のBn 〜Bn+k-1 に置きかえた場合、編集は、
ブロック単位で入れ替えるため図8(ハ) のようにな
り、An-1 の次にBn ,Bn+k-1 の次にAn+k が並ぶよ
うに記録される。
の一例を示したものである。図8(イ) には、“A”と
いう信号が、ブロック毎に分割されて記録されている。
ここに従来方式の編集をおこない、時間t1 からt2 の
区間のAn 〜An+k-1 のデータを図8(ロ) の“B”と
いう信号のBn 〜Bn+k-1 に置きかえた場合、編集は、
ブロック単位で入れ替えるため図8(ハ) のようにな
り、An-1 の次にBn ,Bn+k-1 の次にAn+k が並ぶよ
うに記録される。
【0005】このようにデータが並んでいる信号を再生
して出力端子17より出力したときの再生信号波形を図
9に示す。図9(イ) は“A”の信号波形を、図9
(ロ) は“B”の信号波形を、そして図9(ハ) は編集
後の再生信号波形をそれぞれ示したものである。図9
(ハ) に示すように、時間t1 でAの波形からBの波形
に時間t2 でBの波形からAの波形に切りかわる信号の
つなぎ目は、PCM記録であるためにその境界がはっき
りとあらわれる。
して出力端子17より出力したときの再生信号波形を図
9に示す。図9(イ) は“A”の信号波形を、図9
(ロ) は“B”の信号波形を、そして図9(ハ) は編集
後の再生信号波形をそれぞれ示したものである。図9
(ハ) に示すように、時間t1 でAの波形からBの波形
に時間t2 でBの波形からAの波形に切りかわる信号の
つなぎ目は、PCM記録であるためにその境界がはっき
りとあらわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来方式の
PCM音声記録再生装置で編集をおこなった場合、図9
(ハ) に示すように編集切り替え点で段差が生じて音声
データが不連続となり、編集後の音声信号をそのまま聴
取するとこの部分が雑音となって非常に耳障りであっ
た。このような雑音を減らすため、従来のPCM音声記
録再生装置では、同レベルでの切り替え、すなわち無音
での切り替えをおこなっていた。具体的には、図8に示
すように編集を行う境目のデータブロックAn-1 とBn
およびBn+k-1 とAn+k を無音にすることで音声レベル
を同一にし、雑音の発生を防いでいた。しかしながら、
編集時点では媒体に記録されている信号Aと、後から記
録する信号Bの所定の部分のみを無音にする作業は非常
に複雑になるとともに、そのつなぎ目部分が無音になり
その間の音声はつながりがないため音声として不自然に
なるという問題点があった。
PCM音声記録再生装置で編集をおこなった場合、図9
(ハ) に示すように編集切り替え点で段差が生じて音声
データが不連続となり、編集後の音声信号をそのまま聴
取するとこの部分が雑音となって非常に耳障りであっ
た。このような雑音を減らすため、従来のPCM音声記
録再生装置では、同レベルでの切り替え、すなわち無音
での切り替えをおこなっていた。具体的には、図8に示
すように編集を行う境目のデータブロックAn-1 とBn
およびBn+k-1 とAn+k を無音にすることで音声レベル
を同一にし、雑音の発生を防いでいた。しかしながら、
編集時点では媒体に記録されている信号Aと、後から記
録する信号Bの所定の部分のみを無音にする作業は非常
に複雑になるとともに、そのつなぎ目部分が無音になり
その間の音声はつながりがないため音声として不自然に
なるという問題点があった。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、編集を行った際に生じるつなぎ目部分の雑音の発生
を防止するとともに、つなぎ目部分の不自然さを無くす
ことが可能なPCM音声記録再生装置を提供することを
目的とする。
し、編集を行った際に生じるつなぎ目部分の雑音の発生
を防止するとともに、つなぎ目部分の不自然さを無くす
ことが可能なPCM音声記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、音声信号をディジタル信号に変換して記
憶媒体に記憶するとともにこの記憶媒体に記憶された音
声信号をアナログ信号に変換して再生出力するPCM音
声記録再生装置は、編集により後から記憶する部分の最
初と最後の、つなぎ目に隣接するデータブロックに編集
情報を付加する編集情報付加手段と、編集情報を含む音
声信号を記憶データブロック毎に記憶媒体に記憶する記
憶手段と、記憶媒体から読み出された音声信号より編集
情報を検出する編集情報検出手段と、記憶媒体から読み
出され復号された音声信号を一定時間遅延する遅延回路
と、遅延回路出力の高域周波数を減衰させるローパスフ
ィルタと、ローパスフィルタ出力と遅延回路出力のいず
れか一方を選択するスイッチ回路と、編集情報検出手段
より編集情報の検出を受けると、この編集情報が含まれ
る音声信号の前後の所定の時間、ローパスフィルタ側を
スイッチ回路が選択するよう制御するスイッチ制御回路
とを有し、編集情報の前後に発生する音声信号の不連続
を滑らかにすることを特徴とする。
決するために、音声信号をディジタル信号に変換して記
憶媒体に記憶するとともにこの記憶媒体に記憶された音
声信号をアナログ信号に変換して再生出力するPCM音
声記録再生装置は、編集により後から記憶する部分の最
初と最後の、つなぎ目に隣接するデータブロックに編集
情報を付加する編集情報付加手段と、編集情報を含む音
声信号を記憶データブロック毎に記憶媒体に記憶する記
憶手段と、記憶媒体から読み出された音声信号より編集
情報を検出する編集情報検出手段と、記憶媒体から読み
出され復号された音声信号を一定時間遅延する遅延回路
と、遅延回路出力の高域周波数を減衰させるローパスフ
ィルタと、ローパスフィルタ出力と遅延回路出力のいず
れか一方を選択するスイッチ回路と、編集情報検出手段
より編集情報の検出を受けると、この編集情報が含まれ
る音声信号の前後の所定の時間、ローパスフィルタ側を
スイッチ回路が選択するよう制御するスイッチ制御回路
とを有し、編集情報の前後に発生する音声信号の不連続
を滑らかにすることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、音声信号の編集を行う場合、
編集情報付加手段により後から記憶する音声信号のつな
ぎ目となるデータブロックに編集情報を付加して記憶媒
体に記憶する。再生時には、この編集情報が付加された
データブロックを編集情報検出手段で検出し、つなぎ目
に生じるデータの不連続を雑音消去手段により滑らかに
する。
編集情報付加手段により後から記憶する音声信号のつな
ぎ目となるデータブロックに編集情報を付加して記憶媒
体に記憶する。再生時には、この編集情報が付加された
データブロックを編集情報検出手段で検出し、つなぎ目
に生じるデータの不連続を雑音消去手段により滑らかに
する。
【0010】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるPCM
音声記録再生装置の実施例を詳細に説明する。
音声記録再生装置の実施例を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明によるPCM音声記録再生装
置の実施例を示す機能ブロック図である。図1におい
て、入力端子1より入力されたアナログ音声信号は、A
/D変換器3に入力され、アナログ信号からデジタル信
号に量子化される。A/D変換器3の出力は符号器4に
入力され、一定時間のデータのブロック毎に誤り訂正信
号の付加、さらにスクランブル等がおこなわれる。符号
器4の出力はデータ混合器5に入力される。
置の実施例を示す機能ブロック図である。図1におい
て、入力端子1より入力されたアナログ音声信号は、A
/D変換器3に入力され、アナログ信号からデジタル信
号に量子化される。A/D変換器3の出力は符号器4に
入力され、一定時間のデータのブロック毎に誤り訂正信
号の付加、さらにスクランブル等がおこなわれる。符号
器4の出力はデータ混合器5に入力される。
【0012】一方、端子2より入力された編集情報は混
合器5に入力される。混合器5は、端子2より編集情報
を入力すると、符号器4から送られてきたデータにこの
編集情報を付加した信号を変調器6に送る。変調器6は
混合器5より送られてきた信号を記録に適した変調方法
で変調する変調器であり、変調された信号は記録増幅器
7により増幅されて、記録ヘッド8により記録媒体9に
記録される。このように本実施例では、音声記録データ
とともに、編集情報も記録される。
合器5に入力される。混合器5は、端子2より編集情報
を入力すると、符号器4から送られてきたデータにこの
編集情報を付加した信号を変調器6に送る。変調器6は
混合器5より送られてきた信号を記録に適した変調方法
で変調する変調器であり、変調された信号は記録増幅器
7により増幅されて、記録ヘッド8により記録媒体9に
記録される。このように本実施例では、音声記録データ
とともに、編集情報も記録される。
【0013】一方、再生では、再生ヘッド10で記録媒
体9より再生された信号は、再生増幅器11で増幅さ
れ、復調器12で復調される。復調器12の出力は、復
号器13、編集情報検出器14に入力される。復号器1
3では誤り訂正およびデスクランブルなどの復号化をお
こない、編集情報検出器14では再生データの中に記録
されている編集情報の検出をおこなう。復号器13によ
り復号化された信号が雑音消去回路15に入力されると
ともに、編集情報検出器14で検出された編集情報が雑
音消去回路15の制御信号として入力される。
体9より再生された信号は、再生増幅器11で増幅さ
れ、復調器12で復調される。復調器12の出力は、復
号器13、編集情報検出器14に入力される。復号器1
3では誤り訂正およびデスクランブルなどの復号化をお
こない、編集情報検出器14では再生データの中に記録
されている編集情報の検出をおこなう。復号器13によ
り復号化された信号が雑音消去回路15に入力されると
ともに、編集情報検出器14で検出された編集情報が雑
音消去回路15の制御信号として入力される。
【0014】雑音消去回路15は、編集情報による編集
のつなぎ目検出により、再生データに生じるデータの不
連続に起因する雑音を消去する。雑音消去回路15の出
力は、D/A変換器16により、アナログ信号に戻され
て音声出力端子17より出力される。
のつなぎ目検出により、再生データに生じるデータの不
連続に起因する雑音を消去する。雑音消去回路15の出
力は、D/A変換器16により、アナログ信号に戻され
て音声出力端子17より出力される。
【0015】図4に本実施例による媒体9の記録パター
ンを示す。図4(イ) は媒体9にあらかじめ“A”とい
う信号がブロック毎に記録されていることを示してい
る。ここで本方式の編集をおこない、時間t1 からt2
の区間のAn 〜An+k-1 のデータを図5(ロ) の“B”
という信号のBn 〜Bn+k-1 に置きかえる場合、データ
のつなぎ目となる時間t1 の後の時間Bn には混合器5
で編集情報E1が付加されて記録される。
ンを示す。図4(イ) は媒体9にあらかじめ“A”とい
う信号がブロック毎に記録されていることを示してい
る。ここで本方式の編集をおこない、時間t1 からt2
の区間のAn 〜An+k-1 のデータを図5(ロ) の“B”
という信号のBn 〜Bn+k-1 に置きかえる場合、データ
のつなぎ目となる時間t1 の後の時間Bn には混合器5
で編集情報E1が付加されて記録される。
【0016】また、時間t2 では、時間t2 の手前の最
後の追加記録データとなるBn+k-1に編集情報E2が付
加されて記録される。ここでE1は、E1の記録された
ブロックの前につなぎ目がある事をあらわし、E2は、
E2の記録されたブロックの後につなぎ目がある事をあ
らわしている。本実施例では、このように編集の始まり
と終わりの位置を示す編集情報を付加し、再生時にこれ
らE1,E2の情報を編集情報検出器14により検出し
て雑音消去回路15を動作させることで不連続データを
なめらかにする。
後の追加記録データとなるBn+k-1に編集情報E2が付
加されて記録される。ここでE1は、E1の記録された
ブロックの前につなぎ目がある事をあらわし、E2は、
E2の記録されたブロックの後につなぎ目がある事をあ
らわしている。本実施例では、このように編集の始まり
と終わりの位置を示す編集情報を付加し、再生時にこれ
らE1,E2の情報を編集情報検出器14により検出し
て雑音消去回路15を動作させることで不連続データを
なめらかにする。
【0017】図2は図1に示した雑音消去回路15の一
例を示す機能ブロック図である。この例では雑音消去回
路15は遅延回路15A,増幅器15Bおよび増幅器制
御回路15Cにより構成されている。
例を示す機能ブロック図である。この例では雑音消去回
路15は遅延回路15A,増幅器15Bおよび増幅器制
御回路15Cにより構成されている。
【0018】遅延回路15Aは、復号器13と接続さ
れ、これより復号された音声信号を入力するとこの信号
を一定時間“τ”遅延させる。時間τ遅延された信号
は、増幅器15Bに入力される。一方、編集情報検出器
14により検出された編集情報は、増幅器制御回路15
Cに入力される。増幅器制御回路15Cは、検出された
編集情報により、つなぎ目となる時間t0 の前後±ta
の時間の増幅率をt0 で増幅率0となるように制御す
る。
れ、これより復号された音声信号を入力するとこの信号
を一定時間“τ”遅延させる。時間τ遅延された信号
は、増幅器15Bに入力される。一方、編集情報検出器
14により検出された編集情報は、増幅器制御回路15
Cに入力される。増幅器制御回路15Cは、検出された
編集情報により、つなぎ目となる時間t0 の前後±ta
の時間の増幅率をt0 で増幅率0となるように制御す
る。
【0019】図5(イ) は雑音消去回路のない従来方式
で出力端子17より出力されたつなぎ目部分を含む信号
の波形である。また、図5(ロ) は図2に示した雑音消
去回路15を用いたPCM音声記録再生装置の出力端子
17より出力される再生波形である。図5(ロ) に示す
ように本実施例では、τ遅延させるため、t1 +τ、t
2 +τがつなぎ目であり、t1 +τ−ta からt1 +τ
+ta の区間を増幅器15Bで図6に示すように増幅率
を変化させている。一方、t2 +τ−ta よりt2 +τ
−ta の区間の増幅器16の増幅率も同様に変化させ
る。
で出力端子17より出力されたつなぎ目部分を含む信号
の波形である。また、図5(ロ) は図2に示した雑音消
去回路15を用いたPCM音声記録再生装置の出力端子
17より出力される再生波形である。図5(ロ) に示す
ように本実施例では、τ遅延させるため、t1 +τ、t
2 +τがつなぎ目であり、t1 +τ−ta からt1 +τ
+ta の区間を増幅器15Bで図6に示すように増幅率
を変化させている。一方、t2 +τ−ta よりt2 +τ
−ta の区間の増幅器16の増幅率も同様に変化させ
る。
【0020】図3は図1に示した雑音消去回路15の他
の例を示す機能ブロック図である。この例では雑音消去
回路15は、遅延回路15A、ローパスフィルタ(LP
F)15D、スイッチ制御回路15Eおよびスイッチ1
5Fにより構成されている。復号器3からの復号された
音声入力は、遅延回路15Aにより一定時間τ遅延され
た信号は、ローパスフィルタ15Dの入力端子とスイッ
チ回路15Fの一方の入力端子に入力される。
の例を示す機能ブロック図である。この例では雑音消去
回路15は、遅延回路15A、ローパスフィルタ(LP
F)15D、スイッチ制御回路15Eおよびスイッチ1
5Fにより構成されている。復号器3からの復号された
音声入力は、遅延回路15Aにより一定時間τ遅延され
た信号は、ローパスフィルタ15Dの入力端子とスイッ
チ回路15Fの一方の入力端子に入力される。
【0021】ローパスフィルタ15Dは、再生された信
号の高い周波数成分を取り除き、スイッチ回路15Fの
他方の入力端子に入力される。一方、編集情報検出器1
4により検出された編集情報はスイッチ制御回路15E
に入力される。スイッチ制御回路15Eは、編集情報の
検出信号を受けると、編集によりつなぎ目となる時間t
0 前後のt0 ±ta の区間、スイッチ回路15Fの入力
を遅延回路15Aの出力からローパスフィルタ19の出
力に切り替える制御を行う。
号の高い周波数成分を取り除き、スイッチ回路15Fの
他方の入力端子に入力される。一方、編集情報検出器1
4により検出された編集情報はスイッチ制御回路15E
に入力される。スイッチ制御回路15Eは、編集情報の
検出信号を受けると、編集によりつなぎ目となる時間t
0 前後のt0 ±ta の区間、スイッチ回路15Fの入力
を遅延回路15Aの出力からローパスフィルタ19の出
力に切り替える制御を行う。
【0022】図5(ハ) に図3に示した雑音消去回路1
5を用いたPCM音声記録再生装置の再生波形を示す。
同図に示すようにτ遅延されているため、t1 +τ、t
2 +τがつなぎ目であり、t1 +τ−ta よりt1 +τ
+ta の区間ローパスフィルタ19の出力が選択されて
いる。これにより編集によるつなぎ目が滑らかになって
いる。なお、t2 +τ−ta よりt2 +τ−ta の区間
も同様の処理が行われる。
5を用いたPCM音声記録再生装置の再生波形を示す。
同図に示すようにτ遅延されているため、t1 +τ、t
2 +τがつなぎ目であり、t1 +τ−ta よりt1 +τ
+ta の区間ローパスフィルタ19の出力が選択されて
いる。これにより編集によるつなぎ目が滑らかになって
いる。なお、t2 +τ−ta よりt2 +τ−ta の区間
も同様の処理が行われる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、PCM音声信号を編集する際、そのつなぎ目となる
部分に編集情報を付加し、再生時にこの編集情報を検出
することで再生音声データの不連続を解消するため、編
集によるデータのつなぎ目に発生した雑音を防止でき
る。これにより、従来では非常に複雑な作業であった雑
音除去を人手をかいさずに、しかもより自然に行うこと
が可能となる。
ば、PCM音声信号を編集する際、そのつなぎ目となる
部分に編集情報を付加し、再生時にこの編集情報を検出
することで再生音声データの不連続を解消するため、編
集によるデータのつなぎ目に発生した雑音を防止でき
る。これにより、従来では非常に複雑な作業であった雑
音除去を人手をかいさずに、しかもより自然に行うこと
が可能となる。
【図1】本発明によるPCM音声記録再生装置の実施例
を示す機能ブロック図である。
を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した実施例における雑音消去回路の具
体例を示す機能ブロック図である。
体例を示す機能ブロック図である。
【図3】図1に示した実施例における雑音消去回路の他
の具体例を示す機能ブロック図である。
の具体例を示す機能ブロック図である。
【図4】本実施例における記録媒体に記憶される記録パ
ターン図である。
ターン図である。
【図5】本実施例における編集後の再生信号波形と従来
技術における編集後の再生信号波形を示した波形図であ
る。
技術における編集後の再生信号波形を示した波形図であ
る。
【図6】図2に示した増幅器の増幅率変化の一例を示し
た説明図である。
た説明図である。
【図7】従来のPCM音声記録再生装置を示す機能ブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】従来技術における記録媒体に記憶される記録パ
ターン図である。
ターン図である。
【図9】従来技術における編集後の再生信号波形を示し
た波形図である。
た波形図である。
1 入力端子 3 A/D変換器 4 符号器 5 混合器 6 変調器 7 記録増幅器 8 記録ヘッド 9 記録媒体 10 再生ヘッド 11 再生増幅器 12 復調器 13 復号器 14 編集情報検出器 15 雑音消去回路 15A 遅延回路 15B 増幅器 15C 増幅器制御回路 15D ローパスフィルタ 16 D/A変換器
Claims (1)
- 【請求項1】 音声信号をディジタル信号に変換して記
憶媒体に記憶するとともにこの記憶媒体に記憶された音
声信号をアナログ信号に変換して再生出力するPCM音
声記録再生装置において、 編集により後から記憶する部分の最初と最後の、つなぎ
目に隣接するデータブロックに編集情報を付加する編集
情報付加手段と、 前記編集情報を含む音声信号を記憶データブロック毎に
前記記憶媒体に記憶する記憶手段と、 前記記憶媒体から読み出された音声信号より前記編集情
報を検出する編集情報検出手段と、 前記記憶媒体から読み出され復号された音声信号を一定
時間遅延する遅延回路と、 前記遅延回路出力の高域周波数を減衰させるローパスフ
ィルタと、 前記ローパスフィルタ出力と前記遅延回路出力のいずれ
か一方を選択するスイッチ回路と、 前記編集情報検出手段より前記編集情報の検出を受ける
と、この編集情報が含まれる音声信号の前後の所定の時
間、前記ローパスフィルタ側を前記スイッチ回路が選択
するよう制御するスイッチ制御回路とを有し、 前記編集情報の前後に発生する音声信号の不連続を滑ら
かにすることを特徴とするPCM音声記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166299A JP2570112B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | Pcm音声記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166299A JP2570112B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | Pcm音声記録再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076506A JPH076506A (ja) | 1995-01-10 |
JP2570112B2 true JP2570112B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=15828776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5166299A Expired - Lifetime JP2570112B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | Pcm音声記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570112B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56119978A (en) * | 1980-02-22 | 1981-09-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pcm recorder |
JPS57172511A (en) * | 1981-04-17 | 1982-10-23 | Sanyo Electric Co Ltd | Time-axis compressing and expanding circuit |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP5166299A patent/JP2570112B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076506A (ja) | 1995-01-10 |
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