JP2566703Y2 - ホッパ - Google Patents

ホッパ

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JP2566703Y2
JP2566703Y2 JP2076592U JP2076592U JP2566703Y2 JP 2566703 Y2 JP2566703 Y2 JP 2566703Y2 JP 2076592 U JP2076592 U JP 2076592U JP 2076592 U JP2076592 U JP 2076592U JP 2566703 Y2 JP2566703 Y2 JP 2566703Y2
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Yamato Scale Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、工具なしで分解及び
組み立て可能なホッパ及び洗浄のし易いホッパに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のゲート付きホッパには、図7及び
図8に示すものがある。各図において、1はホッパ本
体、2a、2bは第1ゲート及び第2ゲート、3a、3
bは各ゲートの枢軸でホッパ本体1に第1及び第2ゲー
ト2a、2bを枢支している。7はL字状のレバーであ
り、ホッパ本体1に溶接して設けた支持板10に枢軸9
を介して枢軸支されている。第1及び第2ゲート2a、
2bを図7に示す閉位置から図8に示す開位置にすると
きは、エアーシリンダ13によりレバー7に設けた被駆
動部12を右側位置に駆動する。そして、図8に示す開
位置から図7に示す閉位置にするときは、エアーシリン
ダ13により押圧部17を左側位置に駆動すればよく、
これによってレバー7が引っ張りコイルばね16により
引っ張られて第1及び第2ゲート2a、2bが閉位置と
なる。
【0003】第1及び第2ゲート2a、2bを開閉駆動
する動力を伝達するリンク機構の連結部は、図9に示す
構成であり、この図を参照してレバー7とリンク11の
連結部を説明する。図に示すようにレバー7とリンク1
1の各端部に穿設した挿通孔には円筒状のブッシュ43
を挿通してあり、このブッシュ43の両端部に座金44
を配置した状態でブッシュ43及び座金44の貫通孔に
ボルト3cを通してある。そして、このボルト3cの端
部にナット45を螺合して、2枚の座金44とブッシュ
43を挟み込んで締付けている。ただし、レバー7とリ
ンク11は、ナット45とボルト3cによって締付けら
れていないので、夫々回動が自在である。
【0004】また、ホッパ本体1と例えば第1ゲート2
aの連結部を図10を参照して説明する。図に示すよう
にホッパ本体1の内側にボルト(枢軸)3aの頭部がく
るように配置してあり、このボルト3aの端部にナット
46を螺合してある。そして、このナット46とボルト
3aの頭部の間にナット46側に配置した座金47を介
してブッシュ48を挟み込んで締付けている。ただし、
第1ゲート2aは、それに穿設されている挿通孔49に
ブッシュ48が挿通されており、ナット46とボルト3
aによって締付けられていないので、ブッシュ48を中
心にして回動が自在である。
【0005】更に、図には示していないが、第1及び第
2ゲート2a、2bを開いてホッパ本体1内に供給され
た物品を排出するとき、物品がその内面に付着すること
を防止するために、表面に碁盤目状の突条を形成したシ
ートをホッパ本体1の内面や第1及び第2ゲート2a、
2b内側面に貼着してある。なお、このようなシートを
貼着する代わりに碁盤目状の突条が形成されている内側
壁をホッパ本体1等の内面に装着させたものもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のゲ
ート付きホッパを洗浄する為に分解するとき、及び洗浄
後に組み立てるときは、ホッパ本体1に第1及び第2ゲ
ート2a、2b、リンク11、レバー7等を取り付けて
いるナット、ボルトを工具を使用して取り外したり、締
付ける必要があり、手間がかかるという問題がある。
【0007】そして、このホッパ内に供給された物品が
付着しているホッパ本体1と第1及び第2ゲート2a、
2bのみを洗浄する為に分解するとき、及び洗浄後に組
み立てるときにも、例えばリンク11及びボルト3a、
3bを工具を使用して取り外したり、締付ける必要があ
り、手間がかかるという問題がある。
【0008】また、ホッパ本体1と支持板10とが溶接
されているので、ホッパ本体1の重量が重く、そして嵩
高く、この為に、ホッパ本体1の洗浄、分解及び組み立
ての際に扱い難く、手間がかかるという問題もある。
【0009】更に、ホッパ本体1の内面及び第1及び第
2ゲート2a、2bの内側面に物品が付着しないよう
に、表面に碁盤目状の突条等を形成したシートをホッパ
本体1等の内面に貼着したり、このような碁盤目状の突
条を形成した内側壁をホッパ本体1等に装着すると、そ
の分だけホッパの重量(風袋重量)が重くなり、例えば
軽量側の計量精度が低下するという問題がある。そし
て、ホッパ本体1の内面と内側壁との隙間に物品が溜ま
ることがあり、このような場合、非常に非衛生的である
という問題がある。
【0010】本考案は、上記問題点を解決するホッパを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、側壁の外
面にホッパ支持凸部を有するホッパ本体と、支持部に取
り付けられる支持部取付部を有すると共に内側に上記ホ
ッパ本体が挿通した状態で上記ホッパ支持凸部の下縁と
当接する受枠を有する固定部と、この固定部に設けられ
上記ホッパ支持凸部の上縁に対して係合する位置と外れ
た位置とに移動可能なホッパ係止部と、上記固定部側に
枢支部を介して回動自在に枢支されており上記ホッパ本
体の下側開口を開閉するゲートと、を具備することを特
徴とするものである。
【0012】第2の考案は、ホッパ本体と、支持部に取
り付けられる支持部取付部を有すると共に上記ホッパ本
体が取り付けられている受枠を有する固定部と、間隔を
隔てて設けた第1及び第2の側壁を有し第1及び第2の
側壁のうち少なくとも一方に間隔を隔てて第1及び第2
のゲート取付凸部を突設してあり上記ホッパ本体の下側
開口を開閉するゲートと、第1及び第2の側壁の両外側
に位置する第3及び第4の側壁を有すると共に第3及び
第4の側壁のうち少なくとも一方に第1のゲート取付凸
部と係合する第1の切欠を有すると共に第1のゲート取
付凸部を中心とする第2のゲート取付凸部の回動を係止
する内縁が形成されている第2の切欠を有し上記固定部
に枢支部を介して回動自在に枢支されているゲート取付
部と、第1のゲート取付凸部を第1の切欠内に係止する
状態と取り外し可能にする状態とに移動可能なゲート係
止部と、を具備することを特徴とするものである。
【0013】第3の考案は、請求項1に記載のホッパに
おいて、上記枢支部が、上記ゲートの回動の中心軸線上
であって上記固定部の両側壁に外方に向かって突設した
ゲート支持軸と、上記ゲート支持軸が内側に挿通し上記
ゲートの両側壁の互いに対向する位置に穿設した円孔
と、夫々が円筒状であり上記夫々の円孔に嵌合すると共
に各内孔に上記各ゲート支持軸が回動自在に挿通してお
り一方が上記固定部と上記ゲートの一方の側壁との間に
介在する膨大部を備え他方が上記固定部と上記ゲートの
他方の側壁との間に介在する膨大部を備えこれら各膨大
部が弾性的変形して上記各円孔を通過可能に形成したブ
ッシュ部材と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0014】第4の考案は、請求項2に記載のホッパに
おいて、上記枢支部が、上記ゲート取付部の回動の中心
軸線上であって上記固定部の両側壁に外方に向かって突
設したゲート支持軸と、上記ゲート支持軸が内側に挿通
し上記ゲート取付部の第3及び第4の側壁の互いに対向
する位置に穿設した円孔と、夫々が円筒状であり上記夫
々の円孔に嵌合すると共に各内孔に上記各ゲート支持軸
が回動自在に挿通しており一方が上記固定部と上記ゲー
ト取付部の第3の側壁との間に介在する膨大部を備え他
方が上記固定部と第4の側壁との間に介在する膨大部を
備えこれら各膨大部が弾性的変形して上記各円孔を通過
可能に形成したブッシュ部材と、を具備することを特徴
とするものである。
【0015】第5の考案は、請求項1、2、3又は4に
記載のホッパにおいて、上記ゲートを開閉駆動する動力
を上記ゲート側に伝達するリンク機構を上記固定部に設
け、このリンク機構の互いに連結するリンクどうしの連
結部が、この連結部の一方のリンクに突設され外周に沿
って穿設された溝を有する連結軸と、この連結部の他方
のリンクに穿設され上記連結軸が回動自在に挿通する貫
通孔と、上記連結軸の溝に係合し上記連結軸が上記貫通
孔から外れる方向の移動を係止することができ上記溝に
着脱自在の弾性的性質を有する止め輪と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0016】第6の考案は、筒状ホッパ本体と、このホ
ッパ本体の下側開口部を開閉するゲートとを備えるホッ
パにおいて、上記ホッパ本体及び上記ゲートの物品と接
触する側の内側面に多数の小突起、多数の小凹部、多数
の溝又は碁盤目状の突条を形成したことを特徴とするも
のである。
【0017】
【作用】第1の考案によれば、ホッパ本体を固定部の受
枠に対して着脱自在に取り付けることができる。ホッパ
本体を受枠に取り付けるときは、ホッパ本体を受枠に挿
通してホッパ本体に突設したホッパ支持凸部を受枠に当
接させる。これにより、ホッパ本体が受枠に保持され
る。そして、ホッパ係止部をホッパ支持凸部の上縁に係
合する位置に移動させる。この状態で、ホッパ本体が受
枠から外れる上方の移動を係止することができる。ホッ
パ本体を受枠から取り外すときは、ホッパ係止部をホッ
パ支持凸部の上縁から外れる位置まで移動させて、ホッ
パ本体を受枠に対して上方に持ち上げて取り外す。な
お、ゲートは固定部側に取り付けられているので、ゲー
トを固定部側に取り付けられている状態でホッパ本体を
受枠に対して着脱することができる。
【0018】第2の考案によれば、ゲート取付部が固定
部に回動自在に枢支されており、このゲート取付部に対
してゲートを着脱自在に取り付けることができる。そし
て、このゲートがゲート取付部に伴って回動することに
より、ホッパ本体の下側開口部を開閉する。ゲートをゲ
ート取付部に取り付けるときは、まず、ゲートに突設し
た第2のゲート取付凸部をゲート取付部に設けた第2の
切欠に係合し、次に、ゲートに突設した第1のゲート取
付凸部をゲート取付部に設けた第1の切欠に係合する。
そして、第1のゲート取付凸部が第1の切欠から外れな
いようにする位置にゲート係止部を移動させる。このよ
うに、ゲートをゲート取付部に取り付けた状態では、第
1のゲート取付凸部を中心とする第2のゲート取付凸部
の回動を第2の切欠の内縁が係止し、第1のゲート取付
凸部が第1の切欠から外れないようにゲート係止部が係
止しているので、ゲートがゲート取付部から外れること
がない。ゲートをゲート取付部から取り外すときは、ま
ず、第1のゲート取付凸部を第1の切欠から外すことが
できる位置にゲート係止部を移動させる。次に、第1の
ゲート取付凸部を第1の切欠から外し、そして、第2の
ゲート取付凸部を第2の切欠から外す。
【0019】第3の考案によると、ゲートを固定部に対
して回動自在に、しかも着脱自在に取り付けることがで
きる。ゲートを固定部に取り付けるときは、まず、固定
部の両側壁に突設したゲート支持軸を、ゲートの両側壁
に穿設した円孔に挿通する。次に、各ブッシュ部材の膨
大部を対応する各円孔に圧入すると共に、各ブッシュ部
材の内孔に対応するゲート支持軸を挿通する。この状態
で、一方のブッシュ部材の膨大部が固定部とゲートの一
方の側壁との間に介在し、他方のブッシュ部材の膨大部
が固定部とゲートの他方の側壁との間に介在しているの
で、ゲートがゲート支持軸から外れないようにすること
ができる。そして、ブッシュ部材の膨大部が、ゲートに
穿設した円孔に圧入しているので、ブッシュ部材を円孔
から外す方向に或る一定以上の力をかけない限り、ブッ
シュ部材がゲートから外れることがない。ゲートを固定
部から取り外すときは、まず、ブッシュ部材を円孔から
取り外す方向に或る一定以上の力で引っ張り、膨大部を
円孔から抜き取ることによりこのブッシュ部材をゲート
から取り外す。そして、固定部のゲート支持軸からゲー
トの円孔を外すことにより、ゲートを固定部から取り外
す。
【0020】第4の考案によると、ゲート取付部を固定
部に対して回動自在に、しかも着脱自在に取り付けるこ
とができる。ゲート取付部を固定部に取り付けるとき
は、まず、固定部の両側壁に突設したゲート支持軸を、
ゲート取付部の第3及び第4の側壁に穿設した円孔に挿
通する。次に、各ブッシュ部材の膨大部を対応する各円
孔に圧入すると共に、各ブッシュ部材の内孔に対応する
ゲート支持軸を挿通する。この状態で、一方のブッシュ
部材の膨大部が固定部の側壁とゲート取付部の第3の側
壁との間に介在し、他方のブッシュ部材の膨大部が固定
部の側壁とゲート取付部の第4の側壁との間に介在して
いるので、ゲート取付部がゲート支持軸から外れないよ
うにすることができる。そして、ブッシュ部材の膨大部
が、ゲート取付部に穿設した円孔に圧入しているので、
ブッシュ部材を円孔から外す方向に或る一定以上の力を
かけない限り、ブッシュ部材がゲート取付部から外れる
ことがない。ゲート取付部を固定部から取り外すとき
は、まず、ブッシュ部材を円孔から取り外す方向に或る
一定以上の力で引っ張り、膨大部を円孔から抜き取るこ
とによりこのブッシュ部材をゲート取付部から取り外
す。そして、固定部のゲート支持軸からゲート取付部の
円孔を外すことにより、ゲート取付部を固定部から取り
外す。
【0021】第5の考案によると、ゲートを開閉駆動す
る動力をゲート側に伝達するリンク機構を、固定部側に
着脱自在に取り付けることができるし、このリンク機構
を構成する各リンクを工具なしに分解することができ
る。分解されたリンク機構の各リンクを連結するとき
は、まず、連結部の一方のリンク(又は固定部)に突設
されている連結軸を他方のリンクに穿設されている貫通
孔に挿通し、次に、この連結軸に穿設した溝に止め輪を
係合する。これにより、貫通孔が穿設されているリンク
は、連結されている他方のリンク(又は固定部)に対し
て連結軸を中心にして回動自在であり、そして、この貫
通孔が穿設されているリンクが連結軸から外れる方向の
移動は止め輪によって係止されているので、この連結部
は外れることがない。リンクの連結を切り離すときは、
止め輪を溝から外し、連結軸を貫通孔から抜き取ればよ
い。
【0022】第6の考案によると、ホッパ本体及びゲー
トの物品と接触する側の内側面に形成した多数の小突
起、多数の小凹部、多数の溝又は碁盤目状の突条は、こ
のホッパに供給された物品がホッパ本体及びゲートの内
側面に付着することを防止する。これにより、ゲートが
開いたとき、ホッパ本体内の全ての物品を排出させるこ
とができる。
【0023】
【実施例】本考案の一実施例を図1乃至図6を参照して
説明する。この実施例のホッパは、図1に示すように筒
状のホッパ本体21が固定部22に着脱自在に取り付け
られており、この固定部22を介してホッパ本体21が
支持部(図示せず)に取り付けられる。図1の右側及び
左側の第1ゲート23a及び第2ゲート23bは、夫々
対応する第1及び第2ゲート取付部24a、24bに着
脱自在に取り付けられており、これらゲート取付部24
a、24bは回動自在に、かつ着脱自在に、固定部22
に取り付けられている。そして、第1及び第2ゲート2
3a、23bの開閉駆動を行う駆動部(図示せず)の動
力をこれら第1及び第2ゲート23a、23b側に伝達
するリンク機構25が第1及び第2ゲート取付部24
a、24b及び固定部22に着脱自在に取り付けられて
いる。そして、このホッパは、例えば組合せ秤に設けら
れている集合ホッパ、計量ホッパ等に適用することがで
きるものである。
【0024】このホッパの第1及び第2ゲート23a、
23bの開閉駆動を行うときは、組合せ秤に設けられて
いる駆動部により、図1に示すリンク機構25のレバー
26を揺動させる。つまり、第1及び第2ゲート23
a、23bを閉位置から開位置側に回動するときは、駆
動部により図1に示すレバー26を連結軸27を中心に
して反時計方向に所定角度だけ回転させる。これによ
り、リンク28を介して連結する第1ゲート取付部24
aがゲート支持軸29aを中心にして反時計方向に回動
し、図には示さないが第1ゲート23aが所定の開位置
まで回動したときに停止する。そして、第1ゲート取付
部24aとリンク30を介して連結する第2ゲート取付
部24bが第1ゲート取付部24aと連動し、ゲート支
持軸29bを中心にして時計方向に回動する。そして、
図には示さないが第1ゲート23aが所定の開位置まで
回動したときに停止する。第1及び第2ゲート23a、
23bを開位置から閉位置に回動するときは、駆動部に
よりレバー26を連結軸27を中心にして時計方向に所
定角度だけ回転させて、上記と逆の動作をさせる。
【0025】ホッパ本体21は、角筒状をなし、図2に
示すように、ホッパ本体21の正面側の側壁に水平方向
に沿って所定の間隔を隔てて2本のホッパ支持凸部31
が突設されている。図には現れていないが、ホッパ本体
21の背面側の側壁にもこの2本のホッパ支持凸部31
と対向する位置に2本のホッパ支持凸部31が突設され
ている。そして、図には示さないが、ホッパ本体21の
内側面の全体には、物品が内側面に付着しないように碁
盤目状の突条が形成されている。
【0026】固定部22は、図3に示すように、受枠3
2と支持部取付部33とからなっている。受枠32は、
内側形状がホッパ本体21の外周形状と対応する角筒状
に形成されており、正面側の側壁と背面側の側壁の各上
縁にU字状の切欠34が2つずつ設けられている。この
4つの切欠34は、図1に示すように、ホッパ本体21
を受枠32に挿通したときに、4つのホッパ支持凸部3
1が係合する位置に設けられている。更に、図3に示す
ように、受枠32の正面側と背面側の各側壁には、水平
方向に沿って所定の間隔を隔ててゲート支持軸29a、
29bが2本ずつ突設されている。そして、前側の側壁
に設けた1つの切欠34と後側の側壁に設けた1つの切
欠34の夫々の下方位置には小孔35が1つずつ穿設さ
れており、この各小孔35にホッパ係止部36が取り付
けられる。
【0027】ホッパ係止部36は、例えば樹脂により成
形されており、図5(a)に示すように、下端部に軸3
7が突設されている。この軸37が小孔35に挿通され
ており、軸37の先端部に設けた膨大部38によって軸
37が小孔35から外れないように止めている。このホ
ッパ係止部36の上端部には、図5(b)に示すよう
に、図の右側に突出する係止部39を有し、この係止部
39の下縁と切欠34に係合するホッパ支持凸部31の
上縁とが当接することによってホッパ本体21が受枠3
2に対して上方に抜けないように止めている。
【0028】支持部取付部33は、図3に示すように、
受枠32の右側壁に取り付けられており、互いに平行す
る2枚の板状部40と両端部がこの2枚の板状部40の
内側面と結合する2本の取付軸51とからなっている。
この支持部取付部33は、2本の取付軸51を組合せ秤
本体側の支持部(図示せず)に設けてある上側に開口す
る切欠に係合させることにより、工具なしで取り付ける
ことができる。なお、図3の手前側の板状部40の右端
部には、先端部の外周に沿って溝52が穿設されている
連結軸27が突設されている。この連結軸27には、図
1に示すレバー26が取り付けられる。
【0029】ゲート取付部は、図2に示すように、図の
右側の第1ゲート取付部24aと図の左側の第2ゲート
取付部24bとからなっており、夫々が受枠32に突設
したゲート支持軸(29a 、29a)、(29b、2
9b)に取り付けられている。第2ゲート取付部24b
は、図3に示すように、互いに対向し、かつ、平行する
2枚の第3の側壁53と第4の側壁54とを有してお
り、この第3及び第4の側壁53、54は、図3に示す
受枠32の前後方向の幅よりも少し広い間隔を隔てて結
合板55によって結合されている。第3及び第4の側壁
53、54の夫々の上部には、各ゲート支持軸29a、
29aが挿通する円孔56が穿設されており、夫々の上
部左縁及び夫々の下縁には第1の切欠57及び第2の切
欠58が穿設されている。そして、第3の側壁53に
は、円孔56と間隔を隔ててその円孔56の右下方位置
にリンク30と連結する連結軸59が突設されている。
この連結軸59は、先端部の外周に溝60が形成されて
いる。
【0030】第1ゲート取付部24aは、図2に示すよ
うに、第2ゲート取付部24bと略左右対称に形成され
ており、第3及び第4の側壁53、54を有しており、
第3及び第4の側壁53、54の夫々には円孔56、第
1及び第2の切欠57、58が穿設されている。ただ
し、この第3の側壁53には、円孔56と間隔を隔てて
円孔56の右下方位置と左上方位置とに連結軸61、6
2が突設されており、各連結軸61、62の先端部には
溝が形成されている。
【0031】第2ゲート取付部24bに取り付けられる
第2ゲート23bは、図3に示すように、第3及び第4
の側壁53、54の内側に位置する第1の側壁63と第
2の側壁64とを有し、第1及び第2の側壁63、64
の夫々には間隔を隔てて第1のゲート取付凸部65及び
第2のゲート取付凸部66が突設されている。そして、
第2ゲート23bの内側面の全体には、物品が内側面に
付着しないように碁盤目状の突条(図示せず)が形成さ
れている。
【0032】第1ゲート取付部24aに取り付けられる
第1ゲート23aは、第2ゲート23bと同等のもので
ある。ただし、第1ゲート23aの第1及び第2の側壁
63、64は、図2に示すように、左上方に伸延形成さ
れており、閉蓋時に物品がこぼれ出ないようになってい
る。第1ゲート23aの内側面の全体にも、第2ゲート
23bと同等の碁盤目状の突条(図示せず)が形成され
ている。
【0033】図3に示す67は、ブッシュ部材であり、
例えば樹脂により成形されたものである。そして、ブッ
シュ部材67の一方の端部には膨大部68が設けられて
おり、他方の端部にはゲート係止部69が設けられてい
る。ブッシュ部材67は、図4の右側に示すように、第
2ゲート取付部24bの第3の側壁53に設けた円孔5
6に嵌合しており、内孔70にゲート支持軸29bが挿
通している。膨大部68は、外径が円孔56の内径より
も大きく形成されており、支持軸29bの基端部と第3
の側壁53の間に位置し、ブッシュ部材67が円孔56
から外れないように止めている。ゲート係止部69は、
下方に突出する係止部78を有している。そして、図4
に示すように係止部78の内縁が第1のゲート取付凸部
65と係合した状態で、この第1ゲート取付部24aが
第1の切欠57から外れないように係止することができ
る。
【0034】そして、図4の左側に示すブッシュ部材6
7は、図4の右側に示すブッシュ部材67と同等のもの
であり、図1に示す第1ゲート取付部24aをゲート支
持軸29a、29aに取り付けるブッシュ部材67も、
図4の右側に示すブッシュ部材67と同等のものであ
り、詳細な説明を省略する。
【0035】リンク機構25は、図1に示すように、第
1及び第2ゲート取付部24a、24bを連結するリン
ク30と、固定部22と連結するレバー26と、このレ
バー26と第1ゲート取付部24aとを連結するリンク
28とを備えている。そして、これらリンク等の各連結
部は、同等の構造であるので、第2ゲート取付部24b
とリンク30とを連結する連結部の構造を例にとって説
明する。この連結部は、図6(a)に示すように、リン
ク30に穿設した円孔71にブッシュ72が嵌入されて
おり、このブッシュ72の内孔に連結軸59が回動自在
に挿通している。そして、連結軸59の先端部に設けた
溝60に止め輪73が係合している。この止め輪73
は、例えば樹脂により成形されたものであり、リンク3
0がブッシュ72と共に連結軸59から外れないように
係止している。なお、この止め輪73には、図6(a)
に示すように、第2ゲート取付部24b側に突出する軸
74を有し、この軸74の先端部に外れ止め部75が設
けられている。そして、この軸74は、リンク30に設
けた長穴76に挿通している。また、この長穴76の連
結軸59と反対側の端部は、この長穴76の幅よりも大
きく、外れ止め部75よりも少し小径の貫通孔77が形
成されている。
【0036】次に、このホッパの組み立て及び分解の手
順を説明する。まず、ホッパ本体21を受枠32に取り
付けるときは、図1及び図2に示すように、ホッパ本体
21を受枠32に上方より挿通して、ホッパ本体21側
の4つのホッパ支持凸部31を受枠32側の対応する4
つの切欠34に係合させる。これにより、ホッパ本体2
1が受枠32に保持される。そして、2つのホッパ係止
部36を軸37を中心にして時計方向に手で回転させ
て、係止部39をホッパ支持凸部31の上縁に係合する
位置に移動させる。この状態で、ホッパ本体21が受枠
32から外れる上方の移動を係止することができる。ホ
ッパ本体21を受枠32から取り外すときは、ホッパ係
止部36を図1の半時計方向に手で回転させて、ホッパ
支持凸部31の上縁から外れる位置まで移動させて、ホ
ッパ本体21を受枠32に対して上方に持ち上げて取り
外す。なお、第1及び第2ゲート23a、23bは固定
部22側に取り付けられているので、第1及び第2ゲー
ト23a、23bを固定部22側に取り付けられている
状態でホッパ本体21を受枠32に対して工具なしで手
で着脱することができる。
【0037】第2ゲート取付部24bを固定部22に取
り付けるときは、まず、図1乃至図3に示すように、固
定部22の正面側と背面側の両側壁に突設したゲート支
持軸29b、29bを、第2ゲート取付部24bの第3
及び第4の側壁53、54に穿設した各円孔56に挿通
する。次に、各ブッシュ部材67の膨大部68を対応す
る各円孔56に手で圧入(圧入の際、膨大部68は、弾
性変形して外径が円孔56の内径よりも小さくなる。)
すると共に、各ブッシュ部材67の内孔70に対応する
各ゲート支持軸29bを挿通する。この状態で、図4に
示すように、右側のブッシュ部材67の膨大部68が固
定部22の正面側の側壁と第2ゲート取付部24bの第
3の側壁53との間に介在し、左側のブッシュ部材67
の膨大部68が固定部22の背面側の側壁と第2ゲート
取付部24bの第4の側壁54との間に介在しているの
で、第2ゲート取付部24bが両側のゲート支持軸29
bから外れないようにすることができる。そして、ブッ
シュ部材67の膨大部68が、第2ゲート取付部24b
に穿設した円孔56に圧入しているので、ブッシュ部材
67を円孔56から外す方向に或る一定以上の力をかけ
ない限り、ブッシュ部材67が第2ゲート取付部24b
から外れることがない。第2ゲート取付部24bを固定
部22から取り外すときは、まず、2つのブッシュ部材
67を各円孔56から取り外す方向に或る一定以上の力
で手で引っ張り、膨大部68を円孔56から抜き取るこ
とによりこのブッシュ部材67を第2ゲート取付部24
bから取り外す。そして、固定部22のゲート支持軸2
9b、29bから円孔56を外すことにより、第2ゲー
ト取付部24bを固定部22から手で取り外すことがで
きる。ただし、第1ゲート取付部24aを固定部22に
着脱する手順は、第2ゲート取付部24bを固定部22
に着脱する手順と同等であるので、その説明を省略す
る。
【0038】第2ゲート23bを第2ゲート取付部24
bに取り付けるときは、図1及び図2に示すように、ま
ず、第2ゲート23bに突設した第2のゲート取付凸部
66を第2ゲート取付部24bの下縁に設けた第2の切
欠58に係合させ、次に、第1のゲート取付凸部65を
第1の切欠57に係合する。そして、ブッシュ部材67
に設けられているゲート係止部69を反時計方向に手で
回転させて、係止部78を第1のゲート取付凸部65に
係合させる。このように、第2ゲート23bを第2ゲー
ト取付部24bに取り付けた状態では、第1のゲート取
付凸部65を中心とする第2のゲート取付凸部66の回
動を第2の切欠58の内縁が係止すると共に、第1のゲ
ート取付凸部65が第1の切欠57から外れないように
ゲート係止部69が係止しているので、第2ゲート23
bが第2ゲート取付部24bから外れることがない。第
2ゲート23bを第2ゲート取付部24bから取り外す
ときは、まず、ゲート係止部69を時計方向に手で回動
させて、第1のゲート取付凸部65を第1の切欠57か
ら外すことができる位置に移動させる。次に、第1のゲ
ート取付凸部65を第1の切欠57から外し、そして、
第2のゲート取付凸部66を第2の切欠58から外す。
ただし、第1ゲート23aを第1ゲート取付部24aに
着脱する手順は、第2ゲート23bを第2ゲート取付部
24bに着脱する手順と同等であるので、その説明を省
略する。
【0039】リンク機構25における図1に示すリンク
30は、両端部が第1及び第2ゲート取付部24a、2
4bと着脱自在に連結しており、レバー26は固定部2
2に着脱自在に連結している。そして、リンク28は、
両端が第1ゲート取付部24aとレバー26に着脱自在
に連結している。各連結部の着脱の手順は同等であるの
で、第2ゲート取付部24bとリンク30とを連結する
連結部の着脱手順を例にとって説明する。今、第2ゲー
ト取付部24bとリンク30とを連結するときは、ま
ず、図6に示すように、リンク30に穿設した円孔71
に嵌入しているブッシュ72の内孔に連結軸59を挿通
する。そして、止め輪73を連結軸59側に長穴76に
沿って手で移動させて連結軸59の溝60に係合させれ
ばよい。第2ゲート取付部24bとリンク30との連結
を切り離すときは、まず、図6に示すように、止め輪7
3を連結軸59から引き離す方向に長穴76に沿って手
で移動させて、止め輪73を連結軸59の溝60から取
り外す。そして、リンク30を連結軸59から外す方向
に移動させて、ブッシュ72の内孔から連結軸59を抜
き取ればよい。ただし、止め輪73は、外れ止め部75
が長穴76に係合しているので、リンク30から外れな
いようになっているし、止め輪73をリンク30から外
すときは、外れ止め部75を貫通孔77を通過させれば
よく、これにより止め輪73をリンク30から外すこと
ができる。上記手順によって他の連結部の着脱を手で行
うことができ、リンク28、レバー26を相手側に対し
て工具なしで手で取り付け及び分解をすることができ
る。
【0040】次に、ホッパ本体21、第1及び第2ゲー
ト23a、23bの物品と接触する側の内側面に形成し
た碁盤目状の突条の作用を説明する。この碁盤目状の突
条は、ホッパ本体21に供給された物品がホッパ本体2
1及び第1及び第2ゲート23a、23bの内側面に付
着することを防止する為のものであり、これにより、第
1及び第2ゲート23a、23bが開いたとき、ホッパ
本体21内の全ての物品を排出させることができるよう
にしている。また、この碁盤目状の突条は、ホッパ本体
21の内面及び各ゲートの内面に直接形成してあるの
で、ホッパ本体21等の洗浄の際に、従来のようにこの
碁盤目状の突条を内面に形成した内側壁をホッパ本体2
1等から取り外して洗浄する必要がなく、洗浄が簡単で
ある。更に、このような内側壁をホッパ本体21等に装
着していないのでホッパの重量を軽量にすることがで
き、これにより軽量側の計量精度を従来よりも向上させ
ることができる。
【0041】ただし、上記実施例では、ホッパ本体2
1、第1及び第2ゲート取付部24a、24b、第1及
び第2ゲート23a、23b、リンク機構25のリンク
等を夫々別個に工具なしで手で着脱することができる構
成としたが、物品が直接接触するホッパ本体21、第1
及び第2ゲート23a、23bのみを夫々別個に工具な
しで手で着脱することができる構成とし、他の部品は従
来例のように工具を使用して組付けたり取り外す構成と
することができる。
【0042】そして、リンク機構25の全ての連結部を
別個に工具なしで手で着脱することができる構成とした
が、必要に応じて所定の箇所の連結部のみを別個に工具
なしで手で着脱することができる構成とすることができ
る。
【0043】また、ホッパ本体21、第1及び第2ゲー
ト23a、23bの物品と接触する側の内側面に碁盤目
状の突条を形成したが、碁盤目状の突条を形成する代わ
りに、図には示さないが、多数の小突起、多数の小凹部
又は多数の溝を形成することができる。要は、ホッパ本
体21等の洗浄を簡単にする為に、ホッパ本体21等の
内面に物品が付着しないようにする小さい凹凸を設けた
ものであればよい。
【0044】更に、第1及び第2ゲート取付部24a、
24bに対して第1及び第2ゲート23a、23bを着
脱自在に取り付けることができる構成としたが、着脱す
ることができないように一体に形成した構成とすること
ができる。
【0045】
【考案の効果】第1の考案によると、ホッパ本体を例え
ば洗浄するためにホッパ本体を固定部から取り外すとき
は、ホッパ係止部をホッパ支持凸部から手で外すことに
より、このホッパ本体を取り外すことができる。ホッパ
本体を取り付けるときは、ホッパ本体を受枠に挿通させ
て、ホッパ係止部をホッパ支持凸部に係合させればよ
い。従って、従来のように、ホッパ本体1に第1及び第
2ゲート2a、2b、リンク11、レバー7等を取り付
けているナット、ボルトを工具を使用して取り外した
り、締付ける必要がなく、簡単に短時間にホッパ本体の
みを着脱することができるという効果がある。そして、
ホッパ本体には従来のように支持板10が溶接されてい
ないので、ホッパ本体の重量が軽く、そして嵩が小さ
く、この為に、ホッパ本体の洗浄、分解及び組み立ての
際に扱い易く、手間がかからないという効果もある。
【0046】第2の考案によると、ゲートを洗浄するた
めにゲートを取り外すときは、ゲート係止部をゲート取
付凸部から手で外すことにより、ゲートをゲート取付部
から取り外すことができる。ゲートを取り付けるとき
は、ゲートに突設した各ゲート取付凸部をゲート取付部
に設けた第1及び第2の切欠に係合させて、ゲート係止
部をゲート取付凸部に係合させればよい。従って、従来
のように、ゲートに他の部品を取り付けているナット等
を工具を使用して取り外したり、締付ける必要がなく、
簡単に短時間にゲートのみを着脱することができるとい
う効果がある。
【0047】第3、第4、第5の考案によると、例えば
洗浄の際とか物品の変更の際に、ホッパ本体側に対する
ゲートの着脱、ゲート取付部の着脱、ホッパ本体側に対
するリンク機構の着脱、リンク機構の分解及び組み立て
を、工具を使用せずに、簡単に短時間に行うことができ
るという効果がある。
【0048】第5の考案によると、ホッパ本体、ゲート
の内面に碁盤目状の突条等を形成してあり、従来のよう
に表面に碁盤目状の突条を形成したシートをホッパ本体
等の内面に貼着していないので、シートとホッパ本体等
の内面との隙間に物品が入り込むことがなく、従って、
衛生的であり、従来と比較して洗浄が簡単であるという
効果がある。そして、シートを貼着したり、内側壁を装
着していないので、ホッパの重量が重くならず、軽量側
の計量精度の低下を防止することができるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るホッパの正面図であ
る。
【図2】同実施例のホッパの分解正面図である。
【図3】同実施例のホッパの一部の部品の分解斜視図で
ある。
【図4】同実施例の第2ゲート取付部を枢支する枢軸部
の断面図である。
【図5】(a)は同実施例のホッパ係止部の断面図であ
り、(b)は同ホッパ係止部の正面図である。
【図6】(a)は同実施例の第2ゲート取付部とリンク
との連結部の断面図であり、(b)は同連結部の正面図
である。
【図7】従来のゲート付きホッパの閉状態を示す正面図
である。
【図8】同従来のゲート付きホッパの開状態を示す正面
図である。
【図9】同従来のゲート付きホッパのリンクとレバーの
連結部を示す断面図である。
【図10】同従来のゲート付きホッパのゲートとホッパ
本体の枢支部を示す断面図である。
【符号の説明】
21 ホッパ本体 22 固定部 23a 第1ゲート 23b 第2ゲート 24a 第1ゲート取付部 24b 第2ゲート取付部 25 リンク機構 29a ゲート支持軸 29b ゲート支持軸 31 ホッパ支持凸部 32 受枠 36 ホッパ係止部 53 第3の側壁 54 第4の側壁 57 第1の切欠 58 第2の切欠 63 第1の側壁 64 第2の側壁 65 第1のゲート取付凸部 66 第2のゲート取付凸部 67 ブッシュ部材 69 ゲート係止部

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁の外面にホッパ支持凸部を有するホ
    ッパ本体と、支持部に取り付けられる支持部取付部を有
    すると共に内側に上記ホッパ本体が挿通した状態で上記
    ホッパ支持凸部の下縁と当接する受枠を有する固定部
    と、この固定部に設けられ上記ホッパ支持凸部の上縁に
    対して係合する位置と外れた位置とに移動可能なホッパ
    係止部と、上記固定部側に枢支部を介して回動自在に枢
    支されており上記ホッパ本体の下側開口を開閉するゲー
    トと、を具備することを特徴とするホッパ。
  2. 【請求項2】 ホッパ本体と、支持部に取り付けられる
    支持部取付部を有すると共に上記ホッパ本体が取り付け
    られている受枠を有する固定部と、間隔を隔てて設けた
    第1及び第2の側壁を有し第1及び第2の側壁のうち少
    なくとも一方に間隔を隔てて第1及び第2のゲート取付
    凸部を突設してあり上記ホッパ本体の下側開口を開閉す
    るゲートと、第1及び第2の側壁の両外側に位置する第
    3及び第4の側壁を有すると共に第3及び第4の側壁の
    うち少なくとも一方に第1のゲート取付凸部と係合する
    第1の切欠を有すると共に第1のゲート取付凸部を中心
    とする第2のゲート取付凸部の回動を係止する内縁が形
    成されている第2の切欠を有し上記固定部に枢支部を介
    して回動自在に枢支されているゲート取付部と、第1の
    ゲート取付凸部を第1の切欠内に係止する状態と取り外
    し可能にする状態とに移動可能なゲート係止部と、を具
    備することを特徴とするホッパ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のホッパにおいて、上記
    枢支部が、上記ゲートの回動の中心軸線上であって上記
    固定部の両側壁に外方に向かって突設したゲート支持軸
    と、上記ゲート支持軸が内側に挿通し上記ゲートの両側
    壁の互いに対向する位置に穿設した円孔と、夫々が円筒
    状であり上記夫々の円孔に嵌合すると共に各内孔に上記
    各ゲート支持軸が回動自在に挿通しており一方が上記固
    定部と上記ゲートの一方の側壁との間に介在する膨大部
    を備え他方が上記固定部と上記ゲートの他方の側壁との
    間に介在する膨大部を備えこれら各膨大部が弾性的変形
    して上記各円孔を通過可能に形成したブッシュ部材と、
    を具備することを特徴とするホッパ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のホッパにおいて、上記
    枢支部が、上記ゲート取付部の回動の中心軸線上であっ
    て上記固定部の両側壁に外方に向かって突設したゲート
    支持軸と、上記ゲート支持軸が内側に挿通し上記ゲート
    取付部の第3及び第4の側壁の互いに対向する位置に穿
    設した円孔と、夫々が円筒状であり上記夫々の円孔に嵌
    合すると共に各内孔に上記各ゲート支持軸が回動自在に
    挿通しており一方が上記固定部と上記ゲート取付部の第
    3の側壁との間に介在する膨大部を備え他方が上記固定
    部と第4の側壁との間に介在する膨大部を備えこれら各
    膨大部が弾性的変形して上記各円孔を通過可能に形成し
    たブッシュ部材と、を具備することを特徴とするホッ
    パ。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載のホッパ
    において、上記ゲートを開閉駆動する動力を上記ゲート
    側に伝達するリンク機構を上記固定部に設け、このリン
    ク機構の互いに連結するリンクどうしの連結部が、この
    連結部の一方のリンクに突設され外周に沿って穿設され
    た溝を有する連結軸と、この連結部の他方のリンクに穿
    設され上記連結軸が回動自在に挿通する貫通孔と、上記
    連結軸の溝に係合し上記連結軸が上記貫通孔から外れる
    方向の移動を係止することができ上記溝に着脱自在の弾
    性的性質を有する止め輪と、を具備することを特徴とす
    るホッパ。
  6. 【請求項6】 筒状ホッパ本体と、このホッパ本体の下
    側開口部を開閉するゲートとを備えるホッパにおいて、
    上記ホッパ本体及び上記ゲートの物品と接触する側の内
    側面に多数の小突起、多数の小凹部、多数の溝又は碁盤
    目状の突条を形成したことを特徴とするホッパ。
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