JP2565847B2 - 開放回路検出装置及び熱電対試験方法 - Google Patents

開放回路検出装置及び熱電対試験方法

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JP2565847B2 JP6192038A JP19203894A JP2565847B2 JP 2565847 B2 JP2565847 B2 JP 2565847B2 JP 6192038 A JP6192038 A JP 6192038A JP 19203894 A JP19203894 A JP 19203894A JP 2565847 B2 JP2565847 B2 JP 2565847B2
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    • G01K7/02Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using thermoelectric elements, e.g. thermocouples
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    • GPHYSICS
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電対の開放回路(オ
ープン)状態を検出する回路(装置)及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱電対は、温度を電気的に測定するため
の2つの金属を接合した素子である。熱電対の2つの金
属の接合により、この熱電対の温度に応じて、その金属
接合に電圧降下を生じる。電圧計を用いて、この電圧を
読むと共に記録して、温度をモニタする。通常動作にお
いて、熱電対抵抗は非常に低い。しかし、2つの金属の
接合に関連したこれら2つの金属が互いに接触しなくな
ると、開放回路の故障状態となり、熱電対はもはや所望
の電圧を発生しなくなる。
【0003】ある測定アプリケーションでは、システム
(装置)の温度を安定化させるのを援助するために、熱
電対をそのシステム内に挿入して、所定要素の温度をモ
ニタしている。熱電対が発生した電圧を測定器により読
み取り、所定要素の温度が所定しきい値を越えたことを
検出すると、補正動作が開始する。しかし、熱電対が故
障すると、システムも故障する。よって、熱電対の開放
回路状態を周期的にチェックして、装置の機能を確認す
ることが望ましい。
【0004】図9は、熱電対の開放回路による故障を検
出する従来方法を示す。入力端1が受けた矩形波信号V
inが、結合コンデンサ2を介して、熱電対5に供給され
る。なお、矩形波信号源のソース(信号源)インピーダ
ンスは、Zs である。このソース・インピーダンス及び
熱電対5の抵抗は、抵抗回路網を構成し、入力信号の利
用できる振幅を分圧して、入力端1に分圧された信号を
発生する。熱電対5が普通に動作しており、その抵抗が
小さければ、関連した分圧回路網は、分圧された信号の
振幅を小さくする。一方、熱電対が故障し、開放回路に
なると、分圧された信号の振幅が大きくなる。ダイオー
ド3が入力端1及び比較器6の間に直列接続されている
が、そのアノードが入力端1に接続され、そのカソード
が比較器6の正(非反転)入力端に接続される。シャン
ト(分路)コンデンサ4が比較器6の正入力端に接続さ
れ、ダイオード3が整流した信号をろ波するシャントろ
波コンデンサとなる。比較器6の負(反転)入力端は、
基準電圧Vr を受ける。熱電対が低い抵抗で通常動作し
ているとき、整流ダイオード3及びコンデンサ4で構成
されるピーク検出回路は、入力端1で利用できる矩形波
の振幅に通常対応する低出力電圧を発生する。
【0005】基準電圧Vr の値は、熱電対が通常動作を
しているときには、ろ波された整流電圧よりも高くなる
ように、また、熱電対が故障して開放回路状態になった
ときに、このろ波された整流電圧よりも低くなるように
設定されている。かかる故障が生じると、分圧された信
号の振幅が大きくなり、ろ波され整流された電圧が基準
電圧Vr よりも高くなる。よって、比較器6は、Vout
が低電圧から高電圧に変化することにより、この開放回
路状態を報告する。この従来回路の欠点の1つは、ノイ
ズに弱いことである。ノイズ環境下の熱電対5により、
この環境でのノイズがピーク検出回路に電気的に結合す
るので、このピーク検出回路は、誤動作し、比較器6は
間違った故障状態を報告する。
【0006】図10は、他の従来回路を示す。抵抗器1
1を介して、小電流パルスIinを熱電対5に供給する。
この熱電対5は、この電流パルスに応答して、電圧パル
スを発生する。A/D変換器12は、この電圧パルスを
デジタル化し、デジタル信号Dout を発生する。このデ
ジタル信号を処理してパルス振幅の変化を求めることに
より、熱電対が開放回路であるか否かが判る。動作にお
いて、制御信号が周期的にスイッチ10を閉じて、電流
を熱電対5に供給する。熱電対が通常に動作している
と、その抵抗は小さく、その結果発生する電圧パルスの
振幅は小さい。一方、熱電対5が開放回路状態である
と、電圧パルスの振幅は大きい。このパルス振幅の変化
を検出して、報告できる。この従来回路の欠点は、スト
リップ・チャート・レコーダ14の如き外部機器を熱電
対5に並列接続すると、この外部機器が、供給パルスに
対応して望まずに発生したグリッチを受け、記録するこ
とである。
【0007】図11は、更に他の従来回路を示す。小電
圧パルス(入力電圧)Vinを入力端1に供給して、出力
電圧Vout を発生する。このVout の平均値は、熱電対
の状態に応じて決まる。第1経路では、コンデンサ2
0、ダイオード26及び抵抗器27を介して、入力パル
スVinを熱電対5に供給する。第2経路では、ダイオー
ド21を介して、入力パルスをVh 制限ダイオード(V
inをVh に制限するダイオード)22に供給すると共
に、コンデンサ24でシャントし、抵抗器28を介して
熱電対5に供給する。センス(検知)ノード25、即
ち、ダイオード21の陰極、ダイオード22の陽極、シ
ャント・コンデンサ24及び抵抗器28の共通接続点
は、シャント・コンデンサ24の電荷の累積に応じたセ
ンス電圧を伝達する。第3経路において、タイミング・
ブロック23を介して、入力電圧を積分/サンプリング
FET(電界効果トランジスタ)29のゲートに供給し
て、センス電圧を周期的にサンプリングする。
【0008】図11の回路の動作では、シャント・コン
デンサ24が積分コンデンサとして作用し、入力パルス
Vinの各前縁により電荷を累積する。各前縁の後で、コ
ンデンサ24、抵抗器28及び熱電対5の抵抗値に関連
したRC時定数(FET29がオフのときのこのFET
の抵抗値を無視し、FET29がオンのときの電圧測定
器の抵抗値を無視する)に応じて、コンデンサ24は、
累積した電荷を放電する。熱電対5が通常動作のとき、
積分コンデンサ24は、各前縁の間で、抵抗器28及び
熱電対5の低抵抗値から成る低抵抗放電経路を介して、
急速に放電を行うので、サンプリングされた際のセンス
電圧は低い。一方、熱電対5が故障で開放回路状態にな
ると、放電経路抵抗値が高くなり、積分コンデンサ24
は、各パルスの前縁により電圧を累積するが、センス電
圧がVh で制限されるまでの間、放電が生じない。ノー
ド25の電圧レベルが所定しきい値を越えると、開放回
路状態が検出される。この回路の問題点は、積分コンデ
ンサが充分な電荷を累積し、センス電圧がしきい値電圧
に上昇するまでに、いくつかの入力パルスが必要なこと
である。すなわち、検出速度が遅い。
【0009】図12に示す更に別の従来回路において、
Vcompは、熱電対5が通常動作の際に直流電圧であり、
熱電対5が開放回路状態の故障の際に矩形波になる。矩
形波信号Vinが入力端1に供給され、更に、抵抗器31
及び35に供給される。抵抗器31の反対端は、比較器
39の負入力端に結合されると共に、抵抗器33及び熱
電対5と直列配置されたコンデンサ32にも結合され
る。抵抗器35の入力端1と反対側の端部は、比較器3
9の正入力端及びシャント・コンデンサ36に取り付け
られる。低バイアス電圧Vbias+ は、抵抗器38を介し
て、比較器39の正入力端に供給される。
【0010】図13は、図12の回路動作を説明する波
形図である。熱電対5の抵抗値が低いとき、即ち、正常
動作のとき、比較器39の負入力端に供給される(熱電
対5からの)帰還電圧Vfbは、比較器39の正入力端に
供給される基準電圧Vr よりも常に低い。比較器39の
負入力端の電圧Vfbは、振幅が正入力端のVr と比較さ
れる矩形波であるが、Vr のちょうど下にオフセットさ
れている。なお、このVr は、Vbias+ により、わずか
に直流オフセットされている。よって、比較器39の出
力Vcompは、線54で示す直流出力である。
【0011】熱電対が故障すると、Vcompは矩形波にな
る。図13は、故障時点tf にて、帰還電圧Vfb53の
振幅が増加して、比較器39の負入力端に、正入力端の
電圧より高い電圧が供給されて、Vcompが矩形波に変化
していることを示している。ロウ・パス(低域通過)フ
ィルタ(LPF)34は、Vcompをろ波して、Vcompの
平均直流電圧により電圧比較器37を駆動する。比較器
37は、ろ波された電圧が所定しきい値Vth未満に低下
したときを判断し、開放回路状態を知らせる。
【0012】図12の従来回路の問題点は、振幅とノイ
ズとの妥協の結果により生じる。入力電圧の振幅が低い
と、熱電対が無関係のノイズを拾い、比較器39が、間
違って開放回路状態の検出を知らせる可能性がある。一
方、入力電圧の振幅が(ノイズ問題を克服するために)
高すぎると、外部に接続された機器、例えば、熱電対に
取り付けられたストリップ・チャートが、供給される入
力矩形波を観察し、発生した各グリッチを記録するかも
しれない。
【0013】図12から派生した従来回路は、同期検出
を行うので、図12のロウパス・フィルタを同期検出器
に置換する。この回路では、矩形波を低帯域ろ波して直
流にし、その平均電圧がシフトするときを検出するので
はなく、同期検出器が、熱電対の故障により生じる矩形
波の存在を判断する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、熱電対が開放回路である故障状態を検出する改
善された非干渉装置及び方法を提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、ノイズに対して非常
に強く、開放回路状態をほぼ瞬時に検出すると共に、不
要に発生した信号を外部に取り付けた機器などに供給す
ることのない熱電対の開放回路の故障検出回路の提供に
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による開放回路の
検出回路は、熱電対を試験するものであり、ノードに結
合された発生器及びモニタ回路を具えている。このノー
ドは、熱電対を電気的にインタフェースするが、所定の
ソース・インピーダンスの発生器は、既知の周波数及び
振幅のトーン信号を熱電対に供給する。モニタ回路は、
発生したトーン信号の内、既知の周波数を包含するスペ
クトラム部分の振幅をモニタして、その振幅に応じた出
力を発生する。
【0017】本発明の実施例によれば、モニタ回路は、
コンバージョン(変換)装置と、トランスフォーム(変
換)装置と、検出器とを具えている。コンバージョン装
置は、トーン信号をデジタル的にサンプリングして、そ
の結果のトーン信号をデジタル形式に変換する。トラン
スフォーム装置は、このデジタル信号に対してディスク
リート・フーリエ変換を行い、周波数スペクトラムを求
める。検出器(装置)は、周波数スペクトラムを分析
し、所定周波数スパン内のパワーが所定しきい値を越え
たときを判断する。
【0018】本発明の特定実施例によれば、発生器は、
クロック信号を受け、既知の値に対応する基本周波数の
信号にこのクロック信号を分周する分周器を具えてい
る。処理装置は、分周した信号を受け、ろ波し、増幅し
て、基本周波数を選択し、その振幅を既知の値にする。
出力回路網のソース・インピーダンスは既知の値とし、
発生器がトーン信号をノードに出力する。
【0019】本発明の他の実施例によれば、上述の発生
器は、時間に対して周波数の変化するトーン信号を発生
し、上述のモニタ回路は、周波数変化を追跡する。
【0020】本発明の要旨は、この明細書の特許請求の
範囲の欄に指摘してある。しかし、本発明の構成及び動
作方法と共に、その他の利点及び目的は、添付図を参照
した以下の説明より理解できよう。なお、添付図におい
て、同様な参照符号は、同様な素子を示す。
【0021】
【実施例】添付図、特に図1は、本発明により、熱電対
の開放回路故障を検出する回路(装置)を示している。
所定のソース・インピーダンスZs の発生器60は、ス
イッチ64に、既知の周波数及び振幅のトーン信号を供
給する。このスイッチ64は、入力線65からの制御信
号を受ける。この制御信号は、周期的にスイッチ64が
閉じるようにイネーブルして、センス・ノード(ノード
手段)66を介してトーン信号を熱電対5に供給する。
モニタ装置62は、センス・ノード66から信号を受
け、所定時に、この信号の所定周波数の振幅を解析し
て、熱電対が故障したときを判断する。
【0022】熱電対5が正常動作のとき、その抵抗値は
小さいので、センス・ノード66に発生するトーン信号
の振幅は、熱電対抵抗Rth及び発生器ソース・インピー
ダンスZs で構成される分圧回路網が分圧した既知のト
ーン信号の振幅に対応する。モニタ装置62は、絶縁さ
れており、得られたトーン信号の特定周波数成分の振幅
を試験する。なお、この周波数成分は、発生器60が発
生する如きトーン信号の既知周波数に対応する。その周
波数の振幅が所定しきい値よりも小さい場合、モニタ装
置62は、熱電対5が適切に動作していることを示すデ
ータDout を発生する。一方、熱電対5が故障し、開放
回路であると、モニタ装置62の出力は、その周波数成
分の振幅が、所定しきい値を越えて増加し、この熱電対
が動作していないことを示す。
【0023】温度測定に熱電対を用いた場合、モニタ装
置は、熱電対の電圧を読み取る前に、スイッチ64を開
く。非接続となった発生器60により、センス・ノード
66を高インピーダンスとして、測定のために、このセ
ンス・ノード66で利用できる電圧を高くする。反対
に、開放回路の検出測定の際に、スイッチ64が閉じ
て、トーン信号を熱電対5に供給すると、発生器60
は、センス・ノード66のインピーダンスを低くし、
(機能している)熱電対5によりセンス・ノード66に
生じる直流電圧成分も低くする。
【0024】本発明の他の実施例では、スイッチ64が
存在せず、発生器60が熱電対5に常に接続されてい
る。
【0025】本発明の別の実施例において、入力線65
からの制御信号は、発生器60がトーン信号を発生すべ
きときを制御すると共に、発生したトーン信号をモニタ
装置62が分析するときを決定する。
【0026】特に図1に示すような本発明の好適な実施
例において、モニタ装置62は、A/D変換器(コンバ
ージョン手段)70及びプロセッサ71を具えている。
A/D変換器70は、センス・ノード66からのアナロ
グ・トーン信号を受け、これをサンプリングして、デジ
タル形式に変換する。このA/D変換器70は、標準の
A/D変換器でも良いし、本願出願人によるデシメータ
追従デルタ・シグマ変調オーバーサンプラーでもよい。
プロセッサ71は、デジタル信号を受け、このデジタル
信号を変換し(例えば、ディスクリート・フーリエ変換
DFT:トランスフォーム手段)、元のトーンの周波数
を包含する変換後の信号の特定のスペクトラムを選択す
る。プロセッサ71の内部抵抗が、所定振幅のしきい値
を比較器(検出器手段)に与え、この比較器がその振幅
しきい値と選択した周波数成分の振幅と比較する。変換
後の信号の特定スペクトラムの振幅、即ち、トーン信号
周波数でのパワー・レベルがしきい値を越えると、プロ
セッサは、熱電対5が開放回路であることを知らせる。
この振幅がしきい値よりも小さいと、プロセッサは正常
動作である旨を報告する。
【0027】理想的には、モニタ装置62は、同じ装置
の他の測定システム内に既に存在する回路を利用する。
A/D変換器70及びプロセッサ71の如き共通回路
は、温度判断の如きタスク(動作の流れ図である図4の
丸A)と、熱電対が開放回路状態か試験するタスク(図
4のステップ105)との間で、時分割動作を行う。時
分割する回路の条件は、サンプリングに対して充分なク
ロック速度と処理速度とを有し、トーン信号の基本周波
数を選択して試験できることである。
【0028】図3は、図1のモニタ装置62内に用いる
プロセッサ71を示す。このプロセッサ71は、デジタ
ル信号プロセッサ86(例えば、ADSP−2105K
P−40型)と、適切なブートアップ・メモリ(RO
M)80(例えば、TMS27PC512型)と、イン
タフェース(データI/O)82(例えば、MC68H
C35FN型2重ポートRAM)と、制御回路(ブロッ
ク)84(例えば、PALC22V1035JC型プロ
グラムPAL)とを適切に具えている。本発明の動作を
説明する図4及び図5の流れ図において、先ず、測定シ
ステムが付勢されると、プロセッサ71は、パワーアッ
プ・ステップ100に入り、メモリ・マップ85のプロ
グラム・メモリ空間85aの永久ROM内に配置された
パワーアップ・プログラムを実行する。このパワーアッ
プ期間中、プログラム制御器81は、ブートアップRO
M80をアドレス指定するように命令され、制御ブロッ
ク84に、制御信号を発生するように指示する。この制
御信号は、ブートアップROM80からメモリ・マップ
85のプログラム・メモリ空間85a及びデータ・メモ
リ空間85bの各々にデータを転送するのに必要であ
り、コマンド・インタプリタをデジタル信号プロセッサ
86にロードする(ステップ101)。次に、プログラ
ム制御器81は、実行をスタンバイ・モードにし(ステ
ップ102)、パワーアップ期間中にプログラムを検索
する。スタンバイ・モード102において、デジタル信
号プロセッサ86は、データ・インタフェース82を介
して、外部コマンドを受ける。データ・インタフェース
82は、バス87からコマンドを取り込み、割り込みを
発生する。すると、デジタル信号プロセッサ86が、コ
マンドを検索し、割り込みを肯定し、制御ブロック84
に、インタフェース82からデジタル信号プロセッサ8
6にコマンド・データを転送するのに必要な信号を発す
ることを促す。このプロセッサのプログラム制御器81
は、コマンドを受けてインタプリト(翻訳)し、各プロ
グラム、即ち、測定プログラムA、B、C・・・の実行
を開始する。開放回路の検出コマンドを受けると、制御
器81は、開放回路検出プログラム105に入る。
【0029】開放回路検出測定を開始すると(図5のス
テップ110)、プロセッサ71は、ステップ112
で、ブートアップROM80から開放回路検出プログラ
ムを検索する。制御ブロック84は、制御信号を発生
し、ブートアップROM80からデジタル信号プロセッ
サ86に開放回路の検出プログラム・データを転送させ
る。この測定用にプロセッサを構成する際、プログラム
制御器81に命令して、所定のしきい振幅値を検索し
て、内部レジスタに蓄積させる。このしきい値は、ステ
ップ114にて、外部インタフェース・バスから求める
か、又はステップ115に示すように、デフォルトしき
い振幅値として、ブートアップROM80から得る。し
きい値がバスを介して供給されると、この値が転送され
ると共に、コマンドか又はそれに続くものを開始する。
【0030】ステップ116において、プロセッサ71
は、A/D変換器70の如き外部信号源からデータ・サ
ンプルを受ける一方、制御ブロック84に適切な信号を
発生するように命令して、サンプルを順次受け、それを
メモリ・マップ85のデータ空間85bに蓄積する。好
適な実施例において、受けたサンプルの数は、デジタル
信号プロセッサ86の内部データ空間に制限される。別
の実施例では、このデータ空間は、外部メモリを用いて
増大できる。
【0031】サンプルを受けた後、プロセッサ71は、
ディスクリート・フーリエ変換(DFT)を用いてデー
タを変換し、周波数スペクトラムを求める(ステップ1
20)。データ・サンプルに関連したサンプリング・レ
ートと、DFTに用いたデータ点の数とにより、求めた
周波数スペクトラムの分解能が決まる。例えば、DFT
に用いたデータ点の数が512で、外部信号源を1MH
zのレートでサンプリングすると、得られる分解能は、
1ビン(bin)当たり次のようになる。 分解能=(サンプリング周波数)/(データ点の数) =(1MHz)/(512点) =1,953(Hz/bin)
【0032】ナイキストのカットオフ周波数は、求めた
サンプルの記録からデータを再構成できる最高周波数を
表し、これは、サンプリング周波数を2で割ったものに
対応する。例えば、サンプルを1MHzのサンプリング
・レートで発生した場合、カットオフ周波数は、500
KHzである。変換器がオーバーサンプラーの場合、ナ
イキストのカットオフ周波数は、サンプリングした信号
の高い周波数よりも高く、プロセッサ71が付加的なデ
シメーション(間引き)ステップ118(図5)を実行
して、フーリエ変換する前に、受けたデータの有効サン
プリング・レートを下げる。よって、このデシメーショ
ンは、周波数スペクトラムに利用可能な分解能を高める
ことができる。
【0033】有効サンプリング・レートを低くすること
により、デシメーションは、ナイキストのカットオフ周
波数も下げる。デシメーション前の信号が、新たなナイ
キストのカットオフ周波数よりも高い周波数成分を含ん
でいる場合、これら高い周波数成分は、デシメーション
期間中に、カットオフを折り重ねて、得たデシメーショ
ン信号がエリアスするように低い帯域内に変調する。デ
シメーションした信号のエリアシングを防止するため
に、典型的には、デシメーションは、ろ波を行って、カ
ットオフ周波数よりも高い周波数成分を減衰させ、トー
ン信号の最大周波数で分周した元のカットオフ周波数に
応じて、デシメーションするデータに対するデシメーシ
ョン係数を制限する。例えば、トーン周波数が100K
Hzで入力サンプリング・レートが1MHzであると判
っている場合、元のカットオフ周波数が500KHzで
あり、元のデータは、500KHz/100KHz=5
の係数でデシメーションしたものかもしれない。上述の
例を用いて、高めたスペクトラム分解能が(100KH
z/2)/512=391(Hz/bin)に等しいこ
とを示すことができる。
【0034】通常又は強調した分解能の周波数スペクト
ラムを求めた後に、プロセッサ71は、元のトーン周波
数に対応するスペクトラムのビン位置の振幅値を検索
し、この検索した値P(ftone)と前に蓄積したしきい
値Pthreshold (ALU83内)とを比較して、開放回
路状態である旨を知らせるか、知らせないかを判断する
(ステップ122)。ビン位置の振幅がしきい値よりも
大きければ(イエス)、プロセッサ71は、ステップ1
24にて、熱電対測定に対して、開放回路状態である旨
を知らせる。また、そうでなければ(ノー)、プロセッ
サ71は、ステップ125にて、熱電対が機能している
旨を知らせる。
【0035】この報告(知らせ)を行うために、各デー
タをデータ・インタフェース回路82に転送するように
プログラム制御器81に命令し、データ報告を転送する
のに必要な信号を供給するように制御ブロック84に指
示する。インタフェース回路82がデータ報告を受ける
と、このインタフェース回路82は、データ・バス87
に対してデータ報告を行い、この報告が利用可能なこと
を知らせるために、外部割り込みを発生する。この報告
を終えた後、この測定ルーチンは図5のステップ126
で終了し、プログラム実行をスタンバイ・モード102
(図4)に戻して、次のコマンド命令を待つ。
【0036】本発明の実施例によれば、DFTは、米国
ニュージャージ州イングルウッド・クリフズのプレンテ
ィス・ホール社が発行しオッペンヘイム及びシェーファ
ー著作の「ディスクリート時間信号処理」に開示されて
いるDEF方法により、実行できる。
【0037】図6は、別のプロセッサ71’のブロック
図を示す。このプロセッサは、デジタル帯域通過(バン
ドパス)フィルタ(BPF)90と、デジタル・ピーク
検出器92と、比較器94と、データ・レジスタ96と
を具えている。デジタル・バンドパス・フィルタ90
は、トーン信号用のA/D変換器の如き外部信号源から
デジタル・データ(サンプル)を受け、この受けたデジ
タル・サンプルをデジタル的に処理して、受けた入力信
号の内の所定の周波数成分を選択する。ピーク検出器9
2は、所定周波数成分の振幅偏差を求めて、そのデータ
を比較器94に送り、ピーク・ピークの様子を表す。デ
ータ・レジスタ96は、以前にロードした所定しきい値
を蓄積している。次に、比較器94は、このしきい値を
受け、検出した振幅と比較して、開放回路状態が存在す
るか否かを判断する。検出した振幅がしきい値よりも大
きければ、比較器94は、開放回路状態である旨をDou
t で報告する。また、そうでなければ、比較器94は、
熱電対が機能している旨をDout で報告する。
【0038】図7は、モニタ装置62として利用できる
アナログ形式の回路のブロック図を示す。この回路は、
バンドパス・フィルタ97と、ピーク検出器98と、比
較器99とを具えている。バンドパス・フィルタ97
は、得たトーン信号の所定周波数成分を選択する。ピー
ク検出器98は、選択された周波数成分のピーク・ピー
ク偏差に対応する直流検出出力を発生する。比較器99
は、検出した出力としきい値電圧とを比較して、開放回
路状態か否かを報告する。
【0039】図2は、発生器60を実施する回路のブロ
ック図であり、分周回路網75と、フィルタ及び利得手
段(処理手段)76と、インピーダンス回路(出力手
段)77とを具えている。分周回路網75は、周波数f
clk のクロック信号を受け、Nで分周して、周波数fcl
k/N の分周信号を発生する。フィルタ及び利得手段7
6は、この分周信号を受け、ろ波して、基本周波数成分
を抽出し、増幅する。インピーダンス回路77は、所定
のソース・インピーダンスを与えて、ろ波し増幅した信
号をアナログ・トーン信号としてセンス・ノード66に
供給する。
【0040】本発明の更に別の実施例において、発生器
60は、プログラマブル発生器を具えている。図8は、
図5の上述の流れ図におけるステップ116の細部を示
す。ステップ130において、発生器60及びモニタ装
置62をプログラムし、f1のトーン周波数ftoneを夫
々発生し、モニタする。発生器60は、データ・インタ
フェース82を介してプログラムしてある。好適な実施
例においては、試験すべき周波数スペクトラムのビンを
変化させることにより、モニタ装置62をプログラムす
る。
【0041】本発明の更に他の実施例においては、発生
器60をプログラムして、トーン信号を発生し、その出
力周波数を時間に応じて変化させる。かかる実施例にお
いて、制御信号が付加情報を発生器60に供給して、周
波数変化を特定する。同様な情報をモニタ装置62にも
供給して、発生器60の周波数変化を追跡する。時間に
対してトーン信号の周波数を変化させることにより、周
囲のノイズが開放回路の検出を干渉する可能性が大幅に
減る。干渉ノイズは、一般的に、固定した有限周波数ス
ペクトラム(例えば、電源、ラジオ局など)を占める。
検出回路が種々の異なる周波数を用いる場合、任意の1
つの固定周波数にてかかる時間を、誤った報告を行う干
渉信号の可能性に応じて減少させる。図5及び図8にお
いて、ステップ130、132、120、122、12
4及び125を、種々の異なるトーン信号f1、f2・
・・に対して、複数回実行する。そして、複数の各報告
を統計的に処理して、代表的な総合的報告を行う。
【0042】本発明の他の実施例において、発生器60
を制御入力に応じて(振幅)変調する。モニタ装置62
は、この変調を検出するようにプログラムする。この変
調が所定しきい値より上だと識別されると、これら発生
器及びモニタ装置は、現在のトーン周波数を供給し、モ
ニタするようにプログラムされ続ける。例えばノイズに
より変調が感知されないと、モニタ装置及び発生器は、
異なる周波数用に再プログラムされる。
【0043】システムがモニタ装置及び/又は信号発生
器の要素により一体的に既に構成されていた場合に、本
発明は特に有用である。なお、これら要素は、時分割動
作でもよい。被試験熱電対は、典型的には、温度測定シ
ステムなどのシステムに用いられている。デジタル信号
プロセッサがかかるシステムと既に一体になって、温度
測定のタスク、即ち、図4の丸Aを援助/実行するなら
ば、本発明による開放回路の検出は、既にあるプロセッ
サを時分割することにより、最少の付加的コストで、望
むように組み込める。同様に、システムがクロックを既
に有する場合、このクロック分周し、ろ波し、分周した
信号を増幅することにより、上述の如く発生できる。
【0044】本発明のいくつかの実施例を図示し説明し
たが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更及び
変形が可能である。
【0045】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、熱電対の故
障による開放回路状態を瞬間的に開放回路を検出でき
る。また、制限した周波数スパンにわたって得た信号を
解析することにより、ノイズ耐性を改善でき、従来技術
の増幅/ノイズの制限を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱電対の開放回路状態を検出する
装置の好適な実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明に用いられ、周波数及び振幅が既知のト
ーン信号を発生する発生器のブロック図である。
【図3】図1に用いるモニタ装置のプロセッサ回路を示
すブロック図である。
【図4】図3に示すデジタル信号プロセッサによる開放
回路検出測定ルーチンのパアーアップ開始及び動作説明
する流れ図である。
【図5】図4のステップ105である開放回路の検出測
定手順を説明する流れ図である。
【図6】本発明に用いる他のプロセッサのブロック図で
ある。
【図7】本発明に用いるモニタ装置用のアナログ回路の
ブロック図である。
【図8】本発明に用いるプログラマブル発生器のプログ
ラムを示す流れ図である。
【図9】熱電対の受けた矩形波を整流して、この熱電対
の開放回路状態を検出する従来回路の回路図である。
【図10】電流パルスに応答して熱電対が発生する電圧
を測定して、この熱電対の開放回路状態を検出する従来
回路の回路図である。
【図11】放電経路内の熱電対を含む整流RC回路網に
パルスを供給し、このRC回路網内の累積した電荷に対
応する積分電圧をモニタし、開放回路状態によりRC放
電路が割り込まれて積分電圧が所定しきい値より高く上
昇した際に、熱電対の故障を知らせることにより、この
熱電対の開放回路状態を検出する従来回路の回路図であ
る。
【図12】電圧Vcompが矩形波になったときを検知し
て、熱電対の開放回路状態の存在を検出する従来回路の
回路図である。
【図13】図12の従来回路の動作を説明する波形図で
ある。
【符号の説明】
5 熱電対 60 トーン信号発生器 62 モニタ装置 64 スイッチ 66 センス・ノード(ノード手段) 71 プロセッサ

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電対を試験して開放回路を検出する装
    置であって、 トーン信号を受け、上記熱電対が上記トーン信号を受け
    るようにインタフェースするノード手段と、 既知のソース・インピーダンスで、既知の周波数及び既
    知の振幅の上記トーン信号を上記ノード手段に供給する
    発生器手段と、 上記ノード手段に得られたトーン信号のスペクトラム部
    分をモニタし、上記トーン信号のスペクトラム部分の振
    幅に応じて出力を発生するモニタ手段とを具えた開放回
    路検出装置。
  2. 【請求項2】 上記スペクトラム部分は、既知の周波数
    を包含する周波数をスパンすることを特徴とする請求項
    1の開放回路検出装置。
  3. 【請求項3】 上記発生器手段及び上記ノード手段間に
    直列結合され、上記トーン信号及び制御信号を受け、上
    記トーン信号を選択的に上記ノード手段に供給するスイ
    ッチ手段を更に具えたことを特徴とする請求項1の開放
    回路検出装置。
  4. 【請求項4】 上記発生器手段は、 クロック信号を受けて分周し、上記既知の周波数に対応
    する基本周波数の分周信号を発生する分周手段と、 上記分周信号をろ波し増幅して上記トーン信号を発生
    し、上記基本周波数成分を選択し、所定振幅を確立する
    処理手段と、 上記既知のソース・インピーダンスを与えて、上記処理
    手段が発生した上記トーン信号を上記ノード手段に与え
    る出力手段とを具えたことを特徴とする請求項1の開放
    回路検出装置。
  5. 【請求項5】 上記モニタ手段は、 上記トーン信号をデジタル的にサンプリングして、上記
    トーン信号をデジタル信号に変換するコンバージョン手
    段と、 ディスクリート・フーリエ変換により上記デジタル信号
    を変換し、その周波数スペクトラムを発生するトランス
    フォーム手段と、 上記周波数スペクトラムのスパンを解析し、上記既知周
    波数を含む上記スパン内のパワーが所定しきい値を越え
    たときを検出する検出器手段とを具えたことを特徴とす
    る請求項1の開放回路検出装置。
  6. 【請求項6】 上記発生器手段は、時間に応じて周波数
    が変化するトーン信号を発生し、 上記モニタ装置は、上記周波数の変化を追跡することを
    特徴とする請求項1の開放回路検出装置。
  7. 【請求項7】 既知のソース・インピーダンスを介し
    て、周波数及び振幅が既知のトーン信号を熱電対に供給
    し、 上記熱電対に影響された結果信号を求め、 上記結果信号のスペクトラム部分の振幅に応じて出力を
    発生することを特徴とする熱電対試験方法。
  8. 【請求項8】 上記スペクトラム部分は、上記既知の周
    波数を包含することを特徴とする請求項7の熱電対試験
    方法。
  9. 【請求項9】 上記出力発生過程は、上記スペクトラム
    部分の振幅が所定のしきい値に達したときに、上記出力
    を発生することを特徴とする請求項8の熱電対試験方
    法。
  10. 【請求項10】 トーン信号を発生する過程を含み、 該トーン信号発生過程は、 クロック信号を分周して、上記既知の周波数に対応した
    基本周波数の分周信号を発生し、 上記分周信号をろ波し増幅して、上記基本周波数成分を
    選択し、所定振幅として上記トーン信号を発生し、 上記トーン信号を出力する上記既知のソース・インピー
    ダンスを与えることを特徴とする請求項8の熱電対試験
    方法。
  11. 【請求項11】 上記供給ステップは、制御信号に応じ
    て、上記トーン信号を上記熱電対に選択的に供給するこ
    とを特徴とする請求項8の熱電対試験方法。
  12. 【請求項12】 周波数が時間に応じて変化する上記ト
    ーン信号を発生する過程を含み、上記トーン信号の周波
    数に関連した周波数を追跡して上記スペクトラム部分を
    試験することを特徴とする請求項8の熱電対試験方法。
  13. 【請求項13】 熱電対の開放回路状態を試験する方法
    であって、 周波数及び振幅が既知のトーン信号を上記熱電対に供給
    し、 上記熱電対から利用可能な結果信号を受け、 上記結果信号をデジタル的にサンプリングし、上記結果
    信号をデジタル信号に変換し、 ディスクリート・フーリエ変換により上記デジタル信号
    を処理し、上記結果信号の周波数スペクトラムを求め、 上記周波数スペクトラムのスパン内のパワー・レベルが
    所定の閾値を越えたときを検出することを特徴とする熱
    電対試験方法。
  14. 【請求項14】 上記スパンは、上記既知の周波数を包
    含することを特徴とする請求項13の熱電対試験方法。
  15. 【請求項15】 干渉ノイズに影響されない上記結果信
    号の周波数スパンに応じて、上記トーン信号用の上記既
    知の周波数を判断する過程を更に具えたことを特徴とす
    る請求項13の熱電対試験方法。
  16. 【請求項16】 上記判断する過程は、 (a)第1周波数の試験信号を熱電対に供給し、 (b)上記熱電対で利用可能な結果試験信号を受け、 (c)上記試験信号を変調し、 (d)上記変調が上記結果試験信号にて識別できない場
    合、上記試験信号の周波数を変化させ、 (e)上記変調が上記結果試験信号にて識別できるま
    で、ステップ(d)を繰り返し、 (f)上記変調が識別できる上記試験信号の周波数をト
    ーン信号の上記既知の周波数として用いることを特徴と
    する請求項15の熱電対試験方法。
  17. 【請求項17】 熱電対を試験する試験信号の周波数を
    選択する方法であって、 (a)既知の周波数の試験信号を上記熱電対に供給し、 (b)上記熱電対での結果信号を受け、 (c)上記試験信号を変調し、 (d)該変調が上記結果信号にて識別できない場合、上
    記試験信号の周波数を変更することを特徴とする試験信
    号の周波数選択方法。
  18. 【請求項18】 上記変調は振幅変調であることを特徴
    とする請求項17の熱電対試験方法。
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