JPH0718804U - ステープル打ち込み装置 - Google Patents
ステープル打ち込み装置Info
- Publication number
- JPH0718804U JPH0718804U JP5533893U JP5533893U JPH0718804U JP H0718804 U JPH0718804 U JP H0718804U JP 5533893 U JP5533893 U JP 5533893U JP 5533893 U JP5533893 U JP 5533893U JP H0718804 U JPH0718804 U JP H0718804U
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- Japan
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- staple
- driving
- leg
- narrowed
- driven
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- Granted
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- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造により安定してステープル4の脚
部4bを交差状態で打ち込むことができること。 【構成】 ステープル4を上記両脚部4bが被打ち込み
材7中で交差するように打込むステープル4打ち込み装
置であって、上記ステープル4の脚部4bをクラウン部
4aに対して鈍角をなすように形成し、上記ステープル
の両脚部4bを案内する打ち込み通路2の両側壁6を、
供給されたステープルの脚部4bをその延長方向に案内
するように拡開した拡開部6aと、拡開部6aの下端か
ら上記クラウン部4aの幅まで幅狭に形成した絞り部6
bと、絞り部6bの下端からステープル4の打ち込み方
向に平行に形成した打ち出し部6cとによって形成し
た。
部4bを交差状態で打ち込むことができること。 【構成】 ステープル4を上記両脚部4bが被打ち込み
材7中で交差するように打込むステープル4打ち込み装
置であって、上記ステープル4の脚部4bをクラウン部
4aに対して鈍角をなすように形成し、上記ステープル
の両脚部4bを案内する打ち込み通路2の両側壁6を、
供給されたステープルの脚部4bをその延長方向に案内
するように拡開した拡開部6aと、拡開部6aの下端か
ら上記クラウン部4aの幅まで幅狭に形成した絞り部6
bと、絞り部6bの下端からステープル4の打ち込み方
向に平行に形成した打ち出し部6cとによって形成し
た。
Description
【0001】
本考案はステープルをその両脚部が被打ち込み材中で交差するように打込むス テープル打ち込み装置の改善に関する。
【0002】
この種のステープル打ち込み装置としては、図5(a) (b) に示されるように、 ステープル打ち込み機本体のステープル打ち込み通路10の前部切欠き部に案内 部材11を揺動自在に取り付けたものが知られている。案内部材11の裏面には ステープル12の脚部12bを内側に曲がるように案内する案内溝13が形成さ れ、案内溝13の間の部分は傾斜面14として形成され、傾斜面14の先端は打 ち込み通路10を狭隘にしている。案内部材11はバネ15によって打ち込み通 路10側に付勢されている。ステープル12としてはクラウン部12aに対して 脚部12bを直角に屈曲形成したものが使用される。
【0003】 上記構成において、ドライバによってステープル12を打撃すると、ステープ ルの脚部12bは案内部材11の案内溝13によって内側に曲がるように案内さ れ、その後にステープル12のクラウン部12aが傾斜面14に係合して案内部 材11をバネに抗して退避動させ、打ち込み通路10から打ち出される。
【0004】 しかしながら、案内部材11の退避動は打ち込まれたステープルのクラウン部 12aが衝突して行なわれるもので、クラウン部12aの左右端が同時に案内部 材11の傾斜面14に当たるかどうか、バネ15の力が適当かどうかでステープ ルの脚部12bの曲がりが異なり、細かく言えば打ち込みの度に微妙に曲がり具 合が変わり、安定しない。また、複雑な構造であるから、故障の原因になるおそ れがある。
【0005】
【考案の目的】 本考案は前記欠点を解消し、簡単な構造により安定してステープルの脚部を交 差状態で打ち込むことができるステープル打ち込み装置を提供することをその目 的とする。
【0006】
前記目的を達成するため、本考案に係るステープル打ち込み装置は、両側の脚 部とをほぼコ字形に形成してなるステープルを打ち込み通路内に供給し、上記ス テープルを上記両脚部が被打ち込み材中で交差するように打込むステープル打ち 込み装置であって、上記ステープルの脚部をクラウン部に対して鈍角をなすよう に形成し、上記ステープルの両脚部を案内する打ち込み通路の両側壁を、供給さ れたステープルの脚部をその延長方向に案内するように拡開した拡開部と、拡開 部の下端から上記クラウン部の幅まで幅狭に形成した絞り部と、絞り部の下端か らステープルの打ち込み方向に平行に形成した打ち出し部とによって形成したこ とを特徴とする。
【0007】
ステープルが打ち出されたとき、その脚部は拡開部に沿って両側に広がった後 、脚部の先端は絞り部に係合して内側に案内される。絞り部への係合はステープ ルにとって大きな抵抗となるから、ステープルの下方への移動速度は急減するの に対し、ドライバからは大きな打撃圧力を受けているので、脚部の先端が内側に 案内されても、脚部全体が真直状態を保ちながら閉じ方向に曲がるわけではなく 、全体が弯曲しながら下方に移動していく。そして、打ち出し部では抵抗が解除 されるので弯曲部分は真直状になるが、脚部の先端は既に内側を向いており、元 の形状に復帰する前に内側を向いたまま打ち出し部から出て被打ち込み材中に打 ち込まれてしまい、続けて脚部の中央部、基部が打ち込まれてくるので、全体と しては脚部が内側をむいたまま打ち込まれ、被打ち込み材中で交差した状態とな る。
【0008】
【実施例】 図1、図2において符号1は釘打機の先端に設けられたノーズ部を示す。ノー ズ部1の内部にはステープルの打ち込み通路2が形成され、打ち込み通路2の上 部にはステープルの供給路3の開口端が臨んでいる。供給路3には多数のステー プル4が重合状態で収容され、図示しないプッシャによって打ち込み通路2側に 付勢され、最前部のステープル4は打ち込み通路2に供給されている。打ち込み 通路2の上方にはドライバ5が配置され、図示しない駆動機構により下方に駆動 され、打ち込み通路2内のステープル4はドライバ5の打撃を受けて下方に打ち 出される。
【0009】 ステープル4はクラウン部4aと両側の脚部4bをほぼコ字形に形成して成る ものであるが、脚部4bはクラウン部4aに対して鈍角をなし、ハの字形になる ように形成されている。
【0010】 打ち込み通路2は、上記ステープル供給路3に対面する部分はステープル4を 受容する大きさに形成されているが、ステープル4の両脚部4bを案内する打ち 込み通路2の両側壁6は、供給されたステープル4の脚部4bをその延長方向に 案内するように拡開した拡開部6aと、拡開部6aの下端から上記クラウン部4 aの幅まで幅狭に形成した絞り部6bと、絞り部6bの下端からステープル4の 打ち込み方向に平行に形成した打ち出し部6cとから形成されている。
【0011】 すなわち、拡開部6aは上記ステープル供給路3に対面する部分とこれより少 し下方の部分を含む部位の側壁で、ステープル4の脚部4bの開き角度に沿って 下方に拡開するように形成されている。
【0012】 絞り部6bの側壁は拡開部6aと逆に下方に向かって閉じるように絞られ、そ の角度は拡開部6aの開き角度よりもやや大きくなり、また絞り部6bの下端は ステープル4のクラウン部4aの幅と同じとなるように設定されている。
【0013】 打ち出し部6cは拡開部6a及び絞り部6bと異なり、両側壁がストレートに 形成されている。打ち出し部6cの両側壁間の間隔はステープル4のクラウン部 4aの幅と同じになるように形成されている。
【0014】 前記構成の打ち込み装置の作動態様について説明すると、まずステープル供給 路3から打ち込み通路2内にステープル4が供給された後、ドライバ5が駆動さ れると、ドライバ5による打撃でステープル4は下方に打ち出される。打ち出さ れたステープル4の脚部4bは拡開部6aに沿って両側に広がった後、脚部4b の先端は絞り部6bに係合して内側に案内される(図3(a) 参照)。絞り部6b への係合はステープル4にとって大きな抵抗となるから、ステープル4の下方へ の移動速度は急減するのに対し、ドライバ5からは大きな打撃圧力を受けている ので、脚部4bの先端が内側に案内されても、脚部4b全体が真直状態を保ちな がら閉じ方向に曲がるわけではなく、全体が弯曲しながら下方に移動していく。 そして、打ち出し部6cでは脚部4bに対する抵抗は解除されるので弯曲部分は 真直状になるが、脚部4bの先端は既に内側を向いており、元の形状に復帰する 前に内側を向いたまま打ち出し部6cから出て被打ち込み材7中に打ち込まれて しまい、続けて脚部4bの中央部、基部が打ち込まれてくるので、同図(b) のよ うに全体としては脚部4bが内側をむいたまま打ち込まれ、被打ち込み材7中で 交差した状態となる。
【0015】 なお、ステープル4の打ち込み通路2には可動部分はないので、常に安定して 同じ打ち込み状態が実現できる。
【0016】 また、打ち出し部6cはストレートに形成されているから、図4に示されるよ うに、クラウン部4aに対して両脚部4bが直角に形成されたコ字形のステープ ル4の打ち込みも可能となる。
【0017】 さらに、ステープルの打ち込みの際、図3(b) に示すように打ち出し部6cの 高さHと被打ち込み材7中に打ち込まれたステープルのクラウン部4aから脚部 4bの交差部Pまでの長さhにおいて、上記高さHが短ければ長さhは長くなり 、上記高さHが長ければ長さhは短くなる。そして、脚部4bを交差させるため には上記高さHと長さhの和がステープル脚部4bよりも小さいことが必要で、 上記の和よりも脚部4bのほうが大きいとステープルは被打ち込み材7中で交差 しない。
【0018】
本考案によれば、簡単な構造によりステープルを交差状態で打ち込むことがで きる。したがって、コストを低くすることができる。
【0019】 また、ステープルの打ち込み通路には可動部分はないので、常に安定した打ち 込み状態が実現できる。
【0020】 さらに、打ち出し部はストレートに形成されているから、クラウン部に対して 両脚部が直角に形成されたコ字形のステープルの打ち込みも可能となるので、汎 用性が向上する。
【図1】本考案の打ち込み装置の正面の断面図を示す。
【図2】上記打ち込み装置の側面の断面図を示す。
【図3】(a) (b) は上記打ち込み装置の作動態様説明図
である。
である。
【図4】通状のコ字形ステープルを打込む場合の使用態
様説明図である。
様説明図である。
【図5】(a) (b) はそれぞれ従来の打ち込み装置の側面
と正面の断面図を示す。
と正面の断面図を示す。
2 打ち込み通路 4 ステープル 4a クラウン部 4b 脚部 6 側壁 6a 拡開部 6b 絞り部 6c 打ち出し部 7 被打ち込み材
Claims (1)
- 【請求項1】 両側の脚部とをほぼコ字形に形成してな
るステープルを打ち込み通路内に供給し、上記ステープ
ルを上記両脚部が被打ち込み材中で交差するように打込
むステープル打ち込み装置であって、 上記ステープルの脚部をクラウン部に対して鈍角をなす
ように形成し、 上記ステープルの両脚部を案内する打ち込み通路の両側
壁を、供給されたステープルの脚部をその延長方向に案
内するように拡開した拡開部と、拡開部の下端から上記
クラウン部の幅まで幅狭に形成した絞り部と、絞り部の
下端からステープルの打ち込み方向に平行に形成した打
ち出し部とによって形成したことを特徴とするステープ
ル打ち込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5533893U JP2583276Y2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | ステープル打ち込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5533893U JP2583276Y2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | ステープル打ち込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718804U true JPH0718804U (ja) | 1995-04-04 |
JP2583276Y2 JP2583276Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12995741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5533893U Expired - Lifetime JP2583276Y2 (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | ステープル打ち込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583276Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07108343A (ja) * | 1993-10-12 | 1995-04-25 | Itani Alum Kk | 鍋類の鋳造方法 |
JP2010036311A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Hitachi Koki Co Ltd | ステープル打込機 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP5533893U patent/JP2583276Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07108343A (ja) * | 1993-10-12 | 1995-04-25 | Itani Alum Kk | 鍋類の鋳造方法 |
JP2010036311A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Hitachi Koki Co Ltd | ステープル打込機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2583276Y2 (ja) | 1998-10-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |