JP2519073Y2 - Zifコネクタ - Google Patents
ZifコネクタInfo
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- JP2519073Y2 JP2519073Y2 JP6599892U JP6599892U JP2519073Y2 JP 2519073 Y2 JP2519073 Y2 JP 2519073Y2 JP 6599892 U JP6599892 U JP 6599892U JP 6599892 U JP6599892 U JP 6599892U JP 2519073 Y2 JP2519073 Y2 JP 2519073Y2
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- Japan
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- contact
- contacts
- connector
- groove
- mating
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はZIFコネクタに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】特に多芯数のコネクタにおいて、接続す
べきコンタクト同士を嵌合するまでの間は接続のための
操作力を要せず、嵌合後に駆動部を操作してコンタクト
間に接触力を加えて接続する形式のZIF(Zero
Insertion Force)コネクタは、例えば
ICソケット等に広く使用されている。この種のZIF
コネクタの従来例を図10に示した。即ち、このZIF
コネクタは、所定の間隔で上下に並設された多数のソケ
ットコンタクト101を備えたソケットコネクタ100
と、同様の間隔で並設されたピンコンタクト121を備
えたピンコネクタ120とから構成される。ソケットコ
ネクタ100とピンコネクタ120との間には、ピンコ
ンタクト121が挿入される孔111が形成されたスラ
イド部材110が配置されている。ここで、ソケットコ
ンタクト101の先端部にはコの字状の接続溝片101
aが形成されている。またピンコンタクト121は両コ
ネクタの接続時においてソケットコンタクト101の接
続溝片101aに接続し得る長さに形成されている。
べきコンタクト同士を嵌合するまでの間は接続のための
操作力を要せず、嵌合後に駆動部を操作してコンタクト
間に接触力を加えて接続する形式のZIF(Zero
Insertion Force)コネクタは、例えば
ICソケット等に広く使用されている。この種のZIF
コネクタの従来例を図10に示した。即ち、このZIF
コネクタは、所定の間隔で上下に並設された多数のソケ
ットコンタクト101を備えたソケットコネクタ100
と、同様の間隔で並設されたピンコンタクト121を備
えたピンコネクタ120とから構成される。ソケットコ
ネクタ100とピンコネクタ120との間には、ピンコ
ンタクト121が挿入される孔111が形成されたスラ
イド部材110が配置されている。ここで、ソケットコ
ンタクト101の先端部にはコの字状の接続溝片101
aが形成されている。またピンコンタクト121は両コ
ネクタの接続時においてソケットコンタクト101の接
続溝片101aに接続し得る長さに形成されている。
【0003】以上の構成であるZIFコネクタにおいて
ソケットコネクタ100とピンコネクタ120とを接続
する場合には、スライド部材110の孔111を介して
ソケットコンタクト101の接続溝片101aにピンコ
ンタクト121の先端部を嵌合させる。嵌合後はスライ
ド部材110を図10(b)において左側に移動させこ
とで、ピンコンタクト121の先端部をソケットコンタ
クト101の接続溝片101aの内壁に圧接し、これに
より両者の電気的接続がなされる。
ソケットコネクタ100とピンコネクタ120とを接続
する場合には、スライド部材110の孔111を介して
ソケットコンタクト101の接続溝片101aにピンコ
ンタクト121の先端部を嵌合させる。嵌合後はスライ
ド部材110を図10(b)において左側に移動させこ
とで、ピンコンタクト121の先端部をソケットコンタ
クト101の接続溝片101aの内壁に圧接し、これに
より両者の電気的接続がなされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、従来のZI
Fコネクタは、上記のように一方のコンタクトの軸方向
が他方のコンタクト接続溝片の溝ないし孔の深さ方向と
が一致する方式である。このため、接続すべきコンタク
ト同士が互いに水平であり即ち同一平面上に位置する場
合、あるいは近接して平行に位置する場合において、コ
ンタクト同士を嵌合後に移動させて接続するためには、
構造ないし形状が複雑になるという問題がある。また上
記のようにスライドさせて電気的接続をする必要上、コ
ンタクト同士の接続部を先端部分に設定せざるを得ず、
このためコンタクト同士の間隔を可変とすることが困難
であるという問題もある。
Fコネクタは、上記のように一方のコンタクトの軸方向
が他方のコンタクト接続溝片の溝ないし孔の深さ方向と
が一致する方式である。このため、接続すべきコンタク
ト同士が互いに水平であり即ち同一平面上に位置する場
合、あるいは近接して平行に位置する場合において、コ
ンタクト同士を嵌合後に移動させて接続するためには、
構造ないし形状が複雑になるという問題がある。また上
記のようにスライドさせて電気的接続をする必要上、コ
ンタクト同士の接続部を先端部分に設定せざるを得ず、
このためコンタクト同士の間隔を可変とすることが困難
であるという問題もある。
【0005】本考案の目的は、上記のように接続すべき
コンタクト同士が同一平面上や近接平行して位置する場
合でも容易に対応可能であり、また接続すべきコンタク
ト同士の間隔が自由に変えることができる接触構造を備
えたZIFコネクタを提供することにある。
コンタクト同士が同一平面上や近接平行して位置する場
合でも容易に対応可能であり、また接続すべきコンタク
ト同士の間隔が自由に変えることができる接触構造を備
えたZIFコネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、棒状の
コンタクトの端部にその軸方向と直角に設けた突出部を
相手側コンタクトに形成した孔または溝に挿入し、相手
側コンタクトに対して前記コンタクトをその軸方向と前
記突出部の方向とにそれぞれ直交する方向に相対移動
し、前記孔または溝の中において前記孔または溝と前記
コンタクトとを対向2ヵ所でそれぞれ反対方向に接触力
を発生する接触構造としたことを特徴とするZIFコネ
クタが得られる。
コンタクトの端部にその軸方向と直角に設けた突出部を
相手側コンタクトに形成した孔または溝に挿入し、相手
側コンタクトに対して前記コンタクトをその軸方向と前
記突出部の方向とにそれぞれ直交する方向に相対移動
し、前記孔または溝の中において前記孔または溝と前記
コンタクトとを対向2ヵ所でそれぞれ反対方向に接触力
を発生する接触構造としたことを特徴とするZIFコネ
クタが得られる。
【0007】また本考案によれば、前記接触構造を前記
コンタクトの両端部に設けたことを特徴とするZIFコ
ネクタが得られる。
コンタクトの両端部に設けたことを特徴とするZIFコ
ネクタが得られる。
【0008】更に本考案によれば、前記棒状のコンタク
トが軸方向と直交する方向に複数並設されており、溝状
の接続部を有する前記相手側コンタクトが軸方向と直交
する方向に複数並設されており、前記複数のコンタクト
と前記複数の相手側コンタクトを軸方向に嵌合し、前記
相手側コンタクトを前記突出部の方向に直交する方向に
相対移動し、前記突出部と前記接続部とを接触させた、
ことを特徴とするZIFコネクタが得られる。
トが軸方向と直交する方向に複数並設されており、溝状
の接続部を有する前記相手側コンタクトが軸方向と直交
する方向に複数並設されており、前記複数のコンタクト
と前記複数の相手側コンタクトを軸方向に嵌合し、前記
相手側コンタクトを前記突出部の方向に直交する方向に
相対移動し、前記突出部と前記接続部とを接触させた、
ことを特徴とするZIFコネクタが得られる。
【0009】即ち本考案のZIFコネクタは、断面が矩
形状や丸状等である棒状の弾性導電体からなるコンタク
トの端部にその軸方向と直角方向に突出部を設け、この
突出部を相手側コンタクトに形成した前記突出部の断面
よりやや大きい内径を備えた導電性の孔または溝に挿入
し、相手側コンタクトを軸および突出部軸方向の両方に
直交する方向に平行移動し、相手側コンタクトの導電性
の孔または溝の中で対向2ヵ所で反対方向に接触力を発
生するようにした接触構造を備えるものである。またこ
のような接触構造を、上記棒状の弾性導電体の両端部に
設けるようにしたものである。
形状や丸状等である棒状の弾性導電体からなるコンタク
トの端部にその軸方向と直角方向に突出部を設け、この
突出部を相手側コンタクトに形成した前記突出部の断面
よりやや大きい内径を備えた導電性の孔または溝に挿入
し、相手側コンタクトを軸および突出部軸方向の両方に
直交する方向に平行移動し、相手側コンタクトの導電性
の孔または溝の中で対向2ヵ所で反対方向に接触力を発
生するようにした接触構造を備えるものである。またこ
のような接触構造を、上記棒状の弾性導電体の両端部に
設けるようにしたものである。
【0010】
【作用】上記のように弾性変形するコンタクトの端に軸
と直角方向に突出部を設け、この突出部を接続相手側の
コンタクトの孔または溝に挿入し、また挿入後に相対移
動させれば、上記突出部を相手側コンタクトの孔や溝の
内壁に接続する。そしてこのように突出部を相手側コン
タクトに接続するようにすれば、コネクタ同士が同一平
面上あるいは近接平行して位置する場合でも簡単な構造
でZIFコネクタを構成することができる。また、コン
タクトは突出部だけが相手側コンタクトを接続すること
から、コンタクト自体及び相手側コンタクトの長さが従
来のように制限されず、よってコンタクト同士の長さを
変えるだけで間隔を容易に可変にすることができる。
と直角方向に突出部を設け、この突出部を接続相手側の
コンタクトの孔または溝に挿入し、また挿入後に相対移
動させれば、上記突出部を相手側コンタクトの孔や溝の
内壁に接続する。そしてこのように突出部を相手側コン
タクトに接続するようにすれば、コネクタ同士が同一平
面上あるいは近接平行して位置する場合でも簡単な構造
でZIFコネクタを構成することができる。また、コン
タクトは突出部だけが相手側コンタクトを接続すること
から、コンタクト自体及び相手側コンタクトの長さが従
来のように制限されず、よってコンタクト同士の長さを
変えるだけで間隔を容易に可変にすることができる。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を説明する。図1、2
は接続対象であるコネクタ同士が互いに平行な場合にお
ける第1の実施例のZIFコネクタを示したものであ
る。図において、断面が矩形である弾性導電体から構成
されるコンタクト3は両端にその軸方向と直交する方向
に延びる突出部3a、3bを備えている。これら突出部
3a、3bは同じ向きに突出しており、また接触対象で
ある相手側コンタクト1a、2a内に嵌合後に、コンタ
クト3の軸方向および突出部3a、3bの軸方向と直交
する方向である図1においてW方向にそれぞれ相対移動
される。相手側コンタクトの形状は、図1で実線で示し
たな導電性の孔からなる相手側コンタクト1a、2aで
も、あるいは2点鎖線で示したような導電性の溝からな
る相手側コンタクト1b、2bでも良い。特に相手側コ
ンタクトが溝状の場合は、コンタクト3の突出部3a、
3bの溝内で移動させることで、これら突出部3a、3
bの間の間隔、即ち相手側コンタクト同士の間隔を変え
ることが可能である。尚、相手側コンタクト1a、1
b、2a、2bは、インシュレータ1、2に形成され
る。
は接続対象であるコネクタ同士が互いに平行な場合にお
ける第1の実施例のZIFコネクタを示したものであ
る。図において、断面が矩形である弾性導電体から構成
されるコンタクト3は両端にその軸方向と直交する方向
に延びる突出部3a、3bを備えている。これら突出部
3a、3bは同じ向きに突出しており、また接触対象で
ある相手側コンタクト1a、2a内に嵌合後に、コンタ
クト3の軸方向および突出部3a、3bの軸方向と直交
する方向である図1においてW方向にそれぞれ相対移動
される。相手側コンタクトの形状は、図1で実線で示し
たな導電性の孔からなる相手側コンタクト1a、2aで
も、あるいは2点鎖線で示したような導電性の溝からな
る相手側コンタクト1b、2bでも良い。特に相手側コ
ンタクトが溝状の場合は、コンタクト3の突出部3a、
3bの溝内で移動させることで、これら突出部3a、3
bの間の間隔、即ち相手側コンタクト同士の間隔を変え
ることが可能である。尚、相手側コンタクト1a、1
b、2a、2bは、インシュレータ1、2に形成され
る。
【0012】ここで、実施例1のZIFコネクタにおい
て、力の関係は図1に示すように、コンタクト3の両端
の突出部3a、3bにおいてそれぞれ2ヵ所向きが反対
の接触力P、Fが発生する。そしてコンタクト3に作用
するこれらの力の間隔をそれぞれl、Lとすれば、モー
メントの条件から、Pl=FLであり、またインシュレ
ータ1、2を相対移動する力WはPとFの差であるから
W=P−F=P−lP/L=(L−l)P/Lとなる。
よって、L−l《Lならば、非常に小さい力で相対移動
させることができる。
て、力の関係は図1に示すように、コンタクト3の両端
の突出部3a、3bにおいてそれぞれ2ヵ所向きが反対
の接触力P、Fが発生する。そしてコンタクト3に作用
するこれらの力の間隔をそれぞれl、Lとすれば、モー
メントの条件から、Pl=FLであり、またインシュレ
ータ1、2を相対移動する力WはPとFの差であるから
W=P−F=P−lP/L=(L−l)P/Lとなる。
よって、L−l《Lならば、非常に小さい力で相対移動
させることができる。
【0013】図3に本考案の第2の実施例を示した。こ
の実施例は接続対象が近接して平行状態の場合の実施例
であり、図3において、弾性導電体から構成されるコン
タクト6は両端には軸方向と直交する方向である且つそ
れぞれ異なる向きに延びる突出部6a、6bを備えてい
る。また相手側コンタクト4a、5aはそれぞれインシ
ュレータ4、5に形成される。その他の構成及び動作は
上記第1の実施例と同様にて、説明は省略する。
の実施例は接続対象が近接して平行状態の場合の実施例
であり、図3において、弾性導電体から構成されるコン
タクト6は両端には軸方向と直交する方向である且つそ
れぞれ異なる向きに延びる突出部6a、6bを備えてい
る。また相手側コンタクト4a、5aはそれぞれインシ
ュレータ4、5に形成される。その他の構成及び動作は
上記第1の実施例と同様にて、説明は省略する。
【0014】図4、5に本考案の第3の実施例を示し
た。上記した第1、第2の実施例ではコンタクトの両端
を自由端であり、相対移動時には相手側コンタクトとの
接続部である突出部がコンタクト中央を中心に点対象に
変形したが、この第3の実施例では弾性導電体からなる
断面矩形のコンタクト9の一端9aがインシュレータ7
に形成された相手側コンタクト7aに固定されている。
そしてコンタクト9の他端にその軸方向と直交する方向
に形成された突出部9bがインシュレータ8に形成され
た相手側コンタクト8a内に嵌合される。嵌合後は、イ
ンシュレータ8及び相手側コンタクト8aをコンタクト
9に対してW方向に相対移動させ、突出部9bと相手側
コンタクト8aとを接続することは、上記実施例と同様
である。尚、導電性の孔からなる相手側コンタクト8a
に代えて、導電性の溝からなる相手側コンタクト8bと
しても良い。
た。上記した第1、第2の実施例ではコンタクトの両端
を自由端であり、相対移動時には相手側コンタクトとの
接続部である突出部がコンタクト中央を中心に点対象に
変形したが、この第3の実施例では弾性導電体からなる
断面矩形のコンタクト9の一端9aがインシュレータ7
に形成された相手側コンタクト7aに固定されている。
そしてコンタクト9の他端にその軸方向と直交する方向
に形成された突出部9bがインシュレータ8に形成され
た相手側コンタクト8a内に嵌合される。嵌合後は、イ
ンシュレータ8及び相手側コンタクト8aをコンタクト
9に対してW方向に相対移動させ、突出部9bと相手側
コンタクト8aとを接続することは、上記実施例と同様
である。尚、導電性の孔からなる相手側コンタクト8a
に代えて、導電性の溝からなる相手側コンタクト8bと
しても良い。
【0015】次に図6〜9により本考案の第4の実施例
を説明する。この実施例は上記第3の実施例の構成を多
芯用のZIFコネクタに適用したものであり、より具体
的には平行基板間を接続するためのZIFコネクタであ
る。このZIFコネクタは、ソケット側インシュレータ
11の中央突起11aの両側に所定の間隔でそれぞれ多
数のソケットコンタクト12を配置してなるソケットコ
ネクタ10と、ピン側インシュレータ21の中央部に形
成した嵌合溝21a内の両側にそれぞれ所定の間隔で多
数のピンコンタクト22を配置してなるピンコネクタ2
0とから構成される。
を説明する。この実施例は上記第3の実施例の構成を多
芯用のZIFコネクタに適用したものであり、より具体
的には平行基板間を接続するためのZIFコネクタであ
る。このZIFコネクタは、ソケット側インシュレータ
11の中央突起11aの両側に所定の間隔でそれぞれ多
数のソケットコンタクト12を配置してなるソケットコ
ネクタ10と、ピン側インシュレータ21の中央部に形
成した嵌合溝21a内の両側にそれぞれ所定の間隔で多
数のピンコンタクト22を配置してなるピンコネクタ2
0とから構成される。
【0016】ピンコンタクト22の軸方向と直交する方
向で嵌合溝21a側には突出部22aがそれぞれ形成さ
れている。即ちこの突出部22aがの軸方向と直角に嵌
合溝21a側にでるようにピンコンタクト22は配列さ
れている。そしてピン側インシュレータ21の嵌合溝2
1aの開口部、即ちピンコンタクト22の先端側には、
スライドインシュレータ23がピン側インシュレータ2
1にピンコンタクト22の並び方向にスライド自在に組
合せされている。スライドインシュレータ23は、ピン
コンタク22トの先端の振れを抑制する整列部23a
と、相手側コネクタであるソケットコネクタ10が嵌合
時に内接する溝23bを有している。
向で嵌合溝21a側には突出部22aがそれぞれ形成さ
れている。即ちこの突出部22aがの軸方向と直角に嵌
合溝21a側にでるようにピンコンタクト22は配列さ
れている。そしてピン側インシュレータ21の嵌合溝2
1aの開口部、即ちピンコンタクト22の先端側には、
スライドインシュレータ23がピン側インシュレータ2
1にピンコンタクト22の並び方向にスライド自在に組
合せされている。スライドインシュレータ23は、ピン
コンタク22トの先端の振れを抑制する整列部23a
と、相手側コネクタであるソケットコネクタ10が嵌合
時に内接する溝23bを有している。
【0017】一方、ソケットコネクタ10は、軸方向の
長溝12aをもつソケットコンタクト12を、ピンコン
タクト22と同一配列でソケット側インシュレータ11
の中央突起11aに固着して構成される。接触部12の
溝の幅は、ピンコンタクト22の突出部22aが接触部
12内において軸方向に沿って移動できる位の大きさに
なっている。
長溝12aをもつソケットコンタクト12を、ピンコン
タクト22と同一配列でソケット側インシュレータ11
の中央突起11aに固着して構成される。接触部12の
溝の幅は、ピンコンタクト22の突出部22aが接触部
12内において軸方向に沿って移動できる位の大きさに
なっている。
【0018】以上の構成である第4の実施例のZIFコ
ネクタにおいて、ソケットコネクタ10とピンコネクタ
20との嵌合は、まずソケットコネクタ10のインシュ
レータ嵌合部である中央突起11aがスライドインシュ
レータ23の溝23aおよび嵌合溝21aに内接するよ
うに挿入することで行われる。そして挿入の進行ととも
に、ピンコンタクト22の突出部22aがソケットコン
タクト12の長溝12aに沿って挿入される。
ネクタにおいて、ソケットコネクタ10とピンコネクタ
20との嵌合は、まずソケットコネクタ10のインシュ
レータ嵌合部である中央突起11aがスライドインシュ
レータ23の溝23aおよび嵌合溝21aに内接するよ
うに挿入することで行われる。そして挿入の進行ととも
に、ピンコンタクト22の突出部22aがソケットコン
タクト12の長溝12aに沿って挿入される。
【0019】中央突起11aが嵌合溝21a内への挿入
が完了したなら、両コネクタをソケットコンタクト12
ないしピンコンタクト22のの並び方向、即ちソケット
コネクタ10ないしピンコネクタ20の長手方向に相対
移動する。この状態を図8に示した通りで、各ソケット
コネクタ12の長溝12aの内壁に各ピンコンタクト2
の突出部22aがそれぞれ接続し、即ちコンタクト同士
の間では図4に示したような接触状態が得られる。
が完了したなら、両コネクタをソケットコンタクト12
ないしピンコンタクト22のの並び方向、即ちソケット
コネクタ10ないしピンコネクタ20の長手方向に相対
移動する。この状態を図8に示した通りで、各ソケット
コネクタ12の長溝12aの内壁に各ピンコンタクト2
の突出部22aがそれぞれ接続し、即ちコンタクト同士
の間では図4に示したような接触状態が得られる。
【0020】また第4の実施例においてソケットコネク
タ10とピンコネクタ20とを浅く嵌合した状態を図9
に示した。即ち、第4の実施例のZIFコネクタでは、
ソケットコンタクト12に形成する接触部を長溝12a
としたので、図9のように両コネクタを浅く挿入してか
ら移動しても、完全な接触状態を得ることができる。こ
のため、ソケットコネクタ10とピンコネクタ20がそ
れぞれ接続される平行基板間の間隔が大きく変動しても
対応可能である。即ち基板間隔がどのように設定されて
も1つのコネクタで済ますことができる。
タ10とピンコネクタ20とを浅く嵌合した状態を図9
に示した。即ち、第4の実施例のZIFコネクタでは、
ソケットコンタクト12に形成する接触部を長溝12a
としたので、図9のように両コネクタを浅く挿入してか
ら移動しても、完全な接触状態を得ることができる。こ
のため、ソケットコネクタ10とピンコネクタ20がそ
れぞれ接続される平行基板間の間隔が大きく変動しても
対応可能である。即ち基板間隔がどのように設定されて
も1つのコネクタで済ますことができる。
【0021】
【考案の効果】以上の通り本考案によれば、コンタクト
同士が同一平面上や近接平行して位置する場合でも容易
に対応可能で、またコンタクト同士の間隔を自由に変え
ることが可能な、ZIFコネクタを提供することができ
る。
同士が同一平面上や近接平行して位置する場合でも容易
に対応可能で、またコンタクト同士の間隔を自由に変え
ることが可能な、ZIFコネクタを提供することができ
る。
【図1】本考案の第1の実施例のZIFコネクタの平面
図である。
図である。
【図2】図1のZIFコネクタの断面図である。
【図3】本考案の第2の実施例のZIFコネクタの説明
図である。
図である。
【図4】本考案の第3の実施例のZIFコネクタの説明
図である。
図である。
【図5】図4のZIFコネクタの断面図である。
【図6】本考案の第4の実施例のZIFコネクタの斜視
図である。
図である。
【図7】(a)は図6のZIFコネクタの接続前の状態
を示した断面図、(b)はそのA−A線断面図である。
を示した断面図、(b)はそのA−A線断面図である。
【図8】(a)は図6のZIFコネクタの最深嵌合時の
接続状態を示した断面図、(b)はそのB−B線断面図
である。
接続状態を示した断面図、(b)はそのB−B線断面図
である。
【図9】(a)は図6のZIFコネクタの浅い嵌合時の
接続状態を示した断面図、(b)はそのC−C線断面図
である。
接続状態を示した断面図、(b)はそのC−C線断面図
である。
【図10】(a)、(b)は従来のZIFコネクタの説
明図である。
明図である。
1 インシュレータ 1a 相手側コンタクト 1b 相手側コンタクト 2 インシュレータ 3 コンタクト 3a 突出部 3b 突出部 4 インシュレータ 4a 相手側コンタクト 5 インシュレータ 5a 相手側コンタクト 6 コンタクト 6a 突出部 6b 突出部 7 インシュレータ 7a 相手側コンタクト 8 インシュレータ 8a 相手側コンタクト 9 コンタクト 10 ソケットコネクタ 11 ソケット側インシュレータ 11a 中央突起 12 ソケットコンタクト 12a 長溝 20 ピンコネクタ 21 ピン側インシュレータ 21a 嵌合溝 22 ピンコンタクト 22a 突出部 23 スライドインシュレータ 23a 整列部 23b 溝 100 ソケットコネクタ 101 ソケットコンタクト 110 スライド部材 120 ピンコネクタ 121 ピンコンタクト
Claims (3)
- 【請求項1】 棒状のコンタクトの端部にその軸方向と
直角に設けた突出部を相手側コンタクトに形成した孔ま
たは溝に挿入し、 相手側コンタクトに対して前記コンタクトをその軸方向
と前記突出部の方向とにそれぞれ直交する方向に相対移
動し、 前記孔または溝の中において前記孔または溝と前記コン
タクトとを対向2ヵ所でそれぞれ反対方向に接触力を発
生する接触構造としたことを特徴とするZIFコネク
タ。 - 【請求項2】 前記接触構造を前記コンタクトの両端部
に設けたことを特徴とする請求項1記載のZIFコネク
タ。 - 【請求項3】 前記棒状のコンタクトが軸方向と直交す
る方向に複数並設されており、溝状の接続部を有する前
記相手側コンタクトが軸方向と直交する方向に複数並設
されており、 前記複数のコンタクトと前記複数の相手側コンタクトを
軸方向に嵌合し、 前記相手側コンタクトを前記突出部の方向に直交する方
向に相対移動し、 前記突出部と前記接続部とを接触させた、 ことを特徴とする請求項1記載のZIFコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6599892U JP2519073Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | Zifコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6599892U JP2519073Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | Zifコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631093U JPH0631093U (ja) | 1994-04-22 |
JP2519073Y2 true JP2519073Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=13303189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6599892U Expired - Lifetime JP2519073Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | Zifコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519073Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP6599892U patent/JP2519073Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0631093U (ja) | 1994-04-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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