JP2570032Y2 - スピーカ用フレーム - Google Patents
スピーカ用フレームInfo
- Publication number
- JP2570032Y2 JP2570032Y2 JP1992093793U JP9379392U JP2570032Y2 JP 2570032 Y2 JP2570032 Y2 JP 2570032Y2 JP 1992093793 U JP1992093793 U JP 1992093793U JP 9379392 U JP9379392 U JP 9379392U JP 2570032 Y2 JP2570032 Y2 JP 2570032Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- frame
- terminal mounting
- ring
- mounting
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、各種音響機器に使用
されるスピーカ用フレーム、詳しくは複数のターミナル
を有するスピーカ用フレームに関するものである。
されるスピーカ用フレーム、詳しくは複数のターミナル
を有するスピーカ用フレームに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スピーカ用のフレーム５は、一般的には
図２に示すように、センターポール１を中心部に設けた
円盤状のボトムプレート２、該ボトムプレート２上に設
けられるリング状のマグネット３、該マグネット３の上
面に設けられるリング状のトッププレート４とから構成
される磁気回路上に設けられるもので、逆截頭円錐形状
に形成されると共に、フレーム５の一部に切り込みを設
け、この切り込み部から切起こした切起片をターミナル
取付け板６とし、該ターミナル取付け板６にターミナル
７をねじ等の適宜手段によって一体的に固定し、該ター
ミナル７を介して外部入力と振動板８に固定されたボイ
スコイル９の一端とを錦糸線１０とを接続しているもの
である。
図２に示すように、センターポール１を中心部に設けた
円盤状のボトムプレート２、該ボトムプレート２上に設
けられるリング状のマグネット３、該マグネット３の上
面に設けられるリング状のトッププレート４とから構成
される磁気回路上に設けられるもので、逆截頭円錐形状
に形成されると共に、フレーム５の一部に切り込みを設
け、この切り込み部から切起こした切起片をターミナル
取付け板６とし、該ターミナル取付け板６にターミナル
７をねじ等の適宜手段によって一体的に固定し、該ター
ミナル７を介して外部入力と振動板８に固定されたボイ
スコイル９の一端とを錦糸線１０とを接続しているもの
である。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】図２に示す従来のスピ
ーカ用フレームは、ターミナル取付け板が通常１ケ所に
しか設けられていない。したがって、複合型スピーカな
ど、ターミナルが２個以上必要な場合には、新たにター
ミナルをフレームに取付ける作業を要していた。一方、
スピーカの種類によっては、フレームにターミナル取付
け板がなく、フレームや振動板に透孔を形成し、該透孔
にアイレットと呼ばれる部品を装着してターミナルとす
る場合もあるが、この場合にもターミナルは通常１ケ所
にのみ設けられるにすぎず、増設するときは、前記と同
様に新たにフレームにターミナルを何らかの手段で設け
る必要があった。
ーカ用フレームは、ターミナル取付け板が通常１ケ所に
しか設けられていない。したがって、複合型スピーカな
ど、ターミナルが２個以上必要な場合には、新たにター
ミナルをフレームに取付ける作業を要していた。一方、
スピーカの種類によっては、フレームにターミナル取付
け板がなく、フレームや振動板に透孔を形成し、該透孔
にアイレットと呼ばれる部品を装着してターミナルとす
る場合もあるが、この場合にもターミナルは通常１ケ所
にのみ設けられるにすぎず、増設するときは、前記と同
様に新たにフレームにターミナルを何らかの手段で設け
る必要があった。
【０００４】この考案はかゝる現状に鑑み、複数のター
ミナルを装着可能としたターミナル取付け部材を別個に
設け、該ターミナル取付け部材をフレームに装着するこ
とによって複数のターミナルを有するスピーカ用フレー
ムを提供せんとすることを目的としたものである。
ミナルを装着可能としたターミナル取付け部材を別個に
設け、該ターミナル取付け部材をフレームに装着するこ
とによって複数のターミナルを有するスピーカ用フレー
ムを提供せんとすることを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案のスピーカ用フレームは、逆截頭円錐形状
をなし、その平坦な底部の上方にダンパーを取付けるた
めの水平な段部を形成したフレーム主体と、中央に前記
フレーム主体の底部を挿通させる透孔を有すると共に、
外周のリング部をフレーム主体の水平な段部の裏面に当
接して接着もしくはねじ止めによって一体的に固定しう
るリング状のターミナル取付け部材とから構成され、該
ターミナル取付け部材のリング部の外周縁上に複数のタ
ーミナル取付け部を設け、少なくとも一つのターミナル
取付け部にはターミナルを設けたことを特徴とするもの
である。
め、この考案のスピーカ用フレームは、逆截頭円錐形状
をなし、その平坦な底部の上方にダンパーを取付けるた
めの水平な段部を形成したフレーム主体と、中央に前記
フレーム主体の底部を挿通させる透孔を有すると共に、
外周のリング部をフレーム主体の水平な段部の裏面に当
接して接着もしくはねじ止めによって一体的に固定しう
るリング状のターミナル取付け部材とから構成され、該
ターミナル取付け部材のリング部の外周縁上に複数のタ
ーミナル取付け部を設け、少なくとも一つのターミナル
取付け部にはターミナルを設けたことを特徴とするもの
である。
【０００６】この考案において、スピーカ用フレーム
は、フレーム主体と、該フレーム主体に後付けされるタ
ーミナル取付け部材とから構成されるもので、該ターミ
ナル取付け部材は少なくとも外周縁部に２つ、もしくは
それ以上のターミナル取付け部を設け、うち少なくとも
１つのターミナル取付け部にはあらかじめターミナルを
装着したものである。
は、フレーム主体と、該フレーム主体に後付けされるタ
ーミナル取付け部材とから構成されるもので、該ターミ
ナル取付け部材は少なくとも外周縁部に２つ、もしくは
それ以上のターミナル取付け部を設け、うち少なくとも
１つのターミナル取付け部にはあらかじめターミナルを
装着したものである。
【０００７】
【作用】この考案のスピーカ用フレームは、フレームと
は別体で複数のターミナルを取付け可能としたターミナ
ル取付け部材を形成し、該ターミナル取付け部材をフレ
ームの後付けしているので、ターミナルの増設に際して
も簡単に対応することができる。
は別体で複数のターミナルを取付け可能としたターミナ
ル取付け部材を形成し、該ターミナル取付け部材をフレ
ームの後付けしているので、ターミナルの増設に際して
も簡単に対応することができる。
【０００８】
【実施例】以下、この考案のスピーカ用フレームの一実
施例を添付の図面に基づいて説明する。この考案のスピ
ーカ用フレーム１０は、フレーム主体１１と、該フレー
ム主体１１に後付けされるターミナル取付け部材１３と
から構成されるものである。前記フレーム主体１１は、
逆截頭円錐形状をなすと共に、平坦な底部１１ａの上方
にダンパーを取り付けるための水平な段部１２を形成し
たものである。一方のターミナル取付け部材１３は、中
央部に前記フレーム主体１１の底部１１ａを挿通させる
透孔１４を有するリング形状で、対向する外周縁上にそ
れぞれ矩形状の突出部を一体的に形成し、該突出部をタ
ーミナル取付け部１５，１６とし、これらターミナル取
付け部１５，１６にそれぞれターミナル１７，１８を接
着剤もしくはねじ等の手段によって一体的に設けたもの
である。しかして、組み立てに際しては、フレーム主体
１１の底部１１ａをターミナル取付け部材１３に形成し
た透孔１４内に落とし込み、図１の一点鎖線で示すよう
にターミナル取付け部材１３のリング部１３ａをフレー
ム主体１１の水平な段部１２の裏面に当接し、もって両
者を接着もしくはねじ止めによって一体的に固定するも
のである。なお、図１においては、フレーム主体１１の
水平な段部１２に固定されたターミナル取付け部材１３
の前記段部１２より水平に突出した部分がターミナル取
付け部１５，１６となるものである。
施例を添付の図面に基づいて説明する。この考案のスピ
ーカ用フレーム１０は、フレーム主体１１と、該フレー
ム主体１１に後付けされるターミナル取付け部材１３と
から構成されるものである。前記フレーム主体１１は、
逆截頭円錐形状をなすと共に、平坦な底部１１ａの上方
にダンパーを取り付けるための水平な段部１２を形成し
たものである。一方のターミナル取付け部材１３は、中
央部に前記フレーム主体１１の底部１１ａを挿通させる
透孔１４を有するリング形状で、対向する外周縁上にそ
れぞれ矩形状の突出部を一体的に形成し、該突出部をタ
ーミナル取付け部１５，１６とし、これらターミナル取
付け部１５，１６にそれぞれターミナル１７，１８を接
着剤もしくはねじ等の手段によって一体的に設けたもの
である。しかして、組み立てに際しては、フレーム主体
１１の底部１１ａをターミナル取付け部材１３に形成し
た透孔１４内に落とし込み、図１の一点鎖線で示すよう
にターミナル取付け部材１３のリング部１３ａをフレー
ム主体１１の水平な段部１２の裏面に当接し、もって両
者を接着もしくはねじ止めによって一体的に固定するも
のである。なお、図１においては、フレーム主体１１の
水平な段部１２に固定されたターミナル取付け部材１３
の前記段部１２より水平に突出した部分がターミナル取
付け部１５，１６となるものである。
【０００９】なお、上記の実施例においては、ターミナ
ル取付け部１５，１６にそれぞれターミナル１７，１８
を固定したもので説明したが、一般的なスピーカは、タ
ーミナル端子は１つであるため、ターミナル取付け部材
１３は、少なくとも当初は何れか一方、たとえば、ター
ミナル取付け部１５にターミナル１７を設けておき、必
要に応じて他方のターミナル取付け部１６にあとでター
ミナル１８を設けてもよい。また、上記実施例において
は、ターミナル取付け部１５，１６をそれぞれリング状
の対向する外周縁上に一対の突出部を形成してターミナ
ル取付け部１５，１６としているが、これらターミナル
取付け部１５，１６は、近接した部位に設けてもよく、
その形成位置については特段の限定はない。
ル取付け部１５，１６にそれぞれターミナル１７，１８
を固定したもので説明したが、一般的なスピーカは、タ
ーミナル端子は１つであるため、ターミナル取付け部材
１３は、少なくとも当初は何れか一方、たとえば、ター
ミナル取付け部１５にターミナル１７を設けておき、必
要に応じて他方のターミナル取付け部１６にあとでター
ミナル１８を設けてもよい。また、上記実施例において
は、ターミナル取付け部１５，１６をそれぞれリング状
の対向する外周縁上に一対の突出部を形成してターミナ
ル取付け部１５，１６としているが、これらターミナル
取付け部１５，１６は、近接した部位に設けてもよく、
その形成位置については特段の限定はない。
【００１０】
【考案の効果】この考案のスピーカ用フレームは、ダン
パーを取付けるために形成された水平な段部の裏面に、
外周縁上に複数のターミナル取付け部を形成したリング
状のターミナル取付け部材を固定したので、各ターミナ
ル取付け部にあらかじめターミナルを装着しておくこと
によって、新たにフレームの一部にターミナル取付け部
を設けることなく、複数の回路を接続することができ
る。特に、この考案のスピーカ用フレームは、複数のタ
ーミナル取付け部の少なくとも１ケ所にのみターミナル
を設け、他のターミナル取付け部をフリーの状態として
おくことによって１回路のスピーカにも対応でき、スピ
ーカ用フレームの規格化を図ることができると共に、部
品点数を減らし、しかも組み立ても容易であるなど実用
上多くの利点を有するものである。
パーを取付けるために形成された水平な段部の裏面に、
外周縁上に複数のターミナル取付け部を形成したリング
状のターミナル取付け部材を固定したので、各ターミナ
ル取付け部にあらかじめターミナルを装着しておくこと
によって、新たにフレームの一部にターミナル取付け部
を設けることなく、複数の回路を接続することができ
る。特に、この考案のスピーカ用フレームは、複数のタ
ーミナル取付け部の少なくとも１ケ所にのみターミナル
を設け、他のターミナル取付け部をフリーの状態として
おくことによって１回路のスピーカにも対応でき、スピ
ーカ用フレームの規格化を図ることができると共に、部
品点数を減らし、しかも組み立ても容易であるなど実用
上多くの利点を有するものである。
【図１】この考案のスピーカ用フレームを分解した状態
の正面図である。
の正面図である。
【図２】従来のスピーカ用フレームを説明するための一
部切欠き断面図である。
部切欠き断面図である。
【符号の説明】 １０ スピーカ用フレーム １１ フレーム主体 １２ 水平な段部 １３ ターミナル取付け部材 １４ 透孔 １５ ターミナル取付け部 １６ ターミナル取付け部 １７ ターミナル １８ ターミナル
Claims (2)
- 【請求項１】 逆截頭円錐形状をなし、その平坦な底部
の上方にダンパーを取付けるための水平な段部を形成し
たフレーム主体と、中央に前記フレーム主体の底部を挿
通させる透孔を有すると共に、外周のリング部をフレー
ム主体の水平な段部の裏面に当接して接着もしくはねじ
止めによって一体的に固定しうるリング状のターミナル
取付け部材とから構成され、該ターミナル取付け部材の
リング部の外周縁上に複数のターミナル取付け部を設
け、少なくとも一つのターミナル取付け部にはターミナ
ルを設けたことを特徴とするスピーカ用フレーム。 - 【請求項２】 前記リング状のターミナル取付け部材
は、前記フレーム主体の底部を挿通させる透孔を中央に
形成したリング部の外周縁の対向する部位を水平方向に
延出して一体形成した突出部を有するものであって、各
突出部の外周縁上を前記ターミナル取付け部としてそれ
ぞれのターミナル取付け部にターミナルを設けたことを
特徴とする請求項１記載のスピーカ用フレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992093793U JP2570032Y2 (ja) | 1992-12-30 | 1992-12-30 | スピーカ用フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992093793U JP2570032Y2 (ja) | 1992-12-30 | 1992-12-30 | スピーカ用フレーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681199U JPH0681199U (ja) | 1994-11-15 |
| JP2570032Y2 true JP2570032Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=14092303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992093793U Expired - Fee Related JP2570032Y2 (ja) | 1992-12-30 | 1992-12-30 | スピーカ用フレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570032Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59119683U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-13 | パイオニア株式会社 | スピ−カ |
| JPS6333997A (ja) * | 1986-07-29 | 1988-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電気音響変換器 |
-
1992
- 1992-12-30 JP JP1992093793U patent/JP2570032Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0681199U (ja) | 1994-11-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |