JP2567148Y2 - シール材付きマウンテンキャップ - Google Patents

シール材付きマウンテンキャップ

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JP2567148Y2
JP2567148Y2 JP1992036004U JP3600492U JP2567148Y2 JP 2567148 Y2 JP2567148 Y2 JP 2567148Y2 JP 1992036004 U JP1992036004 U JP 1992036004U JP 3600492 U JP3600492 U JP 3600492U JP 2567148 Y2 JP2567148 Y2 JP 2567148Y2
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mountain cap
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thin annular
annular sealing
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誠一 北林
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誠一 北林
株式会社 丸一
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シール材付きマウンテ
ンキャップに関し、特に、シール材をマウンテンキャッ
プに重ね合わせた状態にしており、薄い円環状のシール
材を半円形状である環状部分の内周面の部分に離脱され
ないように密着させ得るように形成したシール材付きマ
ウンテンキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、加圧流体を内蔵しなければな
らないエアゾール噴射容器は、そのエアゾール噴射容器
の容器本体と噴射バルブを支えるマウンテンキャップを
一体化し、エアゾール噴射容器の容器構造体を形成して
きた。そこで、エアゾール噴射容器の容器構造体を形成
するために、前記エアゾール噴射容器の容器構造体とそ
の容器構造体に結合されるエアゾール噴射バルブを支え
るマウンテンキャップとの間にシール材を介在させて、
そのシール材の適切な材質の選択やシール材の適切な使
用方法を見出すための実験や実施条件を探りだすことが
必要であった。しかし、それらの点を考慮せずにシール
材を使用すると、予期しない支障が生じることがしばし
ばあった。特に、シール材の材質が悪くて、そのことが
理由でリークすることが、あとで分かってもそれに対す
る解決手段はなかった。また、マウンテンキャップの筒
状部分の下端部分にシール材を配置させることになる
が、その配置位置が適切な配置位置でないと予期しない
支障が生じ易い。また、従来から、マウンテンキャップ
の筒状部分の外側の下端部分にシール材を伸長させて嵌
め込み配置させることが行われてきたが、そのシール材
の寸法とマウンテンキャップの筒状部分の外側の下端部
分の寸法が適切でないとシール材がその密着位置から離
脱するおそれがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、従来は、マウ
ンテンキャップの筒状部分の外側の下端部分の寸法に適
応するようにマウンテンキャップの筒状部分の外側の下
端部分の周縁部分の寸法とシール材の寸法を適応させる
ようにして、シール材の配設位置を特定位置にさせるよ
うにしてきた。しかし、そのようにしても、マウンテン
キャップにエアゾール噴射バルブの部品を組み立てるに
あたり、種々の支障が生じたのである。そこで、従来か
ら使用されてきたエアゾール噴射バルブの部品の主たる
ものはバルブステムとバルブハウジングであるが、その
バルブステムにステムラバーを取り付けてひとつの部材
にし、そのステムラバー付きバルブステムをマウンテン
キャップの中央円筒部分の円筒状空間部分に前記ステム
ラバー付きバルブステムを嵌め込み、その後からバルブ
ハウジングを嵌め込み、そのようにしたエアゾール噴射
バルブの部品が組み込まれたマウンテンキャップの筒状
部分の外側の下端部分の周縁部分にシール材を介してエ
アゾール噴射容器の容器本体を嵌め込み、エアゾール噴
射容器の容器構造体を形成することが出来るのである。
そして、マウンテンキャップの筒状部分にステムラバー
付きバルブステムを嵌め込んでマウンテンキャップとス
テムラバー付きバルブステムなどのエアゾール噴射バル
ブの部品を一体的構造にさせることが必要になる。そこ
で、マウンテンキャップの筒状部分の外側の下端部分の
周縁部分にシール材とともに一体構造にさせることが求
められる。そして、マウンテンキャップとシール材とを
一体的構造にさせることが本願の重要な課題である。ま
た、マウンテンキャップの筒状部分の外側の下端部分の
周縁部分にシール材を嵌めたら外れないようにさせるこ
とを本願の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、マウンテンキ
ャップ2に設けた外側筒部3の外側に嵌め込み得るよう
にした薄い円環状のシール材1を拡大させて嵌め込み、
その薄い円環状のシール材1の内面をマウンテンキャッ
プ2に設けた外側筒部3の外側表面に沿ってすりおろ
し、マウンテンキャップ2に設けた外側筒部3の外側表
面を案内にして薄い円環状のシール材1を下降させ、そ
の薄い円環状のシール材1の内面をマウンテンキャップ
2の下端の半円形断面部分に密着させ得るようにした前
記マウンテンキャップ2と前記薄い円環状のシール材1
との結合体からなり、その薄い円環状のシール材1の素
材は柔軟性と伸縮性のある合成樹脂により形成されてい
て、前記マウンテンキャップ2の外側の周縁部分の下端
部の縦断面は半円形状に形成させており、そのマウンテ
ンキャップ2の外側表面の半円形断面部分の外側の表面
に沿って、前記シール材1を下降させ、そして、前記薄
い円環状のシール材1の内面がマウンテンキャップ2の
外側表面部分に嵌め込まれ、その薄い円環状のシール材
1を所望量だけ拡大して嵌め込むことにより、そのシー
ル材1の内面部分がマウンテンキャップ2の外側表面部
分に対して密着した状態となり、離脱するおそれを無く
した状態で容器本体の開口部に密着させ得るように形成
したシール材付きマウンテンキャップである。
【0005】
【作用】本発明は、マウンテンキャップ2に設けた外側
筒部3の外側に嵌め込み得るように薄い円環状のシール
材1を拡大させて嵌め込み、そして、外れないようにし
て、マウンテンキャップ2と薄い円環状のシール材1と
を結合させ得る。そして、エアゾール噴射容器の容器本
体の開口部をマウンテンキャップ2の周縁部分に嵌め込
んで、エアゾール噴射容器の容器構造体を形成させるそ
こで、使用部品としてマウンテンキャップ2とシール材
1との二部材が使用されており、その部品を一部材であ
るかのように使用させることができて効率的である。そ
こで、マウンテンキャップ2と薄い円環状のシール材1
とを結合させることにより、他の部品とを組立てたり結
合させて能率的な組立てをなし得る。そして、その薄い
円環状のシール材1の内面をマウンテンキャップ2に設
けた外側筒部3の外側表面に沿ってシール材1をすりお
ろし、その薄い円環状のシール材1の外面を外側に位置
させて形成したから、マウンテンキャップ2に設けた外
側筒部3の外側を案内にして、その薄い円環状のシール
材1を下降させることになり、その薄い円環状のシール
材1の内面をマウンテンキャップ2の下端の半円形の断
面を有するところに薄い環状のシール材1を嵌め込ん
で、離脱しにくくさせることができるのである。そし
て、マウンテンキャップ2と薄い円環状のシール材1と
からなり、その薄い円環状のシール材1の素材は柔軟性
と伸縮性のある合成樹脂により形成し、前記マウンテン
キャップ2の外側の周縁部分の横断面を半円形状に形成
して、その表面を、前記薄い円環状のシール材1の内面
部分に沿わせて嵌め込み、離脱しないようにする。その
ために、その薄い円環状のシール材1を適切な量だけ拡
大して、その薄い円環状のシール材1の部分を前記マウ
ンテンキャップ2の周縁部分の半円形状である環状部分
の内面部分の内周面の部分に密着した状態であり、離脱
しない。そして、シール材1とともに前記マウンテンキ
ャップ2を重ね合わせた状態で容器構造体と一体化させ
るのであって、シール材1とマウンテンキャップ2を重
ね合わせて密着状態にし、離脱しないようにし、薄い円
環状のシール材1を半円形状である環状部分の内周面の
部分にシール材1が密着した状態で離脱しないようにし
得る。
【0006】
【実施例1】本発明は、マウンテンキャップ2に設けた
外側筒部3の外側にシール材1を嵌め込み、その時、薄
い円環状のシール材1を拡大させて嵌め込み、その薄い
円環状のシール材1の内面をマウンテンキャップ2に設
けた外側筒部3の外側に沿ってすりおろし、その薄い円
環状のシール材1の外面を外側に位置させて形成したの
であり、そのマウンテンキャップ2に設けた外側筒部3
を案内にしてシール材1を下降させ得るのであり、その
薄い円環状のシール材1の素材をプロピレンを主原料と
する柔軟性と伸縮性のある共重合軟質合成樹脂により形
成し、その薄い円環状のシール材1の内面を前記マウン
テンキャップ2の下端の半円形の断面を有する周縁部分
に嵌め込み、そのようにして、マウンテンキャップ2と
薄い円環状のシール材1とからなる一体的構造体にし、
そして、前記マウンテンキャップ2の下端部分の周縁部
分の横断面を半円形状に形成させて、その半円形状表面
を、前記薄い円環状のシール材1の内面部分に嵌め込
み、そこで、その薄い円環状のシール材1を所望量だけ
拡大させて、その薄い円環状のシール材1の部分が前記
マウンテンキャップ2の周縁部分の半円形状の断面部分
の内周面の部分に密着した状態となり、離脱するおそれ
を無くした状態で容器本体の開口部に固着させて、薄い
円環状のシール材1とともに前記マウンテンキャップ2
に設けた外側筒部3の外側に薄い円環状のシール材1を
嵌め込み、その際に、薄い円環状のシール材1を適宜量
だけ拡大させて嵌め込み、そして、重ね合わせた状態で
一体化させて、シール材1とマウンテンキャップ2を重
ね合わて密着させて、マウンテンキャップの外側筒部の
外側の下端の半円形状部分5に薄い円環状のシール材1
を沿わせて外れにくくし、マウンテンキャップの外側筒
部の半円形状部分の下端部分6に沿って薄い円環状のシ
ール材1を位置させたシール材付きマウンテンキャップ
である。
【0007】
【効果】本発明のシール材付きマウンテンキャップは、
マウンテンキャップ2の周縁部分の横断面を半円形状に
形成させてなり、そのマウンテンキャップ2の周縁部分
の外側表面に、前記薄い円環状のシール材1の内面側を
嵌め込むために、その薄い円環状のシール材1を所望量
だけ拡大させて、その拡大させた薄い円環状のシール材
1の円環状部分の内面部分を前記マウンテンキャップ2
に設けた外側筒部3の下端の周縁部分の半円弧状でなる
円環状部分の外面部分の外周面にシール材1の内面側を
容易に密着し得るようにした状態となし得る効果があ
る。その半円形状でなる円環状部分のシール材1はマウ
ンテンキャップ2の下端の周縁部分から離脱するおそれ
を無くし得る状態となし得る効果がある。容器本体の開
口部に固着させて密封状態を維持し得るリークし得ない
ようにして薄い円環状のシール材1としての効果があ
る。また、離脱するおそれを無くすようにして密着状態
を維持し得る効果がある。また、薄い円環状のシール材
1を半円弧状である環状部分の内周面部分に半円弧状に
屈曲し密着した状態で離脱させ得る効果がある。そし
て、シール材付きマウンテンキャップにさせたのである
から、そのエアゾール噴射バルブの部品であるバルブス
テムとバルブハウジングは、そのバルブステムにステム
ラバーを取り付けて、ひとつの部材にし得る効果があ
る。そこで、そのステムラバー付きバルブステムをマウ
ンテンキャップの中央円筒部分の円筒状空間部分に前記
ステムラバー付きバルブステムを嵌め込んで、その後か
らバルブハウジングを嵌め込み、そのようにしてできた
エアゾール噴射バルブの部品が次々に組み込まれて、マ
ウンテンキャップの外側筒部の外側の下端部分の周縁部
分に、シール材を介してエアゾール噴射容器の容器本体
を嵌め込み得るのであり、エアゾール噴射容器の容器構
造体を形成することが出来るので、そのマウンテンキャ
ップの外側筒部にステムラバー付きバルブステムを嵌め
込んでマウンテンキャップとステムラバー付きバルブ構
造体に形成することが出来る効果がある。そのために、
その薄い円環状のシール材1を適切な量だけ拡大して、
その薄い円環状のシール材1の部分が前記マウンテンキ
ャップ2の周縁部分の半円形状である環状部分の内面部
分の内周面の部分に密着した状態であって、離脱しな
い。そして、シール材1とともに前記マウンテンキャッ
プ2を重ね合わせた状態で容器構造体と一体化させて、
そのシール材1とマウンテンキャップ2を重ね合わせて
密着状態にし、離脱しないようにして、薄い円環状のシ
ール材1を半円形状である環状部分の内周面の部分にシ
ール材1が密着した状態で離脱しないようにしてシール
材付きマウンテンキャップにしたので、非常に容易に重
ね合わせることができるのである。そして、シール材1
とマウンテンキャップ2とを重ね合わせた状態で一体化
させたので、シール材付きマウンテンキャップを、直
接、容器本体の開口部に結合させて固着させ得る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシール材付きマウンテンキャップのシ
ール材の縦断面図である。
【図2】本考案のシール材付きマウンテンキャップの外
側筒部にシール材を嵌めてシール材を下降させる状態に
した縦断面図であって、図1のシール材を嵌めて下降さ
せ得る状態を示した。
【図3】本考案のシール材付きマウンテンキャップのマ
ウンテンキャップの外側筒部のの外側の中間部分の周縁
部分にシール材を嵌めており、そのシール材を下降させ
得る状態を示したシール材付きマウンテンキャップの縦
断面図である。
【図4】本考案のシール材付きマウンテンキャップのマ
ウンテンキャップの外側筒部のの外側の下端部分の周縁
部分にシール材を嵌めた状態を示したシール材付きマウ
ンテンキャップの縦断面図であり、そのマウンテンキャ
ップの外側筒部の外側にシール材の環状部分の縦断面が
半円形状部分になり、その内側部分がマウンテンキャッ
プの下端部分の外側の周縁部分に密着し得るように嵌め
た状態を示す。
【符号の説明】
1 シール材 2 マウンテンキャップ 3 マウンテンキャップの外側筒部 4 マウンテンキャップの外側筒部の外側の中間部分 5 マウンテンキャップの外側筒部の外側の下端の半
円形状部分 6 マウンテンキャップの外側筒部の半円形状部分の
下端部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マウンテンキャップ2に設けた外側筒部3
    の外側に嵌め込み得るようにした薄い円環状のシール材
    1を拡大させて嵌め込み、その薄い円環状のシール材1
    の内面をマウンテンキャップ2に設けた外側筒部3の外
    側表面に沿ってすりおろし、マウンテンキャップ2に設
    けた外側筒部3の外側表面を案内にして薄い円環状のシ
    ール材1を下降させ、その薄い円環状のシール材1の内
    面をマウンテンキャップ2の下端の半円形断面部分に密
    着させ得るようにした前記マウンテンキャップ2と前記
    薄い円環状のシール材1との結合体からなり、 その薄い円環状のシール材1の素材は柔軟性と伸縮性の
    ある合成樹脂により形成されていて、前記マウンテンキ
    ャップ2の外側の周縁部分の下端部の縦断面は半円形状
    に形成させており、そのマウンテンキャップ2の外側表
    面の半円形断面部分の外側の表面に沿って、前記シール
    材1を下降させ、そして、前記薄い円環状のシール材1
    の内面がマウンテンキャップ2の外側表面部分に嵌め込
    まれ、その薄い円環状のシール材1を所望量だけ拡大し
    て嵌め込むことにより、そのシール材1の内面部分がマ
    ウンテンキャップ2の外側表面部分に対して密着した状
    態となり、離脱するおそれを無くした状態で容器本体の
    開口部に密着させ得るように形成したシール材付きマウ
    ンテンキャップ。
JP1992036004U 1992-04-14 1992-04-14 シール材付きマウンテンキャップ Expired - Lifetime JP2567148Y2 (ja)

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JPH0678287U JPH0678287U (ja) 1994-11-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6320057A (ja) * 1986-07-15 1988-01-27 Toyo Aerosol Kogyo Kk エアゾ−ル容器用マウンテンカツプのガスケツト形成方法
JP2502416Y2 (ja) * 1990-06-28 1996-06-26 武内プレス工業株式会社 二重エアゾ―ル容器

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