JP2569513Y2 - 樋受金具取付装置 - Google Patents
樋受金具取付装置Info
- Publication number
- JP2569513Y2 JP2569513Y2 JP1709692U JP1709692U JP2569513Y2 JP 2569513 Y2 JP2569513 Y2 JP 2569513Y2 JP 1709692 U JP1709692 U JP 1709692U JP 1709692 U JP1709692 U JP 1709692U JP 2569513 Y2 JP2569513 Y2 JP 2569513Y2
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- Japan
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- leg
- mounting
- fixing member
- washer
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、軒樋を保持するための
樋受金具を取付部の状況に合わせて取付けることを可能
にした樋受金具取付装置に関する。
樋受金具を取付部の状況に合わせて取付けることを可能
にした樋受金具取付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】樋を支持する保持部材と固定部材とを結
合して固定部材を取付用座金にて壁面等の取付部に取付
けるようにした樋受金具は、実開昭５７−１９６７２２
号公報、実開昭６３−９１６３０号公報、実開平２−３
６５２９号公報等により一般に知られている。
合して固定部材を取付用座金にて壁面等の取付部に取付
けるようにした樋受金具は、実開昭５７−１９６７２２
号公報、実開昭６３−９１６３０号公報、実開平２−３
６５２９号公報等により一般に知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の樋受
金具は、軒樋の流れ勾配に合わせて、樋受用の保持部材
を固定部材に対してスライド調整可能に構成されている
が、壁面等への取付部に対しては一定であるため、垂直
面、或いは傾斜した面に対しては夫々専用の取付座金を
用いねばならず、その為作業の面からも、また樋受金具
の製作上の面からも問題点を有していた。
金具は、軒樋の流れ勾配に合わせて、樋受用の保持部材
を固定部材に対してスライド調整可能に構成されている
が、壁面等への取付部に対しては一定であるため、垂直
面、或いは傾斜した面に対しては夫々専用の取付座金を
用いねばならず、その為作業の面からも、また樋受金具
の製作上の面からも問題点を有していた。
【０００４】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、保持部材の位置を一定にしたままでも、固定部
材の取付座金を垂直面、或いは傾斜した面の角度に応じ
て任意に取付けができ、而も一種類の座金で対応が可能
であり、コスト的にも有利な樋受金具取付装置を提供し
ようとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、保持部材の位置を一定にしたままでも、固定部
材の取付座金を垂直面、或いは傾斜した面の角度に応じ
て任意に取付けができ、而も一種類の座金で対応が可能
であり、コスト的にも有利な樋受金具取付装置を提供し
ようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における樋受金具取付装置は、樋１０を支持
する保持部材１と、この保持部材１を定位置に取付け固
定する固定部材２と、固定部材２の後部の脚片３を嵌挿
して壁面等の取付部１１に取付けられる脚片嵌入部４ａ
を有する取付用座金４とよりなり、固定部材の脚片３を
後方傾斜に彎曲形成するとともに、該脚片３の面に長孔
５を設けて、この長孔５を通して前記脚片３を座金４の
嵌入部４ａ内において上下スライド調整可能に止ねじ６
にて締着してなるものである。
に、本考案における樋受金具取付装置は、樋１０を支持
する保持部材１と、この保持部材１を定位置に取付け固
定する固定部材２と、固定部材２の後部の脚片３を嵌挿
して壁面等の取付部１１に取付けられる脚片嵌入部４ａ
を有する取付用座金４とよりなり、固定部材の脚片３を
後方傾斜に彎曲形成するとともに、該脚片３の面に長孔
５を設けて、この長孔５を通して前記脚片３を座金４の
嵌入部４ａ内において上下スライド調整可能に止ねじ６
にて締着してなるものである。
【０００６】そして、前記脚片３と取付用座金４とを締
着する止ねじ６をボルト６ａと蝶ナット６ｂの組合わせ
とすることが好ましい。
着する止ねじ６をボルト６ａと蝶ナット６ｂの組合わせ
とすることが好ましい。
【０００７】
【作用】止ねじを緩めると、取付用座金の嵌入部内に装
着されている固定部材の脚片は長孔の範囲においてフリ
ーになり、脚片は上下にスライド可能となる。
着されている固定部材の脚片は長孔の範囲においてフリ
ーになり、脚片は上下にスライド可能となる。
【０００８】脚片３は後方傾斜に彎曲しているので、座
金を脚片の彎曲に沿って上方又は下方へ移動させれば取
付用座金は、垂直面から傾斜した面の取付部に対応可能
となる。適正な位置で止ねじを締結すればその位置で固
定される。
金を脚片の彎曲に沿って上方又は下方へ移動させれば取
付用座金は、垂直面から傾斜した面の取付部に対応可能
となる。適正な位置で止ねじを締結すればその位置で固
定される。
【０００９】
【実施例】図面について、一実施例を示す。保持部材１
と固定部材２は一定幅を有する帯板金属を折り曲げて形
成し、両部材１・２を長孔７を介してリベット８の緩か
しめによりスライド調整可能に結合する。
と固定部材２は一定幅を有する帯板金属を折り曲げて形
成し、両部材１・２を長孔７を介してリベット８の緩か
しめによりスライド調整可能に結合する。
【００１０】樋１０は、保持部材１の両端部に形成した
係合部１ａ・１ｂに樋１０の耳縁１０ａ・１０ｂを係止
させることにより吊持状に保持される。
係合部１ａ・１ｂに樋１０の耳縁１０ａ・１０ｂを係止
させることにより吊持状に保持される。
【００１１】固定部材２は、後部の脚片３を直角下向き
に折曲するが、中途より後方傾斜に彎曲させて、脚片３
のほぼ全長に長孔５を設ける。
に折曲するが、中途より後方傾斜に彎曲させて、脚片３
のほぼ全長に長孔５を設ける。
【００１２】取付用座金４は、脚片嵌入部４ａを前記の
脚片３の後方傾斜の彎曲分量を考慮した深さＳに形成す
る。そうして、座金４の前面より止ねじ６を装入し脚片
３の長孔５を通して蝶ナット６ｂで締結するようにな
す。蝶ナット６ｂを緩めると、固定部材２の脚片３は取
付用座金４に対し長孔５に沿ってしゅう動自由となり、
そのため、脚片３の彎曲部の作用によって取付用座金４
は図１のように垂直な座面の取付部１１に取付けた場
合、或いは図２の傾斜した取付部１１′に取付けた場合
でも固定部材２の水平支∂部２ａ、したがって保持部材
１を水平状態に保持できるものである。
脚片３の後方傾斜の彎曲分量を考慮した深さＳに形成す
る。そうして、座金４の前面より止ねじ６を装入し脚片
３の長孔５を通して蝶ナット６ｂで締結するようにな
す。蝶ナット６ｂを緩めると、固定部材２の脚片３は取
付用座金４に対し長孔５に沿ってしゅう動自由となり、
そのため、脚片３の彎曲部の作用によって取付用座金４
は図１のように垂直な座面の取付部１１に取付けた場
合、或いは図２の傾斜した取付部１１′に取付けた場合
でも固定部材２の水平支∂部２ａ、したがって保持部材
１を水平状態に保持できるものである。
【００１３】脚片３と座金４の相対向する面に、凹凸状
に係止する位置決め用の突起１３と凹部１４とを設けて
適正位置で係合することにより、スライド及び横振れし
ないようにする。
に係止する位置決め用の突起１３と凹部１４とを設けて
適正位置で係合することにより、スライド及び横振れし
ないようにする。
【００１４】図において、９は保持部材１の後部に上下
動可能に係着した落し込みピンであり、固定部材２の長
孔７を通して保持部材１の下面へ突出させ、樋１０の後
部側板の内倒れ防止と、保持部材の前後スライド案内を
兼ねている。１２は取付用座金の取付部１１・１１′の
取付用ビスである。
動可能に係着した落し込みピンであり、固定部材２の長
孔７を通して保持部材１の下面へ突出させ、樋１０の後
部側板の内倒れ防止と、保持部材の前後スライド案内を
兼ねている。１２は取付用座金の取付部１１・１１′の
取付用ビスである。
【００１５】
【考案の効果】本考案は上記のように、固定部材の脚片
３を後方傾斜に彎曲形成するとともに、該脚片３の面に
長孔５を設けて、この長孔５を通して前記脚片３を座金
４の嵌入部４ａ内において上下スライド調整可能に止ね
じ６にて締着するように構成したので、取付用座金に対
して固定部材の脚片を上下スライドさせることにより、
後方傾斜の彎曲によって垂直な取付部から任意の角度に
傾斜した取付部への取付けが可能となり、而も角度が変
っても固定部材の水平支∂部を一定の水平状態に保持す
ることができる。また取付用座金は単一のもので足り、
複数種の専用の座金を必要とせず、構成簡単、安価に実
施できる。
３を後方傾斜に彎曲形成するとともに、該脚片３の面に
長孔５を設けて、この長孔５を通して前記脚片３を座金
４の嵌入部４ａ内において上下スライド調整可能に止ね
じ６にて締着するように構成したので、取付用座金に対
して固定部材の脚片を上下スライドさせることにより、
後方傾斜の彎曲によって垂直な取付部から任意の角度に
傾斜した取付部への取付けが可能となり、而も角度が変
っても固定部材の水平支∂部を一定の水平状態に保持す
ることができる。また取付用座金は単一のもので足り、
複数種の専用の座金を必要とせず、構成簡単、安価に実
施できる。
【図１】本考案樋受金具取付装置の取付状態を示す側面
図で、要部は断面で示されている。
図で、要部は断面で示されている。
【図２】同上の傾斜取付部に対応した側面図で、要部は
断面で示されている。
断面で示されている。
【図３】図１におけるＡーＡ線矢視の断面図である。
【図４】本考案の全体斜視図である。
１ 保持部材 ２ 固定部材 ３ 脚片 ４ 取付用座金 ５・７ 長孔 ６ 止ねじ
Claims (2)
- 【請求項１】 樋１０を支持する保持部材１と、この保
持部材１を定位置に取付け固定する固定部材２と、固定
部材２の後部の脚片３を嵌挿して壁面等の取付部１１に
取付けられる脚片嵌入部４ａを有する取付用座金４とよ
りなり、固定部材の脚片３を後方傾斜に彎曲形成すると
ともに、該脚片３の面に長孔５を設けて、この長孔５を
通して前記脚片３を座金４の嵌入部４ａ内において上下
スライド調整可能に止ねじ６にて締着してなることを特
徴とする樋受金具取付装置。 - 【請求項２】 前記脚片３と取付用座金４とを締着する
止ねじ６をボルト６ａと蝶ナット６ｂの組合わせとして
なる請求項１記載の樋受金具取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1709692U JP2569513Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 樋受金具取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1709692U JP2569513Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 樋受金具取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0567730U JPH0567730U (ja) | 1993-09-10 |
| JP2569513Y2 true JP2569513Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=11934477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1709692U Expired - Fee Related JP2569513Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 樋受金具取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569513Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP1709692U patent/JP2569513Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0567730U (ja) | 1993-09-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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