JP2567581Y2 - キー装置 - Google Patents

キー装置

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JP2567581Y2
JP2567581Y2 JP1993041222U JP4122293U JP2567581Y2 JP 2567581 Y2 JP2567581 Y2 JP 2567581Y2 JP 1993041222 U JP1993041222 U JP 1993041222U JP 4122293 U JP4122293 U JP 4122293U JP 2567581 Y2 JP2567581 Y2 JP 2567581Y2
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JP
Japan
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key
key device
circuit board
connector
casing
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JP1993041222U
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Inventor
昇 伊豆
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株式会社ホンダロック
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キーの挿入、回動に応
じて該キーと共に回動するシリンダ錠のロータを受容し
たケーシングの開口端近傍に電気素子を実装した回路基
盤が設けられるキー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両側に設けられたドアロック装置を遠
隔操作的に施・解錠するために、電波、或いは赤外光の
コード信号を発信する送信回路をキーに内蔵させる技術
が既に公知となっている(特開昭64−52973号公
報など参照)。このような送信回路を内蔵したキーに於
ては、回路を動作させるための電源を内蔵することが必
須であるが、電池の容量を小型化するために、キーに充
電端子を設け、キースイッチにキーを挿入している時
に、キーの内蔵電池に対して車載バッテリーから充電す
るようにしたキー装置が上記公報に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】さて、上記キー装置に
於ては、キーに設けられた充電端子に対して給電を行う
ためのコンタクト手段や、車載バッテリーの電源を供給
するためのリード線をキースイッチ側に設けねばならな
。キーの挿入を検出するリミットスイッチや、ポジシ
ョンマークを輝光する発光ダイオードが設けられたキー
スイッチにこれらを追加設置することは、キースイッチ
の構造が複雑化することはもとより、リード線の引き回
しなどが煩雑化しがちであ
【0004】本考案は、このような従来技術の不都合を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、キ
ースイッチ本体に設けられた電気素子との信号の授受を
行うワイヤーハーネスを一括して接続するコネクタ部
を、キースイッチの構造の複雑化やリード線の引き回し
の煩雑化を招かずに設けることができ、しかもキー装置
本体に対して高強度に結合できるように改良されたキー
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、電気素子を実装した回路基盤10を保持す
る合成樹脂製のケース11が、キーの挿入、回動に応じ
て該キーと共に回動するシリンダ錠のロータ5を受容し
たケーシング9の開口端近傍に設けられるキー装置を、
ワイヤーハーネスを前記回路基盤と電気的に接続させる
ためのコネクタ部31が、キーの挿入方向に沿って前記
ケースに一体的に形成されると共に、前記コネクタ部と
前記ケーシングとの間に、互いの離反を阻止する係合部
32・33が設けられているものとすることによって達
成される。
【0006】
【作用】このような構成によれば、ワイヤーハーネスを
接続するコネクタ部をケースに一体形成するのでリード
線の引き回しが煩雑化せず、しかもコネクタ部とケーシ
ングとの間の離反を阻止する係合部によってキー装置本
体に対するコネクタ部の結合強度が高められる
【0007】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本考案の構成を詳細に説明する。
【0008】図1並びに図2は、本考案に基づき構成さ
れたキー装置の概略構造を示している。このキー装置1
は、自動車のステアリングシャフト回りのステアリング
コラムに取付けられるものであり、ロータリースイッチ
部2と、ステアリングロック装置部3と、シリンダ錠部
4とからなり、車両電源の断続及びスタータモータの起
動機能と、ステアリングロック機能とを備えている。そ
してこのキー装置1は、シリンダ錠部4のロータ5とロ
ータリースイッチ部2との間がジョイント軸6にて連結
されると共に、ジョイント軸6の中間部に設けられた偏
心軸がロックピン7に係合しており、シリンダ錠部4の
ロータ5にキー8を挿入して回動することにより、ロー
タリースイッチ部2の接点を断続させると共に、ステア
リングシャフトに対する係合位置と係合解除位置との間
でロックピン7を移動させることができるようになって
いる。
【0009】キー装置1の本体ケーシング9の前端部に
於けるロータ5のキー挿入孔の開口部近傍には、プリン
ト回路基板10及び該プリント回路基板10を支持する
合成樹脂製のケース11からなる電装ユニット12が取
付けられている。そしてプリント回路基板10には、板
ばね接点からなる一対の給電端子13と、キーの挿入を
検出するリミットスイッチ14と、ポジションマークを
輝光する発光ダイオード15とが実装されている。
【0010】ところで、本キー装置1に用いるキー8
は、車両側に設けられたドアロック装置を遠隔操作的に
施・解錠するために、例えば赤外光のコード信号を発信
する送信回路をその把持部に内蔵しており、この送信回
路を動作させるための電源電池に対し、キー8の基部の
両側に設けられた充電端子16に上記一対の給電端子1
3を接触させることにより、車載バッテリーから充電す
るようになっている。
【0011】給電端子13は、例えばりん青銅材などの
ように弾性および可撓性に富む材料で細長い板ばね状に
形成されており、図3−(A)に併せて示すように、そ
の基端をプリント回路基板10に接続された上でケース
11のキー挿入部の両脇を横断するように設けられてい
る。これらの両端子13間には、挿入されたキー8の基
部の充電端子16部分のみを露出させるべく絶縁性材料
からなるガイドカラー17が装着されており、図3−
(B)に示すように、キー8が時計方向に回されてON
位置にされた時にのみ、給電端子13と充電端子16と
が互いに接触し得るようになっている。
【0012】プリント回路基板10の前面には、透光性
樹脂製の導光リング18と金属製のカバーキャップ19
とが、シリンダ錠部4のロータ5のキー孔へキー8を案
内するためのガイドプレート20を挟んで取付けられて
いる。これらは、キー8の挿入方向に沿ってケース11
に突設された一対の突起21をカバーキャップ19に設
けられた対応孔22に弾発係合させることにより、互い
に脱落しないようにサブアセンブリ化される。
【0013】導光リング18は、上記のようにしてカバ
ーキャップ19の内面と電装ユニット12との間に挟設
されているが、これには、径方向外向きに複数の弾発片
23が突設されている。この弾発片23がカバーキャッ
プ19の内面に弾発力を伴って当接することにより、導
光リング18のがたつきが防止されている。
【0014】導光リング18には、キーの各ポジション
(LOCK、ACC、ON、START)に対応する部
分に突部24が形成されている。一方、カバーキャップ
19には、この突部24を嵌合させる切り欠き窓25が
形成されている。そして切り欠き窓25に対応する部分
にポジションマーク26が白抜きで蛍光印刷されたポジ
ションリング27が、キー挿入孔28の周囲を囲む位置
に貼り付けられている。
【0015】これにより、発光ダイオード15に通電す
ると、導光リング18を介して切り欠き窓25の部分が
全体的に照明され、これが白抜きで印刷された各ポジシ
ョンマーク27から透ける結果、各ポジションマーク2
7の文字が輝光する。これと共に、キー挿入孔28に対
応する導光リング18の孔の内周面29も輝光して夜間
に於けるキー挿入孔28の視認性が向上する。
【0016】ケース11の側部には、図4に併せて示す
ように、発光ダイオードの電源線、リミットスイッチ類
の信号線、及びキーの内蔵電池への充電電流の供給線を
車両側の制御回路に接続するための複数のジョイントピ
ン30が内設されたコネクタハウジング31が一体的に
形成されている。
【0017】コネクタハウジング31は、キー8の挿入
方向に沿ってケース11の後方に突出形成され、かつキ
ー装置1の本体ケーシング9の側部上面にキー8の挿入
方向に沿って形成された係合溝32に対して係合し得る
突条33が形成されており(図5参照)、本体ケーシン
グ9の側面にキー挿入部前方からキー挿入方向に沿って
ケース11を組み付けると、これら係合溝32と突条3
3とが互いに係合し、コネクタハウジング31が本体ケ
ーシング9の側面から離反する方向に変位し得ないよう
に構成されている。
【0018】コネクタハウジング31は、上方へ向けて
開口しており、図示されていない車両側の制御回路から
引き出されたリード線の先端に接続されたプラグ(図示
せず)をこのジョイントピン30とコネクタハウジング
31とから構成されたソケットの開口に挿入することに
より、プリント回路基板10に実装された各電装品が一
括して制御回路に接続されるようになっている。
【0019】
【考案の効果】このように本考案によれば、キーへの充
電用コンタクト手段ポジションマーク照明用の発光ダ
イオード、並びにキーの挿入検出用リミットスイッチ等
が実装されたプリント回路基板を支持するケースに一体
的にコネクタ部が設けられるので、プリント回路とコネ
クタ部との電気的な接続を簡略化できる。しかもコネク
タ部とキー装置の本体ケーシングとの間に、互いの離反
を阻止する係合部が設けられているので、キー装置の本
体ケーシングに対するコネクタ部の結合強度が高まるた
め、ワイヤーハーネスへの引っ張り力がプリント回路基
板に加わらずに済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されたキー装置の側断面図。
【図2】同キー装置の分解斜視図。
【図3】キーと給電端子との関係を示す部分図であり、
(A)はLOCK位置を示し、(B)はON位置を示
す。
【図4】キー装置の部分的な上面図。
【図5】図4に於けるV−V線に沿う部分的な断面図。
【符号の説明】
1 キー装置 2 ロータリースイッチ部 3 ステアリングロック装置部 4 シリンダ錠部 5 ロータ 6 ジョイント軸 7 ロックピン 8 キー 9 本体ケーシング 10 プリント回路基板 11 ケース 12 電装ユニット 13 給電端子 14 リミットスイッチ 15 発光ダイオード 16 充電端子 17 ガイドカラー 18 導光リング 19 カバーキャップ 20 ガイドプレート 21 突起 22 対応孔 23 弾発片 24 突部 25 切り欠き窓 26 ポジションマーク 27 ポジションリング 28 キー挿入孔 29 孔の内周面 30 ジョイントピン 31 コネクタハウジング 32 係合溝 33 突条

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気素子を実装した回路基盤を保持する
    合成樹脂製のケースが、キーの挿入、回動に応じて該キ
    ーと共に回動するシリンダ錠のロータを受容したケーシ
    ングの開口端近傍に設けられるキー装置であって、ワイヤーハーネスを前記回路基盤と電気的に接続させる
    ためのコネクタ部が、キーの挿入方向に沿って前記ケー
    スに一体的に形成されると共に、 前記コネクタ部と前記ケーシングとの間に、互いの離反
    を阻止する係合部が設けられて いることを特徴とするキ
    ー装置。
JP1993041222U 1993-06-29 1993-06-29 キー装置 Expired - Lifetime JP2567581Y2 (ja)

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JPH076433U JPH076433U (ja) 1995-01-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539697B2 (ja) * 1990-04-27 1996-10-02 株式会社アルファ 二重ロック装置

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