JP2569922Y2 - 電線処理機におけるアプリケータの保持構造 - Google Patents

電線処理機におけるアプリケータの保持構造

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JP2569922Y2
JP2569922Y2 JP1991023142U JP2314291U JP2569922Y2 JP 2569922 Y2 JP2569922 Y2 JP 2569922Y2 JP 1991023142 U JP1991023142 U JP 1991023142U JP 2314291 U JP2314291 U JP 2314291U JP 2569922 Y2 JP2569922 Y2 JP 2569922Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電線処理機における
アプリケータの保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線処理機の各装置のうち、電線端部に
端子を圧着する工程では、通常、アプリケータを用いて
電線の端末処理がなされていた。
【0003】このアプリケータは、電線に圧着しようと
する端子の種類に合わせて幾種類のものが用意されてい
て、端子の種類が変わるたびごとにアプリケータを交換
して処理作業が続けられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、端子圧着工程
で用いられるアプリケータが、同じ製造者の製品であれ
ば、取付部が同一形状に形成されているから、短時間で
交換できる反面、他の製造者によるアプリケータを用い
る場合は、このアプリケータ取付部の形状および大きさ
が異なるために、このアプリケータに別の部材を組み付
けて取付部形状を共通にしたアプリケータユニットを用
いていた。ところが、このアプリケータユニットは、ボ
ルトで固定するようになされているので、ボルトのねじ
込みおよびねじ戻しの作業に手間どって、端末処理の稼
動率向上を妨げるという問題があった。
【0005】この考案は、このような従来の事情から見
て、製造者が異なるアプリケータを取り混ぜて用いる場
合、このアプリケータの取付部構造がそれぞれ違ってい
ても、各アプリケータの交換が短時間ですまされるよう
にした電線処理機におけるアプリケータの保持構造を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の電線処理機にお
けるアプリケータの保持構造は、電線端末処理用のアプ
リケータが着脱可能に取り付けられたアタッチメントユ
ニットと、このアタッチメントユニットがあり形嵌合に
よって着脱可能になるように、電線処理機のテーブルに
取り付けられたユニット保持機構とを具備し、前記ユニ
ット保持機構は、装着されるアタッチメントユニットに
係合してアタッチメントユニットをあり形嵌合によって
固定する状態およびアタッチメントユニットのあり形嵌
合を解放した状態に回動される掛け金と、アタッチメン
トユニットのあり形嵌合を解放した状態の掛け金を、ア
タッチメントユニットに係合するように回動させてその
回動状態を保持するように軸方向に沿って操作される棒
体が設けられたラッチ部とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案の電線処理機におけるアプリケータの保
持構造では、電線端末処理用のアプリケータが着脱可能
に取り付けられるアタッチメントユニットが、電線処理
機のテーブルに取り付けられたユニット保持機構に対し
てあり形嵌合によって着脱可能になっており、ユニット
保持機構に装着されたアタッチメントユニットは、ユニ
ット保持機構に設けられた掛け金が係合することによっ
あり形嵌合で固定される。アタッチメントユニットと
のあり形嵌合を解放した状態の掛け金は、ラッチ部に設
けられた棒体を軸方向に沿った一方向に移動させること
によって、アタッチメントユニットに係合するように回
動されて、その回動状態が保持される。これにより、ア
タッチメントユニットは、電線処理機のテーブルに対し
て所定の位置に固定される。電線処理機のテーブルに対
してアタッチメントユニットを取り替える場合には、
ッチ部の棒体を軸方向に沿った他方向に移動させて掛け
金の回動状態を解除し、掛け金とアタッチメントユニッ
トとの係合状態を解除すれば、ユニット保持機構に対す
るアタッチメントユニットのあり形嵌合が解放され、
タッチメントユニットは容易に取り外される。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき図面を参照
して説明する。
【0009】図1ないし図3に示すアプリケータの保持
構造1は、電線の端部に端子を圧着する際に用いられる
アプリケータ61(図1および図3に一部を示す)を、
着脱可能に保持するために電線処理機(全体の図示省
略)のたとえばテーブル51に取付けられたものであっ
て、このテーブル51に三本の丸小ねじ52で固定され
たユニット保持機構2と、このユニット保持機構2によ
り着脱可能に保持されるアタッチメントユニット3とか
らなっている。
【0010】このアタッチメントユニット3は、ユニッ
ト保持機構2に対しあり形嵌合4を介して接続されるセ
ットプレート5と、アプリケータ61(図1、図3参
照)に対しあり形嵌合6を介して接続されるアタッチメ
ント7とが三本の六角穴付ボルト8で一体に結合されて
なるものである。
【0011】上記のあり形嵌合4は、セットプレート5
に設けたあり部4aと、基盤9に設けたあり溝4bとか
らなり、このあり溝4bは、基盤9の上面と、後述のス
トッパ11および掛け金13とで構成される。
【0012】また、あり形嵌合6は、製造者ごとに異な
るアプリケータ61の下部形状であるあり部6aと、こ
のあり部6aに適合するようにアタッチメント7に設け
たあり溝6bとからなっている。
【0013】前記ユニット保持機構2は、平面形状が図
2に示すような大形盤体9aの一側(右側)に小形盤体
9bが張り出してなる基盤9と、この基盤9の後端部
(図2で上端部)上面に二本の丸小ねじ10で固定され
たストッパ11と、このストッパ11と正対するように
基盤9の前端部(図2で下端部)上面に対して、支軸1
2により回動可能に設けられた掛け金13とを有してい
る。さらに、この掛け金13は、ラッチ部によって、ア
タッチメントユニット3のセットプレート5に係合され
た状態に保持されるようになっている。ラッチ部は、掛
け金13がセットプレート5に係合されるように突出さ
れた位置(図3参照)に固定するために矩形断面に形成
された押し棒14と、この押し棒14を突出位置(図3
参照)に固定するために矩形断面に形成された掛け金係
脱具15とを有している。
【0014】16は押し棒案内溝で、押し棒14をテー
ブル51の上面との間で摺動可能に保持するように下方
に開口されている。また、17は係脱具案内溝で、掛け
金係脱具15をテーブル51の上面との間で摺動可能に
保持するように下方に開口されている。
【0015】ラッチ部を構成する掛け金係脱具15は、
係脱具案内溝17に挿入されたくさび体18と、このく
さび体18にばねピン19で連結された棒体であるL形
取っ手20と、このL形取っ手20の縦部20aの中間
に固定された座金21と、この座金21とくさび体18
の左端面との間に介在させた圧縮ばね22と、座金21
の左側面を支持するために二本の六角穴付ボルト23で
大形盤体9aの左側面に固定されたガイド付カバー24
とからなっている。L形取っ手20およびくさび体18
は、掛け金13の回動方向とは直交する軸方向に沿って
往復移動可能になっており、それぞれが係脱具案内溝1
7内に押し込まれることによって、押し棒14が、その
移動方向と直交する方向に移動され、掛け金13が所定
方向に回動される。そして、掛け金13は、押し棒14
によっと所定方向に回動されることにより、セットプレ
ート5に係合される。
【0016】このガイド付カバー24には、高さが座金
21の外径よりも小さく前後(図2で下、上)方向に広
い矩形孔25があけられ、この矩形孔25に接続するよ
うにガイド部24aが溝形(図1参照)に形成されてい
る。
【0017】26はL形取っ手20の縦部20aの外端
(図2で左端)部に設けられたばねピンで、このばねピ
ン26を縦部20aごと外方(左方)に引き出してガイ
ド部24aに掛け止め(図2の鎖線位置)をなすことに
より、アタッチメントユニット3を交換する間、くさび
体18が圧縮ばね22の反発作用で係脱具案内溝17の
深部に自動復帰するのを防ぐように構成されている。2
7はねじ孔で前記六角穴付ボルト8にそれぞれ適合する
ようにセットプレート5にあけられている。
【0018】次に上記実施例の作用について説明する。
【0019】予め、アタッチメントユニット3は、各製
造者ごとのアプリケータ61に適合したものがそれぞれ
準備され、各アタッチメントユニット3にアプリケータ
61が組み付けられる。
【0020】アタッチメントユニット3の交換は、ま
ず、掛け金係脱具15のL形取っ手20を外方(図2で
左方)に引き出してくさび体18を押し棒14との係合
位置から退避させたのち、ばねピン26をガイド付カバ
ー24のガイド部24aに掛け止めをしてくさび体18
を退避位置に固定する。
【0021】次に、掛け金13を外す方向(図3で逆時
計回り方向)に回すと、押し棒14が係脱具案内溝17
側に押し込まれて、アタッチメントユニット3と基盤9
とのあり嵌合4が解放される。
【0022】そして、他のアタッチメントユニット3と
の交換が終わると、L形取っ手20のばねピン26をガ
イド付カバー24のガイド部24aから外すと、取っ手
20およびくさび体18が圧縮ばね22の反発力で係脱
具案内溝17の深部に自動復帰する。
【0023】この動作が押し棒14を経て掛け金13に
順次伝達されることにより、アタッチメントユニット3
はあり形嵌合4を介して基盤9に固定される。したがっ
て、このアタッチメントユニット3に保持されているア
プリケータ61は、電線端末処理の加工準備が完了す
る。
【0024】
【考案の効果】本考案の電線処理機におけるアプリケー
タの保持構造は、このように、電線端末処理用のアプリ
ケータが着脱可能に取り付けられるアタッチメントユニ
ットが、電線処理機のテーブルに取り付けられたユニッ
ト保持機構に対して、あり形嵌合によって着脱可能にな
っており、しかも、ユニット保持機構に装着されたアタ
ッチメントユニットが、ユニット保持機構に設けられた
ラッチ部の操作によって掛け金が係合状態とされること
によって固定されるようになっているために、アタッチ
メントユニットに取り付けられるアタッチメントを各製
造者のアプリケータに適合させておくことにより、ユニ
ット保持機構に対してアタッチメントユニットを取り替
えるだけで、電線処理機のテーブルに対してアプリケー
タを取り替えることができる。しかも、ラッチ部の操作
によって、掛け金が係合状態になり、アタッチメントユ
ニットが固定状態に保持されるために、アプリケータ
を、確実に所定位置に固定することができる。
【0025】従って、製造者の異なるアプリケータを多
数種取り混ぜて使用する場合に、これら各アプリケータ
の交換作業を短時間で完了させることができる。その結
果、電線処理機における端末処理工程の稼働効率が著し
く向上する。また、アプリケータを取り替えた場合に、
アプリケータの位置の再現性が向上するために、微調整
の必要がなく、アプリケータの交換のための作業性は著
しく向上する。さらに、ユニット保持機構の構成が非常
に簡潔であり、しかも、ラッチ部は、掛け金の回動方向
とは直交方向に移動操作すればよく、掛け金の配置位置
とは離れた位置にて掛け金を操作することができ、掛け
金の操作性も著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アプリケータの保持構造を一部断面にして示す
正面図である。
【図2】アプリケータの保持構造の平面図である。
【図3】図2のA−A線で見た断面図である。
【符号の説明】
1 アプリケータの保持構造 2 ユニット保持機構 3 アタッチメントユニット 4 あり形嵌合 5 セットプレート 6 あり形嵌合 7 アタッチメント 51 テーブル 61 アプリケータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端末処理用のアプリケータが着脱可
    能に取り付けられたアタッチメントユニットと、 このアタッチメントユニットがあり形嵌合によって着脱
    可能になるように、電線処理機のテーブルに取り付けら
    れたユニット保持機構とを具備し、 前記ユニット保持機構は、装着されるアタッチメントユ
    ニットに係合してアタッチメントユニットをあり形嵌合
    によって固定する状態およびアタッチメントユニットの
    あり形嵌合を解放した状態に回動される掛け金と、アタ
    ッチメントユニットのあり形嵌合を解放した状態の掛け
    金を、アタッチメントユニットに係合するように回動さ
    せてその回動状態を保持するように軸方向に沿って操作
    される棒体が設けられたラッチ部とを有することを特徴
    とする電線処理機におけるアプリケータの保持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE2841727C2 (de) * 1978-09-26 1987-06-19 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Verfahren zur additiven und multiplikativen Störsignalkompensation und Schaltung zur Durchführung des Verfahrens
JPS6199288A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 古河電気工業株式会社 電線端子打用アプリケ−タ自動交換装置

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