JP2570086Y2 - 回転軸のオイルシール装置 - Google Patents

回転軸のオイルシール装置

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JP2570086Y2 JP1991088346U JP8834691U JP2570086Y2 JP 2570086 Y2 JP2570086 Y2 JP 2570086Y2 JP 1991088346 U JP1991088346 U JP 1991088346U JP 8834691 U JP8834691 U JP 8834691U JP 2570086 Y2 JP2570086 Y2 JP 2570086Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転軸のオイルシール
装置に関し、更に詳細には、端面シールタイプのオイル
シールに潤滑用オイルを供給する手段を備えた回転軸の
オイルシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関やコンプレッサーなどのクラン
ク軸が、クランク室を貫通して外部に突き出す部分から
潤滑油が漏出しないように、オイルシールを設けてい
る。このオイルシールは、ゴム弾性材から成るリング状
のシールリップを回転面に押し付けて、クランク室など
のハウジングと回転軸との間をシールするものである。
そして、このオイルシールには、シールリップが回転軸
側を向くラジアルタイプと、回転軸と直交する方向を向
く端面シールタイプ(又はアキシャルシールタイプ)と
があることは周知である。
【0003】以下、図10によって、内燃機関に従来か
ら使用される端面シールタイプのオイルシールの構造を
説明する。図10において、オイルシール1は、クラン
ク軸2と、フロントカバー、リテーナなどから成るオイ
ルシールハウジング4との間に取り付けている。このオ
イルシール1の主な構成部材は、シールリップ6、ガイ
ド8、及び、スリンガー10である。このうち、シール
リップ6は、ゴムなどの弾性材で形成されており、クラ
ンク軸2の周囲を囲む筒状をなし、弾性を利用して、回
転軸心12方向を向くリング状のリップ端面14を、ス
リンガー10に軽く押し当ててシールするものである。
【0004】ガイド8は、加硫接着などの手段でシール
リップ6を一体的に組付け、オイルシールハウジング4
に圧入して、シールリップ6を取り付けると共に、オイ
ルシールハウジング4とシールリップ6との間を封止す
る筒状の部材である。また、スリンガー10は、筒部1
6をクランク軸2に圧入して取り付け、クランク軸2か
ら直交する方向に伸びるリング状の部材である。このス
リンガー10は、付着するオイルを遠心力で吹き飛ば
し、クランク軸2側、即ち外部にオイルが漏れないよう
にするので、端面シールタイプのオイルシール1は、シ
ール性が優れるという特性がある。
【0005】シールリップ6とスリンガー10との接触
部分は、スリンガー10の回転で摩擦熱を発生するため
に、この部分にオイルを供給して、潤滑及び冷却するよ
うにしている。この潤滑用オイルは、クランク軸2を支
持する軸受18から供給される。即ち、軸受18には、
この軸受18を支持するシリンダボディのジャーナル部
20に穿設したオイル通路22を設けている。そして、
このオイル通路から供給され、軸受18端部から排出さ
れた潤滑終了オイルを、クランク軸2が周囲に飛散させ
オイルシール1内に取り込むようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、軸受18か
ら排出され、飛散したオイル24がスリンガー10に当
たると、図10に太い矢印で示した方向に再飛散される
ので、端面シールタイプのオイルシール1内に、オイル
が供給されにくくなったり、回転速度が低下した場合な
どには飛散力が低下するなどして、リップ端面14への
オイルの供給が不足し、摩擦熱などによる異常磨耗が発
生し、シール性能が低下するという問題がある。
【0007】前記のシールリップの摩擦面を潤滑するオ
イルが不足するという問題は、ラジアルシールタイプの
オイルシールにも起こり、従来から種々改善策が提案さ
れている。例えば、特公昭58−43562号公報に記
載の手段は、クランク軸の軸受から飛散するオイルをリ
ップ部側に跳ね返すような角度のテーパ面を有する給油
リングをリテーナに固定したものである。しかしなが
ら、一般に、アイドリング時などの低回転領域では、前
記給油リングに達する飛散オイル量及び飛散速度が、共
に低下し、十分なオイル量を供給することはできない。
【0008】また、実開昭59−103960号公報に
記載の手段は、オイルスロワーによってリテーナ内に飛
散し、壁面を伝って流下するオイルを、リップ部に近い
回転軸面に滴下させるように、オイルシールを覆うリテ
ーナ壁に穴を開け、同様に穴を開けた仕切り板で開口面
積を調節し、適量を供給するようにしたものである。こ
の後者の手段は、リテーナ壁面を流下するオイルをオイ
ルシール側に誘導するものであり、積極的にオイルを供
給するものではなく、飛散するオイル量が不足する低回
転速度領域では、十分にオイルを供給することができな
い。しかも、これらの先行技術は、いずれも、オイルシ
ール装着部分と軸受との間が少し離れた機種では、十分
なオイル供給機能を果たすことはできない。
【0009】更に実開平2−471号公報には、リップ
端面がスリンガーに接触する部分に複数の貫通穴を穿設
すると共に、スリンガの外縁部を装置内部側に折り返し
た構造のオイルシールが記載されている。したがって、
回転軸によって飛散され、前記折返し部に達したオイル
は、折返し部に誘導されて前記貫通穴からリップ側に流
出し、リップとスリンガとの接触面を潤滑し、リップの
摩耗を抑制することができる。
【0010】スリンガーに接するリップ端面に、スリン
ガの反対側からオイルを供給して潤滑する前記手段で
は、前記貫通穴からリップ側に流出するオイルが、リッ
プ端面を押し上げるように作用するので、リップをスリ
ンガーに押し付ける力を減殺してシール性能を低下させ
る。更に、供給されるオイル量が多量になると、リップ
端面周囲が濡れる割合が大きくなり、長期間の使用によ
り侵入したダストがリップ端面を濡らしたオイルに取り
込まれ、遠心力によってシール面を通過し、クランク室
に侵入したり、逆に前記過剰のオイルが装置の外側に滲
み出るという問題がある。
【0011】本考案は、以上の問題に着目してなされた
ものであり、端面シールタイプのオイルシールにおい
て、軸受けから飛散するオイルを、回転を利用して積極
的にオイルシール内に供給する際に、常にシール面に適
度のオイルが供給されるようにした回転軸のオイルシー
ル装置を提供することを第1の目的としている。
【0012】また、本考案は、オイルシールを取付ける
部位と軸受部との間に空き部分がある場合に、効果的に
オイルを供給することができる回転軸のオイルシール装
置を提供することを第2の目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の第1の目的を達成
するための本考案の回転軸のオイルシール装置は、ハウ
ジング内に設けた軸受に回転軸を取付け、該回転軸がハ
ウジングを貫通して外部に突き出す部分に、前記回転軸
の周囲を取り囲み、端面シールタイプのオイルシールを
取付け、該オイルシールは、前記ハウジング側から軸受
側に伸び出した先端側にリップ端面を設けたシールリッ
プと、前記リップ端面に当接する面を前記回転軸に対し
て垂直に配置したスリンガーとによて形成し、前記リッ
プ端面が当接する部位より半径方向外側の前記スリンガ
ーに貫通穴からなる複数個のオイル出口を設け、且つ前
記スリンガーから軸受側にひさし部を伸び出させ、飛散
するオイルを前記ひさし部が受け、前記オイル出口に誘
導するオイルスロワーを設けたものである。
【0014】記オイルスロワーの形状を、少なくとも
先端部を先細りテーパ面としたひさし状とする際に、例
えば、スリンガー側のオイルスロワー壁を外側に膨らま
せてリング状の油溜めを形成し、溜まったオイルに加わ
る遠心力で前記オイル出口穴からオイルシール内に送り
出すようにしたり、オイルスロワー全体を先端先細り状
テーパ面状に形成し、遠心力で壁面をオイルシール側
誘導し、端部からオイルを放出するようにするなどが
好ましい。
【0015】前記の第2の目的を達成するための本考案
の回転軸のオイルシール装置は、ハウジング内に設けた
軸受に回転軸を取付け、該回転軸がハウジングを貫通し
て外部に突き出す部分に、前記回転軸の周囲を取り囲
み、端面シールタイプのオイルシールを取付け、該オイ
ルシールは、前記ハウジング側から軸受側に伸び出した
先端側にリップ端面を設けたシールリップと、前記リッ
プ端面に当接する面を前記回転軸に対して垂直に配置し
たスリンガーと、該スリンガーと別体のオイルスロワー
とによって形成し、前記オイルスロワーは、前記スリン
ガーと軸受との間に配置し、該軸受に向かって傾斜し、
且つ前記スリンガーの半径方向外側に達するひさし部
と、該ひさし部を支持し、且つオイル通路を設けた支持
部材とによって形成し、飛散するオイルを前記ひさし部
が受け、スリンガーの外周とひさし部との間に形成した
オイル通路を通じてオイルシール内に導くようにした
とを特徴とするものである。
【0016】本考案は、内燃機関のクランク軸の外、内
燃機関の他の部分や、エアコンプレッサー、その他、回
転軸がハウジングを貫通する部分のオイルシールに適宜
適用することができる。
【0017】
【実施例】以下添付の図を対照して、実施例により本考
案を具体的に説明する。図1〜図3に示す実施例1の回
転軸のオイルシール装置のオイルシール1の構造は、図
10によって説明した従来例のオイルシールと同様の構
造のものを使用したので、同様の部材には同じ符号を付
し、説明を省略する。そして、軸受18から飛散するオ
イルをオイルシール1に誘導するオイルスロワー26
は、スリンガー10の外周側を筒状に軸受18側に延
し、その先端側を先細り状にしてひさし部27を形成
し、リップ端面14がスリンガー10に接する部分の
周側に複数の穴から成るオイル出口28を設けたもので
ある。
【0018】そして、前記オイルスロワー26は、図1
に示すように、オイル出口28と、前記ひさし部27の
端縁30との間を回転軸(図10ではクランク軸)2
から離れる方向に膨らませるようにした。なお、実施例
1のオイル出口28の形状は、丸穴としたが、円周方向
の長穴としたり、スリット状とするなど、任意の形状と
することができる。
【0019】次に図3によって、実施例1の回転軸のオ
イルシール装置の作用及び効果を説明する。図3におい
て、軸受18から飛散したオイル24は、オイルスロワ
ー26に遮られてオイル溜め32内に滞留する。そし
て、滞留量が増大すると、オイル出口28からオイルシ
ール1内に送出される。この場合、回転軸2の回転によ
る遠心力でオイルが放出されるので、図3に示す太矢印
の方向に飛散し、オイルシール1内に供給され、細矢印
の方向に対流し、リップ端面14にオイルが供給され
る。これによってリップ端面14が潤滑され、摩擦熱な
どによる異常摩耗が防止される。
【0020】また、回転速度が速くなり、オイル供給量
が多くなると、オイルシール1内に対流するオイルは、
スリンガー10の回転で外側に飛散し、オイル出口28
から流入するオイルと干渉して流入を妨げ、且つ、ひさ
し部27の軸受側の端縁30からも溢れ出るようになる
ので、過剰のオイルが供給されることを防止でき、シー
ル性能を悪化させるおそれをなくすことができる
【0021】以上のように、シールリップ6がスリンガ
10に接するシール部より半径方向外側にオイル出口2
8を配置したので、適量のオイルをシール部に供給する
ことが可能となり、オイル出口28を通過したオイル
(図3に太矢印で示す)は、オイルシール大部を図3に
示す細矢印の方向に対流する。したがってリップ端面1
4の潤滑は、リップ端面14とスリンガー10との間に
しみ込んだオイルによって行われるので、潤滑用オイル
を常に適量に保つことができ、シールリップ6の弾性に
よりスリンガー10を押圧する力を十分にシール圧とし
て利用し、シール性能を向上させることができる。
【0022】図4は、オイル供給量を確実に確保するよ
うに、ひさし部27を回転軸2側に延ばし、ひさしを深
くした実施例1の変形例である。即ち、この変形例は、
オイル溜め32の液深hを増大させ、オイル出口28か
らの遠心力によるオイルの放出力を増大させ、太矢印で
示したように、オイルシール1内へのオイル供給能力を
増強させた。
【0023】図5は、一旦、オイルシール1内に取り込
んだオイルを確実に確保できるようにした実施例1の変
形例である。即ち、ガイド8をオイルスロワー26側に
延長し、先端を折り曲げたひさし部34とし、スリンガ
ー10から飛散するオイルや、オイルスロワー26のオ
イル出口から送り出されるオイルが、オイルシールハウ
ジング4側に飛び出すことを防止し、確実にリップ端面
14にオイルを供給することができる。前記ひさし部3
4を設けることによって、回転で下側になったひさし部
34に、オイルが滞留しないように、所定の間隔を開け
て穴又はノッチ36を折り曲げ部に形成することもでき
る。
【0024】図6に示す実施例2の回転軸のオイルシー
ル装置は、オイルシール1と軸受18との間に空き部分
がある内燃期間に適用したものであり、オイルスロワー
26を、スリンガー10と別体とたものである。即ち実
施例2のオイルスロワー26は、軸受18に近い部分か
らスリンガー10の半径方向外側に達するひさし部40
を、スリンガー10と軸受18との間の回転軸部分42
に圧入した支持部材45によって支持したものである。
なお、図6の符号29は支持部材45に設けたオイル通
路である。 そして、ひさし部40は、回転軸2に対して
傾斜角θ(0゜<θ<90゜)を持ち、このひさし部4
0の内側に付着したオイルを、遠心力によって、オイル
シール1側に向かわせる分力を与えるようにした。
【0025】実施例2のオイルシール装置は、オイルス
ロワー26をスリンガー10と別体としたため、オイル
シール1の取り付け部位が、軸受18から離れている場
合でも、実施例1と同様に、オイルシール1に効果的に
オイルを供給し、リップ端面潤滑を効果的に行うことが
できた。また、軸受18から離れている部位にオイルシ
ール1を取付けた既設のオイルシールに対しても、実施
例2のオイルスロワー26を回転軸2に取り付けること
により、既設のオイルをシールの異常摩耗などを改善す
ることができる。
【0026】図7〜図9によって、プレス加工により一
体成型したオイルスロワー26を説明する。即ち、オイ
ルスロワー26は、図6に示したひさし部40を支持す
るためにリング状の支持壁44と、回転軸部分42に圧
入するための筒部46とを設けており、支持壁44は、
オイルシール1側にあるために、複数の穴からなるオイ
ル出口28を設けている。そして、ひさし部40の周縁
48から斜めに切り込み50をいれ、オイル出口28の
ある支持壁44側に折り曲げて形成した羽根52を複数
カ所に形成し、オイルスロワー26全周にオイルが廻
り、しかも、オイル出口28にオイルを付勢するよう
にした
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の請求項1
に記載した回転軸のオイルシール装置は、端面シールタ
イプのオイルシールを使用し、回転軸と共廻りするオイ
ルスロワーによって軸受けから飛散するオイルを集約
し、シールリップがスリンガーに接するシール部分の外
側に設けたオイル出口から遠心力を利用してオイルをシ
ール部に供給するようにしたので、内燃機関のように、
比較的低回転の回転領域を有する装置であっても、シー
ルリップを潤滑するオイルを十分に供給することがで
き、リップの異常摩耗などによるシール性能の低下を防
止し、リップ端面がスリンガーのシール部を適度に押さ
えることにより良好なシール性能を得ることができる。
【0028】また請求項2に記載した回転軸のオイルシ
ール装置は、オイルシール部と軸受部とが離れている場
合でも、オイルスロワーをオイルシールと別体とするこ
とより、取付け精度が高くなり、十分に軸受部から飛散
するオイルをシール部に送油することができる。また従
来のシール部分に手を加えることなく冷却、潤滑性を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の回転軸のオイルシール装置
の要部縦断面図である。
【図2】図1のII−II線部分矢視図である。
【図3】図1のオイルシール装置の動作を説明する要部
縦断面図である。
【図4】実施例1の変形例の要部縦断面図である。
【図5】実施例1の別の変形例の要部縦断面図である。
【図6】本考案の実施例2の回転軸のオイルシール装置
の要部縦断面図である。
【図7】実施例2に使用するオイルスロワーの側面図で
ある。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視図である。
【図9】図7のIX一IX線矢視図である。
【図10】従来の端面シールタイプのオイルシールの要
部縦断面図である。
【符号の説明】
1 端面シールタイプのオイルシール 2 回転軸(ク
ランク軸) 4 オイルシールハウジング 6 シールリッ
プ 8 ガイド 10 スリンガー 14 リップ端面 18 軸受 20 ジャーナル部 22 オイル通
路 24 オイル 26 オイルス
ロワー 27 ひさし部 28 オイル出
口 32 オイル溜め 40 ひさし部 44 支持壁 52 羽根

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(4)内に設けた軸受(1
    8)に回転軸(2)を取付け、該回転軸(2)がハウジ
    ング(4)を貫通して外部に突き出す部分に、前記回転
    軸(2)の周囲を取り囲み、端面シールタイプのオイル
    シール(1)を取付け、該オイルシール(1)は、前記
    ハウジング(4)側から軸受(18)側に伸び出した先
    端側にリップ端面(14)を設けたシールリップ(6)
    と、前記リップ端面(14)に当接する面を前記回転軸
    (2)に対して垂直に配置したスリンガー(10)とに
    よて形成し、前記リップ端面(14)が当接する部位よ
    り半径方向外側の前記スリンガー(10)に貫通穴から
    なる複数個のオイル出口(28)を設け、且つ前記スリ
    ンガー(10)から軸受(18)側にひさし部(27)
    を伸び出させ、飛散するオイルを前記ひさし部(27)
    が受け、前記オイル出口(28)に誘導するオイルスロ
    ワー(26)を設けたことを特徴とする回転軸のオイル
    シール装置。
  2. 【請求項2】 ハウジング(4)内に設けた軸受(1
    8)に回転軸(2)を取付け、該回転軸(2)がハウジ
    ング(4)を貫通して外部に突き出す部分に、前記回転
    軸(2)の周囲を取り囲み、端面シールタイプのオイル
    シール(1)を取付け、該オイルシール(1)は、前記
    ハウジング(4)側から軸受(18)側に伸び出した先
    端側にリップ端面(14)を設けたシールリップ(6)
    と、前記リップ端面(14)に当接する面を前記回転軸
    (2)に対して垂直に配置したスリンガー(10)と、
    該スリンガー(10)と別体のオイルスロワー(26)
    とによって形成し、前記オイルスロワー(26)は、前
    記スリンガー(10)と軸受(18)との間に配置し、
    該軸受(18)に向かって傾斜し、且つ前記スリンガー
    (10)の半径方向外側に達するひさし部(40)と、
    該ひさし部(40)を支持し、且つオイル通路(29)
    を設けた支持部材(45)とによって形成し、飛散する
    オイルを前記ひさし部(40)が受け、スリンガー(1
    0)の外周とひさし部(40)との間に形成したオイル
    通路(29)を通じてオイルシール(1)内に導くよう
    にしたことを特徴とする回転軸のオイルシール装置。
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