JP2567862Y2 - ステープル打ち込み機における打ち込み機構 - Google Patents

ステープル打ち込み機における打ち込み機構

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JP2567862Y2
JP2567862Y2 JP4929693U JP4929693U JP2567862Y2 JP 2567862 Y2 JP2567862 Y2 JP 2567862Y2 JP 4929693 U JP4929693 U JP 4929693U JP 4929693 U JP4929693 U JP 4929693U JP 2567862 Y2 JP2567862 Y2 JP 2567862Y2
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JP
Japan
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staple
driving
leg
driving portion
legs
Prior art date
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JP4929693U
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English (en)
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JPH0715280U (ja
Inventor
淳善 藤島
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はステープル打ち込み機に
おいてステープル脚部を交差させて打ち込む打ち込み機
構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、石膏ボードのような天井材を天井
下地材にステープル止めする場合には、天井材と下地材
との結合強度を高めるため、ステープル脚部を交差させ
て打ち込むことが行なわれている。この場合、ステープ
ルが打ち込まれた後に脚部同士が互いに上記被打ち込み
材内でぶつからないようにする必要がある。そのため、
図7(a) (b) (c) に示すように、脚部20の先端21を
ダイバージェントポイント加工という特殊加工したステ
ープルが使用されている。
【0003】しかしながら、ダイバージェントポイント
加工は、複雑な加工方法で、ステープルの材料となる線
材を一本ずつ供給し、それぞれの線材をコ字形に屈曲す
る前にその両端に対して上記加工を施すものであった。
このため、ステープルの生産性は非常に低く、コストも
高くならざるを得なかった。
【0004】
【考案の目的】本考案は前記欠点を解消し、特に大量生
産が可能なステープルを使用することができるステープ
ル打ち込み機における打ち込み機構を提供することをそ
の目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係るステープル打ち込み機における打ち込
み機構は、筒状の打ち込み部にステープルを供給し、該
ステープルを上記打ち込み部に沿って駆動されたドライ
バによって打ち出し、被打ち込み材に対してステープル
の両脚部が交差するように打ち込むステープル打ち込み
機において、上記ステープルの脚部を、その打ち込み方
向に対して一方が前方に、他方が後方に互い違いに折り
曲げる一方、上記打ち込み部のステープル脚部の受け面
のうち一方の脚部の受け面には、上記ステープルの側面
視における両脚部の先端間の距離に対応する深さの受け
溝を形成したことを特徴とする。
【0006】なお、前記打ち込み部の一方の脚部の受け
面に代え、前記打ち込み部のステープル脚部の前後の受
け面に、前記ステープルの各脚部を受け入れる受け溝を
それぞれ形成するように構成してもよい。
【0007】
【考案の作用、効果】前記構成によれば、ステープルが
マガジンから打ち込み部内に供給されると、一方の脚部
は打ち込み部の受け溝内に入り込む。受け溝の深さは両
脚部の先端間の距離に対応する深さに形成されているか
ら、ステープルの両脚部の互い違いの屈曲による側面視
における寸法差は受け溝により吸収される。このため、
ステープルの背部と他方の脚部は打ち込み部内に正常な
姿勢で保持される。
【0008】ステープルの打ち込みにあたり、ステープ
ルをドライバによって打込むと、ステープルは打ち込み
部に沿って打ち出され、脚部が交差した状態で被打ち込
み材中に打ち込まれる。両方の脚部の先端は側面視にお
いて前後に互い違いになるように形成されているので、
両脚部が被打ち込み材中に進入する際、交差部において
ぶつかることがなく、スムーズかつ確実な打ち込みが可
能となる。
【0009】また、上記打ち込み機構に用いられるステ
ープルの生産は、通常のチゼルポイント加工によるステ
ープルの脚部を前後に互い違いに折り曲げるだけでよい
から、大量生産が可能である。したがって、安価なステ
ープルを使用することができるので、作業コストを低減
させることができる。
【0010】なお、前記打ち込み部の一方の脚部の受け
面に代え、前記打ち込み部のステープル脚部の前後の受
け面に、前記ステープルの各脚部を受け入れる受け溝を
それぞれ形成するように構成した場合、各受け溝の深さ
は一方の受け面に形成した場合の半分で済む。
【0011】
【実施例】図1、図2及び図3はそれぞれステープル打
ち込み機の打ち込み部の正面図、図1のXーX線上の断
面図及び図2のYーY線上の断面図で、この打ち込み部
1は細長の筒状に形成され、その背壁は開口され、ステ
ープル2を供給するマガジン3の供給端部が連続してい
る。また、打ち込み部1の上部には図示しない打ち込み
機本体から打ち出されるドライバ4の先端が臨んでい
る。さらに、打ち込み部1の下端の前壁は切欠きされて
ガイドプレート5が配置されている。
【0012】上記ステープル打ち込み機には、図6(a)
(b) (c) に示すステープル2が使用される。このステー
プル2の脚部2aの先端7は通常のチゼルポイントとよ
ばれるくさび形に形成されている。また、ステープル2
の脚部2aは、その打ち込み方向に対して一方が前方
に、他方が後方に互い違いになるように折り曲げられて
いる。
【0013】マガジン3には図2のように複数のコ字形
ステープル2を接着連結した連結ステープルが装填さ
れ、プッシャ(図示せず)によって常時打ち込み部1側
に付勢されている。このため最前部のステープル2は打
ち込み部1に供給されている。
【0014】ドライバ4は圧縮空気等を利用した駆動機
構により打ち込み部1に沿って上下動するように構成さ
れている。
【0015】次に、ガイドプレート5はステープル2の
両脚部2aの先端を内側に曲げてステープル2が被打ち
込み材(図示せず)中で交差するように案内するもの
で、打ち込み部1の一部を構成する。ガイドプレート5
は図1〜図3に示されるように、上片部5aと下片部5
bとをZ字形に連結してなり、上片部5aの上端は打ち
込み部1の前壁に設けられた支軸8に軸着されている。
また、上片部5aの中央には打ち込み部1の前壁1aか
ら突出した軸体9が貫通し、該軸体9の先端と上片部5
aとの間にはコイルバネ10が配置され、ガイドプレー
ト5を常時打ち込み部1側に付勢している。さらに、下
片部5bは打ち込み部1の切欠き部11から打ち込み部
1内に進入するように形成され、下片部5bの内側面に
は傾斜面12が形成され、その上端は打ち込み部1の前
壁1aの内面と面一に、下部は打ち込み部1の背面1b
に当接するように形成されている。また、下片部5bの
内側面の両側には打ち込み部1から打ち出されたステー
プル脚部2aを案内する案内溝13が弯曲形成されてい
る。
【0016】次に、打ち込み部1とガイドプレート5に
おけるステープル脚部2aの受け面のうち一方の脚部2
aの受け面(前壁内面)には、図3〜図5に示されるよ
うにステープル脚部2aの受け溝14が上下方向に連続
的に形成されている。該受け溝14の深さは、ステープ
ル2の側面視(図6(b) 参照)における両脚部2aの先
端間の距離Lに対応する深さに形成されている。なお、
ガイドプレート5においては案内溝13が受け溝14と
なる。
【0017】前記構成によれば、ステープル2がマガジ
ン3から打ち込み部1内に供給されると、一方の脚部2
aは図3、図4のように打ち込み部1の受け溝14内に
入り込む。受け溝14の深さは両脚部の先端間の距離L
に対応する深さに形成されているから、ステープル2の
両脚部2aの互い違いの屈曲による側面視における寸法
差は受け溝14により吸収される。このため、ステープ
ル2の背部2bと他方の脚部2aは打ち込み部1内に正
常な姿勢で保持される。
【0018】ステープル2の打ち込みにあたり、ステー
プル2をドライバ4によって打込むと、ステープル2は
打ち込み部1に沿って下方に摺動し、図3の点線で示さ
れるように、脚部2aの先端は案内溝13によって内側
に弯曲形成され、この状態で被打ち込み材中に打ち込ま
れる。ステープル2の脚部2aは被打ち込み材中で交差
する。しかし、両方の脚部2aの先端は側面視において
前後に互い違いになるように形成されているので、両脚
部2aが被打ち込み材中に進入する際、交差部において
ぶつかることがなく、スムーズかつ確実な打ち込みが可
能となる。なお、ドライバ4により打ち込まれたステー
プル2の背部2bがガイドプレート5の下片部5bの内
側傾斜面12に当たって摺動すると、ガイドプレート5
はコイルバネ10に抗して前方に押し出され、ステープ
ル2の背部2bが打ち込み部1を通過するのを許容す
る。
【0019】また、上記打ち込み機構に用いられるステ
ープル2は、通常のチゼルポイント加工によるステープ
ル2の脚部2aを前後に互い違いに折り曲げるだけで生
産できるから、大量生産が可能である。したがって、安
価なステープルを使用することができるので、作業コス
トを低減させることができる。
【0020】なお、前記実施例には、打ち込み部の一方
の脚部の受け面にステープル脚部の受け溝を形成する例
を示したが、これに代えて、前記打ち込み部のステープ
ル脚部の前後の受け面に、前記ステープルの各脚部を受
け入れる受け溝をそれぞれ形成するように構成してもよ
い。この場合は各受け溝の深さは前記実施例の半分でよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るステープル打ち込み機の打ち込み
部の正面図
【図2】図1のXーX線上の断面図
【図3】図2のYーY線上の断面図
【図4】図3のZーZ線上の断面図
【図5】前記打ち込み部の底面図
【図6】チゼルポイント加工によるステープルの正面
図、側面図及び底面図
【図7】ダイバージェントポイント加工によるステープ
ルの正面図、側面図及び底面図
【符号の説明】
1 打ち込み部 2 ステープル 2a 脚部 4 ドライバ 13 案内溝 14 受け溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の打ち込み部にステープルを供給
    し、該ステープルを上記打ち込み部に沿って駆動された
    ドライバによって打ち出し、被打ち込み材に対してステ
    ープルの両脚部が交差するように打ち込むステープル打
    ち込み機において、 上記ステープルの脚部を、その打ち込み方向に対して一
    方が前方に、他方が後方に互い違いに折り曲げる一方、 上記打ち込み部のステープル脚部の受け面のうち一方の
    脚部の受け面には、上記ステープルの側面視における両
    脚部の先端間の距離に対応する深さの受け溝を形成した
    ことを特徴とするステープル打ち込み機における打ち込
    み機構。
  2. 【請求項2】 前記打ち込み部の一方の脚部の受け面に
    代え、前記打ち込み部のステープル脚部の前後の受け面
    に、前記ステープルの各脚部を受け入れる受け溝をそれ
    ぞれ形成したことを特徴とするステープル打ち込み機に
    おける打ち込み機構。
JP4929693U 1993-08-18 1993-08-18 ステープル打ち込み機における打ち込み機構 Expired - Lifetime JP2567862Y2 (ja)

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JPH0715280U JPH0715280U (ja) 1995-03-14
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JPH0715280U (ja) 1995-03-14

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