JP2003005814A - 非真円形工作物の加工方法 - Google Patents

非真円形工作物の加工方法

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JP2003005814A JP2001187190A JP2001187190A JP2003005814A JP 2003005814 A JP2003005814 A JP 2003005814A JP 2001187190 A JP2001187190 A JP 2001187190A JP 2001187190 A JP2001187190 A JP 2001187190A JP 2003005814 A JP2003005814 A JP 2003005814A
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俊之 沖田
Akira Saito
明 斎藤
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茂雄 堀田
Shigeo Oishi
重雄 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非真円形工作物の加工方法において、元のリ
フトデータの加加速度を平滑化すると、補正リフトデー
タに誤差を含んでいた。 【解決手段】 元のリフトデータL1の加加速度J1の
振れが大きい部分J1A〜J1Cのみ抽出し、その抽出
した部分J1A〜J1Cを平滑化処理して加加速度J1
を修正する。そして、修正された加加速度よりリフトデ
ータを求め、このリフトデータに基づき非真円形工作物
を加工する。従って、加加速度J1の振れが平滑化され
るので、加工時の機械振動が抑制される。しかも、平滑
化されるのは加加速度J1の振れが大きい部分J1A〜
J1Cのみであるので、修正前後でデータのズレが抑制
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム等の非真円形
工作物を加工するための加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、数値制御装置により工作物の回転
軸の主軸軸線に垂直な方向の砥石車の送りを主軸の回転
に同期して制御し、カム等の非真円形工作物を研削加工
する方法が知られている。非真円形工作物の加工形状
は、砥石車の送りを主軸の回転に対して同期制御するた
めに数値制御装置にプロフィルデータを付与することで
得られる。このプロフィルデータは砥石車を工作物の仕
上げ形状に沿って往復運動させるように、主軸の単位回
転角毎の砥石車の移動量を与えるものであり、非真円形
工作物のリフトデータと砥石径とから求められる。
【0003】しかし、ここで使用されるリフトデータは
工作物の仕上げ形状より決定されたものであるため、加
工時に機械振動等の原因となり加工精度に重大な影響を
与える砥石車の加速度や加加速度に関しては全く考慮さ
れていない。そのため、現状では加工後の工作物の加工
精度結果を見ながら作業者が経験的に修正したリフトデ
ータを用い、さらに加工を行ない、また、その結果を反
映していくという作業を繰返して加工が行なわれてい
た。
【0004】しかしながら、この技術では、作業者の経
験や勘に基づいてリフトデータを設定しているので、前
記の修正の繰返しにより、サイクルタイムが伸びてしま
う問題があった。また作業者の技術レベル、経験量など
の不確定要素により工作物の加工精度、サイクルタイム
が決定されてしまう問題があった。
【0005】このような問題を解決するため、例えば特
開平8−123525号公報に記載の技術では、低次フ
ィルタに通したリフトデータを補間手段で多点データと
し、これを高次フィルタに通すことによって、砥石車の
加速度や加加速度の振れを押さえるようなリフトデータ
を算出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−123525号公報に記載された技術では、加速度
や加加速度は平滑化されるが、算出される補正リフトデ
ータは、高次フィルタを通しているため元リフトデータ
との間に誤差を含んでおり、必ずしも補償されているわ
けではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明では、非真円形工作物の仕上げ形
状データに基づき工具を移動させ加工する非真円形工作
物の加工方法において、元の仕上げ形状データの加速度
または加加速度の振れが大きい部分のみを抽出し、その
抽出した部分を平滑化処理して前記加速度または前記加
加速度を修正し、その修正された加速度または加加速度
から求められる仕上げ形状データに基づき加工する。
【0008】したがって、加速度または加加速度が平滑
化されるので、加工時の機械振動が抑制される。しか
も、平滑化処理するのは振れが大きい部分のみであるの
で、それ以外の部分では修正前後で仕上げ形状データが
ズレることはない。
【0009】また、請求項2の発明では、前記平滑化処
理は面積配分処理である。したがって、抽出した部分と
その前後が滑らかにつながる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。図1は、数値制御研削盤の構成を示
した模式図である。ベッド10上には螺子送り機構を介
してサーボモータ16により駆動されるテーブル11が
主軸軸線に平行なZ軸方向に摺動可能に配設されてい
る。
【0011】テーブル11上には主軸13を軸架した主
軸台12が配設され、その主軸13はサーボモータ14
により回転される。また、テーブル11上の右端には心
押台15が載置され、心押台15のセンタ19と主軸1
3のセンタ17とによって非真円形工作物Wが挟持され
ている。工作物Wは、主軸13に突設された位置決めピ
ン18に嵌合し、工作物Wの回転位相は主軸13の回転
位相に一致している。なお、工作物Wは、エンジンの動
弁機構に用いられるカムシャフトであり、以下、単にカ
ムシャフトまたはカムと称することもある。
【0012】ベッド10の後方には、工作物W側に向か
って進退可能な工具台20が案内され、工具台20には
モータ21によって回転駆動される砥石車Gが支承され
ている。この工具台20は、図略の送り螺子を介してサ
ーボモータ23に連結され、サーボモータ23の正逆転
により前進後退される。
【0013】ドライブユニット50、51、52は、数
値制御装置(位置制御手段)30から指令パルスを入力
して、それぞれサーボモータ23、14、16を駆動す
る回路である。
【0014】数値制御装置30は、操作盤45から加工
指令信号が付与されると、主として制御軸の回転および
砥石車Gの送りを数値制御して工作物Wを研削加工する
装置である。数値制御装置30は、図2に示すように主
として研削盤を制御するためのメインCPU31と、制
御プログラムを記憶したROM33と、入力データ等を
記憶するRAM32とで構成されている。RAM32上
にはNCプロフィルデータP2を記憶する加工用NCプ
ロフィルデータ領域321が形成されている。なお、N
CプロフィルデータP2は、後述する自動プログラミン
グ装置70内にて作成されたプロフィルデータPに基づ
きメインCPU31にて生成され、主軸13の単位回転
角毎の砥石車Gの移動量を与え、工作物Wの仕上げ形状
に沿って砥石車Gを往復運動させる。
【0015】数値制御装置30は、その他サーボモータ
23、14、16の駆動系としてドライブCPU36と
RAM35とパルス分配回路37が設けられている。R
AM35は、メインCPU31から砥石車G、テーブル
11、主軸13の位置決めデータを入力する記憶装置で
ある。ドライブCPU36は、加工に関する制御軸の送
りに関してスローアップ、スローダウン、目標点の補間
等の演算を行い、補間点の位置決めデータを一定周期で
出力する装置である。パルス分配回路37は、パルス分
配の後、駆動指令パルスを各ドライブユニット50、5
1、52に出力する回路である。
【0016】数値制御装置30に接続された自動プログ
ラミング装置70は、元(オリジナル)のリフトデータ
L1と砥石径データRとからプロフィルデータP1を自
動作成し、この作成されたプロフィルデータP1を数値
制御装置30へ出力する装置である。ここで、リフトデ
ータL1は、工作物Wの仕上げ形状、すなわち、エンジ
ンの動弁機構におけるバルブリフト量のデータ(点列)
である。
【0017】自動プログラミング装置70は、フロント
CPU71とRAM72と入出力インタフェース73と
で構成されている。フロントCPU71には、入出力イ
ンタフェース73を介してリフトデータL1と、リフト
データL1をもとに補正リフトデータL2を生成するた
めの許容誤差データEと、砥石車Gの外径である砥石径
データRとを入力するテープリーダ42が接続されてい
る。また、フロントCPU71には、データの表示を行
うCRT表示器43と、データの入力を行うキーボード
44とが接続されている。
【0018】RAM72は、フロントCPU71に接続
されており、テープリーダ42から入力されたリフトデ
ータL1と許容誤差データEと砥石径データRとを記憶
する。つまり、RAM72には、複数の工作物のリフト
データL1を記憶するリフトデータ領域(リフトデータ
記憶手段)721と、補正リフトデータL2を生成する
際に行う最適化処理の拘束条件となる許容誤差E(後述
する)を記憶する許容誤差データ領域(許容誤差記憶手
段)725と、プロフィルデータP1を生成するときの
砥石径データRとを記憶する砥石径データ領域726と
が形成されている。
【0019】フロントCPU71ではリフトデータ領域
721に記憶されたリフトデータL1と許容誤差データ
領域725に記憶された許容誤差データEとから補正リ
フトデータL2が算出され、この算出された補正リフト
データL2はRAM72の補正リフトデータ領域722
に記憶される。また、フロントCPU71では補正リフ
トデータ領域722に記憶された補正リフトデータL2
が極座標変換され、この極座標変換された極座標リフト
データL3はRAM72の極座標リフトデータ領域72
3に記憶される。さらに、フロントCPU71では極座
標リフトデータ領域723に記憶された極座標リフトデ
ータL3と砥石径データ領域726に記憶された砥石径
RとからプロフィルデータP1が作成され、この作成さ
れたプロフィルデータP1はRAM72のプロフィルデ
ータ領域724に記憶される。
【0020】次に、数値制御研削盤の作用について、図
3のフローチャートに基づき説明する。
【0021】本装置がデータ入力モードに設定される
と、ステップ000にて、フロントCPU71は入出力
インタフェース73を介して、テープリーダ42から加
工に必要な全てのリフトデータL1を読み込み、RAM
72のリフトデータ領域721に転送する。リフトデー
タL1は、エンジンの動弁機構としてのカムが回転する
とき、そのカムに当接するバルブの移動量(リフト量)
で表される。また、フロントCPU71は入出力インタ
フェース73を介して、テープリーダ42から許容誤差
データE及び砥石径データRとを読み込み、それぞれR
AM72の許容誤差データ領域725及び砥石径データ
領域726に転送する。
【0022】数値制御研削盤がプロフィルデータ作成モ
ードに設定されると、フロントCPU71は、ステップ
002〜006のプログラムを実行し、プロフィルデー
タP1を作成する。まず、ステップ002にて、リフト
データ領域721に記憶されたリフトデータL1と許容
誤差データ領域725に記憶された許容誤差データEと
から補正リフトデータL2を算出し、補正リフトデータ
L2を補正リフトデータ領域722に記憶する。
【0023】次に、ステップ004にて、補正リフトデ
ータ領域722に記憶されている補正リフトデータL2
を極座標データL3に変換し、極座標データL3を極座
標リフトデータ領域723に記憶する。この極座標リフ
トデータL3は、カムの外形線上の点、すなわち工作物
Wの研削点(加工位置)がその中心角と動径の長さとで
特定されたデータであり、所定回転角度(例えば0.5
度)毎の点列で表される。
【0024】続いて、ステップ006にて、砥石径デー
タ領域726に記憶されている砥石径Rと極座標リフト
データ領域723に記憶されている極座標リフトデータ
L3とからプロフィルデータP1を生成し、プロフィル
データP1をプロフィルデータ領域724に記憶する。
【0025】工作物Wの加工時には、ステップ008〜
010のプログラムを実行する。ステップ008にて、
プロフィルデータ領域724に記憶されたプロフィルデ
ータP1は、フロントCPU71を介してメインCPU
31へ転送されてNCプロフィルデータP2に変換され
る。NCプロフィルデータP2は、RAM32のNCプ
ロフィルデータ領域321に記憶される。
【0026】加工指令信号が操作盤45から付与される
と、ステップ010にて、メインCPU31はNCプロ
フィルデータ領域321に記憶されているNCプロフィ
ルデータP2に従って加工指令を出力し、工作物Wの研
削が実行される。
【0027】ここで、ステップ002にて求められる補
正リフトデータL2の取得方法を図4に示すフローチャ
ートをもとに説明する。
【0028】まず、ステップ100にて、リフトデータ
領域721に記憶されているリフトデータL1(元デー
タ)を読み込み、ステップ102にて、リフトデータ領
域721に記憶されているリフトデータL1からリフト
値の移動速度V1、加速度A1及び加加速度J1を算出
する。ここで速度V1は、リフトデータL1を回転角θ
で微分したものであり、同様に速度V1を回転角θで微
分したものが加速度A1、加速度A1を回転角θで微分
したものが加加速度J1である。図7に回転角θに対す
るリフトデータL1(図7(a))、速度V1(図7
(b))、加速度A1(図7(c))及び加加速度J1
(図7(d))を示す。なお、リフトデータL1、速度
V1、加速度A1及び加加速度J1は点列で表される。
【0029】次に、ステップ104にて、図7(d)に
示す加加速度J1の振れが大きい部分(異常部分)J1
A〜J1Cを抽出し、ステップ106にて、ステップ1
04にて抽出した異常部分J1A〜J1Cに対して平滑
化処理を行う。
【0030】平滑化処理は、図5に示すフローチャート
に従って行われる。まず、ステップ200にて、処理対
象点分布状態から公知の手法(例えば最小自乗法)で近
似曲線を求め、ステップ202にて、上記近似曲線との
差をならす。なお、ここでは平滑化の一手法として、図
5に示す面積配分処理を行う。面積配分処理は、処理前
後において正負を考慮した面積成分に変化がないように
補正するもので、抽出した部分の大きな振れが正負の面
積成分を相殺することによりならされる。
【0031】図6は、図7(d)に示す加加速度J1の
異常部分J1Aにおける面積配分処理前後のデータの変
化を示した具体例であり、ステップ200にて求めた近
似曲線を横軸としている。また、図6において、点列で
表される加加速度J1は、上記近似曲線(横軸)からの
ズレをそれぞれプロットした点であり、この点をステッ
プ状につないで示している。図6(a)は面積配分処理
前の加加速度J1の異常部分J1Aである。加加速度J
1は、異常部分J1A内で、図6(b)に示すように面
積配分処理される。図6(b)に示す斜線部分は、面積
配分処理により相殺される部分である。したがって、加
加速度J1は、面積配分処理により、異常部分J1A
が、図6(a)に示す凹凸の激しい状態から、図6
(c)に示すように平滑化された状態となる。したがっ
て、加加速度J1は、異常部分J1A〜J1Cとその前
後部分が滑らかにつながり修正される(修正加加速度J
4)。これを回転角θで順次積分することにより、修正
加速度A4、修正速度V4及び修正リフトデータJ4を
得る。
【0032】ここで、ステップ106において、面積配
分処理するのは異常部分J1A〜J1Cのみであるた
め、修正データのそれ以外の部分における元データから
のズレはない。また、面積配分処理により、補正処理区
間端点におけるズレを小さくすることができ、異常部分
J1A〜J1Cとその前後部分とが滑らかにつながる。
このため、次ステップ(最適化処理)における最適解の
取得が容易になる。
【0033】次に、ステップ108にて、最適化処理を
行い、許容誤差内で平滑化された補正リフトデータL2
を演算する。最適化処理とは、「シンプレックス法」等
の「複数の拘束条件の元で、ある値を最適な値とする演
算処理」である。具体的には、補正(最適化処理)前後
の「リフトデータL4,L2の差」、「速度V4,V2
の差」、「加速度A4,A2の最大最小差」、「加加速
度J4,J2の最大最小差」等に要求加工条件にあった
許容誤差E(拘束条件)を与え、リフトデータL4を補
正した補正リフトデータL2(最適解)を得る。この補
正した補正リフトデータL2は補正リフトデータ領域7
22に記憶される。なお、許容誤差Eは、許容誤差デー
タ領域725から読み込む。
【0034】図8は最適化処理により得られた補正リフ
トデータL2(図8(a))、補正速度V2(図8
(b))、補正加速度A2(図8(c))及び補正加加
速度J2(図8(d))である。図6に示す元のデータ
に比較して、リフトデータL2及び速度V2に大きな変
化は無く、加速度A2及び加加速度J2の振れが小さく
なっていることが分かる。
【0035】このように、平滑化処理するのは振れの大
きい異常部分J1A〜J1Cのみであるため、それ以外
の部分では元データからのズレはない。しかも、平滑化
処理として面積配分処理を採用したので、異常部分J1
A〜J1Cとその前後部分とが滑らかにつながる。した
がって、その後の最適化処理における最適解の取得が容
易になり、補正リフトデータL2は、元のリフトデータ
L1との誤差が許容範囲E内で、補正リフトデータL2
の加速度A2及び加加速度J2の平滑度をより高めるこ
とができる。これにより、作業者が異常点J1A〜J1
Cの補正をしなくてもよくなり、操作性及び作業性が向
上する。
【0036】なお、上記実施形態では、リフトデータの
加加速度成分において面積配分処理を行ったが、加速度
成分において面積配分処理を行ってもよい。また、この
処理を他のデータ(例えば極座標リフトデータやプロフ
ィルデータ)において行ってもよい。また、上記実施形
態では、数値制御研削盤内に設けられた自動プログラミ
ング装置によりプロフィルデータを生成する構成とした
が、外部のパーソナルコンピュータ等や数値制御装置そ
のものを用いてプロフィルデータを生成する構成として
もよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、加加速度または
加速度の振れの大きい部分のみ平滑化処理するようにし
たので、仕上げ形状のデータ修正時の元データからの誤
差は極小である。また、平滑化処理として面積配分処理
を採用したので、振れの大きい部分とその前後部分とが
滑らかにつながる。したがって、修正後のデータ誤差な
どから生じる加工位置のズレをなくすとともに、機械振
動などにつながる加加速度や加速度の異常個所をなくし
加工精度の向上を可能にする。これらのことより、作業
者の経験に依存した補正処理および設定作業が不要とな
り、操作性及び作業効率が向上し加工時間短縮が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70及び数値制御装置30を備えた数値制御
研削盤の構成を示した模式図。
【図2】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70及び数値制御装置30の電気的構成を示
したブロックダイヤグラム。
【図3】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70のフロントCPU71および数値制御装
置30のメインCPU31の処理手順を示したフローチ
ャート。
【図4】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70のフロントCPU71の処理手順を示し
たフローチャート。
【図5】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70のフロントCPU71において行われる
平滑化処理を示したフローチャート。
【図6】本発明の具体的な実施例に係わる自動プログラ
ミング装置70のフロントCPU71において行われる
面積配分処理過程におけるデータ変化を示した模式図。
【図7】本発明の具体的な実施例に係わる元データを示
したグラフ。
【図8】本発明の具体的な実施例に係わる補正後のデー
タを示したグラフ。
【符号の説明】
10 ベッド 11 テーブル 13 主軸 14、16、23 サーボモータ 15 心押台 20 工具台 30 数値制御装置 70 自動プログラミング装置 G 砥石車 W 工作物
フロントページの続き (72)発明者 大石 重雄 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C001 KA02 KA07 KB07 TA04 TB08 TC01 3C049 AA03 AB01 CA01 CA03 5H269 AB07 BB03 CC01 DD01 EE01 HH03 QC01 QD03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非真円形工作物の仕上げ形状データに基づ
    き工具を移動させ加工する非真円形工作物の加工方法に
    おいて、元の仕上げ形状データの加速度または加加速度
    の振れが大きい部分のみを抽出し、その抽出した部分を
    平滑化処理して前記加速度または前記加加速度を修正
    し、その修正された加速度または加加速度から求められ
    る仕上げ形状データに基づき加工することを特徴とする
    非真円形工作物の加工方法。
  2. 【請求項2】前記平滑化処理は面積配分処理であること
    を特徴とする請求項1に記載の非真円形工作物の加工方
    法。
JP2001187190A 2001-06-20 2001-06-20 非真円形工作物の加工方法 Pending JP2003005814A (ja)

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