JPH04112489U - 電線処理機におけるアプリケータの保持構造 - Google Patents

電線処理機におけるアプリケータの保持構造

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JPH04112489U
JPH04112489U JP2314291U JP2314291U JPH04112489U JP H04112489 U JPH04112489 U JP H04112489U JP 2314291 U JP2314291 U JP 2314291U JP 2314291 U JP2314291 U JP 2314291U JP H04112489 U JPH04112489 U JP H04112489U
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靖 井原
明弘 沖田
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新明和工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造者が異なるアプリケータを取り混ぜて用い
る場合、この各アプリケータの取付部構造がそれぞれ違
っていても、各アプリケータを短時間で交換可能とす
る。 【構成】電線端末処理用のアプリケータ61を保持する
ために、電線処理機のテーブル51等に取付けられたも
のであって、このテーブル51に固定されたユニット保
持機構2と、このユニット保持機構2により着脱可能に
保持されるアタッチメントユニット3とからなり、この
アタッチメントユニット3は、ユニット保持機構2に対
し、あり形嵌合4を介して接続されるセットプレート5
とアプリケータ61に対し、あり形嵌合6を介して接続
されるアタッチメント7とが一体に結合されてなること
を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電線処理機におけるアプリケータの保持構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
電線処理機の各装置のうち、電線端部に端子を圧着する工程では、通常、アプ リケータを用いて電線の端末処理がなされていた。
【0003】 このアプリケータは、電線に圧着しようとする端子の種類に合わせて幾種類の ものが用意されていて、端子の種類が変わるたびごとにアプリケータを交換して 処理作業が続けられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、端子圧着工程で用いられるアプリケータが、同じ製造者の製品であれ ば、取付部が同一形状に形成されているから、短時間で交換できる反面、他の製 造者によるアプリケータを用いる場合は、このアプリケータ取付部の形状および 大きさが異なるために、このアプリケータに別の部材を組み付けて取付部形状を 共通にしたアプリケータユニットを用いていた。ところが、このアプリケータユ ニットは、ボルトで固定するようになされているので、ボルトのねじ込みおよび ねじ戻しの作業に手間どって、端末処理の稼動率向上を妨げるという問題があっ た。
【0005】 この考案は、このような従来の事情から見て、製造者が異なるアプリケータを 取り混ぜて用いる場合、このアプリケータの取付部構造がそれぞれ違っていても 、各アプリケータの交換が短時間ですまされるようにした電線処理機におけるア プリケータの保持構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の電線処理機におけるアプリケータの保持構造は、電線端末処理用の アプリケータを着脱可能に保持するために、電線処理機のテーブル等に取付けら れたものであって、このテーブルに固定されたユニット保持機構と、このユニッ ト保持機構により着脱可能に保持されるアタッチメントユニットとからなり、こ のアタッチメントユニットは、ユニット保持機構に対し、あり形嵌合を介して接 続されるセットプレートと、アプリケータに対し、あり形嵌合を介して接続され るアタッチメントとが一体に結合されてなるものである。
【0007】
【作用】
アタッチメントユニットに組み付けられた各アプリケータは、ユニット保持構 造への着脱動作が、このユニット保持機構の操作によってアタッチメントユニッ トごと短時間で完了する。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例につき図面を参照して説明する。
【0009】 図1ないし図3に示すアプリケータの保持構造1は、電線の端部に端子を圧着 する際に用いられるアプリケータ61(図1および図3に一部を示す)を、着脱 可能に保持するために電線処理機(全体の図示省略)のたとえばテーブル51に 取付けられたものであって、このテーブル51に三本の丸小ねじ52で固定され たユニット保持機構2と、このユニット保持機構2により着脱可能に保持される アタッチメントユニット3とからなっている。
【0010】 このアタッチメントユニット3は、ユニット保持機構2に対しあり形嵌合4を 介して接続されるセットプレート5と、アプリケータ61(図1、図3参照)に 対しあり形嵌合6を介して接続されるアタッチメント7とが三本の六角穴付ボル ト8で一体に結合されてなるものである。
【0011】 上記のあり形嵌合4は、セットプレート5に設けたあり部4aと、基盤9に設 けたあり溝4bとからなり、このあり溝4bは、基盤9の上面と、後述のストッ パ11および掛け金13とで構成される。
【0012】 また、あり形嵌合6は、製造者ごとに異なるアプリケータ61の下部形状であ るあり部6aと、このあり部6aに適合するようにアタッチメント7に設けたあ り溝6bとからなっている。
【0013】 前記ユニット保持機構2は、平面形状が図2に示すような大形盤体9aの一側 (右側)に小形盤体9bが張り出してなる基盤9と、この基盤9の後端(図2で 上端)部上面に二本の丸小ねじ10で固定されたストッパ11と、このストッパ 11と正対するように基盤9の前端(図2で下端)部上面に対して、支軸12に より回動可能に設けられた掛け金13と、この掛け金13を突出位置(図3参照 )に固定するために矩形断面に形成された押し棒14と、この押し棒14を突出 位置(図3参照)に固定するために矩形断面に形成された掛け金係脱具15とを 主要部として構成されている。
【0014】 16は押し棒案内溝で、押し棒14をテーブル51の上面との間で摺動可能に 保持するように下方に開口されている。また、17は係脱具案内溝で、掛け金係 脱具15をテーブル51の上面との間で摺動可能に保持するように下方に開口さ れている。
【0015】 掛け金係脱具15は、係脱具案内溝17に挿入されたくさび体18と、このく さひ体18にばねピン19で連結されたL形取っ手20と、このL形取っ手20 の縦部20aの中間に固定された座金21と、この座金21とくさび体18の左 端面との間に介在させた圧縮ばね22と、座金21の左側面を支持するために二 本の六角穴付ボルト23で大形盤体9aの左側面に固定されたガイド付カバー2 4とからなっている。
【0016】 このガイド付カバー24には、高さが座金21の外径よりも小さく前後(図2 で下、上)方向に広い矩形孔25があけられ、この矩形孔25に接続するように ガイド部24aが溝形(図1参照)に形成されている。
【0017】 26はL形取っ手20の縦部20aの外端(図2で左端)部に設けられたばね ピンで、このばねピン26を縦部20aごと外方(左方)に引き出してガイド部 24aに掛け止め(図2の鎖線位置)をなすことにより、アタッチメントユニッ ト3を交換する間、くさび体18が圧縮ばね22の反発作用で係脱具案内溝17 の深部に自動復帰するのを防ぐように構成されている。27はねじ孔で前記六角 穴付ボルト8にそれぞれ適合するようにセットプレート5にあけられている。
【0018】 次に上記実施例の作用について説明する。
【0019】 予め、アタッチメントユニット3は、各製造者ごとのアプリケータ61に適合 したものがそれぞれ準備され、各アタッチメントユニット3にアプリケータ61 が組み付けられる。
【0020】 アタッチメントユニット3の交換は、まず、掛け金係脱具15のL形取っ手2 0を外方(図2で左方)に引き出してくさび体18を押し棒14との係合位置か ら退避させたのち、ばねピン26をガイド付カバー24のガイド部24aに掛け 止めをしてくさび体18を退避位置に固定する。
【0021】 次に、掛け金13を外す方向(図3で逆時計回り方向)に回すと、押し棒14 が係脱具案内溝17側に押し込まれて、アタッチメントユニット3と基盤9との あり嵌合4が解放される。
【0022】 そして、他のアタッチメントユニット3との交換が終わると、L形取っ手20 のばねピン26をガイド付カバー24のガイド部24aから外すと、取っ手20 およびくさび体18が圧縮ばね22の反発力で係脱具案内溝17の深部に自動復 帰する。
【0023】 この動作が押し棒14を経て掛け金13に順次伝達されることにより、アタッ チメントユニット3はあり形嵌合4を介して基盤9に固定される。したがって、 このアタッチメントユニット3に保持されているアプリケータ61は、電線端末 処理の加工準備が完了する。
【0024】
【考案の効果】
この考案の電線処理機におけるアプリケータの保持構造は、電線端末処理用の アプリケータを着脱可能に保持するために、電線処理機のテーブル等に取付けら れたものであって、このテーブルに固定されたユニット保持機構と、このユニッ ト保持機構により着脱可能に保持されるアタッチメントユニットとからなり、こ のアタッチメントユニットは、ユニット保持機構に対し、あり形嵌合を介して接 続されるセットプレートと、アプリケータに対し、あり形嵌合を介して接続され るアタッチメントとが一体に結合されてなるものであるから、アタッチメントユ ニットのアタッチメントを各製造者のアプリケータに適合させて形成することに より、このアタッチメントユニットは、セットプレートによってユニット保持機 構との結合構造が共通化される。
【0025】 したがって、製造者の異なるアプリケータを多数種取り混ぜて使用する場合に 、これら各アプリケータの交換作業がユニット保持機構のL形取っ手を操作する だけで短時間に完了するから、電線処理機における端末処理工程の稼動率が著し く向上するという優れた利点がある。また、位置の再現性が向上するため再セッ トする必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】アプリケータの保持構造を一部断面にして示す
正面図である。
【図2】アプリケータの保持構造の平面図である。
【図3】図2のA−A線で見た断面図である。
【符号の説明】
1 アプリケータの保持構造 2 ユニット保持機構 3 アタッチメントユニット 4 あり形嵌合 5 セットプレート 6 あり形嵌合 7 アタッチメント 51 テーブル 61 アプリケータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端末処理用のアプリケータを着脱可
    能に保持するために、電線処理機のテーブル等に取付け
    られたものであって、このテーブルに固定されたユニッ
    ト保持機構と、このユニット保持機構により着脱可能に
    保持されるアタッチメントユニットとからなり、このア
    タッチメントユニットは、ユニット保持機構に対し、あ
    り形嵌合を介して接続されるセットプレートと、アプリ
    ケータに対し、あり形嵌合を介して接続されるアタッチ
    メントとが一体に結合されてなることを特徴とする電線
    処理機におけるアプリケータの保持構造。
JP1991023142U 1991-03-15 1991-03-15 電線処理機におけるアプリケータの保持構造 Expired - Fee Related JP2569922Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5544297A (en) * 1978-09-26 1980-03-28 Bosch Gmbh Robert Method of and circuit for compensating addition and multiplication fault signal
JPS6199288A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 古河電気工業株式会社 電線端子打用アプリケ−タ自動交換装置

Patent Citations (2)

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JPS6199288A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 古河電気工業株式会社 電線端子打用アプリケ−タ自動交換装置

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