JP2566172Y2 - 装飾付部材 - Google Patents

装飾付部材

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JP2566172Y2
JP2566172Y2 JP1992001330U JP133092U JP2566172Y2 JP 2566172 Y2 JP2566172 Y2 JP 2566172Y2 JP 1992001330 U JP1992001330 U JP 1992001330U JP 133092 U JP133092 U JP 133092U JP 2566172 Y2 JP2566172 Y2 JP 2566172Y2
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下 治 男 浜
下 清 胤 山
下 満 雄 坂
田 勇 治 郷
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、装飾用面を備えた装
飾付部材に係わり、とくに、装飾用面に明るい部分と暗
い部分を形成して実際以上の立体感をもたせるようにし
た装飾付部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したような装飾付部材として
は、例えば、門扉の扉体を構成する上,下框として用い
られるものがある。
【0003】この装飾付部材は、アルミニウム形材に陽
極酸化処理等の表面処理を施して光沢を放つようにした
もので、装飾用面はその上下方向の中央を頂点にして外
側に張り出すように形成してある。そして、この装飾付
部材は、装飾用面を道路側に位置させて上,下框として
扉体に組み込むことにより、装飾面の上半分側の光沢を
際立たせると共に下半分側に陰影を出して、扉体を見る
人に実際以上の奥行がある印象を与えるようにしてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の装飾
付部材にあっては、例えば、装飾付部材が、上記したよ
うに門扉の扉体を構成する框として用いられるものであ
る場合、表面処理の効果を引き出して扉体を見る人によ
り一層の奥行感を与えようとするためには、この装飾付
部材の装飾用面の張り出し量を大きくすることが要求さ
れるが、このような装飾用面の張り出し量を大きくした
装飾付部材は、框として扉体に組み込む際の寸法上の制
約により、採用できないことがある。したがって、装飾
付部材の装飾用面の張り出し量は、扉体に框として組み
込むことができる程度に制限されることが多いので、扉
体を見る人に実際以上の奥行きのあるイメージを十分に
与えることができないという問題があり、この問題を解
決することが従来の課題であった。
【0005】
【考案の目的】この考案は、上記した従来の課題に着目
してなされたもので、例えば、門扉の扉体を構成する框
として用いた場合に、扉体に対して何ら支障なく組み込
むことができるうえ、扉体全体に実際以上の奥行感をも
たせることが可能である装飾付部材を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係わる装飾付
部材は、装飾用面を備え、装飾用面上に設定した基準線
の両側に、断面が山形をなす複数の長い突条を互いに平
行でかつ互いに隣接させて設け、複数の長い突条の基準
線側を向く各内向き面の巾寸法と基準線から離れる側を
向く各外向き面の巾寸法とをそれぞれ異なる巾寸法に設
し、装飾用面を基準線で折曲させた構成としたことを
特徴としており、このような装飾付部材の構成を前述し
た従来の課題を解決するための手段としている。
【0007】
【0008】この考案に係わる装飾付部材には、アルミ
ニウム等の金属が用いられるほか、樹脂を用いることも
可能である。
【0009】また、この装飾付部材としてアルミニウム
を採用する場合、ショットブラスト処理およびエッチン
グ処理を前工程として行ったのち、陽極酸化処理,めっ
き処理等の表面処理や水圧転写等の表面装飾を行うこと
が望ましい。
【0010】
【考案の作用】この考案に係わる装飾付部材では、例え
、装飾付部材が装飾用面を基準線で折曲させて全体と
して断面略く字状とした装飾付部材である場合におい
て、基準線をほぼ水平にした状態でかつ折曲する装飾用
面の上側部分と鉛直線とがなす角度および下側部分と鉛
直線とがなす角度がほぼ等しくなるようにして立てる
と、装飾用面の上側部分における複数の長い突条の各外
向き面および装飾用面の下側部分における複数の長い突
条の各内向き面にそれぞれ光が直接当たるので、これら
の面は明るい面となる。また、装飾用面の上側部分にお
ける複数の長い突条の各内向き面および装飾用面の下側
部分における複数の長い突条の各外向き面には光が直接
当たらないので、これらの面は暗い面となる。
【0011】このとき、長い突条を構成する内向き面の
巾寸法と外向き面の巾寸法とは異なる巾寸法に設定して
あるので、例えば、内向き面の巾寸法が外向き面の巾寸
法よりも小さく設定してある場合には、巾寸法の大きい
外向き面に光が直接当たる装飾用面の上側部分が全体的
に明るくなり、巾寸法の小さい内向き面に光が直接当た
る装飾用面の下側部分が全体的に暗くなる。つまり、基
準線の上下において明暗の差が顕著になって、この装飾
用面に奥行感がかもし出されることとなり、加えて、装
飾用面を基準線で折曲させているので、基準線の上下に
おいて明暗の差がさらに顕著になることから、より一層
の立体感が得られることとなる
【0012】したがって、この装飾付部材を例えば、門
扉の扉体を構成する上,下框として用いた場合には、装
飾用面を道路側に位置させると、この装飾用面に出現す
る光沢と陰影により、扉体全体の奥行感が増すこととな
る。
【0013】また、この装飾付部材は、扉体への組み込
みに際して、寸法上の問題を一切有していないので、扉
体に対する框としての組み込みは何ら支障なく行われ
る。
【0014】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0015】実施例1 図1ないし図4はこの考案に係わる装飾付部材の第1実
施例を示し、この実施例では、この考案に係わる装飾付
部材を門扉の扉体の上,下框として用いた場合を例示す
る。
【0016】図4に示す門扉の扉体1は、上框2,下框
3および左右竪框(図4では一方のみ示す)4から構成
されている。
【0017】扉体1の上,下框2,3は、いずれも図1
に部分的に示すアルミニウム形材を素材とする装飾付部
材10よりなっており、この装飾付部材10は、アルミ
ニウム形材にめっき処理や陽極酸化処理等の表面処理を
施して光沢を放つようにしてある。この場合、装飾付部
材10の装飾用面11(図1左側の面)は全体として断
面略く字状をなすように僅かに折り曲げ形成してあり、
この装飾用面11の折り曲げ部に沿って設定した基準線
L(図1では◎印で示す)の上下側には、図2にも示す
ように、複数の長い突条12が互いに平行でかつ互いに
隣接して設けてある。
【0018】前記突条12は、この実施例において、断
面が先の尖った山形をなすものとしてあり、前記基準線
Lの上側の突条12と基準線Lの下側の突条12とはそ
の断面が互いに対称をなしている。
【0019】そして、この実施例では突条12を構成す
る基準線L側を向く内向き面12aの巾寸法Waは、同
じく突条12を構成する基準線Lから離れる側を向く外
向き面12bの巾寸法Wbよりも小さく設定してあり、
このアルミニウム形材10は、前記複数の突条12を設
けた装飾用面11を道路側(図4左側)に向けて、上,
下框2,3として扉体1に組み込んである。
【0020】そこで、図4に示すように、道路側に設定
した視点EP(例えば、地面Eから約1.4m,扉体1
から水平距離約3mの点)から扉体1の上框2を見る
と、この上框2を形成する装飾付部材10の装飾用面1
1において、図2に示すように、基準線Lの上側に位置
する複数の突条12では、巾寸法Wbを大きくした各外
向き面12bが明るく見え、基準線Lの下側に位置する
複数の突条12では、巾寸法Waを小さくした内向き面
12aが明るく見える。つまり、装飾付部材10に施さ
れた表面処理の効果も相まって、装飾用面11の明るい
部分の多い基準線Lの上側は光沢を放って全体的に明る
く見え、明るい部分の少ない基準線Lの下側は陰影が出
て全体的に暗く見えるので、この装飾用部材10からは
奥行き感が得られることとなる。
【0021】また、同じく視点EPから下框3を形成す
る装飾付部材10を俯角約25°で見おろすと、この装
飾付部材10の装飾用面11において、図3に示すよう
に、基準線Lの上側に位置する複数の突条12では、巾
寸法Wbの大きい外向き面12bが明るく見え、基準線
Lの下側に位置する複数の突条12では、巾寸法Waの
小さい内向き面12aが明るく見える。つまり、この場
合も上記した上框2を形成する装飾付部材10を見る場
合と同様に、下框3を形成する装飾付部材10に施され
た表面処理の効果も相まって、装飾用面11の明るい部
分の多い基準線Lの上側は光沢を帯びて全体的に明るく
見え、明るい部分の少ない基準線Lの下側は陰影がでて
全体的に暗く見える。さらに、この場合は、下框3を形
成する装飾付部材10の装飾用面11が断面略く字状に
折り曲げてあるのに加えて、この装飾付部材10を見お
ろしている関係上、基準線Lの上側では明るい部分がよ
り多くなって、装飾用面11の基準線Lの上下側におけ
る明暗の差が一層顕著になることから、装飾用面11の
基準線Lの部分が、図1に仮想線で示すように、実際以
上に張り出したように見えるため、この装飾付部材10
からは、より一層の立体感が得られることとなり、扉体
1全体からは実際以上の奥行感が得られることとなる。
【0022】そして、上,下框2,3を形成する装飾付
部材10の装飾用面11は、基準線Lを頂点にして僅か
に折り曲げてあるだけなので、この装飾付部材10を
上,下框2,3として扉体1に組み込むに際して、何ら
支障を来たすことはない。
【0023】実施例2 図5はこの考案に係わる装飾付部材の第2実施例を示し
ており、この実施例の装飾付部材20が第1実施例の装
飾付部材10と異なるところは、装飾用面21に設けた
断面が山形をなす複数の長い突条22の各先端部分を湾
曲状とした点にあり、他の構成は第1実施例の装飾付部
材10と同じである。
【0024】この装飾付部材20においても、装飾用面
21の基準線Lの上側に位置する複数の突条22では、
巾寸法Wbを大きくした各外向き面22bが明るく見
え、基準線Lの下側に位置する複数の突条22では、巾
寸法Waを小さくした各内向き面22aが明るく見え
る。つまり、装飾付部材20に施された表面処理による
光沢も相まって、装飾用面21の明るい部分の多い基準
線Lの上側はより一層の光沢を放って全体的に明るく見
え、明るい部分の少ない基準線Lの下側は陰影が出て全
体的に暗く見えることから、基準線Lで折曲させてある
装飾用面21の折り曲げ部分が、図5に仮想線で示すよ
うに、実際以上に張り出したように見えるため、この装
飾付部材20からは、実際以上の奥行感が得られること
となる。
【0025】また、第1実施例の装飾付部材10と同様
に、この装飾付部材20は上,下框2,3として扉体1
に支障なく組み込むことができる。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】上記した各実施例では、この考案に係わる
装飾付部材が、門扉の扉体1の上,下框2,3を形成す
るものである場合を例示したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、この考案を樹脂よりなる装飾パネル
などに適用することも可能である。
【0041】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係わる
装飾付部材では、例えば、門扉の扉体を構成する上,下
框として用いた場合において、長い突条を構成する内向
き面の巾寸法と外向き面の巾寸法とを異なる巾寸法に設
定しているので、基準線の上下における明暗の差を顕著
なものとすることができ、加えて、装飾用面を基準線で
折曲させているので、装飾用面が平坦状をなす場合と比
較してより一層の立体感を得ることができ、その結果、
体への組み込みが支障なく行えるにもかかわらず、框
に際立った立体感をもたせて、扉体全体に実際以上の奥
行感を保持させることができるという極めて優れた効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる装飾付部材の第1実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図2】図1に示した装飾付部材の装飾用面を水平方向
から見た際の部分正面図である。
【図3】図1に示した装飾付部材の装飾用面を斜め上方
から見た際の部分正面図である。
【図4】図1の装飾付部材を上,下框として組み込んだ
扉体およびこの扉体と視点との位置関係を示す側面方向
からの断面図である。
【図5】この考案に係わる装飾付部材の第2実施例を示
す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
0,20 装飾付部材 11,21 装飾用面 12,22 突条 12a,22a 内向き面 12b,22b 外向き面 L 基準線 Wa 内向き面の巾寸法 Wb 外向き面の巾寸法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 郷 田 勇 治 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニ ウム工業株式会社 (56)参考文献 実開 昭59−153296(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾用面を備え、装飾用面上に設定した
    基準線の両側に、断面が山形をなす複数の長い突条を互
    いに平行でかつ互いに隣接させて設け、複数の長い突条
    の基準線側を向く各内向き面の巾寸法と基準線から離れ
    る側を向く各外向き面の巾寸法とをそれぞれ異なる巾寸
    法に設定し、装飾用面を基準線で折曲させたことを特徴
    とする装飾付部材。
JP1992001330U 1992-01-17 1992-01-17 装飾付部材 Expired - Lifetime JP2566172Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2013118721A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 IRII Yoshinao 照明システム
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59153296U (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 株式会社東海理化電機製作所 装飾板

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