JPH0557283U - 装飾付部材 - Google Patents

装飾付部材

Info

Publication number
JPH0557283U
JPH0557283U JP133092U JP133092U JPH0557283U JP H0557283 U JPH0557283 U JP H0557283U JP 133092 U JP133092 U JP 133092U JP 133092 U JP133092 U JP 133092U JP H0557283 U JPH0557283 U JP H0557283U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative member
decorative
reference line
width dimension
door body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP133092U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2566172Y2 (ja
Inventor
下 治 男 浜
下 清 胤 山
下 満 雄 坂
田 勇 治 郷
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三協アルミニウム工業株式会社 filed Critical 三協アルミニウム工業株式会社
Priority to JP1992001330U priority Critical patent/JP2566172Y2/ja
Publication of JPH0557283U publication Critical patent/JPH0557283U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2566172Y2 publication Critical patent/JP2566172Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gates (AREA)
  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】門扉の扉体の上,下框として用いた際に、扉体
へ支障なく組み込むことが可能であるうえ、扉体全体に
奥行感をもたせることができる装飾付部材を提供する。 【構成】装飾用面11上に設定した基準線Lの両側に、
断面が山形をなす複数の長い突条12を平行でかつ隣接
させて設け、突条12の基準線L側を向く内向き面の巾
寸法Waと基準線Lから離れる側を向く外向き面の巾寸
法Wbとを異なった巾寸法に設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、装飾用面を備えた装飾付部材に係わり、とくに、装飾用面に明る い部分と暗い部分を形成して実際以上の立体感をもたせるようにした装飾付部材 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記したような装飾付部材としては、例えば、門扉の扉体を構成する上 ,下框として用いられるものがある。
【0003】 この装飾付部材は、アルミニウム形材に陽極酸化処理等の表面処理を施して光 沢を放つようにしたもので、装飾用面はその上下方向の中央を頂点にして外側に 張り出すように形成してある。そして、この装飾付部材は、装飾用面を道路側に 位置させて上,下框として扉体に組み込むことにより、装飾面の上半分側の光沢 を際立たせると共に下半分側に陰影を出して、扉体を見る人に実際以上の奥行が ある印象を与えるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の装飾付部材にあっては、例えば、装飾付部材が、上記したよ うに門扉の扉体を構成する框として用いられるものである場合、表面処理の効果 を引き出して扉体を見る人により一層の奥行感を与えようとするためには、この 装飾付部材の装飾用面の張り出し量を大きくすることが要求されるが、このよう な装飾用面の張り出し量を大きくした装飾付部材は、框として扉体に組み込む際 の寸法上の制約により、採用できないことがある。したがって、装飾付部材の装 飾用面の張り出し量は、扉体に框として組み込むことができる程度に制限される ことが多いので、扉体を見る人に実際以上の奥行きのあるイメージを十分に与え ることができないという問題があり、この問題を解決することが従来の課題であ った。
【0005】
【考案の目的】
この考案は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、例えば、門扉の 扉体を構成する框として用いた場合に、扉体に対して何ら支障なく組み込むこと ができるうえ、扉体全体に実際以上の奥行感をもたせることが可能である装飾付 部材を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる装飾付部材は、装飾用面を備え、前記装飾用面上に設定した 基準線の両側に、断面が山形をなす複数の突条を互いに平行でかつ互いに連続さ せて各々設け、前記複数の突条の前記基準線側を向く各内向き面の巾寸法と前記 基準線から離れる側を向く各外向き面の巾寸法とをそれぞれ異なる巾寸法に設定 した構成としたことを特徴としており、このような装飾部材の構成を前述した従 来の課題を解決するための手段としている。
【0007】 そして、一実施態様としては、装飾用面を基準線で折曲させた構成としている 。また、他の実施態様として、装飾用面を平坦状とした構成としている。
【0008】 この考案に係わる装飾付部材には、アルミニウム等の金属が用いられるほか、 樹脂を用いることも可能である。
【0009】 また、この装飾付部材としてアルミニウムを採用する場合、ショットブラスト 処理およびエッチング処理を前工程として行ったのち、陽極酸化処理,めっき処 理等の表面処理や水圧転写等の表面装飾を行うことが望ましい。
【0010】
【考案の作用】
この考案に係わる装飾付部材では、例えば、基準線がほぼ水平になるようにし て装飾用面を垂直にすると、基準線の上側に位置する複数の突条の各外向き面お よび基準線の下側に位置する複数の突条の各内向き面にそれぞれ光が直接当たる ので、これらの面は明るい面となる。また、基準線の上側に位置する複数の突条 の各内向き面および基準線の下側に位置する複数の突条の各外向き面には光が直 接当たらないので、これらの面は暗い面となる。
【0011】 このとき、突条を構成する内向き面の巾寸法と外向き面の巾寸法とは異なる巾 寸法に設定してあるので、例えば、内向き面の巾寸法が外向き面の巾寸法よりも 小さく設定してある場合には、巾寸法の大きい外向き面に光が直接当たる装飾用 面の基準線の上側が全体的に明るくなり、巾寸法の小さい内向き面に光が直接当 たる基準線の下側が全体的に暗くなる。つまり、基準線の上下において明暗の差 が顕著になり、この装飾用面に奥行感がかもし出されることとなる。
【0012】 したがって、この装飾付部材を例えば、門扉の扉体を構成する上,下框として 用いた場合には、装飾用面を道路側に位置させると、この装飾用面に出現する光 沢と陰影により、扉体全体の奥行感が増すこととなる。
【0013】 また、この装飾付部材は、扉体への組み込みに際して、寸法上の問題を一切有 していないので、扉体に対する框としての組み込みは何ら支障なく行われる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
【0015】 実施例1 図1ないし図4はこの考案に係わる装飾付部材の第1実施例を示し、この実施 例では、この考案に係わる装飾付部材を門扉の扉体の上,下框として用いた場合 を例示する。
【0016】 図4に示す門扉の扉体1は、上框2,下框3および左右竪框(図4では一方の み示す)4から構成されている。
【0017】 扉体1の上,下框2,3は、いずれも図1に部分的に示すアルミニウム形材を 素材とする装飾付部材10よりなっており、この装飾付部材10は、アルミニウ ム形材にめっき処理や陽極酸化処理等の表面処理を施して光沢を放つようにして ある。この場合、装飾付部材10の装飾用面11(図1左側の面)は全体として 断面略く字状をなすように僅かに折り曲げ形成してあり、この装飾用面11の折 り曲げ部に沿って設定した基準線L(図1では◎印で示す)の上下側には、図2 にも示すように、複数の突条12が互いに平行でかつ互いに連続して各々設けて ある。
【0018】 前記突条12は、この実施例において、断面が先の尖った山形をなすものとし てあり、前記基準線Lの上側の突条12と基準線Lの下側の突条12とはその断 面が互いに対称をなしている。
【0019】 そして、この実施例では突条12を構成する基準線L側を向く内向き面12a の巾寸法Waは、同じく突条12を構成する基準線Lから離れる側を向く外向き 面12bの巾寸法Wbよりも小さく設定してあり、このアルミニウム形材10は 、前記複数の突条12を設けた装飾用面11を道路側(図4左側)に向けて、上 ,下框2,3として扉体1に組み込んである。
【0020】 そこで、図4に示すように、道路側に設定した視点EP(例えば、地面Eから 約1.4m,扉体1から水平距離約3mの点)から扉体1の上框2を見ると、こ の上框2を形成する装飾付部材10の装飾用面11において、図2に示すように 、基準線Lの上側に位置する複数の突条12では、巾寸法Wbを大きくした各外 向き面12bが明るく見え、基準線Lの下側に位置する複数の突条12では、巾 寸法Waを小さくした内向き面12aが明るく見える。つまり、装飾付部材10 に施された表面処理の効果も相まって、装飾用面11の明るい部分の多い基準線 Lの上側は光沢を放って全体的に明るく見え、明るい部分の少ない基準線Lの下 側は陰影が出て全体的に暗く見えるので、この装飾用部材10からは奥行き感が 得られることとなる。
【0021】 また、同じく視点EPから下框3を形成する装飾付部材10を俯角約25°で 見おろすと、この装飾付部材10の装飾用面11において、図3に示すように、 基準線Lの上側に位置する複数の突条12では、巾寸法Wbの大きい外向き面1 2bが明るく見え、基準線Lの下側に位置する複数の突条12では、巾寸法Wa の小さい内向き面12aが明るく見える。つまり、この場合も上記した上框2を 形成する装飾付部材10を見る場合と同様に、下框3を形成する装飾付部材10 に施された表面処理の効果も相まって、装飾用面11の明るい部分の多い基準線 Lの上側は光沢を帯びて全体的に明るく見え、明るい部分の少ない基準線Lの下 側は陰影がでて全体的に暗く見える。さらに、この場合は、下框3を形成する装 飾付部材10の装飾用面11が断面略く字状に折り曲げてあるのに加えて、この 装飾付部材10を見おろしている関係上、基準線Lの上側では明るい部分がより 多くなって、装飾用面11の基準線Lの上下側における明暗の差が一層顕著にな ることから、装飾用面11の基準線Lの部分が、図1に仮想線で示すように、実 際以上に張り出したように見えるため、この装飾付部材10からは、より一層の 立体感が得られることとなり、扉体1全体からは実際以上の奥行感が得られるこ ととなる。
【0022】 そして、上,下框2,3を形成する装飾付部材10の装飾用面11は、基準線 Lを頂点にして僅かに折り曲げてあるだけなので、この装飾付部材10を上,下 框2,3として扉体1に組み込むに際して、何ら支障を来たすことはない。
【0023】 実施例2 図5はこの考案に係わる装飾付部材の第2実施例を示しており、この実施例の 装飾付部材20が第1実施例の装飾付部材10と異なるところは、装飾用面21 に設けた断面が山形をなす複数の突条22の各先端部分を湾曲状とした点にあり 、他の構成は第1実施例の装飾付部材10と同じである。
【0024】 この装飾付部材20においても、装飾用面21の基準線Lの上側に位置する複 数の突条22では、巾寸法Wbを大きくした各外向き面22bが明るく見え、基 準線Lの下側に位置する複数の突条22では、巾寸法Waを小さくした各内向き 面22aが明るく見える。つまり、装飾付部材20に施された表面処理による光 沢も相まって、装飾用面21の明るい部分の多い基準線Lの上側はより一層の光 沢を放って全体的に明るく見え、明るい部分の少ない基準線Lの下側は陰影が出 て全体的に暗く見えることから、基準線Lで折曲させてある装飾用面21の折り 曲げ部分が、図5に仮想線で示すように、実際以上に張り出したように見えるた め、この装飾付部材20からは、実際以上の奥行感が得られることとなる。
【0025】 また、第1実施例の装飾付部材10と同様に、この装飾付部材20は上,下框 2,3として扉体1に支障なく組み込むことができる。
【0026】 実施例3 図6はこの考案に係わる装飾付部材の第3実施例を示しており、この実施例の 装飾付部材30が第1実施例の装飾付部材10と相異するところは、断面が先の 尖った山形をなす突条32を設けた装飾用面32を全体として平坦状とした点に あり、他の構成は第1実施例の装飾付部材10と同じである。
【0027】 この装飾付部材30にあっても、装飾用面31の基準線Lの上側に位置する複 数の突条32では、巾寸法Wbを大きくした各外向き面32bが明るく見え、基 準線Lの下側に位置する複数の突条32では、巾寸法Waを小さくした各内向き 面32aが明るく見える。したがって、装飾付部材30に施してある表面処理の 効果も手伝って、装飾用面31の明るい部分の多い基準線Lの上側は光沢を放っ て全体的に明るく見え、明るい部分の少ない基準線Lの下側は陰影が出て全体的 に暗く見えることから、この装飾付部材30のように、装飾用面32を全体とし て平坦状とした場合であっても、図6に仮想線で示すように、装飾用面32の基 準線Lの部分が張り出したように見えるため、この装飾付部材30からは、実際 にはない奥行感が得られることとなるうえ、この装飾付部材30を上,下框2, 3として組み込む際には、支障が生じることは全くない。
【0028】 実施例4 図7はこの考案に係わる装飾付部材の第4実施例を示すもので、図6の第3実 施例による装飾付部材30の変形例を示している。
【0029】 この実施例による装飾付部材40が第3実施例による装飾付部材30と異なる 点は、装飾用面41に設けた複数の断面が山形をなす突条42の各内向き面42 aをいずれも略水平面としたところにあり、他の構成は第3実施例の装飾付部材 30と同じである。
【0030】 したがって、このような構成の装飾付部材40では、装飾用面41の基準線L の上側において、光が反射して明るく輝く巾寸法Wbの大きな外向き面42bの みが見えるのに対して、基準線Lの下側では、明るい部分がほとんど見えないこ とになる。つまり、装飾用面41の基準線Lの上下側における明暗の差が極めて 顕著となり、図7に仮想線で示すように、装飾用面41の基準線Lの部分が大き く張り出したように見えることから、この装飾付部材40では、実際にはない奥 行感をより強調して表現することができる。
【0031】 また、この装飾付部材40にあっても、上,下框2,3として扉体1に組み込 む際には、何ら支障なく組み込むことが可能である。
【0032】 実施例5 図8はこの考案に係わる装飾付部材の第5実施例を示すもので、この場合も図 6の第3実施例による装飾付部材30の変形例を示している。
【0033】 この実施例による装飾付部材50が第3実施例による装飾付部材30と相違す るところは、装飾用面51に設けた複数の突条52の各内向き面52aを凸状の 湾曲面として形成すると共に、突条52の各外向き面52bを同じく凸状の湾曲 面として形成した点にあり、他の構成は第3実施例の装飾付部材30と同じであ る。
【0034】 この装飾付部材50においても、装飾用面51の基準線Lの上側に位置する複 数の突条52では、巾寸法Wbを大きくした湾曲状の各外向き面52bが明るく 見え、基準線Lの下側に位置する複数の突条52では、巾寸法Waを小さくした 湾曲状の各内向き面52aが明るく見える。つまり、装飾付部材50に施してあ る表面処理の効果も相まって、装飾用面51の明るい部分の多い基準線Lの上側 は光沢を放って全体的に明るく見え、明るい部分の少ない基準線Lの下側は陰影 が出て全体的に暗く見える。さらに、突条52の内向き面52aおよび外向き面 52bがいずれも凸状の湾曲面としてあることから、装飾用面51を全体として 平坦状とした場合であっても、図8に仮想線で示すように、装飾用面51の全体 が大きく湾曲状に張り出したように見えるため、この装飾付部材50からは、実 際にはないソフトな奥行感が得られることとなる。
【0035】 また、この装飾付部材50の上,下框2,3としての扉体1への組み込みは問 題なく行われることとなる。
【0036】 実施例6 図9はこの考案に係わる装飾付部材の第6実施例を示すもので、図6の第3実 施例による装飾付部材30の変形例を示している。
【0037】 この実施例に係わる装飾付部材60が第3実施例による装飾付部材30と異な る点は、装飾用面61に設けた複数の突条62の各内向き面62aを凹状の湾曲 面として形成すると共に、突条62の各外向き面62bをいずれも略水平面とし 、内向き面62aの巾寸法Waを外向き面62bの巾寸法Wbよりも大きく設定 したところにあり、他の構成は第3実施例の装飾付部材30と同じである。
【0038】 したがって、このような構成の装飾付部材60では、装飾用面61の基準線L の上側において、明るい部分がほとんど見えないのに対して、基準線Lの下側で は、光が反射して輝く巾寸法Waの大きな内向き面62aのみが見えることにな る。つまり、装飾用面61の基準線Lの上側はほとんど暗く見え、基準線Lの下 側は非常に明るく見えるため、基準線Lの上下側での明暗の差が顕著になり、図 9に仮想線で示すように、装飾用面61の全体が湾曲状に凹んだように見えるこ とから、この装飾付部材60においても、実際にはない奥行感を表現することが できる。
【0039】 また、この装飾付部材60では、上,下框2,3として扉体1に組み込む際に 、寸法上の問題となるようなことは全く生じない。
【0040】 上記した各実施例では、この考案に係わる装飾付部材が、門扉の扉体1の上, 下框2,3を形成するものである場合を例示したが、これに限定されるものでは なく、例えば、この考案を樹脂よりなる装飾パネルなどに適用することも可能で ある。
【0041】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わる装飾付部材では上記した構成とし てあるので、例えば、門扉の扉体を構成する上,下框として用いた場合には、扉 体への組み込みが支障なく行えるにもかかわらず、框に立体感をもたせて、扉体 全体に実際以上の奥行感を保持させることができるという極めて優れた効果がも たらされる。
【提出日】平成4年9月30日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる装飾付部材は、装飾用面を備え、前記装飾用面上に設定した 基準線の両側に、断面が山形をなす複数の長い突条を互いに平行でかつ互いに隣 接させて設け、前記複数の長い突条の前記基準線側を向く各内向き面の巾寸法と 前記基準線から離れる側を向く各外向き面の巾寸法とをそれぞれ異なる巾寸法に 設定した構成としたことを特徴としており、このような装飾部材の構成を前述し た従来の課題を解決するための手段としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【考案の作用】
この考案に係わる装飾付部材では、例えば、基準線がほぼ水平になるようにし て装飾用面を垂直にすると、基準線の上側に位置する複数の長い突条の各外向き 面および基準線の下側に位置する複数の長い突条の各内向き面にそれぞれ光が直 接当たるので、これらの面は明るい面となる。また、基準線の上側に位置する複 数の長い突条の各内向き面および基準線の下側に位置する複数の長い突条の各外 向き面には光が直接当たらないので、これらの面は暗い面となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 このとき、長い突条を構成する内向き面の巾寸法と外向き面の巾寸法とは異な る巾寸法に設定してあるので、例えば、内向き面の巾寸法が外向き面の巾寸法よ りも小さく設定してある場合には、巾寸法の大きい外向き面に光が直接当たる装 飾用面の基準線の上側が全体的に明るくなり、巾寸法の小さい内向き面に光が直 接当たる基準線の下側が全体的に暗くなる。つまり、基準線の上下において明暗 の差が顕著になり、この装飾用面に奥行感がかもし出されることとなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 扉体1の上,下框2,3は、いずれも図1に部分的に示すアルミニウム形材を 素材とする装飾付部材10よりなっており、この装飾付部材10は、アルミニウ ム形材にめっき処理や陽極酸化処理等の表面処理を施して光沢を放つようにして ある。この場合、装飾付部材10の装飾用面11(図1左側の面)は全体として 断面略く字状をなすように僅かに折り曲げ形成してあり、この装飾用面11の折 り曲げ部に沿って設定した基準線L(図1では◎印で示す)の上下側には、図2 にも示すように、複数の長い突条12が互いに平行でかつ互いに隣接して設けて ある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 実施例2 図5はこの考案に係わる装飾付部材の第2実施例を示しており、この実施例の 装飾付部材20が第1実施例の装飾付部材10と異なるところは、装飾用面21 に設けた断面が山形をなす複数の長い突条22の各先端部分を湾曲状とした点に あり、他の構成は第1実施例の装飾付部材10と同じである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 実施例3 図6はこの考案に係わる装飾付部材の第3実施例を示しており、この実施例の 装飾付部材30が第1実施例の装飾付部材10と相異するところは、断面が先の 尖った山形をなす長い突条32を設けた装飾用面32を全体として平坦状とした 点にあり、他の構成は第1実施例の装飾付部材10と同じである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 この実施例による装飾付部材40が第3実施例による装飾付部材30と異なる 点は、装飾用面41に設けた断面が山形をなす複数の長い突条42の各内向き面 42aをいずれも略水平面としたところにあり、他の構成は第3実施例の装飾付 部材30と同じである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 この実施例による装飾付部材50が第3実施例による装飾付部材30と相違す るところは、装飾用面51に設けた複数の長い突条52の各内向き面52aを凸 状の湾曲面として形成すると共に、突条52の各外向き面52bを同じく凸状の 湾曲面として形成した点にあり、他の構成は第3実施例の装飾付部材30と同じ である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】 この実施例に係わる装飾付部材60が第3実施例による装飾付部材30と異な る点は、装飾用面61に設けた複数の長い突条62の各内向き面62aを凹状の 湾曲面として形成すると共に、突条62の各外向き面62bをいずれも略水平面 とし、内向き面62aの巾寸法Waを外向き面62bの巾寸法Wbよりも大きく 設定したところにあり、他の構成は第3実施例の装飾付部材30と同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる装飾付部品の第1実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図2】図1に示した装飾付部材の装飾用面を水平方向
から見た際の部分正面図である。
【図3】図1に示した装飾付部材の装飾用面を斜め上方
から見た際の部分正面図である。
【図4】図1の装飾付部材を上,下框として組み込んだ
扉体およびこの扉体と視点との位置関係を示す側面方向
からの断面図である。
【図5】この考案に係わる装飾付部材の第2実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図6】この考案に係わる装飾付部材の第3実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図7】この考案に係わる装飾付部材の第4実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図8】この考案に係わる装飾付部材の第5実施例を示
す部分拡大断面図である。
【図9】この考案に係わる装飾付部材の第6実施例を示
す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 20 30 40 50 60 装飾付部材 11 21 31 41 51 61 装飾用面 12 22 32 42 52 62 突条 12a 22a 32a 42a 52a 62a 内
向き面 12b 22b 32b 42b 52b 62b 外
向き面 L 基準線 Wa 内向き面の巾寸法 Wb 外向き面の巾寸法
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 郷 田 勇 治 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾用面を備え、前記装飾用面上に設定
    した基準線の両側に、断面が山形をなす複数の突条を互
    いに平行でかつ互いに連続させて各々設け、前記複数の
    突条の前記基準線側を向く各内向き面の巾寸法と前記基
    準線から離れる側を向く各外向き面の巾寸法とをそれぞ
    れ異なる巾寸法に設定したことを特徴とする装飾付部
    材。
  2. 【請求項2】 装飾用面を基準線で折曲させた請求項1
    記載の装飾付部材。
  3. 【請求項3】 装飾用面を平坦状とした請求項1記載の
    装飾付部材。
JP1992001330U 1992-01-17 1992-01-17 装飾付部材 Expired - Lifetime JP2566172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001330U JP2566172Y2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 装飾付部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001330U JP2566172Y2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 装飾付部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0557283U true JPH0557283U (ja) 1993-07-30
JP2566172Y2 JP2566172Y2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=11498492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992001330U Expired - Lifetime JP2566172Y2 (ja) 1992-01-17 1992-01-17 装飾付部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2566172Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100491929B1 (ko) * 2000-10-18 2005-05-27 세이코 엡슨 가부시키가이샤 장식판과, 그 제조 방법 및 시계
WO2013118721A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 IRII Yoshinao 照明システム
JP2016164363A (ja) * 2015-02-26 2016-09-08 三協立山株式会社 パネル体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59153296U (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 株式会社東海理化電機製作所 装飾板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59153296U (ja) * 1983-03-31 1984-10-15 株式会社東海理化電機製作所 装飾板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100491929B1 (ko) * 2000-10-18 2005-05-27 세이코 엡슨 가부시키가이샤 장식판과, 그 제조 방법 및 시계
WO2013118721A1 (ja) * 2012-02-06 2013-08-15 IRII Yoshinao 照明システム
JP2016164363A (ja) * 2015-02-26 2016-09-08 三協立山株式会社 パネル体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2566172Y2 (ja) 1998-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USD944831S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD959448S1 (en) Display screen or portion thereof with graphical user interface
USD953363S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
AU6463896A (en) Image enhancement
US20080314441A1 (en) Structure With Profiled Surface for Variable Visual Effects
USD995551S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD958808S1 (en) Display screen or portion thereof with transitional graphical user interface
JPH0557283U (ja) 装飾付部材
USD999221S1 (en) Display screen or portion thereof with transitional graphical user interface
WO2016067912A1 (ja) バンド
USD987676S1 (en) Display screen or portion thereof with transitional graphical user interface
USD1026026S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
US4387125A (en) Door edge guard
EP1033683A3 (en) Image processing apparatus
USD997966S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD990490S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD984470S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD990486S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD982034S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
Kitaoka Apparent contraction of edge angles
USD945463S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
EP0812707A2 (en) Surface decoration having a 3-dimensional effect, and method of producing a surface decoration having a 3-dimensional effect, as well as utilization of a decoration having a 3-demensional effect
USD1020777S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
CN219257495U (zh) B柱以及车辆
USD975130S1 (en) Display screen or portion thereof with animated graphical user interface