JP2565949Y2 - 非円形加工ユニット - Google Patents

非円形加工ユニット

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JP2565949Y2
JP2565949Y2 JP2495592U JP2495592U JP2565949Y2 JP 2565949 Y2 JP2565949 Y2 JP 2565949Y2 JP 2495592 U JP2495592 U JP 2495592U JP 2495592 U JP2495592 U JP 2495592U JP 2565949 Y2 JP2565949 Y2 JP 2565949Y2
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JP
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movable
balance weight
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友喜 篠崎
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Okuma Corp
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Okuma Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は旋盤で非円形加工を行う
場合刃物台に設ける非円形加工ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は図4に示すように、公知のNC旋
盤による旋削にて非円形形状の加工物を加工する場合、
主軸2に設けたパルス発生器3より工作物1の回転に同
期させるための信号にもとづきX,Z軸制御可能な刃物
台4上の非円形加工ユニット5の駆動装置6をNC装置
より制御している。この非円形加工ユニットの工具を取
付けた可動体の位置がリニアスケール装置7によってN
C装置に出力されるものである。例えば図5のように刃
物台4上の切込送り方向に開口した四角状枠の本体11
に上下並びに左右を複数個のローラ3で隙間のないよう
に支承された可動体12の先端に工具Tが取付けられて
いる。
【0003】そしてこの可動体12は本体11に設けた
リニアモータ14の出力体14aと連結されている。こ
のもので非円形加工するには刃物台4をNC制御装置で
X,Z制御して切削開始位置に位置決めし、主軸2を回
転させパルス発生器3により主軸2の回転角がNC装置
に出力されリニアモータ14に通電され出力体14a,
可動体12,工具Tが直線移動され、リニアスケール装
置7のこの位置信号とパルス発生器3の主軸割出信号か
ら主軸回転角に対する工具Tの位置がNCプログラムに
記憶された位置と所定の関係を保って駆動され、工具T
は所定振幅の往復運動を繰り返し非円形加工が行われ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このように工具,可動
部の質量のある部材が往復運動するために生じる加速度
の変化により振動が発生し、加工精度を低下させるとい
う問題がある。また振動の発生を抑え加工に影響しない
ように加工しようとすると切削速度を上げることができ
ず生産性の向上が難しいという問題がある。また可動部
の軽量化に対しても剛性上の限界があり、また振動によ
る誤差を補正する方法でも振動にばらつきが発生するた
め充分期待出来る成果が得られていないという問題があ
った。本考案は従来の技術の有するこのような問題点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは可動部の
往復動に起因する振動を軽減し加工精度が向上でき且切
削加工速度を高めることのできる非円形加工装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本考案は、旋盤の刃物台に取付けて主軸回転と同期
して切込送りを制御することによって非円形加工を行う
加工ユニットであって、切込方向に開口し前記刃物台に
取付けられる四角状枠の本体と、該本体の四角状枠内に
挿通され上下並びに左右を複数個のローラで進退可能に
隙間なく支承され先端に工具を取付ける可動体と、前記
本体に設けられ切込方向に可動する出力体が前記可動体
と連結される駆動装置と、前記上下に配した複数個のロ
ーラ外側に滑りなく接触され前記可動体,工具及び可動
体に連結する出力体と等価な質量を有するバランスウエ
イトとを含んでなり、加工時可動体とバランスウエイト
とが互いに反対方向に往復動するものである。
【0006】
【作用】駆動体により往復動される可動体,工具に対し
ローラを介してバランスウエイトは逆方向に往復運動さ
れるので反転時の衝撃力が相殺されるため振動が抑制さ
れる。
【0007】
【実施例】本考案の非円形加工ユニットを図1〜図3に
もとづき説明する。本体21は刃物台の切込方向に開口
した四角状枠を形成しており、この中空部に先端に工具
Tが取付けられる可動体22が挿通されている。可動体
22は本体21に回転可能に支承された複数個のローラ
23aでその下面が、ローラ23bでその上面がまた同
様に複数のローラ24aで、右側がローラ24bで、左
側がそれぞれ隙間のないように支持されている。このロ
ーラ23a,23bは同径につくられており、それぞれ
の本体21の上下の枠の窓からローラ面が外方に突出し
ており、上板26b,下板26aが側面で連結されたバ
ランスウエイト26の下板26aの上面にローラ23a
が上板26bの下面にローラ23bが接触している。
【0008】この接触部位で滑りのないようにバランス
ウエイト26の上板,下板間隔寸法が作られている。そ
してバラスウエイト26は工具T,可動体22及び後述
のリニアモータ27の出力体を含める質量と等価な質量
を有するものである。駆動部であるリニアモータ27は
公知のものであり、ヨ字形ヨーク27aに上ポールと下
ポールにそれぞれ永久磁石27bが取付けられており、
この永久磁石27bと中央ポールとの間に平板状に形成
されNC装置より入力するコイル27cが介装されてお
り、出力体となるボビン27dにコイル27cが保持さ
れている。そしてボビン27dの出力体と可動体22の
後端とが連結されている。
【0009】このように構成された本考案の作用を説明
する。パルス発生器3の主軸角度の信号にもとづいてN
C装置のプログラムに記憶されたその角度位置のデータ
による出力がリニアモータ27に送られると、ボビン2
7dがX軸方向に移動され、工具Tの位置はリニアスケ
ール装置7によってNCに出力され可動体22,工具T
は所定の非円形のプロフアイルを切削するように進退移
動される。可動体22が前進のときローラ23aは反時
計方向に旋回してバランスウエイト26下板を後退、同
様に同径ローラ23bは時計方向に旋回してバラウスウ
エイト26上板を同量後退させるように作用して可動体
22等の前進に対してバランスウエイト26は同量後退
し、可動体の後退にはバランスウエイトは同量前進す
る。そして両者は質量が等価であるので可動部の振動が
相殺される。
【0010】
【考案の効果】上述のようであるので本考案は以下の効
果を奏する。可動部の振動の発生が抑止されるため高精
度な加工が可能となる。また質量の大きくなる分駆動部
の大きな力が出せる大きなリニアモータを用い大電流を
流すことにより高速化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の非円形加工ユニットの一部断面斜視図
である。
【図2】図1のバランスウエイト部の縦断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】非円形加工ユニットを設けた旋盤の概略説明図
である。
【図5】従来の非円形加工ユニットの一部断面斜視図で
ある。
【符号の説明】
21 本体 22 可動体 T 工具 23a,23b,24
a,24b ローラ 26 バランスウエイト 27 駆動装

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋盤の刃物台に取付けて主軸回転と同期
    して切込送りを制御することによって非円形加工を行う
    加工ユニットであって、切込方向に開口し前記刃物台に
    取付けられる四角状枠の本体と、該本体の四角状枠内に
    挿通され上下並びに左右を複数個のローラで進退可能に
    隙間なく支承され先端に工具を取付ける可動体と、前記
    本体に設けられ切込方向に可動する出力体が前記可動体
    と連結される駆動装置と、前記上下に配した複数個のロ
    ーラ外側に滑りなく接触され前記可動体,工具及び可動
    体に連結する出力体と等価な質量を有するバランスウエ
    イトとを含んでなり、加工時可動体とバランスウエイト
    とが互いに反対方向に往復動することを特徴とする非円
    形加工ユニット。
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JPH0574702U JPH0574702U (ja) 1993-10-12
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