JP2000153504A - ステープル打ち機のステープルマガジン - Google Patents

ステープル打ち機のステープルマガジン

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JP2000153504A
JP2000153504A JP10331776A JP33177698A JP2000153504A JP 2000153504 A JP2000153504 A JP 2000153504A JP 10331776 A JP10331776 A JP 10331776A JP 33177698 A JP33177698 A JP 33177698A JP 2000153504 A JP2000153504 A JP 2000153504A
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staple
pusher
guide
magazine
staples
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JP10331776A
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Motomitsu Hagiwara
基光 萩原
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Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステープル打ち機のステープルマガジンを小
型化して、壁と床の隅等へステープルを打込めるように
する。 【解決手段】 ステープルマガジン6のプッシャ7を案
内するプッシャガイドを、ステープルガイド8の後方か
ら上方へ円弧状に上昇する形状とし、ステープルマガジ
ン6の後部下面も円弧形に形成して後方への突出部分を
削減する。プッシャ7を後方へスライドさせると、ステ
ープルマガジン6の後部が開放されて後方からステープ
ルガイド8へステープルを装填することができる。ステ
ープルマガジン6の後部下面形状を円弧形に形成したこ
とにより、ステープル打ち機1を後傾させてステープル
を打込むことが可能となり、壁と床の隅にステープルを
打つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ステープル打ち
機のステープルマガジンに関するものであり、特に、小
型化を図ったステープルマガジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】建築内
装工事や木工作業等に用いられるステープル打ち機は、
ステープルを打撃するドライバのガイドとなるノーズ部
の背面にステープルマガジンが連結されている。ステー
プルマガジン内には、連結形ステープルのガイドレール
として作用するステープルガイドが前後方向に配設さ
れ、ステープルガイドに沿って前後スライド自在なステ
ープルプッシャ(以下、単にプッシャという)が装着さ
れている。プッシャは渦巻きバネとスチールベルトとに
よるプッシャ駆動機構に連結されて前方へ付勢されてお
り、ステープルガイドに装填された連結形ステープルを
前方へ押圧してノーズ部へ供給する。
【0003】ステープルマガジンは、数十本のステープ
ルを連結した一連の連結形ステープルを一個装填できる
ものや複数個装填できるもの等、種々の長さのものがあ
り、床面に敷設したフロア材のさね部分に45度の角度
でステープルを打込む床貼り作業等のようにステープル
を斜めに打込む作業においては、長いステープルマガジ
ンは床面や壁面に干渉して邪魔になることが多いので、
連結形ステープルを一個装填する形の最も短いステープ
ルマガジンが使用されることが多い。
【0004】また、ステープルの装填形式については、
ステープルをステープルガイドの上方から装填するもの
と、ステープルをステープルガイドの後方から装填する
ものとがあるが、上方からステープルを装填する形式の
ステープルマガジンは、ステープル打ち機のトリガレバ
ーとグリップエンドとの間の空間からステープルガイド
にステープルを装填するので、ステープルの装填位置が
ノーズ部よりも後方であり、さらにこのステープル装填
部分の後方にプッシャの退避スペースとなる部分が加わ
るので、ステープルマガジンの全長が長くなるという問
題がある。
【0005】また、ステープルガイドの後方からステー
プルを装填するものは、ステープルの挿入経路からプッ
シャを退避させるために、プッシャを左右に二分割して
開閉できる構造になっていて構造が複雑であるととも
に、プッシャが開閉式であるのでプッシャの左または右
の側面にプッシャ駆動機構を配置することができず、プ
ッシャの上部にプッシャ駆動機構が配置されるので、上
方装填式のものよりも全高が高くなる。
【0006】ステープルマガジンの全長が長い場合は、
例えば、ステープル打ち機を後傾させて前方斜め下に向
けてステープルを打つ場合に、ステープルマガジンの後
部下面が床に接触して、45度の角度で打込むことがで
きないという不都合が生じる。また、ステープルマガジ
ンの全高が高いと、壁の直前でステープル打ち機を前傾
させて後方斜め下に向けてステープルを打つ場合に、前
傾させたステープル打ち機の頭部が壁に接触して45度
の角度で打込むことができないという不都合がある。
【0007】そこで、ステープルマガジンの長さと高さ
を可及的に小型化して、利便性を向上させるために解決
すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記
課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、ステープル打ち機
のノーズ部に連結されるステープルマガジンであって、
ステープルを案内するステープルガイドと、ステープル
ガイド上のステープルをノーズ部の方向へ押圧してノー
ズ部へ供給するステープルプッシャとを備えたステープ
ルマガジンにおいて、ステープルガイドの後部から後方
上部に向かう円弧形のプッシャガイドを形成し、ステー
プルプッシャをプッシャガイドに沿って後退させること
により、ステープルプッシャがステープルガイドの上方
へ離反して、後方からステープルガイドへ連結形ステー
プルを装填できるように形成したことを特徴とするステ
ープル打ち機のステープルマガジンを提供するものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1及び図2はステープル打ち機
1を示し、グリップ部2の端部に取付けたコネクタプラ
グ3にエアホースを接続して、エアコンプレッサからグ
リップ部2内のエアチャンバに高圧空気を供給する。シ
リンダハウジング部4内には空気圧シリンダ(図示せ
ず)が内蔵されており、空気圧シリンダのピストンに連
結した板状のドライバが、シリンダハウジング部4の先
端に取付けたノーズ部5内を下降して、ノーズ部5内の
ステープルを打撃して射出する。
【0010】ステープルマガジン6は、ノーズ部5の背
面とグリップ部2の端部とに架設され、ステープルマガ
ジン6内に装填した連結形ステープルSは、プッシャ7
によりノーズ部5の方向へ押されて最前列のステープル
がノーズ部5内の前部壁面に圧接し、最前列のステープ
ルが射出される都度、連結形ステープルが前方へ移動し
て次のステープルがノーズ部5内に供給される。
【0011】ステープルマガジン6は、一個の連結形ス
テープルを装填できる寸法であり、ノーズ部5から後方
へ直線的に連結形ステープルの長さとほぼ等しく延び、
その後はグリップ部2に向かって円弧形に上昇し、ステ
ープル打ち機1を後傾姿勢として床面にステープルを斜
めに打込む際にステープルマガジン6が床面に干渉しな
いように形成してある。
【0012】ステープルマガジン6内でステープルSを
支持するステープルガイド8は、左右両側面に前後方向
の複数本の溝が上下平行に形成されて軽量化が図られて
おり、ステープルと等しい門形断面形状のプッシャ7が
ステープルガイド8の上に載っている。
【0013】図3及び図4の断面図に示すように、プッ
シャ7の前面からみて右側面にはノブ9が回転自在に取
り付けられていて、左側面には渦巻きバネとスチールベ
ルトによるプッシャ駆動機構10が装着されており、ス
チールベルトの一端をステープル打ち機1のノーズ部5
に固定して、プッシャを前方へ引っ張っている。
【0014】図1に示すように、ステープルマガジン6
の天板部6aの下面(天井面)は、前端から中間までが
水平でその後は上方へ円弧状に上昇していて、ステープ
ルマガジン6の後半に設けた左右の側板部6bの上縁は
天板部6aの円弧部分と相似の円弧形であり、天板部6
aの下面と左右の側板部6bの上縁とによってプッシャ
ガイドを構成している。ステープルマガジン6の後端部
は開放されていて、左右の側板部6bの間からステープ
ルガイド8へ連結形ステープルを挿入することができ
る。
【0015】ステープルマガジン6内にステープルがな
い場合は、図1中の符号7Aで示すように、プッシャ7
はステープルマガジン6の前端位置へ移動しており、ノ
ブ9をつまんでプッシャ7を後退させると、ノブ9の軸
が右側板部6bの上縁に案内されてプッシャ7は円弧を
描いて上昇する。このとき、ステープルマガジン6の天
板部6aの下面に接しているプッシャ7は、天板部6a
の円弧面に沿ってノブ9の軸回りに回転し、符号7Bで
示す上端の待機位置へ移動したときは、同図において反
時計回りに約90度回転して連結形ステープルの挿入経
路から退避し、ステープルガイド8の後方からステープ
ルを装填することができる。また、待機位置では、プッ
シャ7の上面に形成した孔7aを天板部6aに設けた爪
6cに係合させることによりプッシャ7が固定される。
【0016】連結形ステープルを装填した後にプッシャ
7のノブ9を後方へ引いて、孔7aと爪6cとの係合を
解除すれば、プッシャ7はプッシャ駆動機構により7B
の位置からプッシャガイドに沿って前方へ移動し、連結
形ステープルの後面に接してノーズ部方向へ押しつけ
る。
【0017】上述したように、ステープルマガジン6の
後部をグリップ部2の端部にかけて円弧形に上昇させ
て、ステープルマガジン6がステープル打ち機から突出
する部分を可及的に削減しているので、床面にステープ
ルを斜めに打込む際にステープルマガジン6が邪魔にな
ることがなく、図5に示すように壁際の一枚目のフロア
材Fへステープルを45度の角度で打込む作業や、図6
に示すように、フロア材Fと壁との隅へステープルを打
込むことが可能である。
【0018】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステープ
ル打ち機のステープルマガジンは、プッシャを後部上方
へスライドさせて、ステープルガイドの後方からステー
プルを装填できるように構成したので、ステープルマガ
ジンを小型化でき、ステープルマガジンの後部下面も円
弧状に形成できるので、フロア材の敷設工事等におい
て、壁と床との隅等へもステープルを打込むことができ
ることになって作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、ステープル打ち機の
右側面図。
【図2】本発明の実施形態を示し、ステープル打ち機の
左側面図。
【図3】図1のA−A線断面拡大図。
【図4】図1のB−B線断面拡大図。
【図5】ステープル打ち機によりフロア材へステープル
を打込む作業の解説図。
【図6】ステープル打ち機によりフロア材と壁との隅へ
ステープルを打込む作業の解説図。
【符号の説明】
1 ステープル打ち機 2 グリップ部 5 ノーズ部 6 ステープルマガジン 7 プッシャ 8 ステープルガイド 9 ノブ 10 プッシャ駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステープル打ち機のノーズ部に連結され
    るステープルマガジンであって、ステープルを案内する
    ステープルガイドと、ステープルガイド上のステープル
    をノーズ部の方向へ押圧してノーズ部へ供給するステー
    プルプッシャとを備えたステープルマガジンにおいて、 ステープルガイドの後部から後方上部に向かう円弧形の
    プッシャガイドを形成し、ステープルプッシャをプッシ
    ャガイドに沿って後退させることにより、ステープルプ
    ッシャがステープルガイドの上方へ離反して、後方から
    ステープルガイドへ連結形ステープルを装填できるよう
    に形成したことを特徴とするステープル打ち機のステー
    プルマガジン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002086368A (ja) * 2000-09-14 2002-03-26 Max Co Ltd 釘打ち機
KR100393431B1 (ko) * 2001-03-05 2003-08-02 김국진 타정기
JP2008501537A (ja) * 2004-06-02 2008-01-24 ソシエテ ドゥ プロスペクティオン エ ディンベンティオン テクニク スピ 揺動自在に取付けられたマガジンを備えた締結具駆動工具および該工具用マガジン
JP2015517924A (ja) * 2012-06-04 2015-06-25 ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト マガジンアタッチメント及び固定システム

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