JP2568233Y2 - ディストリビュータ - Google Patents

ディストリビュータ

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JP2568233Y2
JP2568233Y2 JP1990104114U JP10411490U JP2568233Y2 JP 2568233 Y2 JP2568233 Y2 JP 2568233Y2 JP 1990104114 U JP1990104114 U JP 1990104114U JP 10411490 U JP10411490 U JP 10411490U JP 2568233 Y2 JP2568233 Y2 JP 2568233Y2
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JP
Japan
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rotor
power distribution
rotor shaft
housing
cap
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JP1990104114U
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JPH0462357U (ja
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憲一 増田
敏之 篠沢
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Toyo Denso Co Ltd
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Toyo Denso Co Ltd
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、自動車エンジンの点火系等に使用される
ディストリビュータに関する。
[従来の技術] 一般的なディストリビュータはキャップとハウジング
とで密閉空間を形成し、この密閉空間内へハウジングに
回転可能に支持されたロータ軸とその一端に取付けられ
た配電ロータを収容するとともに、ハウジングのロータ
軸出口部をシール部材で密閉しかつハウジングで前記密
閉空間とエンジン内部とを隔絶するようにエンジン側へ
取付けられるようになっている。
この配電ロータには中央に首部が形成され、その軸方
向へ形成された嵌合穴内へロータ軸の一端を嵌合するこ
とによりロータ軸へ取付けられていた。このため、首部
に対する嵌合代分だけロータ軸が長くなった。しかし、
配電ロータのターミナル端部と側電極との間に形成され
る放電間隙の精度を高めるため、ロータ軸を可能な限り
短くすることが望まれている。
一方、特開昭58−176471号公報には、カムシャフトの
一端に配電ロータを直接ネジ止めし、かつ、その外側を
中心電極及び側電極を設けたキャップで覆っているもの
が示されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記従来例のうち後者の場合、ロータ軸を
省略してディストリビュータをコンパクトにできる反
面、配電ロータと側電極間の放電時に発生する酸化力の
強いオゾンがエンジン内部へ侵入可能であるという不都
合がある。
そこで本考案の目的は、ロータ軸を可能な限り短くし
つつ、しかもディストリビュータとエンジン内部とを有
利に隔絶することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案に係るディストリビ
ュータは、エンジン側の回転軸へ連結されるロータ軸
と、この一端に取付けられた配電ロータと、この配電ロ
ータを覆いかつ中心電極及び側電極が設けられたキャッ
プと、このキャップと合わさってロータ軸及び配電ロー
タを収容するための密閉空間を形成するハウジングとを
備え、このハウジングのロータ軸出口部をシール部材で
密閉しかつハウジングで前記密閉空間とエンジン内部と
を隔絶するようにエンジン側へ取付けられるディストリ
ビュータにおいて、前記ロータ軸の軸直交方向へ延出す
るロータープレートを前記密閉空間内へ突出するロータ
軸の端部へ一体回転可能に取付け、かつこのロータープ
レート取付部をハウジングに設けられているベアリング
近傍部分に位置させ、略円板状をした配電ロータをロー
タープレートへ重ねてネジ止めし、このネジの頭部の高
さを配電ロータの中心電極側表面と略同一高さとし、前
記キャップ表面に設けた中心電極及び側電極の筒形ター
ミナルをロータ軸の軸方向と略直交する方向へ突出させ
たことを特徴とする。
[考案の作用] ロータ軸の軸直交方向へ延出するロータープレートを
前記密閉空間内へ突出するロータ軸の端部へ一体回転可
能に取付け、かつこのロータープレート取付部をハウジ
ングに設けられているベアリング近傍部分に位置させ、
略円板状をした配電ロータをロータープレートへ重ねて
ネジ止めしたので、ロータ軸が短くなる。
さらに、このネジの頭部の高さを配電ロータの中心電
極側表面と略同一高さとし、配電ロータを正確に位置決
めして前記キャップ表面に設けた中心電極及び側電極の
筒形ターミナルをロータ軸の軸方向と略直交する方向へ
突出しているので、ロータ軸方向にける装置全体の長さ
が短くなる。
しかも、ロータ軸との間を密閉したハウジングによっ
て、ディストリビュータ内部とエンジンの内部を隔絶す
るので、配電ロータと側電極間の放電時に発生する酸化
力の強いオゾンは、ハウジングによって阻止されエンジ
ン内部へ侵入しない。
[実施例] 第1図乃至第5図に実施例を示す。第1図は本実施例
に係るディストリビュータの平面外観形状を示し、樹脂
製キャップ1の頂面には中心部から延出する中心電極の
筒形ターミナル2とその周囲の同心円上から延出する複
数(本実施例では5本)の側電極の筒形ターミナル3が
設けられている。4は迷路構造の換気部である。キャッ
プ1は金属製のハウジング5へ取付けられている。ハウ
ジング5はその取付穴6において、本図には示されない
エンジン側(第2図参照)へボルト止めされている。
第2図はディストリビュータの縦断面を示し、ハウジ
ング5の中央部に形成されたボス7にベアリング8及び
シール9を介してロータ軸10が回転可能に支持されてい
る。ロータ軸10の端部にはロータ軸10の軸直交方向へ延
出するロータープレート11が一体回転可能に固着され、
これに配電ロータ12か後述する方法で取付けられてい
る。配電ロータ12の頂部にはターミナルプレート13、14
が埋設されている。ターミナルプレート13の一端は配電
ロータ12の中央部で露出し、ここで中心電極15と摺接し
ている。ターミナルプレート14の一端は配電ロータ12か
ら側方へ突出し、側電極16と僅かな間隙を形成する突出
端14aとなっている。さらにターミナルプレート13と14
はノイズ低減用抵抗体17で接続されている。
ロータ軸10の他端はオルダムジョイント18を介してカ
ムシャフト19の一端へ連結されている。また、エンジン
20側から環状に突出形成された取付部21とハウジング5
側のボス7とはカラー22を介して密に接続されている。
なお、このディストリビュータ内には従来配置されてい
た回転センサは設けられていない。
また、キャップ1表面に設けた中心電極15及び側電極
16の筒形ターミナル2,3はロータ軸10の軸方向と略直交
する方向へ突出している。
第3図は配電ロータ12の平面形状を、第4図は配電ロ
ータ12を取り去った状態におけるハウジング5の平面形
状を、第5図はロータ軸10、ロータープレート11及び配
電ロータ12の取付け並びにボス7と取付部21との接続構
造を説明するための図であり、配電ロータ12は第3図の
A−A線に相当する断面で、ロータ軸10及びロータープ
レート11等は第4図のB−B線に相当する断面でそれぞ
れ示してある。
配電ロータ12は第2、3、5図に示すように、略円板
状の頂部23とその外周に環状壁をなしてロータープレー
ト11を覆うフランジ24とが一体に形成された樹脂製のも
のである。フランジ24は第2図に明らかなように、突出
端14aの下部で段部25をなし、これよりも下方部分は半
径方向へ張り出して突出端14a及び突出部16の各下方を
覆うようになっている。頂部23には第3、5図に明らか
なように、中央部にポイント15の先端を囲む環状壁26が
形成され、またその周囲にはロータープレート11へ取付
けるためのネジ27の頭部を収容する環状壁28が形成さ
れ、このネジ27の頭部の高さを配電ロータ12の中心電極
15側表面と略同一高さとしている。さらに、頂部23のロ
ータープレート11に対向する面には位置決め用の突起29
が形成されている。
ロータープレート11は第4、5図に明らかなように、
細長い板状部材であり、その中央部はロータ軸10の一端
部にカシメ止めされ、ロータ軸10と一体回転するように
なっている。符号30はカシメ部を示す。
また、配電ロータ12のネジ27及び突起29にそれぞれ対
応する位置にはネジ穴31及び嵌合穴32が形成され、突起
29を嵌合穴32へ嵌合し、ネジ27をネジ穴31へネジ止めす
ることにより配電ロータ12とロータープレート11が一体
化され、配電ロータ12もロータ軸10と一体回転可能にな
っている。なお、図中の符号33はベアリング8のリテー
ナであり、ハウジング5のボス7へネジ34で止められて
いる。
第5図に明らかなように、ボス7の下面には環状凹部
35が形成され、これにカラー22の上部が嵌合している。
カラー22の下部は取付部21の内側へ嵌合している。カラ
ー22の内側にはオルダムジヨイント18が略半分程度の高
さまで収容されている。さらに、カラー22の周囲には上
下に間隔をもってシール36、37が設けられ、上側のシー
ル36は環状凹部35の大径側壁面38に密接し、下側のシー
ル37は取付部21の内壁面39に密接している。
次に、本実施例の作用を説明する。カムシャフト19の
回転と一体にロータ軸10が回転すると、ロータープレー
ト11を介して配電ロータ12も一体に回転し、中心電極15
から印加された高圧電圧をターミナルプレート14の突出
端14aから側電極16へ配電する。このとき、突出端14aと
突出部16間の放電により発生するオゾンは、ディストリ
ビュータ内部とエンジン内部とがハウジング5によって
隔絶され、かつ、ロータ軸10とハウジング5の間がシー
ル9によって密閉されているため、エンジン内へ侵入し
ない。
また、配電ロータ12が円形をなし、フランジ24がロー
タープレート11の周囲を覆うので、突出端14aからの落
雷を防止できる。
しかも、ロータ軸10の軸直交方向へ延出するローター
プレート11をロータ軸10の端部へ一体回転可能に取付
け、かつこのロータープレート11取付部30をハウジング
5に設けられているベアリング8近傍部分に位置させ、
このロータープレート11へ配電ロータ12を重ねてネジ27
で取付けたので、ロータ軸10が短くなる。
さらに、このネジ27の頭部の高さを配電ロータ12の中
心電極側表面と略同一高さとし、キャップ1表面に設け
た中心電極15及び側電極16の筒形ターミナル2,3をロー
タ軸10の軸方向と略直交する方向へ突出しているので、
ロータ軸10方向における装置全体の長さが短くなる。
そのうえ、従来内蔵されていた回転センサをディスト
リビュータ内へ配置しないので、一層ロータ軸10が短く
なり、ディストリビュータ全体がコンパクトになるとと
もに、配電ロータ12の回転振れが少なくなるので、それ
だけ突出端14aと突出部16との間隙精度が高くなる。
さらに、エンジン側の配電ロータ12をロータ軸10のカ
シメ止めされたロータープレート11に対してロータ軸10
の軸方向からネジ27によりネジ止めできるので、自動組
立が可能になり作業性が向上する。
また、エンジン側の取付部21に対するハウジング5の
嵌合取付部を別体のカラー22を介するようにしたので、
ロータ軸10の一端にオルダムジョイント18を取付け、そ
の後その周囲に嵌めることができるので、それだけオル
ダムジョイント18の突出量を少なくしてディストリビュ
ータの全高を低くできる。
[考案の効果] 本考案は、ロータ軸の軸直交方向へ延出するローター
プレートを密閉空間内へ突出するロータ軸の端部へ一体
回転可能に取付け、かつこのロータープレート取付部を
ハウジングに設けられているベアリング近傍部分に位置
させ、略円板状をした配電ロータをロータープレートへ
重ねてネジ止めしたので、ロータ軸を短くでき、配電ロ
ータのターミナル端部と側電極間の放電間隙を高精度に
維持し易くなる。
さらに、このネジの頭部の高さを配電ロータの中心電
極側表面と略同一高さとし、配電ロータを正確に位置決
めしてキャップ表面に設けた中心電極及び側電極の筒形
ターミナルをロータ軸の軸方向と略直交する方向へ突出
しているので、ロータ軸方向における装置全体の長さを
短くでき、装置全体を小型化できる。
そのうえ、ハウジングとロータ軸との間をシール部材
で密閉するとともに、このハウジングでディストリビュ
ータ内部とエンジン内部とを隔絶したので、ディストリ
ビュータ内部の放電により生じるオゾンをエンジン内へ
侵入させないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は実施例であり、第1図は外観平面
図、第2図は縦断面図、第3図は要部の平面図、第4図
は要部の平面図、第5図は要部の組立を説明するための
図である。 (符号の説明) 1…キャップ、2…中心電極、3…側電極、5…ハウジ
ング、10…ロータ軸、12…配電 ロータ、19…カムシャ
フト、20…エンジン、21…取付部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側の回転軸へ連結されるロータ軸
    と、この一端に取付けられた配電ロータと、この配電ロ
    ータを覆いかつ中心電極及び側電極が設けられたキャッ
    プと、このキャップと合わさってロータ軸及び配電ロー
    タを収容するための密閉空間を形成するハウジングとを
    備え、このハウジングのロータ軸出口部をシール部材で
    密閉しかつハウジングで前記密閉空間とエンジン内部と
    を隔絶するようにエンジン側へ取付けられるディストリ
    ビュータにおいて、 前記ロータ軸の軸直交方向へ延出するロータープレート
    を前記密閉空間内へ突出するロータ軸の端部へ一体回転
    可能に取付け、かつこのロータープレート取付部をハウ
    ジングに設けられているベアリング近傍部分に位置さ
    せ、 略円板状をした配電ロータをロータープレートへ重ねて
    ネジ止めし、このネジの頭部の高さを配電ロータの中心
    電極側表面と略同一高さとし、 前記キャップ表面に設けた中心電極及び側電極の筒形タ
    ーミナルをロータ軸の軸方向と略直交する方向へ突出さ
    せたことを特徴とするディストリビュータ。
JP1990104114U 1990-10-03 1990-10-03 ディストリビュータ Expired - Lifetime JP2568233Y2 (ja)

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JPH0462357U JPH0462357U (ja) 1992-05-28
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476433U (ja) * 1977-11-08 1979-05-31
JPS54133223U (ja) * 1978-03-06 1979-09-14

Also Published As

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JPH0462357U (ja) 1992-05-28

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