JP2568979Y2 - 倒立形のチュ−ブ容器 - Google Patents

倒立形のチュ−ブ容器

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JP2568979Y2
JP2568979Y2 JP2052792U JP2052792U JP2568979Y2 JP 2568979 Y2 JP2568979 Y2 JP 2568979Y2 JP 2052792 U JP2052792 U JP 2052792U JP 2052792 U JP2052792 U JP 2052792U JP 2568979 Y2 JP2568979 Y2 JP 2568979Y2
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JP
Japan
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cap
peripheral wall
water droplets
inverted
tube container
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JP2052792U
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JPH0572747U (ja
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修三 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャップが支え台とな
るよう倒立の状態で置かれるチューブ容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】チューブ容器は極く肉薄で柔軟な胴部を
有し、この胴部を圧搾することにより内容物を口部から
押出し注出するものであり、柔軟かつ軽量なので扱い易
く携帯にも好都合なので、クリーム等の化粧品や歯磨き
剤ばかりでなく、練状の調味料や接着剤などの収納にも
巾広く用いられている。
【0003】このようなチューブ容器で、主として化粧
品を収納するものの場合、支え台となるキャップを大き
めにするか或いはキャップに巾広な鍔を設けて安定した
倒立状態に置くことは、日常家庭や店頭で目に触れてお
り、改めて説明するまでもない。
【0004】前記キャップとしては、ねじ込み形のキャ
ップのほかに3点ヒンジ形の弾性反転形キャップを用
い、ワンタッチで口部を開閉栓できるようにした便利形
も提供されている。実願昭63−154437号は倒立形でなく
通常のチューブ容器ではあるが、3点ヒンジの弾性反転
形キャップを用いた例である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】倒立形のチューブ容器
で、化粧品収納のものは湯気が充満する浴室に置かれる
ことが多いが、この場合容器外面に水滴が付着し、この
水滴が外面を流下し逆さ状態のキャップを通し胴体内部
に侵入して収納品の品質を損ねることが指摘されてい
る。
【0006】本考案は、3点ヒンジ形の弾性反転形キャ
ップを用いた場合において、キャップに1個の小孔を開
通させる簡単な手段により水滴を外部に排出し、胴体内
部には侵入しないようにした倒立形のチューブ容器を得
るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の倒立形のチュー
ブ容器は、チューブ胴体1を有し、かつ3点ヒンジ形の
弾性反転形キャップ2を用いた倒立形のチューブ容器に
おいて、前記キャップ2の小径の取付け用周壁3とその
外囲の大径の意匠周壁4との間に位置する頂壁5部分に
小孔6を開け、この小孔6から天蓋7の逆L形の弾性反
転板8両側の隙間9,9を通し胴体1外面から意匠周壁
4内面側に回り込んだ水滴を外部に排出できるようにし
た構成のものである。
【0008】
【作用】上記において、浴室等に図1a,bの倒立状態
で置かれ、湯気により或いは冠水して容器胴体1等外面
に水滴が発生すると、この水滴は胴体1外面を流下して
肩部10に達するが、この肩部10周縁部には弾性反転形キ
ャップ2の意匠周壁4が近接しているので、水滴は肩部
10から意匠周壁4に伝わりその内外面を介し下方に流下
する。周壁4の外面を流下した水滴は直接外部に排出さ
れるが、内面側に回った水滴は頂壁5内面に達すると小
孔6から下方の天蓋7内面に落下し、この天蓋7に落下
した水滴は逆L形の弾性反転板8両側の隙間9,9を通
し外部に排出される。即ち、水滴はキャップ2の取付け
用周壁3内側に回ることはなく、従って胴体1内には侵
入せず収納品の品質を損ねたりすることはない。
【0009】なお、収納物を注出するときは、図2a,
bのように容器を正立状態とし、キャップ2の天蓋7を
ワンタッチで開蓋すればよい。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して一実施例を説明するに、
本考案はキャップとして3点ヒンジ形の弾性反転形キャ
ップ2を用いるチューブ容器において、このキャップ2
の頂壁5に小孔6を開孔することにより水滴を外部に誘
導排出させることを特徴としている。
【0011】チューブ胴体1は合成樹脂成形品からなる
もので、肉薄で柔軟な筒状胴部11端から肩部10及び小径
の口頸部12の肉厚剛性部を一体に形成しており、胴部11
の図示しない他端は一文字状に圧着閉塞してある。なお
口頸部12外面には係合突条13が突設してある。
【0012】3点ヒンジ形の弾性反転形キャップ2は周
知のように、頂壁5に注出孔14を開孔したキャップ体上
面部に、前記注出孔14を開閉栓する棒栓15を裏面から垂
設した天蓋7を、この天蓋7の中央帯後部から意匠周壁
4後部の中間部にかけて切離した逆L形の肉薄の弾性反
転板8で一体的に結合して片開き可能とし、この反転板
8の支点ヒンジ16a 、天蓋7の支点ヒンジ16b 、この天
蓋7と反転板8の共用の回動ヒンジ16c の3点ヒンジを
肉薄ヒンジとし、反転板8の弾性反転により天蓋7の
開、閉のいずれの状態をも安定的に保持できるようにし
たものである。
【0013】即ち、このキャップ2は一部品で形成で
き、口頸部12から取外すことなくワンタッチで開閉栓操
作できる。
【0014】なお、胴体1の口頸部12に外嵌する取付け
用周壁3内面には、係合突条13に係合する係合突条17が
あり、また天蓋7の前端にはつまみ18があり、意匠周壁
4は肩10に届くよう長く垂設してある。また弾性反転板
8の両側の切離部分は、この反転板8の反転動作に支障
が生じないよう1mm未満の隙間9,9がある。
【0015】ここで、本考案では取付け用周壁3と意匠
周壁4間に位置する頂壁5の一部、好ましくは前記隙間
9,9に対応した個所に小孔6を開孔する。
【0016】この構成とすれば、図1a,bで示す倒立
状態において、チューブ胴体1外面に水滴が付着したり
すると、この水滴は胴体1外面を流下するが、流下する
水滴が肩部10に達するとこの肩部10には意匠周壁4の下
端周縁が接する如く近接配置されているので、水滴は意
匠周壁4側に移りこの周壁4内外面を流下する。意匠周
壁4外面を流下した水滴は直接外部に排出され、内面側
に回った水滴は天蓋7内面上に落下すると、小孔6から
下方の天蓋7内面に落下し、弾性反転板8両側の隙間
9,9から外部に排出される。従って湯気のたちこめる
浴室等で使用しても収納物に水滴が混入することはな
く、その品質を損ねる懸念はない。
【0017】
【考案の効果】上記したように、本考案のチューブ容器
では、3点ヒンジ形の弾性反転形キャップ2のキャップ
体頂壁5の取付け用周壁3と大径の意匠周壁4間に小孔
6を開け、意匠周壁4内をこの小孔6から天蓋7の弾性
反転板8両側の隙間9,9を通し外部に連通するように
したので、胴体1外面に付着した水滴がキャップ2の意
匠周壁4内面側に回っても小孔6、隙間9,9を通し外
部に排出でき、従って浴室等で使用しても水滴が容器胴
体1内に侵入して品質を損ねたりする懸念がなく、信頼
性が向上する。しかも、手段は単に小孔6を1個開孔す
れば足り、構造的には極く簡単で何の造作もなく、既製
品にも適用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示し、aは半部縦断正面図、bは外
形斜視図である。
【図2】同実施例の開蓋、開栓した正立状態時を示し、
aは半部縦断正面図、bは外形斜視図である。
【符号の説明】 1 チューブ胴体 2 弾性反転形キャップ 6 小孔 7 天蓋 8 弾性反転板 9, 9 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ胴体1を有し、かつ3点ヒンジ
    形の弾性反転形キャップ2を用いた倒立形のチューブ容
    器において、前記キャップ2の小径の取付け用周壁3と
    その外囲の大径の意匠周壁4との間に位置する頂壁5部
    分に小孔6を開け、この小孔6から天蓋7の逆L形の弾
    性反転板8両側の隙間9,9を通し胴体1外面から意匠
    周壁4内面側に回り込んだ水滴を外部に排出できるよう
    にした倒立形のチューブ容器。
JP2052792U 1992-03-04 1992-03-04 倒立形のチュ−ブ容器 Expired - Lifetime JP2568979Y2 (ja)

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JPH0572747U JPH0572747U (ja) 1993-10-05
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