JP2567477Y2 - 復水式蒸気タービン用空気抽出装置 - Google Patents

復水式蒸気タービン用空気抽出装置

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JP2567477Y2
JP2567477Y2 JP4883392U JP4883392U JP2567477Y2 JP 2567477 Y2 JP2567477 Y2 JP 2567477Y2 JP 4883392 U JP4883392 U JP 4883392U JP 4883392 U JP4883392 U JP 4883392U JP 2567477 Y2 JP2567477 Y2 JP 2567477Y2
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達也 大塚
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東芝エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は復水式蒸気タービンにお
ける復水器への空気漏れ量(リーク量)を連続的に測定
する機能を持つ復水式蒸気タービン用空気抽出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】復水式蒸気タービンにおける復水器への
空気漏れ量(リーク量)を測定する機能を持つ復水式蒸
気タービン用空気抽出装置として、従来、図2に示す装
置が知られている。
【0003】この図に示す復水式蒸気タービン用空気抽
出装置は空気抽出装置本体101と、空気リーク量測定
装置102とを備えており、空気抽出装置本体101に
よって復水器103の空気を抽出してこれを大気中に放
出するとともに、周期的に空気リーク量測定装置102
を動作させて前記復水器103の空気リーク量を測定す
る。
【0004】空気抽出装置本体101は大気中から空気
を取り込む大気吸込管104と、この大気吸込管104
を介して取り込まれる空気を通過させたり、遮断させた
りする常開型の吸込空気止め弁105と、この吸入空気
止め弁105と連動して開閉される常閉型の循環弁10
6と、前記吸込空気止め弁105を介して供給される空
気によって前記復水器103から空気を抽出する空気エ
ジェクタ107と、必要に応じて前記空気エジェクタ1
07をバイパスする常閉型のエジェクタバイパス弁10
8と、前記空気エジェクタ108の空気を排出する真空
ポンプ109と、この真空ポンプ109によって排出さ
れた空気を分けるセパレータ110と、このセパレータ
110からの空気を通過させたり、遮断したりする常開
型の排気空気止め弁111と、この排気空気止め弁11
1から排出される空気を大気中に排出する大気排気管1
12とを備えており、復水器103から空気を抽出して
これを大気排気管112から大気中に排気する。
【0005】また、空気リーク量測定装置102は前記
セパレータ110からの空気を通過させたり、遮断した
りする常閉型のロータメータ前弁113と、このロータ
メータ前弁113を通過した空気の量を測定して表示す
るロータメータ114とを備えており、吸込空気止め弁
105と、排気空気止め弁111とが閉めらるととも
に、循環弁106が開けられたとき、ロータメータ前弁
113が開けられてロータメータ114により復水器1
03内のリーク量を測定してこれを表示する。
【0006】そして、通常運転時、復水器103のリー
クがないとき、大気吸込管104から吸い込まれた大気
が吸込空気止め弁105→空気エジェクタ107→真空
ポンプ109→セパレータ110→排気空気止め弁11
1→大気排気管112なる経路で順に通って大気排気管
112から排気される。
【0007】このとき、大気吸込管104を流れる吸込
空気流量と、大気排気管112を流れる排気空気流量と
がほぼ同量になる。
【0008】しかし、復水器103内にリークが発生す
ると、復水器103内でリークした空気が空気エジェク
タ107→真空ポンプ109→セパレータ110→排気
空気止め弁111→大気排気管112なる経路で順に通
って大気排気管112から排気される。
【0009】このため、現場にて、周期的に、吸込空気
止め弁105と、排気空気止め弁111とを閉めるとと
もに、循環弁106と、ロータメータ前弁113とを開
けることによって復水器103内のリーク量を確認して
いる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の復水式蒸気タービン用空気抽出装置において
は、周期的に現場に出向いて復水器103のリーク量を
確認しなければならないので、手間が大変であるという
問題があった。
【0011】また、周期的な点検によってリークの量を
確認しているので、周期的な点検の間にリークが発生し
たとき、大気圧と真空度との差圧により、復水器103
側のリーク発生部分からリークが拡大してしまうという
問題があった。
【0012】本考案は上記の事情に鑑み、復水器のリー
ク量を連続的に遠隔監視して異常が発生したときには、
異常警報等を出すことができ、これによってリークが発
生したとき、リアルタイムで運転員に知らせることがで
きるとともに、復水器の真空を異常に低下させるような
機器の破損を未然に防止することができる復水式蒸気タ
ービン用空気抽出装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案による復水式蒸気タービン用空気抽出装置
は、復水器を使用した復水式蒸気タービン設備に設けら
れ、真空ポンプおよび空気エジェクタを使用して前記復
水器の空気を抽出する復水式蒸気タービン用空気抽出装
置において、空気エジェクタに流入する吸込空気流量お
よび前記空気エジェクタから排出される排気空気流量を
検出する流量検出部と、この流量検出部によって得られ
た吸込空気流量および排気空気流量を加減演算して吸込
空気流量と排気空気流量との流量差を演算する演算部
と、この演算部によって得られた流量差に基づいて復水
器のリーク有無を判定する判定部とを備えたことを特徴
としている。
【0014】
【作用】上記の構成において、流量検出部によって吸込
空気流量および排気空気流量が検出され、演算部によっ
て前記流量検出部で得られた吸込空気流量および排気空
気流量が加減演算されて吸込空気流量と排気空気流量と
の流量差が演算されるとともに、判定部によって前記演
算部で得られた流量差に基づき復水器のリーク有無が判
定される。
【0015】
【実施例】図1は本考案による復水式蒸気タービン用空
気抽出装置の一実施例を示す構成図である。
【0016】この図に示す復水式蒸気タービン用空気抽
出装置は空気抽出装置本体1と、空気リーク量測定装置
2と、連続空気リーク量測定装置3とを備えており、空
気抽出装置本体1によって復水器4の空気を抽出してこ
れを大気中に放出するとともに、連続空気リーク量測定
装置3によって連続的に前記復水器4の空気リーク量を
測定し、さらに周期的に空気リーク量測定装置2を動作
させて前記復水器4の空気リーク量を測定する。
【0017】空気抽出装置本体1は大気中から空気を取
り込む大気吸込管5と、この大気吸込管5を介して取り
込まれる空気を通過させたり、遮断させたりする常開型
の吸込空気止め弁6と、この吸入空気止め弁6と連動し
て開閉される常閉型の循環弁7と、前記吸込空気止め弁
6を介して供給される空気によって前記復水器4から空
気を抽出する空気エジェクタ8と、必要に応じて前記空
気エジェクタ8をバイパスする常閉型のエジェクタバイ
パス弁9と、前記空気エジェクタ8の空気を排出する真
空ポンプ10と、この真空ポンプ10によって排出され
た空気を分けるセパレータ11と、このセパレータ11
からの空気を通過させたり、遮断したりする常開型の排
気空気止め弁12と、この排気空気止め弁12から排出
される空気を大気中に排出する大気排気管13とを備え
ており、復水器4から空気を抽出してこれを大気排気管
13から大気中に排気する。
【0018】また、空気リーク量測定装置2は前記セパ
レータ11からの空気を通過させたり、遮断したりする
常閉型のロータメータ前弁14と、このロータメータ前
弁14を通過した空気の量を測定して表示するロータメ
ータ15とを備えており、吸込空気止め弁6と、排気空
気止め弁12とが閉めらるとともに、循環弁7が開けら
れたとき、ロータメータ前弁14が開けられて復水器4
内のリーク量を測定してこれを表示する。
【0019】また、連続空気リーク量測定装置3は前記
大気吸込管5中を流れる空気の量を測定する大気吸込流
量計16と、前記大気排気管13中を流れる空気の量を
測定する大気排気流量計17と、この大気排気流量計1
7によって得られた空気の量と前記大気吸込流量計16
によって得られた空気の量との差を演算する加減演算器
18と、この加減演算器18によって得られた流量差
(測定流量差)と予め設定されている設定値(設定流量
差)とを比較して測定流量差が前記設定流量差を越えて
いるとき、警報信号を発生する設定器19とを備えてお
り、大気吸込管5中を流れる空気の量と大気排気管13
中を流れる空気の量との差が予め設定されている設定流
量差を越えているとき、これを検出して警報信号を発生
し、これを遠隔地にある警報装置(図示は省略する)に
供給して運転員等に復水器4でリークが発生したことを
知らせる。
【0020】次に、図1に示す構成図を参照しながら、
この実施例の動作を説明する。
【0021】まず、通常運転時において、復水器4のリ
ークがないときには、大気吸込管5から吸い込まれた大
気が大気吸込流量計16→吸込空気止め弁6→空気エジ
ェクタ8→真空ポンプ10→セパレータ11→排気空気
止め弁12→大気排気流量計17→大気排気管13なる
経路で順に通って大気排気管13から排気される。
【0022】このとき、大気吸込管5を流れる吸込空気
流量と、大気排気管13を流れる排気空気流量とがほぼ
同量になる。
【0023】しかし、復水器4内にリークが発生する
と、復水器4内でリークした空気が空気エジェクタ8→
真空ポンプ10→セパレータ11→排気空気止め弁12
→大気排気流量計17→大気排気管13なる経路で順に
通って大気排気管13から排気される。
【0024】そして、大気吸込管5中を流れる空気の量
と大気排気管13中を流れる空気の量との差が予め設定
されている設定流量差を越えれば、連続空気リーク量測
定装置3の設定器19によってこれを検出して警報信号
を発生し、これを遠隔地にある警報装置に供給して運転
員等に復水器4でリークが発生したことを知らせる。
【0025】このため、現場にて、周期的に、吸込空気
止め弁6と、排気空気止め弁12とを閉めるとともに、
循環弁7と、ロータメータ前弁14とを開けることによ
って復水器4内のリーク量を確認する前に、リークが発
生したことを知ることができる。
【0026】このようにこの実施例においては、空気抽
出装置本体1によって復水器4の空気を抽出してこれを
大気中に放出するとともに、連続空気リーク量測定装置
3によって連続的に前記復水器4の空気リーク量を測定
し、さらに周期的に空気リーク量測定装置2を動作させ
て前記復水器4の空気リーク量を測定するようにしてい
るので、復水器4のリーク量を連続的に遠隔監視して異
常が発生したときには、異常警報等を出すことができ、
これによってリークが発生したときリアルタイムで運転
員に知らせることができるとともに、復水器4の真空を
異常に低下させるような機器の破損を未然に防止するこ
とができる。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、復
水器のリーク量を連続的に遠隔監視して異常が発生した
ときには、異常警報等を出すことができ、これによって
リークが発生したときリアルタイムで運転員に知らせる
ことができるとともに、復水器の真空を異常に低下させ
るような機器の破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による復水式蒸気タービン用空気抽出装
置の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来から知られている復水式蒸気タービン用空
気抽出装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 空気抽出装置本体 2 空気リーク量測定装置 3 連続空気リーク量測定装置 4 復水器 5 大気吸込管 6 吸込空気止め弁 7 循環弁 8 空気エジェクタ 9 エジェクタバイパス弁 10 真空ポンプ 11 セパレータ 12 排気空気止め弁 13 大気排気管 16 大気吸込流量計(流量検出部) 17 大気排気流量計(流量検出部) 18 加減演算器(演算部) 19 設定器(判定部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復水器を使用した復水式蒸気タービン設
    備に設けられ、真空ポンプおよび空気エジェクタを使用
    して前記復水器の空気を抽出する復水式蒸気タービン用
    空気抽出装置において、 空気エジェクタに流入する吸込空気流量および前記空気
    エジェクタから排出される排気空気流量を検出する流量
    検出部と、 この流量検出部によって得られた吸込空気流量および排
    気空気流量を加減演算して吸込空気流量と排気空気流量
    との流量差を演算する演算部と、 この演算部によって得られた流量差に基づいて復水器の
    リーク有無を判定する判定部と、 を備えたことを特徴とする復水式蒸気タービン用空気抽
    出装置。
JP4883392U 1992-07-13 1992-07-13 復水式蒸気タービン用空気抽出装置 Expired - Lifetime JP2567477Y2 (ja)

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