JP2566108Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2566108Y2
JP2566108Y2 JP3302792U JP3302792U JP2566108Y2 JP 2566108 Y2 JP2566108 Y2 JP 2566108Y2 JP 3302792 U JP3302792 U JP 3302792U JP 3302792 U JP3302792 U JP 3302792U JP 2566108 Y2 JP2566108 Y2 JP 2566108Y2
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JP
Japan
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cap
container body
surface portion
groove
container
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JP3302792U
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JPH0584648U (ja
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森  茂樹
寛昌 岩下
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HOKKAICAN CO.,LTD.
Toppan Inc
Original Assignee
HOKKAICAN CO.,LTD.
Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャップを容器本体に
対して容易に着脱できるようにした容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、液体調味料などの内容物を納めた
手持できる大きさの容器においては、一般消費者側の使
用勝手を向上させるために数々の工夫がなされており、
その一つとして、キャップを捻ることによって容器本体
から外れるように、そしてキャップを被せる場合には容
器本体の上方からこのキャップを押し付けるだけで止ま
るようにするため、例えば実公昭62−4523号公報
に示されているように、容器本体の肩部四方に容器本体
の周方向に長い溝部を設け、この溝部に、キャップの四
方側壁の下端内面に設けた突起が係脱可能に係止するよ
うにしたものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の容器においてキャップを取り外す際にキャップ
を容器本体に対して捻じるようにして回転させると、溝
部から突起が横方向へ外れる過程においてキャップの側
壁下縁が容器本体の上部における四方の稜状部に乗り上
げるようになり、この側壁下縁が稜状部に案内されなが
ら上方に移動するため、キャップが外れるまでキャップ
の回転にある程度の抵抗が伴っていた。このため、キャ
ップの回転、取り外しに際して操作感の向上が求められ
ていた。
【0004】そこで本考案は上記した事情に鑑みて、キ
ャップの回転による取り外しと押し込みによる取り付け
が行えるようにした形式の容器において、キャップを捻
じる際、そのキャップの側縁下端が容器本体側に接触さ
せず、突起が溝部から外れる際の反発を利用して早期に
キャップが上方へ案内されるようにすることを課題と
し、キャップを外す際の操作感を向上させるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した課題を
考慮してなされたもので、容器本体1の上部2を平面略
八角形とし、かつ容器本体1の口部1aと容器本体1の
肩部との間を上下方向に略三段に区分して、最下段をキ
ャップ3が嵌合する嵌合部21、中段をキャップ案内部
22、最上段を容器本体1の口部1aに連なる連接面部
23とし、この嵌合部21とキャッブ案内部22と連接
面部23とが上方に向かい容器本体1の軸芯方向に順に
傾き、平面略八角形とした前記嵌合部21に、容器本体
1の肩部に連なる係合面部21aと、容器本体1の肩部
の隅部1dを横切る離脱面部21bとを設け、前記係合
面部21aを平面に対して急角度に立ち上がらせ、該係
合面部21aの傾斜角度よりも前記離脱面部21bを軸
芯方向に向けて傾斜させ、前記連接面部23を、離脱面
部21bの傾斜より緩傾斜にして傾け、前記係合面部2
1aに係合用の溝部4を設け、容器本体1の上部2に被
せるキャップ3の側壁18,19の内面を、前記係合面
部21aに当接する内のり面として、該側壁18,19
の内面下端に、前記溝部4に係脱可能に係止する突部5
を設け、前記係合面部21aの溝部4の左右両端41,
42が、前記離脱面部21bと前記係合面部21aとの
境界縁に近接し、離脱面部21bは、前記突起5の上昇
を妨げない外のりに形成されていることを特徴とする容
器を提供して、上記課題を解消するものである。
【0006】
【作用】本考案においては、まずキャップ3を容器本体
1の口部1aに被嵌させるには、キャップ3を上方から
容器本体1の上部2へ押し込めば良く、これによりキャ
ップ3の天井内面のインナーリング31が口部1aの中
栓に嵌合するとともに、キャップ3の側壁18,19の
内面下端に設けられた突起5がキャップ案内部22に案
内されながら最下段の嵌合部21へ達し、嵌合部21に
設けられた溝部4に係合し、キャップ3が被嵌される。
このキャップ3の被嵌操作においては、相対向する前記
突起5の内径寸法が相対向する前記キャップ案内部22
と嵌合部21同士の外径寸法よりも短く成形されている
ため、キャップの側壁18,19の下端は、前記突起5
が前記キャップ案内部22と嵌合部21の外面に圧接さ
れることにより弾性変形して外方へやや膨らみ降下し、
前記突起5が溝部4に差し掛かれば、キャップ3の側壁
の弾性復元力によって、前記突起5は前記溝部4に押し
込まれ、キャップ3は容器本体1の上部2に固定され
る。
【0007】そして、キャップ3を外して口部1aを開
放するには、キャップ3を容器本体1に対して捻じるよ
うに回転すれば良く、これによって、前記溝部4に押し
込まれて係止していた前記突起5は、前記溝部4の両端
縁から、前記側壁18,19の弾性復元力に抗しながら
この端縁を乗り越えて溝部4に接近している離脱面部2
1bに突入する。この離脱面部21bは、隣接する係合
面部21aよりも軸芯方向へ倒れているため、前記突起
5が前記端縁(溝部4)を乗り越えると、前記側壁1
8,19の弾性復元力が勝り、前記突起5は、前記離脱
面部21bの傾斜面に沿って上方へスライドし、これに
よってキャップ3は、自ずと上方へ押し上げられる力を
受け、キャップ3が外れることになる。
【0008】
【実施例】つきに本考案を図1から図5に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、容器本体
1の上部2は上方から見た状態が略八角形となるように
設けられている。容器本体1の口部1aと容器本体1の
肩部との間が上下方向に略三段に区分されていて、最下
段をキャップ3(弾性を有する合成樹脂により成形され
たもの)が嵌合する嵌合部21、中段をキャップ案内部
22、最上段を容器本体1の口部1aに連なる連接面部
23とし、嵌合部21とキャッブ案内部22と連接面部
23とが、上方に向かい容器本体1の軸芯方向に順に傾
く傾斜面として形成されている。
【0009】平面略八角形とした上記嵌合部21には、
容器本体1の肩部に連なる係合面部21aと、容器本体
1の肩部の隅部1dを横切る離脱面部21bとが設けら
れていて、前記係合面部21aを平面に対して急角度に
立ち上がらせ、さらに、この係合面部21aの傾斜角度
よりも前記離脱面部21bを軸芯方向に向けて傾斜さ
せ、前記口部1cに連なる連接面部23を、離脱面部2
1bの傾斜より緩傾斜にして傾けている。前記係合面部
21aそれぞれには係合用の溝部4が設けられていて、
その両端縁にはアールが付けられている。
【0010】容器本体1の上部2に被せるキャップ3の
側壁18,19は、その内面を、前記係合面部21aに
当接する内のり面とするとともに、前記側壁18,19
の隅部18a,19aを前記側壁1cの隅部1bに対応
する丸みを付けた角隅部として、前記離脱面部21bと
の間に間隙Sをおいて対面するように設けられている。
そして前記係合面部21aに当接する前記側壁18,1
9の内面下端に、前記溝部4に係脱可能に係止する突部
5が設けられている。
【0011】離脱面部21bは上述したように係合面部
21aに連接しているとともに、前記隅部1dに連なる
部分を頂点とする略逆三角形に形成され、かつ前記突起
5の上昇を妨げない外のりに形成されている。そして、
前記係合面部21aの溝部4の左右両端41,42が、
前記離脱面部21bと前記係合面部21aとの境界縁に
近接して形成されている。これによって、上述したよう
に、キャップ3を回転させたとき、突起5は、溝部4の
端縁から、キャップ3の側壁18,19の弾性復元力に
抗しながらこの端縁を乗り越え、溝部4に接近している
離脱面部21bに突入することになる。前記離脱面部2
1bが、隣接する係合面部21aよりも軸芯方向へ倒れ
ているため、突起5が前記端縁(溝部4)を乗り越える
と、前記側壁18,19の弾性復元力が勝って、突起5
が、前記離脱面部21bの傾斜面に沿って上方へスライ
ドし、これによってキャップ3は、自ずと上方へ押し上
げられる力を受けて外れることになる。
【0012】図5は第2の実施例を示すもので、この実
施例で示すように上記溝部4は傾斜角θが得られるごと
く斜めに形成してもよく(この溝部に対応するためキャ
ップの突起も斜めとなる)、溝部4の一方の端縁も、離
脱面部21bと係合面部21aとの境界縁に一致するが
ごとく近接させて形成してもよい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の容器は、
容器本体の上部を平面略八角形とし、かつ容器本体の口
部と容器本体の肩部との間を上下方向に略三段に区分し
て、最下段をキャップが嵌合する嵌合部、中段をキャッ
プ案内部、最上段を容器本体の口部に連なる連接面部と
し、この嵌合部とキャッブ案内部と連接面部とが上方に
向かい容器本体の軸芯方向に順に傾き、平面略八角形と
した前記嵌合部に、容器本体の肩部に連なる係合面部
と、容器本体の肩部の隅部を横切る離脱面部とを設け、
前記係合面部を平面に対して急角度に立ち上がらせ、該
係合面部の傾斜角度よりも前記離脱面部を軸芯方向に向
けて傾斜させ、前記連接面部を、離脱面部の傾斜より緩
傾斜にして傾け、前記係合面部に係合用の溝部を設け、
容器本体の上部に被せるキャップの側壁の内面を、前記
係合面部に当接する内のり面として、該側壁の内面下端
に、前記溝部に係脱可能に係止する突部を設け、前記係
合面部の溝部の左右両端が、前記離脱面部と前記係合面
部との境界縁に近接し、離脱面部は、前記突起の上昇を
妨げない外のりに形成されていることを特徴とするもの
である。これによって、キャップを外すに当たってこれ
を回転させると、キャップの突起が、近接する離脱面部
に落とし込まれる際に作用するキャップ側壁の弾性復元
力によってキャップが上方に逃げるように浮き上がるよ
うになり、従来におけるキャップの側壁内面が稜状部に
乗り上げて案内される動きより、迅速にキャップが上方
に移動し、しかも節度良く上方に移動するようになり、
キャップの抜脱、離脱操作が向上するようになるなど、
実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る容器の一実施例の容器本体の上部
を示す説明図である。
【図2】キャップを示す説明図である。
【図3】キャップの取付状態を示す説明図である。
【図4】容器本体の上部を上方から見た状態で示す説明
図である。
【図5】他の実施例を示す説明図であり、(A)は容器
本体の上部を上方から見た状態で示し、(B)は溝部を
示すものである。
【符号の説明】
1…容器本体 1a…口部 1c…側壁 1d…隅部 18,19…側壁 2…上部 21…嵌合部 21a…係合面部 21b…離脱面部 22…キャップ案内部 23…連接面部 3…キャップ 4…溝部 41,42…端縁 5…突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体1の上部2を平面略八角形とし、
    かつ容器本体1の口部1aと容器本体1の肩部との間を
    上下方向に略三段に区分して、最下段をキャップ3が嵌
    合する嵌合部21、中段をキャップ案内部22、最上段
    を容器本体1の口部1aに連なる連接面部23とし、 この嵌合部21とキャッブ案内部22と連接面部23と
    が上方に向かい容器本体1の軸芯方向に順に傾き、 平面略八角形とした前記嵌合部21に、容器本体1の肩
    部に連なる係合面部21aと、容器本体1の肩部の隅部
    1dを横切る離脱面部21bとを設け、 前記係合面部21aを平面に対して急角度に立ち上がら
    せ、該係合面部21aの傾斜角度よりも前記離脱面部2
    1bを軸芯方向に向けて傾斜させ、前記連接面部23
    を、離脱面部21bの傾斜より緩傾斜にして傾け、 前記係合面部21aに係合用の溝部4を設け、 容器本体1の上部2に被せるキャップ3の側壁18,1
    9の内面を、前記係合面部21aに当接する内のり面と
    して、該側壁18,19の内面下端に、前記溝部4に係
    脱可能に係止する突部5を設け、 前記係合面部21aの溝部4の左右両端41,42が、
    前記離脱面部21bと前記係合面部21aとの境界縁に
    近接し、 離脱面部21bは、前記突起5の上昇を妨げない外のり
    に形成されていることを特徴とする容器。
JP3302792U 1992-04-21 1992-04-21 容 器 Expired - Lifetime JP2566108Y2 (ja)

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JPH0584648U JPH0584648U (ja) 1993-11-16
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