JP2568313Y2 - 基板間接続用コネクタ - Google Patents

基板間接続用コネクタ

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JP2568313Y2
JP2568313Y2 JP1992046180U JP4618092U JP2568313Y2 JP 2568313 Y2 JP2568313 Y2 JP 2568313Y2 JP 1992046180 U JP1992046180 U JP 1992046180U JP 4618092 U JP4618092 U JP 4618092U JP 2568313 Y2 JP2568313 Y2 JP 2568313Y2
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真一 石塚
隆男 鈴木
亨 岸本
伸一 佐々木
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は基板間接続用コネク
タ、更に詳しくは、例えばICカード等の基板をマザー
ボード等の基板に接続する際に用いるコネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板間接続用コネクタと
しては、例えば、図5に示すような形式のものがある。
即ち、マザーボード51上にインシュレータ53が取り
付けられており、このインシュレータ53には相対向す
る壁部53a,53bによって画定された凹部53cが
形成されている。インシュレータ53は、その下端側で
もってマザーボード51に立設されたコンタクト55の
基部を挟持するとともに、該凹部53cでもってコンタ
クト55のU字状のカード保持部(分肢55a,55b
から構成される)を収容する。このカード保持部は接点
部となっており、U字状の一方の分肢55aは他方の分
肢55bより高さ寸法が大きく設定してある。そして、
これらの分肢55a,55bは、カード6を挟持するた
めに、その先端側において相互に内側に向き合うように
構成されている。そして、上記インシュレータ53の壁
部の内、一方(図示においては、53b)をカード6を
挿嵌し易くするために、上端部から凹部53c内に向け
て傾斜するように構成されている。この傾斜角および傾
斜面の下端側位置は、カード6を点線で示すように、傾
斜面に沿わせてスライド挿入したときに、カード6の基
部が前記U字状カード保持部内に入りこむように設定し
てある。
【0003】そして、上記カード6を、このようにして
その基部をカード保持部たる分肢55a,55b内に入
れた後、実線で示すように起立させる。そうすると、図
示しないカード6の接点部がコンタクト55の分肢55
a,55b先端の接点と接触する。この状態において、
カード6をコネクタ5に固定する方法としては、例え
ば、図6および図7に示すように、カードのコネクタ内
に収容された部分の両端側に透通孔61を形成し、イン
シュレータ53の該透通孔61に対応する部分にはラッ
チ部53dを形成しておく。そして、このラッチ部53
dを透通孔61内に挿嵌することによりカード6をコネ
クタに固定保持させるものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のコネクタにあっては、カードの両面の接点に接触さ
せるコンタクトが一体となった構造であったため、実装
密度(端子数)を上げることができない。
【0005】また、上記したようなコネクタの固定方法
はカード6の両端側を保持するように固定している。こ
のためカード6はどうしても中央部附近において撓みや
すくなり、カード中央部附近においてカードの接点とコ
ンタクト55との接触が十分でなくなり、接触不良を生
じさせていた。
【0006】更に、上記従来のコネクタのコンタクト5
5においては、コンタクトの接点の接触する位置がカー
ドの一方の面側と他方の面側とにおいて大きく異なる。
このため、コンタクトの信号電流の経路長もことなり、
好ましくなかった。
【0007】この考案課題は、実装密度の向上と、カー
ドとコネクタ間の電気的接触の安定性を図ることのでき
るコネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するため、カードの幅方向に所定の間隔をおいて配置
されたコンタクト列と、前記コンタクト列を囲繞するイ
ンシュレータとから構成される基板間接続用コネクタに
おいて、前記各コンタクトは弾性付与されるべく折り返
し形成されており、前記コンタクト列は前記カードの挟
持間隔を残して平行に対向配置されており、前記インシ
ュレータには前記カードを前記コンタクト列の対向間内
に案内するためのカード挿入口が前記コンタクト列の上
部に位置して形成され、前記カードの両面に対向する前
記カード挿入口の両壁面の内、一方の壁面を基板に対し
て直交する方向に形成し、他方の壁面を内部に向かって
収斂するような傾斜面に形成し、前記一方の壁面と前記
カードの一方の面との間に挿嵌されて前記カードの他方
の面を前記傾斜面に押圧接触させるクサビスライダーを
有する基板間接続用コネクタを採用する。
【0009】また、本考案は、前記各コンタクトに前記
カードを挟持する保持部を形成する前記記載の基板間接
続用コネクタを採用する。
【0010】また、本考案は、前記コンタクト列の少な
くとも一方の列の前記各コンタクトの接触片の所定の部
位が同一接触片の別の所定の部位に接触することができ
るように構成された前記記載の基板間接続用コネクタを
採用する。
【0011】
【作用】この考案においては、コンタクトをヘアピン状
に折り返し形成することにより弾性を付与しておく。こ
の弾性付与されたコンタクトを相互に対向するように配
置する。そして、このコンタクト間にカードを挟持さ
せ、コンタクトの接点部とカードの接点部とを接続させ
る。
【0012】また、カード挿入口を形成する一方の壁面
を垂直壁面とし、他方の壁面を傾斜面とし、カードを垂
直壁面側に挿嵌してカードを傾斜面側に押圧接触させる
クサビスライダーを用いる場合について説明する。ま
ず、カードをコンタクト間に真っ直ぐの状態で差込む。
そして、挿入口の垂直壁面側とカードとの間にクサビス
ライダーを挿嵌する。これにより、カードは反対側、即
ち挿入口の傾斜壁面側に押し倒された状態で固定保持さ
れる。このクサビスライダーをカードのほぼ全幅にわた
るように形成しておくことにより、カードは幅方向全体
に均一に荷重が掛かる。
【0013】
【実施例】次に、この考案の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0014】図1に示すように、この考案のコネクタに
用いられるコンタクト1は、マザーボードと接続する端
子部10と、インシュレータ内に圧入される被保持部1
1と、カードの接点に接触する接触片13とから構成さ
れる。
【0015】接触片13は、上方に向けて伸び、所定の
高さになったところでU字状に折り返されている(以下
の記載においては、この折返し位置を13aとする)。
この折返された長さは被保持部11近傍附近までであ
る。上記接触片13の折返し位置13aから先端部13
cに至るまでの約半分は、真っ直ぐに延在する平坦部1
30として形成されている。そして、この平坦部130
の下端13bから少し内側に曲折された後、平坦部13
0と同一方向を指向する短絡バネ部131が形成されて
いる。
【0016】次に、図2に示すように、上記コンタクト
1を平坦部130側が相互に向き合うように、かつ、カ
ード6を両側面から挟持するのに必要な離間距離で夫々
基板3に取付ける。なお、これらの対向するコンタクト
1は、カード6の幅方向に、即ち、紙面に垂直方向に、
カードの端子の数および端子間の距離に対応して配置さ
れている。これらのコンタクト1はインシュレータ4に
よって囲繞されている。
【0017】インシュレータ4の上部、即ち、基板3と
は反対側においては、カード6挿入用の挿入口41が形
成されている。この挿入口41を画定するカード6の一
方の面(図において左側面)側の壁面部41aは、基板
3に対して垂直になるように形成されている。そして、
カードの他方の面(図において右側面)側の壁面41b
は、挿入口41が全体として内部に向けて収斂するよう
に、即ち、内部に向かうほど前記垂直壁面41aとの相
対的距離が短くなるように傾斜している。
【0018】この状態において、カード6をインシュレ
ータのカード挿入口41から対向コンタクト1間に差込
む。そうすると、カード6は対向するコンタクト1の平
坦部130間に挟持された状態となる。このとき、カー
ド6の両面と挿入口41の壁面41a,41b間に間隙
が残されているように、挿入口の大きさが定められてい
る必要がある。
【0019】この後、図3に示すように、カード6と挿
入口の垂直壁面41aとカード6間にクサビ状のスライ
ダー7を差込む。そうすると、カード6はスライダー7
によって押圧され、傾斜壁面41b側に倒れる。そし
て、最後にはカード6の他方の面が傾斜壁面41bと面
接触し、カード6はスライダー7と傾斜壁面41bとに
よって挟持された状態となる。
【0020】カード6がスライダー7と傾斜壁面41b
とによって挟持された状態のとき、カード6の一方の面
6aの接点は、平坦部130と短絡バネ部131との分
岐点たる曲折部13b外側と接触する。即ち、この曲折
部13bの外側がカード6の一方の面6a側の接点と導
通接触する接点となる。これにより、短絡バネ部131
が押された状態となり、先端部13cを接触片13の基
部11側と接触させる。このとき、電流はU字状曲折部
13aを迂回せず、矢印で示したように短絡して流れ
る。また、カード6の他方の面6bの接点部は反対側の
コンタクト1の接触片13のU字状曲折部13aに接触
する。このU字状曲折部13aがカード6の他方の面6
b側の接点と導通接触する接点となる。この結果、カー
ドの両面側における信号電流長が等しくなる。
【0021】上記実施例においては、接触片13に、カ
ード差込み時にカード6を保持させる平坦部130を形
成したが、この考案はこれに限定されるものではない。
即ち、図4に示すように、カードの接点部と接触する部
分を突出するように形成しておいてやってもよい。この
場合に、カード差込み時におけるカード保持は上下の突
出部(接点部)で保持されることとなる。
【0022】上記説明においては、インシュレータ内に
配置されたコンタクトの形状を、左右をともに同一に
し、これらを対称的に配置したが、これは、コンタクト
の製造コストの低廉化を図るためである。したがって、
コストの点を考慮しなければ、左右のコンタクトの形状
を変えてもよいことはいうまでもない。
【0023】
【考案の効果】この考案によれば、折り返し形成されて
弾性付与された一対のコンタクトを、カード挟持に必要
な距離をおいて弾性付与方向に向けて離間対向して配置
し、このコンタクト対向間内にカードを収容してカード
とコンタクトとを導通接触させるので、実装密度の向上
を図ることが可能となる。
【0024】また、この考案においては、カードの幅方
向のほぼ全域にわたってクサビ状のスライダーでもって
カードを傾斜面側に押圧接触させることとしたので、カ
ードは幅方向全体に均一に荷重が掛かり、中央部が撓
み、接触不良をおこすといったことがなく、コンタクト
とカードの接点との安定した接触を得ることができる。
【0025】さらに、この考案によれば、カードの両面
の接点からの信号電流の流路長が等しくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の基板間接続用コネクタに用いられる
コンタクトの一例を示した側面図である。
【図2】この考案の基板間接続用コネクタの一実施例に
おいてカードをコネクタ内に差込んだ直後の状態を示す
側面断面図である。
【図3】この考案の基板間接続用コネクタの一実施例に
おいてカードをコネクタ内に保持した状態を示す側面断
面図である。
【図4】この考案の基板間接続用コネクタに用いられる
コンタクトの他の例を示した側面図である。
【図5】従来の基板間接続用コネクタを示した側面断面
図である。
【図6】従来の基板間接続用コネクタを示す断面図であ
る。
【図7】従来の基板間接続用コネクタを示した平面図で
ある。
【符号の説明】
1…コンタクト 3…マザーボード(基板) 4…インシュレータ 6…カード(基板) 7…クサビスライダー 10…コンタクトの端子部 11…コンタクトの被保持部 13…コンタクトの接触片 41…インシュレータのカード挿入口 41a…垂直壁面 41b…傾斜壁面 130…コンタクトの平坦部 131…短絡バネ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸本 亨 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)考案者 佐々木 伸一 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−129687(JP,A) 実開 昭63−45988(JP,U) 実開 昭64−13682(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの幅方向に所定の間隔をおいて配
    置されたコンタクト列と、前記コンタクト列を囲繞する
    インシュレータとから構成される基板間接続用コネクタ
    において、前記各コンタクトは弾性付与されるべく折り
    返し形成されており、前記コンタクト列は前記カードの
    挟持間隔を残して平行に対向配置されており、前記イン
    シュレータには前記カードを前記コンタクト列の対向間
    内に案内するためのカード挿入口が前記コンタクト列の
    上部に位置して形成され、前記カードの両面に対向する
    前記カード挿入口の両壁面の内、一方の壁面を基板に対
    して直交する方向に形成し、他方の壁面を内部に向かっ
    て収斂するような傾斜面に形成し、前記一方の壁面と前
    記カードの一方の面との間に挿嵌されて前記カードの他
    方の面を前記傾斜面に押圧接触させるクサビスライダー
    を有することを特徴とする基板間接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記各コンタクトに前記カードを挟持す
    る保持部を形成することを特徴とする請求項1記載の基
    板間接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コンタクト列の少なくとも一方の列
    の前記各コンタクトの接触片の所定の部位が同一接触片
    の別の所定の部位に接触することができるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1又は2記載の基板間接続
    用コネクタ。
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JPH071586U JPH071586U (ja) 1995-01-10
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JPH0446388Y2 (ja) * 1987-07-15 1992-10-30
JP2704552B2 (ja) * 1989-07-10 1998-01-26 日本エー・エム・ピー株式会社 基板用エッジコネクタ

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