JP2541192Y2 - 軒樋取り付け装置 - Google Patents
軒樋取り付け装置Info
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- JP2541192Y2 JP2541192Y2 JP1991078412U JP7841291U JP2541192Y2 JP 2541192 Y2 JP2541192 Y2 JP 2541192Y2 JP 1991078412 U JP1991078412 U JP 1991078412U JP 7841291 U JP7841291 U JP 7841291U JP 2541192 Y2 JP2541192 Y2 JP 2541192Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、軒樋を吊下保持する軒
樋支持具の後端固定部を軒先前面に取着固定してなる軒
樋取り付け装置に関するものである。
樋支持具の後端固定部を軒先前面に取着固定してなる軒
樋取り付け装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、図５に示す如く、軒樋（イ）
を吊下保持する軒樋支持具（ロ）の後端固定部（ハ）を
軒先前面（ニ）に取着固定してなる軒樋取り付け装置は
知られている。この場合、軒樋支持具（ロ）は、軒樋
（イ）を保持する保持体（ホ）と軒先前面（ニ）に固定
される取着体（ヘ）とでなり、両者はリベット（ト）に
て結合されている。保持体（ホ）の前後両端には略コ字
型状の耳係合部（チ）が形成されており、該両耳係合部
（チ）に軒樋（イ）の前後両端縁に形成される耳部
（リ）が各々係止されて、同保持体（ホ）に軒樋（イ）
は吊下保持されるものである。取着体（ヘ）の後端には
リベット（ト）にて取着板（ヌ）が結合固着されること
によって後端固定部（ハ）が形成されており、該後端固
定部（ハ）の取着板（ヌ）において固定釘（ル）が打ち
込まれて、同後端固定部（ハ）は軒先前面（ニ）に取着
固定されるものである。又、軒樋（イ）と軒先前面
（ニ）との間隔を閉塞するカバ−材（オ）が、軒先下面
（ワ）に固定釘（ル）にて取着されていて、該カバ−材
（オ）によって同間隔内が下方から塞ぎ隠されるもので
ある。
を吊下保持する軒樋支持具（ロ）の後端固定部（ハ）を
軒先前面（ニ）に取着固定してなる軒樋取り付け装置は
知られている。この場合、軒樋支持具（ロ）は、軒樋
（イ）を保持する保持体（ホ）と軒先前面（ニ）に固定
される取着体（ヘ）とでなり、両者はリベット（ト）に
て結合されている。保持体（ホ）の前後両端には略コ字
型状の耳係合部（チ）が形成されており、該両耳係合部
（チ）に軒樋（イ）の前後両端縁に形成される耳部
（リ）が各々係止されて、同保持体（ホ）に軒樋（イ）
は吊下保持されるものである。取着体（ヘ）の後端には
リベット（ト）にて取着板（ヌ）が結合固着されること
によって後端固定部（ハ）が形成されており、該後端固
定部（ハ）の取着板（ヌ）において固定釘（ル）が打ち
込まれて、同後端固定部（ハ）は軒先前面（ニ）に取着
固定されるものである。又、軒樋（イ）と軒先前面
（ニ）との間隔を閉塞するカバ−材（オ）が、軒先下面
（ワ）に固定釘（ル）にて取着されていて、該カバ−材
（オ）によって同間隔内が下方から塞ぎ隠されるもので
ある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、軒先下面（ワ）にカバ−材（オ）
の固定釘（ル）による固定部分が露出して外観が良くな
いものであった。
来の技術にあっては、軒先下面（ワ）にカバ−材（オ）
の固定釘（ル）による固定部分が露出して外観が良くな
いものであった。
【０００４】それなれば、図６に示す如く、カバ−材
（オ）を断面略Ｌ字型に形成して、軒先前面（ニ）に取
着してやれば良いのであるが、この場合には、軒樋
（イ）を軒樋支持具（ロ）に吊下保持させた後では、カ
バ−材（オ）を固定釘（ル）にて軒先前面（ニ）に打ち
付け固定取着することが困難であるため、同カバ−材
（オ）を軒先前面（ロ）に取着した後に、軒樋（イ）を
軒樋支持具（ロ）に吊下保持させることになる。しかし
ながら、そうすると、軒樋（イ）の後側の耳部（リ）を
保持体（ホ）後端の耳係合部（チ）に係止させる際にカ
バ−材（オ）が邪魔になって、軒樋（イ）を軒樋支持具
（ロ）に吊下保持させ難くなるものである。
（オ）を断面略Ｌ字型に形成して、軒先前面（ニ）に取
着してやれば良いのであるが、この場合には、軒樋
（イ）を軒樋支持具（ロ）に吊下保持させた後では、カ
バ−材（オ）を固定釘（ル）にて軒先前面（ニ）に打ち
付け固定取着することが困難であるため、同カバ−材
（オ）を軒先前面（ロ）に取着した後に、軒樋（イ）を
軒樋支持具（ロ）に吊下保持させることになる。しかし
ながら、そうすると、軒樋（イ）の後側の耳部（リ）を
保持体（ホ）後端の耳係合部（チ）に係止させる際にカ
バ−材（オ）が邪魔になって、軒樋（イ）を軒樋支持具
（ロ）に吊下保持させ難くなるものである。
【０００５】本考案は、上記従来の技術における問題を
解決するために考案されたものであり、すなわちその課
題は、軒樋を軒樋支持具に吊下保持させた後にカバ−材
を簡単に取着することができ、しかも、該カバ−材によ
って軒樋と軒先前面との間隔が体裁良く閉塞される軒樋
取り付け装置を提供することである。
解決するために考案されたものであり、すなわちその課
題は、軒樋を軒樋支持具に吊下保持させた後にカバ−材
を簡単に取着することができ、しかも、該カバ−材によ
って軒樋と軒先前面との間隔が体裁良く閉塞される軒樋
取り付け装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の軒樋取り付け装
置は、軒樋を吊下保持する軒樋支持具の後端固定部が取
着板をリベットにて結合固着することによって形成さ
れ、該後端固定部を軒先前面に合成樹脂でなり後面が平
坦な裏板材を介して取着固定し、該裏板材の下端に係合
部を設け、該係合部に軒樋と軒先前面との間隔を閉塞す
るカバー材を係止取着してなり、この構成によって上記
課題が解決されたものである。
置は、軒樋を吊下保持する軒樋支持具の後端固定部が取
着板をリベットにて結合固着することによって形成さ
れ、該後端固定部を軒先前面に合成樹脂でなり後面が平
坦な裏板材を介して取着固定し、該裏板材の下端に係合
部を設け、該係合部に軒樋と軒先前面との間隔を閉塞す
るカバー材を係止取着してなり、この構成によって上記
課題が解決されたものである。
【０００７】
【作用】本考案の軒樋取り付け装置においては、軒樋を
吊下保持する軒樋支持具の後端固定部が軒先前面に裏板
材を介して取着固定されるため、該裏板材は軒樋支持具
と共に軒先前面に簡単に取着固定されるものである。
又、該裏板材の下端に設けられる係合部に、軒樋と軒先
前面との間隔を閉塞するカバー材が係止取着されるた
め、軒樋を軒樋支持具に吊下保持させた後に、カバー材
を係合部に係止して簡単に取着することができるもので
ある。又、該カバー材によって軒樋と軒先前面との間隔
が閉塞されて、軒樋支持具の後端固定部、裏板材等が同
間隔内に体裁良く納め隠されるものである。しかも、こ
の場合、軒樋支持具の後端固定部が取着板をリベットに
て結合固着することによって形成された従前の形態であ
り、カバー材を取り付けるための新たな別形態の軒樋支
持具を品揃えする必要がなく、同後端固定部を軒先前面
に合成樹脂でなり後面が平坦な裏板材を介して安定した
状態で取着固定することができ、該裏板材の取り付けも
介在させるだけで簡単であり、又、同裏板材を利用して
カバー材を容易に取り付けることができるものである。
吊下保持する軒樋支持具の後端固定部が軒先前面に裏板
材を介して取着固定されるため、該裏板材は軒樋支持具
と共に軒先前面に簡単に取着固定されるものである。
又、該裏板材の下端に設けられる係合部に、軒樋と軒先
前面との間隔を閉塞するカバー材が係止取着されるた
め、軒樋を軒樋支持具に吊下保持させた後に、カバー材
を係合部に係止して簡単に取着することができるもので
ある。又、該カバー材によって軒樋と軒先前面との間隔
が閉塞されて、軒樋支持具の後端固定部、裏板材等が同
間隔内に体裁良く納め隠されるものである。しかも、こ
の場合、軒樋支持具の後端固定部が取着板をリベットに
て結合固着することによって形成された従前の形態であ
り、カバー材を取り付けるための新たな別形態の軒樋支
持具を品揃えする必要がなく、同後端固定部を軒先前面
に合成樹脂でなり後面が平坦な裏板材を介して安定した
状態で取着固定することができ、該裏板材の取り付けも
介在させるだけで簡単であり、又、同裏板材を利用して
カバー材を容易に取り付けることができるものである。
【０００８】
【実施例】図１、図２に示す軒樋取り付け装置は、本考
案の一実施例で、軒樋１を吊下保持する軒樋支持具２の
後端固定部３が取着板20をリベット21にて結合固着する
ことによって形成され、該後端固定部３を軒先前面４に
合成樹脂でなり後面が平坦な裏板材５を介して取着固定
し、該裏板材５の下端に係合部６を設け、該係合部６に
軒樋１と軒先前面４との間隔を閉塞するカバー材７を係
止取着してなるものである。
案の一実施例で、軒樋１を吊下保持する軒樋支持具２の
後端固定部３が取着板20をリベット21にて結合固着する
ことによって形成され、該後端固定部３を軒先前面４に
合成樹脂でなり後面が平坦な裏板材５を介して取着固定
し、該裏板材５の下端に係合部６を設け、該係合部６に
軒樋１と軒先前面４との間隔を閉塞するカバー材７を係
止取着してなるものである。
【０００９】軒樋１は、金属薄板がインサ−トされた合
成樹脂帯板素材を折曲加工して形成されたもので、底部
８と前壁部９と後壁部10とでなり、前壁部９及び後壁部
10の上端縁には各々中空形状の耳部11が一体に形成され
ている。又、前壁部９は後方へ傾倒しており、該前壁部
９の上端縁の耳部11は内方へ折り返っていて、該耳部11
の内側に係止溝部12が形成されている。
成樹脂帯板素材を折曲加工して形成されたもので、底部
８と前壁部９と後壁部10とでなり、前壁部９及び後壁部
10の上端縁には各々中空形状の耳部11が一体に形成され
ている。又、前壁部９は後方へ傾倒しており、該前壁部
９の上端縁の耳部11は内方へ折り返っていて、該耳部11
の内側に係止溝部12が形成されている。
【００１０】軒樋支持具２は、軒樋１を保持する保持体
13と軒先前面４に固定される取着体14とでなり、両者は
ボルト15と蝶ナット16にて結合されている。この場合、
保持体13及び取着体14は、いずれも金属製の断面コ字型
材を折曲加工して形成され、相互に前後方向スライド自
在に重合されており、保持体13或いは取着体14のいずれ
かに穿設された前後方向の長孔にボルト15が貫通されて
いて、ボルト15、蝶ナット16を緩めることによって、保
持体13を取着体14に対して前後方向にスライド移動させ
てその結合固定位置を調節できるものである。
13と軒先前面４に固定される取着体14とでなり、両者は
ボルト15と蝶ナット16にて結合されている。この場合、
保持体13及び取着体14は、いずれも金属製の断面コ字型
材を折曲加工して形成され、相互に前後方向スライド自
在に重合されており、保持体13或いは取着体14のいずれ
かに穿設された前後方向の長孔にボルト15が貫通されて
いて、ボルト15、蝶ナット16を緩めることによって、保
持体13を取着体14に対して前後方向にスライド移動させ
てその結合固定位置を調節できるものである。
【００１１】又、保持体13の前端には後方へ傾倒した前
縦片17が設けられており、該前縦片17上に軒樋１の前壁
部９が載置保持され、同前縦片17の上端部分に軒樋１の
係止溝部12が係止されるものである。同保持体13の後端
には略コ字型状の耳係合部18が形成されており、該耳係
合部18に軒樋１の後側の耳部11が係止されるものであ
る。その際、同耳係合部18の前側において保持体13及び
取着体14に上下方向スライド自在に貫通保持されたピン
19によって、耳係合部18に係止された耳部11の脱落が防
止されるものである。このようにして、軒樋支持具２の
保持体13に軒樋１が吊下保持されるものである。
縦片17が設けられており、該前縦片17上に軒樋１の前壁
部９が載置保持され、同前縦片17の上端部分に軒樋１の
係止溝部12が係止されるものである。同保持体13の後端
には略コ字型状の耳係合部18が形成されており、該耳係
合部18に軒樋１の後側の耳部11が係止されるものであ
る。その際、同耳係合部18の前側において保持体13及び
取着体14に上下方向スライド自在に貫通保持されたピン
19によって、耳係合部18に係止された耳部11の脱落が防
止されるものである。このようにして、軒樋支持具２の
保持体13に軒樋１が吊下保持されるものである。
【００１２】又、取着体14の後端には取着板20がリベッ
ト21にて結合固着されることによって後端固定部３が形
成されており、該後端固定部３の取着板20には貫通孔22
が穿設され、該貫通孔22に固定釘23が挿通され打ち込ま
れて、同後端固定部３は軒先前面４に取着固定されるも
のである。その際、同後端固定部３と軒先前面４との間
に裏板材５が介在固定されるものである。
ト21にて結合固着されることによって後端固定部３が形
成されており、該後端固定部３の取着板20には貫通孔22
が穿設され、該貫通孔22に固定釘23が挿通され打ち込ま
れて、同後端固定部３は軒先前面４に取着固定されるも
のである。その際、同後端固定部３と軒先前面４との間
に裏板材５が介在固定されるものである。
【００１３】該裏板材５は合成樹脂にて一体に射出成形
されたものであり、上記取着板20の貫通孔22に対応した
下孔24が形成されていて、該下孔24に上記固定釘23が挿
通されて、該裏板材５は軒樋支持具２の後端固定部３と
軒先前面４との間に取着固定されるものである。該裏板
材５の上端縁には、軒樋支持具２の取着体14が係合され
る凹所25が形成され、該凹所25の両側には、軒樋支持具
２の取着板20の上縁部分が当止される凸リブ26が一体に
突設されている。又、同裏板材５の下端中程には、略コ
字状に屈曲した係合片部27が一体に垂設されており、該
係合片部27の下側後端に斜め上方へ傾斜した片状の係合
部６が設けられている。
されたものであり、上記取着板20の貫通孔22に対応した
下孔24が形成されていて、該下孔24に上記固定釘23が挿
通されて、該裏板材５は軒樋支持具２の後端固定部３と
軒先前面４との間に取着固定されるものである。該裏板
材５の上端縁には、軒樋支持具２の取着体14が係合され
る凹所25が形成され、該凹所25の両側には、軒樋支持具
２の取着板20の上縁部分が当止される凸リブ26が一体に
突設されている。又、同裏板材５の下端中程には、略コ
字状に屈曲した係合片部27が一体に垂設されており、該
係合片部27の下側後端に斜め上方へ傾斜した片状の係合
部６が設けられている。
【００１４】又、カバ−材７は合成樹脂にて一体に押出
成形されたもので、その中程には上方へ突出した挿入片
部28が突設されている。該挿入片部28が上記裏板材５の
係合部６と軒先前面４との間に挿入係止されて、カバ−
材７は係止取着されるものであり、その際、挿入片部28
の前側の凸凹面の適宜凹溝に、上記係合片部27の弾性力
によってその下側後端の係合部６が係止されるものであ
る。又、カバ−材７の挿入片部28の下端後側には、軒先
前面４の下端角部が当接されるコ−ナ−部29が設けられ
ている。又、カバ−材７の前側には、長手方向に複数個
の水抜き孔30が穿設されており、該水抜き孔30から軒樋
１と軒先前面４との間に侵入して同カバ−材７上に溜ま
る雨水が排水除去されるものである。
成形されたもので、その中程には上方へ突出した挿入片
部28が突設されている。該挿入片部28が上記裏板材５の
係合部６と軒先前面４との間に挿入係止されて、カバ−
材７は係止取着されるものであり、その際、挿入片部28
の前側の凸凹面の適宜凹溝に、上記係合片部27の弾性力
によってその下側後端の係合部６が係止されるものであ
る。又、カバ−材７の挿入片部28の下端後側には、軒先
前面４の下端角部が当接されるコ−ナ−部29が設けられ
ている。又、カバ−材７の前側には、長手方向に複数個
の水抜き孔30が穿設されており、該水抜き孔30から軒樋
１と軒先前面４との間に侵入して同カバ−材７上に溜ま
る雨水が排水除去されるものである。
【００１５】したがって、該実施例の軒樋取り付け装置
においては、軒樋１を吊下保持する軒樋支持具２の後端
固定部３が軒先前面４に裏板材４を介して取着固定され
るため、該裏板材５は軒樋支持具２と共に軒先前面４に
簡単に取着固定されるものである。又、該裏板材５の下
端に設けられる係合部６と軒先前面４との間に、カバー
材７に突設される挿入片部28が挿入係止されて、該カバ
ー材７が係止取着されるため、軒樋１を軒樋支持具２の
保持体13に吊下保持させた後に、同カバー材７を係止し
て簡単に取着することができるものである。又、該カバ
ー材７によって軒樋１の後壁部10と軒先前面４との間隔
がその下方において閉塞されて、軒樋支持具２の後端固
定部３或いは裏板材５等の取着部分が同間隔内に体裁良
く納め隠されるものであり、この場合、軒樋支持具２も
下方から見えないため外観が極めて良好となっている。
しかも、この場合は、軒樋支持具２の後端固定部３が取
着板20をリベット21にて結合固着することによって形成
された従前の形態であるので、カバー材７を取り付ける
ための新たな別形態の軒樋支持具２を品揃えする必要が
ないものである。更には、合成樹脂でなり後面が平坦な
裏板材５を介して後端固定部３を軒先前面４に安定した
状態で取着固定することができ、該裏板材５の取り付け
も介在させるだけで簡単であり、又、同裏板材５を利用
してカバー材７を容易に取り付けることができるもので
ある。
においては、軒樋１を吊下保持する軒樋支持具２の後端
固定部３が軒先前面４に裏板材４を介して取着固定され
るため、該裏板材５は軒樋支持具２と共に軒先前面４に
簡単に取着固定されるものである。又、該裏板材５の下
端に設けられる係合部６と軒先前面４との間に、カバー
材７に突設される挿入片部28が挿入係止されて、該カバ
ー材７が係止取着されるため、軒樋１を軒樋支持具２の
保持体13に吊下保持させた後に、同カバー材７を係止し
て簡単に取着することができるものである。又、該カバ
ー材７によって軒樋１の後壁部10と軒先前面４との間隔
がその下方において閉塞されて、軒樋支持具２の後端固
定部３或いは裏板材５等の取着部分が同間隔内に体裁良
く納め隠されるものであり、この場合、軒樋支持具２も
下方から見えないため外観が極めて良好となっている。
しかも、この場合は、軒樋支持具２の後端固定部３が取
着板20をリベット21にて結合固着することによって形成
された従前の形態であるので、カバー材７を取り付ける
ための新たな別形態の軒樋支持具２を品揃えする必要が
ないものである。更には、合成樹脂でなり後面が平坦な
裏板材５を介して後端固定部３を軒先前面４に安定した
状態で取着固定することができ、該裏板材５の取り付け
も介在させるだけで簡単であり、又、同裏板材５を利用
してカバー材７を容易に取り付けることができるもので
ある。
【００１６】なお、本考案の軒樋取り付け装置において
は、図３、図４に示す実施例の如きであっても良いもの
である。すなわち、該実施例の軒樋取り付け装置におい
ては、軒樋１がアルミニウムにて一体に押出成形された
ものであり、該軒樋１の後側の耳部11が係止される軒樋
支持具２の耳係合部18の前側には板バネ材31が付設され
ており、該板バネ31によって同耳係合部18に係止された
耳部11の脱落が防止されるものである。又、軒樋支持具
２の後端固定部３及び裏板材５は、螺子釘32によって軒
先前面４に取着固定されるものであり、その際、裏板材
５の上下に前方へ突設される凸リブ26と凸条33との間
に、後端固定部３の取着板20が嵌合されるものである。
又、同裏板材５の下縁には前方へ突出した凸片状の係合
部６が設けられており、カバ−材７の中程上側に略Ｌ型
片34が突設されることによって形成される係合凹溝35が
同係合部６に水平方向に嵌合係止されるものである。
又、該実施例においては、裏板材５が合成樹脂にて形成
され、カバ−材７がアルミニウムにて形成されている。
は、図３、図４に示す実施例の如きであっても良いもの
である。すなわち、該実施例の軒樋取り付け装置におい
ては、軒樋１がアルミニウムにて一体に押出成形された
ものであり、該軒樋１の後側の耳部11が係止される軒樋
支持具２の耳係合部18の前側には板バネ材31が付設され
ており、該板バネ31によって同耳係合部18に係止された
耳部11の脱落が防止されるものである。又、軒樋支持具
２の後端固定部３及び裏板材５は、螺子釘32によって軒
先前面４に取着固定されるものであり、その際、裏板材
５の上下に前方へ突設される凸リブ26と凸条33との間
に、後端固定部３の取着板20が嵌合されるものである。
又、同裏板材５の下縁には前方へ突出した凸片状の係合
部６が設けられており、カバ−材７の中程上側に略Ｌ型
片34が突設されることによって形成される係合凹溝35が
同係合部６に水平方向に嵌合係止されるものである。
又、該実施例においては、裏板材５が合成樹脂にて形成
され、カバ−材７がアルミニウムにて形成されている。
【００１７】
【考案の効果】上述の如く、本考案の軒樋取り付け装置
においては、軒樋を吊下保持する軒樋支持具の後端固定
部が軒先前面に裏板材を介して取着固定されるため、該
裏板材は軒樋支持具と共に軒先前面に簡単に取着固定さ
れ、該裏板材の下端に設けられる係合部に、軒樋と軒先
前面との間隔を閉塞するカバー材が係止取着されるた
め、軒樋を軒樋支持具に吊下保持させた後に、カバー材
を係合部に係止して簡単に取着することができ、該カバ
ー材によって軒樋と軒先前面との間隔が閉塞されて、軒
樋支持具の後端固定部、裏板材等が同間隔内に体裁良く
納め隠されるものである。しかも、この場合、カバー材
を取り付けるための新たな別形態の軒樋支持具を品揃え
する必要がなく、後端固定部を軒先前面に裏板材を介し
て安定した状態で取着固定することができ、該裏板材の
取り付けも簡単で、又、同裏板材を利用してカバー材を
容易に取り付けることができるものである。
においては、軒樋を吊下保持する軒樋支持具の後端固定
部が軒先前面に裏板材を介して取着固定されるため、該
裏板材は軒樋支持具と共に軒先前面に簡単に取着固定さ
れ、該裏板材の下端に設けられる係合部に、軒樋と軒先
前面との間隔を閉塞するカバー材が係止取着されるた
め、軒樋を軒樋支持具に吊下保持させた後に、カバー材
を係合部に係止して簡単に取着することができ、該カバ
ー材によって軒樋と軒先前面との間隔が閉塞されて、軒
樋支持具の後端固定部、裏板材等が同間隔内に体裁良く
納め隠されるものである。しかも、この場合、カバー材
を取り付けるための新たな別形態の軒樋支持具を品揃え
する必要がなく、後端固定部を軒先前面に裏板材を介し
て安定した状態で取着固定することができ、該裏板材の
取り付けも簡単で、又、同裏板材を利用してカバー材を
容易に取り付けることができるものである。
【図１】本考案の一実施例である軒樋取り付け装置を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】同軒樋取り付け装置の要部分解斜視図である。
【図３】別の実施例である軒樋取り付け装置を示す断面
図である。
図である。
【図４】同軒樋取り付け装置の要部分解斜視図である。
【図５】本考案の従来例である軒樋取り付け装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図６】同従来例の改良形態を示す要部断面図である。
１ 軒樋 ２ 軒樋支持具 ３ 後端固定部 ４ 軒先前面 ５ 裏板材 ６ 係合部 ７ カバ−材
Claims (1)
- 【請求項１】 軒樋を吊下保持する軒樋支持具の後端固
定部が取着板をリベットにて結合固着することによって
形成され、該後端固定部を軒先前面に合成樹脂でなり後
面が平坦な裏板材を介して取着固定し、該裏板材の下端
に係合部を設け、該係合部に軒樋と軒先前面との間隔を
閉塞するカバー材を係止取着してなる軒樋取り付け装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991078412U JP2541192Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 軒樋取り付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991078412U JP2541192Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 軒樋取り付け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0562625U JPH0562625U (ja) | 1993-08-20 |
| JP2541192Y2 true JP2541192Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=13661325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991078412U Expired - Fee Related JP2541192Y2 (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | 軒樋取り付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541192Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4618076B2 (ja) * | 2005-09-27 | 2011-01-26 | パナソニック電工株式会社 | 軒樋及び照明ユニットの取付構造 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0644976Y2 (ja) * | 1989-03-20 | 1994-11-16 | 三菱樹脂株式会社 | 軒先取付け具 |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP1991078412U patent/JP2541192Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0562625U (ja) | 1993-08-20 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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