JP2569700Y2 - 棒状物繰り出し容器 - Google Patents
棒状物繰り出し容器Info
- Publication number
- JP2569700Y2 JP2569700Y2 JP100092U JP100092U JP2569700Y2 JP 2569700 Y2 JP2569700 Y2 JP 2569700Y2 JP 100092 U JP100092 U JP 100092U JP 100092 U JP100092 U JP 100092U JP 2569700 Y2 JP2569700 Y2 JP 2569700Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- moving body
- base
- fitted
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベース筒にベース筒の一
端又は両端より棒状物の繰り出し,引っ込みを行う機構
を備えた棒状部繰り出し容器に関する。
端又は両端より棒状物の繰り出し,引っ込みを行う機構
を備えた棒状部繰り出し容器に関する。
【0002】
【先行技術】本出願人は、ツイン式棒状物繰り出し容器
を実願平3−61953号として既に出願した。この先
行容器は、図1を参照して説明すると、ベース筒3の両
端穴部4,5に、それぞれ第1,第2凸部14,15を
有する第1,第2回転ガイド筒6,7を軸方向離脱可能
で回転自在に嵌挿し、この第1,第2回転ガイド筒6,
7にそれぞれ摺動自在に嵌合する第1,第2棒状物受台
8,9を有する第1移動体10及びこれを内挿する第2
移動体11を,前記ベース筒3内に配設し、前記第1,
第2移動体10,11にそれぞれ前記第1,第2凸部1
4,15を嵌入する第1,第2螺旋溝12,13を形成
せしめ、この第1,第2螺旋溝12、13にそれぞれ回
転方向を規制する回転防止手段を設けると共に、第1,
第2回転ガイド筒6,7にそれぞれ第1,第2内キャッ
プ20A,21Aを被着し、ベース筒3の両端外周部
に、それぞれ該第1,第2内キャップ20A,21Aと
の間に空気通孔27,28を有し、かつこれらと一体に
第1,第2外キャップ20B,21Bを着脱可能に装着
してなる
を実願平3−61953号として既に出願した。この先
行容器は、図1を参照して説明すると、ベース筒3の両
端穴部4,5に、それぞれ第1,第2凸部14,15を
有する第1,第2回転ガイド筒6,7を軸方向離脱可能
で回転自在に嵌挿し、この第1,第2回転ガイド筒6,
7にそれぞれ摺動自在に嵌合する第1,第2棒状物受台
8,9を有する第1移動体10及びこれを内挿する第2
移動体11を,前記ベース筒3内に配設し、前記第1,
第2移動体10,11にそれぞれ前記第1,第2凸部1
4,15を嵌入する第1,第2螺旋溝12,13を形成
せしめ、この第1,第2螺旋溝12、13にそれぞれ回
転方向を規制する回転防止手段を設けると共に、第1,
第2回転ガイド筒6,7にそれぞれ第1,第2内キャッ
プ20A,21Aを被着し、ベース筒3の両端外周部
に、それぞれ該第1,第2内キャップ20A,21Aと
の間に空気通孔27,28を有し、かつこれらと一体に
第1,第2外キャップ20B,21Bを着脱可能に装着
してなる
【0003】上記先行容器において第1,第2棒状物受
台8,9にそれぞれ修正棒22,23を保持するには、
第1,第2内,外側キャップ20A,20B、21A,
21Bを外し、第1,第2回転ガイド筒6,7の頭部よ
り修正液を充填注入し固化することにより第1,第2棒
状物受台8,9にそれぞれ細い修正棒22及び太い修正
棒23を保持している。
台8,9にそれぞれ修正棒22,23を保持するには、
第1,第2内,外側キャップ20A,20B、21A,
21Bを外し、第1,第2回転ガイド筒6,7の頭部よ
り修正液を充填注入し固化することにより第1,第2棒
状物受台8,9にそれぞれ細い修正棒22及び太い修正
棒23を保持している。
【0004】このような構成の先行容器において第1回
転ガイド筒6に対し、ベース筒3を回転すると、第1回
転ガイド筒6の第1凸部14が第1移動体10の第1螺
旋溝12に嵌入し、回転防止手段により回転方向が規制
されており、かつ第1移動体10に第1棒状物受台8が
一体に設けられているので、第1移動体10とその第1
棒状物受台8が第1回転ガイド筒6内を回転しつつ摺動
することにより細い修正棒22がガイド筒6の先端より
回転方向に応じて出没することになる。
転ガイド筒6に対し、ベース筒3を回転すると、第1回
転ガイド筒6の第1凸部14が第1移動体10の第1螺
旋溝12に嵌入し、回転防止手段により回転方向が規制
されており、かつ第1移動体10に第1棒状物受台8が
一体に設けられているので、第1移動体10とその第1
棒状物受台8が第1回転ガイド筒6内を回転しつつ摺動
することにより細い修正棒22がガイド筒6の先端より
回転方向に応じて出没することになる。
【0005】又、第2回転ガイド筒7に対し、ベース3
を回転した場合も同様に太い修正棒23がガイド筒7の
先端より回転方向に応じて出没することになる。
を回転した場合も同様に太い修正棒23がガイド筒7の
先端より回転方向に応じて出没することになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記先行
例にあっては、第1,第2棒状物受台8,9が第1,第
2回転ガイド筒6,7内を回転しつつ摺動するため、第
1,第2回転ガイド筒6,7の内面にそれぞれ付着して
いる修正棒22,23が第1,第2棒状物受台8,9の
回転によりねじ切れするおそれがあり、特に細い修正棒
22のねじ切れが発生するという課題がある。
例にあっては、第1,第2棒状物受台8,9が第1,第
2回転ガイド筒6,7内を回転しつつ摺動するため、第
1,第2回転ガイド筒6,7の内面にそれぞれ付着して
いる修正棒22,23が第1,第2棒状物受台8,9の
回転によりねじ切れするおそれがあり、特に細い修正棒
22のねじ切れが発生するという課題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案容器は、上記の課
題を解決するため、図1に示すようにベース筒3の端穴
部4に、凸部14を有する回転ガイド筒6を軸方向離脱
可能で回転自在に嵌挿し、この回転ガイド筒6に棒状物
受台8を摺動自在に嵌合し、この棒状物受台8の底部に
設けた枢支部31を,ベース筒3内に配設した移動体1
0の端部孔33に回転自在に連結し、移動体10に凸部
14を嵌入する螺旋溝12を形成せしめ、かかる凸部1
4が移動体10の螺旋溝12に嵌入することにより回転
方向を規制する回転防止手段を設けると共に回転ガイド
筒6にキャップを着脱可能に装着してなり、前記回転防
止手段は、ベース筒3の第1,第2突部1,2と、これ
らを互いに嵌入する第1,第2軸方向溝16,17とか
らなる。
題を解決するため、図1に示すようにベース筒3の端穴
部4に、凸部14を有する回転ガイド筒6を軸方向離脱
可能で回転自在に嵌挿し、この回転ガイド筒6に棒状物
受台8を摺動自在に嵌合し、この棒状物受台8の底部に
設けた枢支部31を,ベース筒3内に配設した移動体1
0の端部孔33に回転自在に連結し、移動体10に凸部
14を嵌入する螺旋溝12を形成せしめ、かかる凸部1
4が移動体10の螺旋溝12に嵌入することにより回転
方向を規制する回転防止手段を設けると共に回転ガイド
筒6にキャップを着脱可能に装着してなり、前記回転防
止手段は、ベース筒3の第1,第2突部1,2と、これ
らを互いに嵌入する第1,第2軸方向溝16,17とか
らなる。
【0008】
【作用】キャップをベース筒3より外し、ベース筒3に
対し回転ガイド筒6を回転するか、又は回転ガイド筒6
に対しベース筒3を回転すると、回転ガイド筒6の凸部
14が移動体10の螺旋溝12に嵌入し、回転防止手段
により回転方向が規制されており、かつ移動体10の端
部孔33に棒状物受台8の枢支部31が回転自在に連結
されているので、棒状物受台8が回転ガイド筒6内を回
転することなく摺動することにより棒状物22がねじ切
れすることなく、ガイド筒6の先端より回転方向に応じ
て出没することになる。
対し回転ガイド筒6を回転するか、又は回転ガイド筒6
に対しベース筒3を回転すると、回転ガイド筒6の凸部
14が移動体10の螺旋溝12に嵌入し、回転防止手段
により回転方向が規制されており、かつ移動体10の端
部孔33に棒状物受台8の枢支部31が回転自在に連結
されているので、棒状物受台8が回転ガイド筒6内を回
転することなく摺動することにより棒状物22がねじ切
れすることなく、ガイド筒6の先端より回転方向に応じ
て出没することになる。
【0009】この場合、棒状物22が回転ガイド筒6の
内面に付着していても回転しないので、棒状物22を回
転ガイド筒6の内面に沿って強制的に押し出してその付
着を解き、一度付着解除すれば、それ以降、棒状物22
の出没はスムーズに行われることになる。
内面に付着していても回転しないので、棒状物22を回
転ガイド筒6の内面に沿って強制的に押し出してその付
着を解き、一度付着解除すれば、それ以降、棒状物22
の出没はスムーズに行われることになる。
【0010】
【実施例】図1は本考案容器の1実施例の構成を示す縦
断面図、図2は本考案における第1,第2移動体の1例
を示す一部の正面図、図3は同じく第1,第2棒状物受
台の1例を示す正断面、図4は本考案におけるベース筒
の断面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図5の
B−B線断面図、図7は図5のC−C線断面図、図8は
図5のD−D線断面図、図9は図5のE−E線断面図で
ある。第1,第2突部1,2を有するベース筒3の両端
穴部4,5に、それぞれ第1,第2凸部14,15を有
する第1,第2回転ガイド筒6,7が、例えば凹,凸部
24,25による係合により軸方向離脱可能で回転自在
に嵌挿されている。
断面図、図2は本考案における第1,第2移動体の1例
を示す一部の正面図、図3は同じく第1,第2棒状物受
台の1例を示す正断面、図4は本考案におけるベース筒
の断面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図5の
B−B線断面図、図7は図5のC−C線断面図、図8は
図5のD−D線断面図、図9は図5のE−E線断面図で
ある。第1,第2突部1,2を有するベース筒3の両端
穴部4,5に、それぞれ第1,第2凸部14,15を有
する第1,第2回転ガイド筒6,7が、例えば凹,凸部
24,25による係合により軸方向離脱可能で回転自在
に嵌挿されている。
【0011】この第1,第2回転ガイド筒6,7にそれ
ぞれ第1,第2棒状物受台8,9が摺動自在に嵌合さ
れ、この第1,第2棒状物受台8,9の底部に設けた第
1,第2枢支部31,32がそれぞれベース筒3内に配
設した第1移動体10及びこれを内挿する第2移動体1
1の第1,第2端部孔33,34に回転自在に連結され
ている。
ぞれ第1,第2棒状物受台8,9が摺動自在に嵌合さ
れ、この第1,第2棒状物受台8,9の底部に設けた第
1,第2枢支部31,32がそれぞれベース筒3内に配
設した第1移動体10及びこれを内挿する第2移動体1
1の第1,第2端部孔33,34に回転自在に連結され
ている。
【0012】26A,26Bはそれぞれ第1,第2棒状
物受台8,9と第1,第2回転ガイド筒6,7との間に
介挿したOリングで、細い修正棒22,太い修正棒23
より蒸発する水分をシールする役目を果たす。
物受台8,9と第1,第2回転ガイド筒6,7との間に
介挿したOリングで、細い修正棒22,太い修正棒23
より蒸発する水分をシールする役目を果たす。
【0013】第1,第2移動体10,11にはそれぞれ
第1,第2凸部14,15を嵌入する第1,第2螺旋溝
12,13が形成されており、この第1,第2螺旋溝1
2,13にそれぞれ前記第1,第2突部1,2を嵌入す
る第1,第2軸方向溝16,17が設けられている(図
2参照)。第1移動体10は筒状体でも柱状体でもよ
い。
第1,第2凸部14,15を嵌入する第1,第2螺旋溝
12,13が形成されており、この第1,第2螺旋溝1
2,13にそれぞれ前記第1,第2突部1,2を嵌入す
る第1,第2軸方向溝16,17が設けられている(図
2参照)。第1移動体10は筒状体でも柱状体でもよ
い。
【0014】第1,第2回転ガイド筒6,7と、これら
ガイド筒6,7にそれぞれ摺動自在に嵌合する第1,第
2棒状物受台8,9の第1,第2枢支部31,32を第
1,第2端部孔33,34に回転自在に連結した第1,
第2移動体10,11を第1,第2カセットとして扱う
ことができる。第1,第2回転ガイド筒6,7にそれぞ
れ第1,第2乾燥防止材18,19を有する第1,第2
内キャップ20A,21Aが着脱可能に被着されてお
り、ベース筒3の両端外周部に、それぞれ該内キャップ
20A,21Aとの間に空気通孔27,28を有し、か
つこれらと一体に第1,第2外キャップ20B,21B
が着脱可能に装着されている。
ガイド筒6,7にそれぞれ摺動自在に嵌合する第1,第
2棒状物受台8,9の第1,第2枢支部31,32を第
1,第2端部孔33,34に回転自在に連結した第1,
第2移動体10,11を第1,第2カセットとして扱う
ことができる。第1,第2回転ガイド筒6,7にそれぞ
れ第1,第2乾燥防止材18,19を有する第1,第2
内キャップ20A,21Aが着脱可能に被着されてお
り、ベース筒3の両端外周部に、それぞれ該内キャップ
20A,21Aとの間に空気通孔27,28を有し、か
つこれらと一体に第1,第2外キャップ20B,21B
が着脱可能に装着されている。
【0015】第1,第2乾燥防止材18,19として
は、ポリエステル,ポリアセテート等の合成繊維材,ま
たは,スポンジあるいはアクリル酸エステル樹脂などを
混入した弾性体を用いることができる。特に棒状物2
2,23が修正棒のように水分を蒸発し易いものを用い
る場合に適用するとよい。この場合、キャップを被着す
るのを忘れ、修正棒が乾燥し使用不能になったとき、第
1,第2乾燥防止材18,19に水分を含ませてキャッ
プを被着しておくと修正棒に水分が補給され、使用可能
な状態に復する。又、第1,第2内,外キャップ20
A,20B、21A,21Bの頭部はヘラ代わりに使用
できる形状となっており、例えば丸くなっている。
は、ポリエステル,ポリアセテート等の合成繊維材,ま
たは,スポンジあるいはアクリル酸エステル樹脂などを
混入した弾性体を用いることができる。特に棒状物2
2,23が修正棒のように水分を蒸発し易いものを用い
る場合に適用するとよい。この場合、キャップを被着す
るのを忘れ、修正棒が乾燥し使用不能になったとき、第
1,第2乾燥防止材18,19に水分を含ませてキャッ
プを被着しておくと修正棒に水分が補給され、使用可能
な状態に復する。又、第1,第2内,外キャップ20
A,20B、21A,21Bの頭部はヘラ代わりに使用
できる形状となっており、例えば丸くなっている。
【0016】上記のような構成の実施例において使用箇
所が小さい時は第1内,外キャップ20A,20Bをベ
ース筒3より外しベース筒3に対し第1回転ガイド筒6
を回転するか又は第1回転ガイド筒6に対しベース筒3
を回転すると、この第1回転ガイド筒6の第1凸部14
が第1移動体10の第1螺旋溝12に嵌入し、ベース筒
3の第1突部1が第1軸方向溝16に嵌入しており、か
つ第1移動体10の第1端部孔33に第1棒状物受台8
の第1枢支部31が回転自在に連結されているので、第
1棒状物受台8が第1回転ガイド筒6内を回転すること
なく摺動することにより細い修正棒22が該ガイド筒6
の先端より回転方向に応じて出没することになる。
所が小さい時は第1内,外キャップ20A,20Bをベ
ース筒3より外しベース筒3に対し第1回転ガイド筒6
を回転するか又は第1回転ガイド筒6に対しベース筒3
を回転すると、この第1回転ガイド筒6の第1凸部14
が第1移動体10の第1螺旋溝12に嵌入し、ベース筒
3の第1突部1が第1軸方向溝16に嵌入しており、か
つ第1移動体10の第1端部孔33に第1棒状物受台8
の第1枢支部31が回転自在に連結されているので、第
1棒状物受台8が第1回転ガイド筒6内を回転すること
なく摺動することにより細い修正棒22が該ガイド筒6
の先端より回転方向に応じて出没することになる。
【0017】この場合、細い修正棒22が第1回転ガイ
ド筒6の内面に付着していても回転しないので、細い修
正棒22を第1回転ガイド筒6の内面に沿って強制的に
押し出してその付着を解き、一度付着解除すればそれ以
降、細い修正棒22の出没はスムーズに行われることに
なる。
ド筒6の内面に付着していても回転しないので、細い修
正棒22を第1回転ガイド筒6の内面に沿って強制的に
押し出してその付着を解き、一度付着解除すればそれ以
降、細い修正棒22の出没はスムーズに行われることに
なる。
【0018】使用箇所が大きい時は、第2内,外キャッ
プ21A,21Bをベース筒3から外し、ベース筒3に
対し第2回転ガイド筒7を回転するか又は第2回転ガイ
ド筒7に対しベース筒3を回転すると、この第2回転ガ
イド筒7の第2凸部15が第2移動体11の第2螺旋溝
13に嵌入し、ベース筒3の第2突部2が第2軸方向溝
17に嵌入しており、かつ第2移動体11の第2端部孔
34に第2棒状物受台9の第2枢支部32が回転自在に
連結されているので、第2棒状物受台9が第2回転ガイ
ド筒7内を回転することなく摺動することにより太い修
正棒23が該ガイド筒7の先端より回動方向に応じて出
没することになる。
プ21A,21Bをベース筒3から外し、ベース筒3に
対し第2回転ガイド筒7を回転するか又は第2回転ガイ
ド筒7に対しベース筒3を回転すると、この第2回転ガ
イド筒7の第2凸部15が第2移動体11の第2螺旋溝
13に嵌入し、ベース筒3の第2突部2が第2軸方向溝
17に嵌入しており、かつ第2移動体11の第2端部孔
34に第2棒状物受台9の第2枢支部32が回転自在に
連結されているので、第2棒状物受台9が第2回転ガイ
ド筒7内を回転することなく摺動することにより太い修
正棒23が該ガイド筒7の先端より回動方向に応じて出
没することになる。
【0019】この場合も、太い修正棒23が第2回転ガ
イド筒7の内面に付着していても回転しないので、太い
修正棒23を第2回転ガイド筒7の内面に沿って強制的
に押し出してその付着を解き、一度付着解除すればそれ
以降、太い修正棒23の出没はスムーズに行われること
になる。
イド筒7の内面に付着していても回転しないので、太い
修正棒23を第2回転ガイド筒7の内面に沿って強制的
に押し出してその付着を解き、一度付着解除すればそれ
以降、太い修正棒23の出没はスムーズに行われること
になる。
【0020】第1,第2回転ガイド筒6,7の先端より
繰り出された細い修正棒22及び太い修正棒23は、そ
れぞれ修正箇所が小さい場合、大きい場合に適し、使い
分けができ、しかもスムーズに迅速に失敗することなく
修正することができる。更に修正棒の場合、キャップの
頭部をヘラ代わりに使用できる形状としてあるので、字
消し等を行った後、これをヘラとして使用することによ
りスムーズに再筆することができる。
繰り出された細い修正棒22及び太い修正棒23は、そ
れぞれ修正箇所が小さい場合、大きい場合に適し、使い
分けができ、しかもスムーズに迅速に失敗することなく
修正することができる。更に修正棒の場合、キャップの
頭部をヘラ代わりに使用できる形状としてあるので、字
消し等を行った後、これをヘラとして使用することによ
りスムーズに再筆することができる。
【0021】本実施例は第1,第2回転ガイド筒6,7
と、これらガイド筒6,7にそれぞれ摺動自在に嵌合す
る第1,第2棒状物受台8,9の第1,第2枢支部3
1,32を第1,第2端部孔33,34に回転自在に連
結した第1,第2移動体10,11を第1,第2カセッ
トとして扱うことができるので棒状物がリップスティッ
クや修正棒であっても棒状物22,23を使い果たした
とき、容器を使い捨てすることなく、新しい棒状物2
2,23を保持した第1,第2カセットと交換し、容器
を無駄にせず安価に実施できることになる。
と、これらガイド筒6,7にそれぞれ摺動自在に嵌合す
る第1,第2棒状物受台8,9の第1,第2枢支部3
1,32を第1,第2端部孔33,34に回転自在に連
結した第1,第2移動体10,11を第1,第2カセッ
トとして扱うことができるので棒状物がリップスティッ
クや修正棒であっても棒状物22,23を使い果たした
とき、容器を使い捨てすることなく、新しい棒状物2
2,23を保持した第1,第2カセットと交換し、容器
を無駄にせず安価に実施できることになる。
【0022】第1,第2内,外キャップ20A,20
B、21A,21Bを幼児,子供が誤って飲み込んで咽
に詰まらせても病院へ行く迄両者間の空気通孔27,2
8で呼吸することができ、安全キャップとすることがで
きる。キャップは第1,第2内,外キャップ20A,2
0B、21A,21Bよりなる二重キャップであるた
め、外キャップ20B,21Bの変更によりバリエーシ
ョンの多様化が可能である。
B、21A,21Bを幼児,子供が誤って飲み込んで咽
に詰まらせても病院へ行く迄両者間の空気通孔27,2
8で呼吸することができ、安全キャップとすることがで
きる。キャップは第1,第2内,外キャップ20A,2
0B、21A,21Bよりなる二重キャップであるた
め、外キャップ20B,21Bの変更によりバリエーシ
ョンの多様化が可能である。
【0023】又、棒状物22,23を修正棒とした時
は、第1,第2棒状物受台8,9及び第1,第2回転ガ
イド筒6,7内に修正液を充填注入,インサート成形
後、速やかに内キャップ20A,21Aを被着すること
により修正棒のドライアップを防止することが可能であ
る。修正液の充填,注入時の部品は外キャップ20B,
21Bによりすべて内部に隠れるので修正液の注入時等
に万一汚れても気にする必要がない。
は、第1,第2棒状物受台8,9及び第1,第2回転ガ
イド筒6,7内に修正液を充填注入,インサート成形
後、速やかに内キャップ20A,21Aを被着すること
により修正棒のドライアップを防止することが可能であ
る。修正液の充填,注入時の部品は外キャップ20B,
21Bによりすべて内部に隠れるので修正液の注入時等
に万一汚れても気にする必要がない。
【0024】なお、棒状物としては修正棒以外の例えば
棒状消ゴム,リップスティック等を用いることができる
ことは勿論である。本考案における回転防止手段は、ベ
ース筒3の第1,第2突部1,2と、これらを嵌入する
第1,第2軸方向溝16,17とよりなる手段に限ら
ず、互いに嵌合する多角形部など回転を規制する手段で
あればどのような構成であってもよい。
棒状消ゴム,リップスティック等を用いることができる
ことは勿論である。本考案における回転防止手段は、ベ
ース筒3の第1,第2突部1,2と、これらを嵌入する
第1,第2軸方向溝16,17とよりなる手段に限ら
ず、互いに嵌合する多角形部など回転を規制する手段で
あればどのような構成であってもよい。
【0025】又、本考案において第1,第2棒状物受台
8,9の内面にそれぞれ図3に示すように断面形状が台
形の第1,第2螺旋状突起35,36を設けると、これ
らの突起35,36により修正棒等の棒状物22,23
の抜け出しを防止できると共に棒状物22,23の直径
をできるだけ大きくできるので、ねじ切れするおそれを
一層回避することができ、かつ台形の第1,第2螺旋状
突起35,36の内側斜面を外側斜面より緩やかに形成
することによりコアピンの抜け出しを容易にできる。
8,9の内面にそれぞれ図3に示すように断面形状が台
形の第1,第2螺旋状突起35,36を設けると、これ
らの突起35,36により修正棒等の棒状物22,23
の抜け出しを防止できると共に棒状物22,23の直径
をできるだけ大きくできるので、ねじ切れするおそれを
一層回避することができ、かつ台形の第1,第2螺旋状
突起35,36の内側斜面を外側斜面より緩やかに形成
することによりコアピンの抜け出しを容易にできる。
【0026】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、ベース筒
3の端穴部4に、凸部14を有する回転ガイド筒6を軸
方向離脱可能で回転自在に嵌挿し、この回転ガイド筒6
に棒状物受台8を摺動自在に嵌合し、この棒状物受台8
の底部に設けた枢支部31を,ベース筒3内に配設した
移動体10の端部孔33に回転自在に連結し、移動体1
0に凸部14を嵌入する螺旋溝12を形成せしめ、かか
る凸部14が移動体10の螺旋溝12に嵌入することに
より回転方向を規制する回転防止手段を設けると共に回
転ガイド筒6にキャップを着脱可能に装着してなり、前
記回転防止手段は、ベース筒3の第1,第2突部1,2
と、これらを互いに嵌入する第1,第2軸方向溝16,
17とからなるため、ベース筒3及び回転ガイド筒6の
いずれか一方に対し、他方を回転しても、回転ガイド筒
6の凸部14が移動体10の螺旋溝12に嵌入し、回転
防止手段により回転方向が規制されており、かつ移動体
10の端部孔33に棒状物受台8の枢支部31が回転自
在に連結されているので、棒状物受台8が回転ガイド筒
6内を回転することなく摺動することにより棒状物22
がねじ切れすることなく、ガイド筒6の先端より回転方
向に応じて出没することができる。
3の端穴部4に、凸部14を有する回転ガイド筒6を軸
方向離脱可能で回転自在に嵌挿し、この回転ガイド筒6
に棒状物受台8を摺動自在に嵌合し、この棒状物受台8
の底部に設けた枢支部31を,ベース筒3内に配設した
移動体10の端部孔33に回転自在に連結し、移動体1
0に凸部14を嵌入する螺旋溝12を形成せしめ、かか
る凸部14が移動体10の螺旋溝12に嵌入することに
より回転方向を規制する回転防止手段を設けると共に回
転ガイド筒6にキャップを着脱可能に装着してなり、前
記回転防止手段は、ベース筒3の第1,第2突部1,2
と、これらを互いに嵌入する第1,第2軸方向溝16,
17とからなるため、ベース筒3及び回転ガイド筒6の
いずれか一方に対し、他方を回転しても、回転ガイド筒
6の凸部14が移動体10の螺旋溝12に嵌入し、回転
防止手段により回転方向が規制されており、かつ移動体
10の端部孔33に棒状物受台8の枢支部31が回転自
在に連結されているので、棒状物受台8が回転ガイド筒
6内を回転することなく摺動することにより棒状物22
がねじ切れすることなく、ガイド筒6の先端より回転方
向に応じて出没することができる。
【図1】本考案容器の1実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図2】本考案における第1,第2移動体の1例を示す
一部の正面図である。
一部の正面図である。
【図3】同じく第1,第2棒状物受台の1例を示す正断
面図である。
面図である。
【図4】本考案におけるベース筒の断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】図5のC−C線断面図である。
【図8】図5のD−D線断面図である。
【図9】図5のE−E線断面図である。
1 第1突部 2 第2突部 3 ベース筒 4,5 端穴部 6 (第1)回転ガイド筒 7 第2回転ガイド筒 8 (第1)棒状物受台 9 第2棒状物受台 10 (第1)移動体 11 第2移動体 12 (第1)螺旋溝 13 第2螺旋溝 14 (第1)凸部 15 第2凸部 16 (第1)軸方向溝 17 第2軸方向溝 18 第1乾燥防止材 19 第2乾燥防止材 20A (第1)内キャップ 20B (第1)外キャップ 21A 第2内キャップ 21B 第2外キャップ 22 細い棒状物(修正棒) 23 太い棒状物(修正棒) 24 凹部 25 凸部 26A,26B Oリング 27,28 空気通孔 31 (第1)枢支部 32 第2枢支部 33 (第1)端部孔 34 第2端部孔 35 (第1)螺旋状突起 36 第2螺旋状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−8816(JP,U) 実開 昭62−60578(JP,U) 実開 昭55−142474(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 ベース筒(3)の端穴部(4)に、凸部
(14)を有する回転ガイド筒(6)を軸方向離脱可能
で回転自在に嵌挿し、 この回転ガイド筒(6)に棒状物受台(8)を摺動自在
に嵌合し、この棒状物受台(8)の底部に設けた枢支部
(31)を,ベース筒(3)内に配設した移動体(1
0)の端部孔(33)に回転自在に連結し、 移動体(10)に凸部(14)を嵌入する螺旋溝(1
2)を形成せしめ、かかる凸部(14)が移動体(10)の 螺旋溝(12)
に嵌入することにより回転方向を規制する回転防止手段
を設けると共に回転ガイド筒(6)にキャップを着脱可
能に装着してなり、 前記回転防止手段は、ベース筒(3)の第1,第2突部
(1,2)と、これらを互いに嵌入する第1,第2軸方
向溝(16,17)とからなる 棒状物繰り出し容器。 - 【請求項2】 棒状物受台(8)の内面に、断面形状が
台形の螺旋状突起(35)を設け、該突起(35)の内
側斜面を外側斜面より緩やかにしてなる請求項1の棒状
物繰り出し容器。 - 【請求項3】 ベース筒(3)の端穴部(5)に、第2
凸部(15)を有する第2回転ガイド筒(7)を軸方向
離脱可能で回転自在に嵌挿し、この第2回転ガイド筒
(7)に第2棒状物受台(9)を摺動自在に嵌合し、こ
の第2棒状物受台(9)の底部に設けた第2枢支部(3
2)を,移動体(10)を内挿する第2移動体(11)
の第2端部孔(34)に回転自在に連結し、第2移動体
(11)に第2凸部(15)を嵌入する第2螺旋溝(1
3)を形成せしめ、この第2螺旋溝(13)に回転方向
に規制する回転防止手段を設けると共に第2回転ガイド
筒(7)にキャップを着脱可能に装着してなる請求項1
の棒状物繰り出し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP100092U JP2569700Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 棒状物繰り出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP100092U JP2569700Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 棒状物繰り出し容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0558672U JPH0558672U (ja) | 1993-08-03 |
JP2569700Y2 true JP2569700Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=11489321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP100092U Expired - Lifetime JP2569700Y2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 棒状物繰り出し容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569700Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP100092U patent/JP2569700Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558672U (ja) | 1993-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3030383B2 (ja) | マスカラ付け具 | |
US5306107A (en) | Twin-type stick-shaped material extending container | |
US10888148B2 (en) | Baked powder pencils, sticks and pellets, and methods of making and using the same | |
JP2569700Y2 (ja) | 棒状物繰り出し容器 | |
JP2526446Y2 (ja) | 棒状物繰り出し容器 | |
JPH0747053Y2 (ja) | 液状化粧料容器 | |
JPH038191Y2 (ja) | ||
JPH0346666Y2 (ja) | ||
JP2549741Y2 (ja) | 棒状物繰り出し容器 | |
JPH0240901Y2 (ja) | ||
JPH0317780Y2 (ja) | ||
JPH0310899Y2 (ja) | ||
JPS6127545Y2 (ja) | ||
US3047901A (en) | Ball-type applicator device | |
JPH0632006Y2 (ja) | 詰替式繰出し容器 | |
JPH0317781Y2 (ja) | ||
JPH0131133Y2 (ja) | ||
JPH0436737Y2 (ja) | ||
KR940005255Y1 (ko) | 봉상물 조출용기 | |
JPH0621390Y2 (ja) | カートリッジ式化粧料容器 | |
JPS6127541Y2 (ja) | ||
JPH0634734Y2 (ja) | 詰替式繰出し容器 | |
JP2526435Y2 (ja) | ツイン式棒状物繰り出し容器 | |
JPH046655Y2 (ja) | ||
KR950006716Y1 (ko) | 봉상물조출용기 및 봉상물조출카셋트 |