JP2568153B2 - エアヒーター - Google Patents
エアヒーターInfo
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Description
やろう付け、加熱、乾燥あるいはプラスチック部品のバ
リ取り、さらには医療器の殺菌など各種の用途に使用す
るエアヒーターに関するものである。
などに使用される小型のエアヒーターとして、図4に示
すエアヒーター21が使用されている。このエアヒータ
ー21は、基端部をエアホースの取付部22とし、他端
部を保護管25の取付部23としたパイプ状のベース部
材24を形成し、該ベース部材24の取付部23内に一
対の発熱体27,28を引出し、一方の発熱体27を細
長いパイプ状でセラミック製の絶縁部材26の外周部に
巻回すると共に、他方の発熱体28を絶縁部材26内を
挿通させ、両発熱体27と28を上端部において接続し
てヒーター29とし、このヒーター29をセラミック製
の保持体30を介してベース部材24に取付けたのち、
ベース部材24の取付部23に内側に石英ガラス製のパ
イプ31をパッキン32を介して装着した金属製パイプ
からなる保護管25の基端部を係合させて構成したもの
である。かゝるエアヒーター21は、ベース部材24の
取付部22に接続したエアホースからコンプレッサーの
加圧空気を取付部22を介してパイプ31内に供給しな
がら発熱体27,28に通電することによってパイプ3
1の先端部から熱風を吹き出させ、この熱風を利用して
半田付け等を行うものである。その際、熱風の温度を温
度センサー33で測定してヒーター29による空気の加
熱温度をコントロールしている。
ヒーターは、パイプ31の先端部から供給される熱風の
温度を制御する一対の熱電対素線からなる温度センサー
33を、パイプ31の上端部に無機接着剤を使用して固
定しているため、該無機接着剤が高温に曝されて次第に
脆化して脱落して温度センサー33がパイプ31から離
脱したり、温度センサー28にぐらつきが生じて正確な
温度の検出が不可能となるなどのトラブルが生じ、かつ
温度センサー33のリード線34がエアヒーター21の
先端部に取付けられているため、作業に支障を来すなど
実用上解決すべき多くの問題点を有していた。
わめて良好で、かつ正確な温度測定が可能な耐久性のあ
るエアヒーターを提供せんとすることを目的とするもの
である。
め、この発明のエアヒーターは、耐熱性を有する棒状の
絶縁部材に軸方向に沿って貫通する複数の孔を形成し、
該複数の孔の一つの孔の基端部から一方の発熱体を挿通
して絶縁部材から突出させ、該発熱体の先端部と絶縁部
材の外周部に下端部から螺旋状に巻回した他方の発熱体
の先端部とを接続すると共に、他の孔の基端部から熱電
対を構成する熱電対素線を絶縁状態で挿通して突出さ
せ、絶縁部材から突出した熱電対素線の先端部を接続し
て温度測定センサーとしたヒーターを具備することを特
徴とするものである。
ミナセラミックからなる棒状体を以て形成したもので、
具体的には、前記棒状体に軸方向に沿って貫通する3つ
の孔を形成し、該孔の一つを発熱体の挿通孔とし、他の
2つの孔を熱電対の挿通孔としたものである。また、発
熱体は、Fe−cr系合金のヒーターエレメントを使用
すれば約800℃の熱風を得ることができ、白金合金の
ヒーターエレメントを使用すれば約1200℃の熱風を
得ることができる。この発熱体は、一方の発熱体を絶縁
部材の外周部に基端部から上方に螺旋状に巻回し、他方
を絶縁部材に形成した孔に挿通させて、両発熱体を絶縁
部材の上部において接続して一体化させるものである
が、絶縁部材内を挿通させる発熱体を2本の電熱線を以
て構成し、該2本の電熱線を絶縁部材の上端部と下端部
の外側において接続することによって一つの発熱体とす
れば、加圧されたエアによって発熱体が回動して温度セ
ンサーと接触することを防止することができる。
ンタン、クロメルとアルメル、白金と白金ロジウムなど
の熱電対素線からなる熱電対で構成するもので、この熱
電対の太さは、発熱体を構成する電熱線の線径の約0.
8倍から3.0倍の太さとするものである。その太さが
0.8倍以下の場合には寿命が短すぎ、3.0倍以上で
は計測誤差と応答性が非常に悪くなるので好ましくな
い。この熱電対からなる温度センサーは、その先端の測
温接点が絶縁部材の軸芯部分に位置するように配置する
ものである。
る絶縁部材の先端部に突出させた状態で熱電対からなる
温度センサーを設けたので、温度センサーが常に熱風内
に位置するため熱風温度を正確に測定することができ
る。
添付の図面に基づいて具体的に説明する。この発明のエ
アヒーター1は、パイプ状のベース部材2と、該ベース
部材2に保持されるヒーター5と、該ヒーター5の先端
部の中央に装着される温度センサー10およびヒーター
5を覆ってベース部材2に装着される保護管11とから
構成されている。
付部3とし、他端部を保護管11の取付部4としたパイ
プ状部材からなるもので、各取付部3,4の外周部には
それぞれねじが形成されている。
製の棒状体からなる絶縁部材6に通電によって発熱する
Fe−Cr系合金製の電熱線からなる発熱体7を基端部
から上端部に向けて螺旋状に巻回すると共に、絶縁部材
6に軸方向に貫通させて形成した3つの孔6a,6bお
よび6cのうちの一つの孔6aに同じくFe−Cr系合
金製の電熱線からなる発熱体8を基端部側から挿通して
絶縁部材6から突出させ、両発熱体7,8の一端部を絶
縁部材6の上方において溶接によって一体化させて形成
したもので、各発熱体7,8の他端部はベース部材2の
取付部4内に設けた円筒状の高純度アルミナセラミック
製の保持体9およびベース本体2を介して外部に引き出
したものである。なお、絶縁部材6の外周部に基端部側
から上端部に向けて発熱体7を螺旋状に巻回するに際
し、発熱体7が絶縁部材6の外周部と密着することがな
いよう僅かな間隔を存して巻回することによって絶縁部
材6と発熱体7との間にもエアが流れ、発熱体の温度ム
ラをなくすことができる。
0.6mmのクロメル−アルメロからなる熱電対素線1
0aと10bを前記絶縁部材6に軸方向に沿って形成さ
れた孔6bと6cに基端部側から挿通してその上端部を
絶縁部材6から約7〜10mm程度突出させたのち、両
熱電対素線10a,10bの先端部を接続し測温接点を
形成して構成したもので、その下端部は前記発熱体7,
8と同様に保持体9およびベース本体2を介して外部に
引き出したものである。
着する保護管11は、下端部の内周面にベース部材2の
取付部4の外周部に形成したねじと螺合するねじを設け
た金属製のパイプ部材からなるもので、前記ベース部材
2の取付部4に保持体9を介して設けたヒーター5を覆
うようにしてその下端部をベース部材2の取付部4に係
合させて取付けるものであるが、その取付けに際して
は、耐熱性を有する石英ガラスからなる透明なガラス管
12をその基端部にパッキン13を装着した状態で保護
管11内に挿通し、しかるのちこのガラス管12がヒー
ター5を覆うようにして取付けるものである。したがっ
て、エアホース(図示せず)を介してベース部材2から
供給されるエアはガラス管12の内側のみを通って先端
部から送り出される。
の孔6a,6b,6cを軸方向に沿って形成し、一つの
孔6aに発熱体8を、他の2つの孔6b,6cに温度セ
ンサー10を構成する熱電対素線10a,10bを挿通
しているが、図3に示すように絶縁部材6に4つの孔6
a,6b,6cおよび6dを軸方向に沿って形成し、2
つの孔6b,6cには前記と同様に熱電対素線10a,
10bを挿通し、残る2つの孔6a,6dには一方の発
熱体8を2つの発熱体8aと8bに分割して挿通させて
構成することによってエア供給時に発熱体8が回動して
温度センサー10と接触することを防止することができ
る。なお、図中14は前記発熱体8a,8bの先端部に
一体的に接続した風圧支持リングで、ベース部材2から
供給されるエアによって絶縁部材6に巻回した発熱体7
が引き延ばされたり、絶縁部材6から離脱することを防
止している。
1は、以下のようにして使用するものである。すなわ
ち、発熱体7,8に通電すると共に、温度センサー10
をON状態にして、ベース部材2の取付部3からコンプ
レッサーからの空気を供給すると、供給された空気はガ
ラス管12内を通って発熱体7によって加熱され、ガラ
ス管12の先端開口部から熱風となって吹き出すので、
該熱風の吹き出し部を所要の箇所に位置させることによ
って半田付け等の作業を行うものである。その際、吹き
出す熱風の温度を温度センサー10によって測定し、こ
れを温度測定器によって読み取り、読み取った温度を温
度コントローラに伝えて所定の設定温度に制御して適正
な温度条件下で加熱作業を実施するものである。
構成する絶縁部材の先端部のほぼ中心に位置するように
して熱電対からなる温度センサーを取付けたので、熱電
対が常に熱風内に有るためより正確な温度を測定するこ
とができる。また、温度センサーを構成する熱電対素線
が絶縁部材内に挿通され、ガラス管外に不要な線部材が
一切存在しないため、エアヒーターを使用しての作業が
きわめて容易となるなど実用上多大の利点を有するもの
である。
き断面図である。
き斜視図である。
一部切欠き斜視図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 耐熱性を有する棒状の絶縁部材に軸方向
に沿って貫通する複数の孔を形成し、該複数の孔の一つ
の孔の基端部から一方の発熱体を挿通して絶縁部材から
突出させ、該発熱体の先端部と絶縁部材の外周部に下端
部から螺旋状に巻回した他方の発熱体の先端部とを接続
すると共に、他の孔の基端部から熱電対を構成する熱電
対素線を絶縁状態で挿通して突出させ、絶縁部材から突
出した熱電対素線の先端部を接続して温度測定センサー
としたヒーターを具備することを特徴とするエアヒータ
ー。 - 【請求項2】 前記棒状の絶縁部材は、高純度アルミナ
セラミックからなると共に、軸方向に沿って貫通する3
つの孔を形成し、該孔の一つを発熱体の挿通孔とし、他
の2つの孔を熱電対の挿通孔としたことを特徴とする請
求項1記載のエアヒーター。 - 【請求項3】 前記棒状の絶縁部材は、軸方向に沿って
貫通する4つの孔を形成し、2つの孔にそれぞれ電熱線
を挿通させて絶縁部材から突出する各端部を接続するこ
とによって一つの発熱体とし、他の2つの孔に熱電対を
構成する各熱電対素線を挿通したことを特徴とする請求
項1記載のエアヒーター。 - 【請求項4】 前記温度センサーを構成する熱電対は、
その太さが使用する発熱体の線径の0.8倍から3.0
倍の範囲であることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載のエアヒーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119036A JP2568153B2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | エアヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5119036A JP2568153B2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | エアヒーター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06304747A JPH06304747A (ja) | 1994-11-01 |
JP2568153B2 true JP2568153B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=14751378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5119036A Expired - Lifetime JP2568153B2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | エアヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568153B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844199B1 (ko) * | 2006-08-31 | 2008-07-04 | (주)엔티시 | 서모커플을 이용한 미세이동 온도측정장치 |
JP4717932B2 (ja) * | 2009-01-07 | 2011-07-06 | シャープ株式会社 | 熱風ヒーター |
KR200453591Y1 (ko) * | 2010-10-06 | 2011-05-17 | 임채열 | Smd용 리워크 열풍장치 |
KR102612638B1 (ko) * | 2022-01-03 | 2023-12-11 | 김준호 | 에어 히터 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP5119036A patent/JP2568153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06304747A (ja) | 1994-11-01 |
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