JP2567661Y2 - チケット切断装置 - Google Patents

チケット切断装置

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JP2567661Y2
JP2567661Y2 JP1991032217U JP3221791U JP2567661Y2 JP 2567661 Y2 JP2567661 Y2 JP 2567661Y2 JP 1991032217 U JP1991032217 U JP 1991032217U JP 3221791 U JP3221791 U JP 3221791U JP 2567661 Y2 JP2567661 Y2 JP 2567661Y2
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JP
Japan
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ticket
cutting
blade
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cutting device
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JP1991032217U
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JPH04118996U (ja
Inventor
大造 山崎
Original Assignee
株式会社日本チケットケース
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばチケットに印刷
された使用回数欄を切断して切り離すようにした切断装
置に関し、特に切断時におけるチケットの弛みや折れ曲
がりによって切断量が変化するのを防止できるととも
に、チケットの鋭利な角による怪我や損傷等を回避でき
るように改善された構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スキー場においてリフトに搭乗
する場合、図7に示すようなチケットが使用されてい
る。このチケット30の表面には、有効使用期間や搭乗
できるリフト等が表示されたバーコード31、及びリフ
トの使用回数欄32が印刷されており、このチケット3
0の回数欄32をリフトに搭乗する際に切り離して使用
するようにしている。このようなチケット30の回数欄
32を切断する場合、従来、図6に示すような切断装置
が用いられている。この切断装置33は、上下方向に駆
動する上刃34aと基台35の前端面に固定された下刃
34bとからなる切断刃34と、該切断刃34の前方に
配置されたストッパ部材36、及び図示していないバー
コードスキャナーとから構成されている。また、上記ス
トッパ部材36と下刃34bとの距離はチケット30の
使用回数欄32の1目盛り分となるよう設定されてい
る。そして、リフトに搭乗する場合は、チケット30を
基台35の上面に載置して前方に送り込んでストッパ部
材36に当接させる。この時にスキャナでバーコード3
1を読み取り良否を判定し、良の場合は上刃34aを駆
動する。これによりチケット30の使用回数欄32の1
目盛り分を切断して切り離す(図7の10の欄に相当す
る)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の切断装置33では、図6に示すように、例えばチケッ
ト30の前端部30aが弛んでいたり、あるいはストッ
パ部材36に突き当てた際に折れ曲がったりした場合、
使用回数欄32の切断箇所が変化し、その結果回数欄3
2を余分に切断してしまうという問題点がある。また、
上記切断されたチケット30の角は鋭利な状態となるこ
とから、このチケット30を取り扱う際に怪我をした
り、衣服を損傷させたりするおそれがあるとともに、見
栄えも悪いという問題がある。
【0004】本考案は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、切断時におけるチケットの弛みや折れ曲がりに
よる切断箇所の変動を回避できるとともに、切断した角
による怪我や衣服の損傷を防止でき、かつ見栄えを向上
できるチケット切断装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の考案
は、切断刃の前方に配設されたストッパ部材にチケット
の前端を当接させた状態で該チケットを所定量切断する
ようにした切断装置において、上記下刃の先端部を円弧
状とし、上記切断刃を前方に傾斜させるとともに、該切
断刃の後部に、上記チケットの少なくとも前端部を下方
に開いた円弧状に湾曲させるガイド部材を設けたことを
特徴としている。また、請求項2の考案は、前記ガイド
部材を、左右両縁が閉じられた長方形の袋状とし、その
後端面に略直線状のチケット挿入口を設け、前端面に下
向き円弧状の取出し口を設けるとともに、前記挿入口か
ら取出し口に行くほど曲率を大きくし形成したことを特
徴としている。
【0006】
【作用】請求項1の考案に係るチケット切断装置によれ
ば、切断時にチケットの前端部を下方に開いた円弧状に
湾曲させるようにしたので、この湾曲させる際にチケッ
トの前端部に生じた弛みを延ばして略平坦にすることが
できる。また、湾曲したチケットをストッパ部材に突き
当てることとなるから、従来の平面状のチケットを当て
る場合に比べて折れ曲がりに対する強度を向上できる。
その結果、チケットの切断箇所の変動を防止でき、切断
精度に対する信頼性を向上できる。さらに、切断刃を傾
斜させたことにより、切断されたチケットの角は円弧状
となることから、取り扱い時における怪我や衣服の損傷
を回避できるとともに、見栄えを向上できる。下刃の先
端部をチケット前端部の形状と同様の円弧状としたの
で、切断時にチケットの前端部は下刃の先端部で支持さ
れており、チケットの変形による切断ミスはほとんど発
生しない。
【0007】また、請求項2の考案によれば、前記ガイ
ド部材を、左右両縁が閉じられた長方形の袋状とし、そ
の後端面に略直線状のチケット挿入口を設け、前端面に
下向き円弧状の取出し口を設けるとともに、前記挿入口
から取出し口に行くほど曲率を大きくし形成したので、
平面状チケットを無理なく下方に開いた円弧状とするこ
とが可能であり、チケットは切断刃の直前位置までガイ
ド部材の上下左右により支持されており、切断時にチケ
ットがひしゃげるなどの変形を防止しでき、切断の正確
性、信頼性を向上できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。図1ないし図5は本考案の一実施例によるチケット
切断装置を説明するための図である。本実施例では、ス
キーリフトに搭乗する際に使用されるチケットを切断す
るようにした切断装置に適用した場合を例にとって説明
する。
【0009】図において、1は本実施例のチケット切断
装置であり、これは箱状のケース本体2内に、主として
光センサースイッチ3、バーコードスキャナ4、切断刃
5、ストッパ部材6、及び搬送ローラ7をそれぞれ配設
するとともに、本実施例のガイド部材15を配設して構
成されている。また、10はリフトの使用回数券として
使用されるチケットであり、このチケット10の上面に
は有効使用期間等が表示されたバーコード10aが印刷
されており、またチケット10の一側縁には使用回数欄
10bが印刷されている。
【0010】上記光センサースイッチ3はケース本体2
の後部に形成された開口2aを臨む部分に配置されてお
り、このスイッチ3は上記チケット10が挿入されると
上記搬送ローラ7に駆動信号を出力するよう構成されて
いる。また、上記バーコードスキャナ4はケース本体2
の上壁2bに配設されており、このバーコードスキャナ
4はチケット10のバーコード10aを読み取り、この
チケットが有効か否かを判定し、有効と判定した場合は
上記切断刃5に駆動信号を出力するよう構成されてい
る。
【0011】また、上記切断刃5は上刃5aと下刃5b
とからなり、この下刃5bの先端部は円弧状に形成され
ており、該下刃5bは図示しない基台の前端面に固定さ
れている。また上記上刃5aの上端にはカム11を介し
て駆動モータ12が接続されており、該モータ12の回
転により上刃5aは回転しながら上下動するようになっ
ている。さらに上記下刃5bの前方に上記ストッパ部材
6が配設されており、該ストッパ部材6と下刃5bとの
距離は上記チケット10の使用回数欄10bの1目盛り
分の切断量に設定されている。また、上記上刃5a、下
刃5bはそれぞれ前方に少し傾斜しており、この傾斜角
度は上記チケット10の切断時に角がアール状となるよ
う適宜設定されている。
【0012】さらに、上記搬送ローラ7は切断刃5とケ
ース本体2の開口2aとの間に配設されており、これは
一対のローラ7a、7bから構成されている。この上ロ
ーラ7aの中央部は凹設されており、この凹部に下ロー
ラ7bの凸部が当接している。また上ローラ7aには図
示しない駆動モータが接続されており、このモータを正
転、逆転させることにより上記チケット10を送り込ん
だり、差し戻したりするよう構成されている。
【0013】そして、上記ガイド部材15は下刃5bと
開口2aとの間を架け渡して配設されている。このガイ
ド部材15は長方形の袋状のもので、これの左、右両縁
は閉じられた構造になっている。また、上記ガイド部材
15の後端部の上記光センサースイッチ3が臨む部分に
は小窓15aが形成されており、該小窓15aを通過し
たチケット10を検出するようになっている。さらに、
上記ガイド部材15の中央部には幅方向に広がる開口部
15bが貫通して形成されおり、該開口部15b内に上
記搬送ローラ7が配置されている。
【0014】また、上記ガイド部材15の後端面には挿
入口15cが形成されており、該挿入口15cは略直線
状に形成されている。さらに上記ガイド部材15の前端
面には取出し口15dが形成されており、該取出し口1
5dは上記下刃5bの前端縁の上面に位置している。そ
して、上記ガイド部材15の取出し口15dは下方に開
いた円弧状に湾曲しており、これは上記挿入口15cか
ら取出し口15dに行くほど曲率を大きくすることによ
って形成されたものである。これにより挿入口15cに
差し込まれたチケット10は取出し口15dで下方に開
いた円弧状に屈曲した状態で突出されるようなってい
る。
【0015】次に本実施例の切断装置1の動作について
説明する。まず、チケット10のバーコード10a側を
上面にして挿入口15cから差し込むと、光センサース
イッチ3が挿入されたことを検出し、搬送ローラ7を回
転駆動する。このローラ7でチケット10を前方に自動
で送り込んで取出し口15dから突出させてストッパ部
材6に突き当てる。この状態でバーコードスキャナ4が
チケット10のバーコード10aを読み取り、該チケッ
ト10が有効か否かを判定し、有効と判定した場合は駆
動モータ12を回転駆動する。ここで無効と判定した場
合は搬送ローラ7を逆転させてチケット10を返送す
る。
【0016】そして駆動モータ12の回転によって上刃
5aが回転しながら下降し、チケット10の使用回数欄
10bの1目盛り分を切断して切り離す。この場合、チ
ケット10はガイド部材15内を挿通する際に円弧状に
湾曲することから、前端部に生じる弛みは引き延ばされ
ており、しかもストッパ部材6に突き当てる際の折れ曲
がりは生じていないことから、所定の量だけ切断される
こととなる。また、上記チケット10の前端部は幅方向
に円弧状に切り落とされており、これにより両角はアー
ル状となっている。
【0017】そして、上刃5aが上昇すると同時に搬送
ローラ7が逆転してチケット10を挿入口15cまで差
し戻す。このようにチケット10を挿入するごとに使用
回数欄10bが順次切り離されて行き、バーコード10
aがなくなるまで使用できる。
【0018】このように本実施例によれば、チケット1
0をガイド部材15により下方に開いた円弧状に湾曲さ
せて切断するようにしたので、弛みや折れ曲がりを生じ
ることなく、正確に使用回数欄10bを切断することが
でき、寸法精度に対する信頼性を向上できる。また本実
施例では、円弧状のチケット10の中央部から両端にか
けて切断することから、従来のチケットの全面を同時に
切断する場合に比べて剪断抵抗を小さくでき、それだけ
切断力を増大できるとともに、刃の寿命を延長できる。
【0019】また、本実施例では、切断刃5を前方に傾
斜させたので、これにより切断されたチケット10の角
は丸くなることから、取り扱い時における怪我や衣服の
損傷を回避できるとともに、見た目のデザインを向上で
きる。
【0020】なお、上記実施例では、袋状のガイド部材
15を屈曲形成してチケット10を下方に開いた円弧状
に湾曲させるようにしたが、本考案のガイド部材の構造
はこれに限られるものではない。例えば、チケットの両
縁にガイドレールを配設し、該レールの前部を湾曲させ
てもよい。また、下刃を固定する基台に下方に開いた円
弧状の凹部、あるいは凸部からなるガイド部材を形成
し、該凹部、凸部上にチケットを載置させて湾曲させる
こともでき、要はチケットの少なくとも前端部が湾曲す
るようガイド部材を設ければよい。
【0021】また、上記実施例では、スキーリフト用の
チケットを切断する場合を例にとって説明したが、本考
案の適用範囲はこれに限られるものではなく、要はチケ
ットを所定量切断するようにしたものであればいずれに
も適用できる。
【0022】
【考案の効果】以上、請求項1の考案に係るチケット切
断装置によれば、チケットの少なくとも切断部分を下方
に開いた円弧状に湾曲させるガイド部材を設け、かつ下
刃の先端部を円弧状としたので、チケットに弛みや折れ
曲がりを生じることなく正確に切断できる効果がある。
また切断刃を前方に傾斜させたので、チケットの角を円
弧状にすることができ、取り扱い時における怪我や衣服
の損傷を回避できるとともに、見栄えを向上できる効果
がある。また、請求項2の考案によれば、前記ガイド部
材を、左右両縁が閉じられた長方形の袋状とし、略直線
状のチケット挿入口から下向き円弧状の取出し口に行く
ほど曲率を大きくし形成したので、チケットを無理なく
下方に開いた円弧状とすることが可能であり、且つ切断
時のチケットの変形を防止し切断の正確性、信頼性を向
上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるチケット切断装置を説
明するための概略構成図である。
【図2】上記実施例の切断装置の要部を示す図である。
【図3】上記実施例装置のガイド部材にチケット10を
挿入する状態を示す斜視図である。
【図4】上記実施例の切断装置によりチケットを切断す
る動作を示す図である。
【図5】上記実施例の切断されたチケットを示す平面図
である。
【図6】従来の切断装置を示す概略構成図である。
【図7】従来のチケットを示す平面図である。
【符号の説明】
1 切断装置 5 切断刃 5a 上刃 5b 下刃 6 ストッパ部材 10 チケット 15 ガイド部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上刃と下刃とからなる切断刃の前方にス
    トッパ部材を配設し、該ストッパ部材にチケットの前端
    を当接させた状態で切断刃によりチケットを所定量切断
    するようにした切断装置において、上記下刃の先端部を
    円弧状とし、上記切断刃を前方に傾斜させるとともに、
    該切断刃の後部に、上記チケットの少なくとも前端部を
    下方に開いた円弧状に湾曲させるガイド部材を設けたこ
    とを特徴とするチケット切断装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材を、左右両縁が閉じられ
    た長方形の袋状とし、その後端面に略直線状のチケット
    挿入口を設け、前端面に下方に開いた円弧状の取出し口
    を設けるとともに、前記挿入口から取出し口に行くほど
    曲率を大きくし形成したことを特徴とする請求項1記載
    のチケット切断装置。
JP1991032217U 1991-04-09 1991-04-09 チケット切断装置 Expired - Lifetime JP2567661Y2 (ja)

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JPH04118996U JPH04118996U (ja) 1992-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319840U (ja) * 1976-07-30 1978-02-20
JPS56147285A (en) * 1980-04-18 1981-11-16 Nippon Signal Co Ltd Commutation ticket processing system

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