JP2568311Y2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP2568311Y2
JP2568311Y2 JP3215492U JP3215492U JP2568311Y2 JP 2568311 Y2 JP2568311 Y2 JP 2568311Y2 JP 3215492 U JP3215492 U JP 3215492U JP 3215492 U JP3215492 U JP 3215492U JP 2568311 Y2 JP2568311 Y2 JP 2568311Y2
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JP
Japan
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coaxial connector
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健治 萩原
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコネクタに関し,特に特
性インピーダンスの整合が良く,クロストークの低減効
果を有する高速信号を伝送する疑似同軸コネクタの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の同軸コネクタにおいて,ソケット
側の同軸コネクタ要素は図4(a)に示すように,円筒
状の外部コンタクト71と中心ソケットコンタクト73
とこれらの間に介在するインシュレータ75とから構成
されている。この外部コンタクト71はインシュレータ
75の周面全体を被覆する様に構成されている。
【0003】また,ピン側の同軸コネクタ要素は図4
(b)に示すように,円筒形の外部コンタクト81と,
この内部において絶縁性を確保された状態で配置された
ピンコンタクト83とから構成されている。そして,外
部コンタクト81には端部から軸方向に向けてすり割8
1sが形成されて,前記ソケット側の外部コンタクト7
1の周面に嵌合したときの保持力を得るためのバネ性が
付与されている。
【0004】上記したような,外部コンタクト71,8
1や中心コンタクト73は円筒形状をしており,その直
径比やインシュレータ75の誘電率などにより特性イン
ピーダンスが決定される。また,このような形式の同軸
コンタクトは中心導体が外部導体によってシールドされ
た状態となっているので,クロストークを抑制できると
いった効果がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで,上記した様
な従来の同軸コネクタのソケット側およびピン側の外部
コンタクトは円筒形状をしているため,一方の外部コン
タクトが変形したり,あるいは製造段階で断面形状が真
円に形成されなかったりした場合には,確実な接続を行
なうことができない。
【0006】このような変形は,ピン側コンタクト81
のすり割り81sによってある程度は許容されるが,こ
れにも限界がある。即ち,この種のコンタクトであって
精密機器に用いられるような極めて小型のものにあって
はこの許容度は極めて小さく厳密な公差管理(製作精
度)が要求され,この種のコネクタの加工における困難
性を伴なうばかりでなく,取り扱い時においても慎重性
が要求されコネクタ接続作業性の煩雑化を招いていた。
【0007】そこで,本考案の一つの技術的課題は,上
記したような従来の同軸コネクタの利点をそのまま維持
せしめながらも,加工性やこれに基づく公差管理の困難
性を回避することのできる同軸コネクタ要素を提供する
ことにある。
【0008】本考案の他の技術的課題は,前記同軸コネ
クタ要素を用いた同軸コネクタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案によれば,一軸上
に位置した中心コンタクト,前記一軸の周りに位置した
外部コンタクト,及び前記中心コンタクトと前記外部コ
ンタクトとを互いに固定したインシュレータを含む同軸
コネクタ要素において,前記外部コンタクトは,接続対
象となる相手側同軸コネクタ要素の外部コンタクトを接
触挿入するためのスリットを有していることを特徴とす
る同軸コネクタ要素が得られる。
【0010】本考案によれば,前記外部コンタクトは前
記一軸の周りで互いに交差する2平面に沿って夫々のび
た2つの平板部を有し,前記2つの平板部の各々に前記
スリットが形成されている同軸コネクタ要素が得られ
る。
【0011】本考案によれば,前記2つの平板部のスリ
ットは前記一軸に関し対称な位置にあることを特徴とす
る同軸コネクタ要素が得られる。
【0012】本考案によれば,一軸上に位置した第1の
中心コンタクト,前記一軸の周りに位置した第1の外部
コンタクト,及び前記第1の中心コンタクトと前記第1
の外部コンタクトとを互いに固定した第1のインシュレ
ータを含む第1の同軸コネクタ要素と,前記第1の同軸
コネクタ要素に切り離し可能に接続された第2の同軸コ
ネクタ要素とを含み,前記第2の同軸コネクタ要素は,
前記一軸上に位置し前記第1の中心コンタクトに接触し
た第2の中心コンタクト,前記一軸の周りに位置し前記
第1の外部コンタクトに接触した第2の外部コンタク
ト,及び前記第2の中心コンタクトと前記第2の外部コ
ンタクトとを互いに固定した第2のインシュレータを含
んでいる同軸コネクタにおいて,前記第1及び第2の外
部コンタクトの少なくとも一方は前記一軸と平行にのび
たスリットを有し,前記スリットに相手側同軸コネクタ
要素の外部コンタクトが接触挿入されていることを特徴
とする同軸コネクタが得られる。
【0013】本考案によれば,前記第1及び第2の外部
コンタクトの各々は前記一軸の周りの一部にのみ存在
し,前記第1及び第2の外部コンタクトが協働して前記
一軸の周りを囲んでいることを特徴とする同軸コネクタ
が得られる。
【0014】
【作用】本考案においては,一対の同軸コネクタ要素を
互いに軸方向に挿嵌接続させた際に,一方の外側コンタ
クトが他方の外側コンタクトの所定の部位に導通接触す
る。また,この導通接触部位を前記軸周りにおいて囲ん
でシールドする。更に,外側コンタクトにスリットを形
成すると,特性インピーダンスを制御することができ
る。
【0015】
【実施例】以下に本考案の実施例について図面を参照し
て説明する図1(a),(b)は本考案の一実施例の同
軸コネクタを示す図で,(a)はソケット側同軸コネク
タ要素を示すもので,(b)はピン側同軸コネクタ要素
を示す。図1(a)で示すように,ソケット側同軸コネ
クタ要素SCは円柱形のインシュレータ1の中心には端
部に開口するソケットコンタクト3が内蔵されている。
そして,インシュレータ1の外側には外側コンタクト5
が設けられている。この外側コンタクト5の相手側コネ
クタとの接続する側の端部は断面がV字状になるように
2つの平板部51,51が縁部で交わり曲折板状となっ
てインシュレータ1の外周面に内接している。
【0016】外側コンタクト5の両平板部51,51に
は夫々軸方向に向けて延在するようにスリット形状のす
り割り53が形成されてバネ性を有するように構成され
ている。このすり割り53の長さは平板部51の長さの
約半分に設定している。もっとも,このすり割53の寸
法はこれに限定されるものでないことはいうまでもな
い。なお,ソケット側同軸コネクタ要素SCのピン側ソ
ケット接続側とは反対側の端部には同軸ケーブルをクラ
ンプ保持するためのケーブルクランパ7が設けられてい
る。
【0017】ピン側同軸コネクタ要素PCは円柱形のイ
ンシュレータ2の中心には相手側コネクタ方向に向けて
突出するピンコンタクト4が設けられている。そして,
インシュレータ2の外側には外側コンタクト6が設けら
れている。この外側コンタクト6は相手側コネクタとの
接続する側の端部が断面がV字状になるように2つの平
板部61,61が交わるように曲折された曲折板形状と
なってインシュレータ2の外周面に内接している。この
外側コンタクト6の平板部61は前記ソケット側同軸コ
ネクタ要素SCの平板部51とは反対向きになるように
配置されている。
【0018】外側コンタクト6の平板部61には夫々軸
方向に向けて延在するようにスリット状のすり割り63
が形成されてバネ性を有するように構成されている。こ
のすり割り63の長さは平板部61の長さの約半分に設
定している。このすり割63の寸法もこれに限定される
ものでないことはいうまでもない。ピン側同軸コネクタ
要素PCのソケット接続側とは反対側の端部には同軸ケ
ーブルをクランプ保持するケーブルクランパ8が設けら
れている。
【0019】図2は図1(a)及び(b)で示すソケッ
ト側同軸コネクタ要素SCとピン側同軸コネクタ要素P
Cとを接続した状態を示したものである。即ち,ソケッ
ト側同軸コネクタ要素SCとピン側同軸コネクタ要素P
Cを図1(a)および図1(b)に示した状態から相互
に接近せしめて,ピン側同軸コネクタ要素PCのピンコ
ンタクト4をソケット側同軸コネクタ要素SCのソケッ
トコンタクト3に挿嵌せしめる。
【0020】このとき,両外側コンタクト5,6の平板
部51,61はすり割り53,63を介して噛み合い内
部導体たるソケットコンタクト3およびピンコンタクト
4を箱型状に囲撓する。したがって,すり割り53,6
3の形成位置を変更して箱型の寸法を変更したり,また
内部導体の形状などを適宜変更することにより特性イン
ピーダンスの変更が可能になる。
【0021】なお,図2において,符号21は同軸ケー
ブルの外側導体,符号23は同軸ケーブルのインシュレ
ータ,符号25は同軸ケーブルの内側導体,符号26は
同軸ケーブルの外皮である。
【0022】図3は,図1及び図2で示すピン側同軸コ
ネクタ要素PCをコネクタハウジングH内に並置した状
態を示したものである。本考案によれば,このようにコ
ネクタを並置した場合においても隣り合うコネクタ間の
クロストークが抑制されることになる。
【0023】
【考案の効果】以上,説明したように,本考案によれ
ば,互いに切り離し可能に接続された同軸コネクタ要素
の両外側コンタクトが従来のもの様に円形(円筒形)に
形成されていないので,製造段階における加工が容易で
あり,多少の製作精度が落ちたとしても接続に支障を及
ぼすことがない。
【0024】しかも,本考案によれば,両同軸コネクタ
要素の接続時においては,この両外側コンタクトでもっ
て内部導体を囲撓してシールドするので,従来のものと
同様にクロストークを抑制することが可能となる。
【0025】また,本考案によれば,外側コンタクトの
形状や噛み合わせ位置たるすり割り形成位置を変更する
だけで特性インピーダンスの変更を行なうことが可能と
なるので,従来のものに比べ簡単に特性インピーダンス
の制御が可能となる同軸コネクタを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る同軸コネクタを示す説明
図であって,(a)はソケット側同軸コネクタ要素を示
した斜視図,(b)はピン側同軸コネクタ要素を示した
斜視図である。
【図2】図1(a),(b)のソケット側同軸コネクタ
要素とピン側同軸コネクタ要素との接続状態を示す断面
図である。
【図3】本考案の実施例に係る同軸コネクタの一使用状
態を示す説明図であって,ピン側同軸コネクタ要素をコ
ネクタハウジング内に並置した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の同軸コネクタを示す説明図であって,
(a)はソケット側同軸コネクタ要素を示した斜視図,
(b)はピン側同軸コネクタ要素を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 インシュレータ 2 インシュレータ 3 ソケットコンタクト 4 ピンコンタクト 5 外側コンタクト 6 外側コンタクト 7,8 ケーブルクランパ 21 同軸ケーブルの外側導体 23 同軸ケーブルのインシュレータ 25 同軸ケーブルの内側導体 26 同軸ケーブルの外皮 51,61 外側コンタクトの曲折板部 53,63 すり割り

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸上に位置した中心コンタクト,前記
    一軸の周りに位置した外部コンタクト,及び前記中心コ
    ンタクトと前記外部コンタクトとを互いに固定したイン
    シュレータを含む同軸コネクタ要素において,前記外部
    コンタクトは,接続対象となる相手側同軸コネクタ要素
    の外部コンタクトを接触挿入するためのスリットを有し
    ていることを特徴とする同軸コネクタ要素。
  2. 【請求項2】 前記外部コンタクトは前記一軸の周りで
    互いに交差する2平面に沿って夫々のびた2つの平板部
    を有し,前記2つの平板部の各々に前記スリットが形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の同軸コネク
    タ要素。
  3. 【請求項3】 前記2つの平板部のスリットは前記一軸
    に関し対称な位置にあることを特徴とする請求項2記載
    の同軸コネクタ要素。
  4. 【請求項4】 一軸上に位置した第1の中心コンタク
    ト,前記一軸の周りに位置した第1の外部コンタクト,
    及び前記第1の中心コンタクトと前記第1の外部コンタ
    クトとを互いに固定した第1のインシュレータを含む第
    1の同軸コネクタ要素と,前記第1の同軸コネクタ要素
    に切り離し可能に接続された第2の同軸コネクタ要素と
    を含み,前記第2の同軸コネクタ要素は,前記一軸上に
    位置し前記第1の中心コンタクトに接触した第2の中心
    コンタクト,前記一軸の周りに位置し前記第1の外部コ
    ンタクトに接触した第2の外部コンタクト,及び前記第
    2の中心コンタクトと前記第2の外部コンタクトとを互
    いに固定した第2のインシュレータを含んでいる同軸コ
    ネクタにおいて, 前記第1及び第2の外部コンタクトの少なくとも一方は
    前記一軸と平行にのびたスリットを有し,前記スリット
    に相手側同軸コネクタ要素の外部コンタクトが接触挿入
    されていることを特徴とする同軸コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の外部コンタクトの各
    々は前記一軸の周りの一部にのみ存在し,前記第1及び
    第2の外部コンタクトが協働して前記一軸の周りを囲ん
    でいることを特徴とする請求項2記載の同軸コネクタ。
JP3215492U 1992-05-15 1992-05-15 同軸コネクタ Expired - Fee Related JP2568311Y2 (ja)

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JPH0590856U JPH0590856U (ja) 1993-12-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021029198A1 (ja) * 2019-08-09 2021-02-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタおよびコネクタ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021029198A1 (ja) * 2019-08-09 2021-02-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタおよびコネクタ装置

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