JP2567710Y2 - ハイマウントストップランプの給電構造 - Google Patents

ハイマウントストップランプの給電構造

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JP2567710Y2
JP2567710Y2 JP4027192U JP4027192U JP2567710Y2 JP 2567710 Y2 JP2567710 Y2 JP 2567710Y2 JP 4027192 U JP4027192 U JP 4027192U JP 4027192 U JP4027192 U JP 4027192U JP 2567710 Y2 JP2567710 Y2 JP 2567710Y2
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JP
Japan
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source substrate
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mount stop
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浩邦 大杉
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車の幅方向の中心線
上に設置されるハイマウントストップランプに関するも
のであり、詳細には前記ハイマウントストップランプに
対する給電構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハイマウントストップラ
ンプ90の給電構造の例を示すものが図5であり、この
ハイマウントストップランプ90のハウジング91の背
面には略函状とした受電部91aが設けられると共に、
光源基板92には導電性の部材により形成された導電ピ
ン93を固定して取付け、前記導電ピン93を前記受電
部91a内に突出させることでコネクタ部94を形成す
るものであり、前記ハイマウントストップランプ90に
給電を行うときには、前記コネクタ部94と嵌合するコ
ネクタを車体側配線に取付け、両者を嵌合することで行
うものである。
【0003】しかしながら、前記した従来の給電構造に
おいては、光源基板92が極めて大きい縦横比(アスペ
クトレシオ)として形成されているのが通常であるの
で、光源92aの点灯時にはその発熱により長手方向に
かなりの量の熱膨張を生じ、その結果、前記導電ピン9
3にハウジング91と光源基板92との寸法差による応
力が加わるものとなり、遂にはこの応力の繰り返しによ
り前記光源基板92と導電ピン93との接続部にクラッ
クなどを生じて導通不良を生じて、この種のハウジング
91の信頼性を低下させる問題点を生じ、この点の解決
が課題とされるものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、灯具のハウジ
ングに略函状の受電部を設け、該受電部内に光源基板に
電気的に接続する導電ピンを突出させてコネクタ部とす
るハイマウントストップランプの給電構造において、前
記ハウジング側に固定された前記導電ピンは前記光源基
板との電気的な接続に摺動部を設けて行われ、この摺動
部による前記導電ピンと前記光源基板との摺動により前
記光源基板は熱膨張方向への移動を自在とされているこ
とを特徴とするハイマウントストップランプの給電構造
を提供することで、導電ピンに生ずる熱膨張による応力
を緩和して前記した従来の課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1、図2に符号1で示すものはハイ
マウントストップランプであり、このハイマウントスト
ップランプ1のハウジング2には函状の受電部2aが設
けられ、該受電部2a中に光源基板3に電気的に接続す
る導電ピン4を突出させてコネクタ部5を形成させ、外
部からの給電に備えるものとされている点は従来例のも
のと同様である。
【0006】しかしながら、本考案により前記光源基板
3と導電ピン4とは従来例のものの如く機械的に固定す
る接続が行われることはなく、その両者、即ち光源基板
3と導電ピン4との間には専らに電気的接続を目的とす
る摺動部が設けられるものとされ、機械的には両者は一
方に位置の移動を生じたときにも他の一方に対してはそ
の影響が及ばないものとされて、例えば熱膨張などによ
り生ずる応力を緩和するものとされている。
【0007】以下に前記摺動部の構成について詳細に説
明を行えば、前記導電ピン4は弾性に富む導電性の板状
部材で、一方の端部をコネクタ端子状に成型された端子
部4aが形成されると共に、他の一方の端部には開口を
前記光源基板3の板厚面に対峙するコ字状に成型された
ブラシ部4bが形成されるものとされ、このブラシ部4
bは開口で光源基板3の板厚面に狭着させたときには適
宜な圧力で表裏面に接触するものとされている。
【0008】また、前記導電ピン4は、補助基板6にイ
ンサート成型されるなどして、一対が適宜な間隔を保つ
ものとされ、また、前記補助基板6を前記ハウジング2
に取付けることで、導電ピン4の端子部4aは前記受電
部2a内の所定位置に突出するものとされ、これにより
コネクタ部5が構成されるものとされている。尚、前記
導電ピン4は前記ハウジング2の所定位置に直接にイン
サート成型しても良く、これは例えばハイマウントスト
ップランプ1の組立手順などを考慮して好都合なものを
選択すれば良い。
【0009】一方、前記光源基板3には、この光源基板
3をハウジング2に取付けたときに前記ブラシ部4bが
狭着する部分の表裏面にプリントパターンによる摺動パ
ターン3aが形成されるものとされ、該摺動パターン3
aは前記光源基板3の熱膨張による伸長方向、即ち、長
手方向に前記ブラシ部4bの幅よりも廣幅なものとして
形成され、同時に前記光源基板3上に搭載されるLED
などに対する給電のための配線が行われている。
【0010】次いで、上記の構成とした本考案の作用及
び効果について説明を行えば、本考案により前記導電ピ
ン4は直接或いは補助基板6を介する状態でハウジング
2の受電部2aに剛接される状態となり、これにより導
電ピン4とハウジング2との間には相互の位置変化は生
じないものとなり、結果としてコネクタ部5は例えば周
囲温度の変化によっても、その寸法精度が保持されるも
のとなる。
【0011】このことは即ち、換言すればハウジング2
と光源基板3との間の温度変化に起因する寸法差は全て
前記光源基板3と導電ピン4との間に生ずるものとな
り、本考案によりこの部分の接続が図2にも示すように
摺動パターン3aとブラシ部4bとにより摺動可能な構
成とされ、電気的な接続のみが行われる構造とされてい
ることで、前記光源基板3と導電ピン4との間に応力が
生ずることがないものとなる。
【0012】図3は本考案の別の実施例を要部で示すも
のであり、前の実施例では前記導電ピン4のブラシ部4
bは光源基板3の表裏面に接触する形状として形成され
ていたのに対し、この実施例では光源基板3には膨張方
向に沿う長孔3bが設けられ、該長孔3bの板厚面に摺
動パターン3cが設けられるものとされ、前記導電ピン
4のブラシ部4cは図示のように舌状片が設けられるな
どして、前記長孔3bの両内側面にある摺動パターン3
cに接触されるものとされている。
【0013】上記の構成としたことで、前記ブラシ部4
cと摺動パターン3cとの接触は前の実施例の光源基板
3の熱膨張による伸張方向に対する自由度と共に、前記
光源基板3と直交する方向にも自由度が与えられるもの
となり、これにより例えばハウジング2に対する光源基
板3の高さ方向の取付精度、或いは導電ピン4の加工精
度なども吸収することが可能となる。
【0014】図4は同じく本考案の更に別な実施例を要
部で示すものであり、この実施例においては光源基板3
にはこの光源基板3の熱膨張による伸張方向に直交する
切欠3dが設けられ、摺動パターン3eは前の実施例と
同様に板厚面に設けられるものとされ、これに対応して
導電ピン7はブラシ部7bが形成される側の端部を前記
光源基板3の伸張を板厚で受ける方向、即ち、前の両実
施例に対し直交する方向とされて、前の実施例で説明し
たのと同様な形状としたブラシ部7bが設けられるもの
とされている。尚、端子部7aについては前の実施例と
全くに同様の形状とされている。
【0015】この場合には、前記光源基板3に熱膨張に
よる伸張を生じたときには、前記摺動パターン3eとブ
ラシ部7bとに直接の摺動を生じてその寸法差が補正さ
れることはないが、光源基板3の伸張を板厚で受けるも
のとされたことで導電ピン7は湾曲を生じ易い状態とな
って前記した寸法差は導電ピン7の湾曲により吸収され
るものとなり、このときに生ずる光源基板3と導電ピン
7との接触位置の変動が摺動により吸収されるものとな
る。
【0016】尚、上記した二つの実施例においても、得
に記載した以外の作用、効果は最初の実施例と同様であ
るので、詳細な説明は省略する。また、本考案は上記の
三つの実施例に限定されるものでなく、例えば、端子部
4aが家庭用プラグのような平行端子型のものに実施す
ることも自在であり、要は光源基板と導電ピンとの接触
に摺動部を設けて機械的に自由度を与えた状態で電気的
接続を行わせることに要旨があるものである。
【0017】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、ハ
ウジング側に固定された導電ピンは光源基板との電気的
な接続に摺動部を設けて行われ、この摺動部による前記
導電ピンと前記光源基板との摺動により光源基板は熱膨
張方向への移動を自在とされているハイマウントストッ
プランプの給電構造としたことで、コネクタ部を設けて
光源基板に直接に給電を行うハイマウントストップラン
プとしたときにも、この種の縦横比が大きいものとして
形成されている光源基板に発熱などにより過大な寸法伸
張を生じてコネクタ部と光源基板とに位置ズレを生じた
ときにも、摺動部により電気的接続を損なうことなく位
置ズレの修正が行われるものとなり、これにより導通不
良が生ずることを防止して、この種のハイマウントスト
ップランプの信頼性の向上に極めて優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るハイマウントストップランプの
給電構造の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同じ実施例の要部を拡大して示す平面図であ
る。
【図3】 同じく本考案に係る別の実施例を要部で示す
斜視図である。
【図4】 同じく本考案に係る更に別の実施例を要部で
示す斜視図である。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……ハイマウントストップランプ 2……ハウジング 2a……受電部 3……光源基板 3a、3c、3e……摺動パターン、3b……長孔、3
d……切欠 4、7……導電ピン 4a、7a……端子部、4b、4c、7b……ブラシ部 5……コネクタ部 6……補助基板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具のハウジングに略函状の受電部を設
    け、該受電部内に光源基板に電気的に接続する導電ピン
    を突出させてコネクタ部とするハイマウントストップラ
    ンプの給電構造において、前記ハウジング側に固定され
    た前記導電ピンは前記光源基板との電気的な接続に摺動
    部を設けて行われ、この摺動部による前記導電ピンと前
    記光源基板との摺動により前記光源基板は熱膨張方向へ
    の移動を自在とされていることを特徴とするハイマウン
    トストップランプの給電構造。
JP4027192U 1992-05-21 1992-05-21 ハイマウントストップランプの給電構造 Expired - Lifetime JP2567710Y2 (ja)

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JPH0592907U JPH0592907U (ja) 1993-12-17
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JP4582087B2 (ja) * 2006-12-18 2010-11-17 市光工業株式会社 発光ダイオードの固定構造
JP4593661B2 (ja) * 2008-08-22 2010-12-08 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP5950586B2 (ja) * 2012-01-26 2016-07-13 三菱電機株式会社 高周波モジュール

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