JP2568083B2 - パ−マネント方法 - Google Patents
パ−マネント方法Info
- Publication number
- JP2568083B2 JP2568083B2 JP62120746A JP12074687A JP2568083B2 JP 2568083 B2 JP2568083 B2 JP 2568083B2 JP 62120746 A JP62120746 A JP 62120746A JP 12074687 A JP12074687 A JP 12074687A JP 2568083 B2 JP2568083 B2 JP 2568083B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- water
- agent
- waving
- reducing agent
- Prior art date
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- Hair Curling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明はパーマネントに於けるウェービングに使用し
て有効な毛髪補強に効果あるパーマネント方法に関する
ものである。
て有効な毛髪補強に効果あるパーマネント方法に関する
ものである。
ロ.従来の技術 従来毛髪に対するパーマネントウェービング形成時に
於てチオグリコール酸やその他の塩類が主成分として用
いられ、チオグリコール酸等の還元剤によりシスチン結
合又はジスルフィド結合とも謂われるSS結合を還元切断
しその後の酸化復元により安定なSS結合を生ずるように
しているものである。
於てチオグリコール酸やその他の塩類が主成分として用
いられ、チオグリコール酸等の還元剤によりシスチン結
合又はジスルフィド結合とも謂われるSS結合を還元切断
しその後の酸化復元により安定なSS結合を生ずるように
しているものである。
ハ.解決すべき問題点 然して還元剤として用いられるチオグリコール酸、又
アルカリ剤として用いられるアンモニアが、毛髪の膨潤
剤、イオン結合及びシスチン結合(ジスルフィド結合)
開裂剤、薬液透孔助剤のはたらきを有しウェービング効
果を飛躍的に高めた反面、毛髪の毛皮質内の間充物質の
流出が考えられ毛髪の損傷が多い。これに対応するため
に即ち毛髪の保護のため或はウェービング剤の使用性を
よくするため油分や界面活性剤をウェービング剤に配合
されることが行われるが、例えば効果促進剤のアルカリ
剤としてアンモニア水やトリエタノールアミン等のアル
コールアミンは前者は臭いの点で問題があり、後者は揮
散性がないため毛髪中に残留する虞れもある。更にウェ
ービング剤就中チオグリコール酸は酸化され易く、酸化
するとジチオクリコール酸を生成し効力が低下する等成
分、純度、製造条件、保存条件等多面に亘る慎重な注意
と管理が要求される等の問題がある。
アルカリ剤として用いられるアンモニアが、毛髪の膨潤
剤、イオン結合及びシスチン結合(ジスルフィド結合)
開裂剤、薬液透孔助剤のはたらきを有しウェービング効
果を飛躍的に高めた反面、毛髪の毛皮質内の間充物質の
流出が考えられ毛髪の損傷が多い。これに対応するため
に即ち毛髪の保護のため或はウェービング剤の使用性を
よくするため油分や界面活性剤をウェービング剤に配合
されることが行われるが、例えば効果促進剤のアルカリ
剤としてアンモニア水やトリエタノールアミン等のアル
コールアミンは前者は臭いの点で問題があり、後者は揮
散性がないため毛髪中に残留する虞れもある。更にウェ
ービング剤就中チオグリコール酸は酸化され易く、酸化
するとジチオクリコール酸を生成し効力が低下する等成
分、純度、製造条件、保存条件等多面に亘る慎重な注意
と管理が要求される等の問題がある。
ニ.問題点を解決するための手段 そこで本発明に於てはウェービング剤と共に、或はウ
ェービング剤使用の前段階に使用することにより、油性
分、保水成分より成る毛皮質間充物質代替物を毛髪皮質
中に容易に然も効率よく浸透させ、毛髪にみずみずしさ
を付与させると共にウェービング剤の毛髪の損傷を予防
さえることが出来るようにしたもので、油性分と水溶性
高分子より成る毛皮質間充物質代替物とマイナスイオン
と酸素を多量に含有する水を、還元剤と共に、又は還元
剤に先立ち毛髪に吸着させることを特徴とする。
ェービング剤使用の前段階に使用することにより、油性
分、保水成分より成る毛皮質間充物質代替物を毛髪皮質
中に容易に然も効率よく浸透させ、毛髪にみずみずしさ
を付与させると共にウェービング剤の毛髪の損傷を予防
さえることが出来るようにしたもので、油性分と水溶性
高分子より成る毛皮質間充物質代替物とマイナスイオン
と酸素を多量に含有する水を、還元剤と共に、又は還元
剤に先立ち毛髪に吸着させることを特徴とする。
ホ.実施例 以下実施例により本発明を詳細にする。
実施例1. ヘキシルデカノール 3% イソプロピルミリン酸 4% プロモイスコラーゲン 4% レシチン 2% 酸化防止剤 適量 防腐剤 〃 イオン水 82% pH6.5 粘度4.0に調整 ヘキシルデカノールとイソプロピルミリン酸は油性分
としてプロモイスコラーゲンとレシチンは保湿材として
両者によりマトリックス類似物を構成させ、これら成分
をイオン水の毛皮質浸透作用により皮質内に透過させる
ものである。
としてプロモイスコラーゲンとレシチンは保湿材として
両者によりマトリックス類似物を構成させ、これら成分
をイオン水の毛皮質浸透作用により皮質内に透過させる
ものである。
この負のイオン水の皮質透過性の理論については必ず
しも明確ではないが、池田鉄作編化粧品学(1957年4月
10日 株式会社南山堂発行)には下記の如く記載されて
いる。
しも明確ではないが、池田鉄作編化粧品学(1957年4月
10日 株式会社南山堂発行)には下記の如く記載されて
いる。
「経皮吸収に関する理論には皮膚の構造からの考え方
すなわち阻止膜説と皮膚の生理機能からの考え方すなわ
ち脂質説がある。前者は人間皮膚の角質層はpH3〜6で
あり有棘層はpH7〜8の弱アルカリであるのでこの間に
電気的二重層が存在し角質層側にH+、有棘層側にOH-が
あり、水をはじめ、陽陰イオンの通過を阻止していると
いう説である。この層は透明層であろう、とされている
が掌、足底以外には十分に観察されないので明確にはさ
れていない。しかし正常な皮膚に対して接着テープを使
って順次角質層を剥がしていくと15〜20回剥離のときに
物質の吸収が増大するので角質層の1/2〜2/3が阻止膜で
あろうと考えられる。後者はアルコール、アルデヒド、
ケトンなどの有機溶媒が脂質をよく溶かし、正常皮膚を
容易に透過するので脂質への溶解性が大きいほど透過し
やすく水への溶解性が大きいほど透過し難いという説で
ある。」 本発明に使用されるイオン水は負のOH-イオンを含
み、酸素保存量も大なるイオン水である。このマイナス
イオンの美容への応用を記したものにフレグランスジャ
ーナルNo51(vol9、No6)があり、それには空中イオン
の生体作用としてマイナスイオンが血管を拡張させ利尿
作用を促進させ血圧を下降、血糖を減少させ血液をアル
カローシス化し自律神経機能を調整し細胞賦活作用があ
ると述べられマイナスイオン水も同様効果があると述べ
られている。上記実施例を通常のプレトリートメントと
して用いることも出来るし、所謂ワインディングローシ
ョンと調合して用いることもある。
すなわち阻止膜説と皮膚の生理機能からの考え方すなわ
ち脂質説がある。前者は人間皮膚の角質層はpH3〜6で
あり有棘層はpH7〜8の弱アルカリであるのでこの間に
電気的二重層が存在し角質層側にH+、有棘層側にOH-が
あり、水をはじめ、陽陰イオンの通過を阻止していると
いう説である。この層は透明層であろう、とされている
が掌、足底以外には十分に観察されないので明確にはさ
れていない。しかし正常な皮膚に対して接着テープを使
って順次角質層を剥がしていくと15〜20回剥離のときに
物質の吸収が増大するので角質層の1/2〜2/3が阻止膜で
あろうと考えられる。後者はアルコール、アルデヒド、
ケトンなどの有機溶媒が脂質をよく溶かし、正常皮膚を
容易に透過するので脂質への溶解性が大きいほど透過し
やすく水への溶解性が大きいほど透過し難いという説で
ある。」 本発明に使用されるイオン水は負のOH-イオンを含
み、酸素保存量も大なるイオン水である。このマイナス
イオンの美容への応用を記したものにフレグランスジャ
ーナルNo51(vol9、No6)があり、それには空中イオン
の生体作用としてマイナスイオンが血管を拡張させ利尿
作用を促進させ血圧を下降、血糖を減少させ血液をアル
カローシス化し自律神経機能を調整し細胞賦活作用があ
ると述べられマイナスイオン水も同様効果があると述べ
られている。上記実施例を通常のプレトリートメントと
して用いることも出来るし、所謂ワインディングローシ
ョンと調合して用いることもある。
このワインディングローションの一例について述べれ
ば以下の通りである。
ば以下の通りである。
塩酸L−システイン 6.5% チオグリコール酸アンモニウム 0.5% モノエタノールアミン 4 % アンモニア水 1.8% 精製水 残 このワインディングローションと本実施例1とを等
量、長髪の場合には3:2の比で調合し、毛髪全体に塗布
してワインディングを行なう。次いでアクティグローシ
ョン(第一液)を塗布しタオル捲回により保温し規定時
間セットし、薬液洗浄の後中和剤とも呼ばれる酸化剤に
より中和しウェービングを固定する。
量、長髪の場合には3:2の比で調合し、毛髪全体に塗布
してワインディングを行なう。次いでアクティグローシ
ョン(第一液)を塗布しタオル捲回により保温し規定時
間セットし、薬液洗浄の後中和剤とも呼ばれる酸化剤に
より中和しウェービングを固定する。
ヘ.発明の効果 上記の如き本発明によれば、油性分と水溶性高分子よ
り成る毛皮質間充物質代替物とマイナスイオンと酸素を
多量に含有する水を、還元剤と共に、又は還元剤に先立
ち毛髪に吸着させることを特徴とするので、毛髪の皮質
内に有在する間充物質と同様の成分、特にコラーゲンは
元々そこに含有されるムコ多糖類が自然保湿因子として
重要なものであり、これらを負のイオン水により毛髪に
直接浸透させることにより皮質内にてマトリック代替物
を供給することが出来、毛髪の賦活化、補強に著効があ
る。特に毛髪を痛め易いパーマネントウェービング、ダ
イイングに用いて特に効果がある。
り成る毛皮質間充物質代替物とマイナスイオンと酸素を
多量に含有する水を、還元剤と共に、又は還元剤に先立
ち毛髪に吸着させることを特徴とするので、毛髪の皮質
内に有在する間充物質と同様の成分、特にコラーゲンは
元々そこに含有されるムコ多糖類が自然保湿因子として
重要なものであり、これらを負のイオン水により毛髪に
直接浸透させることにより皮質内にてマトリック代替物
を供給することが出来、毛髪の賦活化、補強に著効があ
る。特に毛髪を痛め易いパーマネントウェービング、ダ
イイングに用いて特に効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】油性分と水溶性高分子より成る毛皮質間充
物質代替物とマイナスイオンと酸素を多量に含有する水
を、還元剤と共に、又は還元剤に先立ち毛髪に付着させ
ることを特徴とするパーマネント方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62120746A JP2568083B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | パ−マネント方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62120746A JP2568083B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | パ−マネント方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH012603A JPH012603A (ja) | 1989-01-06 |
JPS642603A JPS642603A (en) | 1989-01-06 |
JP2568083B2 true JP2568083B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=14793958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62120746A Expired - Lifetime JP2568083B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | パ−マネント方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568083B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03292903A (ja) * | 1990-04-11 | 1991-12-24 | Planning Meito Hiroko:Kk | コールドウェーブ方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1190857A (en) * | 1982-02-08 | 1985-07-23 | Leszek J. Wolfram | Hair waving or straightening process that simultaneously conditions hair and hair waving composition therefor |
JPS58210006A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-07 | Teruo Tanimura | コ−ルドパ−マ用中間リンス剤 |
JPS60260507A (ja) * | 1984-06-07 | 1985-12-23 | Yoko Suzuki | トリ−トメント及び美顔両用化粧水 |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP62120746A patent/JP2568083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS642603A (en) | 1989-01-06 |
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