JP2567704Y2 - 超音波式側方距離測定装置 - Google Patents
超音波式側方距離測定装置Info
- Publication number
- JP2567704Y2 JP2567704Y2 JP1991112056U JP11205691U JP2567704Y2 JP 2567704 Y2 JP2567704 Y2 JP 2567704Y2 JP 1991112056 U JP1991112056 U JP 1991112056U JP 11205691 U JP11205691 U JP 11205691U JP 2567704 Y2 JP2567704 Y2 JP 2567704Y2
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- JP
- Japan
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- sensor
- transmission
- vehicle
- receiving
- reception
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車等移動体の距
離測定装置に利用される超音波式側方距離測定装置に関
するものである。
離測定装置に利用される超音波式側方距離測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波式距離センサは、図3〜4
に図示したように、通常送信用、受信用の一対の超音波
センサa、bを進行方向hに対して同一方向に設置して
いる。
に図示したように、通常送信用、受信用の一対の超音波
センサa、bを進行方向hに対して同一方向に設置して
いる。
【0003】送信用センサbから数10KHZ程度の信
号の送信波fが図3の様に、壁等の障害物cに当たり、
その反射波eが受信用センサaに入る迄の時間を計測し
て障害物cとの距離を算出している。
号の送信波fが図3の様に、壁等の障害物cに当たり、
その反射波eが受信用センサaに入る迄の時間を計測し
て障害物cとの距離を算出している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技
術では、音波は空気中を伝わる。従って、図4の様に、
高速で移動する車両dから音波を発すると、空気は静止
しているため、見かけ上Δx(音波が壁等の障害物cに
達する間に車両dの移動した距離)後方から反射波eが
返ってくることになる。この場合、送信用センサbを受
信用センサaが同一方向に設置されているために、受信
用センサaは反射波eを斜め方向から受信する。従っ
て、受信レベルは低くなり、測定精度が低くなるという
問題点がある。
術では、音波は空気中を伝わる。従って、図4の様に、
高速で移動する車両dから音波を発すると、空気は静止
しているため、見かけ上Δx(音波が壁等の障害物cに
達する間に車両dの移動した距離)後方から反射波eが
返ってくることになる。この場合、送信用センサbを受
信用センサaが同一方向に設置されているために、受信
用センサaは反射波eを斜め方向から受信する。従っ
て、受信レベルは低くなり、測定精度が低くなるという
問題点がある。
【0005】そこで、本考案は上記従来の技術の問題点
に鑑み案出されたもので、測定精度の高い超音波式側方
距離測定装置の提供を目的としている。
に鑑み案出されたもので、測定精度の高い超音波式側方
距離測定装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における超音波式側方距離測定装置において
は、走行中の車両の速度を検出する車速センサと、車両
の側方に取り付けられ車両の進行方向と同方向に送信波
を出す送信用センサと進行方向と反対方向に反射波を受
信する受信用センサとを一対にして有し該送信用センサ
と受信用センサとの取り付け角度が車両の進行方向に対
し水平に開閉制御可能な構成とされた超音波式送受信セ
ンサと、前記送信用センサと受信用センサとの取り付け
角度を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は前記
車速センサからの信号に応じて前記送信用センサと受信
用センサとの取り付け角度を前記反射波の受信レベルが
最大となるように制御する構成としたことを特徴として
いる。
に、本考案における超音波式側方距離測定装置において
は、走行中の車両の速度を検出する車速センサと、車両
の側方に取り付けられ車両の進行方向と同方向に送信波
を出す送信用センサと進行方向と反対方向に反射波を受
信する受信用センサとを一対にして有し該送信用センサ
と受信用センサとの取り付け角度が車両の進行方向に対
し水平に開閉制御可能な構成とされた超音波式送受信セ
ンサと、前記送信用センサと受信用センサとの取り付け
角度を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は前記
車速センサからの信号に応じて前記送信用センサと受信
用センサとの取り付け角度を前記反射波の受信レベルが
最大となるように制御する構成としたことを特徴として
いる。
【0007】また、(1)取付け角度を可動可能に構成
した一対の送信波を出す送信用センサと反射波を受信す
る超音波式送受信センサと、車軸上又はミッション内に
取り付けられた車速センサと、それらの制御装置とから
構成し、車速センサからの信号に応じて該送受信センサ
の取り付け角度を制御可能にされている。
した一対の送信波を出す送信用センサと反射波を受信す
る超音波式送受信センサと、車軸上又はミッション内に
取り付けられた車速センサと、それらの制御装置とから
構成し、車速センサからの信号に応じて該送受信センサ
の取り付け角度を制御可能にされている。
【0008】(2)前記送信用センサは進行方向に配置
すると共に、受信用センサを進行方向とは反対に向けて
設置されている。
すると共に、受信用センサを進行方向とは反対に向けて
設置されている。
【0009】(3)上記(2)の場合に、送受信センサ
と車体の進行方向に対する垂線に対してなす角度をθ、
自動車の速度をa(m/s)、音速をc(m/s)とす
ると、θ=sin -1 (a/c)の制御を行うことを特徴
とする。
と車体の進行方向に対する垂線に対してなす角度をθ、
自動車の速度をa(m/s)、音速をc(m/s)とす
ると、θ=sin -1 (a/c)の制御を行うことを特徴
とする。
【0010】(4)取付け角度を可動可能に構成した一
対の送信波を出す送信用センサと反射波を受信する受信
用センサを有する超音波式送受信センサと、車軸上又は
ミッション内に取り付けられた車速センサと、それらの
制御装置と、車室外温度センサから構成し、該温度セン
サの出力から音速の温度変化分の補正をセンサの取り付
け角度の制御に反映させている。
対の送信波を出す送信用センサと反射波を受信する受信
用センサを有する超音波式送受信センサと、車軸上又は
ミッション内に取り付けられた車速センサと、それらの
制御装置と、車室外温度センサから構成し、該温度セン
サの出力から音速の温度変化分の補正をセンサの取り付
け角度の制御に反映させている。
【0011】
【作用】走行中の車両の車速に応じて送受信センサの角
度を反射波の受信レベルが常に最大となる様に調整可能
となり、車両と側壁間の距離を最も理想的な状態で測定
できる。
度を反射波の受信レベルが常に最大となる様に調整可能
となり、車両と側壁間の距離を最も理想的な状態で測定
できる。
【0012】
【実施例】実施例について図1から図2を参照して説明
すると、走行中の車両1と壁6又は路面との距離を測定
するために、車両1の側方又は下側に、進行方向Aと同
方向に取り付けた、一対の送信波7を出す送信用センサ
21と反射波8を受信する受信用センサ22を有する超
音波式送受信センサ2を、以下に説明する反射波8の受
信レベルが最大となる角度分水平に開いて設置されてい
る。
すると、走行中の車両1と壁6又は路面との距離を測定
するために、車両1の側方又は下側に、進行方向Aと同
方向に取り付けた、一対の送信波7を出す送信用センサ
21と反射波8を受信する受信用センサ22を有する超
音波式送受信センサ2を、以下に説明する反射波8の受
信レベルが最大となる角度分水平に開いて設置されてい
る。
【0013】また、測定結果は、車室内の表示装置3で
運転者に表示するように構成されている。
運転者に表示するように構成されている。
【0014】更に、一対の送信波7を出す送信用センサ
21と反射波8を受信する受信用センサ22を有する超
音波式送受信センサ2は、角度調整部23で保持され、
取付け角度を可動可能に構成され、車速センサ4は車軸
上又はミッション内に取り付け、更に、それらの制御装
置5を設置し、該車速センサ4からの信号に応じて該超
音波送受信センサ2の取り付け角度を進行方向に対し水
平に開閉可能に制御可能に構成されている。
21と反射波8を受信する受信用センサ22を有する超
音波式送受信センサ2は、角度調整部23で保持され、
取付け角度を可動可能に構成され、車速センサ4は車軸
上又はミッション内に取り付け、更に、それらの制御装
置5を設置し、該車速センサ4からの信号に応じて該超
音波送受信センサ2の取り付け角度を進行方向に対し水
平に開閉可能に制御可能に構成されている。
【0015】前記送信用センサ21は進行方向に配置す
ると共に、受信用センサ22を進行方向とは反対に向け
て設置してもよい。
ると共に、受信用センサ22を進行方向とは反対に向け
て設置してもよい。
【0016】ここで、送信用センサ21と受信用センサ
22とが同一点に設置した場合は、送信用センサ21と
受信用センサ22の壁面6との垂線に対する角度をそれ
ぞれθ2、θ1、また、送信用センサ21と受信用セン
サ22と壁面6との距離をそれぞれl2、l1(lはL
の小文字である)とすると、音波が送信用センサ21か
ら壁面6、受信用センサ22の順に進む距離L(=l1
+l2)は、L=2l/cosθ(但し、θ=θ1=θ
2)と表わされ、この時経過する時間t(s)は、t=
L/c=2l/(c・cosθ)(但し、cは音速)と
なる。
22とが同一点に設置した場合は、送信用センサ21と
受信用センサ22の壁面6との垂線に対する角度をそれ
ぞれθ2、θ1、また、送信用センサ21と受信用セン
サ22と壁面6との距離をそれぞれl2、l1(lはL
の小文字である)とすると、音波が送信用センサ21か
ら壁面6、受信用センサ22の順に進む距離L(=l1
+l2)は、L=2l/cosθ(但し、θ=θ1=θ
2)と表わされ、この時経過する時間t(s)は、t=
L/c=2l/(c・cosθ)(但し、cは音速)と
なる。
【0017】上記車両1の速度をa(m/sec)とす
れば、a・t=2x=2ltanθとなる。
れば、a・t=2x=2ltanθとなる。
【0018】 以上より、a・2l/(c・cosθ)=2ltanθ a/c=sinθ、
【0019】故に、θ=sin -1 (a/c)となるよう
に、超音波センサ2の取り付け角を調整すれば、受信用
センサ22は車速によらず、常に反射波8の進行方向に
対して正面を向ける事ができ、反射波8を常に最大レベ
ルで受信することができる。
に、超音波センサ2の取り付け角を調整すれば、受信用
センサ22は車速によらず、常に反射波8の進行方向に
対して正面を向ける事ができ、反射波8を常に最大レベ
ルで受信することができる。
【0020】また、取付け角度を可動可能に構成した一
対の送信波7を出す送信用センサ21と反射波8を受信
する受信用センサ22を有する超音波式送受信センサ
と、車軸上又はミッション内に取り付けられた車速セン
サ4と、それらの制御装置5と、更に、車室外温度セン
サ(図示省略)から構成し、該温度センサの出力から音
速の温度変化分の補正を送受信センサ2の取り付け角度
の制御に反映させる構成にされている。
対の送信波7を出す送信用センサ21と反射波8を受信
する受信用センサ22を有する超音波式送受信センサ
と、車軸上又はミッション内に取り付けられた車速セン
サ4と、それらの制御装置5と、更に、車室外温度セン
サ(図示省略)から構成し、該温度センサの出力から音
速の温度変化分の補正を送受信センサ2の取り付け角度
の制御に反映させる構成にされている。
【0021】
【考案の効果】本考案は上述の通り構成されているの
で、走行中の車両の車速に応じて送受信センサの角度を
反射波の受信レベルが常に最大となる様に調整可能であ
るため、車両と側壁間の距離を最も理想的な状態で測定
する事が出来、更に測定精度を向上させることができ
る。
で、走行中の車両の車速に応じて送受信センサの角度を
反射波の受信レベルが常に最大となる様に調整可能であ
るため、車両と側壁間の距離を最も理想的な状態で測定
する事が出来、更に測定精度を向上させることができ
る。
【図1】本考案の実施例図である。
【図2】本考案の送受信センサの説明図である。
【図3】従来の超音波式距離センサの説明図である。
【図4】従来の車両の距離測定装置の実施例図である。
1 車両 2 送受信センサ 21 送信用センサ 22 受信用センサ 23 角度調整部 3 表示装置 4 車速センサ 5 制御装置 6 壁 7 送信波 8 反射波 A 進行方向
Claims (1)
- 【請求項1】走行中の車両の速度を検出する車速センサ
と、車両の側方に取り付けられ車両の進行方向と同方向
に送信波を出す送信用センサと進行方向と反対方向に反
射波を受信する受信用センサとを一対にして有し該送信
用センサと受信用センサとの取り付け角度が車両の進行
方向に対し水平に開閉制御可能な構成とされた超音波式
送受信センサと、前記送信用センサと受信用センサとの
取り付け角度を制御する制御装置とを備え、前記制御装
置は前記車速センサからの信号に応じて前記送信用セン
サと受信用センサとの取り付け角度を前記反射波の受信
レベルが最大となるように制御する構成としたことを特
徴とする超音波式側方距離測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991112056U JP2567704Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 超音波式側方距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991112056U JP2567704Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 超音波式側方距離測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555089U JPH0555089U (ja) | 1993-07-23 |
JP2567704Y2 true JP2567704Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=14576935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991112056U Expired - Lifetime JP2567704Y2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 超音波式側方距離測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567704Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51137394A (en) * | 1975-05-22 | 1976-11-27 | Nippon Soken Inc | Near miss reporting device for use of automobile |
JPS60205208A (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 超音波距離測定装置 |
JPS60252290A (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-12 | Hino Motors Ltd | 車両の側方障害物確認装置 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP1991112056U patent/JP2567704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0555089U (ja) | 1993-07-23 |
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