JP2566257Y2 - 脱臭剤容器 - Google Patents

脱臭剤容器

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JP2566257Y2
JP2566257Y2 JP6644692U JP6644692U JP2566257Y2 JP 2566257 Y2 JP2566257 Y2 JP 2566257Y2 JP 6644692 U JP6644692 U JP 6644692U JP 6644692 U JP6644692 U JP 6644692U JP 2566257 Y2 JP2566257 Y2 JP 2566257Y2
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tongue
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健志 白田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は互いに嵌合可能な本体と
蓋とからなり、蓋体に通気孔が穿設された脱臭剤容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、互いに嵌合可能な本体と蓋体とか
らなり、蓋体に通気孔が穿設された脱臭剤容器は、例え
ば意匠登録第676178号公報、同第676209号
公報等に記載されているように、公知である。又、吸水
性ポリマーを主成分とするゲル状芳香剤容器の開口部を
非通気性フィルム(又はシート)を引剥がし可能に貼
着することによって密閉することも、例えば実公昭60
−19713号公報に記載されているように、公知であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】互いに嵌合可能な本体
と蓋体とからなり、蓋体に通気孔が穿設された脱臭剤容
器は、使用開始前に脱臭剤が外気に触れて減耗しないよ
うに、販売時には、通常本体の開口部をアルミラミネー
トフィルム等の非通気性シートで密閉し、更に全体を収
縮性合成樹脂フィルムで収縮包装されている。従って、
脱臭剤容器の使用に際しては、収縮性合成樹脂フィルム
を除去すると共に、一端開蓋して非通気性シートを剥離
することを要する。ところが、脱臭剤容器の本体開口部
が非通気性シートで密閉されていることは、閉蓋状態で
は必ずしも明らかに視認出来ないので、一部の消費者
は、不注意により収縮性合成樹脂フィルムのみを除去
し、非通気性シートを剥離しない状態で使用する結果、
脱臭効果がない、又は、足りない等の苦情が発生するこ
とがある。
【0004】本考案は、上記の事情に着目してなされた
ものであって、閉蓋状態でも、本体開口部が非通気性シ
ートで密閉されていることを視認出来、剥離忘れを防止
出来る脱臭剤容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の脱臭剤容器は、
互いに嵌合可能な本体と蓋体とからなり、本体内には脱
臭剤が収容され、蓋体は通気能を有し、本体の開口部を
密閉する非通気性シートの舌片が、本体と蓋体との嵌合
部から外部に突出されていることを特徴とする。
【0006】本考案の脱臭剤容器に使用される脱臭剤と
しては、特に限定されず、例えばテルペノイド、フラボ
ノイド等を含有する吸水性ポリマーからなるゲル状脱臭
剤、モンモリン石を焼結した固形脱臭剤等が挙げられ
る。
【0007】例えば、臭気の濃度の如何に拘らず、脱臭
量は一定であるが、体積の減少によって要取替時期を視
認出来るゲル状脱臭剤と、臭気の濃度が増加すれば脱臭
量も増加し、急速脱臭が可能な固形脱臭剤とのように、
効能が相違する2種類以上の脱臭剤を併用して互いの弱
点を補うようにする場合、各脱臭剤には夫々に独立した
収容室が必要であるが、隔壁により分離された収容室
を、同一面に開口するようにして隣接して設け、一体に
成形するのが、容器を安価に製造出来ると共に、複数の
開口部を1枚の非通気性シートによって密閉し、又、1
回の剥離動作によって同時に開放することが出来るの
で、好ましい。
【0008】本考案の脱臭剤容器に使用される非通気性
シートの材質は、特に限定されないが、アルミニウム箔
にポリエチレンフィルムが積層されたアルミラミネート
フィルムが好適に使用される。非通気性シートの色は、
特に限定されないが、その存在が目立つように、蓋体も
しくは本体とは異なる色に着色されるのが好ましい。
又、舌片の露出部分に、使用前に必ず非通気性シートを
剥離するよう指示する文章を印刷してもよい。
【0009】非通気性シートで本体開口部を密閉する手
段は、特に限定されず、熱溶着、接着等の何れでもよ
い。
【0010】非通気性シートの舌片の大きさは、特に限
定されないが、小さすぎると剥離忘れ防止効果が不充分
となり、又、剥離時に摘み難いと共に、強度が不足して
本体開口部から非通気性シートを剥離し難く、逆に大き
すぎると材料の無駄が多くなって、材料費が増加するの
で、幅5〜20mm、外部への露出部分の長さを5〜30mm程
度とするのが好ましい。又、舌片の数は、1個に限られ
ず、複数であってもよい。
【0011】非通気性シートの舌片を外部に突出せしめ
る方法は、特に限定されず、蓋体と本体との嵌合を緩く
し、或いは蓋体を弾性に富む素材で成形してもよいが、
蓋体の下端に切欠部を設け、該切欠部から舌片を外部に
突出させるようにするのが、剥離の完了の有無を、事後
に開蓋しなくとも、容易に確認出来るので、好ましい。
【0012】
【作用】本考案の脱臭剤容器は、以上述べた通り、本体
の開口部を密閉する非通気性シートの舌片が、本体と蓋
体との嵌合部から外部に突出されているから、閉蓋状態
でも、本体の開口部が非通気性シートにより密閉されて
いることが容易に視認出来、消費者に対して、非通気性
シートの剥離を要することに注意を喚起出来る。又、使
用に際して、舌片を摘んで非通気性シートを剥離するこ
とが出来る。
【0013】
【実施例】次に、本考案の脱臭剤容器を図面の実施例を
参照して更に説明する。図1は本考案の実施例を示す斜
視図、図2はその分解斜視図である。これらの図におい
て、1は脱臭剤容器の透明合成樹脂製角箱状本体であ
り、平面視略コ字状のゲル状脱臭剤G用収容室11の中
央に、隔壁13により分離され、底面に通気孔が穿設さ
れた、浅箱状の固形脱臭剤D用収容室12が、同一面に
開口するようにして隣接して一体に設けられている。
【0014】2は複数の通気孔21が並設された白色合成
樹脂製蓋体であって、短手方向の下端中央には、僅かな
切欠部22が設けられている。
【0015】3は、本体1の固形脱臭剤用収容室12の下
方の凹陥部14を隠蔽する為に、本体1に嵌着するよう設
けられた白色合成樹脂製被覆体であって、凹陥部14前面
には通気孔31、固形脱臭剤用収容室12前面には、固形脱
臭剤Dの存在を視認出来る楕円形の覗き窓32が穿設され
ている。
【0016】4はアルミラミネートフィルムからなる非
通気性シートであって、短手方向の中央には、舌片41が
突設されており、ゲル状脱臭剤Gと固形脱臭剤Dとを、
本体1の夫々の収容室11及び12に注入した後、本体1の
開口部15に溶着されて気密に閉塞し、本体1に嵌合され
た蓋体2の切欠部22から舌片41の先端が外方に突出され
ている。
【0017】使用に際しては、一旦蓋体2を本体1から
分離し、非通気性シート4の舌片41を指先で摘んで上方
に引上げて、非通気性シート4を本体1の開口部15から
剥離、除去した後、蓋体2を本体1に再嵌合して、冷蔵
庫内等の使用場所に載置する。
【0018】
【考案の効果】本考案の脱臭剤容器は、叙上の通り構成
されているので、閉蓋状態であっても、本体開口部が非
通気性シートにより密閉されていることを視認出来、消
費者に使用前に非通気性シートを剥離することを忘れな
いように警告することが出来る。又、使用に際して、舌
片を摘んで非通気性シートを剥離することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 4 非通気性シート 15 (本体の)開口部 41 舌片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な本体と蓋体とからな
    り、本体内には脱臭剤が収容され、蓋体は通気能を有
    し、本体の開口部を密閉する非通気性シートの舌片が、
    本体と蓋体との嵌合部から外部に突出されていることを
    特徴とする脱臭剤容器。
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